JP2007286920A - 紙葉類処理システム、紙葉類処理装置及び紙葉類収納装置 - Google Patents

紙葉類処理システム、紙葉類処理装置及び紙葉類収納装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 紙葉類処理装置の取出装置、集積装置又は施封装置で共通に使用できるマルチカセットを使用することによりセキュリティを向上し、かつ操作性を改善する紙葉類処理装置を提供する。
【解決手段】 マルチカセット12は、扉124b、ドア122a、バックアッププレート123及びその滑止め機構、及びバネ125が本体12aに備えられている。また、供給台11には第1のキースイッチ126a及び第2のキースイッチ126bが備えられている。これらのキースイッチ126a及び126bをオフすることによって扉124b、ドア122a及び滑止め機構のロックが解除される。処理を開始すると、扉124bが開き、バックアッププレート123がバネ125によって紙葉類Pを紙葉類取出口122b側に引っ張られ、紙葉類Pが取出しローラ30側に押圧され、取出しローラ30が回転すると1回転に1枚ずつ紙葉類Pが取出される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、有価証券などの紙葉類を処理する紙葉類処理システムに関し、特に紙葉類の装填、供給及び装置内での集積に共通な紙葉類収納装置用いた紙葉類処理装置及び紙葉類収納装置に関する。
有価証券などの紙葉類を処理する紙葉類処理装置は、一括して投入された紙葉類を一定間隔に1枚ずつ取り出して搬送し、紙葉類の判別装置によって当該紙葉類の種類(以下、券種と称する。)判別、搬送方向判別、真偽判別(真券か偽券か)及び正損判別(再流通可能な正券か再流通不可能な損券か)を行い、この判別結果に基づいて紙葉類を区分し、施封装置又は集積装置などの処理装置に振り分けて処理する装置である。
この紙葉類処理装置の処理は、3段階(前処理、装置処理及び排除券処理)に分けて行われている。
第1段階は、前処理段階で、紙葉類を紙葉類処理装置で処理する前の段階である。操作員が紙葉類を受け入れて、登録を行うフェーズである。操作員は、紙葉類の受け入れを受け入れ伝票を基に行い受け入れ紙葉類の塊(バッチ)の登録を行う。このようなバッチ処理を行う装置では、特に小口のバッチ処理を行う場合、バッチ処理の単位ごとに紙葉類の最後にバッチカード又はヘッダーカードと言われているカードを挿入して区分して処理するヘッダーカード処理(又はバッチ処理)といわれる方法がある。この方法では、例えば識別符号をバーコードで付与したヘッダーカードが用いられ、バッチの登録の際には、このヘッダーカードの読み込みと処理する紙葉類の登録を行う。このようにして登録された紙葉類は、従来ダンボールなどの持ち運び可能なマルチカセットに収納されて紙葉類処理装置を操作する操作員に引き渡されていた。
第2段階は、装置処理の段階で、第1段階で登録された紙葉類を紙葉類処理装置で処理する段階である。操作員は、引き渡されたマルチカセットの中の紙葉類及びヘッダーカード(以下、紙葉類及びヘッダーカードをまとめて媒体と称する。)を取り出して紙葉類処理装置の取出部にセットし、計数開始指令を発行すると、紙葉類処理装置は、セットされた紙葉類を一定間隔に1枚ずつ取り出して搬送し、紙葉類判別装置によって紙葉類の種類やヘッダーカードの検出を行い、集積装置に集積又は施封装置で施封される。従って、この処理は入金処理とも言われている。なお、この入金処理の結果、ヘッダーカード、偽券及び搬送異常などにより判別できなかった紙葉類は排除券集積部に集積される。
第3段階は、排除券処理の段階で、操作員が排除券を処理する段階である。操作員は、紙葉類処理装置から排除されたヘッダーカードに印字されている識別番号をキー入力するか又はヘッダーカードのバーコードを読み込ませる。排除券がある場合には、ヘッダーカードと共に排除された紙葉類の種類及び枚数などを入力する(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−334362号公報 (第5頁、図5)
しかしながら、従来の紙葉類処理装置では、上記各処理間の紙葉類の受け渡しは、ダンボールなどで構成した処理ボックスが使用されている。また、第2段階では、操作員が収納箱から紙葉類を取り出して紙葉類処理装置にセットする作業が行われているため、紙葉類に対して外部から容易にアクセス可能なことと、紙葉類を紙葉類処理装置で処理する際には、操作員が紙葉類を収納箱から取出してセットする必要があり操作が面倒であるという課題があった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、第1段階で使用する処理ボックスを、取出装置及び集積装置又は施封装置で使用できるようにしたマルチカセットを使用することにより、紙葉類処理装置のセキュリティを向上しかつ操作性を改善するマルチカセット及びそのマルチカセットを用いた紙葉類処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載の紙葉類の処理システムは、紙葉類を受け付ける前処理手段と、この前処理手段によって受け付けられた前記紙葉類を処理する紙葉類処理装置と、を有する紙葉類処理システムであって、前記前処理手段は、前記紙葉類を収納して施錠又は開錠する施・開錠手段及び移動可能な取手を備えた紙葉類収納装置と、この紙葉類収納装置をセットする専用の受付台と、前記紙葉類収納装置を前記専用の受付台にセットしたときに、前記紙葉類収納装置の施・開錠手段を開錠又は施錠可能な第1のセキュリティ手段と、を備え、前記紙葉類処理装置は、前記紙葉類収納装置をセットする供給台と、この供給台に配置され、前記紙葉類収納装置の施・開錠手段を開錠又は施錠可能な第1のセキュリティ手段と、この第1のセキュリティ手段によって前記紙葉類収納装置の施・開錠手段を開錠したとき、前記紙葉類収納装置に収納された前記紙葉類を、一定の間隔で1枚ずつ取り出して搬送し、前記紙葉類を判別する紙葉類判別手段と、この紙葉類判別手段による判別の結果に基づいて前記紙葉類を券種ごとに区分して集積する集積手段又は施封する施封手段と、前記集積手段で集積する前記紙葉類の集積庫又は前記施封手段で施封する紙葉類把の集積庫として用いる前記紙葉類収納装置と、前記集積手段又は前記施封手段の施・開錠手段を開錠又は施錠可能な第2のセキュリティ手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項4記載の紙葉類処理装置は、搬送される紙葉類を処理する紙葉類処理装置であって、前記紙葉類を収納して施錠又は開錠する施・開錠手段及び移動可能な移動手段を備えた紙葉類収納装置と、この紙葉類収納装置をセットする供給台と、この供給台に配置され、前記紙葉類収納装置の施・開錠手段を開錠又は施錠可能な第1のセキュリティ手段と、この第1のセキュリティ手段によって前記紙葉類収納装置の施・開錠手段を開錠したとき、前記紙葉類収納装置に収納された前記紙葉類を、一定の間隔で1枚ずつ取り出して搬送し、前記紙葉類を判別する紙葉類判別手段と、この紙葉類判別手段による判別の結果に基づいて前記紙葉類を券種ごとに区分して集積する集積手段又は施封する施封手段と、前記集積手段で集積する前記紙葉類の集積庫又は前記施封手段で施封する紙葉類把の集積庫として用いる前記紙葉類収納装置と、前記集積手段又は前記施封手段の施・開錠手段を開錠又は施錠可能な第2のセキュリティ手段と、を備えたことを特徴とする。
さらに、請求項7記載の紙葉類の収納装置は、持ち運び可能な取手を有する本体と、この本体に収納され、前記紙葉類を立位状態で一括して投入する紙葉類投入口と、この紙葉類投入口を開閉する第1の開閉手段と、前記紙葉類投入口から投入された前記紙葉類を1枚ずつ取出す取出口と、この取出口を開閉する第2の開閉手段と、前記紙葉類投入口から投入された前記紙葉類の搬送方向後端に位置し、前記取出口方向に進退自在に移動可能な板状体と、この板状体の滑り止め手段と、前記板状体を前記取出口側に引っ張る引っ張り手段と、前記第1の開閉手段及び前記第2の開閉手段を施錠又は開錠する手段と、前記滑り止め手段による滑り止め機能をオン又はオフする手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、第1段階で使用する処理ボックスを、取出装置及び集積装置又は施封装置で使用できるようにしたマルチカセットを使用することにより、紙葉類処理装置のセキュリティを向上しかつ操作性を改善できる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の実施例による紙葉類収納装置としてのマルチカセットを用いた紙葉類処理装置110を備えた紙葉類処理システム図である。この紙葉類処理システム図には、紙葉類処理装置110、上位システムDB(データベース)100、前処理用情報登録PC(パーソナルコンピュータ)120及び排除券入力用情報登録PC130が設けられている。
前処理用情報登録PC120には、ハンドスキャナ121が接続されており、ヘッダーカードの登録処理が行われる。ヘッダーカードの登録処理とは、ヘッダーカードに印刷されているバーコードをハンドスキャナ121で読み取り、その読み取りデータを情報登録PC120から上位システムDB100に送信することである。このようにして登録されたヘッダーカード及び紙葉類からなる1バッチの紙葉類PBをマルチカセット12にセットする。この処理によって第1段階である前処理が終了する。このようにしてマルチカセット12にセットされた1バッチの紙葉類PBは、紙葉類処理装置110に供給される。
紙葉類処理装置110は、操作部550及び紙葉類処理機1で構成され、上位システムDB100に通信回線を経て接続されている。
操作部550は、紙葉類処理機1で行う業務内容の指示、その指示された業務内容に基づく取引内容の指定、及び紙葉類処理機1での取引結果を入手し、その入手結果を上位システムDBに送信する。すなわち、紙葉類処理機1で読み取ったヘッダーカード番号および処理した計数金額を送信する。この処理によって第2段階である装置処理が終了する。
紙葉類処理機1は、操作部550に接続され、操作部550からの取引指示に基づいて、上記マルチカセットにセットされた紙葉類が供給される(詳細は、後述する。)。上記紙葉類処理機1によって紙葉類が1枚ずつ判別され、その判別結果に基づいて区分処理される。この紙葉類処理中に排除券が発生した場合、発生した排除券は、リジェクト集積部に、排除券(リジェクト券)、ヘッダーカードの順番に集積される。
排除券入力用登録PC130には、ハンドスキャナ131が接続されており、操作員によって上記リジェクト集積部に集積された排除券(リジェクト券)の入力処理が行われる。排除券は、ヘッダーカードに挟まれてリジェクト集積部に集積されている。操作員は、当該ヘッダーカードに印字されているバーコードをハンドスキャナ131で読み取る。読み取った結果は排除券入力用登録PC130の操作表示部132に表示される。また、排除券の供給元を示すアカウント番号、排除券の券種及び枚数からなる金額が排除券入力用登録PC130の操作表示部132又は入力部133から入力される。これら入力されたデータは、上位システムDB100に送信される。この処理によって第3段階である排除券処理が終了する。
図2は、図1に示す紙葉類処理装置110の概略構成図である。紙葉類処理装置110は、紙葉類処理機1及び操作部550で構成されている。
操作部550に接続された操作表示部552から操作員の操作によって、入金業務、整理業務などの取引方法の設定、処理した紙葉類Pを収納するマルチカセット12を設定するカセットアサイン、及び紙葉類Pの正損レベル設定などが行われる。この設定の後、操作員が供給台11にマルチカセット12をセットする。操作部550から紙葉類処理機1による処理を開始すると、マルチカセット12の紙葉類取出口のロックが解除されて開き、中にある紙葉類Pが押し出されてくる。この押し出された紙葉類Pは、取出しローラ30によって1枚ずつ取り出されて搬送され、紙葉類判別装置19によって当該紙葉類Pの券種判別、搬送方向判別、真偽判別及び正損判別並びにヘッダーカード(カード)の判別が行われる。この判別結果に基づいて当該紙葉類及びヘッダーカードは、集積又は施封される。詳細は後述する。
また、設定した業務の取引終了時には、各業務終了に伴う取引の区切り処理が行われる。さらに、1日の業務終了などの単位で取引計数を集計し、上位システムDB100に取引結果を通知するバランス処理が行われる。この上位システムDB100には、例えば、本実施例の紙葉類処理装置110が複数台接続され、各紙葉類処理装置110の稼動状況の把握や、各紙葉類処理装置110からの処理結果の集計を行うことができる。
入金業務とは、予め合計金額のわかっている複数券種の紙葉類Pを、紙葉類処理装置110を用いて、券種ごと、搬送方向ごと、正損ごとに区分し、紙葉類処理装置110で計数した金額が正しいことを確認し、上位システムDB100に登録する業務である。なお、この業務によって処理された紙葉類Pは、上述した集積装置57〜62にセットされた紙葉類収納装置としてのマルチカセット12に集積され、又は施封部4で100枚ごとに施封され紙葉類把(以下、把と称する。)が形成される。
整理業務とは、入金業務において上位システムDB100に計数を登録しない業務である。取引した券種を計数することが目的ではなく、一度入金業務などで計数を行った券種をさらに詳細に(例えば、表裏及び正損ごとに)集積装置57〜62の各マルチカセット12に集積したり、施封を行ったりするために使用する。
カセットアサインとは、集積装置57〜62の各マルチカセット12に収納する券種、及び施封部4で施封する券種を設定することである。
正損レベル設定とは、再流通可能な正券と再流通不可能な損券に区分する閾値である正損判別レベルを設定することである。詳細は後述するが、正損判別レベルの値が大きくなるほど損券枚数が多くなる。
取引の区切り処理とは、各取引終了後、例えば操作表示部552に設けられた完了ボタン(図示しない)が押下されたとき、上記集積装置57〜62に集積された紙葉類を各マルチカセット12に収納する処理のことで、紙葉類が収納された各マルチカセット12は、操作員によって空のマルチカセット12と交換される。
ここで、紙葉類Pが搬送されるときの搬送方向について説明する。紙葉類Pは、表(Face:表を上にした状態)、裏(Back:裏を上にした状態)、正(Foward:紙葉類の表もしくは裏の印刷が正立した状態)、逆(Reverse:紙葉類の表もしくは裏の印刷が倒立した状態)の4種類あり、これらを組み合わせた表正FF、表逆FR、裏正BF、裏逆BRからなる4種類の搬送方向が形成される。
紙葉類処理機1は、マルチカセット12をセットする供給部10、この供給部10に供給されたマルチカセット12紙葉類取出口122bから紙葉類Pを取出す取出しローラ30及びこの取出しローラ30によって取出された紙葉類Pを搬送する搬送路16を有している。また、この搬送路16によって搬送される紙葉類Pの搬送状態を検出し補正を行う整列ユニット210が配置されている。さらに、この整列ユニット210によって搬送補正された紙葉類Pを1枚ずつ判別する紙葉類判別部19、及び上記ヘッダーカードの識別符号であるバーコードを読み取る読取手段としてのバーコードリーダ70が搬送路16に沿って配置されている。
紙葉類判別部19による紙葉類Pの判別結果、厚さ検知装置の検知結果及びバーコードリーダ70の読取結果は、紙葉類処理装置110を制御する主制御部(制御手段)500に送信される。
主制御部500は、受信した判別結果に基づいて、後述する搬送制御部、施封制御部400を制御する。搬送制御部は、紙葉類の搬送を制御するもので、分岐ゲートG1、G2、・・・G8、及び搬送方向を揃えるために反転する反転処理部を制御する。このようにして搬送方向の揃えられた紙葉類Pは、操作表示部552によって設定された区分方法に基づいて施封する施封部4で施封され、又は券種ごとに集積する集積部50で集積される。
さらに、紙葉類処理機1はインターフェース501を介して操作部550に接続されている。以下、紙葉類処理機1の構成を紙葉類Pの供給部10から順に説明する。
供給部10は、供給台11を有しており、マルチカセット12をセットできるように構成されている。この供給台11にマルチカセット12をセットし、取出し開始釦(図示しない)をオンすると、マルチカセット12の先端に設けられた紙葉類取出口122bのドア122aが開き、マルチカセット12のバックアッププレート123の滑止め機構であるラッチ機構が解除される。このラッチ機構の解除によって、バックアッププレート及び紙葉類Pは、バックアッププレート123の両側面に設けられたバネ125のバネ力によって紙葉類取出口122b側に押圧される。すなわち、マルチカセット12内の紙葉類Pは、取出しローラ30に押圧された状態になる。
この状態において、取出しローラ30が回転することにより一定間隔を有してマルチカセット12に装填されている紙葉類Pの最先端の紙葉類Pから順に1枚ずつ取出される。
搬送路16は、搬送面に対して対向するベルトで紙葉類Pを複数箇所挟持する。この搬送ベルトを掛け回した搬送ローラを駆動することによって紙葉類Pを搬送する。
分岐ゲートG1は、例えば、リジェクト券と、処理券とに振り分けるゲートである。リジェクト券とは、紙葉類判別部19で紙葉類Pを判別した結果、紙葉類Pが偽券、又は折れ、破れ及びスキューなどにより判別のできない「判別不能券」と判別された紙葉類をいう。この判別結果を搬送制御部が受信すると、分岐ゲートG1を右側(時計方向)に回動することにより、当該リジェクト券を排除券集積部80に集積する。ヘッダーカードは、リジェクト券として排除券集積部80に集積される。
また、処理券とは、紙葉類判別部19で判別された紙葉類Pが真券で正券、又は真券で損券をいう。搬送制御部は、その判別結果を受信すると、分岐ゲートG1を左側(反時計方向)に回動して、当該紙葉類を区分処理する。
反転処理部は、スイッチバック反転部(図示しない)及び表裏反転部9で構成され、紙葉類Pの取り揃える方向により上記スイッチバック反転部及び表裏反転部9の一方、若しくは両方が使用される。
分岐ゲートG2は、表裏反転分岐ゲートである。紙葉類判別部19で判別された紙葉類Pの搬送方向の判別結果に基づき、表裏反転を必要とする場合に右側(時計方向)に回動し、紙葉類Pを図示矢印A6で示す表裏反転部9を通過させる。また、表裏反転を必要としない場合、分岐ゲートG2を、左側に回動し、紙葉類Pを図示矢印A4で示す方向に搬送させる。
表裏反転部9は、紙葉類判別部19の券種判別及び搬送方向判別で判別された結果に基づき、紙葉類Pの搬送方向の表裏を取り揃えるために反転する。例えば搬送方向が裏正(BF)の場合、表裏反転部9によって表正FFになる。
分岐ゲートG3は、搬送される紙葉類Pを搬送路16から施封部4、又は集積部50に分岐する分岐ゲートである。搬送される紙葉類Pが主制御部500によって施封するように指定された券種の場合、搬送制御部は、分岐ゲートG3を右側(時計方向)に回動し、紙葉類Pを施封部4が設けられている図示矢印A40の方向に搬送する。また、それ以外の券種の紙葉類Pは、分岐ゲートG3から分岐ゲートG4〜G8を経由して集積装置57〜62に集積するように振り分けられる。
施封部4及び集積部50には、紙葉類Pが搬送される搬送路から分離するために搬送路の終端に紙葉類Pを集積する集積装置として羽根車集積装置が設けられている。
この羽根車集積装置は、例えば、集積装置57の場合、羽根車57a、一時集積庫57b、シャッター57c、マルチカセット12、及び集積を補佐するプッシャ(図示しない)などで構成される。
羽根車57aは、複数の羽根が回転軸の周辺に組み込まれており、搬送されてきた紙葉類Pを羽根と羽根の間で受け取れるように紙葉類Pの搬送に同期して回転している。この羽根車を使用することによって、高速に搬送される紙葉類Pの運動エネルギーを吸収し、かつ紙葉類Pを整位しながら一時集積庫57bに集積する。
一時集積庫57bは、集積装置57で使用される一時集積庫57bと、施封部4の一時集積庫42bとでは以降で処理する目的が異なるために形態が異なっている。
集積装置(集積手段)57で使用される一時集積庫57bには、シャッター57cが備えられており、このシャッター57cの上に紙葉類Pが集積される。そして、このシャッター57cに集積された紙葉類Pは、例えば満杯になったとき、又は業務終了指示(図示しない)などがあると、シャッター57cが開き、プッシャー57c下部に設けられた集積庫としてのマルチカセット12に設けられたバックアッププレート123の上に落下する。このバックアッププレート123は、取出口122b方向に進退自在に移動可能な板状体で構成されていり。このバックアッププレート123に落下した紙葉類Pは、プッシャーによってマルチカセット12に押し込まれる。
マルチカセット12は、上記一時集積庫同様に、業務中にマルチカセット12に収納された紙葉類満杯又は操作部550からの指示によって、集積装置57にセットされているマルチカセット12の交換業務に入ることができる。
このマルチカセット12の交換業務を説明する。紙葉類処理機1は、操作員による操作部550からの指示によりマルチカセット12の第2のセキュリティ手段としての施・開錠手段を開錠する(ロックを解除する)ここでは、操作部550からの指示に基づいて電磁的方法によって開錠される。このロック解除とは、例えば集積装置57のマルチカセット12の場合、当該集積装置57にマルチカセット12を固定しているロックを解除することを意味する。
操作員は、ロック解除されたマルチカセット12を集積装置57から取外し、空のマルチカセット12をセットする。この空のマルチカセット12をセットすることによって、再度集積装置57にマルチカセット12がロックされる。
紙葉類の入っているマルチカセット12は、紙葉類取出口122b及び紙葉類投入口がマルチカセット12の本体12aにロックされている。この紙葉類投入口のロックを解除するには独立した2個のキーによって行う(詳細は後述する。)。従って、押し込まれる紙葉類の枚数が増えるとバックアッププレート123は下側に移動する。以上の動作は、集積装置57〜62で共通である。
施封部4は、第1集積部42、第2集積部43、搬送部、紙帯部46、帯送り部47、帯巻部48で構成される。本実施例では、施封部4が、上記第1集積部42、第2集積部43を有している場合を説明するが、必要に応じてこれら2個の集積部を対にして複数セット用いてもよい。
第1集積部42及び第2集積部43は、共に同様に構成されているため、第1集積部42についてその構成を説明し第2集積部43の説明を省略する。
第1集積部42には、施封搬送路40Aから紙葉類を分岐する分岐ゲートG12、振り分けられた紙葉類Pを搬送する搬送路40B、搬送路40Bの終端から送り出された紙葉類を受け取る羽根車42a、この羽根車42aによって受け取られた紙葉類Pを集積する一時集積庫42b、集積された紙葉類Pを押圧するプッシャー(図示しない)が設けられている。以下、施封部4の各部構成について説明する。
一時集積庫42bは、搬送される紙葉類Pを計数し100枚に達すると、続けて搬送される紙葉類Pを一時集積庫43bに集積させるために切り替えゲートG12及びG13を切り替える。その後、この一時集積庫42bに集積された紙葉類の施封を行う。以下この施封動作を説明する。
一時集積庫42bに集積された100枚紙葉類は、搬送キャリア44に渡される。搬送キャリア44は、図示矢印で示す縦搬送及び横搬送され、帯巻部48に100枚紙葉類を渡す。
この搬送キャリア44から渡された100枚紙葉類は、紙帯部46から供給された紙帯が帯送り部47で送られ帯巻部48に達すると、帯巻部48はこの紙帯を用いて上記100枚紙葉類の所定部位を帯巻きする。このようにして帯巻された100枚紙葉類からなる把Hが形成される。
帯巻部48で形成された把Hは、マルチカセット12に収納される。このマルチカセット12に収納される方法は、集積装置57のマルチカセット12に紙葉類Pを集積する方法と同様、シャッター63c及び紙葉類取出口122bの扉が開き、把Hをマルチカセット12に入れ、その上から押込み棒で中に押込む。このようにして集積された把Hの様子を図2に示してある。
図3は、図2に示す紙葉類処理装置110を制御する主制御部500、紙葉類判別部19、搬送制御部26、施封制御部400、バーコードリーダ70及び操作部550の接続状態を示すブロック図である。
主制御部500は、操作部550の指示に基づいて、搬送される媒体の判別結果を紙葉類判別部19から受信し、媒体を区分処理するために、搬送制御部26、及び施封制御部400を制御する。また、媒体判別結果を操作部550に送信する。
紙葉類判別部(判別手段)19は、搬送される媒体の券種判別、搬送方向判別、真偽判別、正損判別、及び厚さ判別を行う。上記券種判別は、媒体表面の色又は模様又はその組み合わせ及び形状から紙葉類Pの券種又はヘッダーカードを判別する。
上記判別を行うために、複数のセンサ1〜nが設けられており、これらセンサ1〜nの出力信号を増幅する増幅回路1〜n、及びこの増幅回路1〜nの出力信号を処理する処理手段から構成される。この処理手段は、A/D変換するためのA/D変換部24、このA/D変換部24でA/D変換されたデータを論理演算する論理回路部23、この論理回路部23の出力信号から券種判別、真偽判別(本物か偽物か)、正損判別及びヘッダーカード判別が行われる。
紙葉類判別部19の制御は、全体を制御するCPU21、このCPU21によってアクセスされる記憶部25及びCPU21で判別された結果を主制御部500との間で通信するためのI/F部22で構成される。
搬送制御部26は、紙葉類判別部19の判別結果により、搬送される紙葉類Pの行き先を決定して、紙葉類Pの搬送制御を行うCPU27と、このCPU27によってアクセスされる記憶部29と、主制御部500とのI/F部28とで構成される。
主制御部500は、主制御部500を制御するCPU504、記憶部505、インターフェース部503を備えており、紙葉類判別部19、搬送制御部26、及び施封制御部400に接続される。また、インターフェース501を介して操作表示部552と接続される。
CPU504は、操作表示部552から操作員によって設定された入金業務、整理業務などの取引方法の設定、処理した紙葉類Pを収納する収納庫を設定するカセットアサインの設定、及び紙葉類の判別レベルである正損判別レベル設定などの情報を紙葉類判別部19に送信する。また、紙葉類Pの判別結果を紙葉類判別部19から受信し、操作部550に送信する。ここでは、取引の区切り処理が行われた際の取引計数が送信される。
図4は、本発明の紙葉類収納装置としてのマルチカセット12を紙葉類処理機1の供給台11にセットした状態の斜視図である。図4には、マルチカセット12の構成が示されている。マルチカセット12は、紙葉類処理機1で処理する紙葉類Pを投入又は処理した紙葉類Pを集積するカセットで、紙葉類の供給部10、集積部50及び施封部4で共通に利用できるように構成したものである。
このマルチカセット12は、紙葉類Pをバッチ単位で投入可能な第1の開閉手段としての扉124b及び取手124cを有する紙葉類投入口124a、紙葉類Pを取出すために開閉可能な第2の開閉手段としてのドア122aを有する紙葉類取出口122b、バックアッププレート123、バックアッププレート滑止め機構(ラッチ機構、図示しない)、バックアッププレート123を紙葉類取出口122b側に引っ張る引っ張り手段としてのバネ125、125及びこれらを収納する本体12aを備えている。
なお、供給台11には第1のセキュリティ手段としての第1のキースイッチ126a及び第2のキースイッチ126bが備えられている。この第1のキースイッチ126a及び第2のキースイッチ126bに連結された機構部により前記第1の開閉手段である扉124b及び前記第2の開閉手段であるドア122aが施錠又は開錠することができる。
上記のように構成されたマルチカセット12を紙葉類処理機1の供給台11にセットした場合の動作を説明する。
紙葉類処理機1の供給台11にセットされた初期状態では、マルチカセット12の中にはバッチ処理前の紙葉類Pがバックアッププレート123と紙葉類取出口122bの扉122aの間に立位状態で積層されている。この状態では、バックアッププレートの滑止め機構(ラッチ機構)が解除されていないためバネ力によるバックアッププレート123に対する紙葉類取出口122b方向の押圧力がかからない。
次に、装置の操作員が管理する第1のキースイッチ126a及びセキュリティ管理者が管理する第2のキースイッチ126bをオフ(マルチカセット12に紙葉類Pが投入され、紙葉類処理機1にセットする前はキースイッチ126a、126bがオンになっている。)することによって紙葉類投入口124aの扉124bのロック及び紙葉類取出口122bのドア122aのロックが解除される。
次に、操作部551の取出し開始釦をオンし、紙葉類処理機1による処理を開始すると、扉122aが開き、上記バックアッププレートの滑止め機構123のラッチが解除される。このラッチが解除されることによって、滑止め機構が働かなくなり、バックアッププレート123がバネ125、125によって紙葉類取出口122b側に引っ張られる。なお、図には手前側のみバネ125、125が示されているが、反対側の側面にもバネ125、125が設けられているのは当然である。この結果、紙葉類Pは、バックアッププレート123に押し出され取出しローラ30側に押圧される。紙葉類Pの取出しはこの押圧力と関連が深く、強すぎると紙葉類Pの2枚取りが発生したり、弱すぎると紙葉類Pを取り込まなかったりする場合があるため、事前に最適なバネ力が選択される。
この状態で取出しローラ30が回転すると1回転に1枚ずつ紙葉類Pを取出す。取出された紙葉類Pがその後処理される様子はすでに説明した通りである。
図5は、第2段階である装置処理の集積装置57〜62又は施封集積装置63にマルチカセット12を用いた場合の動作を説明する図である。この場合には、マルチカセット12の紙葉類取出口122bが上位に位置し、バックアッププレート123が下部に位置するように配置される。以下に、集積装置57にマルチカセット12を用いた場合を例に説明する。なお、施封装置63にマルチカセット12を用いた場合は、集積される媒体が紙葉類Pではなく、紙葉類把Hになるだけで、その他の動作は同様であるため、その説明を省略する。
上述したように、シャッター57cの上に紙葉類Pが集積される。そして、このシャッター57cに集積された紙葉類Pは、満杯又は業務指示によってシャッター57cが図示矢印A10に示す方向に開く。この際同時に紙葉類取出口122bのドア122aが図示矢印A11の方向に開く。この結果、シャッター57cに集積された紙葉類Pは、マルチカセット12のバックアッププレート123又は既に集積されている紙葉類Pの最上部の紙葉類Pの上に落下する。その後、プッシャー57dが落下した紙葉類Pをマルチカセット12の中に図示矢印A12の方向に押し込む。押し込んだ後、プッシャー57dは上昇し初期位置に復帰する。
次に、このプッシャー57dによる押し込み動作の詳細を説明する。バックアッププレート123は、初期状態ではマルチカセット12内の上部にあり、その上に紙葉類Pが集積される。上記プッシャー57dが起動したときには、この集積された紙葉類Pをマルチカセット12の中の所定の位置に到達するまで所定量押し込む。この結果、集積された紙葉類Pの最上部の紙葉類Pがマルチカセット12の紙葉類取出口122bから上にはみ出ない位置まで押し込まれる。この押し込みによってバックアッププレート123が降下する。こバックアッププレート123は長手方向の両側面に設けられた滑止め機構(ラッチ機構、図示しない)によってその押し込まれた位置が適度に保持される。この結果、一時集積庫に集積された紙葉類の厚さに応じてバックアッププレート123が降下する両が変動することになる。このようにしてマルチカセット12に紙葉類が集積される。
図6は、本発明のマルチカセットを前処理に用いた場合の動作を説明する図である。本実施例では、空のマルチカセット12を専用の受付台122にセットする。
次に、操作員が管理するキースイッチ122a及びセキュリティ管理者が管理するキースイッチ122bをオフする。この操作によって、マルチカセット12の紙葉類投入口扉124b及び紙葉類取出口122bのドア122aをマルチカセット本体12aに固定しているロックが解除され、かつ、バックアッププレート123のラッチが解除される。この際のロックを解除する方法は、鍵を用いる場合のように機構的に解除する方法でも電磁ロックを電気的に解除する方法でもかまわないが、本実施例では、よく知られた方法によって機構的に解除する方法を用いている。
次に、取手124cを持ち上げて紙葉類投入口扉124bを開く。図はこの紙葉類投入口扉124bを開いた状態を示す。
次に、バッチ処理を行う紙葉類Pの登録を行う。この紙葉類Pが例えば紙幣の場合には、処理するバッチの金種、枚数、金額などの登録を情報登録PC120の操作画面から行う。また、このバッチ処理の単位ごとにヘッダーカードを発行し、この発行されたヘッダーカードをバーコードリーダ121で読取り、処理するバッチ処理の最後に挿入して1バッチ(以下、1バッチのことを処理する最小単位の意味でバッチと称する。)を形成する。
このようにして登録されたバッチを、紙葉類取出口122bとバックアッププレート123の間に挿入する。バックアッププレート123はラッチが解除されておりバネ125、125によって挿入した紙葉類Pは立位状態のまま紙葉類取出口122b側に押圧され保持される。また、このようなバッチが複数ある場合には、マルチカセット12に収納可能な範囲で同様に挿入することができる。
マルチカセット12に対するバッチの挿入が完了したら、紙葉類投入口124を閉じ、キースイッチ122a及びキースイッチ122bをオンにすることによって、紙葉類投入口124及び紙葉類取出口ドア122aが再度ロックされ、かつ、バックアッププレート123の滑止め機構(ラッチ)が機能するようになる。
以上の処理によって、マルチカセット12に挿入された紙葉類Pはマルチカセット12内部に保持され、持ち運び可能になる。この状態のマルチカセット12は、鍵のかかった金庫同様であり、外部から容易に紙葉類Pにアクセスすることができない。以上の処理で前処理が終了する。持ち運ぶ際には取手124cをもって運ぶことができる。
なお、集積部50に用いられたマルチカセット12に集積された紙葉類Pを整理業務などで取り出す場合には、上述同様に、当該マルチカセット12を専用の受付台122にセットし、キースイッチ122a、キースイッチ122bをオフすることにより、紙葉類投入口124aを開き、紙葉類Pを取出すことができる。
本発明の実施例によるマルチカセットを用いた紙葉類処理装置を備えた紙葉類処理システムのシステム図。 紙葉類処理装置の概略構成図。 図2に示す紙葉類処理装置を制御する各部の接続状態を示すブロック図。 本発明のマルチカセットを紙葉類処理機の供給台にセットした状態の斜視図。 本発明のマルチカセットを集積装置に用いた場合の動作を説明する図。 本発明のマルチカセットを前処理に用いた場合の動作を説明する図。
符号の説明
H 100枚紙葉類
P 紙葉類
G1〜G8 分岐ゲート
G12〜G14 分岐ゲート
1 紙葉類処理機
10 供給部
11 供給台
12 マルチカセット
122a 紙葉類取出口
123 バックアッププレート
124 紙葉類投入口
125 バネ
126a、126b キースイッチ
19 紙葉類判別装置
30 取出しローラ
4 施封部
42 第1集積部
43 第2集積部
42b、43b 一時集積庫
44 キャリア
46 紙帯部
47 帯送り部
48 帯巻部
42F 搬送キャリア
50 集積部
57〜62 集積装置
57cシャッター
57D プッシャー
63 施封集積装置
400 施封制御部
500 主制御部
550 操作部

Claims (7)

  1. 紙葉類を受け付ける前処理手段と、この前処理手段によって受け付けられた前記紙葉類を処理する紙葉類処理装置と、を有する紙葉類処理システムであって、
    前記前処理手段は、
    前記紙葉類を収納して施錠又は開錠する施・開錠手段及び移動可能な取手を備えた紙葉類収納装置と、
    この紙葉類収納装置をセットする専用の受付台と、
    前記紙葉類収納装置を前専用の受付台にセットしたときに、前記紙葉類収納装置の施・開錠手段を開錠又は施錠可能な第1のセキュリティ手段と、を備え、
    前記紙葉類処理装置は、
    前記紙葉類収納装置をセットする供給台と、
    この供給台に配置され、前記紙葉類収納装置の施・開錠手段を開錠又は施錠可能な第1のセキュリティ手段と、
    この第2のセキュリティ手段によって前記紙葉類収納装置の施・開錠手段を開錠したとき、前記紙葉類収納装置に収納された前記紙葉類を、一定の間隔で1枚ずつ取り出して搬送し、前記紙葉類を判別する紙葉類判別手段と、
    この紙葉類判別手段による判別の結果に基づいて前記紙葉類を券種ごとに区分して集積する集積手段又は施封する施封手段と、
    前記集積手段で集積する前記紙葉類の集積庫又は前記施封手段で施封する紙葉類把の集積庫として用いる前記紙葉類収納装置と、
    前記集積手段又は前記施封手段の施・開錠手段を開錠又は施錠可能な第2のセキュリティ手段と、を備えたことを特徴とする紙葉類処理システム。
  2. 前記第1のセキュリティ手段は、
    少なくとも2個のキースイッチを有し、この2個のキースイッチが共にオン状態にあるときに前記紙葉類収納装置の前記施・開錠手段が開錠し、共にオフ状態にあるとき前記施・開錠手段が施錠されることを特徴とする請求項1記載の紙葉類処理システム。
  3. 前記第2のセキュリティ手段は、
    前記集積手段又は前記施封手段による集積動作と連動して前記紙葉類収納装置の施・開錠手段を施錠又は開錠することを特徴とする請求項1記載の紙葉類処理システム。
  4. 搬送される紙葉類を処理する紙葉類処理装置であって、
    前記紙葉類を収納して施錠又は開錠する施・開錠手段及び移動可能な移動手段を備えた紙葉類収納装置と、
    この紙葉類収納装置をセットする供給台と、
    この供給台に配置され、前記紙葉類収納装置の施・開錠手段を開錠又は施錠可能な第1のセキュリティ手段と、
    この第1のセキュリティ手段によって前記紙葉類収納装置の施・開錠手段を開錠したとき、前記紙葉類収納装置に収納された前記紙葉類を、一定の間隔で1枚ずつ取り出して搬送し、前記紙葉類を判別する紙葉類判別手段と、
    この紙葉類判別手段による判別の結果に基づいて前記紙葉類を券種ごとに区分して集積する集積手段又は施封する施封手段と、
    前記集積手段で集積する前記紙葉類の集積庫又は前記施封手段で施封する紙葉類把の集積庫として用いる前記紙葉類収納装置と、
    前記集積手段又は前記施封手段の施・開錠手段を開錠又は施錠可能な第2のセキュリティ手段と、を備えたことを特徴とする紙葉類処理装置。
  5. 前記第1のセキュリティ手段は、
    少なくとも2個のキースイッチを有し、この2個のキースイッチが共にオン状態にあるときに前記紙葉類収納装置の前記施・開錠手段が開錠し、共にオフ状態にあるとき前記施・開錠手段が施錠されることを特徴とする請求項4記載の紙葉類処理装置。
  6. 前記第2のセキュリティ手段は、
    前記集積手段又は前記施封手段による集積動作と連動して前記紙葉類収納装置の施・開錠手段を施錠又は開錠することを特徴とする請求項4記載の紙葉類処理装置。
  7. 持ち運び可能な取手を有する本体と、
    この本体に収納され、前記紙葉類を立位状態で一括して投入する紙葉類投入口と、
    この紙葉類投入口を開閉する第1の開閉手段と、
    前記紙葉類投入口から投入された前記紙葉類を1枚ずつ取出す取出口と、
    この取出口を開閉する第2の開閉手段と、
    前記紙葉類投入口から投入された前記紙葉類の搬送方向後端に位置し、前記取出口方向に進退自在に移動可能な板状体と、
    この板状体の滑り止め手段と、
    前記板状体を前記取出口側に引っ張る引っ張り手段と、
    前記第1の開閉手段及び前記第2の開閉手段を施錠又は開錠する手段と、
    前記滑り止め手段による滑り止め機能をオン又はオフする手段と、
    を備えたことを特徴とする紙葉類収納装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106447920A (zh) * 2016-11-30 2017-02-22 广东技术师范学院 一种公共汽车便捷式收费装置

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