JP2606245Y2 - ボール弁の弁体と弁軸との嵌合構造 - Google Patents

ボール弁の弁体と弁軸との嵌合構造

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JP2606245Y2
JP2606245Y2 JP1993012091U JP1209193U JP2606245Y2 JP 2606245 Y2 JP2606245 Y2 JP 2606245Y2 JP 1993012091 U JP1993012091 U JP 1993012091U JP 1209193 U JP1209193 U JP 1209193U JP 2606245 Y2 JP2606245 Y2 JP 2606245Y2
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JP
Japan
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valve
valve body
shaft
notch groove
valve shaft
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JP1993012091U
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恵成 寺本
光治 太田
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Hisaka Works Ltd
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Hisaka Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、フローティング形のボ
ール弁の弁体と弁軸との嵌合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のフローティング形ボール弁の構造
を図4に示し説明する。10は弁座、11は弁体で弁箱内で
前記弁座10に支持されるよう配設されている。12は流体
通路で、弁体11に設けてある。弁体11の上端には流体通
路12の開孔軸方向に直交する方向に切欠溝13が設けられ
ている。14は弁軸で、下方端には前記弁体11の切欠溝13
と嵌合する係合部15が設けられている。弁体11の切欠溝
13と弁軸14の係合部15との嵌合は切欠溝方向には移動可
能で回転方向では弁体が弁軸の回転に従動するようにな
っている。従って、弁軸14を回動させれば弁体11が回動
し、流体通路12が開閉できる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来のフローティング形ボール弁にあっては、図5に示
すように弁体11が閉の状態の時、弁体11の側面に加わる
流体圧力により回転移動し、弁体の切欠溝13が弁座10に
当たり弁座に傷がつく問題があった。すなわち、ボール
弁を長期使用していると弁座が摩耗して弁体との間に隙
間が生じるが弁体の自重によって下方に片寄る傾向がみ
られ、これに流体圧力が加わると、弁体が回転移動し
て、前記切欠溝13が弁座10に当たって傷をつけるという
問題もあった。
【0004】本考案は上記のような問題点を解消し、フ
ローティング形として弁体の弁軸に対する自由度を有し
つつ、しかも、弁座が摩耗した場合でもシール性を保持
し、又、弁座を傷つけないボール弁を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、フローティング形ボール弁において、弁体
内の流体通路の開孔軸方向に直交する方向で、弁体の上
端に切欠溝を設け、この切欠溝の底部で弁体の回転軸方
向へ円又は多角形の穴を設け、弁軸の下方端には前記弁
体の切欠溝に嵌合する係合部を設け、この係合部の先端
に前記弁体の穴に挿入可能な円又は多角形の突出部を設
け、前記弁体の切欠溝に弁軸の係合部を嵌合すると共に
弁体の穴へ弁軸の突出部を挿入するように係合し、この
突出部と穴との間に弁体のフローティングに必要な量の
移動を可能とする間隙を設けたボール弁の弁体と弁軸と
の嵌合構造とした。
【0006】
【作用】弁体に設けた切欠溝と、この切欠溝に嵌合する
係合部を弁軸に設けて両者を係合することにより弁体の
フローティング性を保持し、さらに、弁体に設けた切欠
溝の底部の円又は多角形の穴に挿入され所定の間隙を有
する円又は多角形の突出部を弁軸に設けることにより、
弁体が回転移動する範囲を規制し、弁体の切欠溝が弁座
に当たるようなこともなくなった。
【0007】
【実施例】図1は、本考案のボール弁の要部を示す断面
図である。図2は本考案の弁体と弁軸との嵌合部分を示
す部分拡大断面図で、図3は同、側面断面図である。図
1において、1は弁箱で、ボール弁の本体を構成する。
2は弁体で、流体通路3を有し、弁箱1の内部に装填さ
れ弁座で支持されている。この流体通路3の開孔軸に直
交する方向で弁体の上端に切欠溝4を設け、この切欠溝
4の底部で弁体2の回転軸方向へ円又は多角形の穴5を
設ける。6は弁座で、弁体2を支持し、弁体とのシール
性を保持すると共に弁箱1との間のシール性を保持して
いる。
【0008】7は弁軸で、弁軸の回転を弁体2に伝え、
弁の開閉ができるようになっている。この弁軸7の下方
端には、弁体2の切欠溝4に嵌合する係合部8と、この
係合部8の先端に弁体2の穴5に挿入可能な円又は多角
形の突出部9とが設けられている。弁体2と弁軸7との
嵌合構造は、弁体2の切欠溝4に弁軸7の係合部8を嵌
合すると共に、弁体2の穴5へ弁軸7の突出部9を挿入
するように係合する構造とする。この突出部9と穴5と
の間には弁体2の移動を規制する隙間(図2において、
Aで示す。)を設ける。
【0009】この隙間Aを設けることにより、弁体2が
流体通路3を閉の状態とした時に、弁体のフローティン
グが規制される。すなわち、弁体がフローティングをす
るのに必要な量の隙間とし、弁体が流体圧力により回転
移動しても、切欠溝4が弁座6に当たらない範囲に設計
した。従って、弁座6が摩耗して弁体2がフローティン
グしても切欠溝4が弁座6に当たることがなく、弁座に
傷をつけることもない。
【0010】
【考案の効果】弁体の穴と弁軸の突出部との間に隙間を
設けたことにより、弁体のフローティングに必要な量の
移動が可能で、かつ、弁体の切欠溝が弁座に当たらない
範囲の回転ができるので、弁座を傷つけることなく、シ
ール性を保持することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すボール弁の要部断面図
【図2】本考案の弁軸と弁体との嵌合部を示す部分拡大
断面図
【図3】同、側面断面図
【図4】従来のフローティング形のボール弁の弁軸と弁
体との嵌合部を示す一部断面図
【図5】同、一部断面図
【符号の説明】
2 弁体 4 切欠溝 5 穴 7 弁軸 8 係合部 9 突出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 5/06

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フローティング形ボール弁において、 弁体内の流体通路の開孔軸方向に直交する方向で、弁体
    の上端に切欠溝を設け、この切欠溝の底部で弁体の回転
    軸方向へ円又は多角形の穴を設け、 弁軸の下方端には前記弁体の切欠溝に嵌合する係合部を
    設け、この係合部の先端に前記弁体の穴に挿入可能な円
    又は多角形の突出部を設け、 前記弁体の切欠溝に弁軸の係合部を嵌合すると共に弁体
    の穴へ弁軸の突出部を挿入するように係合し、この突出
    部と穴との間に弁体のフローティングに必要な量の移動
    を可能とする間隙を設けたことを特徴とするボール弁の
    弁体と弁軸との嵌合構造。
JP1993012091U 1993-03-18 1993-03-18 ボール弁の弁体と弁軸との嵌合構造 Expired - Lifetime JP2606245Y2 (ja)

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