JP2854454B2 - 刷版搬送装置 - Google Patents

刷版搬送装置

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JP2854454B2
JP2854454B2 JP7680292A JP7680292A JP2854454B2 JP 2854454 B2 JP2854454 B2 JP 2854454B2 JP 7680292 A JP7680292 A JP 7680292A JP 7680292 A JP7680292 A JP 7680292A JP 2854454 B2 JP2854454 B2 JP 2854454B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、刷版搬送装置、特に焼
付装置から現像装置へ刷版を搬送するための刷版搬送装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷製版工程において、刷版に対して焼
き付けを行うために焼付装置が設けられる。この焼付装
置においては、刷版の交換、原板の交換及び焼き付けの
すべての作業を自動で行う装置もすでに提供されてい
る。このような自動化された焼付装置を含む刷版処理ラ
インにおいては、焼付装置と、焼き付け処理された刷版
をコンベアによって自動搬送する刷版搬送装置と、焼き
付け処理された刷版を現像する自動現像装置が並べて配
置されている。
【0003】このような刷版処理ラインにおける刷版搬
送装置では、焼付装置から排出された刷版をコンベア等
によって自動現像装置手前まで搬送し、一旦停止させ
る。そして、自動現像装置に刷版を挿入する前に、自動
現像装置の幅方向中央に刷版が挿入されるように位置合
わせ処理が行われる。この位置合わせ処理においては、
刷版の一方向からピン等によって刷版を他方向に押すと
同時に、他方向に設けられた位置決め用のピンを一方向
のピンに近づける。そして、刷版が両方向のピンによっ
て挟まれ、位置決め検出装置によって各ピンに所定の負
荷がかかったことが検出されれば位置決めを終了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の刷版搬送装置で
は、焼付装置から自動現像装置へ刷版を搬送した後に一
旦搬送を停止し、その幅方向の位置合わせを行わなけれ
ばならない。そして、位置合わせ終了後に搬送を再開す
る。このため、刷版処理の全体の時間が長くなってしま
うという問題がある。
【0005】また、幅方向の位置合わせを行う際に、両
方向から位置決めピンを接近させ、刷版の両側方を挟む
ようにして位置決めを行うようにしているために、刷版
の側端部が損傷しやすいという問題がある。本発明の目
的は、刷版の搬送及び位置合わせを短時間で行うことが
でき、かつ刷版の側端部の損傷を抑えることにある。
【0006】
【0007】発明に係る刷版搬送装置は、焼付装置か
ら現像装置へ刷版を搬送するための装置であり、刷版搬
送手段と、刷版位置合わせ手段とを備えている。前記刷
版搬送手段は、焼付装置から現像装置への搬送方向に沿
って刷版を搬送する手段である。前記刷版位置合わせ手
段は、刷版搬送手段による刷版の搬送中に、刷版をその
幅方向に位置合わせする手段であり、押し出し手段と、
位置検出手段と、停止手段とを備えている。前記押し出
し手段は、刷版の第1側を押す手段である。前記位置検
出手段は、押し出し手段に同期して押し出し手段側に近
づくように移動し、第1側に対向する刷版の第2側を検
出するための手段である。前記停止手段は、位置検出手
段により第2側が検出されたときに、押し出し手段を停
止させる手段である。
【0008】
【0009】
【作用】発明に係る刷版搬送装置では、焼付装置から
現像装置へ刷版が搬送される。そして、この刷版の搬送
中に、刷版の幅方向の位置合わせが行われる。このため
に、従来装置のように搬送と位置合わせとを別々に行う
場合に比較して、刷版の搬送及び位置合わせに要する時
間が短くなり、全体の処理時間が短くなる。
【0010】また、位置合わせに際しては、まず押し出
し手段によって刷版の第1側が押される。さらに、押し
出し手段に同期して刷面の第1側に対向する第2側を検
出するための位置検出手段が押し出し手段側に近づくよ
うに移動する。そして、位置検出手段によって刷版の第
2側が検出されたときに押し出し手段を停止させる。
【0011】このように、押し出し手段によって刷版の
一方の側端部を押しながら、他方から位置検出手段を移
動させて刷版の他方の側を検出する。このため、刷版の
側端部に何ら負荷をかけることなく位置合わせの終了を
検出でき、刷版の側端部の損傷を抑えることができる。
【0012】
【実施例】図1は本発明の一実施例による刷版処理ライ
ンの平面図である。この刷版処理ラインは、並設された
焼付装置としての第1殖版機1及び第2殖版機2と、こ
れらの殖版機1,2が配置された方向(以下、X方向と
記す)に刷版を搬送するための第1搬送装置3と、第1
搬送装置3によって搬送されてきた刷版をX方向と直交
するY方向に刷版を搬送する第2搬送装置4と、第2搬
送装置4によって搬送された刷版を現像する自動現像装
置5とを有している。また、第2搬送装置4の側方に
は、別の殖版機等によって焼き付け処理された刷版を第
2搬送装置4に供給するオートフィーダ6が配置されて
いる。さらに、第1搬送装置3の端部には、自動現像装
置5によって処理しない特殊処理用の刷版を収納するた
めのストッカ7が配置されている。
【0013】各殖版機1,2は、第1搬送装置3側に殖
版焼き付けされた刷版を搬送するための排版キャリア1
0,11を有している。第1搬送装置3は、第1殖版機
1の搬送方向上流側(図1において左側)に配置された
手置き用の第1コンベア12と、第1殖版機1からの刷
版が排出される第2コンベア13と、第2コンベア13
から搬送方向下流側に順に並べて配置された第3コンベ
ア14と、第4コンベア15と、横送りコンベア16と
を備えている。第1及び第2コンベア12,13の中央
部には、これらのコンベア12,13上に刷版が載置さ
れているか否かを検出するための刷版検出センサ17,
18(S1,S2)が配置されている。刷版検出センサ
(以下、単にセンサと記す)は反射型の光学センサによ
って構成されている。また、第3及び第4コンベア1
4,15のそれぞれには、刷版が搬送されてきたことを
検出するためのセンサ19(S3A),20(S4A)
と、各コンベア14,15上から刷版が次のコンベア上
に搬送されたことを検出するためのセンサ21(S3
B),22(S4B)とが配置されている。なお、各コ
ンベア12,13,14,15は、それぞれX方向に循
環する複数のベルトを有している。
【0014】横送りコンベア16は、図2に示すよう
に、第2殖版機2から排出された刷版が載置されるX方
向搬送部25と、X方向搬送部25の図示左方に配置さ
れた合流部26とから構成されている。X方向搬送部2
5は複数本のベルト25aから構成されており、これら
の上に載置された刷版をX方向の左右いずれの方向にも
刷版を搬送することが可能である。そして、その中央部
には、刷版が載置されたことを検出するためのセンサ2
7(S5B)を有している。また、X方向搬送部25の
排出側の端部(図2においては右端部)には、X方向搬
送部25から刷版が排出されたことを検出するためのセ
ンサ28(S5C)が配置されている。
【0015】合流部26は、第1搬送装置3において第
1殖版機1と第2殖版機2との間に位置している。この
合流部26は、X方向搬送のための複数のローラ26a
と、X方向での位置決めを行うための位置決め装置29
と、第2搬送装置4の一部を構成する横送り装置30
と、同様に第2搬送装置4の一部を構成する幅寄せ装置
32とを有している。さらに合流部26には、ローラ2
6aの軸方向に沿って、ローラ26aの上方に門型フレ
ーム31が配置されており、この門型フレーム31に各
種のセンサが配置されている。
【0016】横送り装置30は、初期位置(ホームポジ
ション)においては、図2の二点鎖線で示すように、合
流部26において殖版機1,2側の端部に位置してい
る。そして、Y方向に移動可能である。横送り装置30
は、図3に示すように、複数のピン35及びこのピン3
5に固定されたプレート36とを有している。ピン35
及びプレート36は、ローラ26a上の刷版の端部をY
方向に押すことができるように、ローラ26a上面より
さらに上方に突出して設けられている。また、プレート
36は、ローラ26aを避けるように切欠き36aを有
している。複数のピン35は、X方向に延びるベース部
材37に所定の間隔で固定されている。このベース部材
37の両端部下面にはコ字状の移動部材38が固定され
ている。移動部材38は、スプロケット39に噛み合う
チェーン40に固定されている。一方、スプロケット3
9は回転軸41に固定されており、この回転軸41は、
モータ42と、スプロケット及びチェーン等からなる伝
達部43とによって回転させられるようになっている。
このような構成により、モータ42が回転することによ
って回転軸41及びスプロケット39が回転し、移動部
材38及びベース部材37を介してピン35及びプレー
ト36がY方向に移動する。
【0017】位置決め装置29は、図3及び図4に示す
ように、横送りコンベア16の下部に配置された支持フ
レーム45上に設けられている。この装置29は、Y方
向に延びる断面L字状のストッパー部材46を有してい
る。ストッパー部材46のY方向中央部下方には、ソレ
ノイドバルブ47が配置されている。ソレノイドバルブ
47は、支持フレーム45に固定された取付部材48に
固定されており、そのプランジャ49が取付用のアング
ル部材50を介してストッパー部材46に固定されてい
る。これにより、ソレノイドバルブ47がオン、オフす
ることによって、ストッパー部材46は、図4の実線で
示す退避位置と、一点鎖線で示すストッパー位置とを取
り得る。なお、ソレノイドバルブ47の両側方には、そ
れぞれストッパー部材46の昇降をガイドするためのガ
イド機構51(図5参照)が設けられている。ガイド機
構51は、支持フレーム45に固定された取付部材52
に固定されたガイド部材53と、このガイド部材53に
ガイドされて昇降し、その先端が取付用のアングル部材
50に固定されたロッド54とから構成されている。
【0018】門型フレーム31には、図6に示すよう
に、取付部材60を介してバーコードリーダー61が固
定されている。このバーコードリーダー61は、刷版の
角部に貼付されたバーコードBの有無及びその内容を読
み取るための装置である。このバーコードリーダー61
の両側方には、取付部材62を介して刷版の色を判別す
るための色判別センサ63が固定されている(図6で
は、一方の色判別センサしか示されていない)。なお、
これらのバーコードリーダー61及び色判別センサ63
は、門型フレーム31に固定されて刷版を上方から観察
している。一方、バーコードリーダー61の殖版機側
で、刷版の搬送面より下方には、刷版の有無を検出する
ためのセンサ64(S5A)が配置されている。このセ
ンサ64は、刷版の殖版機側端部が通過したことを検出
した際にバーコードBの先頭がバーコードリーダー61
下方に位置するような配置となっている。
【0019】幅寄せ装置32は、横送り装置30によっ
て搬送されてきた刷版先端を検出するためのセンサ65
(S6)と、刷版をY方向に送るための2つのローラ6
6と、位置合わせ機構67とを有している。ローラ66
は、その軸がX方向に沿って配置されており、モータ及
びチェーン、スプロケット等からなる駆動機構によって
駆動されるようになっている。
【0020】位置合わせ機構67は、図7に示すよう
に、刷版の一方の端部を他方側に押すための2本の幅寄
せピン68と、刷版の他方の端部を光学的に検出する幅
寄せセンサ69とを有している。幅寄せピン68は、2
つのローラ66の外側に位置するように、かつその上端
が刷版搬送面より上方に位置するようにそれぞれ配置さ
れている。幅寄せピン68及び幅寄せセンサ69は、そ
れらの下方に配置された循環するチェーン70の下側と
上側に固定されている。チェーン70は、ローラ66の
両端を支持するフレーム71a,71bに支持されたス
プロケット72,73に架け渡されている。また、フレ
ーム71aには幅寄せモータ74が固定されており、こ
のモータ74の回転はスプロケット75,76及びチェ
ーン77を介してスプロケット72に伝達される。この
ような構成により、幅寄せピン68と幅寄せセンサ69
とは、互いに同期して接近あるいは離反する。
【0021】第2搬送装置4は、前述したような横送り
装置30と、幅寄せ装置32と、回転コンベア80とか
ら構成されている。回転コンベア80は、図8に示すよ
うに、幅寄せ装置32から搬送されてきた刷版をY方向
に搬送するベルト搬送部81と、この回転コンベア80
上に載置された刷版を水平面上で所定角度回転させる回
転部82と、オートフィーダ6からの刷版をX方向に搬
送するローラ搬送部83とを有している。ベルト搬送部
81は、複数のベルト81aを有しており、ローラ搬送
部83は複数のベルト81aの間に配置された複数のロ
ーラ83a,83bを有している。また、この回転コン
ベア80の入口部には、刷版を検出するためのセンサ8
4(S7A)が配置され、出口部にはセンサ85(S7
B)が配置されている。また、オートフィーダ6側の端
部には、同様に刷版を検出するためのセンサ86(S7
C)が配置されている。
【0022】前記ベルト搬送部81は、回転コンベア8
0上において前後方向の幅寄せを行うための搬送にも用
いられる。前後方向の幅寄せ機構は、図9に示すよう
に、ベルト81aに同期して出口部側から中央に向かっ
て移動する幅寄せセンサ87を有している。この幅寄せ
センサ87は、回転コンベア80の下部に循環可能に設
けられたチェーン88に取付部材89を介して固定され
ている。チェーン88は、モータ90と、スプロケット
91,92及びチェーン93とからなる駆動機構によっ
て駆動させられる。なお、幅寄せセンサ87は、回転部
82の中心に対してセンサ84と対称位置に配置されて
いる。
【0023】回転部82は、図9に示すように、昇降用
のシリンダ100と、このシリンダのプランジャ101
の先端に固定された昇降プレート102と、昇降シリン
ダ100を回転自在に支持する支持ブロック103と、
昇降シリンダ100を回転させるロータリーアクチュエ
ータ104とを有している。昇降プレート102には複
数の吸着パッド105が上向きに固定されており、この
昇降プレート102上に位置する刷版を吸着することが
可能である。また、昇降プレート102は、昇降用のシ
リンダ100によって図9の一点鎖線で示す退避位置
と、実線で示す回転位置とをとり得る。
【0024】また、回転コンベア80には、刷版搬送面
より上方に位置する門型フレーム110が配置されてい
る。この門型フレーム110のほぼ中央位置で、回転部
82の上方には、2枚取り防止検知センサ111の一方
111aが取り付けられ、これと対向するように他方の
センサ111bが取り付けられている。2枚取り防止検
知センサ111は、下方を搬送される刷版の厚みを超音
波等によって検出するようになっている。2枚取り防止
検知センサ111は、昇降用のシリンダ112とガイド
ロッド113とによって、図9の実線で示す退避位置
と、一点鎖線で示す検出位置とをとり得る。
【0025】図8及び図9で示すように、回転コンベア
80の中央部には回転部82が配置されるので、中央部
のローラ83bは前後方向で分離されている。これらの
分離されたローラ83bは、スプロケット114、チェ
ーン115及び連動軸116によって連結されている。
また、図10に示すように、ベルト搬送部81はサブフ
レーム120に支持されている。このサブフレーム12
0は、回転コンベア80の入口側を支点として回動自在
となっている。そして、サブフレーム120側の出口部
側端部の下面には、昇降シリンダ121のプランジャ1
22先端が固定されている。したがって、昇降シリンダ
121を作動させることによって、ベルト搬送部81
は、図10の上部に示すような搬送姿勢と、下部に示す
ような退避姿勢とをとり得る。ここで、ベルト搬送部8
1が搬送姿勢のときには、ベルト搬送部81のベルト上
面がローラ搬送部83のローラ上面より約2mm程度高
くなっている。また、退避姿勢では、ベルト搬送部81
の入口部側の一部がローラ搬送部83の上面と面一とな
る。したがって、ベルト搬送部81が搬送姿勢のときに
は回転コンベア80上の刷版はベルト搬送部81によっ
てY方向に搬送され、退避姿勢時には、ローラ搬送部8
3によってX方向に搬送される。
【0026】この刷版処理ラインにおける刷搬送装置
は、図11に示すような制御部130を有している。こ
の制御部130は、RAM、ROM、CPU等を含むマ
イクロコンピュータを備えている。なお制御部130に
は、各コンベア及び横送りコンベアの制御を行う制御部
と、回転コンベア80部分の制御を行う制御部とが含ま
れる。この制御部130には、各位置に設けられた刷版
検出用のセンサと、左右の幅寄せセンサ69と、前後の
幅寄せセンサ87と、色判別センサ63と、バーコード
リーダー61と、他の入出力部とが接続されている。ま
たこの制御部130には、各コンベア12〜15を駆動
するための第1〜第4コンベア駆動部131と、横送り
コンベア駆動部132と、ソレノイドバルブ47を含む
位置決め装置駆動部133と、モータ42を含む横送り
装置駆動部134と、幅寄せローラ駆動部135と、幅
寄せピン駆動部136とが接続されている。また、制御
部130には、ベルト搬送部81の駆動部137と、ロ
ーラ搬送部83の駆動部138と、昇降シリンダ121
を含むベルト搬送部昇降駆動部139と、ロータリーア
クチュエータ104を含む回転部82の駆動部140と
が接続されている。さらにこの制御部130には、殖版
機1,2の制御部141と、オートフィーダ6の制御部
142と、自動現像装置5の制御部143と、他の印刷
機等の制御部とが接続されている。
【0027】次に、図12以降に示すフローチャートに
したがって刷版の搬送制御動作について説明する。まず
ステップS1では初期設定が行われる。この初期設定で
は、各部を退避姿勢としたり、また初期位置に移動させ
る等の処理を行う。次にステップS2では、第1殖版機
1から刷版が排出されてきたか否かを判断する。またス
テップS3では第2殖版機2から刷版が排出されてきた
か否かを判断する。さらにステップS4では、オートフ
ィーダ6から刷版を送り込むための切り換えスイッチが
押されたか否かを判断する。ステップS5ではステップ
S2〜ステップS4での判断以外の判断や他の処理を行
ってステップS2に戻る。なお、殖版機1,2から刷版
が排出されたか否かは、各殖版機1,2の制御部141
から送られてくる情報によって判断する。
【0028】第1殖版機1から刷版が排出された旨の情
報を受けた場合には、ステップS2からステップS6に
移行する。ステップS6では第1搬送処理を行う。この
第1搬送処理が終了すればステップS7に移行して自動
現像装置5への搬送処理を行う。また、第2殖版機2か
ら刷版が排出された旨の情報を受けた場合には、ステッ
プS3からステップS8に移行する。ステップS8で
は、第2搬送処理を行う。第2搬送処理が終了するとス
テップS9に移行し、自動現像装置5への搬送処理を行
う。さらに、オートフィーダを使用する旨の切り換えス
イッチが押された場合には、ステップS4からステップ
S10に移行する。ステップS10では送り禁止フラグ
をオンする。この送り禁止フラグは、横送りコンベア1
6から回転コンベア80への刷版の送りを禁止するため
のフラグである。ステップS10での処理が終了すれば
ステップS11に移行する。ステップS11では、回転
コンベア80を制御するCPUに対して割り込み指示を
送出する。
【0029】次に、図13及び14により、図12の第
1搬送処理について説明する。この第1搬送処理では、
第1殖版機1から排出されてきた刷版を横送りコンベア
16に送り、位置決めするまでの処理を実行する。すな
わち、ステップS15及びステップS16では、センサ
18(S2)のオン、オフ状態を検出して第2コンベア
13上に刷版が載置されているか否かを判断する。セン
サ18(S2)がオンしている場合にはステップS15
からステップS17に移行する。ステップS17では、
第3コンベア14上に刷版が載置されているか否かを判
断する。第3コンベア14上に刷版が載置されていない
場合には、ステップS17からステップS18に移行す
る。ステップS18では第2コンベア13を駆動し、第
2コンベア13上の刷版を第3コンベア14側へ搬送す
る。また、第3コンベア14上に刷版が載置されている
場合には、ステップS17からステップS16に移行
し、第3コンベア14上の刷版が排出されるのを待つ。
また、センサ18(S2)がオフの場合には、第2コン
ベア13上に刷版が載置されていない、あるいは第3コ
ンベア14側に刷版が排出されたと判断できるので、ス
テップS16からステップS19に移行する。ステップ
S19では第2コンベア13を停止させる。
【0030】次にステップS20では、第3コンベア1
4に設けられたセンサ19(S3A)がオンしているか
否かを判断し、ステップS21ではセンサ21(S3
B)がオンからオフに変わったか否かを判断する。第3
コンベア14上に刷版が搬送されてきた場合にはセンサ
19がオンとなるので、ステップS20からステップS
22に移行する。ステップS22では、第4コンベア1
5上に刷版が載置されているか否かを判断する。第4コ
ンベア15上に刷版が載置されていない場合には、ステ
ップS22からステップS23に移行する。ステップS
23では、第3コンベア14を駆動し、第4コンベア1
5側に刷版を搬送する。また、第4コンベア15上に刷
版が載置されている場合には、ステップS22からステ
ップS21に移行し、第4コンベア15上の刷版が排出
されるのを待つ。第3コンベア14から刷版が排出され
ると、センサ21がオンからオフに変わるので、この場
合にはステップS21からステップS24に移行する。
ステップS24では、第3コンベア14を停止させる。
【0031】同様に、ステップS25では、第4コンベ
ア15のセンサ20(S4A)がオンしているか否かを
判断し、ステップS26ではセンサ22(S4B)がオ
ンからオフに変わったか否かを判断する。第4コンベア
15上に刷版が搬送されてきた場合にはセンサ20はオ
ンとなるのでステップS25からステップS27に移行
する。ステップS27では、横送りコンベア16上に刷
版が載置されているか否かを判断する。載置されていな
い場合にはステップS27からステップS28に移行す
る。ステップS28では、第4コンベア15を駆動して
刷版を横送りコンベア16側に搬送する。また、横送り
コンベア16上に刷版が載置されている場合にはステッ
プS27からステップS26に移行し、横送りコンベア
16上の刷版が排出されるのを待つ。第4コンベア15
上から刷版が排出された場合にはセンサ22がオンから
オフに変わるので、この場合にはステップS26からス
テップS29に移行する。ステップS29では、第4コ
ンベア15を停止させる。
【0032】次に図14に示すステップS30では、横
送りコンベア16の入口部に設けられたセンサ64(S
5A)がオフからオンに変わったか否かを判断する。ま
たステップS31ではセンサ64がオンからオフに変わ
ったか否かを判断し、ステップS32では横送りコンベ
ア16の出口部に設けられたセンサ28(S5C)がオ
ンからオフに変わったか否かを判断する。
【0033】第4コンベア15から横送りコンベア16
に刷版が搬送されてきた場合には、センサ64がオフか
らオンに変わるので、この場合にはステップS30から
ステップS33に移行する。ステップS33では、色判
別センサ63の判別データを読み込み、これをRAMに
格納する。次にステップS34では、ステップS33で
の色判別結果から、搬送されてきた刷版が通常刷版であ
るかあるいは別の色の特別処理用の刷版、たとえば水な
し平版と言われる湿し水不要平版などであるか否かを判
断する。ここで、通常刷版の場合には自動現像装置5で
処理すべくY方向に送られるが、特別処理用の刷版につ
いてはストッカ7側に送られる。ステップS34でYE
Sと判断された場合にはステップS35に移行する。ス
テップS35では、通常刷版フラグをオンする。そして
ステップS36では、X方向への搬送を開始する。ここ
で、ステップS36では刷版を図1においてストッカ7
方向へ搬送するが、この方向を正方向とし、その反対方
向への搬送を逆方向とする。
【0034】横送りコンベア16上において刷版が正方
向に搬送され、その後端がセンサ64を通過した場合に
は、センサ64がオンからオフに変わるのでステップS
31からステップS37に移行する。ステップS37で
は、通常刷版フラグがオンであるか否かを判断する。通
常刷版フラグがオフの場合は、搬送されてきた刷版が特
別処理用の刷版であると判断できるので、ステップS3
2に移行する。また、通常刷版の場合はステップS37
でYESと判断され、ステップS38に移行する。ステ
ップS38では、横送りコンベア16の駆動を停止す
る。次にステップS39では、ソレノイドバルブ47を
オンして、それまで退避位置にあったストッパー部材4
6を上昇させ、停止位置に移動させる。次にステップS
40において横送りコンベア16を所定時間逆方向に駆
動する。これにより、刷版は横送りコンベア16上の所
定位置に位置決めされる。
【0035】一方、ステップS33での色判別結果によ
って特別処理用の刷版であると判断された場合には、ス
テップS37でNOと判断され、刷版は横送りコンベア
16上をストッカ7側に搬送され続ける。そして、刷版
が横送りコンベア16から排出されると、横送りコンベ
ア16の出口部に設けられたセンサ28(S5C)がオ
ンからオフに変わるので、この場合にはステップS32
からステップS41に移行する。ステップS41では、
横送りコンベア16を停止させる。
【0036】次に、図12のステップS7における自動
現像装置5側への搬送処理について説明する。自動現像
装置5側への搬送は第2搬送装置4によって行われる。
図15において、ステップS45では、刷版が位置決め
装置29のストッパー部材46に当接し、位置決めが完
了したか否かを判断する。またステップS46では、セ
ンサ64(S5A)がオンからオフに変わったか否かを
判断する。ステップS47では幅寄せ装置32の入口部
におけるセンサ65(S6)がオフからオンに変わった
か否かを判断し、ステップS48では幅寄せセンサ69
がオンしたか否かを判断する。また、ステップS49で
は回転コンベア80の入口部におけるセンサ84(S7
A)がオフからオンに変化したか否かを判断する。
【0037】位置決めが完了した場合には、ステップS
45からステップS50に移行する。ステップS50で
は、送り禁止フラグがオンであるか否かを判断する。オ
ートフィーダ6からの供給のための切り換えスイッチが
オンされていない場合には送り禁止フラグはオフである
ので、ステップS50からステップS51に移行する。
ステップS51では、回転コンベア80上に刷版が載置
されているか否かを判断する。載置されていない場合に
はステップS52に移行し、横送り装置30を駆動す
る。これにより、横送り装置30は刷版の殖版機側の端
部を押し、刷版は位置決め装置29のストッパー部材4
6に沿ってY方向に搬送される。一方、位置決めが完了
していない場合や送り禁止フラグがオンになっている場
合、あるいは回転コンベア80上に刷版が載置されてい
る場合には次の判断ステップに進む。
【0038】刷版が横送り装置30によってY方向に送
られ、その端部がセンサ64(S5A)を通過すると、
ステップS46からステップS53に移行する。ステッ
プS53では、バーコードリーダー61をオンし、刷版
の角部に貼付されたバーコードBを読み取る。次にステ
ップS54では、刷版にバーコードが貼付されていたか
否かを判断し、貼付されていた場合にはステップS55
に移行してバーコードフラグをオンする。また、刷版に
バーコードが貼付されていなかった場合にはステップS
56に移行してバーコードフラグをオフする。
【0039】次に、刷版がY方向に送られてセンサ65
(S6)がオフからオンに変わると、幅寄せ動作を開始
する。この場合には、ステップS47からステップS5
7に移行する。ステップS57では、幅寄せ装置32の
ローラ66を駆動して刷版をY方向に搬送する。次にス
テップS58では、幅寄せピン68を中央部に移動させ
る。これにより、幅寄せセンサ69も幅寄せピン68と
同期して中央部に移動する。このような動作により、刷
版は幅寄せローラ66によってY方向に搬送されながら
幅寄せピン68によって中央部に移動させられ、幅方向
の位置合わせが行われる。
【0040】幅寄せセンサ69が中央部へ移動している
最中に刷版の端部を検出すると、ステップS48からス
テップS59に移行する。ステップS59では幅寄せピ
ン68の移動を停止させる。これにより、刷版はY方向
搬送路の中央部を搬送されることとなる。幅寄せ動作が
終了するとステップS60に移行し、横送り装置30、
幅寄せピン68及び幅寄せセンサ69を図2に示すよう
な初期位置に移動させる。
【0041】刷版が幅寄せ装置32を通過して回転コン
ベア80の入口部に設けられたセンサ84(S7A)を
通過すると、プログラムはステップS49からステップ
S61に移行する。ステップS61では、回転コンベア
80を制御するCPUに対して回転動作の指示を出力す
る。次に、図16にしたがって回転コンベア80におけ
る制御動作を説明する。
【0042】ここでは、まずステップS70において初
期設定を行う。この初期設定では、回転部82を退避位
置に移動させたり、また2枚取り防止検知センサ111
を退避位置に移動させたり、さらに前後方向の幅寄せセ
ンサ87を図8及び図9に示すような初期位置に設定す
る等の処理を行う。そして、ステップS71では、第1
〜第4コンベア及び横送り装置側のCPU(以下、第1
制御部のCPUと記す)から割り込み指示があったか否
かを判断する。また、ステップS72では、第1制御部
のCPUから回転指示があったか否かを判断する。
【0043】図15のステップS61で説明したよう
に、刷版が回転コンベア80に搬送されてくると、第1
制御部のCPUから回転動作の指示が出力される。回転
コンベア80側のCPUでは、この指示を受けてステッ
プS72からステップS73に移行する。ステップS7
3では、回転コンベア80のベルト搬送部81を駆動す
る。これにより、刷版は回転コンベア80上に載置され
てY方向に搬送される。次にステップS74では、バー
コードフラグがオンになっているか否かを判断する。刷
版にバーコードが貼付されている場合にはステップS7
4からステップS75に移行し、回転動作を実行する。
なお、本実施例ではバーコードが貼付されている刷版
は、現像処理後、絵柄面積情報を刷版長手方向に沿って
得るために、刷版を回転させている。
【0044】ステップS75では、回転コンベア80の
入口部におけるセンサ84(S7A)がオンからオフに
変わったか否かを判断する。刷版が回転コンベア80上
をY方向に搬送されて、その後端がセンサ84を通過す
ると、センサ84はオンからオフに変化する。この場合
には、ステップS75からステップS76に移行し、回
転コンベア80のベルト搬送部81を一旦停止させる。
この状態では、刷版の後端がセンサ84を通過した位置
にある。この状態から、前後方向(Y方向)の幅寄せを
行って刷版の中心を回転部82上に位置させる処理を行
う。すなわち、ステップS77では、再度ベルト搬送部
81を駆動し、前後方向の幅寄せを開始する。この場合
には、前後方向の幅寄せセンサ87も、ベルト搬送部8
1のベルト81aと同期して回転部82側に近づくよう
に移動する。そして、ステップS78では、センサ87
がオンしたか否かを判断する。刷版がY方向に搬送され
るとともにセンサ87が中心部に近づくと、刷版が中央
部に位置したときにセンサ87は刷版の先端を検出して
オンとなる。この場合には、ステップS78からステッ
プS79に移行する。ステップS79では、ベルト搬送
部81の駆動を停止して前後方向の幅寄せ動作を終了す
る。そして、ステップS80においてセンサ87を図9
に示すような初期位置に戻す。
【0045】次に、回転コンベア80の中央部に搬送さ
れ、停止した状態にある刷版を90°回転させる。ここ
で、この状態では刷版のバーコードBは搬送方向の後端
部に位置している。この場合には、まず、昇降シリンダ
100を駆動してそのプランジャ101を突出させ、昇
降プレート102を図9の一点鎖線で示す退避位置から
実線で示す回転位置に上昇させる。このとき、昇降プレ
ート102には吸着パッド105が設けられているの
で、刷版はこの吸着パッド105によって吸着され、ベ
ルト81aから離れて上昇する。次にステップS82で
は、ロータリーアクチュエータ104によって昇降シリ
ンダ100及び昇降プレート102を90°回転させ
る。これにより刷版も90°回転し、刷版に貼付された
バーコードBが搬送方向の先頭位置に位置することとな
る。次にステップS83では、昇降シリンダ100をオ
フしてプランジャ101及び昇降プレート102を下降
させる。これにより、刷版はベルト搬送部81のベルト
81a上に再び載置され、昇降プレート102の吸着パ
ッド105は刷版の下面から離れる。
【0046】このようにして刷版を90°回転させた後
は、刷版を自動現像装置5側に搬送するとともに、刷版
の2枚検知を行う。すなわち、ステップS84では、昇
降シリンダ112を駆動して上側の2枚取り防止検知セ
ンサ111を図9の一点鎖線で示す検出位置に下降さ
せ、上下の2枚取り防止検知センサ111で刷版の2枚
取りを検知する。そして、回転コンベア80のベルト搬
送部81をオンし、刷版を自動現像装置5側に搬送す
る。ここで、2枚取り防止検知センサ111の検知出力
は、自動現像装置5側の制御部あるいはライン全体の制
御を司るホストコンピュータに送られる。次にステップ
S86では、回転コンベア80の出口部に設けられたセ
ンサ85(S7B)がオンからオフに変わったか否かを
判断する。刷版が自動現像装置5側に排出されて、その
後端がセンサ85を通過すると、センサ85はオンから
オフに変わるので、この場合にはステップS86からス
テップS87に移行する。ステップS87では、2枚取
り防止検知センサ111をオフするとともに、シリンダ
112を作動させてセンサ111を図9の実線に示す退
避位置に移動させる。そしてステップS88に移行して
回転コンベア80のベルト搬送部81の駆動を停止させ
る。ステップS88の処理が終了すると、ステップS7
1に戻り、次の指示が来るのを待つ。
【0047】一方、刷版にバーコードが貼付されていな
い場合にはステップS74からステップS85に移行
し、前後方向の幅寄せ動作及び回転動作を行わずに、2
枚取り防止検知を行いながらそのまま自動現像装置5側
に刷版を搬送する。また、オートフィーダ6から刷版を
供給するために切り換えスイッチが押された場合には、
前述したように、図12のステップS11で割り込み指
示が出力される。回転コンベア80側のCPUでこの割
り込み指示を受けた場合には、ステップS71からステ
ップS90に移行して割り込み処理を実行する。
【0048】割り込み処理は、図17に示すように、ま
ずステップS91で回転コンベア80上に刷版が載置さ
れているか否かを判断する。回転コンベア80上の刷版
が自動現像装置5側に排出されるのを待ってステップS
91からステップS92に移行する。ステップS92で
は、シリンダ121を駆動してプランジャ122を後退
させる。これにより、ベルト搬送部81の一端が搬送方
向の下流側端部を中心に回動し、図10の上部に示す状
態から下部に示すような状態となる。この状態では、ロ
ーラ搬送部83のローラ83aの上面の方が、ベルト搬
送部81のベルト81a上面よりも高くなる。次にステ
ップS93では、オートフィーダ6に対して搬送許可信
号を出力する。オートフィーダ6では、回転コンベア8
0からの許可信号を受けて、オートフィーダ6に収納さ
れている刷版をX方向に、すなわち回転コンベア80上
に送り出す。回転コンベア80では、オートフィーダ6
側の端部に配置されたセンサ86(S7C)がオフから
オンに変わるのをステップS94で待つ。刷版が回転コ
ンベア80上に供給されてきた場合には、センサ86は
オフからオンになるのでステップS94からステップS
95に移行する。ステップS95では、ローラ搬送部8
3を駆動する。次にステップS96では、センサ86が
オンからオフに変わるのを待つ。刷版が回転コンベア8
0上に供給され、その後端がセンサ86を通過すると、
ステップS96からステップS97に移行する。ステッ
プS97ではローラ搬送部83の駆動を停止させる。
【0049】次に、シリンダ121を駆動してプランジ
ャ122を突出させ、ベルト搬送部81を上昇させる。
これにより、ベルト搬送部81がローラ搬送部83より
上方に位置することとなり、刷版はベルト搬送部81の
ベルト81a上に載置される。次にステップS99で
は、ベルト搬送部81を駆動する。これにより、刷版は
回転コンベア80から自動現像装置5側に搬送される。
そしてステップS100では、出口部のセンサ85(S
7B)がオンからオフに変化したか否かを判断する。刷
版が自動現像装置5側に排出されると、センサ85がオ
ンからオフに変わるので、この場合にはステップS10
0からステップS101に移行する。ステップS101
では、ベルト搬送部81を停止させる。
【0050】一方、第2殖版機2から刷版が第1搬送装
置3の横送りコンベア16上に排出されてきた場合に
は、図12のステップS3からステップS8に移行す
る。ステップS8では、図18に示すような第2搬送処
理を実行する。この第2搬送処理では、ステップS11
0において、横送りコンベア16のX方向搬送部25中
央部に設けられたセンサ27(S5B)がオンしている
か否かを判断する。またステップS111では横送りコ
ンベア16のセンサ64(S5A)がオフからオンに変
わったか否かを判断する。さらにステップS112で
は、横送りコンベア16のストッカ7側端部に設けられ
たセンサ28(S5C)がオンからオフに変わったか否
かを判断する。
【0051】第2殖版機2から刷版が横送りコンベア1
6上に排出された場合には、センサ27がオンとなるの
で、ステップS110からステップS113に移行す
る。ステップS113では、位置決め装置29のストッ
パー部材46を上昇させる。そしてステップS114で
は、X方向搬送部25のベルト25aを駆動するととも
に、合流部26のローラ26aを駆動して、刷版を位置
決め装置29側(逆方向)に搬送する。
【0052】刷版が位置決め装置29側に搬送されてく
ると、センサ64がオフからオンとなるで、この場合に
はステップS111からステップS115に移行する。
ステップS115では、送り速度を落とし、さらにステ
ップS116では逆方向の搬送を所定時間続けた後、停
止させる。次にステップS117では、色判別センサ6
3により刷版が通常の刷版であるか特別処理用の刷版で
あるか否かを判断する。通常刷版である場合には自動現
像装置5側への搬送処理に移行する。また、通常刷版で
ない場合にはステップS118からステップS119に
移行する。ステップS119では、X方向搬送部25及
び合流部26を駆動し、刷版を正方向に搬送する。これ
により、刷版はストッカ7側に搬送される。そして、刷
版が横送りコンベア16のストッカ7側端部に設けられ
たセンサ28(S5C)を通過すると、センサ28がオ
ンからオフとなるので、この場合にはステップS112
からステップS120に移行する。ステップS120で
は横送りコンベア16を停止させる。
【0053】第2殖版機2から排出された刷版の第2搬
送処理が終了した場合は、図15で示した自動現像送り
処理と同様の搬送処理を実行する。なお、第1コンベア
12上に作業者によって刷版が載置された場合には、刷
版が載置されたことをセンサ17(S1)によって検出
する。次に、第2コンベア13上に刷版が載置されてい
ないことを確認して第2コンベア13側に刷版を搬送す
る。以降の搬送処理は、前記第1殖版機1から刷版が排
出された場合と同様の搬送処理を実行する。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明に係る刷版搬送装置
では、殖版機から現像装置へ刷版を搬送するとともに、
この刷版の搬送中にその幅方向の位置合わせを行うの
で、搬送処理に要する時間が短縮される。しかも、位置
合わせに際し、第1側に刷版の端部を押す押し出し手段
を設けるとともに、第2側に刷版の端部を検出する位置
検出手段を設け、これらを互いに近づくように移動させ
て位置検出手段によって刷版の第2側が検出されたとき
に押し出し手段を停止させるようにしたので、刷版の両
端部を挟み込んで位置合わせする従来方式に比較して、
刷版端部の損傷を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による刷版搬送装置及びその
位置合わせ装置が採用された刷版搬送処理ラインの平面
図。
【図2】横送りコンベアの平面図。
【図3】横送り装置の一部正面図。
【図4】位置決め装置の断面正面図。
【図5】位置決め装置の断面正面図。
【図6】横送りコンベアのセンサ部分の平面図。
【図7】幅寄せ装置の正面図。
【図8】回転コンベアの一部平面図。
【図9】回転コンベアの回転部の正面図。
【図10】回転コンベアのベルト搬送部の動作を説明す
るための断面側面図。
【図11】本装置の制御ブロック図。
【図12】そのメイン制御フローチャート。
【図13】第1搬送処理のフローチャート。
【図14】第1搬送処理のフローチャート。
【図15】自動現像装置への搬送処理のフローチャー
ト。
【図16】回転コンベアの制御フローチャート。
【図17】割り込み処理のフローチャート。
【図18】第2搬送処理の制御フローチャート。
【符号の説明】
1,2 殖版機 3 第1搬送装置 4 第2搬送装置 5 自動現像装置 32 幅合わせ装置 68 幅寄せピン 69 幅寄せセンサ 130 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−293651(JP,A) 特開 平4−42235(JP,A) 特開 平3−223613(JP,A) 実開 平2−7653(JP,U) 実開 昭55−73943(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41C 1/00 - 1/18 G03F 7/26 - 7/42 B65H 9/00 - 9/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】焼付装置から現像装置へ刷版を搬送するた
    めの刷版搬送装置であって、 前記焼付装置から現像装置への搬送方向に沿って前記刷
    版を搬送する刷版搬送手段と、 前記刷版搬送手段による前記刷版の搬送中に、前記刷版
    をその幅方向に位置合わせする刷版位置合わせ手段とを
    備え、前記刷版位置合わせ手段は、 前記刷版の第1側を押す押し出し手段と、 前記押し出し手段に同期して前記押し出し手段側に近づ
    くように移動する、前記第1側に対向する前記刷版の第
    2側を検出するための位置検出手段と、 前記位置検出手段により前記第2側が検出されたとき、
    前記押し出し手段を停止させる停止手段とを備えてい
    る、 刷版搬送装置。
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