JPH0626044B2 - リール巻径検出方法 - Google Patents
リール巻径検出方法Info
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- JPH0626044B2 JPH0626044B2 JP1116848A JP11684889A JPH0626044B2 JP H0626044 B2 JPH0626044 B2 JP H0626044B2 JP 1116848 A JP1116848 A JP 1116848A JP 11684889 A JP11684889 A JP 11684889A JP H0626044 B2 JPH0626044 B2 JP H0626044B2
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- reel
- magnetic tape
- winding
- rotation
- tape
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B15/00—Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
- G11B15/60—Guiding record carrier
- G11B15/66—Threading; Loading; Automatic self-loading
- G11B15/67—Threading; Loading; Automatic self-loading by extracting end of record carrier from container or spool
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B15/00—Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
- G11B15/18—Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
- G11B15/46—Controlling, regulating, or indicating speed
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B15/00—Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
- G11B15/18—Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
- G11B15/46—Controlling, regulating, or indicating speed
- G11B15/54—Controlling, regulating, or indicating speed by stroboscope; by tachometer
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、磁気記録再生装置等でリールに巻かれた磁気
テープの巻径を検出する方法に関し、特にリールの回転
状況から直接検出する方法に関する。
テープの巻径を検出する方法に関し、特にリールの回転
状況から直接検出する方法に関する。
(従来の技術) この種のリール駆動制御装置にあっては、磁気テープが
移送されるに伴って供給リール側と巻取りリール側に巻
回される磁気テープの巻き径が時々変化する。このた
め、巻き径に応じて各リールの回転速度を制御する必要
がある。従来行なわれている制御方法の一例を第5図を
参照しながら説明する。同図中、22は供給リールであ
り、21は巻取りリールである。
移送されるに伴って供給リール側と巻取りリール側に巻
回される磁気テープの巻き径が時々変化する。このた
め、巻き径に応じて各リールの回転速度を制御する必要
がある。従来行なわれている制御方法の一例を第5図を
参照しながら説明する。同図中、22は供給リールであ
り、21は巻取りリールである。
また、テープ移送始動時の巻取りリール21の巻径(半
径)をRo、希望するテープ移送速度をV、テープ厚み
をd、テープ移送始動時からの時間をtとすると、t秒
後の巻取りリール21の回転角速度ω1は、次式で求め
られる。
径)をRo、希望するテープ移送速度をV、テープ厚み
をd、テープ移送始動時からの時間をtとすると、t秒
後の巻取りリール21の回転角速度ω1は、次式で求め
られる。
従って、巻取りリール21の実際の回転角速度ωr1を検
出し、このωr1が上式で求めた回転角速度ω1と一致す
るよう各リールの回転制御を行なえば、実際のテープ移
送速度Vrを希望する速度Vとすることが出来る。
出し、このωr1が上式で求めた回転角速度ω1と一致す
るよう各リールの回転制御を行なえば、実際のテープ移
送速度Vrを希望する速度Vとすることが出来る。
(発明が解決しようとする問題点) 然し乍ら、この方法によると、テープ移送始動時からの
時間tの演算式に基づいて制御することになり、この時
間tの管理が非常に困難となる問題点がある。例えば何
かの外的要因で、演算による回転速度ω1と実際の回転
速度ωr1の間に、一旦誤差が発生するとその誤差が蓄積
され、蓄積された誤差が演算による回転速度ω1にあら
われてしまう欠点があった。
時間tの演算式に基づいて制御することになり、この時
間tの管理が非常に困難となる問題点がある。例えば何
かの外的要因で、演算による回転速度ω1と実際の回転
速度ωr1の間に、一旦誤差が発生するとその誤差が蓄積
され、蓄積された誤差が演算による回転速度ω1にあら
われてしまう欠点があった。
(問題点を解決する方法) (1)第1と第2のリール間で移送されて各リールに巻
回される磁気テープの各巻径を検出するため、前記磁気
テープの移送が開始されてからの前記第1のリールにお
ける磁気テープの巻回数の変化を示す第1の回転回数C
1と、磁気テープの移送が開始されてからの前記第2の
リールにおける磁気テープの巻回数の変化を示す第2の
回転回数C2との比C2/C1をαとし、 前記磁気テープの移送が開始される時点での前記第1及
び第2の各リールの巻径Ro及びRsの比Rs/Roを
βとしたとき、前記移送が開始されてからの前記第1の
リールの巻径R1に関する式、 の演算によって、前記第1のリールの巻径R1に関する
情報を得、また前記移送が開始されてからの前記第2の
リールの巻径R2に関する式、 の演算によって、前記第2のリールの巻径R2に関する
情報を得る。
回される磁気テープの各巻径を検出するため、前記磁気
テープの移送が開始されてからの前記第1のリールにお
ける磁気テープの巻回数の変化を示す第1の回転回数C
1と、磁気テープの移送が開始されてからの前記第2の
リールにおける磁気テープの巻回数の変化を示す第2の
回転回数C2との比C2/C1をαとし、 前記磁気テープの移送が開始される時点での前記第1及
び第2の各リールの巻径Ro及びRsの比Rs/Roを
βとしたとき、前記移送が開始されてからの前記第1の
リールの巻径R1に関する式、 の演算によって、前記第1のリールの巻径R1に関する
情報を得、また前記移送が開始されてからの前記第2の
リールの巻径R2に関する式、 の演算によって、前記第2のリールの巻径R2に関する
情報を得る。
(作用) 各リールの回転回数を得ることにより、各リールの半径
情報が得られ、この半径情報を基に、磁気テープが所望
の移送速度のときの各リールのあるべき回転角速度を算
出することが出来る。
情報が得られ、この半径情報を基に、磁気テープが所望
の移送速度のときの各リールのあるべき回転角速度を算
出することが出来る。
(実施例) 第1図(b)は、本発明方法を利用したテープ走行部の
一例を示す構成図で、図中カートリッジ8は、半径Ro
のカートリッジ内リール(以下Cリールと称す)2と、
これに巻回された磁気テープ9、及びこの磁気テープ9
の先端部を保持してカートリッジの開口部82に脱着可
能に装着されたリーダブロック81から構成され、記録
再生装置本体10の図示しないローディング手段によ
り、同図に示す所定位置に持ちきたされる。この状態で
Cリール2は、本体10に設けられた供給リール21と
軸接続され、これと一体的な回転が可能となる。一方、
リーダブロック81は、図示しないリーダブロックガイ
ド手段によってカートリッジから外され、所定の経路を
経由して本体10に設けられた半径Roの巻取りリール
1の凹部11に嵌入され、これと一体的な回転が可能と
なる。このとき磁気テープ9のテープパスは、同図に示
すように、テープガイド3〜6によって規定され、磁気
テープ9と磁気ヘッド7の摺接状態が保たれる。
一例を示す構成図で、図中カートリッジ8は、半径Ro
のカートリッジ内リール(以下Cリールと称す)2と、
これに巻回された磁気テープ9、及びこの磁気テープ9
の先端部を保持してカートリッジの開口部82に脱着可
能に装着されたリーダブロック81から構成され、記録
再生装置本体10の図示しないローディング手段によ
り、同図に示す所定位置に持ちきたされる。この状態で
Cリール2は、本体10に設けられた供給リール21と
軸接続され、これと一体的な回転が可能となる。一方、
リーダブロック81は、図示しないリーダブロックガイ
ド手段によってカートリッジから外され、所定の経路を
経由して本体10に設けられた半径Roの巻取りリール
1の凹部11に嵌入され、これと一体的な回転が可能と
なる。このとき磁気テープ9のテープパスは、同図に示
すように、テープガイド3〜6によって規定され、磁気
テープ9と磁気ヘッド7の摺接状態が保たれる。
このリーダブロック81が巻取りリール1の凹部11に
嵌入すべく持ち来された初期状態時のCリール2のテー
プ巻き径(半径)をRs、巻取りリール1のテープ巻き
径(実質的に巻取りリール1の半径と同値)をRoとす
る。また同図に点線で示す如く、この状態からの任意移
動距離lだけ磁気テープが移送されたときの巻取りリー
ル1及びCリール2の各巻き径(半径)をそれぞれ
R1、R2とし、更に移動距離lに至る迄に各リールが
回転した方向性を有する回転回数をそれぞれC1及びC
2とする。
嵌入すべく持ち来された初期状態時のCリール2のテー
プ巻き径(半径)をRs、巻取りリール1のテープ巻き
径(実質的に巻取りリール1の半径と同値)をRoとす
る。また同図に点線で示す如く、この状態からの任意移
動距離lだけ磁気テープが移送されたときの巻取りリー
ル1及びCリール2の各巻き径(半径)をそれぞれ
R1、R2とし、更に移動距離lに至る迄に各リールが
回転した方向性を有する回転回数をそれぞれC1及びC
2とする。
従って、これら回転回数C1、C2は、初期状態時には
共にゼロであり、後述する如く磁気テープ9が正方向移
送(図中、矢印A方向への移送)されるにつれてそれぞ
れ異なる増加率で増加し、また逆方向移送(図中、矢印
B方向への移送)されるにつれてそれぞれ異なる減少率
で減少する。
共にゼロであり、後述する如く磁気テープ9が正方向移
送(図中、矢印A方向への移送)されるにつれてそれぞ
れ異なる増加率で増加し、また逆方向移送(図中、矢印
B方向への移送)されるにつれてそれぞれ異なる減少率
で減少する。
以上の設定のもとに、先ず各リールの巻き径R1、R2
が各リールの回転回数の比(以下、巻回比と称す)α
(α=C2/C1)の関数で表されることを示す。
が各リールの回転回数の比(以下、巻回比と称す)α
(α=C2/C1)の関数で表されることを示す。
磁気テープの厚みをdとすると C1=(R1−Ro)/d … C2=(Rs−R2)/d … となり、これら、式から α=C2/C1=(Rs−R2)/R1−Ro)… となる。更に、 β=Rs/Ro、x=R1/Ro、y=R2/Ro とすると、式は、 α=(β−y)/(x−1) … と表せる。一方、磁気テープの厚みdによる面積を考え
たとき、 π(Rs2−Ro2) =π(R2 2−Ro2)+π(R1 2−Ro2)… が成立ち、これにβ、x、yを代入して整理すると、 (β2−1)=(y2−1)+(x2)… となる。式よりx=(β−y)/αであり、これを
式に代入して整理すると、 (α2+1)y2−2(α+β)y+(β2+2αβ−α2β2)=0 となり、この式をyについて解くと となる。
たとき、 π(Rs2−Ro2) =π(R2 2−Ro2)+π(R1 2−Ro2)… が成立ち、これにβ、x、yを代入して整理すると、 (β2−1)=(y2−1)+(x2)… となる。式よりx=(β−y)/αであり、これを
式に代入して整理すると、 (α2+1)y2−2(α+β)y+(β2+2αβ−α2β2)=0 となり、この式をyについて解くと となる。
同様にしてよりy=β−α(X−1)であり、これを
式に代入して整理すると、 (α2+1)x2−2a(α+β)x+(α2+2αβ−1)=0 となり、この式をxについて解くと となる。
式に代入して整理すると、 (α2+1)x2−2a(α+β)x+(α2+2αβ−1)=0 となり、この式をxについて解くと となる。
次に、上記の演算結果を用いて、磁気テープを定速移送
させるための方法について説明する。
させるための方法について説明する。
第1図(a)は、本発明方法の一利用例を示す制御回路
部の構成図であり、17は巻取りリール1の近傍に配置
された回転検出器で、巻取りリール1の所定位置に配置
された被検出部材(図示せず)と協同して、その1/n
回転毎に1パルス、即ち巻取りリール1の一回転間にn
個の検出パルスPtを発生し、この回転検出信号s1を
演算処理回路11、及び周波数/電圧変換器(以下F/
V変換器と称す)12に出力する。一方、回転検出器1
8も同様にして供給リール21の回転を検出し、一回転
当りn個の検出パルスPsを含む回転検出信号s2を演
算処理回路11、及びF/V変換器12に出力する。
尚、同図に示す各リールの回転方向C、Dは、第1図
(b)に示す各リールの回転方向C、Dにそれぞれ対応
している。
部の構成図であり、17は巻取りリール1の近傍に配置
された回転検出器で、巻取りリール1の所定位置に配置
された被検出部材(図示せず)と協同して、その1/n
回転毎に1パルス、即ち巻取りリール1の一回転間にn
個の検出パルスPtを発生し、この回転検出信号s1を
演算処理回路11、及び周波数/電圧変換器(以下F/
V変換器と称す)12に出力する。一方、回転検出器1
8も同様にして供給リール21の回転を検出し、一回転
当りn個の検出パルスPsを含む回転検出信号s2を演
算処理回路11、及びF/V変換器12に出力する。
尚、同図に示す各リールの回転方向C、Dは、第1図
(b)に示す各リールの回転方向C、Dにそれぞれ対応
している。
演算処理回路11は、回転検出信号s1、s2の各検出
パルスPt、Psをそれぞれカウントする2つのカウン
タを内蔵すると共に、各リールの回転方向を監視し、こ
れらのリールがそれぞれC、D方向に回転する場合、各
カウンタがアップカウントし、また逆方向に回転する場
合にはダウンカウントするように構成されている。
パルスPt、Psをそれぞれカウントする2つのカウン
タを内蔵すると共に、各リールの回転方向を監視し、こ
れらのリールがそれぞれC、D方向に回転する場合、各
カウンタがアップカウントし、また逆方向に回転する場
合にはダウンカウントするように構成されている。
また各カウンタは、前記した初期状態時にそれぞれゼロ
リセットされるため、パルスPt、Psの各カウント値
P1、P2と、前記した巻取りリール1、Cリール2の
各回転回数C1、C2との関係は、 C1=P1/n、 C2=P2/n となる。
リセットされるため、パルスPt、Psの各カウント値
P1、P2と、前記した巻取りリール1、Cリール2の
各回転回数C1、C2との関係は、 C1=P1/n、 C2=P2/n となる。
更に、演算処理回路11は、カウント値P1とP2の
比、即ち前記した巻回比αに基づいて前記した、式
を演算してx、yをめ求め、これに基づいてコントロー
ル信号s3を出力する。
比、即ち前記した巻回比αに基づいて前記した、式
を演算してx、yをめ求め、これに基づいてコントロー
ル信号s3を出力する。
尚、、式の定数βは、β=Rs/Roで求められ
る。このうち巻取りリール1、Cリール2の各半径であ
るRoは予め定まった定数であるが、初期状態時のCリ
ールのテープ巻き径であるRsは予め定められた定数と
してもよいし、下記の要領で求めてもよい。
る。このうち巻取りリール1、Cリール2の各半径であ
るRoは予め定まった定数であるが、初期状態時のCリ
ールのテープ巻き径であるRsは予め定められた定数と
してもよいし、下記の要領で求めてもよい。
初期状態時に、磁気テープを所定距離、例えばCリール
が一回転するまで移送し、このときの各検出パルスの比
α1を求める。この比α1とRo、Rs間には、Rs=
Ro/α1の関係が成立つので、これらの処理をしてR
sを求める。
が一回転するまで移送し、このときの各検出パルスの比
α1を求める。この比α1とRo、Rs間には、Rs=
Ro/α1の関係が成立つので、これらの処理をしてR
sを求める。
次に、コントロール信号s3の算出方法について説明す
る。
る。
いま、磁気テープが任意移動距離lだけ移送され、且つ
その時のテープ移送速度がVであったと仮定すると、こ
の時の巻取りリール1と供給リール21の各回転角速度
ω1、ω2はそれぞれ次式で求まる。
その時のテープ移送速度がVであったと仮定すると、こ
の時の巻取りリール1と供給リール21の各回転角速度
ω1、ω2はそれぞれ次式で求まる。
尚、演算により求めたこの回転角速度ω1、ω2を、以
後演算角速度と称す。
後演算角速度と称す。
ω1=V/R1=V/(x・Ro) ω2=V/R2=V/(y・Ro) 従って、 となる。
コントロール信号s3は、このf(α)に比例する電圧
信号として出力され、その電圧値 v3は、v3=k1f(α)となっている。
信号として出力され、その電圧値 v3は、v3=k1f(α)となっている。
但し、k1は比例定数で、磁気テープを第1図(b)に
示す矢印A方向に移動したいとき、プラス極性とし、逆
方向の場合にはマイナス極性とする。
示す矢印A方向に移動したいとき、プラス極性とし、逆
方向の場合にはマイナス極性とする。
一方、F/V変換器12は、回転検出信号s1、s2を
入力し、実際に回転している各リールの回転角速度(以
下、実角速度と称す)ωp1、ωp2の和(ωp1+ω
p2)に比例した角速度和信号s4を出力する。従っ
て、この角速度和信号s4の電圧値v4は、 v4=k2(ωp1+ωp2) となっている。
入力し、実際に回転している各リールの回転角速度(以
下、実角速度と称す)ωp1、ωp2の和(ωp1+ω
p2)に比例した角速度和信号s4を出力する。従っ
て、この角速度和信号s4の電圧値v4は、 v4=k2(ωp1+ωp2) となっている。
尚、この比例定数k2は磁気テープの走行方向によって
極性が変わるように構成されているものとする。即ち、
磁気テープが第1図(b)に示す矢印A方向に移動し、
各リール1、2がそれぞれ矢印C、Dの方向に回転する
場合、比例定数k2はプラス極性となり、逆方向の場合
にはマイナス極性となる。更に比例定数k1とk2の絶
対値は等しく設定されている。
極性が変わるように構成されているものとする。即ち、
磁気テープが第1図(b)に示す矢印A方向に移動し、
各リール1、2がそれぞれ矢印C、Dの方向に回転する
場合、比例定数k2はプラス極性となり、逆方向の場合
にはマイナス極性となる。更に比例定数k1とk2の絶
対値は等しく設定されている。
差動増幅器13は、コントロール信号s3と角速度和信
号s4を入力し、それらの電圧差信号s5を出力する。
リールモータ駆動回路14は、この入力する電圧差信号
s5に基づき、巻取りリール1と軸直結したリールモー
タ15と供給リール21と軸直結したリールモータ16
とを下記の要領でドライブする。即ち、電圧差信号s5
の極生がプラスの時、そのレベルに応じて第1図(b)
に示す矢印A方向へテープ移送を加速し、逆に極性がマ
イナスの時、そのレベルに応じて矢印B方向へテープ移
送を加速する。更に、磁気テープが移送される間、所定
のテープテンションが得られるように考慮されているも
のとする。
号s4を入力し、それらの電圧差信号s5を出力する。
リールモータ駆動回路14は、この入力する電圧差信号
s5に基づき、巻取りリール1と軸直結したリールモー
タ15と供給リール21と軸直結したリールモータ16
とを下記の要領でドライブする。即ち、電圧差信号s5
の極生がプラスの時、そのレベルに応じて第1図(b)
に示す矢印A方向へテープ移送を加速し、逆に極性がマ
イナスの時、そのレベルに応じて矢印B方向へテープ移
送を加速する。更に、磁気テープが移送される間、所定
のテープテンションが得られるように考慮されているも
のとする。
従って、上記した制御系は、演算処理回路11から出力
されるコントロール信号s3と角速度和信号s4が常に
一致するように動作し、しかもコントロール信号s3の
極性に応じてテープ移送方向が変わる。
されるコントロール信号s3と角速度和信号s4が常に
一致するように動作し、しかもコントロール信号s3の
極性に応じてテープ移送方向が変わる。
第1図(a)に示す制御回路部は、以上の如く回転検出
信号s1、s2の検出パルスPt、Psを検出し、前記
式の演算に基づくコントロール信号s3を得ることに
より、テープの移送方向に拘らず、実際のテープ移送速
度Vpを前記式中に想定した所望のテープ速度Vと一
致するように制御することが可能となる。
信号s1、s2の検出パルスPt、Psを検出し、前記
式の演算に基づくコントロール信号s3を得ることに
より、テープの移送方向に拘らず、実際のテープ移送速
度Vpを前記式中に想定した所望のテープ速度Vと一
致するように制御することが可能となる。
次に、上記の方法により磁気テープの移送速度制御が行
なわれた場合に発生する問題点について考察する。
なわれた場合に発生する問題点について考察する。
第2図(a)は、前記した初期状態時において、第1図
(b)に示すカートリッジ8内のCリール2に巻回され
た磁気テープ9の様子を示している。この時、マジック
等で同図に示す目印線Mを磁気テープの巻回径方向に記
す。一方、第2図(b)は、同図(a)の初期状態から
一旦巻取りリール1に磁気テープ9をすべて巻取り、再
びCリールに巻戻す往復巻取り動作を行なった後のCリ
ールへの巻回状態を示している。この時、初期状態時の
テープの巻回状態、或いは巻戻し時のテープテンション
のばらつき等により、Cリール2の回転位置は同図
(a)の初期状態時の位置に対して位置ずれを生じ、例
えば同図(b)に示すごとく、時計方向に1/4回転ず
れた状態となる。
(b)に示すカートリッジ8内のCリール2に巻回され
た磁気テープ9の様子を示している。この時、マジック
等で同図に示す目印線Mを磁気テープの巻回径方向に記
す。一方、第2図(b)は、同図(a)の初期状態から
一旦巻取りリール1に磁気テープ9をすべて巻取り、再
びCリールに巻戻す往復巻取り動作を行なった後のCリ
ールへの巻回状態を示している。この時、初期状態時の
テープの巻回状態、或いは巻戻し時のテープテンション
のばらつき等により、Cリール2の回転位置は同図
(a)の初期状態時の位置に対して位置ずれを生じ、例
えば同図(b)に示すごとく、時計方向に1/4回転ず
れた状態となる。
この位置ずれが、前記した式の演算結果に及ぼす影響
について考察する。
について考察する。
この式を書き換えると次式になる。
前記した如く、上式中の回転比αは、α=C2/C1で
あるが、第3図(a)に、磁気テープの任意移動距離l
に対する各リールの回転回数C1、C2及び回転化αの
各変化状態を示す。
あるが、第3図(a)に、磁気テープの任意移動距離l
に対する各リールの回転回数C1、C2及び回転化αの
各変化状態を示す。
但し、各定数の数値設定は、以下の通りである。
Ro=25mm、Rs=45mm、d=30μm 先ず、C1、C2について説明すると、前記初期設定時
のl=0でのゼロ値から、巻取りリール1に磁気テープ
9がすべて巻取られ、再び両者の値が一致するl=14
6.6mでの値666.6まで、C1、C2は、異なっ
た変化曲線を描いて増加する。一方回転比αは、初期設
定時のl=0では演算不能であるが、収束値であるRo
/Rs、即ち0.556からlの増加に伴って漸増し、
l=146.6mで1となる。
のl=0でのゼロ値から、巻取りリール1に磁気テープ
9がすべて巻取られ、再び両者の値が一致するl=14
6.6mでの値666.6まで、C1、C2は、異なっ
た変化曲線を描いて増加する。一方回転比αは、初期設
定時のl=0では演算不能であるが、収束値であるRo
/Rs、即ち0.556からlの増加に伴って漸増し、
l=146.6mで1となる。
ここで、第2図(b)に示す如く、往復巻取り動作を行
なった後のCリールへの巻回状態が、初期状態時の位置
に対して時計方向に1/4回転ずれた場合を想定する。
なった後のCリールへの巻回状態が、初期状態時の位置
に対して時計方向に1/4回転ずれた場合を想定する。
この時の回転比の変化状態を第3図(a)にα1で示
す。但し、このα1は以下の仮定に基づいて算出された
ものである。
す。但し、このα1は以下の仮定に基づいて算出された
ものである。
即ち、リール2の回転回数C2が1つ減る(このことは
Cリールのテープ巻回数が1つ増えることを意味する)
毎に同量の回転ずれΔθが発生し、一方、巻取りリール
1の回転回数C1には誤差が発生していないものと仮定
する。
Cリールのテープ巻回数が1つ増えることを意味する)
毎に同量の回転ずれΔθが発生し、一方、巻取りリール
1の回転回数C1には誤差が発生していないものと仮定
する。
従って、第3図(b)の場合、Δθは Δθ=1/(4×666.6) となる。また、C1に誤差が発生しないものと仮定した
のは、回転比に回転位置ずれの影響が現れるのが各リー
ルの回転回数C1、C2が少ない場合、即ちCリール2
のテープ巻回数が多く、逆に巻取りリール1のテープ巻
回数が少ない場合であり、この巻取りリール1のテープ
巻回数が少ない状態では、その回転回数C1の誤差が無
視出来る位少ないからである。
のは、回転比に回転位置ずれの影響が現れるのが各リー
ルの回転回数C1、C2が少ない場合、即ちCリール2
のテープ巻回数が多く、逆に巻取りリール1のテープ巻
回数が少ない場合であり、この巻取りリール1のテープ
巻回数が少ない状態では、その回転回数C1の誤差が無
視出来る位少ないからである。
同様にして、往復巻取り動作を行なった後のCリール2
への巻回状態が、初期状態時時の位置に対して反時計方
向に1/4回転ずれた場合の回転比の変化状態を第3図
(a)にα2で示す。更に、時計方向、反時計方向に各
1/2回転ずれた場合の回転比の変化状態をそれぞれα
3、α4で示す。
への巻回状態が、初期状態時時の位置に対して反時計方
向に1/4回転ずれた場合の回転比の変化状態を第3図
(a)にα2で示す。更に、時計方向、反時計方向に各
1/2回転ずれた場合の回転比の変化状態をそれぞれα
3、α4で示す。
第3図(b)は、回転位置誤差がない場合の回転比αを
上式′に代入して得たf(α)に対し、回転位置ずれ
が発生したときの回転比α1〜α4をそれぞれ′式に
代入して得たf(α1)〜f(α4)の各誤差量をパー
セントで表したグラフである。
上式′に代入して得たf(α)に対し、回転位置ずれ
が発生したときの回転比α1〜α4をそれぞれ′式に
代入して得たf(α1)〜f(α4)の各誤差量をパー
セントで表したグラフである。
同図は、往復巻取り動作時に回転位置誤差が発生する場
合、磁気テープの任意移動距離lの減少につれてf(α
1)〜f(α4)の誤差量が急激に増加することを示し
ている。前記した如く磁気テープの移送は、f(α1)
〜f(α4)の演算結果に基づいて制御されるため、C
リール2への磁気テープの巻き戻しが終了する間際にな
って、テープ移送速度Vpが急激に変化してしまう不都
合を生ずる。
合、磁気テープの任意移動距離lの減少につれてf(α
1)〜f(α4)の誤差量が急激に増加することを示し
ている。前記した如く磁気テープの移送は、f(α1)
〜f(α4)の演算結果に基づいて制御されるため、C
リール2への磁気テープの巻き戻しが終了する間際にな
って、テープ移送速度Vpが急激に変化してしまう不都
合を生ずる。
次に、この不都合を解消する方法を記載する。
前記した初期状態から磁気テープを矢印A方向に移送す
べく、巻取りリール1に磁気テープ9を巻き取る巻取り
過程に於いて、検出される巻取りリール1の回転回数C
1の値が比較的小さい所定の値C1′、例えば174
(この値は、磁気テープの移動距離lに換算すると約3
0.2mに相当する)に至ったときのCリールの回転回
数C2の値Cf2を先ずメモリしておく。
べく、巻取りリール1に磁気テープ9を巻き取る巻取り
過程に於いて、検出される巻取りリール1の回転回数C
1の値が比較的小さい所定の値C1′、例えば174
(この値は、磁気テープの移動距離lに換算すると約3
0.2mに相当する)に至ったときのCリールの回転回
数C2の値Cf2を先ずメモリしておく。
尚、この時点で検出される各リールの回転回数C1′、
Cf2は、テープ移送が開始されてから間がないため、
各リールの回転ずれが無視できるものとする。
Cf2は、テープ移送が開始されてから間がないため、
各リールの回転ずれが無視できるものとする。
そして、巻取りリールへの磁気テープの巻取りが終了し
た後、今度は矢印B方向に移送すべくCリール2に磁気
テープを巻き戻す。この巻き戻し過程に於いて、巻取り
リール1の回転回数C1の値が再びC1′=174にな
ったときに検出されるCリール2の回転回数Cr2を求
める。
た後、今度は矢印B方向に移送すべくCリール2に磁気
テープを巻き戻す。この巻き戻し過程に於いて、巻取り
リール1の回転回数C1の値が再びC1′=174にな
ったときに検出されるCリール2の回転回数Cr2を求
める。
この時の巻取りリール1のテープの巻回数は少ないた
め、その回転ずれが無視できるものとすると、この時点
でのCリール2の回転ずれΔC2はΔC2=Cr2−Cf2と
なる。
め、その回転ずれが無視できるものとすると、この時点
でのCリール2の回転ずれΔC2はΔC2=Cr2−Cf2と
なる。
上記した不都合をなくすため、この時点以後、つまり巻
き戻し過程に於いて、巻取りリール1の回転回数C1が
0<C1≦C1′=174を満たす間、検出されるC2
の代わりに、次式によって求まる補正値Cc2 を用い、′式の巻回比αをα′=Cc2/C1に変えて
演算する。
き戻し過程に於いて、巻取りリール1の回転回数C1が
0<C1≦C1′=174を満たす間、検出されるC2
の代わりに、次式によって求まる補正値Cc2 を用い、′式の巻回比αをα′=Cc2/C1に変えて
演算する。
尚、上記式による演算が意図するのは、′式の演算
値f(α)がC1=C1′となった時点で補正値Cc2に
よる演算値f(α′)に代わる時、その変化状態が不連
続に変化することなく円滑に移行させ、常にテープ移送
の安定を保つことにある。従って、式は、補正値Cc2
の補正量がC1の値の減少に比例して増加するように設
定されている。
値f(α)がC1=C1′となった時点で補正値Cc2に
よる演算値f(α′)に代わる時、その変化状態が不連
続に変化することなく円滑に移行させ、常にテープ移送
の安定を保つことにある。従って、式は、補正値Cc2
の補正量がC1の値の減少に比例して増加するように設
定されている。
尚、以上の補正方法を、上記f(α1)〜f(α4)に
対して行なったf(α1′)〜f(α4′)の演算結果
を第3図(b)にそれぞれ点線で示す。
対して行なったf(α1′)〜f(α4′)の演算結果
を第3図(b)にそれぞれ点線で示す。
同図に示すように、特に磁気テープの移動距離lが20
m以下での改善が顕著となっている。
m以下での改善が顕著となっている。
また、第3図(a)、(b)の各グラフは、前記したそ
れぞれの仮定の基に、シュミレーションによって求めた
ものであるが、実測においても略同様の結果を示した。
れぞれの仮定の基に、シュミレーションによって求めた
ものであるが、実測においても略同様の結果を示した。
第4図は、第1図(a)の演算処理回路11が、前記し
た動作の他に、上記した補正方法に基づいて行なう補正
処理の流れを示すフローチャートである。
た動作の他に、上記した補正方法に基づいて行なう補正
処理の流れを示すフローチャートである。
先ず、ステップS1で、前記した初期状態から始まる往
復巻取り動作が開始されたか否かを監視し、開始された
場合、次のステップS2で巻取りリール1の回転回数C
1が前記した所定の値C1′になったかを監視する。
復巻取り動作が開始されたか否かを監視し、開始された
場合、次のステップS2で巻取りリール1の回転回数C
1が前記した所定の値C1′になったかを監視する。
尚、演算処理回路11は、実際には各リール1、2の回
転に伴って発生される回転検出信号s1、s2の各検出
パルスPt、Psをその回転方向に応じてアップまたは
ダウンカウントしたカウント値P1、P2に基づいて処
理するが、これらの各カウント値P1、P2と各回転回
数C1、C2の間には、前記した如く C1=P1/n、 C2=P2/n の明らかな関係がある。従って、説明の簡単のため、こ
のフローチャートの説明には、回転回数C1、C2を用
い、またこれをもとに設定されたC1′、Cf2、Cr2、Δ
C2、Cc2等を用いて説明する。
転に伴って発生される回転検出信号s1、s2の各検出
パルスPt、Psをその回転方向に応じてアップまたは
ダウンカウントしたカウント値P1、P2に基づいて処
理するが、これらの各カウント値P1、P2と各回転回
数C1、C2の間には、前記した如く C1=P1/n、 C2=P2/n の明らかな関係がある。従って、説明の簡単のため、こ
のフローチャートの説明には、回転回数C1、C2を用
い、またこれをもとに設定されたC1′、Cf2、Cr2、Δ
C2、Cc2等を用いて説明する。
ステップS2で、回転回数C1が前記した所定の値
C1′になったと判断すると、次のステップS3でこの
ときのC2の値Cf2をメモリする。
C1′になったと判断すると、次のステップS3でこの
ときのC2の値Cf2をメモリする。
尚、この間、演算処理回路11は、f(α)を演算し、
これに基づく電圧値v3=k1・f(α)のコントロー
ル信号s3を出力し続ける。
これに基づく電圧値v3=k1・f(α)のコントロー
ル信号s3を出力し続ける。
続くステップS4で、更に巻取りリール1の回転回数C
1を監視する。そして、C1>C1′の間、ステップS
9で往復巻取り動作終了が検出されるまでステップS4
→S7→S9が繰り返される。従って、このC1>
C1′の間のコントロール信号s3の電圧値v3は、引
き続きk1・f(α)となっている。
1を監視する。そして、C1>C1′の間、ステップS
9で往復巻取り動作終了が検出されるまでステップS4
→S7→S9が繰り返される。従って、このC1>
C1′の間のコントロール信号s3の電圧値v3は、引
き続きk1・f(α)となっている。
次に、C1=C1′になるとステップS6に移り、この
時のC2の値Cr2を検出してΔC2を算出する。そして
往復巻取り動作終了を検出するステップS8を経て再び
ステップS4に戻る。
時のC2の値Cr2を検出してΔC2を算出する。そして
往復巻取り動作終了を検出するステップS8を経て再び
ステップS4に戻る。
次に、C1<C1′になると、ステップS5に移る。こ
のステップS5では、前記式により補正値Cc2を演算
し、更にこれに基づく補正された巻回比α′によりf
(α′)を演算する。従って演算処理回路11は、この
時点でコントロール信号s3の電圧値v3をk1・f
(α)から補正された電圧値k1・f(α′)に切換え
る。以後、C1<C1′の間、ステップS8で往復巻取
り動作終了が検出されるまで、補正された電圧値k1・
f(α′)を出力する。
のステップS5では、前記式により補正値Cc2を演算
し、更にこれに基づく補正された巻回比α′によりf
(α′)を演算する。従って演算処理回路11は、この
時点でコントロール信号s3の電圧値v3をk1・f
(α)から補正された電圧値k1・f(α′)に切換え
る。以後、C1<C1′の間、ステップS8で往復巻取
り動作終了が検出されるまで、補正された電圧値k1・
f(α′)を出力する。
また、ステップ8で検出される往復巻取り動作終了と
は、巻取りリール1の回転回数C1がゼロ、或いはそれ
に近い値になった時のこととしてもよいし、また操作者
が図示しない操作手段によりテープ移送を中止すべく操
作した時のこととしてもよいなど、適宜設定されるもの
である。
は、巻取りリール1の回転回数C1がゼロ、或いはそれ
に近い値になった時のこととしてもよいし、また操作者
が図示しない操作手段によりテープ移送を中止すべく操
作した時のこととしてもよいなど、適宜設定されるもの
である。
尚、上記実施例では、各演算角速度の和(ω1+ω2)
と、実角速度の和(ωp1+ωp2)との比較に基づいて各
リールモータを制御したが、ω1とωp1との比較、或い
はω2とωp2との比較に基づいて各リールモータを制御
してもよい。また磁気テープを巻き取る方のリールモー
タのみを回転制御し、他方のリールにメカ的なブレーキ
手段を施して、テープテンンションを与えるように構成
してもよい。
と、実角速度の和(ωp1+ωp2)との比較に基づいて各
リールモータを制御したが、ω1とωp1との比較、或い
はω2とωp2との比較に基づいて各リールモータを制御
してもよい。また磁気テープを巻き取る方のリールモー
タのみを回転制御し、他方のリールにメカ的なブレーキ
手段を施して、テープテンンションを与えるように構成
してもよい。
更に、上記実施例では、ΔC2を巻取りリール1の回転
回数C1を基準に検出したが、下記の方法によって求め
ても良い。
回数C1を基準に検出したが、下記の方法によって求め
ても良い。
即ち、前記巻取り過程に於いては、前記と同様に、巻取
りリール1の回転回数C1が所定の値C1′に至った時
のCリール2の回転回数C2の値Cf2をメモユする。
一方、前記巻き戻し過程にあってはCリール2がメモリ
した値Cf2となったときの巻取りリール1の回転回数
C1を検出し、これをCr1とすると、それら差Δ
C2′ ΔC2′=C1′−Cr1 は、ΔC2と略同値となり、前記式を、 とすることにより、同様の補正が可能となる。
りリール1の回転回数C1が所定の値C1′に至った時
のCリール2の回転回数C2の値Cf2をメモユする。
一方、前記巻き戻し過程にあってはCリール2がメモリ
した値Cf2となったときの巻取りリール1の回転回数
C1を検出し、これをCr1とすると、それら差Δ
C2′ ΔC2′=C1′−Cr1 は、ΔC2と略同値となり、前記式を、 とすることにより、同様の補正が可能となる。
更に、前記巻取り過程に於いて、Cリール2の回転回数
C2が、前記所定の値C1′に対応する比較的小さい所
定の値C2′に至ったときの巻取りリール1の回転回数
C1の値Cf1をメモリし、一方、前記巻き戻し過程に
おいて、Cリール2が再び所定の値C2′となったとき
の巻取りリール1の回転回数C1を検出し、これをC
r1′とすると、それら差ΔC2″ ΔC2″=Cf1−Cr1′ もΔC2と略同値となり、前記式を、 とすることにより、同様の補正が可能となる。更に、前
記したΔC2、ΔC2′、ΔC2″の検出方法におい
て、巻き戻し過程における検出ポイントを多少づらして
行なう場合、算出される各ΔC2、ΔC2′、ΔC2″
かららづらした量を引いてやれば同様の結果が得られる
ことは勿論である。
C2が、前記所定の値C1′に対応する比較的小さい所
定の値C2′に至ったときの巻取りリール1の回転回数
C1の値Cf1をメモリし、一方、前記巻き戻し過程に
おいて、Cリール2が再び所定の値C2′となったとき
の巻取りリール1の回転回数C1を検出し、これをC
r1′とすると、それら差ΔC2″ ΔC2″=Cf1−Cr1′ もΔC2と略同値となり、前記式を、 とすることにより、同様の補正が可能となる。更に、前
記したΔC2、ΔC2′、ΔC2″の検出方法におい
て、巻き戻し過程における検出ポイントを多少づらして
行なう場合、算出される各ΔC2、ΔC2′、ΔC2″
かららづらした量を引いてやれば同様の結果が得られる
ことは勿論である。
更に、上記実施例では、ΔC2、ΔC2′、ΔC2″
を、それぞれ、′、″式に代入して補正したが、
これ等の補正方法は、一例を示すもので、これに限定さ
れるものではなく、種々の対応が考えられるものであ
る。
を、それぞれ、′、″式に代入して補正したが、
これ等の補正方法は、一例を示すもので、これに限定さ
れるものではなく、種々の対応が考えられるものであ
る。
(発明が効果) 本発明によれば、テープ移送が開始されるきの各リール
のテープ管径の比β、及びテープ移送が開始されてから
の各リールの磁気テープ巻回数の変化量の比αを得るこ
とで、磁気テープを所定の移送速度で移送すべく、リー
ルモータをコントロールすることが可能となる。
のテープ管径の比β、及びテープ移送が開始されてから
の各リールの磁気テープ巻回数の変化量の比αを得るこ
とで、磁気テープを所定の移送速度で移送すべく、リー
ルモータをコントロールすることが可能となる。
従って、本発明によれば、時間情報、磁気テープ厚み情
報等が不要なため、簡単で、常に安定したリール駆動制
御が可能となる。
報等が不要なため、簡単で、常に安定したリール駆動制
御が可能となる。
第1図(a)は、本発明の一実施例を示す制御回路部の
構成図、第1図(b)は、本発明の一実施例を示すテー
プ走行部の構成図、第2図及び第3図は、本発明の説明
に供するCリールのテープ巻回状態を示す図及び各数値
の変化特性図、第4図は、本発明の一動作例を示すフロ
ーチャート、第5図は、従来例の説明に供する図であ
る。 1……巻取りリール、2……カートリッジ内リール、3
〜6……テープガイド、7……磁気ヘッド、8……カー
トリッジ、9……磁気テープ、10……記録再生装置本
体、11……演算処理回路、12……F/V変換器、1
3……差動増幅器、14……リールモータ駆動回路、1
5、16……リールモータ、17、18……回転検出
器。
構成図、第1図(b)は、本発明の一実施例を示すテー
プ走行部の構成図、第2図及び第3図は、本発明の説明
に供するCリールのテープ巻回状態を示す図及び各数値
の変化特性図、第4図は、本発明の一動作例を示すフロ
ーチャート、第5図は、従来例の説明に供する図であ
る。 1……巻取りリール、2……カートリッジ内リール、3
〜6……テープガイド、7……磁気ヘッド、8……カー
トリッジ、9……磁気テープ、10……記録再生装置本
体、11……演算処理回路、12……F/V変換器、1
3……差動増幅器、14……リールモータ駆動回路、1
5、16……リールモータ、17、18……回転検出
器。
Claims (2)
- 【請求項1】第1と第2のリール間で移送されて各リー
ルに巻回される磁気テープの巻径を検出するリール巻径
検出方法であり、 前記磁気テープの移送が開始されてからの前記第1のリ
ールにおける磁気テープの巻回数の変化を示す第1の回
転回数C1と、磁気テープの移送が開始されてからの前
記第2のリールにおける磁気テープの巻回数の変化を示
す第2の回転回数C2との比C2/C1をαとし、 前記磁気テープの移送が開始される時点での前記第1及
び第2の各リールの巻径Ro及びRsの比Rs/Roを
βとしたとき、 前記移送が開始されてからの前記第1のリールの巻径R
1に関する式、 の演算によって、前記第1のリールの巻径R1に関する
情報を得ることを特徴とするリール巻径検出方法。 - 【請求項2】第1と第2のリール間で移送されて各リー
ルに巻回される磁気テープの巻径を検出するリール巻径
検出方法であり、 前記磁気テープの移送が開始されてからの前記第1のリ
ールにおける磁気テープの巻回数の変化を示す第1の回
転回数C1と、磁気テープの移送が開始されてからの前
記第2のリールにおける磁気テープの巻回数の変化を示
す第2の回転回数C2との比C2/C1をαとし、 前記磁気テープの移送が開始される時点での前記第1及
び第2の各リールの巻径Ro及びRsの比Rs/Roを
βとしたとき、前記移送が開始されてからの前記第2の
リールの巻径R2に関する式、 の演算によって、前記第2のリールの巻径R2に関する
情報を得ることを特徴とするリール巻径検出方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1116848A JPH0626044B2 (ja) | 1989-05-10 | 1989-05-10 | リール巻径検出方法 |
US07/518,128 US5085379A (en) | 1989-05-10 | 1990-05-03 | Method of controlling reel drive |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1116848A JPH0626044B2 (ja) | 1989-05-10 | 1989-05-10 | リール巻径検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02294965A JPH02294965A (ja) | 1990-12-05 |
JPH0626044B2 true JPH0626044B2 (ja) | 1994-04-06 |
Family
ID=14697126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1116848A Expired - Lifetime JPH0626044B2 (ja) | 1989-05-10 | 1989-05-10 | リール巻径検出方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5085379A (ja) |
JP (1) | JPH0626044B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5157971A (en) * | 1989-11-10 | 1992-10-27 | Nakamichi Corporation | Method of detecting a tape thickness and a winding diameter of a successive magnetic tape |
US5259563A (en) * | 1989-11-13 | 1993-11-09 | Sharp Kabushiki Kaisha | Magnetic recording/reproducing apparatus without capstan |
US5313343A (en) * | 1990-06-28 | 1994-05-17 | Canon Kabushiki Kaisha | Magnetic recording or reproducing apparatus |
US5330118A (en) * | 1990-11-27 | 1994-07-19 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Tape driving apparatus |
EP0532238B1 (en) * | 1991-09-10 | 1997-11-12 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Tape speed control apparatus |
EP0630011A3 (en) * | 1993-06-14 | 1996-02-21 | Ibm | Reel-to-reel bidirectional web drive. |
US20090222232A1 (en) * | 2007-10-15 | 2009-09-03 | Quantum Corporation | Reel motor torque calibration during tape motion |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3764087A (en) * | 1971-06-11 | 1973-10-09 | Burroughs Corp | Magnetic tape drive |
US3984868A (en) * | 1975-02-03 | 1976-10-05 | Burroughs Corporation | Tape speed control apparatus for magnetic tape device |
US4015799A (en) * | 1975-11-14 | 1977-04-05 | International Business Machines Corporation | Adaptive reel-to-reel tape control system |
US4095146A (en) * | 1976-05-10 | 1978-06-13 | Raymond Engineering Inc. | Reel-to-reel drive with speed control |
JPS598155A (ja) * | 1982-07-07 | 1984-01-17 | Victor Co Of Japan Ltd | テ−プレコ−ダ |
JPS59113549A (ja) * | 1982-12-20 | 1984-06-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | テ−プ駆動制御装置 |
US4817887A (en) * | 1985-12-13 | 1989-04-04 | Canon Kabushiki Kaisha | Device for controlling reel driving motor |
US4739950A (en) * | 1986-08-28 | 1988-04-26 | Teac Corporation Of America | Constant velocity tape drive system |
-
1989
- 1989-05-10 JP JP1116848A patent/JPH0626044B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1990
- 1990-05-03 US US07/518,128 patent/US5085379A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02294965A (ja) | 1990-12-05 |
US5085379A (en) | 1992-02-04 |
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