JPH0690023B2 - テープ厚及びリール巻き径の検出方法 - Google Patents

テープ厚及びリール巻き径の検出方法

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JPH0690023B2
JPH0690023B2 JP1293347A JP29334789A JPH0690023B2 JP H0690023 B2 JPH0690023 B2 JP H0690023B2 JP 1293347 A JP1293347 A JP 1293347A JP 29334789 A JP29334789 A JP 29334789A JP H0690023 B2 JPH0690023 B2 JP H0690023B2
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winding
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武夫 森
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ナカミチ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気記録再生装置に使用される磁気テープの
テープ厚、及び磁気テープを巻回するリールのテープ巻
き径の検出方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、磁気テープのテープ厚を求める方法として、供給
リールと巻取りリールにそれぞれ巻回された連続する磁
気テープの異なる巻回状態でのリールの周期をそれぞれ
求め、各周期の差に基づいて演算する方法が提案されて
いる。
また第2図に示すように、供給リール22から巻取りリー
ル21への磁気テープ23の移送が開始される前の供給リー
ルの巻き径Rを求めようとする場合(但しRは判っ
ているものとする)、所定のテープ長だけテープ移送し
た時の各リールの回転数の比から求めることが出来た。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記した従来の方法でテープ厚を求めるために検出され
る異なる巻回状態での各周期は、各状態でのテープ移送
速度が同一であるという条件の基に検出されなければな
らないという欠点があった。
また、前記した方法で磁気テープ移送が開始される前の
供給リールの巻き径Rを求めようとする場合、各リー
ルの回転数の比の精度は、リールの回転状態を検出する
ためのパルス数に依存するため、各リールの回転回数を
多くする必要がある。然し乍ら、各リールの回転回数を
多くすると、この間に各リールのテープ巻き径が変化し
てしまうため、結局このようにして検出される比は、パ
スル検出中に変化した各リールのテープ巻き径の平均の
比となってしまい、開始される前の供給リールの巻き径
を精度良く求めることが出来ない欠点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
(1)前記第1のリールにおける磁気テープの巻回数の
変化を示す第1の回転回数をC、前記第2のリールに
おける磁気テープの巻回数の変化を示す第2の回転回数
をCとし、これらCとCがゼロの時の前記第1の
リールの巻き径(半径)をRとしたとき、 前記C及びCがそれぞれCa及びCaとなる第
1の巻回状態と、Cb及びCbとなる第2の巻回状
態とに前記磁気テープを移送し、次式 但し、 E=2Ca、 G=2Cb、 F=−(C+C)、H=−(C+C
) M=2CaR、 N=2CbR、 により、前記テープ厚dを求める。
(2)前記第1のリールにおける磁気テープの巻回数の
変化を示す第1の回転回数をC、前記第2のリールに
おける磁気テープの巻回数の変化を示す第2の回転回数
をCとし、これらCとCとがゼロの時の前記第1
及び第2のリールの巻き径(半径)をそれぞれR及び
としたとき、 前記C及びCがそれぞれCa及びCaとなる第
1の巻回状態と、Cb及びCbとなる第2の巻回状
態とに前記磁気テープを移送し、次式 但し、 E=2Ca、 G=2Cb、 F=−(C+C)、H=−(C+C
)、 M=2CaR、 N=2CbR、 により、これらCとCとがゼロの時の前記第2のリ
ールの巻き径Rを求める。
〔作用〕
前記第1の巻回状態と第2の巻回状態での各リールの回
転回数を求めることにより、テープ厚及び前記CとC
がゼロの時の第2のリールの巻き径Rを求めること
が可能となる。
〔実施例〕
第1図(b)は、本発明の好適な一使用例を説明するた
めの構成図で、図中カートリッジ8は、半径Rのカー
トリッジ内リール(以下Cリールと称す)2と、これに
巻回された磁気テープ9、及びこの磁気テープ9の先端
部を保持してカートリッジの開口部8に脱着可能に装
着されたリーダブロック8から構成され、記録再生装
置本体10の図示しないローディング手段により、同図に
示す所定位置に持ち来される。この状態でCリール2
は、本体10に設けられた供給リール2と軸接続され、
これと一体的な回転が可能となる。一方、リーダブロッ
ク8は、図示しないリーダブロックガイド手段によっ
てカートリッジから外され、所定の経路を経由して本体
10に設けられた半径Rの巻取りリール1の凹部1
嵌入され、これと一体的な回転が可能となる。このとき
磁気テープ9のテープパスは、同図に示すように、テー
プガイド3〜6によって規定され、磁気テープ9と磁気
ヘッド7の摺接状態が保たれる。
このリーダブロック8が巻取りリール1の凹部1
嵌入すべく持ち来された初期状態時のCリール2のテー
プ巻き径(半径)をR、巻取りリール1のテープ巻き
径(実質的に巻取りリール1の半径と同値)をRとす
る。また同図に点線で示す如く、この状態からの任意移
送距離1だけ磁気テープが移送されたときの巻取りリー
ル1及びCリール2の各巻き径(半径)をそれぞれ
、Rとし、更に移送距離1に至る迄に各リールが
回転した方向性を有する回転回数をそれぞれC及びC
とする。
これら回転回数C、Cは、初期状態時には共にゼロ
に設定され、後述する如く磁気テープ9が正方向移送
(図中、矢印A方向への移送)されるにつれてそれぞれ
異なる増加率で増加し、また逆方向移送(図中、矢印B
方向への移送)されるにつれてそれぞれ異なる減少率で
減少する。
以上の設定のもとに、磁気テープ9のテープ厚d、及び
初期状態時のCリール2のテープ巻き径Rの算出方法
を示す。
任意時点での各リールの巻き径R、Rは、それぞれ
次式 R=R+Cd…… R=R−Cd…… となる。一方、テープ厚dによる面積を考えた場合、 π(R +R )=π(R +R ) … が成立ち、これに上式、式を代入して整理すると、 2C−(C +C )d=2C … となる。
各回転回数C、Cの間には、常に式の関係が成立
つため、テープの移動距離1aの時の各リールの回転回数
をCa、Caとし、またテープの移動距離1bの時の
各リールの回転回数をCb、Cbとすると、 2CaR−(C+C)d=2CaR…′ 及び、 2CbR−(C+C)d=2CbR…″ が成り立つ。
従って、上記′、″式による連立方程式を解くこと
により、テープ厚d、及びCリール2のテープ巻き径R
が求まり、それぞれ となる。但し、 E=2Ca、 G=2Cb、 F=−(C+C)、H=−(C+C
)、 M=2CaR、 N=2CbR、 である。
第1図(a)は、上記演算を行う為の一回路例で、17は
巻取りリール1の近傍に配置された回転検出器で、巻取
りリール1の所定の位置に設けられた被検出部材(図示
せず)と協同して、その1/n回転毎に1パルス、即ち巻
取りリール1の一回転間にn個の検出パルスPtを発生
し、この回転検出信号sを演算処理回路11、及び周波
数/電圧変換器(以下F/V変換器と称す)12に出力す
る。一方、回転検出器18も同様にして供給リール2
回転を検出し、一回転当りn個の検出パルスPを含む
回転検出信号sを演算処理回路11、及びF/V変換器12
に出力する。尚、同図に示す各リールの回転方向C、D
は、第1図(b)に示す各リールの回転方向C、Dにそ
れぞれ対応している。演算処理回路11は、回転検出信号
、sの各検出パルスP、Pをそれぞれカウン
トする2つのカウンタを内蔵すると共に、各リールの回
転方向を監視し、これらのリールがそれぞれC、D方向
に回転する場合、各カウンタがアップカウントし、また
逆方向に回転する場合にはダウンカウントするように構
成されている。
また各カウンタは、前記した初期状態時にそれぞれゼロ
リセットされるため、パルスP、Pの各カウント値
、Pと、前記した巻取りリール1、Cリール2の
各回転回数C、Cとの関係は、 C=P/n、C=P/n となる。
次に、コントロール信号sについて説明する。
このコントロール信号sは、テープ移送速度を所望の
速度に設定すべく出力されるが、本出願人は、その算出
方法の一例を特願平1-116848号にて開示している。
それによると、 α=C/C、β=Rs/Ro、 x=R/R、y=R/R とすると、y、xはそれぞれ と表わせ、更に巻取りリール1と供給リール2の各回
転角速度ω、ωの和(ω+ω)は、 となる。
尚、演算により求めたこの回転角速度を以後演算角速度
と称し、Vは所望のテープ速度を示す。またβ=R/R
を定数としているが、この算出方法については後述す
る。
コントロール信号sは、このf(α)に比例する電圧
信号として出力され、その電圧値vは、v=k
(α)となっている。このkは比例定数で、磁気テー
プを第1図(b)に示す矢印A方向に移送したいとき、
プラス極性とし、逆方向に移送したい場合にはマイナス
極性とする。
一方、F/V変換器12は、回転検出信号s、sを入力
し、実際に回転している各リールの回転角速度(以下、
実角速度と称す)ωp、ωpの和(ωp+ω
)に比例した角速度和信号s4を出力する。従って、
この角速度和信号sの電圧値vは、 v=k(ωp+ωp)となっている。
尚、この比例定数kは、磁気テープの走行方向によっ
て極性が変わるように構成されているものとする。即
ち、磁気テープが第1図(b)に示す矢印A方向に移動
し、各リール1、2がそれぞれ矢印C、Dの方向に回転
する場合、比例定数kはプラス極性となり、逆方向の
場合にはマイナス極性となる。更に比例定数kとk
の絶対値は等しく設定されている。
差動増幅器13は、コントロール信号sと角速度和信号
を入力し、それらの電圧差信号sを出力する。リ
ールモータ駆動回路14は、この入力する電圧差信号s
に基づき、巻取りリール1と軸直結したリールモータ15
と供給リール2と軸直結したリールモータ16とを下記
の要領でドライブする。即ち、電圧差信号sの極性が
プラスの時、そのレベルに応じて第1図(b)に示す矢
印A方向へのテープ移送を加速し、逆に極性がマイナス
の時、そのレベルに応じて矢印B方向へのテープ移送を
加速する。更に、磁気テープが移送される間、所定のテ
ープテンションが得られるように考慮されているものと
する。
従って、上記した制御系は、演算処理回路11から出力さ
れるコントロール信号sと各速度和信号sが常に一
致するように動作し、しかもコントロール信号sの極
性に応じてテープ移送方向が変わる。
第1図(a)に示す制御回路部は、以上の如く回転検出
信号s、sの検出パルスP、Pを検出し、前記
式の演算に基づくコントロール信号sを得ることに
より、テープの移送方向に拘らず、実際のテープ移送速
度Vを前記式中に想定した所望のテープ速度Vと一
致するように制御することが可能となる。
次に、β=R/Rの算出方法について説明する。
リーダブロック8が巻取りリール1の凹部1に嵌入
すべく持ち来された初期状態時において、演算処理回路
11は、式の演算に基づく電圧値V=kf(α)で
はなく、所定の基準電圧Vfを出力して磁気テープを矢
印A方向に移送する。そしてCリール2の回転回数がC
a、及びCbになったときの巻取りリール1の各回
転回数Ca、及びCbをそれぞれ検出した時点で前
記基準電圧Vfの出力をやめ、テープ移送を停止する。
演算処理回路11は、これら検出した回転回数Ca、C
b、Ca、Cbを基に前記した、式を演算し
てCリール2のテープ巻き径R、及び磁気テープ厚d
を求め、更にβ=R/Rを演算することにより式の
演算を可能とする。
但し、巻取りリール1の半径Rは、予め判っているも
のとする。
〔発明の効果〕
本発明方法によれば、各リールの回転回数を監視し、且
つ各リールのテープ巻回状態が異なる2つの状態でのそ
れぞれの回転回数を検出するとにより、テープの厚み
と、各リールの回転回数のカウントが開始された時点で
の一方のリール巻き径を算出することが出来る。
更に、これ等の算出にはテープの移送速度が一定である
必要はなく、また各巻回状態でのリール巻き径が異なっ
ていても算出されたリール巻き径に誤差がでない。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は、本発明方法を実施するための一回路例
を示す構成図。第1図(b)は、本発明方法を用いて好
適な一使用例の説明に供する構成図。第2図は、従来例
の説明に供する図である。 1…巻取りリール、2…カートリッジ内リール、3〜6
…テープガイド、7…磁気ヘッド、8…カートリッジ、
9…磁気テープ、10…記録再生装置本体、11…演算処理
回路、12…F/V変換器、13…差動増幅器、14…リールモ
ータ駆動回路、15,16…リールモータ、17,18…回転検出
器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1と第2のリール間で各リールに巻回さ
    れる連続した磁気テープのテープ厚dを検出する方法で
    あり、 前記第1のリールにおける磁気テープの巻回数の変化を
    示す第1の回転回数をC、前記第2のリールにおける
    磁気テープの巻回数の変化を示す第2の回転回数をC
    とし、これらCとCとがゼロの時の前記第1のリー
    ルの巻き径(半径)をRとしたとき、 前記C及びCがそれぞれCa及びCaとなる第
    1の巻回状態と、Cb及びCbとなる第2の巻回状
    態とに前記磁気テープを移送し、次式 但し、 E=2Ca、 G=2Cb、 F=‐(C+C)、H=‐(C+C
    )、 M=2CaR、 N=2CbR、 により、前記テープ厚dを求めるテープ厚検出方法。
  2. 【請求項2】連続した磁気テープを第1と第2のリール
    間で移送する如く巻回するリールの巻き径を検出する方
    法であり、 前記第1のリールにおける磁気テープの巻回数の変化を
    示す第1の回転回数をC、前記第2のリールにおける
    磁気テープの巻回数の変化を示す第2の回転回数をC
    とし、これらCとCとがゼロの時の前記第1及び第
    2の各リールの巻き径(半径)をそれぞれR及びR
    としたとき、 前記C及びCがそれぞれCa及びCaとなる第
    1の巻回状態と、Cb及びCbとなる第2の巻回状
    態とに前記磁気テープを移送し、次式 但し、 E=2Ca、 G=2Cb、 F=−(C+C)、H=−(C+C
    )、 M=2CaR、 N=2CbR、 により、前記第2のリールの巻き径Rを求めるリール
    巻き径の検出方法。
JP1293347A 1989-11-10 1989-11-10 テープ厚及びリール巻き径の検出方法 Expired - Lifetime JPH0690023B2 (ja)

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