JP4619764B2 - 特定有価証券入金機および特定有価証券入金方法 - Google Patents

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Description

本発明は、金融機関等において特定有価証券の入金処理に使用される特定有価証券入金機および特定有価証券入金方法に関する。
従来、銀行等の金融機関では、店内の現金の入出金を管理する現金処理機として出納機が設けられており、窓口担当者は出納機を用いて窓口の入出金機へ現金を回す回出金を行ったり、窓口の入出金機から回収してくる回入金を行ったりしている。また、渉外員は渉外先へ持ち出す出金処理や、渉外先から持ち帰った現金等の入金処理を行っている。
ところで、このような現金処理機では、現金を現金処理機に投入することにより現金の入金処理は行うことができるが、小切手や手形等の有価証券の入金処理は現金処理機により行うことができない。このため、このような有価証券については窓口で受け付けた後に、係員が入金データを取りまとめてキー入力することにより入金処理を行い、有価証券の現品は手作業で分類処理を行うか、集中センター等において仕分け機で仕分けして管理していた。
一方、このような小切手や手形等の有価証券のデータの入力に関しては、小切手や手形に印刷された情報を人手によらず自動で読み取って個別に保持する技術が開示されている(たとえば特許文献1参照)。
特開2002−366772号公報
しかしながら、従来の係員が入金データを取りまとめてキー入力する方法では、係員の計数ミスにより照合に時間がかかったり、入金処理と仕分け処理が異なる時間、場所で行われるため係員の作業が繁雑になるという問題がある。したがって、小切手や手形等の有価証券についても入金処理を行う際に現品を一緒に処理できることが非常に効率的であり望ましいが、このような処理を実現させる技術は未だ開発されていないのが現状である。
また、上記の特許文献1に記載された技術では、小切手や手形に印刷されたデータを人手によらず自動で読み取って個別に保持することはできるが、データの読み取り、保持にとどまり、このデータを入金処理に用いることはできない。
そして、小切手などの有価証券は現金とは取り扱いが異なるため、有価証券の現品を厳密に管理するとともに該有価証券のデータも現品と対応させて特に厳密に管理することが必要である。
この発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、小切手等の特定有価証券について有価証券のデータを現品と対応させて厳密に管理するとともに該データを用いて効率良く且つ確実に入金処理と現品処理とを行うことが可能な特定有価証券入金機および特定有価証券入金方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1の発明にかかる特定有価証券入金機は、現金および特定有価証券の入金処理を行う現金処理機と通信可能に接続され、特定有価証券の情報を認識して該特定有価証券の入金処理用データの生成および格納を行い、該特定有価証券を収納する特定有価証券入金機であって、特定有価証券の入金処理用データを、該特定有価証券の収納場所と該入金処理用データの現金処理機へのデータ計上処理の終了の有無との2つの要件の組み合わせにより分類して管理することを特徴とする。
また、請求項2の発明にかかる特定有価証券入金機は、請求項1の発明において、入金処理用データを、特定有価証券が機内に収納されており且つ入金処理用データの現金処理機へのデータ計上処理が未処理である特定有価証券の入金処理用データである第1のデータと、特定有価証券が機内に収納されており且つ入金処理用データの現金処理機へのデータ計上処理が処理済みである特定有価証券の入金処理用データである第2のデータと、特定有価証券が機外に保持されており且つ入金処理用データの現金処理機へのデータ計上処理が未処理である特定有価証券の入金処理用データである第3のデータと、特定有価証券が機外に保持されており且つ入金処理用データの現金処理機へのデータ計上処理が処理済みである特定有価証券の入金処理用データである第4のデータとの4種類のデータに分類して管理することを特徴とする。
また、請求項3の発明にかかる特定有価証券入金機は、請求項2の発明において、自機内に収納している特定有価証券を回収した場合に、該回収した特定有価証券については第1のデータを第3のデータにデータの分類を変更して管理することを特徴とする。
また、請求項4の発明にかかる特定有価証券入金機は、請求項2の発明において、自機内に収納している特定有価証券を回収した場合に、該回収した特定有価証券については第2のデータを第4のデータにデータの分類を変更して管理することを特徴とする。
また、請求項5の発明にかかる特定有価証券入金機は、請求項2の発明において、自機の締め上げ処理時に第3のデータが存在する場合に、該第3のデータの現金処理機へのデータ計上処理を促す処理を行うことを特徴とする。
また、請求項6の発明にかかる特定有価証券入金機は、請求項2の発明において、第3のデータの現金処理機へのデータ計上処理を行った場合に、該第3のデータを第4のデータにデータの分類を変更して管理することを特徴とする。
また、請求項7の発明にかかる特定有価証券入金機は、請求項2の発明において、特定有価証券を機内に取り込む取り込み手段と、機内に取り込んだ特定有価証券に記載されたデータを読み取って読み取りデータを生成する読み取り手段と、読み取りデータを認識して認識データを生成する認識手段と、認識データの正当性を示す承認指示に基づいて承認して入金処理用データを生成する入金処理用データ生成手段と、入金処理用データを、特定有価証券の収納場所と該入金処理用データの現金処理機へのデータ計上処理の終了の有無との2つの要件の組み合わせにより分類して格納する格納手段と、格納手段に格納された入金処理用データの管理を行い、締め上げ処理時に第3のデータが存在する場合に該第3のデータの現金処理機へのデータ計上処理を促すデータ計上処理指示を生成するデータ計上指示情報生成手段と、現金処理機とデータの送受信を行う通信手段と、特定有価証券を収納する収納手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項8の発明にかかる特定有価証券入金方法は、特定有価証券の情報を認識して該特定有価証券の入金処理用データの生成および格納を行い、該特定有価証券を収納する特定有価証券入金方法であって、特定有価証券の入金処理用データを、該特定有価証券の収納場所と、現金および特定有価証券の入金処理を行う現金処理機への入金処理用データのデータ計上処理の終了の有無との2つの要件の組み合わせにより分類して管理することを特徴とする。
また、請求項9の発明にかかる特定有価証券入金方法は、請求項8の発明において、入金処理用データを、特定有価証券が機内に収納されており且つ入金処理用データの現金処理機へのデータ計上処理が未処理である特定有価証券の入金処理用データである第1のデータと、特定有価証券が機内に収納されており且つ入金処理用データの現金処理機へのデータ計上処理が処理済みである特定有価証券の入金処理用データである第2のデータと、特定有価証券が機外に保持されており且つ入金処理用データの現金処理機へのデータ計上処理が未処理である特定有価証券の入金処理用データである第3のデータと、特定有価証券が機外に保持されており且つ入金処理用データの現金処理機へのデータ計上処理が処理済みである特定有価証券の入金処理用データである第4のデータとの4種類のデータに分類して管理することを特徴とする。
また、請求項10の発明にかかる特定有価証券入金方法は、請求項9の発明において、特定有価証券を機内に取り込む取り込み工程と、機内に取り込んだ特定有価証券に記載されたデータを読み取って読み取りデータを生成する読み取り工程と、読み取りデータを格納する読み取りデータ格納工程と、読み取りデータを認識して認識データを生成する認識工程と、認識データを格納する認識データ格納工程と、認識データの正当性を示す承認指示に基づいて承認して入金処理用データを生成する入金処理用データ生成工程と、入金処理用データを、特定有価証券の収納場所と該入金処理用データの現金処理機へのデータ計上処理の終了の有無との2つの要件の組み合わせにより分類して格納する入金処理用データ格納工程と、現金処理機とデータの送受信を行う通信工程と、特定有価証券を収納する収納工程と、格納工程において格納された入金処理用データの管理を行い、締め上げ処理時に第3のデータが存在する場合に該第3のデータの現金処理機へのデータ計上処理を促すデータ計上処理指示を生成するデータ計上指示情報生成工程とを含むことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、特定有価証券の入金処理用データを、該特定有価証券の収納場所と該入金処理用データの現金処理機へのデータ計上処理の終了の有無との2つの要件の組み合わせにより分類して管理するように構成したので、有価証券の入金処理用データを現品と対応させて厳密に管理するとともに該入金処理用データを用いて効率良く且つ確実に入金処理と現品処理とを行うことができるという効果を奏する。なお、本発明において特定有価証券とは手形、小切手等の一般の有価証券を意味する。
また、請求項2の発明によれば、入金処理用データを、特定有価証券が機内に収納されており且つ入金処理用データの現金処理機へのデータ計上処理が未処理である特定有価証券の入金処理用データである第1のデータと、特定有価証券が機内に収納されており且つ入金処理用データの現金処理機へのデータ計上処理が処理済みである特定有価証券の入金処理用データである第2のデータと、特定有価証券が機外に保持されており且つ入金処理用データの現金処理機へのデータ計上処理が未処理である特定有価証券の入金処理用データである第3のデータと、特定有価証券が機外に保持されており且つ入金処理用データの現金処理機へのデータ計上処理が処理済みである特定有価証券の入金処理用データである第4のデータとの4種類のデータに分類して管理するようにしたので、特定有価証券の現品と入金処理用データとを確実に対応させて厳密に管理することができるという効果を奏する。
また、請求項3の発明によれば、自機内に収納している特定有価証券を回収した場合に、該回収した特定有価証券については第1のデータを第3のデータにデータの分類を変更して管理するように構成したので、自機内に収納している特定有価証券を回収した場合においても特定有価証券の現品と入金処理用データとを確実に対応させて厳密に管理することができるという効果を奏する。
また、請求項4の発明によれば、自機内に収納している特定有価証券を回収した場合に、該回収した特定有価証券については第2のデータを第4のデータにデータの分類を変更して管理するように構成したので、自機内に収納している特定有価証券を回収した場合においても特定有価証券の現品と入金処理用データとを確実に対応させて厳密に管理することができるという効果を奏する。
また、請求項5の発明によれば、自機の締め上げ処理時に第3のデータが存在する場合に、該第3のデータの現金処理機へのデータ計上処理を促す処理を行うように構成したので、締め上げ処理時に特定有価証券が機外に保持されており且つ入金処理用データの現金処理機へのデータ計上処理が未処理である状況にある特定有価証券が存在する場合においても、該特定有価証券のデータ計上処理を行うことなく締め上げ処理が行われてデータ計上処理が未処理の特定有価証券が次工程に運搬されることを効果的に防止することができるという効果を奏する。
また、請求項6の発明によれば、第3のデータの現金処理機へのデータ計上処理を行った場合に、該第3のデータを第4のデータにデータの分類を変更して管理するように構成したので、特定有価証券が機外に保持されており且つ入金処理用データの現金処理機へのデータ計上処理が未処理である状況にある特定有価証券のデータ計上を行った場合においても、特定有価証券の現品と入金処理用データとを確実に対応させて厳密に管理することができるという効果を奏する。
また、請求項7の発明によれば、特定有価証券を機内に取り込む取り込み手段と、機内に取り込んだ特定有価証券に記載されたデータを読み取って読み取りデータを生成する読み取り手段と、読み取りデータを認識して認識データを生成する認識手段と、認識データの正当性を示す承認指示に基づいて承認して入金処理用データを生成する入金処理用データ生成手段と、入金処理用データを、特定有価証券の収納場所と該入金処理用データの現金処理機へのデータ計上処理の終了の有無との2つの要件の組み合わせにより分類して格納する格納手段と、格納手段に格納された入金処理用データの管理を行い、締め上げ処理時に第3のデータが存在する場合に該第3のデータの現金処理機へのデータ計上処理を促すデータ計上処理指示を生成するデータ計上指示情報生成手段と、現金処理機とデータの送受信を行う通信手段と、特定有価証券を収納する収納手段とを備えるように構成したので、特定有価証券を特定有価証券入金機内に取り込んで入金処理を行うとともに、入金処理を行った特定有価証券を収納し、管理することが可能である。これにより、手入力による入金処理が不要であるためミスのない確実な入金処理が可能であり、また手作業による特定有価証券の分類処理が不要となり、作業者の行う作業を低減することができる。また、特定有価証券入金機内において入金処理とともに特定有価証券の分類処理がなされるため、効率良く特定有価証券の入金処理と分類処理を同時に行うことが可能であるという効果を奏する。さらに、有価証券の入金処理用データを現品と対応させて厳密に管理するとともに該入金処理用データを用いて効率良く且つ確実に入金処理と現品処理とを行うことができるという効果を奏する。
また、請求項8の発明によれば、特定有価証券の入金処理用データを、該特定有価証券の収納場所と、現金および特定有価証券の入金処理を行う現金処理機への入金処理用データのデータ計上処理の終了の有無との2つの要件の組み合わせにより分類して管理するようにしたので、有価証券の入金処理用データを現品と対応させて厳密に管理するとともに該入金処理用データを用いて効率良く且つ確実に入金処理と現品処理とを行うことができるという効果を奏する。
また、請求項9の発明によれば、入金処理用データを、特定有価証券が機内に収納されており且つ入金処理用データの現金処理機へのデータ計上処理が未処理である特定有価証券の入金処理用データである第1のデータと、特定有価証券が機内に収納されており且つ入金処理用データの現金処理機へのデータ計上処理が処理済みである特定有価証券の入金処理用データである第2のデータと、特定有価証券が機外に保持されており且つ入金処理用データの現金処理機へのデータ計上処理が未処理である特定有価証券の入金処理用データである第3のデータと、特定有価証券が機外に保持されており且つ入金処理用データの現金処理機へのデータ計上処理が処理済みである特定有価証券の入金処理用データである第4のデータとの4種類のデータに分類して管理するようにしたので、特定有価証券の現品と入金処理用データとを確実に対応させて厳密に管理することができるという効果を奏する。
また、請求項10の発明によれば、特定有価証券を機内に取り込み、該特定有価証券に記載されたデータを読み取って読み取りデータを生成して格納し、読み取りデータを認識して認識データを生成して格納し、認識データの正当性を承認して入金処理用データを生成したのち該入金処理用データを特定有価証券の収納場所と該入金処理用データの現金処理機へのデータ計上処理の終了の有無との2つの要件の組み合わせにより分類して格納し、現金処理機とデータの送受信を行い、特定有価証券を収納し、入金処理用データの管理を行って締め上げ処理時に第3のデータが存在する場合に該第3のデータの現金処理機へのデータ計上処理を促すデータ計上処理指示を生成するようにしたので、特定有価証券を機内に取り込んで入金処理を行うとともに、入金処理を行った特定有価証券を収納し、管理することが可能である。したがって、従来のような手入力による入金処理が不要であるため、ミスのない確実な入金処理が可能であり、また手作業による特定有価証券の分類処理が不要となり、作業者の行う作業を低減することができるという効果を奏する。また、特定有価証券入金機内において入金処理とともに分類処理がなされるため、効率良く特定有価証券の入金処理と分類処理を行うことが可能であるという効果を奏する。さらに、有価証券の入金処理用データを現品と対応させて厳密に管理するとともに該入金処理用データを用いて効率良く且つ確実に入金処理と現品処理とを行うことができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる特定有価証券入金機および特定有価証券入金方法の好適な実施例を説明する。ここで、本発明において特定有価証券(以下、単に有価証券と称する)とは手形、小切手等の一般の有価証券を意味する。なお、本発明は以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
図1−1は、本実施例にかかる特定有価証券入金機1および該特定有価証券入金機1が接続される現金処理機200の外観構成例を示す斜視図である。また、図1−2は、本実施例にかかる特定有価証券入金機1の概略構成を説明する図である。図1−1および図1−2に示すようにこの特定有価証券入金機1は、有価証券挿入口11と繰り出しローラ12とホッパ13とを備える取り込み部10と、搬送路20と、読み取り・認識部30と、一時保留部40と、エンドーサ50と、複数のスタッカ60と、収納ローラ61と、主制御部70と、格納部80と、修正部90と、入金処理用データ生成部100と、収納・排出選択部110と、リジェクト・排出部120と、排出ローラ121と、定形外収納部130と、表示部140と、操作部150と、通信部160と、データ計上指示情報生成部170とを備えている。
取り込み部10には、有価証券挿入口11から挿入された1枚または複数の有価証券がホッパ13にセットされ、セットされた有価証券が繰り出しローラ12により1枚ずつ繰り出されて特定有価証券入金機1内に取り込まれる。特定有価証券入金機1内に取り込まれた有価証券は、該特定有価証券入金機1内を搬送路20により1枚ずつ搬送される。ここで、この特定有価証券入金機1が処理対象とする有価証券は、たとえば法人小切手のような通常の定型小切手、個人小切手やキャリアエンベロップ入り小切手などの特殊小切手、約束手形や為替手形などのような定型手形、補箋付き手形やキャリアエンベロップ入り手形やキャリアエンベロップ入り補箋付き手形やキャリアエンベロップ入り付箋付き手形などのような特殊手形などが挙げられる。
読み取り・認識部30は、イメージスキャナなどの光学的文字読み取り手段を有し、入金処理対象となる有価証券の表面に記載された情報のイメージ画像を読み込んで装置内に取り込むための入力部として機能する。たとえば図2に示すように小切手180のイメージ画像を光学的に読み込んで読み取りデータとしてイメージ画像データを生成する。そして、読み取り・認識部30は、読み込んだイメージ画像データを格納部80に出力する。ここで読み取り・認識部30は、帳票の表面と裏面の両面に情報が記載されている場合には、両面のイメージ画像を読み込んで格納部80に出力する。
また、読み取り・認識部30は、例えばOCR(Optical Character Reader)などのような文字認識手段を有し、読み込んだ有価証券のイメージ画像データから文字を識別し文書に変換して認識する認識手段として機能する。読み取り・認識部30は、読み取りデータであるイメージ画像データからOCRにより文字認識し、認識データを生成し、該認識データを格納部80に出力する。また、添票を有するひとまとまりの複数の手形を処理する場合には、該添票は手形と同様に特定有価証券入金機1内に取り込まれ、読み取り・認識部30において読み取りデータとしてイメージ画像データが生成されるが、認識データの生成は行われない。上述では、説明の便宜上読み取り・認識部30に文字認識手段を有している場合を説明したが、通常は光学的文字読み取り機能と文字認識機能とをそれぞれ別個の機能部として備えた構成とされる。
一時保留部40は、読み取り・認識部30において認識データを生成した有価証券をスタッカ60収納するまで、またはリジェクト・排出部120に返却もしくは排出するまで一時的に保留する保留部である。たとえば、処理対象の有価証券が添票を有するひとまとまりの複数の手形である場合には、添票も他の手形と同様にスタッカ60収納するまで、またはリジェクト・排出部120に返却もしくは排出するまで一時的に保留する。ここで、返却とは、入金処理が正常に行えない場合に、該当する有価証券を機外に戻すことである。また、排出とは、入金処理が正常に行える場合において定形外の特殊形状の有価証券や所望の有価証券を機外に戻すことである。
この一時保留部40には、読み取り・認識部30においてイメージ画像データを生成した時点で先に一時保留部40に有価証券を保留し、その後に認識データの生成を行うことができる。これにより、大量の有価証券を取り込み、認識データの生成に時間を要する場合であっても、イメージ画像データを生成した時点で次の有価証券を取り込んで連続した処理が可能となり、効率的に入金処理を行うことができる。また、一時保留部40に有価証券を保留しておくことにより、生成した認識データの確認、修正を一括して行うことができる。
ここで、有価証券を一時的に保留する一時保留部40について説明する。図3に一時保留部40の一構成例を説明する断面図を示す。ここでは、一時保留部40をカセット構造とした場合の例を示している。このカセット301は箱形に形成され、一側面の上方位置に有価証券Pを長手方向として出入り可能とする横長スリット状の有価証券出入口302が開口されている。また、この構成例では2本のテープTA、TB(以下、2本のテープを総称してテープTと呼ぶ場合がある)を使用し、該テープTAとテープTBとの間に有価証券Pを長手方向に挟んで収納するように構成した場合を示している。テープTには、たとえば一軸延伸テープが用いられる。また、テープTの表面は、シリコン等のコーティングが施されて粘着物付着によるジャミングの発生が防止されていることが好ましい。
図3に示すように有価証券出入口302の内部直近位置には、テープTA、TBが経由するローラ303A、303Bが上下に対向して設けられている。また、この上側に設けられたローラ303Aの奥側および下側に設けられたローラ303Bの下方側には、たとえば図4に示すようにテープ用のガイドフランジが設けられたリール状を呈する第1の巻取りローラ304Aおよび第1の巻取りローラ304Bがそれぞれ第1の巻取り軸305A、第1の巻取り軸305Bにテンション付加用トルクリミッタ306A、テンション付加用トルクリミッタ306Bを介して取付けられている。また、第1の巻取りローラ304Aおよび第1の巻取りローラ304Bの近傍には、アイドラ309A、309Bが配置されている。
上記第1の巻取りローラ304A、304Bの間の略中央位置には、有価証券幅と同等またはそれ以上の長さの軸長を有する第2の巻取りローラ307が第2の巻取り軸308に支持されている。図5は、第2の巻取りローラ307への有価証券Pの収納を説明するための要部斜視図である。この第2の巻取りローラ307に巻かれたテープTA、TBは、前記のローラ303A、303B、アイドラ309A、309Bを経由して第1の巻取りローラ304A、304Bにそれぞれ導かれる。
なお、図5においてはテープTAおよびテープTBのテープ幅が有価証券幅の略1/3程度に示されているが、このテープ幅は特に限定されるものではなく、有価証券を確実にテープTAおよびテープTBにより挟み込んで収納および繰り出しができる幅であれば適宜設定可能である。なお、有価証券に印紙等が貼付されることを考慮した場合には、テープTAおよびテープTBのテープ幅は、印紙等が貼付される部分をテープTAおよびテープTBで覆うことができる幅とすることが好ましい。テープTAおよびテープTBのテープ幅をこのような幅とすることにより、印紙等の剥がれ等を防止して有価証券の収納および繰り出しを行うことができる。
図3および図5に示すように第2の巻取りローラ307の外周には、有価証券Pの有無を検知するためのセンサS1が第2の巻取りローラ307の外周面から所定の距離を隔てて配置されている。これにより、1枚の有価証券Pが第2の巻取りローラ307に巻付いていてもこれを検知することができるようになっている。
そのほかカセット301内には、図3に示すようにローラ303A、303Bと第2の巻取りローラ307との間にテープTを挟んで設けられた一対の有価証券検知用センサS2、ローラ303Aとアイドラ309Aとの間にテープTを挟んで設けられたテープTの両終端検知用センサS3が配置されている。
また、カセット301の有価証券出入口302の外部には、有価証券出入口302への有価証券Pの繰込みまたは取出しのための搬送装置310が配設されている。この搬送装置310は、たとえば上下一対のベルトまたはローラ列により構成することができる。
このように構成された一時保留部40内に有価証券を納入する場合は、図3に示すように図示しない駆動系により第2の巻取り軸308を同図において時計方向(矢印方向)に回動させる。これにより第2の巻取りローラ307は時計方向(矢印方向)に回動し、テープTが該第2の巻取りローラ307に巻き取られる。このとき第2の巻取り軸308の回転速度はテープTA、TBの巻取り速度V1 が搬送装置310の搬送速度V2 より大きくなるように設定され、有価証券Pを引き込むよう作用することにより、帳票のジャムが防止される。
また、第2の巻取りローラ307によりテープTA、TBを巻取る際、第1の巻取りローラ304A、304BはテープTの引張り作用により反時計方向に回転しようとするが、第1の巻取りローラ軸305A、305Bが反時計方向には回転しないのでテープTA、TBにテンションが発生する。そして、このテンションが所定以上になるとトルクリミッタ306A、306Bに所定以上のトルクがかかり、第1の巻取りローラ304A、304Bが反時計方向(矢印方向)に回転するようになる。その結果、テープTA、TBには常にトルクリミッタの設定トルクに応じたテンションが付与されることになる。
このようにして、収納すべき有価証券Pの収納が終了すると駆動系が停止される。また、このとき、収納された有価証券Pの枚数は有価証券検知用センサS2 によってカウントされる。そして、有価証券Pの収納指令がある毎に上記作用を繰り返して有価証券Pを収納していくが、有価証券Pの収納が進んで所定量を収納すると、テープTの終端がセンサS3 により検知され、それ以上の受収を停止する。これによりテープTの破損等を防止して、確実に帳票を収納することができる。
有価証券Pを排出する場合は、図示しない駆動系により図6に示すように第2の巻取り軸308が同図において反時計方向(矢印方向)に回動し、第2の巻取りローラ307を反時計方向(矢印方向)に回転させてテープTA、TBを巻戻していく。また、このとき、第1の巻取り軸305A、305BにはこのテープTA、TBが巻き戻される速度よりも速い巻き取り速度の動力が駆動系から与えられる。これにより、テープTA、TBの巻戻される速度よりも速い速度で第1の巻取りローラ304A、304BがテープTA、TBを巻取ろうとするので、テープTA、TBはたるむことがなくテープTA、TBにテンションが生じる。そして、そのテンションが所定以上になるとトルクリミッタ306A、306Bに所定以上のトルクがかかり、滑りを生じることになる。その結果、テープTA、TBには常にトルクリミッタ306A、306Bの設定トルクに応じたテンションが付与されることになる。
このようにして、テープTA、TBが第2の巻取りローラ307から巻戻されていくのにつれてテープTA、TB間の有価証券Pは有価証券出入口302から投出され、搬送装置310へ受け渡される。そして、排出されるべき枚数の有価証券Pが有価証券検知用センサS2 で検知されると駆動系が停止され、有価証券の一時保留部からの排出が終了する。そして、有価証券Pの排出指令がある毎に上記動作を繰り返して有価証券Pを排出していくが、有価証券Pがすべて排出されてしまうと、センサS1 が「有価証券未収納状態」を検出して、第2の巻取りローラ307に収納されている有価証券が無くなったことを制御装置側へ知らせる。この有価証券の排出時にはテープTの速度V1 と搬送装置310の搬送速度V2 の関係はV1 <V2 とされ、V2 の方が所定量だけ大きくされており、帳票のジャムを防止しながら有価証券Pを引き抜くように作用する。
上記のようなテープを用いた一時保留部40を用いることにより、有価証券の収納処理と、収納した有価証券の排出処理とを1つの機構で行うことができ、低コスト化を図ることができる。また、有価証券を2本のテープに挟んだ状態で収納し、排出するため、複数の有価証券を1度に排出してしまうことを防止することができる。
図1の説明に戻って、エンドーサ50は、一時保留部40の直近の搬送路20に設けられる。エンドーサ50は、一時保留部40から排出される有価証券であって、後述するように認識データが承認されてスタッカ60に収納される有価証券、または認識データが承認されてリジェクト・排出部120に排出される有価証券に管理通番や日付等を印刷する。この管理通番は、後述する承認データである入金処理用データと有価証券とを対応付けて付与される管理番号であり、この管理通番を用いることにより、有価証券から該当する入金処理用データを特定することができ、また、入金処理用データから該当する有価証券を特定することができる。
スタッカ60は、一時保留部40に一時的に保留し、認識データが承認された有価証券を収納する収納手段である。有価証券は一時保留部40から搬送路20により搬送され、搬送路20のスタッカ60側の終端に設けられた収納ローラ61によりスタッカ60に収納される。この特定有価証券入金機1においてはスタッカ60として、スタッカ60A、スタッカ60B、スタッカ60Cの3つのスタッカを備えている。このように複数のスタッカ60A、60B、60Cを備えることにより、スタッカ毎に予め設定された所定の有価証券が仕分け収納される。なお、ここでは、3つのスタッカ60A、60B、60Cを備える場合について説明しているが、スタッカ60の数はこれに限定されるものではなく、適宜変更可能である。
主制御部70は、格納部80に格納された各種プログラムに従って特定有価証券入金機1全体の処理動作を制御する。格納部80は、読み取りデータである有価証券のイメージ画像データ、有価証券の認識データ、および入金処理用データ等のデータを格納するデータ記憶手段である。また、格納部80は、装置全体の処理に用いられる各種プログラム等を格納している。この特定有価証券入金機1においては、格納部80に入金処理用データが格納され、有価証券のスタッカ60への収納、またはリジェクト・排出部120への排出が終了することにより、特定有価証券入金機1における有価証券の入金処理が終了する。
ところで、小切手のような有価証券は現金とは取り扱いが異なるため、入金処理用データを含む有価証券のデータも現品と対応させて特に厳密に管理することが必要である。そこで、この特定有価証券入金機1においては、格納部80において有価証券の入金処理用データを4つの種類に分類して管理している。図7は、この特定有価証券入金機1において管理する4種類の入金処理用データの要件を説明する図である。この特定有価証券入金機1において管理するデータの分類においては、図7に示すように以下の2つの要件が存在する。
(1)有価証券の所在
有価証券の現品がどこに保持されているか、すなわち特定有価証券入金機1の機内に保持されているのか、または特定有価証券入金機1の機外に保持されているのか。ここで、「機外」には、定形外収納部130に収納されている有価証券および手元に回収されて管理されている有価証券を含むものである。
(2)入金処理
取り込んだ有価証券の入金処理用データが現金処理機200へ転送(データ計上)され、現金処理機200において入金処理が終了しているか否か(未処理であるか、または処理済みであるか)。
そして、この2つの要件の組み合わせにより、この特定有価証券入金機1において管理する4種類のデータとして、データA、データB、データC、データDの4種類のデータが存在する。各データの詳細は以下の通りである。
「データA」・・・「有価証券の現品が機内に収納されており、且つデータ計上処理が未処理である」有価証券のデータ。
「データB」・・・「有価証券の現品が機内に収納されており、且つデータ計上処理が処理済みである」有価証券のデータ。
「データC」・・・「有価証券の現品が機外に保持(定形外収納部130に収納されているまたはスタッカ60から回収済みである)されており、且つデータ計上処理が未処理である」有価証券のデータ。
「データD」・・・「有価証券の現品が機外に保持(定形外収納部130に収納されているかまたはスタッカ60から回収済みである)されており、且つデータ計上処理が処理済みである」有価証券のデータ。
図8は、格納部80の構成のうち、上記の入金処理用データであるデータA、データB、データCおよびデータDを格納する構成部を説明する図である。図8に示すように格納部80には、一時保留テーブル81と機内スタッカテーブル82と定形外収納部(回収)テーブル83とを備えており、対応するデータが各テーブルに格納される。一時保留テーブル81には、一時保留部40に一時保留されている有価証券のデータが格納される。機内スタッカテーブル82には、特定有価証券入金機1のスタッカ60内に収納されている有価証券のデータが格納される。また、機内スタッカテーブル82は、データ計上処理が未処理である有価証券のデータ(データA)が格納されるデータ領域A821と、データ計上処理が処理済みである有価証券のデータ(データB)が格納されるデータ領域B822と、を有する。
定形外収納部(回収)テーブル83には、一時保留部40に一時保留された後に外部排出された有価証券のデータ、または機内スタッカに収納された後に回収された有価証券のデータが格納される。また、定形外収納部(回収)テーブル83は、データ計上処理が未処理である有価証券のデータ(データC)が格納されるデータ領域C831と、データ計上処理が処理済みである有価証券のデータ(データD)が格納されるデータ領域D832と、を有する。
なお、定形外収納部(回収)テーブル83においては、外部排出された有価証券のデータであるか、機内スタッカに収納された後に回収された有価証券のデータであるかの区別はデータを格納する際においては特に行わない。すなわち、データ計上処理が未処理である有価証券のデータ(データC)であるか、データ計上処理が処理済みである有価証券のデータ(データD)であるかの要件のみでデータを分類して各領域に格納する。また、格納部80の容量が少ない場合には、イメージ画像データは格納せずに、認識データと入金処理用データのみを格納するようにしても良い。
図9は、上記のデータA〜データDが、特定有価証券入金機1の構成において、有価証券がどの構成部にある場合に対応するかを説明するための概念図である。図9おいては、上記の4種類のデータの概念を説明するために必要な構成である機内スタッカ60と定形外収納部130、および一時保留部40のみを記載してある。なお、一時保留部40は本発明に直接は関係はしないが説明の便宜上図9において記載してある。
機内スタッカ60には、「データA」および「データB」に対応する有価証券が収納される。ただし、実際の特定有価証券入金機1の使用に際しては、機内スタッカ60内においてデータ計上処理の「未処理」または「処理済み」の管理はされない。すなわち、実際の特定有価証券入金機1の使用に際しては、機内スタッカ60内において「データA」に対応する有価証券と「データB」に対応する有価証券との現品の区別は行われず、機内スタッカ60内には、「データA」に対応する有価証券と「データB」に対応する有価証券とが混在して収納されている。
定形外収納部130には、「データC」および「データD」に対応する有価証券が収納される、図9においては図8と対応させて理解しやすくするために、スタッカ60から回収済みの有価証券を、定形外収納部130に収納された有価証券と同様に扱って同じ領域に記載しているが、実際の特定有価証券入金機1の使用に際しては、スタッカ60から回収済みの有価証券は定形外収納部130には収納されず、別に管理される。また、実際の特定有価証券入金機1の使用に際しては、定形外収納部130内においてデータ計上処理の「未処理」または「処理済み」の管理はされない。すなわち、実際の特定有価証券入金機1の使用に際しては、定形外収納部130内において「データC」に対応する有価証券と「データD」に対応する有価証券との現品の区別は行われず、定形外収納部130内には、「データC」に対応する有価証券と「データD」に対応する有価証券とが混在して収納されている。
修正部90は、読み取り・認識部30が認識して格納部80に格納した有価証券の認識データを確認・修正する修正手段である。認識データの確認・修正を行う場合には、該当する有価証券のイメージ画像データと認識データとを表示部140に表示させ、これらを目視で比較することで認識データの正当性の確認を行い、認識の間違いがある場合には操作部150を用いて認識データの修正を行う。
また、処理対象の有価証券が添票を含む一取引分の複数の手形である場合には、修正部90は、添票のデータと、添票を含む一取引分の複数の手形のデータを照合する。たとえば手形枚数と総金額とを照合する。
入金処理用データ生成部100は、認識データの正当性を示す承認指示に基づいて承認して入金処理用データを生成する入金処理用データ生成手段である。ここで、承認指示はたとえば後述するように「OCR結果確認」の画面において「確認完了」のボタンの選択によりなされる指示が挙げられる。収納・排出選択部110は、機内に取り込んだ有価証券を収納手段に収納する収納モードまたは機内に取り込んだ有価証券をリジェクト・排出部120に外部排出する排出モードをたとえば入力ボタンなどの操作部150での入力による情報に基づいて選択する選択手段である。
リジェクト・排出部120には、入金処理が正常に行えない場合に該当する有価証券が返却され、また、入金処理が正常に行える場合において定形外の特殊形状の有価証券や所望の有価証券が排出される。有価証券は搬送路20によりリジェクト・排出部120に搬送されるが、搬送路20のリジェクト・排出部120側の終端には排出ローラ121が設けられており、該排出ローラ121によりリジェクト・排出部120に投出される。
定形外収納部130には、リジェクト・排出部120に排出され、入金処理が正常に終了した定形外の特殊形状の有価証券が収納される。この特定有価証券入金機1においては、リジェクト・排出部120に排出された定形外の有価証券を作業者が定形外収納部130に投入する構成とされているが、搬送路20を定形外収納部130に接続して該定形外収納部130に収納する有価証券を自動搬送して収納する構成とすることも可能である。
表示部140は、特定有価証券入金機1の処理における操作画面や、読み取りデータ、認識データ、承認データなどのデータ類などを表示する。操作部150は、特定有価証券入金機1の操作において作業者が各種情報等を入力する入力手段であり、該操作部150としてキーボードを備えるが、この他にも表示部140に備えられたタッチパネル機能など用いることができる。通信部160は、外部機器との間の指示情報、データ情報などの各種情報の送受信を行う。
データ計上指示情報生成部170は、上述したような格納部80に格納された入金処理用データの管理を行う。そして、上述した「データC」、すなわち、「有価証券の現品が機外に保持されており(定形外収納部130に収納されているか、またはスタッカ60から回収済みである)、且つデータ計上処理が未処理である」有価証券のデータが存在する状態で締め上げ処理が行われようとした場合に、該データのデータ計上処理を促すデータ計上処理指示を生成し、表示部140に表示させる。これにより、有価証券の現品が特定有価証券入金機1の機内のスタッカ60に収納されていない場合においても、データ計上処理を行うことなく締め上げ処理が行われ、有価証券の現品のみが次工程に運搬されることを効果的に防止することができる。したがって、入金処理用データと有価証券の現品とが確実に対応させて締め上げ処理を行うことができ、有価証券のデータを確実に管理することができる。
また、現金処理機200は、結束された100枚単位毎の束紙幣を処理する束紙幣処理部210および1枚ずつのバラ紙幣を処理するバラ紙幣処理部220で成る紙幣処理機230と、50枚単位に包装された包装硬貨を出金処理する包装硬貨出金機240と、バラ硬貨を処理するバラ硬貨処理機250とを備えて構成されている。束紙幣処理部210には、束紙幣を出金するための束紙幣出金口211、束紙幣を機外へ放出さるための機外放出口212が設けられている。また、バラ紙幣処理部220にはバラ紙幣を入金するための入金口221、バラ紙幣を出金するための出金口222が設けられ、紙幣処理機230の上部には出金口232を有する新券出金機231が設置されている。
包装硬貨出金機240の上部には伝票や通帳等の印字を行うプリンタ241が設けられ、包装硬貨を出金する包装硬貨出金口242が設けられている。また、バラ硬貨処理機250の上部にはバラ硬貨を受入れる硬貨入金口251が設けられると共に、オペレータに案内やデータ等を表示する表示部252、IDカードを挿入して処理するカードリーダ253が設けられている。バラ硬貨処理機250の前面には、バラ硬貨を返却するための返却口255が設けられている。更に、包装硬貨出金機240およびバラ硬貨処理機250の上部には、作業者が操作する操作部としてのキーボード254が設けられている。
また、現金処理機200には、図10の機能ブロック図に示すように指示情報処理部261と、現金計数部262と、入金データ生成部263と、照合部264と、通信部265と、格納部266と、主制御部267とを備えている。指示情報処理部261は、特定有価証券入金機1に対して有価証券入金処理用データの転送指示情報と有価証券入金処理用データの格納指示情報と、有価証券入金処理用データの確認指示情報とを生成して特定有価証券入金機1に送信する。現金計数部262は、自機に投入された現金の現金計数を行って現金処理データを生成する。入金データ生成部263は、現金処理データと有価証券入金処理用データとを合算して入金データを生成する。照合部264は、入金データと入金伝票に記載された入金総額データとの照合を行う。通信部265は、特定有価証券入金機1との間でデータおよび情報の送受信を行う。格納部266は、入金伝票に記載された現金と有価証券との入金総額データおよび現金処理データと特定有価証券入金機1から転送された有価証券入金処理用データ並びに装置全体の処理に用いられる各種プログラム等を格納するデータ格納手段である。主制御部267は、格納部266に格納された各種プログラムに従って現金処理機200全体の処理動作を制御する。
このように構成された現金処理機200は、自機に投入された現金の計数を行って該現金の入金データである現金処理データを生成するとともに、特定有価証券入金機1から有価証券入金処理用データを受け取り、現金処理データと有価証券入金処理用データとを用いて現金と有価証券とを合算した入金処理を行う。また、現金処理データと有価証券入金処理用データとを合算する入金処理だけではなく、有価証券入金処理用データのみでの入金処理も行うことができる。
つぎに、以上のように構成された本実施例にかかる特定有価証券入金機1の基本的な処理について、小切手の入金処理を行う場合について説明する。まず、小切手として定型小切手の入金処理について説明する。図11は特定有価証券入金機1の処理手順を示すフローチャートである。また、図12〜図15は特定有価証券入金機1で入金処理中の表示部140の表示画面を示した図である。
まず、作業者は、特定有価証券入金機1の電源を投入する。電源を投入すると、表示部140にはたとえば図12に示すような「メインメニュー」の画面が表示される。作業者は、操作部150のキーボードを用いて表示画面の「1.小切手入金」のボタンを選択する。「1.小切手入金」のボタンを選択すると、表示部140の画面には図13に示すような「モード選択」の画面が表示される。
つぎに、作業者は、入金処理対象である有価証券として複数の定型小切手を有価証券挿入口11から挿入してホッパ13にセットする。そして、作業者は、操作部150のキーボードを用いて、図13に示す「モード選択」の画面において、「1.連続スキャン(収納)」のボタンを選択する。ここで、「1.連続スキャン(収納)」とは有価証券を連続的に機内に取り込み、データの読み込み、認識を行い、最後に有価証券をスタッカ60に収納するモードである。この「1.連続スキャン(収納)」モードを選択することにより、1枚ずつの入金処理ではなく、複数枚の定型小切手の入金処理を連続して行うことができ、効率的に入金処理を行うことができる。また、「2.1枚スキャン(外部排出)」とは有価証券を1枚のみ機内に取り込み、データの読み込み、認識を行い、有価証券をリジェクト・排出部120に収納するモードである。この「2.1枚スキャン(外部排出)」モードを選択することにより、利用頻度の低い特殊小切手である個人小切手についてもイメージ画像データの読み込み、認識を行ってこの特定有価証券入金機1において入金処理を行うことができ、効率的に入金処理を行うことができる。ここでは、上述したように小切手の入金処理を連続して行うので、まず、「1.連続スキャン(収納)」のボタンを選択すると、繰り出しローラ12が動作してホッパ13にセットした定型小切手を1枚ずつ特定有価証券入金機1に取り込み始める(ステップS101)。
特定有価証券入金機1内に取り込まれた定型小切手は、搬送路20に沿って搬送され、読み取り・認識部30であるイメージスキャナに搬送される。定型小切手が読み取り・認識部30に搬送されると、読み取り・認識部30(イメージスキャナ)は定型小切手の表面に記載された情報のイメージ画像データの読み込みを開始し、読み込んだイメージ画像データを格納部80に出力する。格納部80では、読み込んだイメージ画像データを格納する。
つぎに、格納部80に定型小切手のイメージ画像データが格納されると、読み取り・認識部30は格納部80に格納されたイメージ画像データからOCRにより文字を識別して認識データを生成し、該認識データを格納部80に出力する。格納部80ではこの認識データを格納する(ステップS102)。
そして、認識データの格納が終了した定型小切手は一時保留部40に搬送され、収納、保留される(ステップS103)。また、定型小切手を一時保留部40に収納すると同時に、ホッパ13にセットされた次の定型小切手の機内への取り込みを行い、全ての定型小切手を機内に取り込んで一時保留部40に保留するまで上記のステップS101〜ステップS103を繰り返す。なお、図11および上記の説明においては、説明の便宜上ステップS101〜ステップS103をステップ毎に分けて模式的に説明しているが、実際にはステップS101〜ステップS103は連続的に処理がなされる。
ホッパ13にセットされた定型小切手が全て機内に取り込まれた後に、図13に示す「モード選択」の画面において「3.OCR結果確認」のボタンを選択する。「3.OCR結果確認」のボタンを選択すると、図14に示すように「OCR結果確認」の画面のイメージ画像データ欄120−1と認識データ欄120−2とに、一時保留部40に保留している定型小切手のイメージ画像データと認識データとを表示する。
係員は、この画面において認識データの正当性の確認・修正を行う。認識データの確認は、図14に示すように「OCR結果確認」の画面でイメージ画像データ欄120−1と認識データ欄120−2との表示を目視で比較することで行う。認識データの正当性を確認した結果、認識データの間違いが認められた場合または認識されていない項目がある場合には、認識データ欄120−2の修正したい項目を選択して修正データを入力する。修正部90は、この入力に基づいて認識データの修正を行う。その後、認識データの承認指示である「確認完了」のボタンを選択し、「登録」のボタンを選択する。入金処理用データ生成部100ではこの認識データの正当性を示す承認指示に基づいて、修正された認識データを承認し、該承認された認識データは小切手入金処理用データとして生成される。これにより、入金する有価証券の明細が確定する(ステップS104)。なお、「確認完了」のボタンと「登録」のボタンとを1つのボタンとして設けても良い。そして、「確認完了」のボタンを選択して明細が確定すると、図15に示すような連動入金モードとローカル入金モードとの選択を指示する「収納処理選択」の画面が表示される。ここでは連動入金モードを選択するので、画面の指示に従って現金処理機200に移動して操作を続ける。また、「収納処理選択」の画面において連続入金モードを選択するための「連続入金」という選択ボタンを設けても良い。
なお、連動入金モードとは、特定有価証券入金機1において特定有価証券入金処理用データの生成の後、現金処理機200において該特定有価証券入金処理用データと現金処理データと合算入金し、さらに該特定有価証券入金処理用データの格納および特定有価証券の収納を行うモードである。すなわち、連動入金モードは、特定有価証券入金機1における特定有価証券の取り込みから現金処理機200における現金処理データとの合算入金、さらに特定有価証券入金処理用データの格納および特定有価証券の収納を連続処理で行うモードである。また、連動入金モードにおいては、現金処理データと有価証券入金処理用データとを合算する入金処理だけではなく、有価証券入金処理用データのみでの入金処理も連続処理で行うことができる。
一方、ローカル入金モードとは、特定有価証券入金機1において特定有価証券入金処理用データの生成の後、現金処理機200において該特定有価証券入金処理用データと現金処理データと合算入金を行わずに該特定有価証券入金処理用データの格納および特定有価証券の収納を行って特定有価証券入金機1における処理を一旦終了し、その後に現金処理機200において合算入金を行う入金モードである。すなわち、ローカル入金モードは、第1のステップで特定有価証券入金機1内での入金処理のみを終了させ、任意の時間の経過後に第2のステップとして現金処理機200における現金処理データと合算入金を行うモードである。したがって、連動入金モードとローカル入金モードとは、特定有価証券入金処理用データの格納のタイミングが異なる。
また、イメージ画像データ欄120−1と認識データ欄120−2との表示を比較して認識データの正当性を確認した結果、認識データの正当性が確認された場合、すなわちOCRによる認識が正常に行われている場合には、認識データの修正は行わずに認識データの承認指示である「確認完了」のボタンを選択し、「登録」のボタンを選択する。入金処理用データ生成部100ではこの承認指示に基づいて、OCRにより認識された認識データを承認し、該承認された認識データから小切手入金処理用データが生成される。これにより、入金する有価証券の明細が確定する(ステップS104)。なお、「確認完了」のボタンと「登録」のボタンとを1つのボタンとして設けても良い。そして、「確認完了」のボタンを選択して明細が確定すると、上記の場合と同様に図15に示すような「収納処理選択」の画面が表示される。ここでは連動入金モードを選択するので、画面の指示に従って現金処理機200に移動して操作を続ける。
連動入金モードにより処理を続行する場合には、つぎに現金処理機200側の処理に移る。係員は現金処理機200側に移動し、カードリーダ253にIDカードを挿入して認証を得た後(ステップS201)、入金伝票に記載された現金と有価証券との入金総額データをキーボード254を用いて入力する。これにより、入金伝票に記載された現金と有価証券との入金総額データが現金処理機200に取り込まれる(ステップS202)。現金処理機200では、入金伝票の入金総額データが入力されると、指示情報処理部261において小切手入金処理用データの転送指示情報を生成し、通信部265を介して該転送指示情報を特定有価証券入金機1に送信する(ステップS203)。また、係員は現金処理機200に入金する現金を投入し、現金処理機200では現金計数部262において現金計数を行って現金処理データを生成する(ステップS204)。
特定有価証券入金機1側の処理に戻ると、特定有価証券入金機1では小切手入金処理用データの転送指示情報を受信し、該転送指示情報に従って小切手入金処理用データを現金処理機200に転送してデータ計上を行う(ステップS105)。ここで、この特定有価証券入金機1においては、小切手入金処理用データの転送指示情報の受信が連動入金モードの選択処理とされており、該転送指示情報が受信されると特定有価証券入金機1は連動入金モードにより処理を継続する。
現金処理機200では、特定有価証券入金機1から転送された小切手入金処理用データを受信すると、入金データ生成部263において現金処理データと小切手入金処理用データとを合算して入金データを生成し、照合部264において該入金データと入金伝票の入金総額データとの照合を行い、一致するか否かを判断する(ステップS205)。ここで、入金データと入金伝票の入金総額データとが一致する場合は(ステップS205肯定)、指示情報処理部261において小切手入金処理用データの格納指示情報を生成して通信部265を介して特定有価証券入金機1に送信する(ステップS206)。
特定有価証券入金機1では、現金処理機200から送信された小切手入金処理用データの格納指示情報を受信して、該格納指示情報に従って小切手入金処理用データを格納部80に格納し(ステップS106)、さらに一時保留部40に保留した定型小切手にエンドーサ50で管理通番、日付等を印字して指定された所定のスタッカ60に収納する(ステップS107)。
以上のように、格納部80への小切手入金処理用データの格納、および一時保留部40に保留した定型小切手のスタッカ60への収納が終了することにより、特定有価証券入金機1における定型小切手の入金処理が終了する。
また、現金処理機200では、入金データを格納部266に格納することにより現金処理機200における現金と定型小切手との合算入金処理が終了する(ステップS207)。このように、特定有価証券入金機1から小切手入金処理用データを現金処理機200に送出することで、特定有価証券入金機1において小切手の現品を管理するとともに、現金処理機200において速やかに且つ確実に小切手の入金処理を行うことができる。なお、格納部266に格納された入金データは、たとえば図示しない勘定系形端末に送信される。
ここで、定型小切手を収納するスタッカ60においては、複数のスタッカ60のそれぞれを個別の小切手収納用に指定することができる。たとえば銀行においてこの特定有価証券入金機1により定型小切手の入金処理を行う場合には、スタッカ60Aを交換課行きの小切手収納用スタッカ、スタッカ60Bを集中課行きの小切手収納スタッカ、スタッカ60Cを自店保留の小切手収納用スタッカ、と3種類に分けて指定することができる。ここで、交換課行きの小切手収納用スタッカ(スタッカ60A)は、通常の小切手を収納するスタッカである。また、集中課行きの小切手収納用スタッカ(スタッカ60B)は、先日付小切手を収納するスタッカポケットである。そして、自店保留の小切手収納用スタッカ(スタッカ60C)は、上記の交換課行きの小切手収納用スタッカ(スタッカ60A)および集中課行きの小切手収納用スタッカ(スタッカ60B)に収納しない全ての小切手を収納するスタッカである。このように、複数のスタッカ60のそれぞれを個別の小切手収納用に指定することにより、入金処理した小切手を自動分類して収納することが可能である。これにより、係員の手作業による小切手の分類処理が不要となり、係員の行う作業を低減することができる。また、特定有価証券入金機1内において入金処理とともに分類処理がなされるため、効率良く小切手の入金処理と分類処理を行うことが可能である。なお、図示していないが、上記のスタッカ60の指定は表示部140や操作部150を利用して行うことができる。
また、この特定有価証券入金機1においては、取り込み部10にセットした順番で定型小切手をスタッカ60に収納することができる。取り込み部10においてはセットされた定型小切手を、上部に位置する定型小切手から順に特定有価証券入金機1内に取り込み、一時保留部40では、特定有価証券入金機1に取り込まれた順番で定型小切手を収納して一時保留し、収納した順番と逆の順番で定型小切手を排出する。そして、スタッカ60では、一時保留部40から排出された順番で定型小切手を収納する。このような処理形態を取ることにより、特定有価証券入金機1においては、取り込み部10にセットした順番で定型小切手をスタッカ60に収納することができる。また、このような処理形態を取ることにより、特定有価証券入金機1においては、取り込み部10にセットした際の表裏方向で定型小切手をスタッカ60に収納することができる。取り込み部10においては、セットされた表裏方向で定型小切手を特定有価証券入金機1内取り込み、一時保留部40では、特定有価証券入金機1に取り込み時とは逆の表裏方向で定型小切手を収納して一時保留し、収納した表裏方向で定型小切手を排出する。そして、スタッカ60では、一時保留部40からの排出時とは逆の表裏方向で定型小切手を収納する。したがって、この特定有価証券入金機1おいてはスタッカ60に収納された定型小切手の順番および表裏方向が、取り込み部10にセットした際と同一とされるため、順番の修正や表裏方向の修正といった後処理が不要である。
なお、取り込み部10において定型小切手を上部から取り込むか下部から取り込むかという取り込み順序や一時保留部40での収納順序、排出順序などは上記の組み合わせに限定されるものではない。したがって、スタッカ60に収納された定型小切手の順番および表裏方向が取り込み部10にセットした際と同一とされる組み合わせであれば適宜変更可能である。以上のような、特定有価証券入金機1の特徴は、定型小切手の入金処理に限定されるものではなく、手形等の他の有価証券を処理する場合も同様である。
一方ステップS205に戻って、照合の結果、入金データと入金伝票の入金総額データとが一致しない場合について図16を用いて説明する。照合の結果、入金データと入金伝票の入金総額データとが一致しない場合は(ステップS205否定)、指示情報処理部261が小切手入金処理用データの確認指示情報を生成して通信部265を介して特定有価証券入金機1に送信する(ステップS208)。特定有価証券入金機1では小切手入金処理用データの確認指示情報を受信すると、表示部140に図14の画面を表示し、係員に小切手入金処理用データの確認を要求する。係員は、ステップS104の場合と同様にして小切手入金処理用データが正しいか否か確認を行い(ステップS108)、小切手入金処理用データの修正が必要であるか否かを判断する(ステップS109)。
ここで、確認の結果、小切手入金処理用データが正しい場合は(ステップS109肯定)、小切手の枚数自体が足りない等の原因が考えられ、現状では入金伝票の入金総額データとの整合は取れないため、図14の画面において「排出」のボタンを選択して一時保留部40に保留した定型小切手をリジェクト・排出部120に返却し(ステップS110)、一連の入金処理が終了する。一方、確認の結果、小切手入金処理用データが正しくない場合は(ステップS109否定)、係員は、ステップS104の場合と同様にして小切手入金処理用データの修正を行い、修正した小切手入金処理用データを生成する(ステップS111)。そして、修正した小切手入金処理用データを現金処理機200に再度、転送する(ステップS112)。
現金処理機200は、修正した小切手入金処理用データを受信すると、入金データ生成部263において現金処理データと修正した小切手入金処理用データとを合算して入金データを再度生成し、照合部264において該入金データと入金伝票の入金総額データとの照合を行い、一致するか否かを判断する(ステップS209)。ここで、入金データと入金伝票の入金総額データとが一致する場合は(ステップS209肯定)、ステップS206に戻り処理が進む。一方、入金データと入金伝票の入金総額データとが一致しない場合は(ステップS209否定)、現金処理機200は、指示情報処理部261において定型小切手の返却指示情報を生成し、通信部265を介して特定有価証券入金機1に送信する。特定有価証券入金機1は、返却指示を受信すると、一時保留部40に保留した定型小切手をリジェクト・排出部120に返却し(ステップS113)、一連の入金処理が終了する。
つぎに、図17−1および図17−2を用いてローカル入金モードでの定型小切手の入金処理について説明する。図17−1は特定有価証券入金機1、図17−2は特定有価証券入金機1および現金処理機200における処理手順を示すフローチャートである。
まず、係員は、特定有価証券入金機1の電源を投入して処理を開始するが、定型小切手の取り込み(ステップS301)から認識データの承認、明細決定(ステップS304)までのステップは上述したステップS101からステップS104と同様であるので、上記の説明を参照することとしてここでは詳細な説明は省略する。
ステップS304において「確認完了」のボタンを選択して明細が確定すると、図15に示すような「収納処理選択」の画面が表示される。ここではローカル入金モードを選択するので、画面の指示に従って「1.ローカル入金」のボタンを選択する。「1.ローカル入金」のボタンを選択するとIDを要求されるので、係員は操作部150を用いてIDを入力する(ステップS305)。
ここで、この特定有価証券入金機1においては、IDの入力がローカル入金の選択処理とされており、IDが入力されると特定有価証券入金機1はローカル入金モードにより処理を継続する。すなわち、IDが入力されると特定有価証券入金機1は小切手入金処理データを格納部80に格納し(ステップS306)、さらに一時保留部40に保留した定型小切手にエンドーサ50で管理通番、日付等を印字して指定された所定のスタッカ60に収納する(ステップS307)。
ここで、小切手入金処理データを格納部80に格納する際に、該小切手入金処理データを特定する特定データとして係員のIDを小切手入金処理データとともに格納しておくことができる。これにより、ローカル入金モードにおいて小切手入金処理データを格納した後であっても、特定データであるIDにより容易に且つ確実に小切手入金処理データを呼び出すことができる。以上のように、格納部80への小切手入金処理データの格納、および一時保留部40に保留した定型小切手のスタッカ60への収納が終了することにより、特定有価証券入金機1における定型小切手の入金処理が終了する。
つぎに、上記の処理が終了してから任意の時間経過後、係員は現金処理機200側のカードリーダ253にIDカードを挿入して認証を得た後(ステップS401)、入金伝票に記載された現金と有価証券との入金総額データをキーボード254を用いて入力する。これにより、入金伝票に記載された現金と有価証券との入金総額データが現金処理機200に取り込まれる(ステップS402)。また、係員は、特定データであるIDを入力する。IDが入力されると、現金処理機200では、指示情報処理部261において所定の小切手入金処理データのIDを指定した転送指示情報を生成し、送受信部265を介して該転指示情報を特定有価証券入金機1に送信する(ステップS403)。また、係員は現金処理機200に入金する現金を投入し、現金処理機200では現金計数部262において現金計数を行い、現金処理データを生成する(ステップS404)。
ここで、特定有価証券入金機1側の処理に戻ると、特定有価証券入金機1では小切手入金処理データの転送指示情報を受信すると、特定データであるIDにより格納部80に格納した小切手入金処理データを呼び出して現金処理機200に転送してデータ計上を行う(ステップS308)。そして、現金処理機200では、特定有価証券入金機1から転送された小切手入金処理データを受信すると、入金データ生成部263において現金処理データと小切手入金処理データとを合算して入金データを生成し、該入金データと入金伝票の入金総額データとの照合を行い(ステップS405)、その後、入金データを格納部266に格納することにより現金処理機200における現金と定型小切手との合算入金処理が終了する(ステップS406)。なお、格納部266に格納された入金データは、たとえば図示しない勘定系形端末に送信される。
上述したように、特定有価証券入金機1によれば、定型小切手の入金処理を行うとともに、入金処理した定型小切手を自動分類して収納し、管理することが可能である。したがって、ミスのない確実な入金処理が可能であり、作業者の手作業による定型小切手の分類処理が不要となり、作業者の行う作業を低減するとともに効率良く小切手の入金処理と分類収納処理を行うことが可能である。また、特定有価証券入金機1において小切手データファイルに個別に格納、管理している小切手入金処理用データを現金処理機200に送出することで、特定有価証券入金機1において小切手の現品を管理するとともに、現金処理機200において速やかに且つ確実に小切手の入金処理を行うことができる。したがって、効率良く且つ確実に入金処理と現品処理とを同時に行うことができる。
つぎに、上述したローカル入金モードにおける小切手の現品および該小切手のデータの管理について図18−1〜図25−2を用いて説明する。図18−1〜図25−2は、小切手の現品および該小切手のデータの管理状態を説明する図である。なお、図18−1〜図25−2の図において枝番が1である図(図○−1)は、小切手の現品の管理状態を示す図であり、枝番が2である図(図○−2)は、小切手の現品に対応するデータの管理状態を示す図である。また、ローカル入金モードにおける入金処理自体については上記の説明を参照することとして、以下では、小切手の現品および該小切手のデータの動きを中心に説明する。
まず、特定有価証券入金機1のスタッカ60内および定形外収納部130内に小切手が収納されておらず、また係員の手元にも回収された小切手が存在しない初期状態にある場合について考える。この場合、格納部80も小切手のデータが格納されていない初期状態にある。すなわち、図8における一時保留テーブル81、機内スタッカテーブル82のデータ領域A821およびデータ領域B822、定形外収納部(回収)テーブル83のデータ領域C831およびデータ領域D832には小切手のデータは格納されていない。
ここで、たとえば3枚の小切手P1〜P3を特定有価証券入金機1内に取り込んで、図18−1に示すように該小切手を一時保留部40に保留する。小切手P1および小切手P2は、定型小切手であり、小切手P3は定形外の特殊小切手であるとする。このとき、該小切手の読み取りデータおよび認識データは、図18−2に示すようにまず格納部80の一時保留テーブル81に格納される。
つぎに、この小切手の認識データが承認され、小切手入金処理データが生成されると、小切手はスタッカ60と定形外収納部130とに分類されて収納または排出される。ここで定型小切手である小切手P1および小切手P2は、図19−1に示すように特定有価証券入金機1内のスタッカ60に収納される。一方、特殊小切手である小切手P3は機外に排出され、図19−1に示すように定形外収納部130に収納される。
このとき、小切手P1および小切手P2の小切手入金処理データのデータ計上処理(現金処理機200への転送)が未だ行われていないので、小切手P1および小切手P2のデータ(読み取りデータ、認識データおよび小切手入金処理データ)は、図19−2に示すように格納部80における機内スタッカテーブル82のデータ領域A821に格納される。一方、小切手P3の小切手入金処理データもデータ計上処理(現金処理機200への転送)が行われていないので、小切手P3のデータ(読み取りデータ、認識データおよび小切手入金処理データ)は、図19−2に示すように格納部80における定形外収納部(回収)テーブル83のデータ領域C831に格納される。以上のように、格納部80への小切手入金処理データの格納、および一時保留部40に保留した定型小切手のスタッカ60および定形外収納部130への収納が終了することにより、特定有価証券入金機1における定型小切手の入金処理が終了する。
つぎに、上記の処理が終了してから任意の時間経過後、格納部80に格納した小切手入金処理データを呼び出して現金処理機200に転送してデータ計上を行う。このとき、小切手現品の移動はないため、定型小切手である小切手P1および小切手P2は、図20−1に示すように特定有価証券入金機1内のスタッカ60に収納されている状態である。一方、特殊小切手である小切手P3は、図20−1に示すように定形外収納部130に収納されている状態である。
一方、小切手P1および小切手P2の小切手入金処理データのデータ計上処理(現金処理機200への転送)が行われたので、小切手P1および小切手P2のデータ(読み取りデータ、認識データおよび小切手入金処理データ)は、図20−2に示すように格納部80における機内スタッカテーブル82のデータ領域B822に格納される。
つぎに、たとえば8枚の小切手P4〜小切手P11を新たに特定有価証券入金機1内に取り込んで、図21−1に示すように該小切手を一時保留部40に保留する。ここで、小切手P4〜小切手P8は定型小切手であり、小切手P9〜P11は定形外の特殊小切手であるとする。このとき、該小切手の読み取りデータおよび認識データは、図21−2に示すようにまず格納部80の一時保留テーブル81に格納される。
そして、これらの小切手の認識データが承認され、小切手入金処理データが生成されると、小切手はスタッカ60と定形外収納部130とに分類されて収納または排出される。ここで、定型小切手である小切手P4〜小切手P8は、図22−1に示すように特定有価証券入金機1内のスタッカ60に収納される。一方、特殊小切手である小切手P9〜P11は機外に排出され、図22−1に示すように定形外収納部130に収納される。
このとき、小切手P4〜小切手P8の小切手入金処理データのデータ計上処理(現金処理機200への転送)がまだ行われていないので、小切手P4〜小切手P8のデータ(読み取りデータ、認識データおよび小切手入金処理データ)は、図22−2に示すように格納部80における機内スタッカテーブル82のデータ領域A821に格納される。一方、小切手P9〜P11の小切手入金処理データもデータ計上処理(現金処理機200への転送)が未だ行われていないので、小切手P9〜P11のデータ(読み取りデータ、認識データおよび小切手入金処理データ)は、図22−2に示すように格納部80における定形外収納部(回収)テーブル83のデータ領域C831に格納される。以上のように、格納部80への小切手入金処理データの格納、および一時保留部40に保留した定型小切手のスタッカ60および定形外収納部130への収納が終了することにより、特定有価証券入金機1における定型小切手の入金処理が終了する。
つぎに、図23−1に示すようにスタッカ60に収納されている小切手P1、小切手P2、および小切手P4〜小切手P8の回収作業が行われると、小切手P1および小切手P2のデータ(読み取りデータ、認識データおよび小切手入金処理データ)は、図23−2に示すように格納部80における定形外収納部(回収)テーブル83のデータ領域C832に格納される。ここで、回収された小切手のデータは、定形外収納部130に収納された小切手のデータと同等に扱うことでデータの分類数を削減してデータ管理の容易化を図っている。また、小切手P4〜小切手P8のデータ(読み取りデータ、認識データおよび小切手入金処理データ)は、図23−2に示すように格納部80における定形外収納部(回収)テーブル83のデータ領域C831に格納される。
この状態で締め上げ処理を行おうとすると、格納部80における定形外収納部(回収)テーブル83のデータ領域C831にデータ計上処理が未処理である、すなわち現金処理機200への転送が未だ終了していない小切手P4〜小切手P11のデータが存在するので、データ計上指示情報生成部170はデータ計上処理を促すデータ計上処理指示を生成し、表示部140に表示させる。これにより、小切手の現品が特定有価証券入金機1の機内のスタッカ60に収納されていない場合においても、データ計上処理を行うことなく締め上げ処理が行われてデータ計上処理が未処理の小切手の現品が次工程に運搬されることを効果的に防止することができる。
係員は、データ計上処理指示に従って小切手P4〜小切手P11のデータ計上処理を行う。このとき、小切手現品の移動はないため、小切手P1、小切手P2、および小切手P4〜小切手P8は回収された状態である。また、特殊小切手である小切手P9〜P11は、図24−1に示すように定形外収納部130に収納された状態である。
一方、小切手P4〜小切手P11の小切手入金処理データのデータ計上処理(現金処理機200への転送)が行われたので、小切手P4〜小切手P11のデータ(読み取りデータ、認識データおよび小切手入金処理データ)は、図24−2に示すように格納部80における機内スタッカテーブル82のデータ領域B832に格納される。
そして、この状態で再度締め上げ処理を行う。この状態においては、データ計上処理が未処理のデータは存在せず、全ての小切手入金処理データがデータ計上処理済みとなって格納部80における機内スタッカテーブル82のデータ領域B832に格納されているので、全ての小切手の回収処理およびデータの精算処理を行うことができ、特定有価証券入金機1において入金処理を行った小切手の精算処理が完了する。また、締め上げ処理終了後においては、小切手現品は全て回収されるため、図25−1に示すようにスタッカ60および定形外収納部130には小切手は収納されておらず、初期の状態に戻る。また、小切手のデータも全て精算処理されるため、図25−2に示すように格納部80の一時保留テーブル81、機内スタッカテーブル82、および定形外収納部(回収)テーブル83には小切手のデータは格納されておらず初期の状態に戻される。
上記において説明したように、この特定有価証券入金機1においては、小切手のデータを、「小切手の現品が機内に収納されており、且つデータ計上処理が未処理である小切手のデータ(データA)」、「小切手の現品が機内に収納されており、且つデータ計上処理が処理済みである小切手のデータ(データB)」、「小切手の現品が機外に保持(定形外収納部130に収納されているまたはスタッカ60から回収済みである)されており、且つデータ計上処理が未処理である」小切手のデータ(データC)」および「小切手の現品が機外に保持(定形外収納部130に収納されているかまたはスタッカ60から回収済みである)されており、且つデータ計上処理が処理済みである小切手のデータ(データD)」の4種類のデータに分類して格納部80に格納し、管理する。
これにより、特定有価証券入金機1に格納されている所定のデータに対応する小切手が特定有価証券入金機1内にあるものであるか、または機外に管理されているものであるかを確実に管理することができ、小切手現品の所在とデータとを確実に対応させて管理することができる。また、特定有価証券入金機1に格納されている所定のデータが、データ計上処理が処理済みのデータであるか、または未処理のデータであるかを確実に管理することができ、小切手現品とデータ計上処理の実施状況とを確実に対応させて管理することができる。
そして、締め上げ時に格納部80における定形外収納部(回収)テーブル83のデータ領域C831にデータ計上処理が未処理である、すなわち現金処理機200への転送が未だ終了していない小切手のデータが存在する場合には、データ計上指示情報生成部170がデータ計上処理を促すデータ計上処理指示を生成し、表示部140に表示する。これにより、小切手の現品が特定有価証券入金機1の機内のスタッカ60に収納されていない場合においても、データ計上処理を行うことなく締め上げ処理が行われてデータ計上処理が未処理の小切手の現品が次工程に運搬されることを効果的に防止することができる。すなわち、締め上げ時に特定有価証券入金機1内に収納されておらず機外において管理されている小切手についても、データ計上処理が行われずに小切手の現品のみが次工程に運搬されることを効果的に防止することができる。したがって、この特定有価証券入金機1においては、小切手現品と該小切手のデータとを確実に対応させて厳密に管理することが可能であるという効果を奏する。
小切手は現金と同様に入金処理が行われるが、小切手には後処理が必須であるため回収作業や持ち出し作業が多い。そして、小切手は現金と同様に厳密に管理されるため、一般的にこれらの作業を行うためにはその都度、所定の役席等の責任者の承認が必要とされている。しかしながら、責任者の承認は常に即時に得られるわけではないため、逐一責任者の了承を得てから回収作業を行うことは係員の作業効率の低下の原因となる。しかしながら、この特定有価証券入金機1においては、小切手現品と該小切手のデータとを確実に対応させて厳密に管理することが可能であるため、責任者の承認を省略する等の作業の簡略化も可能となり、係員の作業効率の向上を図ることも可能である。
上述したように、本実施例によれば、特定有価証券の入金処理用データを、該特定有価証券の収納場所と該入金処理用データの現金処理機へのデータ計上処理の終了の有無との2つの要件の組み合わせにより分類して管理するように構成したので、特定有価証券を特定有価証券入金機1内に取り込んで入金処理を行うとともに、入金処理を行った特定有価証券を収納し、管理することが可能である。これにより、手入力による入金処理が不要であるためミスのない確実な入金処理が可能であり、また手作業による特定有価証券の分類処理が不要となり、作業者の行う作業を低減することができる。また、特定有価証券入金機1内において入金処理とともに特定有価証券の分類処理がなされるため、効率良く特定有価証券の入金処理と分類処理を同時に行うことが可能であるという効果を奏する。
さらに、本実施例によれば、有価証券の所在と入金処理の終了の有無との2つの要件の組み合わせにより、特定有価証券入金機1において管理するデータを4種類のデータに分類して管理する。これにより、本実施例によれば、有価証券と該有価証券のデータとを確実に対応させて厳密に管理することが可能であるという効果を奏する。
なお、上記においては小切手の入金処理を行う場合を例に説明したが、本発明は手形等の有価証券ついても広く適用可能である。
本発明にかかる特定有価証券入金機および特定有価証券入金方法は、金融機関等における効率的な特定有価証券の入金処理および入金処理をした特定有価証券の収納に有用である。
本実施例にかかる特定有価証券入金機および該特定有価証券入金機が接続される現金処理機の外観構成例を示す斜視図である。 本実施例にかかる特定有価証券入金機の概略構成を説明する図である。 小切手のイメージ画像を示す図である。 一時保留部の一構成例を説明する断面図である。 第1の巻取りローラの周辺部を示す要部斜視図である。 第2の巻取りローラへの帳票の収納を説明するための要部斜視図である。 一時保留部の一構成例を説明する断面図である。 特定有価証券入金機において管理する4種類の入金処理用データの要件を説明する図である。 格納部の構成を説明する図である。 データA〜データDが、有価証券が特定有価証券入金機内のどの構成部にある場合に対応するかを説明するための概念図である。 本実施例にかかる現金処理機が備える構成部を説明する機能ブロック図である。 特定有価証券入金機および現金処理機の処理手順を示すフローチャートである。 特定有価証券入金機で入金処理中の表示部の表示画面を示した図である。 特定有価証券入金機で入金処理中の表示部の表示画面を示した図である。 特定有価証券入金機で入金処理中の表示部の表示画面を示した図である。 特定有価証券入金機で入金処理中の表示部の表示画面を示した図である。 特定有価証券入金機のおよび現金処理機の処理手順を示すフローチャートである。 特定有価証券入金機の処理手順を示すフローチャートである。 特定有価証券入金機および現金処理機の処理手順を示すフローチャートである。 小切手の現品の管理状態を示す図である。 小切手の現品に対応するデータの管理状態を示す図である。 小切手の現品の管理状態を示す図である。 小切手の現品に対応するデータの管理状態を示す図である。 小切手の現品の管理状態を示す図である。 小切手の現品に対応するデータの管理状態を示す図である。 小切手の現品の管理状態を示す図である。 小切手の現品に対応するデータの管理状態を示す図である。 小切手の現品の管理状態を示す図である。 小切手の現品に対応するデータの管理状態を示す図である。 小切手の現品の管理状態を示す図である。 小切手の現品に対応するデータの管理状態を示す図である。 小切手の現品の管理状態を示す図である。 小切手の現品に対応するデータの管理状態を示す図である。 小切手の現品の管理状態を示す図である。 小切手の現品に対応するデータの管理状態を示す図である。
符号の説明
1 特定有価証券入金機
10 取り込み部
11 有価証券挿入口
12 繰り出しローラ
13 ホッパ
20 搬送路
30 読み取り・認識部
40 一時保留部
50 エンドーサ
60 スタッカ
61 収納ローラ
70 主制御部
80 格納部
90 修正部
100 入金処理用データ生成部
110 収納・排出選択部
120 リジェクト・排出部
121 排出ローラ
130 定形外収納部
140 表示部
150 操作部
160 通信部
170 データ計上指示情報生成部

Claims (10)

  1. 現金および特定有価証券の入金処理を行う現金処理機と通信可能に接続され、特定有価証券の情報を認識して該特定有価証券の入金処理用データの生成および格納を行い、該特定有価証券を収納する特定有価証券入金機であって、
    前記特定有価証券の入金処理用データを、該特定有価証券の収納場所と該入金処理用データの前記現金処理機へのデータ計上処理の終了の有無との2つの要件の組み合わせにより分類して管理すること
    を特徴とする特定有価証券入金機。
  2. 前記入金処理用データを、
    前記特定有価証券が機内に収納されており且つ前記入金処理用データの前記現金処理機へのデータ計上処理が未処理である特定有価証券の入金処理用データである第1のデータと、
    前記特定有価証券が機内に収納されており且つ前記入金処理用データの前記現金処理機へのデータ計上処理が処理済みである特定有価証券の入金処理用データである第2のデータと、
    前記特定有価証券が機外に保持されており且つ前記入金処理用データの前記現金処理機へのデータ計上処理が未処理である特定有価証券の入金処理用データである第3のデータと、
    前記特定有価証券が機外に保持されており且つ前記入金処理用データの前記現金処理機へのデータ計上処理が処理済みである特定有価証券の入金処理用データである第4のデータと
    の4種類のデータに分類して管理すること
    を特徴とする請求項1に記載の特定有価証券入金機。
  3. 自機内に収納している特定有価証券を回収した場合に、該回収した特定有価証券については前記第1のデータを前記第3のデータにデータの分類を変更して管理すること
    を特徴とする請求項2に記載の特定有価証券入金機。
  4. 自機内に収納している特定有価証券を回収した場合に、該回収した特定有価証券については前記第2のデータを前記第4のデータにデータの分類を変更して管理すること
    を特徴とする請求項2に記載の特定有価証券入金機。
  5. 自機の締め上げ処理時に前記第3のデータが存在する場合に、該第3のデータの前記現金処理機へのデータ計上処理を促す処理を行うこと
    を特徴とする請求項2に記載の特定有価証券入金機。
  6. 前記第3のデータの前記現金処理機へのデータ計上処理を行った場合に、該第3のデータを前記第4のデータにデータの分類を変更して管理すること
    を特徴とする請求項2に記載の特定有価証券入金機。
  7. 前記特定有価証券を機内に取り込む取り込み手段と、
    前記機内に取り込んだ特定有価証券に記載されたデータを読み取って読み取りデータを生成する読み取り手段と、
    前記読み取りデータを認識して認識データを生成する認識手段と、
    前記認識データの正当性を示す承認指示に基づいて承認して入金処理用データを生成する入金処理用データ生成手段と、
    前記入金処理用データを、前記特定有価証券の収納場所と該入金処理用データの前記現金処理機へのデータ計上処理の終了の有無との2つの要件の組み合わせにより分類して格納する格納手段と、
    前記格納手段に格納された前記入金処理用データの管理を行い、締め上げ処理時に前記第3のデータが存在する場合に該第3のデータの前記現金処理機へのデータ計上処理を促すデータ計上処理指示を生成するデータ計上指示情報生成手段と、
    前記現金処理機とデータの送受信を行う通信手段と、
    前記特定有価証券を収納する収納手段と
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の特定有価証券入金機。
  8. 特定有価証券の情報を認識して該特定有価証券の入金処理用データの生成および格納を行い、該特定有価証券を収納する特定有価証券入金方法であって、
    前記特定有価証券の入金処理用データを、該特定有価証券の収納場所と、現金および特定有価証券の入金処理を行う現金処理機への前記入金処理用データのデータ計上処理の終了の有無との2つの要件の組み合わせにより分類して管理すること
    を特徴とする特定有価証券入金方法。
  9. 前記入金処理用データを、
    前記特定有価証券が機内に収納されており且つ前記入金処理用データの前記現金処理機へのデータ計上処理が未処理である特定有価証券の入金処理用データである第1のデータと、
    前記特定有価証券が機内に収納されており且つ前記入金処理用データの前記現金処理機へのデータ計上処理が処理済みである特定有価証券の入金処理用データである第2のデータと、
    前記特定有価証券が機外に保持されており且つ前記入金処理用データの前記現金処理機へのデータ計上処理が未処理である特定有価証券の入金処理用データである第3のデータと、
    前記特定有価証券が機外に保持されており且つ前記入金処理用データの前記現金処理機へのデータ計上処理が処理済みである特定有価証券の入金処理用データである第4のデータと
    の4種類のデータに分類して管理すること
    を特徴とする請求項8に記載の特定有価証券入金方法。
  10. 前記特定有価証券を機内に取り込む取り込み工程と、
    前記機内に取り込んだ特定有価証券に記載されたデータを読み取って読み取りデータを生成する読み取り工程と、
    前記読み取りデータを格納する読み取りデータ格納工程と、
    前記読み取りデータを認識して認識データを生成する認識工程と、
    前記認識データを格納する認識データ格納工程と、
    前記認識データの正当性を示す承認指示に基づいて承認して入金処理用データを生成する入金処理用データ生成工程と、
    前記入金処理用データを、前記特定有価証券の収納場所と該入金処理用データの前記現金処理機へのデータ計上処理の終了の有無との2つの要件の組み合わせにより分類して格納する入金処理用データ格納工程と、
    前記現金処理機とデータの送受信を行う通信工程と、
    前記特定有価証券を収納する収納工程と、
    前記格納工程において格納された前記入金処理用データの管理を行い、締め上げ処理時に前記第3のデータが存在する場合に該第3のデータの前記現金処理機へのデータ計上処理を促すデータ計上処理指示を生成するデータ計上指示情報生成工程と
    を含むことを特徴とする請求項9に記載の特定有価証券入金方法。
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