JPH05147960A - 板ガラスの熱強化装置 - Google Patents

板ガラスの熱強化装置

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JPH05147960A
JPH05147960A JP4020496A JP2049692A JPH05147960A JP H05147960 A JPH05147960 A JP H05147960A JP 4020496 A JP4020496 A JP 4020496A JP 2049692 A JP2049692 A JP 2049692A JP H05147960 A JPH05147960 A JP H05147960A
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glass
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heat
roll
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Jukka H Vehmas
ユツカ・ヘイキ・ベーマス
Harri E Peraemaa
ハーリ・エンシオ・ペレーマ
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Tamglass Oy
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B27/00Tempering or quenching glass products
    • C03B27/016Tempering or quenching glass products by absorbing heat radiated from the glass product

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)
  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 板ガラスの熱強化工程に於て、板ガラスを所
定の値に制御された冷却率で冷却処理すること。 【構成】 板ガラスの上下にそれぞれ上部プレート(9)
と下部プレート(11)を設けこれにより熱輻射の一部を板
ガラスに戻し対流を減速させる。このために下部プレー
ト(11)の上面を熱輻射に対し高反射率を呈するようにし
且つ該上面に、一定方向にコルゲートを施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は板ガラスの熱強化装置に
係るもので、該装置は板ガラスを軟化温度まで加熱する
加熱エレメントを有するファーネスと板ガラスを搬送す
る水平に設けられたコンベヤ・ロールを有する熱強化部
とから成る。
【0002】
【従来の技術】ガラスの熱強化とガラスの焼戻しとの違
いは冷却が実質的に遅い速度で行われ従ってガラスの表
面張力もかなり低く保たれることである。熱強化ガラス
の特性については例えば英国特許出願第2,191,998 号に
記載された通りである。水準化された熱強化ガラスを得
るためには、冷却率をきびしく制御することが必須であ
る。ここに特有な問題が生ずる。即ちガラスの厚みの変
化に従い冷却率も変って来ることである(この場合冷却
条件が同一であっても)。
【0003】本出願人による先願であるフィンランド特
願第903,362 号に於て上記の問題を解決する方法を開示
したが、特に10mm以上の厚みの板ガラスを制御された充
分に遅い速度で良好に冷却する手段を提供した。この方
法によると板ガラスを上下のプレート間で冷却し、この
場合冷却率を板ガラスとプレート間の距離を調節し更に
該プレートの外表面に冷却ブラストを与えることにより
制御している。この装置のテストでは両プレートのガラ
スに対向する内面が熱輻射の反射が均等であっても、結
果として生ずる圧縮応力は不均一でありガラスに湾曲が
発生した。これはコンベヤ・ロールがスクリーンの作用
をして下部プレートからの熱輻射をガラスに反射せるこ
とに起因している。更に熱の対流がロール内に生じるこ
とも原因である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明によれば上部プ
レートの下面を黒色にし(発光係数ε=0.8 …0.9 程
度)、下部プレートの上面を明るい色に施すことによ
り、圧縮応力が均一になりガラスも平坦に仕上げること
ができる。しかしながら比較的厚いガラス(例えば15mm
乃至19mm)の場合は、所望の圧縮応力を得るためには下
側の熱伝達をできるだけ減少させる必要がある。そのた
めには基本的な考えは明るい下部プレートをガラスにで
きるだけ接近して設けられるように設計することであ
り、ガラスに対する下部プレートの透視度を改良し、ガ
ラスの下側の空気の温度を上昇させ空気への対流を減少
させることによって可能である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は下部プレートの
表面を熱輻射に対して極めて高い反射性に保ち且つ該下
部プレートにコルゲート(波形)を施し各コルゲートの
頂部がコンベヤ・ロール間に延び且つ該ロールの最下点
より実質的に高い位置に配される構成を特徴とする。本
発明によれば下部プレート側の熱伝達をおよそ25乃至30
%減少させることができ、これは上部プレートの下面に
於ける輻射率を減少させることにより達成される。
【0006】本発明の好ましい実施態様に於て、上部プ
レートを平坦にし且つ表面の色を灰色(ε=0.5 …0.7
)に選ぶことにより下部プレートの上面に比べ熱輻射
の反射率を実質的に低く保つことが好ましい。この場
合、下部プレートは研磨され少くともコンベヤ・ロール
間の領域に於ける反射率を高くする。
【0007】本発明は又冷却状態を制御する優れた効果
をもたらすこともできる。即ち本発明による下部プレー
トと板ガラスとの間隔を調節して、平坦な下部プレート
を用いた場合に比べより広い範囲で効率よく冷却制御を
行うことができる。一方、明るい面を有する下部プレー
トに冷却ブラストを与えても、熱輻射の吸収がわずかな
ので、問題はない。他方、冷却ブラストを上部プレート
に与えると冷却率に大きく影響するので、上部プレート
とガラス間の距離を調節するか、冷却ブラストを調節す
るか或るいは双方の調節を行うことにより冷却制御を効
率よく達成できる。上部プレートの距離調節は主として
対流に対して影響を与えるが熱輻射に対する影響はほと
んど無い。従って、本発明の装置は厚みの大きく異る
(例えば8mm乃至19mm)のガラスを熱強化するのに適し
ている。本発明によればガラスの熱強化状態を監視しガ
ラスの破壊を最少限に抑えることができる。しかし、ガ
ラスの割れを防ぐのは調節誤差又は他の理由で完全を期
するのは困難である。ガラスが割れるとコルゲート型下
部プレートとコンベヤ・ロール間でその破片が直立に残
りロール及び後続のガラスを傷付けることになる。本発
明装置を用いてそのような場合割れた板ガラスを下部プ
レートから取除くことができ、従って本発明はその方法
にも係るものである。本発明方法によれば、まず板ガラ
スの熱強化処理前後の各長さを測定し、もしその長さに
差が生じた場合は、コンベヤ・ロールを止め下部プレー
ト又はその別の底部プレートを傾斜位置に回動させ該プ
レートの一方の側縁部が他の側縁部より低い位置に配位
するようになす。
【0008】本発明の他の好ましい実施態様によれば、
熱強化工程部を即座に焼戻し工程部に変更できるように
構成した。このために、上部、下部両プレートを構成す
るガラス帯片を熱強化工程部の長手方向又は板ガラスの
進行方向に連続して設け且つ上下動自在の支持フレーム
に取外し自在に装着する。このようにガラス帯片は支持
フレームから脱着でき装置から取外すことができるよう
に構成した。
【0009】本発明によるコルゲート型下部プレートは
種々設計が考えられる。例えばコルゲートを設けるのに
共通の材料からその頂部と谷部を同時に形成することも
でき、又コルゲートの頂部のみを別の底部プレートの上
部に取付けて形成することができる。
【0010】
【実施例】図1に示す本発明装置は第1ファーネス部
(1) 、第2ファーネス部(2) 、熱強化部(3) 及び冷却部
(4) から構成される。ファーネス(1,2) 内を延びるコン
ベヤは水平ロール(5) からなり、熱強化部(3) と冷却部
(4) を延びるコンベヤは水平ロール(6) からなってい
る。ロール(5) 及び(6) は板ガラスを一工程部から他の
工程部に移動し、且つこれらのロールを往復回転するこ
とにより板ガラスを各工程部内で振動状態にセットでき
る。ファーネス部(1,2) 内に設けられた加熱エレメント
(19)は例えば抵抗加熱型でもガス・バーナ等の他の熱源
を用いても良い。
【0011】工程部(3) 及び(4) にはロール(6) からな
るコンベヤの上部レベル(7) 即ち板ガラス進行レベルの
1側に配した冷却空気ノズル(8) が設けられている。ノ
ズル(8) は冷却空気がファン又はコンプレッサ(図示せ
ず)等により送られてくる横方向に延びたノズル室(18)
(図6参照)に接続されている。これらのノズル(8)は
所謂焼戻し工場で用いられる急冷装置用の型式と同様な
構造のもので良い。しかも当業者に於て古くから知られ
ているのでその詳細は省く。
【0012】冷却減速プレート(9) 及び(11)はブラスト
・ノズル(8) と進行レベル(7) に沿って担持された板ガ
ラス(15)間に設置されている。これらのプレート(9,11)
間に熱強化室(10)が形成されている。
【0013】前記コンベヤ・ロール(6) は板ガラス(15)
に対する下部プレート(11)の透視率を実質的に減少する
ように作用するので、上部、下部プレート(9,11)の冷却
減速作用はそれぞれ相違する。しかしながら、この相違
は本発明に於て下部プレート(11)の上面(13)を明るく即
ち熱輻射に対する反射率を高め、更に該下部プレート(1
1)にコルゲートを施しコルゲートの頂部(12)がロール
(6) の最下点の上にのびた状態に保つことにより補正す
ることができる。図2に示す実施例に於て前記コルゲー
ト頂部(12)はロール(6) の中心軸を通る面の上に達して
いる。コルゲートの高さはロール(6) の直径と同一又は
若干大きい。この種のデザインのコルゲートを用いれば
ガラス(15)に対する下部プレート(11)の透視率を向上で
きこれに加え明るい表面(13)を施すことにより以前に比
べ熱輻射の大部分が板ガラスに集中できる。更に又、下
部プレート(11)を板ガラス(15)に接近して設けることに
より中間空間の温度を上昇させ同時に対流の結果板ガラ
ス(15)の下面の冷却を減少させることができる。この下
部プレート(11)の非冷却作用を板ガラス(15)とプレート
(11)間の距離を調節することにより広い範囲で制御でき
る。
【0014】上部プレート(9) の底面(16)は酸化スチー
ル製にするか或いは灰色に塗装してもよい。この底面(1
6)の反射係数は0.7 以下である。このように、上部プレ
ート(16)の非冷却作用もこのプレートと板ガラス(15)間
の距離を調節するか、又はノズル(8) からの冷却ブラス
トを上部プレート(9) の上面に導くことによって制御で
きる。
【0015】プレート(9,11)双方にはスチール板例えば
AISI 304 2BA規格のものが使用できる。下部プレート(1
1)の上面はアニール研磨等により磨き上げることができ
る。反射面は硬質クレーム・メッキ等によりスチール材
に設けることができる。表面(13)の反射係数は0.8 以上
である。
【0016】図3にはプレート(11)の変形を示し、これ
は共通の底部プレート(14)に別個にコルゲート(12)を設
けたものである。
【0017】プレート(9,11)は帯状に形成しこれらを工
程部(3)の長手方向に互いに配列して設け且つ図4、図
5に示す通り上下動自在の支持フレーム(20,21) に取外
し可能に装着されている。図4に示す如く、プレート
(9,11)は熱強化位置にセットされる。プレート(9,11)を
それぞれの支持フレーム(20,21) から脱着し、装置の側
面から引き出すことにより、ノズル(8) の端部をフレー
ム(20,21) の内部に移動し板ガラス(15)に充分接近させ
板ガラス(15)の焼戻しを行うことができる。このよう
に、同一装置を用いて比較的薄い板ガラスの焼戻しを行
うことができると、同時に冷却の遅い比較的厚い板ガラ
スを熱強化工程部(3) から急冷部(4) に導きここで急冷
処理を行うこともできる。従って本発明装置はプレート
(9,11)を取外すことなく比較的厚いガラスの熱強化と焼
戻し処理を行うのに交互に用いることができる。
【0018】図6にプレート(9,11)間のガラスに対する
距離の調節及びノズル(8) の調節を行う装置の一例を示
す。ノズル(8) のノズル室(18)はねじジャキ(22)により
取付けられ、支持フレーム(20,21) は上昇ネジ(23)の端
部に固定されている。ネジ(23)を動かしてプレート(9,1
1)と板ガラス間又はプレート(9,11)とノズル(8) 間の距
離を調節することができる。ネジ(23)の回動はカルダン
伝導装置(29)と電気モータ(31)により駆動されるマイタ
歯車(30)とにより行われる。ノズル室(18)はスプロケッ
ト(24)上を延びるチェーン(25)によって装置フレーム上
に設けられている。これらのノズル室(18)にスプロケッ
ト(24)を廻すことにより互いに進退自在に移動できるよ
うになっている。この場合、各ノズル室(18)を別々に移
動することにより、本装置の側面を図6に示す通り開放
し上部プレート(11)の上面に収積したガラスの破片等を
取り除くことができる。別の方法として、図3に示す通
りプレートの組立体を用い、この場合、別個の底部プレ
ートを傾斜位置に回動させその一側端が他側端より低い
位置に配位するようにする。この場合、コルゲート(12)
はフレーム(21)( 図4、図5図示)により支持されたま
まである。
【0019】ガラスの割れた破片はコルゲート(12)とロ
ール(6) 間にはさまりロール(6) を傷付けたり後続のガ
ラスを破損することにもなるので、できるだけ早期に取
除くことが大切である。この取除き方法として、熱強化
処理の前と後のガラスの長さを測定し、その長さに変化
がある時はロール(6) を停止し、上述の通りガラスの破
片等を取除くことができる。ロール(6) 上の板ガラスの
移動速度は知られているので、板ガラスの長さは熱強化
工程部(3) の上流と下流に電気感知装置(26)を設けこれ
により測定することが好適である(図1参照)。感知装
置(electric eye)はガラスの移動トラックの中心線上
に設けるか、或いはこの中心線の一側端に二つの感知装
置(26)を平行に(従って計4個)配設することによって
測定できる。工程部(3) の下流に設けた感知装置(26)が
工程部(3) の上流の感知装置(26)より短い時間インタバ
ルで板ガラスの先行端及び後続端を感知したパルスを発
生すると、マイクロ・プロセサ(27)が作動してスイッチ
(28)を開き工程部(3) 内のロール(6) を停止するように
なっている。下部プレート(11)の洗浄は手動、自動いず
れも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の略図的断面図である。
【図2】熱強化工程部の要部を示す略図的断面図であ
る。
【図3】下部プレートの変形例を示す略図である。
【図4】本発明装置の作動部材の熱強化工程位置を示す
略図的断面図である。
【図5】図4と類似するが各作動部材が焼戻し工程位置
にある場合を示す。
【図6】ガラス破片等を取除くために装置を開放した状
態の略図的断面図である。
【符号の説明】
1:第1ファーネス、 3:熱強化工程部、 4:冷却
工程部 5,6:コンベヤ・ロール、 8:ノズル。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月26日
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は板ガラスの熱強化装置に
係るもので、該装置は板ガラスを軟化温度まで加熱する
加熱エレメントを有するファーネスと板ガラスを搬送す
る水平に設けられたコンベヤ・ロールを有する熱強化部
とから成る。
【0002】
【従来の技術】ガラスの熱強化とガラスの焼戻しとの違
いは冷却が実質的に遅い速度で行われ従ってガラスの表
面張力もかなり低く保たれることである。熱強化ガラス
の特性については例えば英国特許出願第2,191,9
98号に記載された通りである。水準化された熱強化ガ
ラスを得るためには、冷却率をきびしく制御することが
必須である。ここに特有な問題が生ずる。即ちガラスの
厚みの変化に従い冷却率も変って来ることである(この
場合冷却条件が同一であっても)。
【0003】本出願人による先願であるフィンランド特
願第903,362号に於て上記の問題を解決する方法
を開示したが、特に10mm以上の厚みの板ガラスを制
御された充分に遅い速度で良好に冷却する手段を提供し
た。この方法によると板ガラスを上下のプレート間で冷
却し、この場合冷却率を板ガラスとプレート間の距離を
調節し更に該プレートの外表面に冷却プラストを与える
ことにより制御している。この装置のテストでは両プレ
ートのガラスに対向する内面が熱輻射の反射が均等であ
っても、結果として生ずる圧縮応力は不均一でありガラ
スに湾曲が発生した。これはコンベヤ・ロールがスクリ
ーンの作用をして下部プレートからの熱輻射をガラスに
反射せることに起因している。更に熱の対流がロール内
に生じることも原因である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明によれば上部プ
レートの下面を黒色にし(発光係数ε=0.8…0.9
程度)、下部プレートの上面を明るい色に施すことによ
り、圧縮応力が均一になりガラスも平坦に仕上げること
ができる。しかしながら比較的厚いガラス(例えば15
mm乃至191m)の場合は、所望の圧縮応力を得るた
めには下側の熱伝達をできるだけ減少させる必要があ
る。そのためには基本的な考えは明るい下部プレートを
ガラスにできるだけ接近して設けられるように設計する
ことであり、ガラスに対する下部プレートの透視度を改
良し、ガラスの下側の空気の湿度を上昇させ空気への対
流を減少させることによって可能である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は下部プレートの
表面を熱輻射に対して極めて高い反射性に保ち且つ該下
部プレートにコルゲート(波形)を施し各コルゲートの
頂部がコンベヤ・ロール間に延び且つ該ロールの最下点
より実質的に高い位置に配される構成を特徴とする。本
発明によれば下部プレート側の熱伝達をおよそ25乃至
30%減少させることができ、これは上部プレートの下
面に於ける輻射率を減少させることにより達成される。
【0006】本発明の好ましい実施態様に於て、上部プ
レートを平坦にし且つ表面の色を灰色(ε=0.5…
0.7)に選ぶことにより下部プレートの上面に比べ熱
輻射の反射率を実質的に低く保つことが好ましい。この
場合、下部プレートは研磨され少くともコンベヤ・ロー
ル間の領域に於ける反射率を高くする。
【0007】本発明は又冷却状熊を制御する優れた効果
をもたらすこともできる。即ち本発明による下部プレー
トと板ガラスとの間隔を調節して、平坦な下部プレート
を用いた場合に比べより広い範囲で効率よく冷却制御を
行うことができる。一方、明るい面を有する下部プレー
トに冷却ブラストを与えても、熱輻射の吸収がわずかな
ので、問題はない。他方、冷却ブラストを上部プレート
に与えると冷却率に大きく影響するので、上部プレート
とガラス間の距離を調節するか、冷却ブラストを調節す
るか或るいは双方の調節を行うことにより冷却制御を効
率よく達成できる。上部プレートの距離調節は主として
対流に対して影響を与えるが熱輻射に対する影響はほと
んど無い。従って、本発明の装置は厚みの大きく異る
(例えば8mm乃至19mm)のガラスを熱強化するの
に適している。本発明によればガラスの熱強化状態を監
視しガラスの破壊を最少限に抑えることができる。しか
し、ガラスの割れを防ぐのは調節誤差又は他の理由で完
全を期するのは困難である。ガラスが割れるとコルゲー
ト型下部プレートとコンベヤ・ロール間でその破片が直
立に残りロール及び後続のガラスを傷付けることにな
る。本発明装置を用いてそのような場合割れた板ガラス
を下部プレートから取除くことができ、従って本発明は
その方法にも係るものである。本発明方法によれば、ま
ず板ガラスの熱強化処理前後の各長さを測定し、もしそ
の長さに差が生じた場合は、コンベヤ・ロールを止め下
部プレート又はその別の底部プレートを傾斜位置に回動
させ該プレートの一方の側縁部が他の側縁部より低い位
置に配位するようになす。
【0008】本発明の他の好ましい実施態様によれば、
熱強化工程部を即座に焼戻し工程部に変更できるように
構成した。このために、上部、下部両プレートを構成す
るガラス帯片を熱強化工程部の長手方向又は板ガラスの
進行方向に連続して設け且つ上下動自在の支持フレーム
に取外し自在に装着する。このようにガラス帯片は支持
フレームから脱着でき装置から取外すことができるよう
に構成した。
【0009】本発明によるコルゲート型下部プレートは
種々設計が考えられる。例えばコルゲートを設けるのに
共通の材料からその頂部と谷部を同時に形成することも
でき、又コルゲートの頂部のみを別の底部プレートの上
部に取付けて形成することができる。
【0010】
【実施例】図1に示す本発明装置は第1ファーネス部
(1)、第2ファーネス部(2)、熱強化部(3)及び
冷却部(4)から構成される。ファーネス(1,2)内
を延びるコンベヤは水平ロール(5)からなり、熱強化
部(3)と冷却部(4)を延びるコンベヤは水平ロール
(6)からなっている。ロール(5)及び(6)は板ガ
ラスを一工程部から他の工程部に移動し、且つこれらの
ロールを往復回転することにより板ガラスを各工程部内
で振動状態にセットできる。ファーネス部(1,2)内
に設けられた加熱エレメント(19)は例えば抵抗加熱
型でもガス・バーナ等の他の熱源を用いても良い。
【0011】工程部(3)及び(4)にはロール(6)
からなるコンベヤの上部レベル(7)即ち板ガラス進行
レベルの1側に配した冷却空気ノズル(8)が設けられ
ている。ノズル(8)は冷却空気がファン又はコンプレ
ッサ(図示せず)等により送られてくる横方向に延びた
ノズル室(18)(図6参照)に接続されている。これ
らのノズル(8)は所謂焼戻し工場で用いられる急冷装
置用の型式と同様な構造のもので良い。しかも当業者に
於て古くから知られているのでその詳細は省く。
【0012】冷却減速プレート(9)及び(11)はブ
ラスト・ノズル(8)と進行レベル(7)に沿って担持
された板ガラス(15)間に設置されている。これらの
プレート(9,11)間に熱強化室(10)が形成され
ている。
【0013】前記コンベヤ・ロール(6)は板ガラス
(15)に対する下部プレート(11)の透視率を実質
的に減少するように作用するので、上部、下部プレート
(9,11)の冷却減速作用はそれぞれ相違する。しか
しながら、この相違は本発明に於て下部プレート(1
1)の上面(13)を明るく即ち熱輻射に対する反射率
を高め、更に該下部プレート(11)にコルゲートを施
しコルゲートの頂部(12)がロール(6)の最下点の
上にのびた状熊に保つことにより補正することができ
る。図2に示す実施例に於て前記コルゲート頂部(1
2)はロール(6)の中心軸を通る面の上に達してい
る。コルゲートの高さはロール(6)の直径と同一又は
若干大きい。この種のデザインのコルゲートを用いれば
ガラス(15)に対する下部プレート(11)の透視率
を向上できこれに加え明るい表面(13)を施すことに
より以前に比べ熱輻射の大部分が板ガラスに集中でき
る。更に又、下部プレート(11)を板ガラス(15)
に接近して設けることにより中間空間の温度を上昇させ
同時に対流の結果板ガラス(15)の下面の冷却を減少
させることができる。この下部プレート(11)の非冷
却作用を板ガラス(15)とプレート(11)間の距離
を調節することにより広い範囲で制御できる。
【0014】上部プレート(9)の底面(16)は酸化
スチール製にするか或いは灰色に塗装してもよい。この
底面(16)の反射係数は0.7以下である。このよう
に、上部プレート(16)の非冷却作用もこのプレート
と板ガラス(15)間の距離を調節するか、又はノズル
(8)からの冷却ブラストを上部プレート(9)の上面
に導くことによって制御できる。
【0015】プレート(9,11)双方にはスチール板
例えばAISI 3042BA規格のものが使用でき
る。下部プレート(11)の上面はアニール研磨等によ
り磨き上げることができる。反射面は硬質クレーム・メ
ッキ等によりスチール材に設けることができる。表面
(13)の反射係数は0.8以上である。
【0016】図3にはプレート(11)の変形を示し、
これは共通の底部プレート(14)に別個にコルゲート
(12)を設けたものである。
【0017】プレート(9,11)は帯状に形成しこれ
らを工程部(3)の長手方向に互いに配列して設け且つ
図4、図5に示す通り上下動自在の支持フレーム(2
0,21)に取外し可能に装着されている。図4に示す
如く、プレート(9,11)は熱強化位置にセットされ
る。プレート(9,11)をそれぞれの支持フレーム
(20,21)から脱着し、装置の側面から引き出すこ
とにより、ノズル(8)の端部をフレーム(20,2
1)の内部に移動し板ガラス(15)に充分接近させ板
ガラス(15)の焼戻しを行うことができる。このよう
に、同一装置を用いて比較的薄い板ガラスの焼戻しを行
うことができると、同時に冷却の遅い比較的厚い板ガラ
スを熱強化工程部(3)から急冷部(4)に導きここで
急冷処理を行うこともできる。従って本発明装置はプレ
ート(9,11)を取外すことなく比較的厚いガラスの
熱強化と焼戻し処理を行うのに交互に用いることができ
る。
【0018】図6にプレート(9,11)間のガラスに
対する距離の調節及びノズル(8)の調節を行う装置の
一例を示す。ノズル(8)のノズル室(18)はねじジ
ャキ(22)により取付けられ、支持フレーム(20,
21)は上昇ネジ(23)の端部に固定されている。ネ
ジ(23)を動かしてプレート(9,11)と板ガラス
間又はプレート(9,11)とノズル(8)間の距離を
調節することができる。ネジ(23)の回動はカルダン
伝導装置(29)と電気モータ(31)により駆動され
るマイタ歯車(30)とにより行われる。ノズル室(1
8)はスプロケット(24)上を延びるチェーン(2
5)によって装置フレーム上に設けられている。これら
のノズル室(18)にスプロケット(24)を廻すこと
により互いに進退自在に移動できるようになっている。
この場合、各ノズル室(18)を別々に移動することに
より、本装置の側面を図6に示す通り開放し上部プレー
ト(11)の上面に収積したガラスの破片等を取り除く
ことができる。別の方法として、図3に示す通りプレー
トの組立体を用い、この場合、別個の底部プレートを傾
斜位置に回動させその一側端が他側端より低い位置に配
位するようにする。この場合、コルゲート(12)はフ
レーム(21)(図4、図5図示)により支持されたま
まである。
【0019】ガラスの割れた破片はコルゲート(12)
とロール(6)間にはさまりロール(6)を傷付けたり
後続のガラスを破損することにもなるので、できるだけ
早期に取除くことが大切である。この取除き方法とし
て、熱強化処理の前と後のガラスの長さを測定し、その
長さに変化がある時はロール(6)を停止し、上述の通
りガラスの破片等を取除くことができる。ロール(6)
上の板ガラスの移動速度は知られているので、板ガラス
の長さは熱強化工程部(3)の上流と下流に電気感知装
置(26)を設けこれにより測定することが好適である
(図1参照)。感知装置(electric eye)
はガラスの移動トラックの中心線上に設けるか、或いは
この中心線の一側端に二つの感知装置(26)を平行に
(従って計4個)配設することによって測定できる。工
程部(3)の下流に設けた感知装置(26)が工程部
(3)の上流の感知装置(26)より短い時間インタバ
ルで板ガラスの先行端及び後続端を感知したパルスを発
生すると、マイクロ・プロセサ(27)が作動してスイ
ッチ(28)を開き工程部(3)内のロール(6)を停
止するようになっている。下部プレート(11)の洗浄
は手動、自動いずれも可能である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板ガラスを実質的に軟化高度まで加熱す
    る加熱エレメント(19)を有するファーネス(1,2) と上面
    が板ガラスの進行レベルと一致する水平コンベヤ・ロー
    ル(6) を有する熱強化工程部(3) とからなる装置におい
    て、前記熱強化工程部(3) には板ガラスの冷却を減速さ
    せるために前記進行レベル(7) の上下にそれぞれ配した
    上部プレート(9) 、下部プレート(11)を設け、更に前記
    下部プレート(11)が熱輻射に対し高い反射率を有し且つ
    コルゲートを有し該下部プレート(11)の上昇位置におい
    て該コルゲートの頂部(12)が前記コンベヤ・ロール(6)
    間において且つ該ロール(6) の最下点より実質的に上方
    のレベルに延びて設けたことを特徴とする板ガラスの熱
    強化装置。
  2. 【請求項2】 前記下部プレート(11)の上昇位置で前記
    コルゲート頂部(12)が前記ロール(6) の中心軸を通る面
    の上方に延びたことを特徴とする請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記下部プレート(11)のコルゲートの高
    さが前記ロールの直径と同一又は該直径より若干大であ
    ることを特徴とする請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記上部プレート(9) が平坦で且つ灰色
    の底面を有し更に前記下部プレート(11)の上面に比し熱
    輻射に対する反射率が低く、少くとも前記ロール(6) 間
    に延びる部分で前記下部プレート(11)の上面が熱輻射に
    対する反射率が高くなるように研磨されたことを特徴と
    する請求項1又は2記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記上部プレート(9) の下面の反射係数
    が0.7 以下、前記下部プレート(11)の上面の反射係数が
    0.8 以上であることを特徴とする請求項4記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記上部プレート(9) 及び下部プレート
    (11)が帯片からなりこれらの帯片が前記熱強化工程部
    (3) の長手方向又は板ガラスの進行方向において連続し
    て配され且つ上下動自在の支持フレーム(20,21) に取外
    し可能に設けたことを特徴とする請求項1記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記進行レベル(7) の上下に急冷用のブ
    ラスト手段(8) を設けた装置において、前記フレーム(2
    0,21) がこのブラスト手段の収納室(18)に上昇下降手段
    (22,23) を介して垂下して設けられ、前記収納室(18)が
    上昇下降エレメント(24,25) に同様に垂下して設けるこ
    とにより、前記ブラスト手段(8) の垂直位置と前記上部
    プレート(9) と前記下部プレート(11)の垂直位置がそれ
    ぞれ独立して調節可能にしたことを特徴とする請求項6
    記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記下部プレート(11)のコルゲート頂部
    (12)を別の底部プレート(14)の上面に設けたことを特徴
    とする請求項1又は6記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記上部、下部プレート(9,11)が取外さ
    れた場合、これらの支持フレーム(20,21) はノズル・ヘ
    ッド(8) に対し垂直方向に移動が可能でノズル・ヘッド
    (8) を内部に導き板ガラス進行レベル(7) に接近するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1又は6記載の装置。
  10. 【請求項10】 板ガラスの熱強化処理前後の各長さを測
    定し、もしその長さに差が生じた場合は、前記コンベヤ
    ・ロール(6) を停止し下部プレート(11)又はその別の底
    部プレート(14)を傾斜位置に回動させ該プレート(11)又
    は(14)の一方の側縁部が他の側縁部より低い位置に配位
    するように構成したことを特徴とする請求項1記載の装
    置に用いる下部プレート(11)よりガラスの破片を取り除
    く方法。
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