JPH0624623Y2 - 弁体の駆動装置 - Google Patents

弁体の駆動装置

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JPH0624623Y2
JPH0624623Y2 JP1988079263U JP7926388U JPH0624623Y2 JP H0624623 Y2 JPH0624623 Y2 JP H0624623Y2 JP 1988079263 U JP1988079263 U JP 1988079263U JP 7926388 U JP7926388 U JP 7926388U JP H0624623 Y2 JPH0624623 Y2 JP H0624623Y2
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JP
Japan
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valve
handle
valve stem
casing
valve body
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JP1988079263U
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JPH022580U (ja
Inventor
義則 万木
Original Assignee
株式会社巴技術研究所
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  • Preventing Unauthorised Actuation Of Valves (AREA)
  • Indication Of The Valve Opening Or Closing Status (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、弁体を回動することにより弁の開閉を行う
型式のバタフライ弁、ボール弁等の弁における弁体の駆
動装置に関し、弁本体外方から弁の開閉状態を正確且容
易に視認することが出来るようにした弁体の駆動装置に
関する。
(従来の技術) 従来、バタフライ弁、ボール弁のように弁体を回動して
弁の開閉を行う型式の弁において、弁体を軸支する弁棒
を弁本体外へ延出して、操作ハンドルに連係し、該操作
ハンドルを回動して弁体の開閉を行うようにしたものは
公知である。
かかる弁体の駆動装置にあっては、誤操作の防止、特に
長期間に亙って設定した開度を変更する必要がない場合
の誤操作防止や、設定した開度維持のために、操作ハン
ドルが弁棒から取り外される。このような、弁の操作ハ
ンドルは、常時は操作が不要である為、比較的操作上不
便な個所に配設されることが多く、取付環境が良くない
と共に、水没したり、埋没するおそれがある。したがっ
て、かかる使用条件に対応可能な構造であることが要求
されると共に、遠方からも弁の開閉状態を容易に視認可
能であることが要求される。
このような要求に対応した弁駆動装置の一例が、実開昭
51−68021号公報に開示されている。これは、第
9、10図に示すように、弁棒(1)の外端にキー(2)で軸
方向に移動自在とした副弁棒(3)を連結し、弁棒(1)と副
弁棒(3)との連結部をケーシング(4)で密閉すると共に、
ケーシング(4)外に延出する副弁棒(3)の先端部を角柱状
に形成して、操作ハンドルとの連結を可能とし、操作ハ
ンドルで副弁棒(3)をバネ(5)に抗して押し下げつつ回転
し、弁棒(1)を回動するようにしてある。弁の開度は、
副弁棒(3)に取り付けた指針(6)と、ケーシング(4)の上
面に設けた目盛(7)とにより指示する。操作ハンドルを
取り外し時には、副弁棒(3)がバネ(5)の弾発力で上昇
し、突起(8)がケーシング(4)の凹部(9)に係入して、副
弁棒(3)の回転が阻止されている。かかる構造の弁駆動
装置によれば、水没や埋没に対応することが出来ると共
に、弁が誤操作されるおそれもない。
しかしながら、副弁棒(3)の外端部が角柱状である為、
副弁棒(3)の外端では弁の開度を確認することが出来
ず、目盛の位置により確認する他ないが、遠方からの視
認が困難であると共に、埋没時や水没時には視認は実際
上不可能となる。又、指針が腐触して脱落するおそれも
あった。
(考案が解決しようとする問題点) この考案は、操作ハンドルと弁棒との連結を着脱自在と
して非開弁操作時にはハンドルを取り外して、弁体の誤
作動防止や開度維持を図り得るようにすると共に、ハン
ドルの装置若しくは非装置のいずれの場合においても弁
の開度の確認を容易且正確になし得るようにせんとする
ものである。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために、この考案が採った手段
は、弁体を回動して弁の開閉を行う型式の弁であって、
弁体を軸支する弁棒に副弁棒を回転方向を一体にし且軸
方向の摺動を自由にして連結し、該弁棒と副弁棒との連
結部を弁本体に固着したケーシングで密閉状態にし、副
弁棒の軸方向の移動により副弁棒をケーシングに対して
係合若しくは係合解除させるように連結した弁体の駆動
装置において、ケーシングの外方へ延び出す副弁棒の先
端に弁体の直径方向と一致する方向に直線状に延びるキ
ー状の突片を突設し、副弁棒に嵌合するハンドル軸に該
突片と係合するキー溝状の凹部を形成し、該凹部と方向
を一致させてハンドル軸の先端に棒状のハンドルを取り
付けたことを特徴とする。
(作用) 副弁棒の外端にハンドル軸を装置、連結して突片と凹部
を係合させつつ、副弁棒を押し下げて、案内筒体の係合
突起を凹溝から離脱させて案内筒体の回転を自由にす
る。案内筒体の自由な回転が許容された状態で、ハンド
ルを回転して副弁棒を介して弁棒を回転し、弁体を回動
させる。
弁体の開度は、ハンドル若しくは副弁棒先端に形成され
た突片の方向によって容易且正確に視認することが出来
る。
(実施例) 以下に図面を参照しつつ、この考案の好ましい実施例を
説明する。尚、図示の実施例は、バタフライ弁に関する
が、これに限られるものではなく弁棒を回動することに
よって弁体の開閉を行う型式の全ての弁に適用可能であ
る。
図において(10)はバタフライ弁好ましくは口径40〜2
00mmの中、小口径のバタフライ弁であって、円筒形状
の弁本体(11)の該弁本体(11)内に回転自在に軸支された
円板状の弁体(12)とを含む。(13)は、弁体(12)を軸支す
る弁棒であって、弁本体(11)から外周方向に突設された
軸受筒(14)を通って弁本体(11)外に延び出している。
(15)は軸受筒(14)の外端にガスケット(16)を介して密封
性を保持しつつ固着されたケーシングであって、上面を
開放した円筒状の箱形状をなし、上面はシール材(18)を
介して蓋板(17)で密封される。前記弁棒(13)がケーシン
グ(15)の底壁中心を挿通してケーシング(15)内に延び出
し、ケーシング(15)内で終端している。
(19)は副弁棒であって、下半部はケーシング(15)内にお
いて前記弁棒(13)の外端に軸方向を摺動自在にしてキー
(20)により連結され、回転方向において一体化されてい
る。副弁棒(19)の上半部は前記蓋板(17)の中心を貫通し
てケーシング外に延び出している。ケーシング(15)内に
おいて副弁棒(19)の外周面に外径方向に延び出す案内筒
体(21)が一体に形成される。該案内筒体(21)の内方には
ケーシング(15)との間に張設された板バネ(22)が収納さ
れ案内筒体(21)を副弁棒(19)と共に常時上昇する方向に
付勢しており、又案内筒体(21)の外周面には、第7,8
図に示すように、直径方向対向位置に係合突起(23)が直
行して形成される。そして、この係合突起(23)が係入す
る凹溝(24)がケーシング(15)の内周面上部に直径方向に
対向して形成され、該凹溝(24)の下部には、該凹溝(24)
の最大径に一致する大径の空間部(25)を形成する。した
がって、第4図に示すように案内筒体(21)が上昇位置に
あるとき、係合突起(23)が凹溝(24)に係入して、案内筒
体(21)の回動は阻止された状態にあり、案内筒体(21)が
下降するとき、係入突起(23)が凹溝(24)から抜け出し
て、空間部(25)内に至るため案内筒体(21)は自由な回転
が許容される。尚、第4図は左半分が係合突起(23)と凹
溝(24)とが係合した状態を右半分が係合が解除された状
態をそれぞれ示している。
凹溝(24)は弁の全開、全閉並びに中間位置に対応して等
間隔に3対形成されており、これら各位置の凹溝(24)に
係合突起(23)を係入させることにより、弁棒を全開、全
閉若しくは中間のいずれかの位置に保持させることが出
来ると共に、下降させて自由な回転を許容させることよ
り弁棒を全開、全閉、中間のいずれかの開度に回転する
ことが可能となる。副弁棒(19)の外端には、後述する操
作ハンドル軸と係合するための突片(26)が突設される。
該突片(26)は第6図に示すように副弁棒(19)の先端面を
直径方向に延びるキー形状をなし、先端面は赤く着色さ
れ、遠方からの視認を容易にしている。しかも突片(26)
は長手方向の方向性を有している為、配管方向に対する
突片(26)の方向を見ることにより弁の開閉状態を確認す
ることが可能である。(27)は、上端に水平方向に延びる
棒状のハンドル(28)を有したハンドル軸であって、所望
の長さを有し、下部には前記副弁棒(19)に嵌合する嵌合
穴(29)が形成され、該穴(29)の内奥端に前記突片(26)と
係合するキー溝の凹部(30)が形成される。凹部(30)と前
記ハンドル(28)とは方向を一致して形成されており、ハ
ンドル軸(27)を副弁棒(19)に嵌挿したとき、突片(26)と
凹部(30)との係入を容易且正確になし得るようになって
いると共に、ハンドル(28)と配管方向との角度によっ
て、弁の開度を容易に知ることが可能である。
弁の開閉操作を行うには、ハンドル軸(27)を副弁棒(19)
に嵌挿して、突片(26)と凹部(30)とを係合させつつ、ハ
ンドル軸(27)を押し下げて副弁棒(19)を下降させる。副
弁棒(19)の下降により、これと一体の案内筒体(21)が下
降し、係合突起(23)が凹溝(24)から下方へ抜け出すた
め、副弁棒(19)の回転が自由となる。この状態において
ハンドル(28)が配管方向と直交している場合、第2図に
示すように弁は全閉位置にあるので、ハンドル(28)を介
してハンドル軸(27)、副弁棒(19)並びに弁棒(13)を回転
して、第3図に示すように弁体(12)を全開位置に回動す
る。ハンドル(28)が配管方向と平行になった状態で、弁
は全開されハンドル軸を取り出す。ハンドル軸の取り外
しにより、板バネ(22)の弾発力を受けて副弁棒(19)が案
内筒体(21)と共に上昇し、凹溝(24)に係合突起(23)が係
入して、副弁棒(19)の回転が阻止され、弁は全開位置に
保持される。そして、この全開状態においては、副弁棒
(19)の先端から突出している突片(26)もその長手方向が
配管方向と平行に位置している為、突片(26)の方向を見
ることにより弁の開度を知ることが出来る。尚、弁を中
間開度にする場合、ハンドル(28)の回転角度を45°と
すれば良いことは容易に理解されるであろう。
突片(26)と凹部(30)との整合により、ハンドル軸(27)を
副弁棒(19)に係合して、回転を行うようにしてあるの
で、突片(26)と凹部(30)の幅や長さ等を選定し、互に係
合し得る組み合わせを作出して、特定のハンドルのみを
もって弁の開閉を行うようにすることが可能となり、弁
の誤操作の防止をより有効に達成することが出来る。
(考案の効果) この考案によれば、副弁棒先端に突設された突片とハン
ドル軸の凹部並びにハンドルの方向性を一致させること
により、ハンドル若しくは突片の方向によって、弁の開
度を容易且正確に知ることが可能となり、しかも突片の
視認は遠方からも出来る。又、弁の駆動装置は、水没や
埋没に充分対応した密封構造であると共に、従来の指針
のように腐触によって脱落するような部分がない為、長
期に亙って安定した作動を期待することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は全体の斜視図、第2図は全閉状態を示す正面
図、第3図は全開状態を示す正面図、第4図は要部であ
り、弁棒の中心線から右半分は係合突起と凹溝との係合
状態を、左半分はその解除状態をそれぞれ示す縦断面
図、第5図は副弁棒とハンドル軸との係合関係を示す断
面図、第6図は同平面図、第7図は案内筒体とケーシン
グとの係合状態を示す横断面図、第8図は同係合解除状
態を示す横断平面図、第9図は従来例の縦断面図、第1
0図は同平面図である。 (10)……バタフライ弁、(11)……弁本体 (12)……弁体、(13)……弁棒 (14)……軸受筒、(15)……ケーシング (16)……ガスケット、(17)……蓋板 (18)……シール材、(19)……副弁棒 (20)……キー、(21)……案内筒体 (22)……板バネ、(23)……係合突起 (24)……凹溝、(25)……空間部 (26)……突片、(27)……ハンドル軸、 (28)……ハンドル、(29)……嵌合穴 (30)……凹部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁体を回動して弁の開閉を行う型式の弁で
    あって、弁体を軸支する弁棒に副弁棒を回転方向を一体
    にし且軸方向の摺動を自由にして連結し、該弁棒と副弁
    棒との連結部を弁本体に固着したケーシングで密閉状態
    にし、副弁棒の軸方向の移動により副弁棒をケーシング
    に対して係合若しくは係合解除させるように連結した弁
    体の駆動装置において、ケーシングの外方へ延び出す副
    弁棒の先端に弁体の直径方向と一致する方向に直線状に
    延びるキー状の突片を突設し、副弁棒に嵌合するハンド
    ル軸に該突片と係合するキー溝状の凹部を形成し、該凹
    部と方向を一致させてハンドル軸の先端に棒状のハンド
    ルを取り付けたことを特徴とする弁体の駆動装置。
JP1988079263U 1988-06-15 1988-06-15 弁体の駆動装置 Expired - Lifetime JPH0624623Y2 (ja)

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JP1988079263U JPH0624623Y2 (ja) 1988-06-15 1988-06-15 弁体の駆動装置

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JPH022580U JPH022580U (ja) 1990-01-09
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ID=31304147

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JP1988079263U Expired - Lifetime JPH0624623Y2 (ja) 1988-06-15 1988-06-15 弁体の駆動装置

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JPS5645031A (en) * 1979-09-21 1981-04-24 Hitachi Ltd Etching method

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JPH022580U (ja) 1990-01-09

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