JPH0624774A - ガラス板の曲げ方法およびガラス板の曲げ装置 - Google Patents
ガラス板の曲げ方法およびガラス板の曲げ装置Info
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Abstract
て、製造される板ガラスの湾曲の品質および光学的品質
を向上させる。 【構成】 成形ベッド上をガラス板を通過させることに
よって、予め曲げ温度に加熱されたガラス板を曲げる。
成形ベッドは、成形ベッドの長手方向に見てほぼ円形ま
たはほぼ円錐形の回転対称輪郭を有する。成形ベッド
は、ガラス板を駆動するようになっている回転要素1の
組体と、曲げ区域の第1の部分内でガラス板に作用する
少くとも一つの高温空気クッション5,8とから構成さ
れる。
Description
おいて湾曲した輪郭を有する経路に沿って配置された一
連の成形ロッドから構成される成形ベッド上をガラス板
を通過させることによってガラス板を曲げる技術を扱
う。本発明は特に、湾曲されかつ場合によっては強化さ
れた自動車用板ガラスの製造に適用可能である。
2,242,219号およびFR−B−2,549,4
65号から公知である。この技術は、水平炉内で加熱さ
れたガラス板を、曲線状の輪郭に沿って配置されかつ最
後の強化区域を通過する二層のローラ、または他の回転
要素の間を通過させることからなる。側方窓ガラス、開
放型屋根、または円筒形状をなす他の板ガラスの製造に
おいて、上述のローラの層は一般的に、円形輪郭に沿っ
て配置されたまっすぐな円筒状のロッド群から形成され
る。この技術は非常に高い生産能力を可能にする。なぜ
ならば、一方ではガラス板は広く間隔を隔てられる必要
がないからであり、すぐ前のガラス板の処理がまだ終わ
らない内に次のガラス板が問題なく成形区域に入ること
ができる。また他方では、ローラの長さが許容するなら
ば、二つ又は三つのガラス板が同時に並行して処理され
ることができるからである。
面上、即ち凹面側の表面上にエナメルが付けられた領域
を有する。炉のコンベヤを汚さないようにするために、
かつ間接的に他のガラス板を汚さないようにするため
に、このエナメルは、炉内で上向きに位置する方のガラ
ス板の表面上に施される必要がある。その結果ガラス板
の経路は上昇していかなければならず、かつ成形ベッド
は上方に凹をなす。このような状況下ではガラス板は成
形ベッドの各ローラ毎に一段ずつ登っていくことにな
る。
に、仏国特許FR−B−2,549,465号では成形
ベッドに沿って並んだ上側ローラの組体を使用すること
が提案されている。これらの上側ローラには、ガラス上
への過度の圧迫作用を防止するようにばねが取り付けら
れている。この目的は、単純に前進を補助する作用を得
ることにあり、決して回転効果または押圧効果を得るこ
とにはない。しかしながらこれは、上側ローラが絶対的
に正確に所定の位置に調節されている場合にのみ可能な
ことであり、このことはかなり複雑な機械を必要条件と
する。また欧州特許EP−B−260,030号には、
ガラス板の移動速度が大きい、より正確には少くとも1
0cm/秒、好ましくは15cm/秒から18cm/秒のオー
ダであれば、これらの上側ローラが除去されることがで
きるということが示されている。
板の所与の点がその点が二つのローラ間にあるために支
持されない時間は減少される。このため、小さな波の形
成により光学的欠陥および膨らみが生成される危険性が
低減される。あらゆる事柄が、あたかもローラ又は他の
均等な回転要素が互いにもっと接近して配置されている
かのように起こる。一方、ローラを物理的に接近させる
ことは、特にピニオンおよび回転移動のための他の伝達
機構の寸法から帰着する技術的制限のために、およびロ
ーラの変形を防止するのに適した最小の直径から帰着す
る技術的制限のために、本質的に許容されない。
しい移動速度はまた、ローラに対するガラスのスリップ
の危険性を制限することによってガラスとローラ間の良
好な接触を可能にする。
界因子によって制限される。実際、生産速度の増大自体
は好ましいが、板ガラスは、正規に強化されずに曲げ及
び強化機械を離れることがあってはならない。上述のよ
うにこのタイプの曲げ/強化技術では、板ガラスが通過
するにつれて強化が実施され、このときガラス板は曲げ
区域における速度と同じ速度で移動される。従って吹き
付けの所与の条件下で強化時間は、ガラス板の移動速度
と、強化区域の長さと、ガラス板が強化区域内に入ると
きのガラスの温度との直接的な関数となる。
するということは明らかに曲げ区域におけるより高温な
ガラスを意味し、上述の小さな波の形の変形の現象が引
き立たせられる。更に、いずれにしてもこのタイプの設
備では強化区域用に利用可能な長さは、ガラス板に与え
られるべき曲率半径が低減された場合にはより短く形成
されなければならない。なぜならば、曲げ/強化機械か
らのガラス板の放出は、遅くともガラス板が1/4回転
だけ移動した後に、従ってガラス板が後方に戻る前に実
施されなければならないからである。曲率半径が1メー
トルの場合には曲げ区域の長さは30センチメートルの
オーダでなければならず、高々約1.25mの長さが残
されることがわかる。
つ、安全ガラスの承認、および車両およびトレーラに嵌
め込まれるようになっている板ガラス用の材料の承認に
関する欧州規則第43条の要件に従わなければならない
3.2mmの厚さのガラス板に対して、強化応力は、破壊
の場合に板ガラスが、5×5cmの任意の正方形内におい
て40より小さくなくかつ350(この数は、2.5mm
以下の厚さの板ガラスに対しては400に上げられる)
より大きくない個数の破片を呈するようになっていなけ
ればならない。更にこれらの要件によれば、板ガラスの
周辺部に沿った2cmの幅の帯部内および衝撃点の周りの
半径7.5cmの領域内を除いて、どの破片も3.5cm2
より大きくてはならず、また長さが7.5cmより長い細
長い破片が存在すべきではない。
5秒間通過されなければならず、これは、25cm/秒と
いうガラス板の限界通過速度の計算値につながる。
度と比較すると、これは明らかに楽な作動上の余裕を与
え、かつこの要件は矩形またはほぼ矩形をなす板ガラス
に対して効果的に適合される。ここで、矩形またはほぼ
矩形をなす板ガラスでは、ローラによって支持されない
2点間の最大距離がこれらのローラの中心間距離に対応
する。対照的に、板ガラスが斜めに延びる縁部を有し、
この斜めの縁部がこの斜めの縁部の各点においてガラス
板の移動方向に対して角度をなす場合には、上述の距離
はこの角度の余弦(コサイン)に反比例して増大する。
30°をなす縁部では、縁部の点に対する同一の支持を
得るためには30cm/秒から36cm/秒の間の移動速
度、従って許容できない移動速度が仮定される。斯くし
て計算によれば、角度が45°よりも小さくなるや否や
25センチメートル/秒という限界速度に到達すること
が示され、これにより、縁部においてスカラップ形の欠
陥が現われることが説明される。また、この移動方向に
対してガラス板の位置を変更することによってこの問題
を克服することは不可能であることが自明である。なぜ
ならば、この移動方向はまたガラス板に与えられる曲率
の主方向をも決定するからである。
率の品質および光学的品質を新たに改良するために、特
に三角形をなす板ガラスまたは斜めの縁部を有する任意
の形状の板ガラスの場合に縁部がスカラップ形にされる
作用を除去するために、上述の曲げ/強化技術に変更を
施すことにある。
は、曲げ温度に予め加熱されたガラス板の曲げ方法であ
って、成形ベッド上をガラス板を通過させる工程からな
り、この成形ベッドは、成形ベッドの長手方向に見てほ
ぼ円形または回転対称錐形をなす輪郭を有し、この成形
ベッドは、ガラス板を引きずるようになっている回転要
素の組体と、少くとも曲げ区域の第1の部分内において
ガラス板に作用する少くとも一つの高温空気クッション
とから構成される、ガラス板の曲げ方法によって解決さ
れる。
高温空気クッションによって本質的に成形される。この
クッションはガラス板の下面、上面、または両面に作用
することができる。
ッションが用いられる場合には、ガラス板が曲げ機械を
通るように駆動されることを確保する回転要素と協働し
てガラス板を保持するのに適した上側手段、例えば小さ
なローラタイプの上側手段を設けることが必要である。
上述の理由のためにこれらの上側手段は不利点を構成す
るが、それにも拘らず高温空気クッションは成形の品質
を高めるのに寄与する。実際にはこの下側の高温空気ク
ッションは、例えばまっすぐなロッドタイプ又は反対に
曲がった(contraflexed)ロッドタイプの
回転要素間の隙間空間内に夫々取り付けられた一連の高
温空気クッションから構成されることができるという点
に注意されたい。
に作用する高温空気クッションを用いる場合である。こ
の場合には高温空気クッションは重力の効果がわずかに
増大されることを可能にし、このため高温空気クッショ
ンは成形ベッドの回転要素の駆動能力を改善する。この
ため、スリップ(滑り)の危険性を増大させずにガラス
の通過速度を増大させることが可能になり、斯くしてガ
ラス板の移動速度が、熱的強化に当てられることができ
る時間の関数として体系的に最適化されることができ
る。このような条件下においてガラス板の移動速度は2
5cm/秒のオーダの値に達することが可能であり、これ
は光学的品質のために特に好ましい。更に、高温空気ク
ッションは接触するガラスの表面、即ち一般的にエナメ
ルが付けられた(引かれた)ガラスの上面に光学的に傷
跡などを付ける危険をもたらさない。高温空気という用
語は、ここではガラス板の曲げ温度に比較的近い温度に
昇温された空気を意味するものとして理解されたい。こ
の高温空気は本発明のもう一つの特に有利な効果、即ち
曲げシーケンスの間におけるガラス板の冷却を低減させ
るという効果を導く。その結果、強化作用を危くするこ
となく且つガラス板のより高い剛性によりうねりの危険
性を低減させるように、炉の出口においてわずかに冷却
されたガラスを操作する可能性がもたらされる。
却速度は曲げ工程の間に1秒当たり7℃から8℃のオー
ダ、または10℃以上であるということが強調されるべ
きである。また、考慮される温度においてこのような冷
却は三つより多い要因によって粘性の増大をもたらし、
これは曲げ工程にとって確実に不利となる。
ってまだかなり大きな程度まで引きずられている間の曲
げ区域の初めの部分において、ガラス板に正確に作用を
及ぼすことがとりわけ重要である。これらのローラは水
平平面内に確実に配置され、その結果ガラス板はその平
坦な後部部分によって確かな剛性を有する。しかしなが
ら、高温空気の熱的効果から最大限に利益を得るためだ
けであれば、上側の高温空気クッションが曲げ区域全体
をおおうことが好ましい。
うな場合、即ち上側ノズルおよび下側ノズルを介してガ
ラスの両面上に吹き付けられる冷却ガスの噴流(ジェッ
ト)による熱強化工程が曲げ工程に続く場合に特に好ま
しい。上側ノズルおよび下側ノズルは、成形ベッドの最
後の部分に配置された回転要素間の空所内に配置され
る。
れば、二つの高温空気クッションがガラス板の両側に作
用する。このようにして熱的効果が更に改善される。ま
た特に、上側の高温空気クッションによってローラに対
して保持された状態にあるガラス板を駆動するのに障害
を及ぼさずに、ローラによって支持されない状態にある
ガラスに対して補足的な支持が与えられることができ
る。斯くして下側の高温空気クッションは或る個数の補
足的な支持点を生成し、これらの支持点は縁部がスカラ
ップ形にされることを制限する。更に、上側の高温空気
クッションによって可能ならしめられる高い速度により
光学的品質が保証される。従ってこの形態の実施例で
は、ガラス板は高温空気クッション間で成形され、ロー
ラはガラス板の機械的な駆動のためにのみ役立ち、ガラ
スの重量は空気クッションによって支持されると考えら
れることができる。副次的な機能としてこれらのローラ
は正確な基準点を与え、基準点の機械的な正確さが、空
気クッションの単純な均等物を有さないローラの位置決
めに適用されることができる。
板に与えることが望まれる横方向の曲率(湾曲)と同一
のわずかな横方向の曲率を有することができる。
特にローラタイプの回転要素の組体から構成される成形
ベッドを具備し、これらの回転要素は、成形ベッドの長
手方向に見てほぼ円形またはほぼ回転対称錐形をなす輪
郭に沿って配置され、更に、成形ベッドの上方および/
または下方に高温空気クッションを発生させるための少
くとも一つの手段を具備する曲げ装置を有する。
れらの手段は、例えば一連の横長の中空部材であり、こ
れらの横長の中空部材は、多分上側空気クッションを形
成するように並置されかつ多孔性材料で形成された壁に
よって閉鎖され、この壁は好ましくは機械加工により形
成されることができ、上述の横長の部材は好ましくは、
板ガラスが破壊した場合に多孔性の壁を保護する耐高温
性繊維からなる織物(fabric)内に包まれる。
ンは低いリフト高さ、好ましくは0.2mmから2mmの間
のリフト高さを有するべきであり、かつ比較的堅いべき
である。即ち、ガラス板の通過が空気クッションの深さ
にほとんど影響を及ぼさないようにすべきである。本発
明の他の利点および特徴は、添付図面を参照しながら本
発明の実施例に関する以下の記載を読むことにより明ら
かになるであろう。
す。この場合には曲げ工程は、成形ベッドを具備する曲
げ機械に適用されている。成形ベッドの成形ロッド1
は、好ましくはまっすぐな円筒状ローラタイプのもので
ある。これらの成形ロッド1は、矢印Fで示されるガラ
ス板の移動方向に、弧形部材2によって形成される円形
輪郭に沿って配置される。ベッドは上方に凹をなす。こ
の曲げ機械は、曲げ温度に加熱されたガラス板を送るた
めの平面コンベヤのすぐ下流に配置される。ガラス板が
辿る経路の不連続性によって生じる光学的変形を避ける
ために、成形ベッドの湾曲はこの送りコンベヤ(図示し
ない)に対して接線状をなす。この場合には、円筒状の
板ガラスを得るためにローラは互いに並行に配置され
る。これらのローラは例えば、ローラの端部に取り付け
られかつ駆動軸から駆動されるピニオン上に作用する一
組のチェーンによって回転駆動される。
を形成する。これに続くローラ群は強化区域の一部を形
成し、これらのローラ間に吹き付けノズル3が配置され
る。吹き付けノズル3は吹き付け用ボックス4から供給
を受ける。吹き付けノズル3は、ガラス板の下面に向け
て冷却ガス、一般的には空気を発射する。下側の吹き付
けノズルの反対側に上側の吹き付けノズル(図面の明瞭
化のため図示しない)が設けられる。これら上側の吹き
付けノズルはガラス板の上面に向けて冷却ガスを発射す
る。強化用空気の良好な放出を可能にするために、強化
区域のローラは、少くともこの強化区域の第1の部分の
下流側において、従ってガラスがその形状が固められる
のに既に十分に冷却された瞬間から、より広く間隔を隔
てて配置される。更に、この強化区域では成形ベッドの
各ローラに対応して上側のローラ(図示しない)が配置
される。実際、この強化区域では上側のローラを省略し
ないことが好ましい。なぜならば、ガラス板の前進が冷
却ガスの吹き付けによって遅らせられ、いずれにしても
ここでのガラスはより低温であり、従って上側のローラ
はもはや有害な効果を有し得ないからである。
7個のローラには協働する上側のローラが設けられてい
ない。上側のローラの欠如は、欧州特許EP−B−26
3,030号に示されているように少くとも10cm/
秒、好ましくは15cm/秒から25cm/秒の間のガラス
板の移動速度によって補償され、スリップを防止する上
側の空気クッションによって可能ならしめられ、ガラス
板が薄くなるほど移動速度が大きくされる。しかしなが
ら、ガラス板が斜めをなす縁部を有する場合、及び/又
は曲げ機械の曲率半径が特に小さい場合には、曲率に関
する欠陥が現れる可能性がある。本発明の著者によれ
ば、これらの欠陥は、上側の空気クッション5によって
重力作用をわずかに増大させることにより補償され得る
ことがわかった。この場合、上側の空気クッション5は
一連の要素6を並置することによって生成され、これら
一連の要素6は共通の管7から供給を受ける。
空気クッションは、下側ローラの上方の上側ローラのた
めの空間を可能にするために中断されるべきであり、こ
れらの上側ローラは、連続的に吹かれる冷却ガスによっ
て発生せしめられる反対向きの力にも拘らずガラスが強
化区域に入ることを助ける。極限において唯一または二
つの上側ローラが強化区域の第1の部分内に設けられ、
これらの上側ローラは、冷却ガスが曲げ区域内に侵入す
ることに対する障壁として役立つということに注意され
たい。また、曲げ区域内にも上側ローラを設けることが
可能であるが、その場合にはこの曲げ区域の上側ローラ
の各々の間に空気クッションを維持するようにする。円
筒状の曲げに対してはこの解決法は好ましくない。しか
しながら、ローラが形状付きのローラである場合、また
は特に鋭く湾曲された角度を有する板ガラスを製造する
ために補助ローラが設けられる場合には、この解決法が
有利であることが証明されることができる。
クッション8が同様に成形ベッドの下側ローラ間に設け
られる場合に特に重要である。実際問題としてこれら下
側の空気クッションはガラス板を持ち上げる傾向を持
ち、これは、もし反対向きの力が及ぼされないならばガ
ラス板を上側ローラに押し付けてしまう危険につながる
恐れがある。
仏国特許FR−A−2,549,465号に記載されて
いるような傾斜組体が設けられる。この傾斜組体は、曲
げられかつ強化されたガラス板をほぼ平面状をなすコン
ベヤ上に引渡し、このコンベヤは二次冷却用の吹き付け
区域を通過することができる。
気クッション又は種々の空気クッションは高温空気供給
装置11に連結された横長の中空部材10から生成され
ることが好ましい。これらの中空部材10は、必要なら
ば機械加工によって正しく調整された多孔性の壁12に
よって閉鎖される。このような材料の使用により、完全
には円筒状をなさない成形ベッド、および例えば極くわ
ずかの横方向の曲率を有する成形ベッドに適した空気ク
ッションを得ることが非常に容易になる。この場合には
成形ベッドはまっすぐな円筒状のロッドから形成され
ず、成形ベッドは、例えば膨らんだローラ又はディアボ
ロ用こまの形状をなすローラから形成される。
とを効果的に許容するので、上述のような場合に本発明
が特に有利であるということに注意されたい。下側ロー
ラによる駆動が十分に有効である場合にのみ、上側の要
素をなくすことが可能となる。
合にこの多孔性の壁12が損傷を受けないように、横長
の部材10は、空気を通しかつ耐高温性繊維で形成され
た保護布13内に包まれることが好ましい。
化された部材として構成され、成形区域における上側空
気クッションは、単純に所望の個数の部材10を並置す
ることによって生成される。このような配置は、摩損さ
れた構成要素の交換の問題を単純化することを可能にす
る。
ションを形成する壁面の幅)が15mmの横長の部材を、
50mmの中心間距離で取り付けられた30mmの直径のま
っすぐなローラ間でかつガラス板から5mmの位置に配置
することにより曲げ機械を構成することができた。下側
空気クッションおよび上側空気クッションの双方が設け
られる場合には、この中心間距離は、板ガラスの品質に
影響を及ぼすことなく更に増大されることができ、ロー
ラは基本的には基準点を固定するのに役立つ。使用され
る空気クッションは、ボックス内の空気圧とクッション
の空気圧との間の比が少くとも4であれば、大きな剛性
を有する。
Claims (10)
- 【請求項1】 成形ベッド上をガラス板を通過させるこ
とによって、曲げ温度に予め加熱されたガラス板を曲げ
る方法であって、該成形ベッドは、成形ベッドの長手方
向に見てほぼ円形またはほぼ回転対称錐形をなす輪郭を
有する、ガラス板の曲げ方法において、該成形ベッド
は、ガラス板を引きずるようになっている回転要素の組
体と、曲げ区域の第1の部分内でガラス板に作用する少
くとも一つの高温空気クッションとから構成されること
を特徴とする、ガラス板の曲げ方法。 - 【請求項2】 上記高温空気クッションが曲げ区域全体
をおおうことを特徴とする、請求項1に記載のガラス板
の曲げ方法。 - 【請求項3】 更に、特にガラス板を熱的に強化するた
めに、成形ベッドの後半部分内に配置された回転要素間
に挿入された上側ノズルおよび下側ノズルによって吹き
付けられるガス噴流によるガラス板の冷却段階を具備す
る、請求項1または2に記載のガラス板の曲げ方法。 - 【請求項4】 上記高温空気クッションがガラス板の下
側に配置され、上記回転要素と接触するようにガラス板
を保持する上側手段が設けられることを特徴とする、請
求項1,2又は3に記載のガラス板の曲げ方法。 - 【請求項5】 上記高温空気クッションがガラス板の上
側に配置されることを特徴とする、請求項1,2又は3
に記載のガラス板の曲げ方法。 - 【請求項6】 上側の高温空気クッションと、曲げ区域
の回転要素間に挿入された下側の高温空気クッションと
によって特徴付けられる、先行する請求項のいずれか一
項に記載のガラス板の曲げ方法。 - 【請求項7】 ガラス板の曲げ装置であって、特にロー
ラタイプの回転要素の組体から構成される成形ベッドを
具備し、該回転要素は、該成形ベッドの長手方向に見て
ほぼ円形またはほぼ回転対称錐形をなす輪郭に沿って配
置され、更に、該成形ベッドの上方および/または下方
に空気クッションを発生させるための少くとも一つの手
段を具備する、ガラス板の曲げ装置。 - 【請求項8】 空気クッションを発生させるための上記
手段は、多孔性の壁によって閉鎖された横長の中空部材
から構成されることを特徴とする、請求項7に記載のガ
ラス板の曲げ装置。 - 【請求項9】 上記横長の部材が、耐高温性繊維からな
る織物内に包まれることを特徴とする、請求項8に記載
のガラス板の曲げ装置。 - 【請求項10】 上記多孔性の壁と、該多孔性の壁と向
かい合うガラス板の表面との間の距離が0.2mmから2
mmまでであることを特徴とする、請求項8又は9に記載
のガラス板の曲げ装置。
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