JPH04302040A - 電子計算機システム - Google Patents

電子計算機システム

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JPH04302040A
JPH04302040A JP3065892A JP6589291A JPH04302040A JP H04302040 A JPH04302040 A JP H04302040A JP 3065892 A JP3065892 A JP 3065892A JP 6589291 A JP6589291 A JP 6589291A JP H04302040 A JPH04302040 A JP H04302040A
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Japan
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computer
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JP3065892A
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Inventor
Hisanao Ito
久直 伊藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の電子計算機が
結合されて成り、これら電子計算機にデータベースが分
散配置された電子計算機システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、データベースを複数の電子計算機
に分散して管理する分散型データベースが普及し、従来
大型機で動いていたデータベース管理システムがオフィ
スコンピュータやミニコンピュータ、さらにはワークス
テーション等に採用されることにより、それら各種コン
ピュータのデータベース間で通信が実行されている。
【0003】この分散型データベースは、データの分散
配置によって安全性の増大等のメリットがある。特に、
複数の電子計算機に一部重複してデータベースを分散配
置した場合には、特定の計算機が故障しても他の計算機
のデータベースを利用できるので、さらに安全性を向上
させることができる。
【0004】しかしながら、このようにデータベースを
重複分散した場合には、そのデータベース間の整合性、
つまり同時更新に対するデータの一貫性を補償すること
が必要であり、そのための処理が複雑化する問題がある
【0005】従来では、その整合性確保のため、データ
ベースの更新が発生した計算機が他の計算機全てにその
更新内容をブロードキャストにより通知する方式が採用
されていた。
【0006】この場合、その更新を示すメッセージの多
発が招かれる。特に、複数の更新が発生した場合には、
1つの更新毎に他の計算機へのブロードキャストを順番
に実行しなければならないので、その制御が複雑化され
る問題があった。
【0007】また、更新内容を回覧によって通知する方
式も考えられているが、この場合には、もし回覧の発行
や中断を制御する計算機に故障が発生すると、同一の更
新内容が無限に回覧されてしまったり、計算機上で同一
内容の更新が何度も繰り返し実行されてしまう等の問題
が生じる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来では、データベー
スの更新内容を他の計算機に効率良く通知するのが困難
であると共に、障害に対する復旧対策が十分でないため
、データベースの整合性を十分に補償することができな
いという欠点があった。
【0009】この発明はこのような点に鑑みてなされた
もので、更新を示すメッセージを容易に他の全ての計算
機に伝達できるようにし、しかも障害復旧を効率良く実
行できるようにして、データベースの整合性確保のため
の処理の効率化および信頼性の向上を図ることができる
電子計算機システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】この発明は、
データベースを保有する複数の電子計算機間でメッセー
ジが回覧されるように各電子計算機それぞれに回覧経路
情報が割り当てられ、その経路情報に従って前記メッセ
ージが前記複数の電子計算機間で回覧される電子計算機
システムであって、前記各電子計算機は、自装置のデー
タベース更新情報を前記メッセージに乗せると共に、回
覧先の電子計算機毎にそのデータベース更新情報の反映
を指示する第1の指示情報またはそのデータベース更新
情報の廃棄を指示する第2の指示情報を、それぞれ前記
メッセージに付与する送信処理手段と、他の電子計算機
から回覧された前記メッセージを受信し、その受信メッ
セージに付加された自装置に対応する前記指示情報に従
って前記データベース更新情報の反映処理またはそのデ
ータベース更新情報を前記メッセージから外す廃棄処理
を実行し、反映処理実行後には自装置に対応する指示情
報を前記第1の指示情報から第2の指示情報に変更して
次装置に回覧する受信処理手段とを具備することを特徴
とする。
【0011】この電子計算機システムにおいては、複数
の計算機それぞれが回覧経路情報にしたがってメッセー
ジを伝送するので、そのメッセージは複数の計算機間で
回覧される。データベースの更新が発生した計算機はそ
の更新情報をメッセージに乗せると共に、そのメッセー
ジに更新情報の反映を示す指示情報を付加する。回覧さ
れたメッセージを受信した計算機は、データベース更新
情報を自装置のデータベースに反映する。したがって、
各計算機におけるデータベースの更新内容を、メッセー
ジの回覧によって他の計算機に効率良く通知することが
可能となる。
【0012】また、更新情報の反映処理が終了した電子
計算機は、次装置に対応する指示情報を反映から廃棄に
変更するので、同一メッセージが再びその電子計算機に
回覧されるとそこで回覧が中断される。したがって、同
一メッセージの無限回覧等の障害も未然に防止でき、デ
ータベースの整合性を十分に補償することができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。図1にはこの発明の一実施例に係わる電子計算
機システムのシステム構成が示されている。
【0014】この電子計算機システムは、複数の電子計
算機(P1〜P4)11〜14がバスまたはローカルエ
リアネットワークを介して結合されて構成されている。 これら電子計算機(P1〜P4)11〜14にはそれぞ
れ磁気ディスク装置21〜24が設けられている。磁気
ディスク装置21〜24にはデータベースが分散配置さ
れ、そのデータベースの一部は磁気ディスク装置21〜
24それぞれに重複して配置されている。
【0015】また、電子計算機11〜14には、回覧経
路情報格納部11a〜11dが設けられている。回覧経
路情報格納部11a〜11dに格納される回覧経路情報
には、電子計算機11〜14をリング状に結合してその
間でメッセージが回覧されるように、どの計算機からの
回覧を受取り、どの計算機にその回覧を渡すかを示す経
路情報、およびその回覧を回す全ての計算機名を示す計
算機情報が含まれている。
【0016】例えば、図1の例においては、電子計算機
(P1)11から電子計算機(P4)14の順でメッセ
ージが回覧されるように、電子計算機(P1)11には
回覧の受信先として電子計算機(P4)14が割り当て
られ、回覧の送信先として電子計算機(P2)12が割
り当てられている。
【0017】同様に、電子計算機(P2)12には、回
覧の受信先として電子計算機(P1)11が割り当てら
れ、回覧の送信先として電子計算機(P3)13が割り
当てられている。
【0018】また、電子計算機(P3)13には回覧の
受信先および送信先として電子計算機(P2)12およ
び電子計算機(P4)14がそれぞれ割り当てられ、電
子計算機(P4)14には、回覧の受信先および送信先
として電子計算機(P3)13および電子計算機(P1
)11がそれぞれ割り当てられている。
【0019】電子計算機11〜14の中でデータベース
の更新が発生した計算機は、その更新内容を示すデータ
ベース更新情報をメッセージに乗せる。この場合、その
メッセージには、回覧先の他の各電子計算機それぞれに
対応する指標情報が付与される。ここでは、電子計算機
11〜14の中で、1台の電子計算機が回覧発行元にな
り、他の3台の電子計算機が回覧先となるので、1つの
メッセージに3つの指標が付加される。
【0020】この指標情報は例えば3段階の情報から構
成され、ここでは、第1の指標“0”がデータベース更
新情報の反映を指示し、第2の指標“1”がデータベー
ス更新情報の廃棄を指示し、第3の指標“2”がデータ
ベース更新情報の反映禁止を指示するものとして割り付
けられている。
【0021】第1の指標“0”のメッセージを受け取っ
た電子計算機は、そのメッセージに含まれるデータベー
ス更新情報を自装置のデータベースに反映すると共に、
その第1の指標“0”を第2の指標“1”に変更する。
【0022】第2の指標“1”のメッセージを受け取っ
た電子計算機は、そのメッセージに含まれるデータベー
ス更新情報をそのメッセージから外して更新情報の回覧
を中断する。
【0023】第3の指標“2”のメッセージを受け取っ
た電子計算機は、そのメッセージに含まれるデータベー
ス更新情報を自装置のデータベースに反映せずに、その
第3の指標“2”を第2の指標“1”に変更する。
【0024】図1においては、電子計算機(P1)11
でデータベースの更新(情報Aを情報Bに更新)が発生
し、その電子計算機(P1)11が情報Aを情報Bに更
新したことを示す更新情報30を回覧する場合における
メッセージMの内容が示されている。
【0025】図示のように、メッセージMには、情報A
を情報Bに更新したことを示す更新情報30の他、電子
計算機(P2)12に対応する指標情報F1、電子計算
機(P3)13に対応する指標情報F2、電子計算機(
P4)14に対応する指標情報F3が含まれている。 ここでは、電子計算機12〜14それぞれに更新情報3
0の反映を指示するために、指標情報F1〜F3にはど
れも第1の指標“0”が割り当てられている。尚、メッ
セージMとしては、例えば、リレーショナルデータベー
スのデータベース操作言語(SQL等)を用いることが
出来る。次に、図2を参照して、電子計算機(P1)1
1で回覧が発行されてから、その回覧が電子計算機11
に戻るまでの動作を説明する。
【0026】まず、電子計算機(P1)11が、第1の
指標“0”がそれぞれに割り当てられた3つの指標情報
F1〜F3と、情報Aを情報Bに更新した事を示すデー
タベース更新情報30とをメッセージに乗せ、それをメ
ッセージM1として電子計算機(P2)12に転送する
【0027】電子計算機(P2)12では、その電子計
算機(P2)12に対応する指標情報F1が参照され、
その指標情報F1が第1の指標“0”であることが認識
される。第1の指標“0”はデータベース更新情報の反
映を指示するものであるため、電子計算機(P2)12
はその指示にしたがって自装置のデータベースの情報を
AからBに更新する。そして、電子計算機(P2)12
は、受信メッセージM1の指標情報F1の内容を第1の
指標“0”から第2の指標“1”に変更し、それをメッ
セージM2として電子計算機(P3)13に転送する。
【0028】電子計算機(P3)13では、その電子計
算機(P3)13に対応する指標情報F2が参照され、
その指標情報F2が第1の指標“0”であることが認識
される。電子計算機(P3)13はその第1の指標“0
”の指示にしたがって自装置のデータベースの情報をA
からBに更新する。そして、電子計算機(P3)13は
、受信メッセージM2の指標情報F2の内容を第1の指
標“0”から第2の指標“1”に変更し、それをメッセ
ージM3として電子計算機(P4)14に転送する。
【0029】電子計算機(P4)14では、その電子計
算機(P4)14に対応する指標情報F3が参照され、
その指標情報F3が第1の指標“0”であることが認識
される。電子計算機(P4)14はその第1の指標“0
”の指示にしたがって自装置のデータベースの情報をA
からBに更新する。そして、電子計算機(P4)14は
、受信メッセージM3の指標情報F3の内容を第1の指
標“0”から第2の指標“1”に変更し、それをメッセ
ージM4として電子計算機(P1)11に転送する。
【0030】電子計算機(P1)11では、自分が発行
した更新情報のメッセージが回覧されて戻されたことが
認識される。また、指標情報F1〜F3がすべて第1の
指標“0”から第2の指標“1”に変更されている事か
ら、電子計算機(P1)11は回覧先の電子計算機12
〜14がデータベースの更新を実行したことを認識する
。そして、電子計算機(P1)11は、情報Aを情報B
に更新した事を示すデータベース更新情報30と、その
更新情報30に付加された指標情報F1〜F3をメッセ
ージから外し、その受信メッセージM4の回覧を終了さ
せる。
【0031】この場合、もし回覧発行元の電子計算機(
P1)11に故障が発生して、データベース更新情報3
0がメッセージM4から外されなかった場合には、回覧
が終了されずにそのメッセージM4は電子計算機(P2
)12に転送される。
【0032】しかし、図3に示されているように、電子
計算機(P2)12に転送されるメッセージM4の指標
情報F1は第1の指標“0”から第2の指標“1”に変
更されているので、電子計算機(P2)12はその指標
“1”の指示にしたがってデータベース更新情報30を
メッセージM4から外し、そのメッセージM4の回覧を
中断する。この結果、回覧発行元の電子計算機(P1)
11が故障した場合においても、メッセージが無限回覧
されることがなくなる。次に、図4および図5を参照し
て、回覧先の電子計算機13に故障が生じた場合の動作
を説明する。
【0033】まず、電子計算機(P1)11が、第1の
指標“0”がそれぞれに割り当てられた3つの指標情報
F1〜F3と、情報Aを情報Bに更新した事を示すデー
タベース更新情報30とをメッセージに乗せ、それをメ
ッセージM11として電子計算機(P2)12に転送す
る。
【0034】電子計算機(P2)12では、その電子計
算機(P2)12に対応する指標情報F1が参照され、
その指標情報F1が第1の指標“0”であることが認識
される。第1の指標“0”はデータベース更新情報の反
映を指示するものであるため、電子計算機(P2)12
はその指示にしたがって自装置のデータベースの情報を
AからBに更新する。そして、電子計算機(P2)12
は、受信メッセージM11の指標情報F1の内容を第1
の指標“0”から第2の指標“1”に変更し、それをメ
ッセージM12として電子計算機(P3)13に転送す
る。
【0035】このとき、電子計算機(P3)13がその
メッセージM12を何等かの障害によって受け取れ無か
った場合には、経路情報に従ってメッセージM12は電
子計算機(P4)14に転送される。
【0036】電子計算機(P4)14では、その電子計
算機(P4)14に対応する指標情報F3が参照され、
その指標情報F3が第1の指標“0”であることが認識
される。電子計算機(P4)14はその第1の指標“0
”の指示にしたがって自装置のデータベースの情報をA
からBに更新する。そして、電子計算機(P4)14は
、受信メッセージM12の指標情報F3の内容を第1の
指標“0”から第2の指標“1”に変更し、それをメッ
セージM13として電子計算機(P1)11に転送する
【0037】電子計算機(P1)11では、自分が発行
した更新情報のメッセージが回覧されて戻されたことが
認識される。また、指標情報F1,F3が第2の指標“
1”に変更されており、指標情報F2が第1の指標“0
”のまま変更されて無いことから、電子計算機(P3)
13のデータベースに更新情報が反映されてないことが
認識される。
【0038】この場合、電子計算機(P1)11は、再
回覧を実行する。この再回覧されるメッセージM14の
指標情報F1,F3は、図示のように、第2の指標“1
”から第3の指標“2”に変更される。次に、図5を参
照して、再回覧動作を説明する。
【0039】まず、電子計算機(P1)11が、第3の
指標“2”が割り当てられた指標情報F1、第1の指標
“0”が割り当てられた指標情報F2、および第3の指
標“2”が割り当てられた指標情報F1と、情報Aを情
報Bに更新した事を示すデータベース更新情報30とを
メッセージに乗せ、それをメッセージM14として電子
計算機(P2)12に転送する。
【0040】電子計算機(P2)12では、その電子計
算機(P2)12に対応する指標情報F1が参照され、
その指標情報F1が第3の指標“2”であることが認識
される。第3の指標“2”はデータベース更新情報の反
映禁止を指示するものであるため、電子計算機(P2)
12はその指示にしたがって受信メッセージM14の指
標情報F1の内容を第3の指標“2”から第2の指標“
1”に変更し、それをメッセージM15として電子計算
機(P3)13に転送する。
【0041】電子計算機(P3)13では、その電子計
算機(P3)13に対応する指標情報F2が参照され、
その指標情報F2が第1の指標“0”であることが認識
される。電子計算機(P3)13はその第1の指標“0
”の指示にしたがって自装置のデータベースの情報をA
からBに更新する。そして、電子計算機(P3)13は
、受信メッセージM15の指標情報F2の内容を第1の
指標“0”から第2の指標“1”に変更し、それをメッ
セージM16として電子計算機(P4)14に転送する
【0042】電子計算機(P4)14では、その電子計
算機(P4)14に対応する指標情報F3が参照され、
その指標情報F3が第1の指標“0”であることが認識
される。電子計算機(P4)14はその第1の指標“0
”の指示にしたがって自装置のデータベースの情報をA
からBに更新する。そして、電子計算機(P4)14は
、受信メッセージM3の指標情報F3の内容を第1の指
標“0”から第2の指標“1”に変更し、それをメッセ
ージM17として電子計算機(P1)11に転送する。
【0043】電子計算機(P1)11では、自分が発行
した更新情報のメッセージが回覧されて戻されたことが
認識される。また、指標情報F1〜F3がすべて第1の
指標“0”から第2の指標“1”に変更されている事か
ら、電子計算機(P1)11は回覧先の電子計算機12
〜14がデータベースの更新を実行したことを認識する
。そして、電子計算機(P1)11は、情報Aを情報B
に更新した事を示すデータベース更新情報30と、その
更新情報30に付加された指標情報F1〜F3をメッセ
ージから外し、その受信メッセージM17の回覧を終了
させる。次に、図6のフローチャートを参照して、各電
子計算機11〜14におけるメッセージ受信処理および
発行処理の動作手順を説明する。
【0044】図において、ステップS1〜S3は再回覧
処理の実行ステップであり、自装置がすでに発行した更
新情報を有する電子計算機は、他の電子計算機からの再
送要求を受け取ると、自装置が記憶している回覧記録情
報に基づいて再回覧処理を実行する。ここで、回覧記録
情報とは回覧先の電子計算機それぞれの指標情報の内容
を登録しておくものであり、更新情報の発行時には回覧
先の電子計算機それぞれの指標情報は第1の指標“0”
に設定される。
【0045】すなわち、この再回覧処理(ステップS3
)では、回覧記録情報を参照することにより、再送要求
を発行した計算機の指標情報が第1の指標“0”である
か否かを判断し、“0”である場合には再回覧を実行す
る。
【0046】この場合、回覧記録情報に指標“0”が登
録されてない電子計算機についてはすでに回覧済みであ
るため、更新内容の再反映を禁止するために、第3の指
標“2”が割り当てられる。この指標“2”の割り当て
は、ステップS4〜S7の処理で行われる。
【0047】これらステップS4〜S7は1周した回覧
の制御をするステップであり、自装置が発行した更新情
報を受信した電子計算機は、再回覧時の再反映を禁止す
るために、受信メッセージに含まれる第2の指標“1”
をすべて第3の指標“2”に変更し、そして受信メッセ
ージから更新情報を取り外す。
【0048】回覧記録情報に登録された指標情報がすべ
て第3の指標“2”である場合には(ステップS6)、
回覧先すべての計算機が更新情報を反映したことになる
ため、回覧記録情報の内容はクリアされる(ステップS
7)。また、回覧記録情報に登録された指標情報に第1
の指標“0”があれば、それは回覧記録情報に保持され
る(ステップS8)。
【0049】ステップS9〜S14は、更新情報の反映
、廃棄等を行うステップであり、受信メッセージにおけ
る自装置の指標が第1の指標“0”の際には、更新情報
をデータベースに反映すると共に、その指標情報を第2
の指標“1”に変更する(ステップS9,S10)。
【0050】受信メッセージにおける自装置の指標が第
2の指標“1”の際には、更新情報をそのメッセージか
ら外して、その更新情報の回覧を中断する(ステップS
11,S12)。
【0051】受信メッセージにおける自装置の指標が第
3の指標“2”の際には、更新情報の反映を行わずに、
指標“2”を指標“1”に変更して次の電子計算機にメ
ッセージを転送する(ステップS14)。
【0052】ステップS15,S16は新規回覧を実行
するステップであり、データベースの更新が発生した電
子計算機は、回覧先の計算機の指標をすべて“0”に設
定し、それを回覧記録情報に登録すると共に、回覧の発
行を行う(ステップS15,S16)。
【0053】以上のように、この実施例においては、複
数の計算機11〜14それぞれが回覧経路情報にしたが
ってメッセージを伝送するので、そのメッセージは複数
の計算機間11〜14で回覧される。データベースの更
新が発生した計算機はその更新情報をメッセージに乗せ
ると共に、そのメッセージに更新情報の反映を示す指示
情報“0”を付加する。回覧されたメッセージを受信し
た計算機は、データベース更新情報を自装置のデータベ
ースに反映する。したがって、各計算機11〜14にお
けるデータベースの更新内容を、メッセージの回覧によ
って他の計算機に効率良く通知することが可能となる。
【0054】また、更新情報の反映処理が終了した電子
計算機は、次装置に対応する指示情報を反映“0”から
廃棄“1”に変更するので、同一メッセージが再びその
電子計算機に回覧されるとそこで回覧が中断される。し
たがって、同一メッセージの無限回覧等の障害も未然に
防止でき、データベースの整合性を十分に補償すること
ができる。
【0055】さらに、再回覧の際には、すでに更新情報
の反映が実行されている計算機に対して反映禁止の指示
情報“2”が割り当てられ、これにより更新情報の再反
映を防止することができる。
【0056】なお、ここでは、1つのメッセージに1つ
の更新情報を乗せる場合について説明したが、1つのメ
ッセージに複数の更新情報を乗せることができる。この
場合には、指標情報は更新情報毎に付加される。また、
更新情報の回覧発行元を示す第4の指標“3”を用意し
、発行元の計算機に対応する指標情報としてその第4の
指標“3”を使用することもできる。
【0057】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、更新
を示すメッセージを容易に他の全ての計算機に伝達でき
るようになり、しかも障害復旧を効率良く実行できるの
で、データベースの整合性確保のための処理の効率化お
よび信頼性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係わるシステム構成を示
すブロック図。
【図2】同実施例におけるメッセージの回覧動作の第1
の例を示す図。
【図3】図2の回覧動作における障害発生時の復旧動作
を示す図。
【図4】図2の回覧動作における障害発生動作の一例を
示す図。
【図5】図4の障害発生時に行われるメッセージの再回
覧動作を示す図。
【図6】図1のシステムに設けられている各電子計算機
の動作を説明するフローチャート。
【符号の説明】
11〜14…電子計算機、11a〜11d…回覧経路情
報格納部、21〜24…磁気ディスク装置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  データベースを保有する複数の電子計
    算機間でメッセージが回覧されるように各電子計算機そ
    れぞれに回覧経路情報が割り当てられ、その経路情報に
    従って前記メッセージが前記複数の電子計算機間で回覧
    される電子計算機システムであって、前記各電子計算機
    は、自装置のデータベース更新情報を前記メッセージに
    乗せると共に、回覧先の電子計算機毎にそのデータベー
    ス更新情報の反映を指示する第1の指示情報またはその
    データベース更新情報の廃棄を指示する第2の指示情報
    を、それぞれ前記メッセージに付与する送信処理手段と
    、他の電子計算機から回覧された前記メッセージを受信
    し、その受信メッセージに付加された自装置に対応する
    前記指示情報に従って前記データベース更新情報の反映
    処理またはそのデータベース更新情報を前記メッセージ
    から外す廃棄処理を実行し、反映処理実行後には自装置
    に対応する指示情報を前記第1の指示情報から第2の指
    示情報に変更して次装置に回覧する受信処理手段とを具
    備することを特徴とする電子計算機システム。
  2. 【請求項2】  前記各電子計算機は、自装置が発行し
    たデータベース更新情報を含むメッセージを他の電子計
    算機に再回覧する手段をさらに具備し、この再回覧手段
    は、前記指示情報が前記第2の指示情報か否かによって
    データベース更新情報がすでに反映されているか否かを
    各電子計算機毎に検出し、反映済みの電子計算機に対応
    する前記指示情報を第2から第3の指示情報に変更する
    手段を含み、前記受信処理手段は、前記第3の指示情報
    が付加されたメッセージを受信した際、その第3の指示
    情報を前記第2の指示情報に変更して次装置に回覧する
    ことを特徴とする請求項1記載の電子計算機システム。
JP3065892A 1991-03-29 1991-03-29 電子計算機システム Pending JPH04302040A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3065892A JPH04302040A (ja) 1991-03-29 1991-03-29 電子計算機システム

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