JP2959168B2 - 絵柄面積率測定システム - Google Patents
絵柄面積率測定システムInfo
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- JP2959168B2 JP2959168B2 JP3085805A JP8580591A JP2959168B2 JP 2959168 B2 JP2959168 B2 JP 2959168B2 JP 3085805 A JP3085805 A JP 3085805A JP 8580591 A JP8580591 A JP 8580591A JP 2959168 B2 JP2959168 B2 JP 2959168B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷版の処理ラインに
組み込まれ、印刷機のインキキー毎のキー開度を予め調
整しインキ供給量を適切に設定するために、各インキキ
ーに対応した印刷版のインキキーキーゾーン(以下、単
にキーゾーンと称する)毎の絵柄面積率を測定する絵柄
面積率測定システムに関する。
組み込まれ、印刷機のインキキー毎のキー開度を予め調
整しインキ供給量を適切に設定するために、各インキキ
ーに対応した印刷版のインキキーキーゾーン(以下、単
にキーゾーンと称する)毎の絵柄面積率を測定する絵柄
面積率測定システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オフセット印刷において、印刷前
に絵柄に応じたインキ供給量の調整を行ない、刷り始め
の損紙の削減、試し刷りから定常印刷運転に移行するま
での時間の短縮等を図る「インキプリセットシステム」
が盛んに導入されている。これは、オフセット印刷に用
いられる薄板状の印刷版(例えば、PS版)の画線部
(低反射率部)と非画線部(高反射率部)とを光学的に
識別し、絵柄面積率(画線部の面積/版の総面積)を印
刷機のインキ壷のインキキーに対応したキーゾーン毎に
予め測定しておき、この測定した絵柄面積率に基づいて
各インキキーのキー開度を印刷前に決定し、印刷前に絵
柄に応じたインキ量調整を行なっておくものである。こ
のシステムは実用化されてから既に時間がたっており、
一般的な印刷技術として確立されつつある。
に絵柄に応じたインキ供給量の調整を行ない、刷り始め
の損紙の削減、試し刷りから定常印刷運転に移行するま
での時間の短縮等を図る「インキプリセットシステム」
が盛んに導入されている。これは、オフセット印刷に用
いられる薄板状の印刷版(例えば、PS版)の画線部
(低反射率部)と非画線部(高反射率部)とを光学的に
識別し、絵柄面積率(画線部の面積/版の総面積)を印
刷機のインキ壷のインキキーに対応したキーゾーン毎に
予め測定しておき、この測定した絵柄面積率に基づいて
各インキキーのキー開度を印刷前に決定し、印刷前に絵
柄に応じたインキ量調整を行なっておくものである。こ
のシステムは実用化されてから既に時間がたっており、
一般的な印刷技術として確立されつつある。
【0003】従来装置の一例として、米国特許第3,9
58,509号に記載の装置があり、この装置では、傾
斜した架台上に印刷版を載置し、これを上方に位置する
TVカメラにより撮影して画像信号を得て、この画像信
号を電気的に処理してキーゾーン毎の面積率を求めてい
る。
58,509号に記載の装置があり、この装置では、傾
斜した架台上に印刷版を載置し、これを上方に位置する
TVカメラにより撮影して画像信号を得て、この画像信
号を電気的に処理してキーゾーン毎の面積率を求めてい
る。
【0004】また、特開昭56−54309号公報に記
載の装置では、縦型の自立バキュームステージに印刷版
(PS版)を吸着固定せしめ、このPS版を2本の棒状
光源と多数のフォトダイオードが取り付けられた走査装
置により走査し、この走査により得られた信号に基づき
キーゾーン毎の面積率を算出している。
載の装置では、縦型の自立バキュームステージに印刷版
(PS版)を吸着固定せしめ、このPS版を2本の棒状
光源と多数のフォトダイオードが取り付けられた走査装
置により走査し、この走査により得られた信号に基づき
キーゾーン毎の面積率を算出している。
【0005】従来の面積率測定装置のいずれにおいて
も、測定は1枚づつであり、1枚の印刷版の測定が終了
するごとに、作業者が測定済みの印刷版を測定台から手
作業で取り外し、次に測定すべき印刷版を同様に測定台
上の所定の位置に手作業で載置する必要がある。そし
て、その後測定ボタンを押すことにより測定が開始され
る。すなわち、従来では、印刷版を測定台上の所定の位
置に正確に載置しなければ、正確な測定ができなかっ
た。ところで、通常のカラー印刷の場合は、印刷版は
黄、マゼンタ、シアン、墨(以下、Y,M,C,Kと記
す)の4色分を必要とし、さらに、輪転機で印刷を行な
う場合には、用紙の表裏を同時に印刷する為計8枚の印
刷版が必要とされるので、予め1品目として8枚の印刷
版について面積率を測定しておく必要があり、多数の印
刷版を正確に位置合わせして測定台上に載置するのは困
難であった。また、作業者が手作業で1枚づつ印刷版を
測定台上に載置し、そこから取り外す際に、印刷版は薄
いので、「ペコ」と呼ばれる爪で折ったような凹み傷が
印刷版につき易い。さらに、8枚の版の測定を終了する
まで、すなわち1品目が終了するまで、作業者は他の作
業をできず、作業効率が悪かった。通常、絵柄焼付けか
らガム引きまでは1つのラインで処理が自動的に進めら
れるが、従来の面積率の測定はそのラインからは独立し
た1つの工程として処理されていたため、やはり、作業
効率が悪かった。
も、測定は1枚づつであり、1枚の印刷版の測定が終了
するごとに、作業者が測定済みの印刷版を測定台から手
作業で取り外し、次に測定すべき印刷版を同様に測定台
上の所定の位置に手作業で載置する必要がある。そし
て、その後測定ボタンを押すことにより測定が開始され
る。すなわち、従来では、印刷版を測定台上の所定の位
置に正確に載置しなければ、正確な測定ができなかっ
た。ところで、通常のカラー印刷の場合は、印刷版は
黄、マゼンタ、シアン、墨(以下、Y,M,C,Kと記
す)の4色分を必要とし、さらに、輪転機で印刷を行な
う場合には、用紙の表裏を同時に印刷する為計8枚の印
刷版が必要とされるので、予め1品目として8枚の印刷
版について面積率を測定しておく必要があり、多数の印
刷版を正確に位置合わせして測定台上に載置するのは困
難であった。また、作業者が手作業で1枚づつ印刷版を
測定台上に載置し、そこから取り外す際に、印刷版は薄
いので、「ペコ」と呼ばれる爪で折ったような凹み傷が
印刷版につき易い。さらに、8枚の版の測定を終了する
まで、すなわち1品目が終了するまで、作業者は他の作
業をできず、作業効率が悪かった。通常、絵柄焼付けか
らガム引きまでは1つのラインで処理が自動的に進めら
れるが、従来の面積率の測定はそのラインからは独立し
た1つの工程として処理されていたため、やはり、作業
効率が悪かった。
【0006】そのため、これらの従来技術の問題点を解
決するために、現像装置と絵柄面積率測定装置を搬送装
置を介して接続したインラインシステムが考えられてい
る。このシステムでは、現像装置のフィーダに多数枚の
印刷版を一度にセットすることができ、1枚づつ印刷版
を現像装置内に取り込み、搬送装置において現像装置か
ら出された印刷版の位置を整えてから絵柄面積率測定装
置内に挿入し、現像から絵柄面積率測定まで自動的に行
なわれる。ここで、従来の現像装置のフィーダとしては
約50枚位の印刷版を立て掛けておき吸引機構により一
番上から順に印刷版を現像装置内に挿入する縦型のオー
トフィーダが用いられていてる。しかしながら、縦型の
フィーダには薄いPS版をセットし難く、多数枚のPS
板をセットする際に傷がつき易い欠点がある。
決するために、現像装置と絵柄面積率測定装置を搬送装
置を介して接続したインラインシステムが考えられてい
る。このシステムでは、現像装置のフィーダに多数枚の
印刷版を一度にセットすることができ、1枚づつ印刷版
を現像装置内に取り込み、搬送装置において現像装置か
ら出された印刷版の位置を整えてから絵柄面積率測定装
置内に挿入し、現像から絵柄面積率測定まで自動的に行
なわれる。ここで、従来の現像装置のフィーダとしては
約50枚位の印刷版を立て掛けておき吸引機構により一
番上から順に印刷版を現像装置内に挿入する縦型のオー
トフィーダが用いられていてる。しかしながら、縦型の
フィーダには薄いPS版をセットし難く、多数枚のPS
板をセットする際に傷がつき易い欠点がある。
【0007】また、絵柄面積率を測定するキーゾーンは
使用される印刷機の機種によって異なるので、多品目の
多数枚の印刷版をフィーダにセットする際に、絵柄面積
率測定装置にはフィーダにセットした印刷版毎にキーゾ
ーンを指定する測定条件データを与える必要がある。通
常、1品目の印刷版はY、M、C、Kの4版からなり、
さらに、輪転機の場合は、用紙の表裏に印刷するため、
8版からなるので、通常、4枚、あるいは8枚分を1つ
の品目として作業する必要がある。そして、フィーダか
ら印刷版が1枚供給される毎に、予め入力されてメモリ
に記憶されている測定条件データが順次読出される。そ
のため、測定する順番に印刷版をフィーダにセットしな
ければならず、作業工程上、必ずしも測定したい順番に
印刷版が揃わない場合等に不便であった。また、フィー
ダに一旦印刷版をセットしてしまうと、セットした順番
に測定を行なわなければならず、途中で緊急に測定した
い場合でも、現在セットしてある印刷版の測定が終了し
てからでないと、フィーダにセットできず、急を要する
印刷版の測定を優先的に割り込み処理することができな
かった。
使用される印刷機の機種によって異なるので、多品目の
多数枚の印刷版をフィーダにセットする際に、絵柄面積
率測定装置にはフィーダにセットした印刷版毎にキーゾ
ーンを指定する測定条件データを与える必要がある。通
常、1品目の印刷版はY、M、C、Kの4版からなり、
さらに、輪転機の場合は、用紙の表裏に印刷するため、
8版からなるので、通常、4枚、あるいは8枚分を1つ
の品目として作業する必要がある。そして、フィーダか
ら印刷版が1枚供給される毎に、予め入力されてメモリ
に記憶されている測定条件データが順次読出される。そ
のため、測定する順番に印刷版をフィーダにセットしな
ければならず、作業工程上、必ずしも測定したい順番に
印刷版が揃わない場合等に不便であった。また、フィー
ダに一旦印刷版をセットしてしまうと、セットした順番
に測定を行なわなければならず、途中で緊急に測定した
い場合でも、現在セットしてある印刷版の測定が終了し
てからでないと、フィーダにセットできず、急を要する
印刷版の測定を優先的に割り込み処理することができな
かった。
【0008】また、このシステムは現像と絵柄面積率測
定の両方を行なう場合には、適しているが、オペレータ
が絵柄面積率を肉眼で認識できる一色ものの印刷版や、
再版のもの印刷版等の絵柄面積率の測定をする必要がな
いものに対しても、測定条件データを入力しなければな
らなかったり、測定作業を省略することができず、不便
であった。
定の両方を行なう場合には、適しているが、オペレータ
が絵柄面積率を肉眼で認識できる一色ものの印刷版や、
再版のもの印刷版等の絵柄面積率の測定をする必要がな
いものに対しても、測定条件データを入力しなければな
らなかったり、測定作業を省略することができず、不便
であった。
【0009】さらに、水無し平版等の現像装置を介さず
に絵柄面積率だけを測定しようとする場合にも、うまく
データを管理することができなかった。
に絵柄面積率だけを測定しようとする場合にも、うまく
データを管理することができなかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した事情
に対処すべくなされたもので、その目的は印刷版の処理
システム内に組み込むことができ、測定装置の所定の測
定位置に印刷版をセットしなくても多数枚の印刷版を測
定装置に順次搬入し、自動的にキーゾーン毎の絵柄面積
率を正確に求めることができ、しかも所定の測定シーケ
ンスで動作するのみならず、緊急性の高い印刷版の割り
込みや、1色刷り用版や再版等の測定が不要な印刷版に
も対処できる絵柄面積率測定システムを提供することで
ある。
に対処すべくなされたもので、その目的は印刷版の処理
システム内に組み込むことができ、測定装置の所定の測
定位置に印刷版をセットしなくても多数枚の印刷版を測
定装置に順次搬入し、自動的にキーゾーン毎の絵柄面積
率を正確に求めることができ、しかも所定の測定シーケ
ンスで動作するのみならず、緊急性の高い印刷版の割り
込みや、1色刷り用版や再版等の測定が不要な印刷版に
も対処できる絵柄面積率測定システムを提供することで
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による絵柄面積率
測定システムは、フィーダに収納された絵柄焼き付け後
の印刷版を一枚づつ取り込み現像する現像装置と、現像
装置で現像された印刷版の反射光量を求めインキキーゾ
ーン毎の絵柄面積率を測定する測定装置と、現像装置と
測定装置との間に接続され現像装置から排出された印刷
版を位置合わせしてから測定装置へ挿入する搬送装置と
を具備し、フィーダはそれぞれに1枚の印刷版が収納さ
れる多段の棚からなる棚部と、多段の棚に収納される印
刷版を予め設定されている順番で絵柄面積率が測定され
るように棚部を上下動させいずれかの段の棚の高さを現
像装置の印刷版取り込み部に合わせる上下動機構と、上
下動機構により現像装置の印刷版取り込み部に合わせら
れた棚に載置される印刷版を現像装置側に移動させる機
構と、測定順番に従った上下動機構の動作を中断し、測
定順番を変更する手段とを具備する。
測定システムは、フィーダに収納された絵柄焼き付け後
の印刷版を一枚づつ取り込み現像する現像装置と、現像
装置で現像された印刷版の反射光量を求めインキキーゾ
ーン毎の絵柄面積率を測定する測定装置と、現像装置と
測定装置との間に接続され現像装置から排出された印刷
版を位置合わせしてから測定装置へ挿入する搬送装置と
を具備し、フィーダはそれぞれに1枚の印刷版が収納さ
れる多段の棚からなる棚部と、多段の棚に収納される印
刷版を予め設定されている順番で絵柄面積率が測定され
るように棚部を上下動させいずれかの段の棚の高さを現
像装置の印刷版取り込み部に合わせる上下動機構と、上
下動機構により現像装置の印刷版取り込み部に合わせら
れた棚に載置される印刷版を現像装置側に移動させる機
構と、測定順番に従った上下動機構の動作を中断し、測
定順番を変更する手段とを具備する。
【0012】
【作用】本発明による絵柄面積率測定システムによれ
ば、多段式の棚部からなる現像装置のフィーダに複数の
印刷版を収納しておくと、一枚づつ印刷版が現像装置に
取り込まれ、現像装置から排出された印刷版が位置合わ
せされた後に測定装置に供給されるので、インキキーゾ
ーン毎の正確な絵柄面積率を自動的に測定することがで
きるとともに、所定の測定シーケンスで動作するのみな
らず、緊急性の高い印刷版の割り込みや、1色刷り用版
や再版等の測定が不要な印刷版にも対処できる。
ば、多段式の棚部からなる現像装置のフィーダに複数の
印刷版を収納しておくと、一枚づつ印刷版が現像装置に
取り込まれ、現像装置から排出された印刷版が位置合わ
せされた後に測定装置に供給されるので、インキキーゾ
ーン毎の正確な絵柄面積率を自動的に測定することがで
きるとともに、所定の測定シーケンスで動作するのみな
らず、緊急性の高い印刷版の割り込みや、1色刷り用版
や再版等の測定が不要な印刷版にも対処できる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明による絵柄面積
率測定システムの第1実施例を説明する。図1は本シス
テムの概略構成図、図2、3は本システムを横からみた
図、図4、5は本システムを上から見た図である。本シ
ステムは原画フィルムの絵柄の焼付けが終了した印刷版
を1枚づつ搬送しながら、現像、絵柄面積率測定等の処
理を順次行なう自動化システムであり、印刷版の搬送方
向に沿って順に配置されたオートフィーダ1、自動現像
装置2、搬送装置3、絵柄面積率測定装置4、版ストッ
カー5からなる。図2、4はオートフィーダ1、自動現
像装置2の部分を示し、図3、5は搬送装置3、絵柄面
積率測定装置4、版ストッカー5の部分を示す。
率測定システムの第1実施例を説明する。図1は本シス
テムの概略構成図、図2、3は本システムを横からみた
図、図4、5は本システムを上から見た図である。本シ
ステムは原画フィルムの絵柄の焼付けが終了した印刷版
を1枚づつ搬送しながら、現像、絵柄面積率測定等の処
理を順次行なう自動化システムであり、印刷版の搬送方
向に沿って順に配置されたオートフィーダ1、自動現像
装置2、搬送装置3、絵柄面積率測定装置4、版ストッ
カー5からなる。図2、4はオートフィーダ1、自動現
像装置2の部分を示し、図3、5は搬送装置3、絵柄面
積率測定装置4、版ストッカー5の部分を示す。
【0014】オートフィーダ1は搬送方向の両側に設け
られた枠体12内に配置された多段の棚部11を有す
る。棚部11は枠体12の上下に設けられた従動軸13
と駆動軸14とに掛けわたされたチェーン15に止め金
18を介して固定されている。駆動軸14に取り付けら
れたモータ16によってチェーン15が回転することに
より、棚部11が枠体12に沿って上下動される。上下
動を安定して行なわせるために、棚部11にガイドロー
ラ17が取り付けられ、枠体12に設けられた溝内をガ
イドローラ17が上下動する。
られた枠体12内に配置された多段の棚部11を有す
る。棚部11は枠体12の上下に設けられた従動軸13
と駆動軸14とに掛けわたされたチェーン15に止め金
18を介して固定されている。駆動軸14に取り付けら
れたモータ16によってチェーン15が回転することに
より、棚部11が枠体12に沿って上下動される。上下
動を安定して行なわせるために、棚部11にガイドロー
ラ17が取り付けられ、枠体12に設けられた溝内をガ
イドローラ17が上下動する。
【0015】棚部11は複数の印刷版セット棚61を有
し、各棚に1版づつ印刷版が収納(セット)される。図
示の簡単化のために、棚の段数は5段としてあるが、実
際には、1品目分の印刷版を全部セットできるように、
20乃至30段程度設けることが好ましい。各セット棚
61は従動軸62、63間に掛けわたされた無端ベルト
からなるベルトコンベアを有し、各ベルトコンベアは棚
部11の上部に設けられたモータ64に取り付けられた
傘歯車66と係合される傘歯車67により駆動され、自
動現像装置2の版挿入口と同じ高さのベルト上に載置さ
れている印刷版を水平方向に移動し、自動現像装置2内
に挿入する。なお、ベルトコンベアは印刷版のセットの
際にも一定量駆動されるようにすれば、印刷版の先端を
ベルトコンベアに乗せるだけで、ベルトコンベアの上に
容易に載置させることができる。
し、各棚に1版づつ印刷版が収納(セット)される。図
示の簡単化のために、棚の段数は5段としてあるが、実
際には、1品目分の印刷版を全部セットできるように、
20乃至30段程度設けることが好ましい。各セット棚
61は従動軸62、63間に掛けわたされた無端ベルト
からなるベルトコンベアを有し、各ベルトコンベアは棚
部11の上部に設けられたモータ64に取り付けられた
傘歯車66と係合される傘歯車67により駆動され、自
動現像装置2の版挿入口と同じ高さのベルト上に載置さ
れている印刷版を水平方向に移動し、自動現像装置2内
に挿入する。なお、ベルトコンベアは印刷版のセットの
際にも一定量駆動されるようにすれば、印刷版の先端を
ベルトコンベアに乗せるだけで、ベルトコンベアの上に
容易に載置させることができる。
【0016】各セット棚61の上下には印刷版のセット
を検知するための光電スイッチを構成する受光器(また
は投光器)72と、投光器(または受光器)73が取り
付けられる。投光器からの光が遮断されることにより、
印刷版のセットが検知できる。投光器と受光器との位置
関係は、印刷版の印刷面(以下、表面と称する)には感
光材が塗布されているので、投光器が印刷版の裏面側に
なるようにすることが好ましい。各セット棚61の手前
側には、図6に示すような表示パネル74がそれぞれ設
けられている。表示パネル74はLCD表示画面76
と、優先ボタン77とを有する。印刷版のセットが検知
されると、表示画面76は挿入順を表示する。識別マー
クを用いた場合は、挿入順に処理すればよいので、検査
順序の指示を行なう必要はないが、どの順で処理される
かをオペレータに知らせるために、挿入順は表示され
る。
を検知するための光電スイッチを構成する受光器(また
は投光器)72と、投光器(または受光器)73が取り
付けられる。投光器からの光が遮断されることにより、
印刷版のセットが検知できる。投光器と受光器との位置
関係は、印刷版の印刷面(以下、表面と称する)には感
光材が塗布されているので、投光器が印刷版の裏面側に
なるようにすることが好ましい。各セット棚61の手前
側には、図6に示すような表示パネル74がそれぞれ設
けられている。表示パネル74はLCD表示画面76
と、優先ボタン77とを有する。印刷版のセットが検知
されると、表示画面76は挿入順を表示する。識別マー
クを用いた場合は、挿入順に処理すればよいので、検査
順序の指示を行なう必要はないが、どの順で処理される
かをオペレータに知らせるために、挿入順は表示され
る。
【0017】優先ボタン77は後述する優先処理を実行
するために使用される。優先ボタン77が押されると、
それまで実行されている処理が一時中断できる。これ
は、印刷版のインキキーゾーンの幅は使われる印刷機の
種類により異なるので、印刷版のインキキーゾーンに関
するデータ等の測定条件データを絵柄面積率測定装置4
に与える必要があり、1回の処理のためにオートフィー
ダ1に複数枚の印刷版をセットする際に、測定順番(フ
ィーダからの取り出し順番)とともに測定条件データを
予め入力している。そのため、1回の処理が開始される
と、その順番で測定を行なわなければならず、納期が短
い場合等で早急に印刷を行ないたい場合にも1回の処理
途中では割り込めなかった。これを、中断するのが優先
処理である。
するために使用される。優先ボタン77が押されると、
それまで実行されている処理が一時中断できる。これ
は、印刷版のインキキーゾーンの幅は使われる印刷機の
種類により異なるので、印刷版のインキキーゾーンに関
するデータ等の測定条件データを絵柄面積率測定装置4
に与える必要があり、1回の処理のためにオートフィー
ダ1に複数枚の印刷版をセットする際に、測定順番(フ
ィーダからの取り出し順番)とともに測定条件データを
予め入力している。そのため、1回の処理が開始される
と、その順番で測定を行なわなければならず、納期が短
い場合等で早急に印刷を行ないたい場合にも1回の処理
途中では割り込めなかった。これを、中断するのが優先
処理である。
【0018】枠体12の側面には図7に示すような入力
パネル75が設けられる。入力パネル75はLCD表示
画面88、リセットボタン89、スタートボタン81、
停止ボタン83、上昇ボタン84、下降ボタン85、左
移動ボタン86、右移動ボタン87、割り込みボタン7
8を有し、さらに、表示パネル74と同様なLCD表示
画面76a、優先ボタン77aを有する。表示画面88
は挿入した印刷版91の版数を表示する。リセットボタ
ン89は印刷版91の版数をカウントしている場合にリ
セットするのに使われる。スタートボタン81、停止ボ
タン83はオートフィーダ1の動作を開始、停止させる
ために使われ、オートフィーダ1の動作状態を示すスタ
ートランプ80、停止ランプ82を有する。上下動ボタ
ン84、85はセット棚61への印刷版のセットのため
に、棚11を上下動させるために使われる。左移動ボタ
ン86は、手動時に印刷版セット棚61の搬送ベルトを
左方向(送り方向)に回転するのに使用でき、右移動ボ
タン87は手動時に印刷版セット棚61の搬送ベルトを
右方向(戻り方向)に回転するのに使用される。手動時
とは、例えばセンサ72、73が故障した場合等に、オ
ペレータがフィーダの移動を指示する時、あるいは、版
がつまってしまった場合に、版を取り出すたす時であ
る。
パネル75が設けられる。入力パネル75はLCD表示
画面88、リセットボタン89、スタートボタン81、
停止ボタン83、上昇ボタン84、下降ボタン85、左
移動ボタン86、右移動ボタン87、割り込みボタン7
8を有し、さらに、表示パネル74と同様なLCD表示
画面76a、優先ボタン77aを有する。表示画面88
は挿入した印刷版91の版数を表示する。リセットボタ
ン89は印刷版91の版数をカウントしている場合にリ
セットするのに使われる。スタートボタン81、停止ボ
タン83はオートフィーダ1の動作を開始、停止させる
ために使われ、オートフィーダ1の動作状態を示すスタ
ートランプ80、停止ランプ82を有する。上下動ボタ
ン84、85はセット棚61への印刷版のセットのため
に、棚11を上下動させるために使われる。左移動ボタ
ン86は、手動時に印刷版セット棚61の搬送ベルトを
左方向(送り方向)に回転するのに使用でき、右移動ボ
タン87は手動時に印刷版セット棚61の搬送ベルトを
右方向(戻り方向)に回転するのに使用される。手動時
とは、例えばセンサ72、73が故障した場合等に、オ
ペレータがフィーダの移動を指示する時、あるいは、版
がつまってしまった場合に、版を取り出すたす時であ
る。
【0019】自動現像装置2は搬送方向に沿って順次配
置された現像部21、水洗部22、乾燥部23からな
り、現像の終わった印刷版が搬送装置3に排出される。
置された現像部21、水洗部22、乾燥部23からな
り、現像の終わった印刷版が搬送装置3に排出される。
【0020】次に、搬送装置3を説明する。搬送装置3
は搬送方向において3つに区分されたベルトコンベア3
9a、39b,39cからなり、各区分のベルトコンベ
アの間には図8に示すような幅寄せ機構が設けられる。
は搬送方向において3つに区分されたベルトコンベア3
9a、39b,39cからなり、各区分のベルトコンベ
アの間には図8に示すような幅寄せ機構が設けられる。
【0021】自動現像装置2から搬送装置3に排出され
てきた印刷版が搬送装置3の入口付近に設けられたセン
サ31(図5)で検出されると、ベルトコンベア39
a、39b,39cが作動し、印刷版を絵柄面積率測定
装置4側へ送る。印刷版が搬送装置3の出口付近に設け
られたセンサ32で検出されると、ベルトコンベア39
a,39b,39cの作動は停止し、幅寄せ機構が作動
する。これは、印刷版が傾いていたりして搬送方向に平
行になっていないと、絵柄面積率測定装置4で測定した
キーゾーンと印刷機のキーゾーンとが一致せず、インキ
キーの開度を適切に制御できないからである。幅寄せ機
構は搬送方向に直交する方向に配置されたガイド37に
沿ってネジ36の回転により移動し、印刷版を版ガイド
35に押しつける位置決めピン34と、位置決めピン3
4とともに移動するセンサ33a,33bと、版ガイド
35側に設けられたセンサ33c,33dを具備する。
すなわち、印刷版は位置決めピン34により版ガイド3
5側に寄せられ、印刷版が搬送方向と平行にされる。印
刷版が位置決めされたことはセンサ33a,33b,3
3c,33dで検出される。つまり、センサ33a,3
3dの双方がオンになれば、位置決め完了となる。な
お、センサ33b,33cは印刷版を折曲げてしまわな
いように版寄せ速度を減速するために用いられる。位置
決めが完了すると、ベルトコンベア39a,39b,3
9cは再び作動し、印刷版は絵柄面積率測定装置4に送
られる。
てきた印刷版が搬送装置3の入口付近に設けられたセン
サ31(図5)で検出されると、ベルトコンベア39
a、39b,39cが作動し、印刷版を絵柄面積率測定
装置4側へ送る。印刷版が搬送装置3の出口付近に設け
られたセンサ32で検出されると、ベルトコンベア39
a,39b,39cの作動は停止し、幅寄せ機構が作動
する。これは、印刷版が傾いていたりして搬送方向に平
行になっていないと、絵柄面積率測定装置4で測定した
キーゾーンと印刷機のキーゾーンとが一致せず、インキ
キーの開度を適切に制御できないからである。幅寄せ機
構は搬送方向に直交する方向に配置されたガイド37に
沿ってネジ36の回転により移動し、印刷版を版ガイド
35に押しつける位置決めピン34と、位置決めピン3
4とともに移動するセンサ33a,33bと、版ガイド
35側に設けられたセンサ33c,33dを具備する。
すなわち、印刷版は位置決めピン34により版ガイド3
5側に寄せられ、印刷版が搬送方向と平行にされる。印
刷版が位置決めされたことはセンサ33a,33b,3
3c,33dで検出される。つまり、センサ33a,3
3dの双方がオンになれば、位置決め完了となる。な
お、センサ33b,33cは印刷版を折曲げてしまわな
いように版寄せ速度を減速するために用いられる。位置
決めが完了すると、ベルトコンベア39a,39b,3
9cは再び作動し、印刷版は絵柄面積率測定装置4に送
られる。
【0022】このような構成によれば、たとえ、印刷版
が搬送方向に対して傾いた状態で搬送装置3に搬出され
ても、絵柄面積率測定装置4内に搬入される前に、搬送
方向に直交する方向に幅寄せされるので、常に搬送方向
に直交する方向の位置が正しく揃えられた状態で印刷版
を絵柄面積率測定装置4内に搬入することができ、常に
キーゾーン毎の絵柄面積率を正確に求めることができ
る。
が搬送方向に対して傾いた状態で搬送装置3に搬出され
ても、絵柄面積率測定装置4内に搬入される前に、搬送
方向に直交する方向に幅寄せされるので、常に搬送方向
に直交する方向の位置が正しく揃えられた状態で印刷版
を絵柄面積率測定装置4内に搬入することができ、常に
キーゾーン毎の絵柄面積率を正確に求めることができ
る。
【0023】絵柄面積率測定装置4では、版送りローラ
42により印刷版を間欠的に送りながら、版送り方向と
垂直になるように固定された図示しないレールに取り付
けられた光源と受光素子からなる測定ヘッド41を左右
に動かしながら印刷版の反射光量に基づいて絵柄面積率
を測定する。
42により印刷版を間欠的に送りながら、版送り方向と
垂直になるように固定された図示しないレールに取り付
けられた光源と受光素子からなる測定ヘッド41を左右
に動かしながら印刷版の反射光量に基づいて絵柄面積率
を測定する。
【0024】絵柄面積率測定装置4としては、種々のも
のが使用可能であるが、例えば、特願平2−24614
2号に記載されている装置を使用することができる。
のが使用可能であるが、例えば、特願平2−24614
2号に記載されている装置を使用することができる。
【0025】上述したように、印刷版に関するデータ
(例えば、使用する印刷機の機械番号、品目番号等)を
絵柄面積率測定装置4に入力する必要がある。このデー
タとしては、ユニット上下の指定、例えば、測定順を上
胴K版〜上胴C版〜上胴M版〜上胴Y版と指定すること
も含まれる。絵柄面積率測定装置4内には機械番号に対
応して種々の測定条件データ(例えば、印刷版サイズ、
有効絵柄域サイズ、インキキー数、キー幅)が予め記憶
されており、絵柄面積率算出の際に利用される。この印
刷版に関するデータの入力手法としては、操作パネル等
の入力部材をオペレータが操作することにより手動で入
力する方法と、印刷版にこのデータを示す識別マーク
(例えば、バーコード)を予め付しておいて、センサで
読み取る方法が考えられるが、本実施例では、後者を採
用している。そのため、図9に示すように、印刷版91
に予め識別マーク92を付しておき、絵柄面積率測定装
置4の入口付近に設けられた識別マーク読取りセンサ4
3によりこれを読み取り、自動的に測定条件データを入
力する。ここで、識別マーク92の向きは搬送方向に沿
った向きとされているので、識別マーク92にバーコー
ドを用いた場合、識別マーク読取りセンサ43が移動す
ることなく、印刷版の搬送に従ってバーコードが読み取
られる。識別マーク92は被印刷物に印刷されるのを防
ぐために、印刷版91を取り付けるための咥部に付すこ
とが望ましい。
(例えば、使用する印刷機の機械番号、品目番号等)を
絵柄面積率測定装置4に入力する必要がある。このデー
タとしては、ユニット上下の指定、例えば、測定順を上
胴K版〜上胴C版〜上胴M版〜上胴Y版と指定すること
も含まれる。絵柄面積率測定装置4内には機械番号に対
応して種々の測定条件データ(例えば、印刷版サイズ、
有効絵柄域サイズ、インキキー数、キー幅)が予め記憶
されており、絵柄面積率算出の際に利用される。この印
刷版に関するデータの入力手法としては、操作パネル等
の入力部材をオペレータが操作することにより手動で入
力する方法と、印刷版にこのデータを示す識別マーク
(例えば、バーコード)を予め付しておいて、センサで
読み取る方法が考えられるが、本実施例では、後者を採
用している。そのため、図9に示すように、印刷版91
に予め識別マーク92を付しておき、絵柄面積率測定装
置4の入口付近に設けられた識別マーク読取りセンサ4
3によりこれを読み取り、自動的に測定条件データを入
力する。ここで、識別マーク92の向きは搬送方向に沿
った向きとされているので、識別マーク92にバーコー
ドを用いた場合、識別マーク読取りセンサ43が移動す
ることなく、印刷版の搬送に従ってバーコードが読み取
られる。識別マーク92は被印刷物に印刷されるのを防
ぐために、印刷版91を取り付けるための咥部に付すこ
とが望ましい。
【0026】入力されたデータは絵柄面積率の測定の条
件として使われるのみならず、測定結果の面積率データ
と組合わされインキキーのキー開度用の情報として使用
されたり、印刷版の重送時のシステムの停止、あるいは
いわゆる割込み処理の際等にも利用される。
件として使われるのみならず、測定結果の面積率データ
と組合わされインキキーのキー開度用の情報として使用
されたり、印刷版の重送時のシステムの停止、あるいは
いわゆる割込み処理の際等にも利用される。
【0027】また、印刷版91にはキャリブレーション
マーク93も付されている。印刷板の絵柄面積率を測定
するときは、印刷版のベタ(100%)部分と白(0
%)部分との反射光量によりキャリブレーションを行な
う必要があるが、これに使われるベタ部分と白部分とを
有するマークがキャリブレーションマーク93である。
キャリブレーションマーク93の反射光量も測定ヘッド
41により測定される。
マーク93も付されている。印刷板の絵柄面積率を測定
するときは、印刷版のベタ(100%)部分と白(0
%)部分との反射光量によりキャリブレーションを行な
う必要があるが、これに使われるベタ部分と白部分とを
有するマークがキャリブレーションマーク93である。
キャリブレーションマーク93の反射光量も測定ヘッド
41により測定される。
【0028】なお、このキャリブレーションマークを印
刷版に焼き付ける手間を省略するために、絵柄面積率測
定装置4に内部データとして記録しておいて、そのデー
タを使用してキャリブレーションを行なうことも可能で
ある。そのため、識別マーク92には、印刷版のキャリ
ブレーションマーク93を読み取ってキャリブレーショ
ンを行なうのか、内部データを使用してキャリブレーシ
ョンを行なうのかの指定も含んでいる。内部データを使
用してキャリブレーションを行なうときは、印刷版メー
カ毎の反射光量の違いに対応するため番号等で事前に記
録しておいた数種類のキャリブレーションデータの選択
をする。
刷版に焼き付ける手間を省略するために、絵柄面積率測
定装置4に内部データとして記録しておいて、そのデー
タを使用してキャリブレーションを行なうことも可能で
ある。そのため、識別マーク92には、印刷版のキャリ
ブレーションマーク93を読み取ってキャリブレーショ
ンを行なうのか、内部データを使用してキャリブレーシ
ョンを行なうのかの指定も含んでいる。内部データを使
用してキャリブレーションを行なうときは、印刷版メー
カ毎の反射光量の違いに対応するため番号等で事前に記
録しておいた数種類のキャリブレーションデータの選択
をする。
【0029】絵柄面積率の測定の終わった印刷版は版ス
トッカー5に排出される。
トッカー5に排出される。
【0030】版ストッカー5は排出された印刷版をガイ
ドする受板52と、印刷版が立てかけられる竪板53と
を有し、受板52の下端に設けられたセンサ51により
印刷版の排出が検出されると、図示しないクランク機構
によって受板52がはね上げられ、堅板53に印刷版が
立てかけられ、印刷版がストックされる。
ドする受板52と、印刷版が立てかけられる竪板53と
を有し、受板52の下端に設けられたセンサ51により
印刷版の排出が検出されると、図示しないクランク機構
によって受板52がはね上げられ、堅板53に印刷版が
立てかけられ、印刷版がストックされる。
【0031】なお、搬送装置3では幅寄せのために印刷
版の搬送が一時停止し、絵柄面積率測定装置4では印刷
版の搬送は間欠的に行なわれ、自動現像装置2では基本
的に送り速度を変えることができないため、オートフィ
ーダ1は自動現像装置2、搬送装置3、絵柄面積率測定
装置4、版ストッカー5のうち、最も処理が遅い装置の
速度に合わせて印刷版を挿入するように搬入タイミング
を調整する必要がある。
版の搬送が一時停止し、絵柄面積率測定装置4では印刷
版の搬送は間欠的に行なわれ、自動現像装置2では基本
的に送り速度を変えることができないため、オートフィ
ーダ1は自動現像装置2、搬送装置3、絵柄面積率測定
装置4、版ストッカー5のうち、最も処理が遅い装置の
速度に合わせて印刷版を挿入するように搬入タイミング
を調整する必要がある。
【0032】このような構成の本システムの動作を次に
説明する。基本的には、オートフィーダ1に1回の処理
分の複数枚の印刷版をセットし、スタートボタン81を
押すと、オートフィーダ1から1枚づつ印刷版が自動現
像装置2内に取り込まれ、現像、絵柄面積率測定が順次
を行なわれる。ここで、オートフィーダ1の棚部11の
段数は有限であるので、動作中に、オペレータがオート
フィーダ1の空いている棚に印刷版を随時セットする必
要がある。この場合の動作を図10に示したフローチャ
ートを参照して説明する。
説明する。基本的には、オートフィーダ1に1回の処理
分の複数枚の印刷版をセットし、スタートボタン81を
押すと、オートフィーダ1から1枚づつ印刷版が自動現
像装置2内に取り込まれ、現像、絵柄面積率測定が順次
を行なわれる。ここで、オートフィーダ1の棚部11の
段数は有限であるので、動作中に、オペレータがオート
フィーダ1の空いている棚に印刷版を随時セットする必
要がある。この場合の動作を図10に示したフローチャ
ートを参照して説明する。
【0033】先ず、オペレータは、ステップ#1でオー
トフィーダ1が停止しているか否かを判断する。これ
は、図7に示す入力パネル75の停止ランプ82で確認
できる。停止していないときは、ステップ#2で入力パ
ネル75の停止ボタン83を押すことによりオートフィ
ーダ1を停止させる。オートフィーダ1は停止ボタン8
3が押されたときに、印刷版の搬入動作を行なっている
ときは搬入中の印刷板を挿入し終わった時点で停止し、
停止ランプ82を点灯する。停止ボタン83が押された
ときに、印刷版の搬入動作を行なっていないときは、た
だちに停止ランプ82を点灯する。
トフィーダ1が停止しているか否かを判断する。これ
は、図7に示す入力パネル75の停止ランプ82で確認
できる。停止していないときは、ステップ#2で入力パ
ネル75の停止ボタン83を押すことによりオートフィ
ーダ1を停止させる。オートフィーダ1は停止ボタン8
3が押されたときに、印刷版の搬入動作を行なっている
ときは搬入中の印刷板を挿入し終わった時点で停止し、
停止ランプ82を点灯する。停止ボタン83が押された
ときに、印刷版の搬入動作を行なっていないときは、た
だちに停止ランプ82を点灯する。
【0034】オートフィーダ1が停止したら、ステップ
#3でオペレータは入力パネル75の上昇ボタン84、
下降ボタン85により多段の棚部11をオペレータの身
長に合わせて上下動作させ、印刷版をセットし易い高さ
にする。印刷版セット棚61の空いている棚に1版づつ
セットする。図示は5段であるが、実際には、1品目分
の印刷版を全部セットできるように、10段以上が好ま
しい。
#3でオペレータは入力パネル75の上昇ボタン84、
下降ボタン85により多段の棚部11をオペレータの身
長に合わせて上下動作させ、印刷版をセットし易い高さ
にする。印刷版セット棚61の空いている棚に1版づつ
セットする。図示は5段であるが、実際には、1品目分
の印刷版を全部セットできるように、10段以上が好ま
しい。
【0035】ステップ#4でスタートボタンが押され測
定中の品目があればその品目の測定が終了した後、オー
トフィーダ1は次に測定すべく指定された印刷版がセッ
トされている棚が自動現像装置2の搬送路と同じ高さに
される。ステップ#5でオートフィーダ1から次に測定
すべく指定された印刷版が自動現像装置2内に搬入さ
れ、現像、水洗、乾燥が行なわれる。ステップ#6で自
動現像装置2から搬出された印刷版が搬送装置3におい
て幅寄せされ、幅方向の位置決めが行なわれる。ステッ
プ#7で識別マークが読み取られ測定条件データが絵柄
面積率装置4内に入力される。ステップ#8で測定条件
データに基づいて印刷版の反射光量からキーゾーン毎の
絵柄面積率が求めれる。ステップ#9で測定の終わった
印刷版が版ストッカー5に排出され、竪板53に立て掛
けられる。この動作が1品目分だけ繰り返される。枚葉
印刷機の場合は、通常4版で1品目であり、輪転印刷機
の場合は、表裏8版で1品目を構成する。
定中の品目があればその品目の測定が終了した後、オー
トフィーダ1は次に測定すべく指定された印刷版がセッ
トされている棚が自動現像装置2の搬送路と同じ高さに
される。ステップ#5でオートフィーダ1から次に測定
すべく指定された印刷版が自動現像装置2内に搬入さ
れ、現像、水洗、乾燥が行なわれる。ステップ#6で自
動現像装置2から搬出された印刷版が搬送装置3におい
て幅寄せされ、幅方向の位置決めが行なわれる。ステッ
プ#7で識別マークが読み取られ測定条件データが絵柄
面積率装置4内に入力される。ステップ#8で測定条件
データに基づいて印刷版の反射光量からキーゾーン毎の
絵柄面積率が求めれる。ステップ#9で測定の終わった
印刷版が版ストッカー5に排出され、竪板53に立て掛
けられる。この動作が1品目分だけ繰り返される。枚葉
印刷機の場合は、通常4版で1品目であり、輪転印刷機
の場合は、表裏8版で1品目を構成する。
【0036】ここまでは、通常の動作を説明したが、次
に例外動作を説明する。先ず、第1の例外処理として納
期が短い場合等の早急に印刷を行ないたい場合を説明す
る。本システムが動作中にこのような緊急の印刷版の焼
付けが終了した場合、オートフィーダ1に印刷版がセッ
トされていなければ、通常の処理を行なえばよいが、数
品目分の印刷版が既にセットされている場合には、先
ず、オートフィーダ1の動作を中断させ、空いている棚
に印刷版を載置するとともに、その棚番号を指定し、既
に設定されているオートフィーダ1からの印刷版の挿入
順番を変更し、緊急品目の載置されている棚を一番最初
に測定するようにする。これにより、緊急品目を優先的
に測定できる。
に例外動作を説明する。先ず、第1の例外処理として納
期が短い場合等の早急に印刷を行ないたい場合を説明す
る。本システムが動作中にこのような緊急の印刷版の焼
付けが終了した場合、オートフィーダ1に印刷版がセッ
トされていなければ、通常の処理を行なえばよいが、数
品目分の印刷版が既にセットされている場合には、先
ず、オートフィーダ1の動作を中断させ、空いている棚
に印刷版を載置するとともに、その棚番号を指定し、既
に設定されているオートフィーダ1からの印刷版の挿入
順番を変更し、緊急品目の載置されている棚を一番最初
に測定するようにする。これにより、緊急品目を優先的
に測定できる。
【0037】第2の例外処理として、肉眼で面積率がわ
かる1色刷り用版や、一度面積率を測定した再版等の絵
柄面積率の測定が不要な印刷版が本システムに供給され
た場合を説明する。この場合は、識別データに面積率の
測定を不要とする旨の指示を含ませておけばよい。絵柄
面積率測定装置4はこの識別マークを読み取ると、測定
動作を停止し、印刷版を素通りさせることができる。
かる1色刷り用版や、一度面積率を測定した再版等の絵
柄面積率の測定が不要な印刷版が本システムに供給され
た場合を説明する。この場合は、識別データに面積率の
測定を不要とする旨の指示を含ませておけばよい。絵柄
面積率測定装置4はこの識別マークを読み取ると、測定
動作を停止し、印刷版を素通りさせることができる。
【0038】第3の例外処理として現像を省略する場合
を参照して説明する。これは、既に現像を終えた印刷版
が供給された場合や、自動現像装置としてPS版専用の
装置を組み込んだシステムで水無し平版等の他種の印刷
版が供給された場合に必要である。この場合は、通常動
作のステップ#13において、印刷版をオートフィーダ
1にではなく、搬送装置3のベルトコンベア上に載置し
て、絵柄面積率測定装置4内に搬入させる。これによ
り、自動現像装置2を通さずに、絵柄面積率のみを測定
できる。
を参照して説明する。これは、既に現像を終えた印刷版
が供給された場合や、自動現像装置としてPS版専用の
装置を組み込んだシステムで水無し平版等の他種の印刷
版が供給された場合に必要である。この場合は、通常動
作のステップ#13において、印刷版をオートフィーダ
1にではなく、搬送装置3のベルトコンベア上に載置し
て、絵柄面積率測定装置4内に搬入させる。これによ
り、自動現像装置2を通さずに、絵柄面積率のみを測定
できる。
【0039】本発明の第2実施例を説明する。第2実施
例では、オートフィーダ1にベルトコンベアの代わりに
水平式のチェーン式版押しを用いる。図11は第2実施
例のチェーン式オートフィーダ1Aを横からみた図、図
12はそれを上からみた図を示す。基本的な構成は棚式
オートフィーダ1と同様であり、棚部11内の各棚61
A上の印刷版を自動現像装置2内に挿入する機構のみが
異なる。オートフィーダ1Aの手前に版押し収納部10
0が設けられ、版押し収納部100内にはチェーン10
1と押出板102からなるチェーン式の版押しフレーム
103が収納される。チェーン101は収納される時に
はコンパクトになるので、収納部100が小型化できる
とともに、モータ104の軸106に取り付けられたス
プロケットと係合しているので、モータ104の回転に
より移動自在であり、版押し収納部100内に収納され
たり、自動現像装置2の方に延ばせられる。そのため、
棚部11の高さを調整する時は、版押しフレーム103
は収納部100内に収納される。そして、自動現像装置
2の方に延ばせられる時に、版押しフレーム103は棚
上の印刷版を自動現像装置2内に押し込む。なお、各棚
の搬送方向(チェーン101の移動方向)に沿ってガイ
ド溝108が設けられ、版押し板102が常に印刷版の
後端と当接するようになっている。
例では、オートフィーダ1にベルトコンベアの代わりに
水平式のチェーン式版押しを用いる。図11は第2実施
例のチェーン式オートフィーダ1Aを横からみた図、図
12はそれを上からみた図を示す。基本的な構成は棚式
オートフィーダ1と同様であり、棚部11内の各棚61
A上の印刷版を自動現像装置2内に挿入する機構のみが
異なる。オートフィーダ1Aの手前に版押し収納部10
0が設けられ、版押し収納部100内にはチェーン10
1と押出板102からなるチェーン式の版押しフレーム
103が収納される。チェーン101は収納される時に
はコンパクトになるので、収納部100が小型化できる
とともに、モータ104の軸106に取り付けられたス
プロケットと係合しているので、モータ104の回転に
より移動自在であり、版押し収納部100内に収納され
たり、自動現像装置2の方に延ばせられる。そのため、
棚部11の高さを調整する時は、版押しフレーム103
は収納部100内に収納される。そして、自動現像装置
2の方に延ばせられる時に、版押しフレーム103は棚
上の印刷版を自動現像装置2内に押し込む。なお、各棚
の搬送方向(チェーン101の移動方向)に沿ってガイ
ド溝108が設けられ、版押し板102が常に印刷版の
後端と当接するようになっている。
【0040】このような実施例によっても、第1実施例
と同様な効果が得られる。
と同様な効果が得られる。
【0041】第3実施例として、測定条件データを識別
マークから読み取るのではなく、入力パネルから入力す
る実施例を説明する。この実施例の装置構成は、上述の
実施例の絵柄面積率測定装置4からマーク読み取りセン
サを省略し、その代わり図13に示すようなデータ入力
パネル113を設けることにより実現される。入力パネ
ル113はスタートボタン171、停止ボタン172、
優先ボタン173、データ入力ボタン174、測定ボタ
ン175、割り込みボタン176、LCD表示パネル1
77、上下ユニット指定ボタン178、色指定ボタン1
79、ユニット選択ボタン180、測定モードボタン1
81、テンキー182を有する。なお、第3実施例で
は、図7に示す入力パネル75のスタートボタン17
1、停止ボタン172は不要である。優先ボタン173
は後述する優先処理を実行するために使用される。優先
ボタン173が押されると、それまで実行されている処
理が一時中断できる。これは、キーゾーンの幅は使われ
る印刷機の種類により異なるので、印刷版のインキキー
ゾーンに関するデータ等の測定条件データを絵柄面積率
測定装置4に与える必要があり、1回の処理のためにオ
ートフィーダ1に複数枚の印刷版をセットする際に、セ
ットした順番に従って測定条件データを予め入力してお
く。そのため、1回の処理が開始されると、その順番で
測定を行なわなければならず、納期が短い場合等で早急
に印刷を行ないたい場合にも1回の処理途中では割り込
めなかった。これを、中断するのが優先処理である。た
だし、優先ボタン173が押されても、オートフィーダ
1に印刷版がセットされていなければ、通常の処理が行
なわれる。表示パネル177は、例えば、処理した印刷
版の枚数を表示するのに使われる。スタートボタン17
1、停止ボタン172はオートフィーダ1の動作を開
始、停止(中断)させるために使われ、オートフィーダ
1の動作状態を示すスタートランプ183、停止ランプ
184を有する。割り込みボタン176は水無し平版等
を自動現像装置2を介さないで直に絵柄面積率を測定す
る場合に使われる。データ入力ボタン174、測定ボタ
ン175は測定条件データの入力の開始、終了時に押さ
れる。上下ユニット指定ボタン178はユニット上下の
指定を行なうために使われる。一般に、枚葉機は4色
機、輪転機は4×4色機が多いため、「4」ボタン、
「4×4」ボタンを設け、「4」ボタンを押した時は、
上胴K版、上胴C版、上胴M版、上胴Y版の順に測定す
ることを自動的に設定することが有効である。
マークから読み取るのではなく、入力パネルから入力す
る実施例を説明する。この実施例の装置構成は、上述の
実施例の絵柄面積率測定装置4からマーク読み取りセン
サを省略し、その代わり図13に示すようなデータ入力
パネル113を設けることにより実現される。入力パネ
ル113はスタートボタン171、停止ボタン172、
優先ボタン173、データ入力ボタン174、測定ボタ
ン175、割り込みボタン176、LCD表示パネル1
77、上下ユニット指定ボタン178、色指定ボタン1
79、ユニット選択ボタン180、測定モードボタン1
81、テンキー182を有する。なお、第3実施例で
は、図7に示す入力パネル75のスタートボタン17
1、停止ボタン172は不要である。優先ボタン173
は後述する優先処理を実行するために使用される。優先
ボタン173が押されると、それまで実行されている処
理が一時中断できる。これは、キーゾーンの幅は使われ
る印刷機の種類により異なるので、印刷版のインキキー
ゾーンに関するデータ等の測定条件データを絵柄面積率
測定装置4に与える必要があり、1回の処理のためにオ
ートフィーダ1に複数枚の印刷版をセットする際に、セ
ットした順番に従って測定条件データを予め入力してお
く。そのため、1回の処理が開始されると、その順番で
測定を行なわなければならず、納期が短い場合等で早急
に印刷を行ないたい場合にも1回の処理途中では割り込
めなかった。これを、中断するのが優先処理である。た
だし、優先ボタン173が押されても、オートフィーダ
1に印刷版がセットされていなければ、通常の処理が行
なわれる。表示パネル177は、例えば、処理した印刷
版の枚数を表示するのに使われる。スタートボタン17
1、停止ボタン172はオートフィーダ1の動作を開
始、停止(中断)させるために使われ、オートフィーダ
1の動作状態を示すスタートランプ183、停止ランプ
184を有する。割り込みボタン176は水無し平版等
を自動現像装置2を介さないで直に絵柄面積率を測定す
る場合に使われる。データ入力ボタン174、測定ボタ
ン175は測定条件データの入力の開始、終了時に押さ
れる。上下ユニット指定ボタン178はユニット上下の
指定を行なうために使われる。一般に、枚葉機は4色
機、輪転機は4×4色機が多いため、「4」ボタン、
「4×4」ボタンを設け、「4」ボタンを押した時は、
上胴K版、上胴C版、上胴M版、上胴Y版の順に測定す
ることを自動的に設定することが有効である。
【0042】このような構成の第3実施例の動作を説明
する。基本的には、オートフィーダ1に1回の処理分の
複数枚の印刷版をセットするとともに、挿入する順番を
棚番号により指定し、指定した順番に各印刷版毎の測定
条件データを入力する。これは、印刷版が実際に印刷さ
れる印刷機毎にキーゾーンが異なっているので、印刷版
毎にキーゾーンを示すデータを必要とするからである。
なお、印刷版をセットする時はオートフィーダ1が停止
していることが必要であるが、停止しているか否かは図
13に示す入力パネル113の停止ランプ184により
確認できる。停止していない時は、入力パネル113の
停止ボタン172を押す。ここで、オートフィーダ1は
停止ボタンが押された時に、印刷版の搬入動作を行なっ
ている場合は搬入中の印刷版を挿入し終わった時点で停
止し、停止ランプ184を点灯する。停止ボタン172
が押された時に、印刷版の搬入動作を行なっていない場
合は。ただちに停止ランプ184を点灯する。ランプ1
84の代わり、あるいは、ランプ184に加えて、停止
したことをオペレータに知らせるためにブザーを鳴らし
てもよい。
する。基本的には、オートフィーダ1に1回の処理分の
複数枚の印刷版をセットするとともに、挿入する順番を
棚番号により指定し、指定した順番に各印刷版毎の測定
条件データを入力する。これは、印刷版が実際に印刷さ
れる印刷機毎にキーゾーンが異なっているので、印刷版
毎にキーゾーンを示すデータを必要とするからである。
なお、印刷版をセットする時はオートフィーダ1が停止
していることが必要であるが、停止しているか否かは図
13に示す入力パネル113の停止ランプ184により
確認できる。停止していない時は、入力パネル113の
停止ボタン172を押す。ここで、オートフィーダ1は
停止ボタンが押された時に、印刷版の搬入動作を行なっ
ている場合は搬入中の印刷版を挿入し終わった時点で停
止し、停止ランプ184を点灯する。停止ボタン172
が押された時に、印刷版の搬入動作を行なっていない場
合は。ただちに停止ランプ184を点灯する。ランプ1
84の代わり、あるいは、ランプ184に加えて、停止
したことをオペレータに知らせるためにブザーを鳴らし
てもよい。
【0043】データの入力の際には、入力パネル113
上のデータ入力ボタン174を押し、当該印刷版を印刷
する印刷機械の番号、ユニット指定等のデータを入力
し、測定ボタン175を押す。これにより、絵柄面積率
測定のためのデータ等が入力される。データの入力方法
はどの様な方法でもよいが、バッチ処理を行なうとする
と次のようになる。先ず、データの入力を開始するため
のボタンを押す。このボタンとしては、後述する例外処
理に対応するため、通常使用するデータ入力ボタン17
4、優先品目の時に使用する優先ボタン173、水無し
平版等の現像済みの印刷版を処理する時に使用する割込
みボタン176等がある。データ入力ボタンを押した
ら、印刷機械の指定をする印刷機械番号を入力する。次
に、ユニット上下の指定を行なう。上胴か下胴かの指定
をしたときは印刷色、ユニット番号の入力をし、また次
の印刷版データの指定をするかの確認をする。そして、
最後に測定ボタン175を押して、データの入力を終了
する。
上のデータ入力ボタン174を押し、当該印刷版を印刷
する印刷機械の番号、ユニット指定等のデータを入力
し、測定ボタン175を押す。これにより、絵柄面積率
測定のためのデータ等が入力される。データの入力方法
はどの様な方法でもよいが、バッチ処理を行なうとする
と次のようになる。先ず、データの入力を開始するため
のボタンを押す。このボタンとしては、後述する例外処
理に対応するため、通常使用するデータ入力ボタン17
4、優先品目の時に使用する優先ボタン173、水無し
平版等の現像済みの印刷版を処理する時に使用する割込
みボタン176等がある。データ入力ボタンを押した
ら、印刷機械の指定をする印刷機械番号を入力する。次
に、ユニット上下の指定を行なう。上胴か下胴かの指定
をしたときは印刷色、ユニット番号の入力をし、また次
の印刷版データの指定をするかの確認をする。そして、
最後に測定ボタン175を押して、データの入力を終了
する。
【0044】この後、スタートボタン171を押すと、
オートフィーダ1から1枚づつ印刷版が自動現像装置2
内に取り込まれ、現像が行なわれる。自動現像装置2か
ら排出された印刷版は幅寄せ機構により幅方向、すなわ
ちインキキーの配列方向において、位置合わせされて、
絵柄面積率測定装置4内に搬入され、絵柄面積率が測定
される。オートフィーダ1から一枚印刷版が取り出され
る毎に、入力された順番に印刷条件データが読み出さ
れ、絵柄面積率測定装置4にセットされる。これによ
り、絵柄面積率測定装置4は各印刷版毎に的確にキーゾ
ーン毎の絵柄面積率を得ることができる。この動作が1
品目分繰り返される。枚葉印刷機の場合は、通常4版で
1品目であり、輪転印刷機の場合は、表裏8版で1品目
を構成する。
オートフィーダ1から1枚づつ印刷版が自動現像装置2
内に取り込まれ、現像が行なわれる。自動現像装置2か
ら排出された印刷版は幅寄せ機構により幅方向、すなわ
ちインキキーの配列方向において、位置合わせされて、
絵柄面積率測定装置4内に搬入され、絵柄面積率が測定
される。オートフィーダ1から一枚印刷版が取り出され
る毎に、入力された順番に印刷条件データが読み出さ
れ、絵柄面積率測定装置4にセットされる。これによ
り、絵柄面積率測定装置4は各印刷版毎に的確にキーゾ
ーン毎の絵柄面積率を得ることができる。この動作が1
品目分繰り返される。枚葉印刷機の場合は、通常4版で
1品目であり、輪転印刷機の場合は、表裏8版で1品目
を構成する。
【0045】ここまでは、通常の動作を説明したが、次
に例外動作を説明する。先ず、第1の例外処理として納
期が短い場合等の早急に印刷を行ないたい場合の動作
を、図14に示したフローチャートを参照して説明す
る。本システムが動作中にこのような緊急の印刷版の焼
付けが終了した場合、オートフィーダ1に印刷版がセッ
トされていなければ、通常の処理を行なえばよいが、数
品目分の印刷版が既にセットされている場合にはその測
定順番に割り込ませて、緊急の印刷版の処理を優先的に
実行する要求がある。
に例外動作を説明する。先ず、第1の例外処理として納
期が短い場合等の早急に印刷を行ないたい場合の動作
を、図14に示したフローチャートを参照して説明す
る。本システムが動作中にこのような緊急の印刷版の焼
付けが終了した場合、オートフィーダ1に印刷版がセッ
トされていなければ、通常の処理を行なえばよいが、数
品目分の印刷版が既にセットされている場合にはその測
定順番に割り込ませて、緊急の印刷版の処理を優先的に
実行する要求がある。
【0046】先ず、オペレータは、ステップ#10で第
1の例外処理を開始させる指示としての優先ボタンとテ
ンキー中の“1”ボタンを押す。これにより、図14に
示す動作が開始される。ステップ#12でオートフィー
ダ1が印刷版の挿入中か否かを判定する。挿入中である
場合は、ステップ#14で当該印刷版の挿入を完了させ
る。ステップ#12で挿入中でないと判断された場合、
またはステップ#14の終了後に、ステップ#16でオ
ートフィーダ1の動作を停止させる。なお、オートフィ
ーダ1からの信号とデータ入力パネル113から入力さ
れた印刷版の版数データからオートフィーダ1が現在測
定中の品目の何版目までを挿入したかを把握できる。そ
こで、ステップ#14は現在挿入中の印刷版1枚のみで
はなく、測定中の品目の印刷版を全て挿入するようにし
て、オートフィーダ1を停止させるタイミングは品目の
区分毎にしてもよい。
1の例外処理を開始させる指示としての優先ボタンとテ
ンキー中の“1”ボタンを押す。これにより、図14に
示す動作が開始される。ステップ#12でオートフィー
ダ1が印刷版の挿入中か否かを判定する。挿入中である
場合は、ステップ#14で当該印刷版の挿入を完了させ
る。ステップ#12で挿入中でないと判断された場合、
またはステップ#14の終了後に、ステップ#16でオ
ートフィーダ1の動作を停止させる。なお、オートフィ
ーダ1からの信号とデータ入力パネル113から入力さ
れた印刷版の版数データからオートフィーダ1が現在測
定中の品目の何版目までを挿入したかを把握できる。そ
こで、ステップ#14は現在挿入中の印刷版1枚のみで
はなく、測定中の品目の印刷版を全て挿入するようにし
て、オートフィーダ1を停止させるタイミングは品目の
区分毎にしてもよい。
【0047】オートフィーダ1が停止したら、ステップ
#18でオペレータは空いている棚に優先品目の印刷版
を載置する。
#18でオペレータは空いている棚に優先品目の印刷版
を載置する。
【0048】次に、ステップ#20でデータ入力パネル
113から測定条件データを入力する。このデータ入力
は通常処理の場合と同様であり、測定順番も指定する。
測定条件を入力してもスタートボタン171を押さなけ
れば、オートフィーダ1は自動現像装置2内への印刷版
の挿入は行なわないので、印刷機械番号、ユニット指定
等のデータを入力し、あとはスタートボタン171を押
すだけの状態にする。
113から測定条件データを入力する。このデータ入力
は通常処理の場合と同様であり、測定順番も指定する。
測定条件を入力してもスタートボタン171を押さなけ
れば、オートフィーダ1は自動現像装置2内への印刷版
の挿入は行なわないので、印刷機械番号、ユニット指定
等のデータを入力し、あとはスタートボタン171を押
すだけの状態にする。
【0049】ステップ#22でスタートボタン171を
押して、オートフィーダ1の動作を再開して、ステップ
#24で優先品目の割り込み処理を行なう。この時、絵
柄面積率測定装置4は通常処理のために既に入力されて
いるデータではなくステップ#20で入力された優先品
目に対する条件データをオートフィーダ1から印刷版が
1枚取り出される毎に測定条件として読出す。
押して、オートフィーダ1の動作を再開して、ステップ
#24で優先品目の割り込み処理を行なう。この時、絵
柄面積率測定装置4は通常処理のために既に入力されて
いるデータではなくステップ#20で入力された優先品
目に対する条件データをオートフィーダ1から印刷版が
1枚取り出される毎に測定条件として読出す。
【0050】このように、オートフィーダ1の動作を中
断して空いている棚に印刷版を載せるとともに、その印
刷版の測定条件データを入力することにより、緊急事態
に対処できる。
断して空いている棚に印刷版を載せるとともに、その印
刷版の測定条件データを入力することにより、緊急事態
に対処できる。
【0051】第2の例外処理として、肉眼で面積率がわ
かる1色刷り用版や、一度面積率を測定した再版等の絵
柄面積率の測定が不要な印刷版が本システムに供給され
た場合を図15に示したフローチャートを参照して説明
する。通常の処理では、そのような場合にも測定条件デ
ータを入力する必要があり、入力の時間、手間が無駄で
あった。そこで、面積率を測定しない場合は、測定条件
の入力をしないで済むことが望ましい。
かる1色刷り用版や、一度面積率を測定した再版等の絵
柄面積率の測定が不要な印刷版が本システムに供給され
た場合を図15に示したフローチャートを参照して説明
する。通常の処理では、そのような場合にも測定条件デ
ータを入力する必要があり、入力の時間、手間が無駄で
あった。そこで、面積率を測定しない場合は、測定条件
の入力をしないで済むことが望ましい。
【0052】先ず、ステップ#50で第2の例外処理を
開始させる指示としての優先ボタンとテンキー中の
“2”ボタンを押す。これにより、図15に示す動作が
開始される。ステップ#52でオートフィーダ1が印刷
版の挿入中か否かを判定する。挿入中である場合は、ス
テップ#54で当該印刷版の挿入を完了させる。ステッ
プ#52で挿入中でないと判断された場合、またはステ
ップ#54の終了後に、ステップ#56でオートフィー
ダ1の動作を停止させる。ここでも、現在測定中の品目
の残りの印刷版全ての挿入後に、オートフィーダ1を停
止させてもよい。
開始させる指示としての優先ボタンとテンキー中の
“2”ボタンを押す。これにより、図15に示す動作が
開始される。ステップ#52でオートフィーダ1が印刷
版の挿入中か否かを判定する。挿入中である場合は、ス
テップ#54で当該印刷版の挿入を完了させる。ステッ
プ#52で挿入中でないと判断された場合、またはステ
ップ#54の終了後に、ステップ#56でオートフィー
ダ1の動作を停止させる。ここでも、現在測定中の品目
の残りの印刷版全ての挿入後に、オートフィーダ1を停
止させてもよい。
【0053】オートフィーダ1の停止後、ステップ#5
8で絵柄面積率測定装置4の測定動作を停止させる。な
お、停止するのは測定動作のみであり、版送りローラ4
2の動作は停止しないので、これ以後、印刷版は絵柄面
積率測定装置4を素通りする。
8で絵柄面積率測定装置4の測定動作を停止させる。な
お、停止するのは測定動作のみであり、版送りローラ4
2の動作は停止しないので、これ以後、印刷版は絵柄面
積率測定装置4を素通りする。
【0054】ステップ#60でオペレータはオートフィ
ーダ1の空いている棚に面積率の測定が不要な優先品目
としての印刷版を載置する。
ーダ1の空いている棚に面積率の測定が不要な優先品目
としての印刷版を載置する。
【0055】ステップ#62でデータ入力パネル113
から測定条件データを入力する。ここでは、棚番号の指
定とともに、印刷機械番号として“0000”を入力す
る。印刷機械では“0000”が印刷機械番号としては
認められていないので、これが指定された時は面積率の
測定が不要であると認識できる。
から測定条件データを入力する。ここでは、棚番号の指
定とともに、印刷機械番号として“0000”を入力す
る。印刷機械では“0000”が印刷機械番号としては
認められていないので、これが指定された時は面積率の
測定が不要であると認識できる。
【0056】ステップ#64で測定ボタン175を押し
て、オートフィーダ1の動作を再開して、ステップ#6
6で優先品目の割り込み処理を行なう。この時、絵柄面
積率測定装置4は通常処理のために既に入力されている
データではなくステップ#62で入力された優先品目に
対するデータをオートフィーダ1から印刷版が1枚取り
出される毎に測定条件として読出す。そのため、この印
刷版は現像された後、絵柄面積率測定装置4は素通り
し、絵柄面積率は測定されず排版される。
て、オートフィーダ1の動作を再開して、ステップ#6
6で優先品目の割り込み処理を行なう。この時、絵柄面
積率測定装置4は通常処理のために既に入力されている
データではなくステップ#62で入力された優先品目に
対するデータをオートフィーダ1から印刷版が1枚取り
出される毎に測定条件として読出す。そのため、この印
刷版は現像された後、絵柄面積率測定装置4は素通り
し、絵柄面積率は測定されず排版される。
【0057】ステップ#68で測定条件データとして入
力された版数だけオートフィーダ1から印刷版が取り出
されたか否か判定され、優先品目が全てオートフィーダ
1から取り出されるまで上述の動作が繰り返される。そ
の後、ステップ#70で絵柄面積率測定装置4の測定動
作を再開させ、通常の処理に戻る。
力された版数だけオートフィーダ1から印刷版が取り出
されたか否か判定され、優先品目が全てオートフィーダ
1から取り出されるまで上述の動作が繰り返される。そ
の後、ステップ#70で絵柄面積率測定装置4の測定動
作を再開させ、通常の処理に戻る。
【0058】このように優先品目をオートフィーダ1に
セットし、測定条件のうち印刷機械番号として割り当て
られていない番号、例えば“0000”を入力し、優先
品目枚数を入力することにより、その枚数だけは自動的
に面積率の測定を省略することができる。
セットし、測定条件のうち印刷機械番号として割り当て
られていない番号、例えば“0000”を入力し、優先
品目枚数を入力することにより、その枚数だけは自動的
に面積率の測定を省略することができる。
【0059】第2の例外処理としては面積率の測定を省
略する例を説明したが、次に、現像を省略する第3の例
外処理を図16に示したフローチャートを参照して説明
する。これは、既に現像を終えた印刷版が供給された場
合や、自動現像装置としてPS版専用の装置を組み込ん
だシステムで水無し平版等の他種の印刷版が供給された
場合に必要である。
略する例を説明したが、次に、現像を省略する第3の例
外処理を図16に示したフローチャートを参照して説明
する。これは、既に現像を終えた印刷版が供給された場
合や、自動現像装置としてPS版専用の装置を組み込ん
だシステムで水無し平版等の他種の印刷版が供給された
場合に必要である。
【0060】先ず、ステップ#70で第3の例外処理を
開始させる指示としての優先ボタンとテンキー中の
“3”ボタンを押す。これにより、図16に示す動作が
開始される。ステップ#72でオートフィーダ1が印刷
版の挿入中か否かを判定する。挿入中である場合は、ス
テップ#74で当該印刷版の挿入を完了させる。ステッ
プ#72で挿入中でないと判断された場合、またはステ
ップ#74の終了後に、ステップ#76でオートフィー
ダ1の動作を停止させる。ここでも、現在測定中の品目
の残りの印刷版全ての挿入後に、オートフィーダ1を停
止させてもよい。
開始させる指示としての優先ボタンとテンキー中の
“3”ボタンを押す。これにより、図16に示す動作が
開始される。ステップ#72でオートフィーダ1が印刷
版の挿入中か否かを判定する。挿入中である場合は、ス
テップ#74で当該印刷版の挿入を完了させる。ステッ
プ#72で挿入中でないと判断された場合、またはステ
ップ#74の終了後に、ステップ#76でオートフィー
ダ1の動作を停止させる。ここでも、現在測定中の品目
の残りの印刷版全ての挿入後に、オートフィーダ1を停
止させてもよい。
【0061】ステップ#78でこれから割り込ませて測
定する優先品目の測定条件データを入力する。ステップ
#80で現像の測定が不要な優先品目の中の1枚の印刷
版をオペレータが搬送装置3のベルトコンベア上に手動
で載置する。ステップ#82で、この印刷版が幅寄せさ
れてから絵柄面積率測定装置4内に搬入され、絵柄面積
率が測定される。ステップ#80、#82の動作を優先
品目の全ての印刷版に対して繰り返す。その後、ステッ
プ#86でオートフィーダ1を起動し、通常の処理に戻
る。
定する優先品目の測定条件データを入力する。ステップ
#80で現像の測定が不要な優先品目の中の1枚の印刷
版をオペレータが搬送装置3のベルトコンベア上に手動
で載置する。ステップ#82で、この印刷版が幅寄せさ
れてから絵柄面積率測定装置4内に搬入され、絵柄面積
率が測定される。ステップ#80、#82の動作を優先
品目の全ての印刷版に対して繰り返す。その後、ステッ
プ#86でオートフィーダ1を起動し、通常の処理に戻
る。
【0062】このように、オートフィーダ1を停止して
おいて、搬送装置3上に印刷版を載置することにより、
現像することなく絵柄面積率の測定のみを行なうことが
できる。
おいて、搬送装置3上に印刷版を載置することにより、
現像することなく絵柄面積率の測定のみを行なうことが
できる。
【0063】本発明は上述した実施例に限定されず、種
々変形して実施可能である。例えば、印刷版の測定順を
自動的に決める場合、黄版、赤版、藍版、墨版の順にし
たり、下胴から上胴の順にしてもよい。オートフィーダ
1の多段の棚の中で優先品目をセットする棚を決めてお
けば、印刷版をそこにセットし、棚番号を入力するだけ
で自動的に優先処理を開始できる。同様に、割り込み処
理をする場合に、例えば棚番号“0”を割り込みと決
め、優先ボタン、割り込みボタンは不要とすることがで
きる。
々変形して実施可能である。例えば、印刷版の測定順を
自動的に決める場合、黄版、赤版、藍版、墨版の順にし
たり、下胴から上胴の順にしてもよい。オートフィーダ
1の多段の棚の中で優先品目をセットする棚を決めてお
けば、印刷版をそこにセットし、棚番号を入力するだけ
で自動的に優先処理を開始できる。同様に、割り込み処
理をする場合に、例えば棚番号“0”を割り込みと決
め、優先ボタン、割り込みボタンは不要とすることがで
きる。
【0064】搬送装置3において、位置決めのためのピ
ン34の移動はネジ36によらず、搬送方向と直交する
方向に回転ベルトを設け、このベルトに位置決めピンを
立てて、ベルトを回転させることにより位置決めピンを
移動させてもよい。
ン34の移動はネジ36によらず、搬送方向と直交する
方向に回転ベルトを設け、このベルトに位置決めピンを
立てて、ベルトを回転させることにより位置決めピンを
移動させてもよい。
【0065】絵柄面積率測定装置4においては測定ヘッ
ド41を移動させることにより測定したが、版送り方向
と直交する方向に線状光源を設け、この光源に平行とな
るように複数の受光素子を配置することにより、測定ヘ
ッドを移動することなく測定してもよい。印刷版に識別
マーク92を幅方向(版の挿入方向に直交する方向)に
沿って設け、これに対応して識別マーク読み取りセンサ
43を幅方向に沿って設けてもよい。センサ43の代わ
りに測定ヘッド41により識別マーク92を読み取るよ
うにして、センサ43を省略してもよい。この場合は、
識別マーク92を測定ヘッド41の走査方向に沿って設
ける必要がある。識別マーク92を印刷版の裏面に設け
てもよく、この場合は、搬送装置3に読み取りセンサを
設けることができる。また、識別マークは絵柄範囲外で
あれば印刷版の前端に限らずどこに設けてもよい。
ド41を移動させることにより測定したが、版送り方向
と直交する方向に線状光源を設け、この光源に平行とな
るように複数の受光素子を配置することにより、測定ヘ
ッドを移動することなく測定してもよい。印刷版に識別
マーク92を幅方向(版の挿入方向に直交する方向)に
沿って設け、これに対応して識別マーク読み取りセンサ
43を幅方向に沿って設けてもよい。センサ43の代わ
りに測定ヘッド41により識別マーク92を読み取るよ
うにして、センサ43を省略してもよい。この場合は、
識別マーク92を測定ヘッド41の走査方向に沿って設
ける必要がある。識別マーク92を印刷版の裏面に設け
てもよく、この場合は、搬送装置3に読み取りセンサを
設けることができる。また、識別マークは絵柄範囲外で
あれば印刷版の前端に限らずどこに設けてもよい。
【0066】識別マークで品目番号を示せば品目単位で
なくとも絵柄面積率の測定を行なうことができる。そこ
で、優先して絵柄面積率を測定したい品目の印刷版を測
定中の品目の途中で割り込んで測定するようにしてもよ
い。識別マークの情報は品目番号と品目内の通し番号だ
けとし、印刷色等の情報は識別マーク発生機等に入力し
て対応させることもできる。この場合は、識別マーク発
生機に入力した情報を絵柄面積率測定装置4で得られる
ようにしておけばよい。なお、識別マーク発生機は識別
マークをシールで出力するもの、インキジェットプリン
タで書き込むもの、または印刷版の感光材で表示するも
の等を含む。
なくとも絵柄面積率の測定を行なうことができる。そこ
で、優先して絵柄面積率を測定したい品目の印刷版を測
定中の品目の途中で割り込んで測定するようにしてもよ
い。識別マークの情報は品目番号と品目内の通し番号だ
けとし、印刷色等の情報は識別マーク発生機等に入力し
て対応させることもできる。この場合は、識別マーク発
生機に入力した情報を絵柄面積率測定装置4で得られる
ようにしておけばよい。なお、識別マーク発生機は識別
マークをシールで出力するもの、インキジェットプリン
タで書き込むもの、または印刷版の感光材で表示するも
の等を含む。
【0067】品目の印刷版枚数がわかるようにしてお
き、割り込み処理が終わった時に、オートフィーダを自
動的に再起動してもよい。
き、割り込み処理が終わった時に、オートフィーダを自
動的に再起動してもよい。
【0068】第3実施例の例外処理2、3は優先処理と
して説明したが、通常の処理として実施してもよい。
して説明したが、通常の処理として実施してもよい。
【0069】絵柄面積率測定装置4と版ストッカー5の
間にバーニング装置やガム引き装置を組み込んでもよ
い。
間にバーニング装置やガム引き装置を組み込んでもよ
い。
【0070】識別マーク92の付加されていない印刷版
は、測定する必要のない印刷版として処理することにす
れば、測定しない印刷版にまで識別マークを付加すると
いう負荷を減らすことができる。
は、測定する必要のない印刷版として処理することにす
れば、測定しない印刷版にまで識別マークを付加すると
いう負荷を減らすことができる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、印
刷版の処理システム内に組み込まれ、測定装置の所定の
位置に印刷版をセットしなくても自動的にキーゾーン毎
の絵柄面積率を正確に求めることができる絵柄面積率測
定システムが提供される。さらに、本発明によれば、予
め設定した測定順番を途中で変更し、新たな印刷版の測
定を割り込ませたり、予め設定した処理内容を途中で変
更することができる。
刷版の処理システム内に組み込まれ、測定装置の所定の
位置に印刷版をセットしなくても自動的にキーゾーン毎
の絵柄面積率を正確に求めることができる絵柄面積率測
定システムが提供される。さらに、本発明によれば、予
め設定した測定順番を途中で変更し、新たな印刷版の測
定を割り込ませたり、予め設定した処理内容を途中で変
更することができる。
【図1】本発明による絵柄面積率測定システムの第1実
施例の概略構成を示すブロック図。
施例の概略構成を示すブロック図。
【図2】第1実施例のオートフィーダ、自動現像装置の
部分を横からみた図。
部分を横からみた図。
【図3】第1実施例の搬送装置、絵柄面積率測定装置、
版ストッカーの部分を横からみた図。
版ストッカーの部分を横からみた図。
【図4】第1実施例のオートフィーダ、自動現像装置の
部分を上からみた図。
部分を上からみた図。
【図5】第1実施例の搬送装置、絵柄面積率測定装置、
版ストッカーの部分を上からみた図。
版ストッカーの部分を上からみた図。
【図6】オートフィーダの印刷版セット棚に設けられた
表示パネルを示す図。
表示パネルを示す図。
【図7】オートフィーダの枠体に設けられた入力パネル
を示す図。
を示す図。
【図8】搬送装置に設けられた幅寄せ機構を示す図。
【図9】印刷版の識別マークとキャリブレーションマー
クを説明するための図。
クを説明するための図。
【図10】第1実施例の通常動作を示すフローチャー
ト。
ト。
【図11】第2実施例のオートフィーダを横からみた
図。
図。
【図12】第2実施例のオートフィーダを上からみた
図。
図。
【図13】第3実施例のオートフィーダに設けられたデ
ータ入力パネルを示す図。
ータ入力パネルを示す図。
【図14】第3実施例の第1例外処理を示すフローチャ
ート。
ート。
【図15】第3実施例の第2例外処理を示すフローチャ
ート。
ート。
【図16】第3実施例の第3例外処理を示すフローチャ
ート。
ート。
1…オートフィーダ、2…自動現像装置、3…搬送装
置、4…絵柄面積率測定装置、5…版ストッカー、11
…棚部、34…位置決めピン、41…測定ヘッド、43
…識別マーク読取りセンサ、52…受板、53…竪板、
61…印刷版セット棚、74…表示パネル、75…入力
パネル、92…識別マーク。
置、4…絵柄面積率測定装置、5…版ストッカー、11
…棚部、34…位置決めピン、41…測定ヘッド、43
…識別マーク読取りセンサ、52…受板、53…竪板、
61…印刷版セット棚、74…表示パネル、75…入力
パネル、92…識別マーク。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−316270(JP,A) 特開 昭59−56103(JP,A) 特開 平2−77609(JP,A) 特開 平2−106503(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 11/00 - 11/30 102 B41F 31/00 - 35/06 B41M 1/00 - 1/42
Claims (6)
- 【請求項1】 フィーダに収納された絵柄焼き付け後の
印刷版を一枚づつ取り込み現像する現像装置と、 前記現像装置で現像された印刷版の反射光量を求めイン
キキーゾーン毎の絵柄面積率を測定する測定装置と、 前記現像装置と測定装置との間に接続され前記現像装置
から排出された印刷版を位置合わせしてから前記測定装
置へ挿入する搬送装置とを具備する絵柄面積率測定シス
テムにおいて、 前記フィーダはそれぞれに1枚の印刷版が収納される多
段の棚からなる棚部と、前記多段の棚に収納される印刷版を予め設定されている
順番で絵柄面積率が測定されるように 前記棚部を上下動
させ、いずれかの段の棚の高さを現像装置の印刷版取り
込み部に合わせる上下動手段と、 前記上下動手段により現像装置の印刷版取り込み部に合
わせられた前記棚に載置される印刷版を前記現像装置側
に移動させる手段と、 前記測定順番に従った前記上下動手段の動作を中断し、
前記測定順番を変更する手段と、 を具備することを特徴とする絵柄面積率測定システム。 - 【請求項2】 前記移動手段は各段の棚部にそれぞれ設
けられたベルトコンベアであることを特徴とする請求項
1に記載の絵柄面積率測定システム。 - 【請求項3】 前記移動手段は前記上下動手段により現
像装置の印刷版取り込み部に合わせられた棚に載置され
た印刷版を現像装置側へ押し込む押し込み部材であるこ
とを特徴とする請求項1に記載の絵柄面積率測定システ
ム。 - 【請求項4】 印刷版のインキキーゾーンの領域を表わ
す情報が予め印刷版に記されていて、前記システムはさ
らに前記情報を読み取る手段を具備し、前記測定装置は
前記読取手段により読み取られた情報に基づいてインキ
キーゾーン毎の絵柄面積率を測定することを特徴とする
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の絵柄面積率測定
システム。 - 【請求項5】 前記棚部の各棚は印刷版の有無を検知す
るセンサを有することを特徴とする請求項1乃至3のい
ずれか1項に記載の絵柄面積率測定システム。 - 【請求項6】 絵柄面積率の測定の要/不要を示す識別
データが各印刷版毎に与えられ、前記識別データが測定
の不要を示す場合は、前記測定装置は測定を行わないこ
とを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に
記載の絵柄面積率測定システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3085805A JP2959168B2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 絵柄面積率測定システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3085805A JP2959168B2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 絵柄面積率測定システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04297813A JPH04297813A (ja) | 1992-10-21 |
JP2959168B2 true JP2959168B2 (ja) | 1999-10-06 |
Family
ID=13869095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3085805A Expired - Lifetime JP2959168B2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 絵柄面積率測定システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2959168B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024202197A1 (ja) * | 2023-03-30 | 2024-10-03 | 株式会社島津製作所 | X線分析装置、およびx線分析装置の制御方法 |
-
1991
- 1991-03-27 JP JP3085805A patent/JP2959168B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04297813A (ja) | 1992-10-21 |
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