JPH06243015A - 共用データ管理システム - Google Patents

共用データ管理システム

Info

Publication number
JPH06243015A
JPH06243015A JP5029106A JP2910693A JPH06243015A JP H06243015 A JPH06243015 A JP H06243015A JP 5029106 A JP5029106 A JP 5029106A JP 2910693 A JP2910693 A JP 2910693A JP H06243015 A JPH06243015 A JP H06243015A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
master file
updated
data processing
update
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5029106A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Seki
武夫 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP5029106A priority Critical patent/JPH06243015A/ja
Publication of JPH06243015A publication Critical patent/JPH06243015A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業効率を低下することなく、共用データの
同時更新時に合理的な登録処理を行なう。 【構成】 ホスト装置1は、ネットワークを介してワー
クステーション2A,2Bに接続されている。ワークス
テーション2A,2Bでは、マスタファイル11から複
製したデータを用いて処理がなされる。データ世代管理
部13は、ワークステーション2A,2Bとのデータの
送受信に従い、マスタファイル11にワークステーショ
ン2A,2Bにおいて処理されたデータを更新登録・分
岐登録を行なう。又、データ世代管理部13は、マスタ
ファイル11にデータを分岐登録した場合、マスタデー
タ表11a、及び分岐関係管理部12の分岐関係管理表
へ分岐登録に関係する情報を登録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マスタデータを複製
して分散し、共同作業を行なう際、同一のデータに対し
て複数のデータ更新が発生した場合のデータ統合化に適
用される共用データ管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワーク上で複数のデータ処
理端末を用いて共同作業を行なう場合、ホストコンピュ
ータのマスタファイルから同一データを複数のオペレー
タが複製して共用する。このような共用データは、各デ
ータ処理端末上で処理が施された後に更新される。
【0003】オペレータは、データ処理端末上で更新し
たデータをマスタファイルに反映させるため、データ処
理端末からホストコンピュータに更新要求を出力する。
ホストコンピュータは、更新要求を受け取ると、更新要
求元のデータ処理端末のデータ内容にマスタファイルの
データを更新する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の方
法ではホストコンピュータは、データ処理端末から更新
要求を受け取ると無条件にマスタファイルのデータを更
新する。このため、複数のデータ処理端末から同時に更
新要求が送られた場合、先に更新されたデータ内容が最
終的に更新されたデータ内容に反映されない。
【0005】このような問題を解決するため、共用デー
タに対する更新要求がデータ処理端末から同時に発行さ
れた時に、一つのデータ処理端末にのみその参照を許
し、その共用データが使用されている時間は他のデータ
処理端末が共用データを使用することを禁止する排他的
制御がある。しかし、この排他制御では複数のデータ処
理端末が同時にデータを参照できないので共同作業とし
ての作業効率が低下する。実際には、マスタファイルか
ら複製した共同データを処理し、再びマスタファイルに
戻すまで長時間費やされる場合があり、共同作業を行な
う上で不都合である。
【0006】この発明は前記実情に鑑みてなされたもの
で、排他的制御を用いることなく共用データを複製で
き、作業効率を低下することなく、共同データの同時更
新における各更新データを有効に登録し、統合化のため
の処理を実現し得る共用データ管理システムを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る共用デー
タ管理システムは、ホスト装置に設けられたマスタファ
イルを複数のデータ処理端末によって共用するコンピュ
ータシステムの共用データ管理システムであって、各デ
ータ処理端末によって更新されたデータ内容が前記マス
タファイルに反映されるように、前記各データ処理端末
からの要求に従って前記マスタファイルのデータを更新
する手段と、データ処理端末から更新を要求された前記
マスタファイル内のデータが既に更新されていることを
検出し、別の更新データとして登録する手段とを具備す
ることを特徴とする。
【0008】更に、この発明に係る共用データ管理シス
テムは、前記別の更新データとして登録する際、更新を
要求したマスタファイル内のデータが既に更新されてい
ることを更新要求元のデータ処理端末に通知する手段を
具備することを特徴とする。
【0009】又、この発明に係る共用データ管理システ
ムは、ホスト装置に設けられたマスタファイルを複数の
データ処理端末によって共用するコンピュータシステム
の共用データ管理システムであって、各データ処理端末
からのマスタファイル更新要求に応答し、更新するマス
タファイルのデータ内容が既に更新されたことを検出す
る手段と、この手段により既に更新するマスタファイル
内のデータ内容が既に更新されていたことが検出された
場合、既に登録されたマスタファイルの更新データとは
別の更新データとして登録し、更新要求元のデータ処理
端末に前記別の更新データとして登録したことを通知す
る手段と、前記検出手段により既に更新したファイルが
検出されなかった場合、データ処理端末によって更新さ
れたデータ内容が前記マスタファイルに反映されるよう
に前記マスタファイルを更新する手段とを具備すること
を特徴とする。
【0010】又、この発明に係る共用データ管理システ
ムは、ホスト装置に設けられたマスタファイルを複数の
データ処理端末によって共用するコンピュータシステム
の共用データ管理システムであって、前記マスタファイ
ルに格納された任意のデータに対し、複数のデータ処理
端末から更新要求がある場合、各々別の更新データとし
て登録し、複数のデータ処理端末から更新要求があるこ
とを更新要求元の各データ処理端末に通知する手段を具
備することを特徴とする。
【0011】
【作用】マスタファイルを有するホスト装置と複数のデ
ータ処理端末とによるネットワークにおいて、オペレー
タは各自の操作するデータ処理端末にマスタファイルか
ら必要なデータを複製し、処理作業を行なう。オペレー
タは更に、データ処理端末上で更新した処理内容をマス
タファイルに反映させるため、ホスト装置にデータ更新
を要求する。
【0012】ホスト装置は、マスタファイルにおいて更
新要求されたデータが既に他のデータ処理端末からの更
新要求により更新されていることを検出し、既に更新登
録されたデータとは別に更新データとして登録する。こ
れにより、先に更新されたデータ内容を取り消すことな
くデータを登録できる。一方、更新要求されたデータが
他のデータ処理端末によって更新されていない時、デー
タ処理端末において更新されたデータ処理内容をマスタ
ファイルに反映させるように、マスタファイルのデータ
を更新する。
【0013】更に、既に更新登録されたデータとは別に
更新データとして登録する際、更新要求元のデータ処理
端末に更新要求したデータが既に更新されていることを
通知する。これにより、データ処理端末から更新要求を
出力したオペレータは、既に他のデータ処理端末を操作
するオペレータによってマスタファイルのデータが更新
されていることが分かり、統合化のためのデータ処理を
行なうことができ、作業の効率化が図れる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例を
説明する。この発明の共用データ管理システムに係るネ
ットワーク構成を図1に示す。図1に示されるように、
ホスト装置1は、LAN(ローカル・エリア・ネットワ
ーク)等のネットワークを介して複数のデータ処理端
末、但し同実施例は2つのワークステーション2A,2
Bに接続されている。
【0015】ホスト装置1は、マスタファイル11、分
岐関係管理部12、及びデータ世代管理部13を有して
いる。マスタファイル11は、共同作業の際に元となる
マスタデータを格納し、更にこれらマスタデータの更新
状況をマスタデータ表11aを用いて格納している。マ
スタデータ表11aには、マスタファイル11に登録さ
れる各データのデータ名name、データを一意に識別
するための識別番号id、及びデータの世代を表す番号
revがテーブル形式で登録される。
【0016】分岐関係管理部12は、マスタデータ表1
1aのid及びrevを用いて分岐先元データと分岐先
データに関する情報をテーブル形式で格納している。デ
ータ世代管理部13は、ネットワーク上に接続されたワ
ークステーション2A,2Bとのデータの送受信に基づ
いてマスタファイル11、分岐関係管理部12に格納さ
れた情報の制御を司る。
【0017】各ワークステーション2A,2Bは、マス
タファイル11から必要なデータを複製し(以下、複製
されたデータをローカルデータを称する)、このローカ
ルデータを各々ローカルデータ表21A,21Bを用い
て管理する。ローカルデータ表21A,21Bには、各
ローカルデータに対してデータ名name、データを一
意に識別するための識別番号id、データの世代を表す
番号rev、及びローカルデータ上での更新有無を示す
フラグflagがテーブル形式で登録されている。
【0018】上述したネットワーク構成における共同作
業は、各ワークステーション2A,2Bのオペレータが
ローカルデータを用いて設計等の処理を施し、このロー
カルデータを更新した後にマスタファイル11のマスタ
データを更新することにより行なわれる。
【0019】次に同実施例の動作を説明する。共同作業
を実行する前の初期状態では、図1に示されるようにワ
ークステーション2A,2Bにローカルデータは存在せ
ず、更に分岐関係管理部12にも分岐関係に関するデー
タは格納されていない。一方、マスタファイル11には
data1 という名前のマスタデータが格納されてお
り、マスタデータ表11aにはこのdata1 がid=
1,rev=1であることが示されている。
【0020】次にワークステーション2A,2Bがオペ
レータの操作により各々マスタファイル11からid=
1,rev=1のdata1 を複製し、ローカルデータ
として格納した場合、各ワークステーション2A,2B
のローカルデータ表21A,21Bには、id=1、r
ev=1,name=data1 の情報が格納される。
この状態を図2に示す。
【0021】図2に示される状態から各ワークステーシ
ョン2A,2Bのオペレータによりdata1 に対して
処理が施され、各ローカルデータにおいて更新がなされ
ると、ローカルデータ表21A,21Bの更新有無を示
すフラグが立つ(flag=Y)。この状態を図3に示
す。
【0022】更新有無を示すフラグは、revの更新を
管理するためのフラグであり、図3に示す場合では、r
ev=1に対して更新が行なわれ、後述するようにマス
タファイル11に格納されたマスタデータを更新する時
に,rev=2となることを示している。
【0023】次に、ローカルデータにおいて更新された
データ内容をマスタファイル11のマスタデータに反映
される処理、及び分岐データとしてマスタファイル11
に登録する処理を図4のフローチャートを用いて説明す
る。
【0024】ホスト装置1のデータ世代管理部13は、
接続されたデータ処理端末(ワークステーション2A,
2B)からマスタファイル11のマスタデータの更新要
求を受けると更新要求元のデータ処理端末からRW (i
d1 ,rev1 )を入力する(ステップS1,S3)。
ここで、レコードRW (id1 ,rev1 )は、id=
id1 ,rev=rev1 のローカルデータであること
を示す。
【0025】次にデータ世代管理部13は、マスタファ
イル11のマスタデータ表11aを参照してRH (id
1 ,(rev1 +1))が登録されているか検出する
(ステップS5)。レコードRH (id1 ,(rev1
+1))は、id=id1 ,rev=rev1 +1のマ
スタファイル11のマスタデータであることを示す。ス
テップS5においてRH (id1 ,(rev1 +1))
が登録されていな場合、データ処理端末から入力したR
W (id1 ,rev1 )をRH (id1 ,(rev1 +
1))としてマスタファイル11に登録する(ステップ
S7)と同時にマスタデータ表11aに登録したデータ
のid,rev,及びneme(id1 ,rev1 +
1,name)を登録する。この後データ世代管理部1
3は、次の指示を待つ(ステップS15)。
【0026】ステップS5においてマスタファイル11
に既にRH (id1 ,(rev1 +1))が登録されて
いた場合、データ世代管理部13は、更新要求元のデー
タ処理端末に、更新を要求したマスタファイルのデータ
が既に他のデータ処理端末によって更新されていること
を通知する(ステップS9)。尚、通知方法としては、
データ処理端末のディスプレイにメッセージを表示する
等の方法がある。
【0027】データ世代管理部13は、更新要求元のデ
ータ処理端末に通知を行なった後、入力したデータに対
して新しいid(id2 )を発番してrevを初期値r
ev2 =1とし、即ちRH (id2 ,rev2 )として
マスタファイル11に分岐登録する。又、同時にマスタ
データ表11aに登録したデータのid,rev,及び
neme(id2 ,rev2 ,name)を登録する
(ステップS11)。これにより、データ処理端末より
入力されたRW (id1 ,rev1 )はRH (id1 ,
rev1 )の分岐データとして登録されたことになる。
【0028】データ世代管理部13は、ステップS11
において分岐登録を行なうと分岐関係管理部13に分岐
関係B(id1 ,rev1 ,id2 ,rev2 )を登録
する(ステップS13)。但し、レコードB(id1 ,
rev1 ,id2 ,rev2)はRH (id1 ,rev1
)からRH (id2 ,rev2 )への分岐を示す。デ
ータ世代管理部13は、分岐登録が終了した後、次の指
示待ちとなる(ステップS15)。
【0029】次に、前述したフローチャートに基づき更
新登録の具体的な処理を説明する。前記図3に示される
ような状態において、例えば、ワークステーション2A
において更新されたdata1 の内容をマスタファイル
11のマスタデータに反映する場合、ワークステーショ
ン2Aからホスト装置1にマスタファイル11の更新要
求が送られ、更にワークステーション2A上で処理が施
されたdata1 がチェックイン、即ちホスト装置1に
送られる(図4,ステップS1,S3)。
【0030】ワークステーション2A上で更新されたd
ata1 を入力したデータ世代管理部13は、マスタフ
ァイル11のマスタデータ表11aを参照してマスタフ
ァイル11にid=1,rev=2,name=dat
a1 のデータが登録されているか検出する(図4,ステ
ップS5)。マスタデータ表11aにはid=1,re
v=1,name=data1 が登録されているだけな
ので入力したid=1,rev=1のdata1 をid
=1,rev=2のdata1 としてマスタファイル1
1に登録する(ステップS7)。又、マスタデータ表1
1aには、更新登録されたdata1 に対するid=
1,rev=2が登録される。
【0031】一方、データ処理端末2Aは、ワークステ
ーション2A上で更新したid=1,rev=1のda
ta1 の内容がマスタファイル11に登録されると、ロ
ーカルデータ上のid=1,rev=1のdata1 と
ローカルデータ表21A内の情報を削除する。
【0032】以上の各処理がなされた後の状態を図5に
示す。同図に示されるようにマスタデータ表11aに
は、マスタファイル11に更新登録されたデータに関す
る情報id=1,rev=2,及びname=data
1 が登録される。又、ワークステーション2Aのローカ
ルデータ表21Aに登録されていたdata1 に関する
情報は削除される。
【0033】尚、同実施例においては、前述したように
revの更新が、ローカルデータをマスタファイル11
のマスタデータに反映する際になされているが、ローカ
ルデータが変更された時点でこのrevを変更する方式
も考えられる。例えば、ワークステーション2Aにおい
てid=1,rev=1のローカルデータdata1が
更新された場合、ローカルデータ表21Aに示されいる
rev=1は、rev=2に更新される。この方式を適
用する場合、更新有無を示すフラグflagは、ローカ
ルデータにおける2回目以降のデータ更新によってre
vが更新されることを禁止するために用いられる。
【0034】次に、前記図4のフローチャート、及び図
6のシステム構成図を参照して分岐登録処理について説
明する。例えば、前記図5に示されるようなシステム状
態において、ワークステーション2B上で更新されたd
ata1 をマスタファイル11のマスタデータに反映す
る場合、データ世代管理部13にワークステーション2
Bからマスタファイル11の更新要求が送られ、id=
1,rev=1のdata1 が入力される(ステップS
1,S3)。
【0035】ワークステーション2B上で更新されたi
d=1,rev=1のdata1 を入力したデータ世代
管理部13は、マスタファイル11のマスタデータ表1
1aを参照してマスタファイル11にid=1,rev
=2のdata1 が登録されているか検出する(図4,
ステップS5)。前記図5のマスタデータ表11aに示
されるように、id=1,rev=1のdata1 は既
に更新されてid=1,rev=2のdata1 が登録
されている(図4,ステップS5,YES)。
【0036】従ってデータ世代管理部13は、更新要求
元であるワークステーション2Bに更新を要求したマス
タファイルのデータが既にワークステーション2Aから
の更新要求によって更新されていることをディスプレイ
表示等の手段を用いて通知する(図4,ステップS
9)。
【0037】データ世代管理部13は、更新要求元のワ
ークステーション2Bに更新状況を通知した後、入力し
たid=1,rev=1のdata1 に対して新しいi
d=2を発番し、rev=1とする。即ち、id=2,
rev=1のdata1 としてマスタファイル11に登
録し、同時にマスタデータ表11aにid=2、rev
=1、name=data1 を登録する(ステップS1
1)。
【0038】データ世代管理部13は、分岐登録を終了
すると分岐関係管理部13に分岐元データがid=1,
rev=1、分岐先データがid=2,rev=1であ
ることを図6に示されるようにテーブル形式で登録する
(ステップS13)。分岐関係管理表ステップS13の
後、データ世代管理部13は次の指示待ちとなる(ステ
ップS13)。
【0039】前記ステップS9において更新を要求した
マスタデータが既にid=1、rev=2のdata1
によって更新されたことが通知されると、ワークステー
ション2Bを操作するオペレータは、分岐登録されたi
d=2、rev=1のdata1 との統合作業を実行す
る。この場合、必要であればワークステーション2Bの
オペレータは、ワークステーション2Aのオペレータと
の相談の上で統合作業を行なったり、場合によってはワ
ークステーション2Aのオペレータ、又は第三者が統合
作業を行なう。統合されたdata1 は、id=1、r
ev=3としてマスタファイル11に登録される。又、
マスタデータ表11aには、id=1、rev=3,n
ame=data1 のデータが登録される。以上の統合
作業が終了した状態を図7に示す。
【0040】尚、統合作業が終了した後、統合作業にお
ける途中結果としてのデータ、即ちid=1、rev=
2のdata1 やid=2、rev=1のdata1 が
マスタファイル11に、分岐元のデータがid=1、r
ev=1で分岐先のデータがid=2、rev=1であ
ることを示す情報が分岐関係管理部12に登録されたま
まである。これらのデータは、統合作業が終了した段階
で削除しても良い。分岐登録したデータを一時的な途中
結果のデータとみなして削除し、更に分岐関係を示すデ
ータを削除すると図8に示すようになる。
【0041】このように統合作業後にマスタファイル1
1のいずれのデータを途中結果のデータとみなして削除
し、いずれのデータを残すかはシステム管理者の管理方
針やマスタファイル11のデータ容量に依る。又、分岐
データの統合作業をまとめて行なうとき(例えば、バッ
チ処理)、分岐関係管理部12に格納された分岐関係管
理表を参照することにより分岐登録のあるデータを容易
に検索することができる。
【0042】又、分岐データの統合は、ホスト装置1に
おいても、ワークステーション2A,2Bのいずれの処
理装置においても実施することが可能である。ワークス
テーション2A,2Bのいずれかの処理装置において実
施する場合、図9に示されるようにマスタデータ表11
aに排他制御のためのロックフラグを設ける。これによ
り、分岐データの統合処理を行なう際、関係するデータ
のロックフラグを立て(lockflag=Y)、他の
データ処理端末によって複製されないようにする方が実
際の統合作業には有効である。
【0043】尚、同実施例では、ネットワークに2つの
データ処理端末が接続された場合を説明したが、2つ以
上の複数のデータ処理端末が接続されていても全く同様
な制御が可能である。
【0044】尚、同実施例では、マスタデータ表11
a、分岐関係管理表、ローカルデータ表21A,21B
において表形式でデータを示したが、表形式のデータ構
造を使用することはこの発明にとって本質的なことでは
なく、必ずしもこの表形式を使用する必要は無い。例え
ば、ポインタを使用したリスト形式のデータ構造等を利
用することが可能であり、何らかの形式でデータの複数
世代と分岐世代を示すことができれば良い。
【0045】又、この発明は、複数のオペレータにより
実施される共同作業を支援するシステム一般に適用する
ことができるので、例えば、グループによる設計作業、
会議、教育等を支援するシステムに適用することができ
る。
【0046】
【発明の効果】以上詳記したようにこの発明によれば、
共同作業により発生した共用データの同時更新におい
て、最初に更新要求され、更新登録されたデータを正式
な後継世代のデータとして扱い、2番目以降の更新要求
に係るデータを分岐世代として登録し、更新要求元に分
岐登録をしたことを通知することにより、先に更新され
たデータ内容が無効になることを防止できる。更に、同
時更新の統合化を分岐世代の操作として行なえる。又、
排他制御を行なうことなくローカルデータを作成・更新
できるので、作業効率の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る共用データ管理シス
テムの構成、及びこの共用データ管理システムを含むネ
ットワーク構成を示すブロック図。
【図2】同実施例において各ワークステーションがロー
カルデータを作成した状態を示す図。
【図3】同実施例において各ワークステーション上でロ
ーカルデータの更新が行なわれた状態を示す図。
【図4】同実施例の共用データ管理システムにおけるマ
スタファイルに更新・分岐登録をするための処理を説明
するためのフローチャート。
【図5】同実施例においてワークステーションの要求に
よりマスタファイルが更新された状態を示す図。
【図6】同実施例においてワークステーション上で処理
されたデータがマスタファイル上に分岐登録された状態
を示す図。
【図7】同実施例において統合作業がなされた後の状態
を示す図。
【図8】同実施例において統合作業後に不要とされたデ
ータ及び情報が削除された状態を示す図。
【図9】同実施例においてマスタデータ表に排他制御の
ためのフラグを追加した図。
【符号の説明】
1…ホスト装置、2A,2B…ワークステーション、1
1…マスタファイル、11a…マスタデータ表、12…
分岐関係管理表、13…データ世代管理部、21A,2
1B…ローカルデータ表。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスト装置に設けられたマスタファイル
    を複数のデータ処理端末によって共用するコンピュータ
    システムの共用データ管理システムにおいて、 各データ処理端末によって更新されたデータ内容が前記
    マスタファイルに反映されるように、前記各データ処理
    端末からの要求に従って前記マスタファイルのデータを
    更新する手段と、 データ処理端末から更新を要求された前記マスタファイ
    ル内のデータが既に更新されていることを検出し、別の
    更新データとして登録する手段とを具備することを特徴
    とする共用データ管理システム。
  2. 【請求項2】 前記別の更新データとして登録する際、
    更新を要求したマスタファイル内のデータが既に更新さ
    れていることを更新要求元のデータ処理端末に通知する
    手段を具備することを特徴とする請求項1記載の共用デ
    ータ管理システム。
  3. 【請求項3】 ホスト装置に設けられたマスタファイル
    を複数のデータ処理端末によって共用するコンピュータ
    システムの共用データ管理システムにおいて、 各データ処理端末からのマスタファイル更新要求に応答
    し、更新するマスタファイルのデータ内容が既に更新さ
    れたことを検出する手段と、 この手段により既に更新するマスタファイル内のデータ
    内容が既に更新されていたことが検出された場合、既に
    登録されたマスタファイルの更新データとは別の更新デ
    ータとして登録し、更新要求元のデータ処理端末に前記
    別の更新データとして登録したことを通知する手段と、 前記検出手段により既に更新したファイルが検出されな
    かった場合、データ処理端末によって更新されたデータ
    内容が前記マスタファイルに反映されるように前記マス
    タファイルを更新する手段とを具備することを特徴とす
    る共用データ管理システム。
  4. 【請求項4】 ホスト装置に設けられたマスタファイル
    を複数のデータ処理端末によって共用するコンピュータ
    システムの共用データ管理システムにおいて、 前記マスタファイルに格納された任意のデータに対し、
    複数のデータ処理端末から更新要求がある場合、各々別
    の更新データとして登録し、複数のデータ処理端末から
    更新要求があることを更新要求元の各データ処理端末に
    通知する手段を具備することを特徴とする共用データ管
    理システム。
JP5029106A 1993-02-18 1993-02-18 共用データ管理システム Pending JPH06243015A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5029106A JPH06243015A (ja) 1993-02-18 1993-02-18 共用データ管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5029106A JPH06243015A (ja) 1993-02-18 1993-02-18 共用データ管理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06243015A true JPH06243015A (ja) 1994-09-02

Family

ID=12267089

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5029106A Pending JPH06243015A (ja) 1993-02-18 1993-02-18 共用データ管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06243015A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08272723A (ja) * 1995-03-30 1996-10-18 Canon Inc 情報処理方法及び装置
JP2001297073A (ja) * 2000-04-14 2001-10-26 Nec Corp 共有データ変換システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08272723A (ja) * 1995-03-30 1996-10-18 Canon Inc 情報処理方法及び装置
JP2001297073A (ja) * 2000-04-14 2001-10-26 Nec Corp 共有データ変換システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008186478A (ja) コンピュータが実行可能なワークフロー制御システム
BR112020000567A2 (pt) método para definir o processo de aprovação baseado em campos de base
JPH04236647A (ja) コンピュータシステム・コンプレックス及びその操作方法
JPH0468470A (ja) Cadシステム
JPH06243015A (ja) 共用データ管理システム
JPH07287688A (ja) 動的アクセス権変更方法及び動的アクセス権変更装置
JP3970524B2 (ja) 複数オペレーション間の排他制御方法
JPH08227453A (ja) 分散画像編集システム
JPH0991234A (ja) ワークフローシステム
JP3371436B2 (ja) 画面表示制御方法
JP2000251004A (ja) 文書管理方法および文書管理装置並びに文書管理システムおよび文書管理プログラムを格納した記録媒体
JP2629330B2 (ja) データ更新コミット処理方式
JP2001175522A (ja) 排他制御方法及びシステム
JPH06139208A (ja) 共用データ管理システム
JPH05303505A (ja) データ参照・更新方式
JP2003216820A (ja) 現金要求受付システム及びその制御用プログラム
JPH04302040A (ja) 電子計算機システム
JPH02133845A (ja) 二重化補助記憶装置
JPH04158463A (ja) 疎結合システムにおけるデリバリ出力制御方式
JPS6063674A (ja) ローカル・エリア・ネツトワーク・システムにおけるフアイル検索方式
JPH05233336A (ja) オンラインシステムにおける排他制御方式
JPH1131115A (ja) 多地点分散端末制御方法
JPH02272659A (ja) 端末属性情報の一元的定義・管理方式
JPH0869441A (ja) 複合データ入出力管理システム
JPH038045A (ja) 配布情報管理システム