JP2604990Y2 - 流量調整機構付ボール弁 - Google Patents

流量調整機構付ボール弁

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JP2604990Y2
JP2604990Y2 JP1992017649U JP1764992U JP2604990Y2 JP 2604990 Y2 JP2604990 Y2 JP 2604990Y2 JP 1992017649 U JP1992017649 U JP 1992017649U JP 1764992 U JP1764992 U JP 1764992U JP 2604990 Y2 JP2604990 Y2 JP 2604990Y2
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Japan
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ball valve
flow path
flow
flow rate
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JP1992017649U
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JPH0579139U (ja
Inventor
英樹 横本
Original Assignee
日興特殊バルブ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、流体流路中に取付けら
れる流量調整機構付ボール弁に関し、さらに詳しくは、
ボール弁の改善技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ボール弁は、全閉全開が容易で且つ短時
間に確実に行えるが、流量調整が難しいために、全閉
後、再度流路を開き全閉前の流量に再現するのに時間を
要していた。これを解決する技術として、例えば、バル
ブを直列に2台流路に取り付け、1台は流路の開閉専用
に、他の1台は流量調整専用に使用していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のボール弁は、ボ
ール状の弁を90°程度回転することにより、容易に全
閉全開が可能であるが、少しの回転でも開度が大きく変
化する為、一般の仕切弁・玉形弁などに比べると流量調
整が難しく、且つ、水撃が発生しやすいという問題があ
った。
【0004】又、ボール弁は、仕切弁・玉形弁などと同
様に、弁部の開度で流量調整を行い長年使用している
と、シール部分にキャビテーションによるエロージョン
が発生し、シール部分の機能が低下することにより全閉
時に漏れが発生するという問題もあった。本考案は、流
量調整の容易化、及び、全閉後再度流路を開いた時の流
量再現性の確保、並びに、水撃作用の防止、又エロージ
ョンによるボール弁シール機能の低下を防止して弁の長
寿命化を図ると共に狭い場所でも設置可能な流量調整機
構付ボール弁を提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上述の問題点
を解決するものであり、次の技術手段を採った、すなわ
ち、 (1)流路方向に延びる溝を設けたボールを流路方向と
交わる方向を回動軸として回動させ流路を開閉するボー
ル弁と、 (2)該溝内に、該流路方向と該回動軸の延びる方向と
の双方に対し交わる方向に挿入量自在に挿され該溝の
開口を制限する流路調整部材とを備えたことを特徴とす
る流量調整機構付ボール弁である。
【0006】
【作用】本考案のボール弁は上述のように構成されてい
るので、ボール弁自体の流路開閉機能と、流路の開口の
大きさを定める流量調整機能とが互いに独立しており、
これにより次のような作用がある。 (a)きめの細かい流量の調節ができる。 (b)ボール弁のシ−ル部分での開度を変えることなく
流量調整部材のみで流量調整が可能となるので、エロー
ジョンが発生するのはボール弁のシ−ル機構部ではなく
なり、長年使用してもボール弁シ−ル機能の長期確保を
図ることができる。 (c)ボール弁を急に開閉しても給水系への水撃作用が
発生しない範囲に流量を調整することが可能となる。 (d)ボールを回動させる回動軸の方向と流路調整部材
を挿入する方向が異なるため、弁の自動開閉のための駆
動装置と流動調整のための駆動装置を互いに独立に設置
することが可能であり、したがってそれらの駆動装置を
本考案のボール弁に容易に取り付けることができる。 (e)ボールを回動させる方向と流路調整部材を挿入す
る方向が異なるため、流路調整部材を交換する必要を生
じたときに、ボールを閉状態に回動しておくことによ
り、その流路調整部材を容易に交換することができる。
【0007】
【実施例】本考案の実施例を図面を参照して説明する。
図1〜図3は、本考案の一実施例の流路開時の説明図で
あり、図1は、流路に直交する方向の断面図、図2は流
路に沿った方向の断面図である。また、図3は、流路調
整棒とボール弁とを取り出して示した、流路方向からみ
た図(a)及び流路と直交する方向からみた図(b)で
ある。これらの図に示すように、ボール弁7はボールに
U字形溝14を形成し、流路に対して垂直に設けられた
ボール弁開閉軸10を回動させ流路を開閉するよう構成
されている。
【0008】流量調整棒1はOリング4を介して弁本体
3に挿着されており、所定の位置でロックナット2によ
りロックされている。ロックナット2を緩めると流量調
整棒1はU字形溝14内への挿入量を調整でき、U字形
溝14の開口を制限して流量をボール弁7による流路の
開閉とは独立して調節することができる。図4〜図6
は、図1の流路を閉とした状態の図であり、それぞれ図
1〜図3に対応する。ハンドル8を図1の状態(ハンド
ル8は図に隠れて見えない)から手前に90度引起こす
と、U字形溝14は90度回転し、丁度U字形溝14の
底裏部14aで流路を閉じるようになっている。
【0009】
【考案の効果】本考案は、上述のように構成されている
ので、次のような優れた効果を奏する。ボール弁自体の
流路開閉機能と、流路の開口の大きさを定める流量調整
機能とが互いに独立となり、ボール弁に流量調整棒を取
付けることにより流量調整は、流量調整棒で行うことが
可能であり且つ、ボール弁を全閉全開で使用すれば、全
開時の流量調整棒による流路の開度を常に一定に確保で
きるため、流路を開いた後の流量調整が不要となる。従
って、流量再現性がある。
【0010】また、流量調整棒をボール弁の中央部に取
り付けることにより、ボール弁のシール部分での開度を
変えることなく流量調整が可能となり、エロージョンが
発生するのは、流量調整棒とボール弁の中央部になるた
め、ボール弁シール機構を痛めることなく長期にわたり
シール性を確保することができ、弁の長寿命化を図るこ
とができる。
【0011】さらに、ボール弁内の流量調整棒により、
ボール弁を急激に開閉しても水撃作用が発生しない範囲
に流量を調整することが可能となる
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の流路開時の説明図であり、
流路と直交する方向の断面図である。
【図2】本考案の一実施例の流路開時の説明図であり、
流路方向の断面図である。
【図3】本考案のボール弁の弁開時の説明図であり、流
路調整棒とボール弁とを取り出して示した、正面図
(a)、及び側面図(b)である。
【図4】本考案の一実施例の流路閉時の説明図であり、
流路と直交する方向の断面図である。
【図5】本考案の一実施例の流路閉時の説明図であり、
流路方向の断面図である。
【図6】本考案のボール弁の弁閉時の説明図であり、流
路調整棒とボール弁とを取り出して示した、正面図
(a)及び側面図(b)である。
【符号の説明】
1 流量調整棒 2 ロックナット 3 本体 4 Oリング 5 配管継手部 6 ボール弁シール用ガスケット 7 流路開閉用ボール弁 8 ハンドル 9 ナット 10 ボール弁開閉軸 11 パッキン 12 Oリング 13 パッキン 14 U字形溝 14a 底裏部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路方向に延びる溝を設けたボールを流
    路方向と交わる方向を回動軸として回動させ流路を開閉
    するボール弁と、該溝内に、該流路方向と該回動軸の延
    びる方向との双方に対し交わる方向に挿入量自在に挿
    され該溝の開口を制限する流路調整部材とを備えたこと
    を特徴とする流量調整機構付ボール弁。
JP1992017649U 1992-03-30 1992-03-30 流量調整機構付ボール弁 Expired - Lifetime JP2604990Y2 (ja)

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JPH0579139U JPH0579139U (ja) 1993-10-26
JP2604990Y2 true JP2604990Y2 (ja) 2000-06-12

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JPH03157571A (ja) * 1989-11-15 1991-07-05 Maezawa Kiyuusou Kogyo Kk ボール止水栓

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JPH0579139U (ja) 1993-10-26

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