JPH06257169A - 小規模の地下室 - Google Patents

小規模の地下室

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JPH06257169A
JPH06257169A JP5042615A JP4261593A JPH06257169A JP H06257169 A JPH06257169 A JP H06257169A JP 5042615 A JP5042615 A JP 5042615A JP 4261593 A JP4261593 A JP 4261593A JP H06257169 A JPH06257169 A JP H06257169A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
basement
continuous
wall
constructed
auger
Prior art date
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Pending
Application number
JP5042615A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Endo
幸雄 遠藤
Minoru Kobayashi
小林  実
Hiroshi Fujimura
博 藤村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP5042615A priority Critical patent/JPH06257169A/ja
Publication of JPH06257169A publication Critical patent/JPH06257169A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
  • Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)
  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 狭い敷地でも安全性が確保でき、騒音が少な
く、近隣への影響が少なく施工ができ、高度の技術、手
間のかかる作業を省略できて、従来のRC造のものに比
べ低コストで構築できる小規模の地下室。 【構成】 所定の地下室位置周囲にソイルセメント工法
で鉄筋を打込み補強したソイルセメント杭を連続して建
込み地中連続壁を構築し、かつ、その内部にもソイルセ
メント杭を建込み地盤を改良して耐圧版を構築し、地中
連続壁および耐圧版を構造躯体となし、その内部にプレ
キャストコンクリート板、ブロック等を用い床、壁を施
工し、地下室を構築する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は一般住宅等として用い
る小規模の地下室に関する。
【0002】
【従来の技術】住宅等に用いる地下室は3タイプに分類
できる。すなわち、非居住スケールに限定して躯体工法
の合理化を図るユニットタイプの地下室、住宅平面全体
を地下室とする基礎兼用型のハウスタイプの地下室、パ
ネルおよびセクションユニットにより地下空間を構成す
る中規模のルームタイプの地下室の3タイプがそれに当
る。
【0003】この発明は上記のハウスタイプおよびルー
ムタイプの領域に属する地下室を対象とするものである
が、この2つのタイプはいずれも現状では、オープンカ
ット工法や潜函工法等により土砂を掘削した後、土圧
壁、耐圧盤を施工していた。
【0004】近年、小規模住宅の立地条件は一般に敷地
が狭く、隣地と近接している場合が多い。このため地下
室建設に伴なう土砂掘削時の隣地への安全確保や騒音問
題、湧水処理の問題、面倒な地下室での配筋作業等多く
の問題点があった。
【0005】大規模の地下室の構造躯体となる土圧壁あ
るいは耐圧盤はRC地中連続壁が用いられているが、高
度の熟練した技能を必要とし、高コストとなることから
小規模住宅の地下室には適用しがたかった。
【0006】以上の理由から、小規模住宅の地下室はコ
スト高(地上階の建設費の2〜3倍程度となる)とな
り、工期が長くかかり、地下室普及の問題点となってい
た。僅かにユニットタイプの地下室が実用化されている
が、これは広さに限界があり、生活空間、ホビー空間と
しての利用は不可能となっている。
【0007】この発明は上記問題点に着目しなされたも
のである。その目的は、安全性が確保でき、騒音が少な
く、狭い敷地でも近隣への影響が少なく、かつ、施工に
高度の熟練を必要とせず、比較的低コストで構築できる
小規模の地下室を提案するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の小規模の地下
室は、地下室の構造躯体側物がソイルセメント工法で構
築した地中連続壁からなることを特徴とする。請求項2
は請求項1の小規模の地下室において、地下室の構造躯
体底部がソイルセメント工法で土質改良した耐圧盤から
なることを特徴とする。
【0009】
【実施例】以下、この地下室を施工の実施例をあげ説明
する。図1はソイルセメント工法で連続杭をつくり、地
中連続壁を構築する工程を示す。オーガー1を地盤2の
所定位置にセット(a) 、地盤を掘削し、同時にセメント
スラリーを圧送し、オーガー先端から噴出させ(b) 、撹
拌掘削を続け、支持地盤3まで掘削し(c) 、補強用の鋼
繊維4を混入し、撹拌を繰返し(d) 、撹拌しつつ、オー
ガー1を引上げ(e)、この工程を繰返し、土砂とセメン
トミルク混合物を母材とするソイルセメント連続杭5を
施工する(f) 。
【0010】図2(a) はこの様にして構築したソイルセ
メント連続杭5からなる地中連続壁6であり、(b) は鋼
繊維4に代り、図1(f) 工程で鉄筋7を打込み補強した
地中連続壁6である。
【0011】この地中連続壁6を所定の地下室位置周囲
に構築するとともに、地下室底部の所定深さ地盤内に、
前記と同様のソイルセメント工法によりソイルセメント
杭を施工し、土質を改良し耐圧盤を構築する。図3は鉄
筋7で補強した地中連続壁6を土留壁となし、その内部
を所定深さ掘削してなった側面が地中連続壁6、底面が
ソイルセメント杭8の耐圧盤9からなる地下室空間であ
る。
【0012】この空間内に図4に示すごとく、耐圧盤9
を土水圧の抑えとなる構造躯体の底部となし、その上に
下面に湧水を排出する凸部を有する湧水ブロック10を
敷き、さらにプレキャストコンクリート板11を設置し
て地下室の床を施工する。
【0013】また地中連続壁6を土圧壁となる構造躯体
の側部となし、所定の間隙を設けてブロック12を建込
み二重壁となし、地下室の側壁を施工する。連続壁6か
ら出る湧水は二重壁間を流下し、湧水ブロック10の下
面を流れ、1ケ所に集め排水する構造となしてある。
【0014】地中連続壁6の頂部に架渡してコンクリー
ト床版13を敷設して地上階床スラブを構築する。この
スラブはマシンハッチとして設置することで、地下室へ
の大形機材の搬入を可能となしてある。
【0015】図5、(a),(b) は地下階および地上階の平
面図であり、14は地下室天窓、15は換気装置、16
は階段部である。
【0016】
【作用および発明の効果】この発明は以上の構成からな
る。この地下室はソイルセメント工法で構築した地中連
続壁を地下室の構造躯体の側部とするので、地下室地盤
の掘削に土留作業を省略でき、狭い敷地であっても安全
性を確保し、騒音等の発生を抑制し能率よく掘削でき
る。ソイルセメント工法による地中連続壁の施工には、
RC連続壁に必要とする手間のかかる配筋、型枠組立作
業を必要とせず、鉄筋の打込み作業や鋼繊維の練り混ぜ
作業は特に熟練した技能を必要とせず、作業能率よく短
期に施工できる。また、小規模地下室の構造躯体として
の強度を鉄筋あるいは鋼繊維等を用いることにより容易
に得ることがてきる。
【0017】請求項2の地下室は構造躯体の底部もソイ
ルセメント工法で地盤改良した耐圧盤からなるので、R
C構造の耐圧盤を構築する場合に比べ、省力化、能率化
を図ることができる。
【0018】地中連続壁、耐圧版を構造躯体として、そ
の内部にプレキャストコンクリート板やブロックを用い
てシステム化した工程で床や壁を施工し、地下室を構築
できる。
【0019】以上の通り、この小規模地下室は狭い敷地
において、安全性を確保し、騒音等の発生を抑制し、短
期、低コストで構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b),(c),(d),(e),(f) はソイルセメント工
法で地中連続壁の施工工程を順に示す断面図である。
【図2】(a),(b) は鋼繊維および鉄筋で補強した地中連
続壁の平面図である。
【図3】掘削した連続地中壁内部の断面図である。
【図4】地中連続壁を構造躯体となし構築した地下室の
断面図である。
【図5】(a),(b) は地下室の平面図および地上階の平面
図である。
【符号の説明】
1…オーガー、2…地盤、3…支持地盤、4…鋼繊維、
5…ソイルセメント連続杭、6…地中連続壁、7…鉄
筋、8…ソイルセメント杭、9…耐圧盤、10…湧水ブ
ロック、11…プレキャストコンクリート板、12…ブ
ロック、13…コンクリート床版、14…地下室天窓、
15…換気装置、16…階段部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地下室の構造躯体側部がソイルセメント
    工法で構築した地中連続壁からなることを特徴とする小
    規模の地下室。
  2. 【請求項2】 地下室の構造躯体底部がソイルセメント
    工法で土質改良した耐圧盤からなることを特徴とする請
    求項1記載の小規模の地下室。
JP5042615A 1993-03-03 1993-03-03 小規模の地下室 Pending JPH06257169A (ja)

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Effective date: 19961210