JP3008500B2 - 更新レコード読み出し機構 - Google Patents

更新レコード読み出し機構

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JP3008500B2
JP3008500B2 JP2412284A JP41228490A JP3008500B2 JP 3008500 B2 JP3008500 B2 JP 3008500B2 JP 2412284 A JP2412284 A JP 2412284A JP 41228490 A JP41228490 A JP 41228490A JP 3008500 B2 JP3008500 B2 JP 3008500B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータベースシステムに
おける更新レコード読み出し機構に関し、より詳細に
は、データの更新単位であるレコード毎にリビジョン番
号を持つテーブルを格納するデータベースに対しリビジ
ョン番号を更新しつつレコードを更新する書き込みプロ
セスと、この書き込みプロセスが更新したレコードを読
み出す読み出しプロセスとを含むデータベースシステム
における更新レコード読み出し機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、データベースシステムにかかる技
術として、複数の書き込みプロセスがデータベース内の
異なるテーブルに書き込んだ内容を仮想ビュー化して1
つのテーブル(仮想テーブル)とし、1つの読み込みプ
ロセスがその仮想テーブルの内容を読み出す技術があ
る。この技術を用いると、書き込みプロセスは自分専用
のテーブルに対する更新処理となるため、他の書き込み
プロセスとの競合は考慮する必要がなく、同時に、読み
出しプロセス側では全テーブルが1つの仮想テーブルに
合成されているので1回の検索により全テーブルの内容
を読み出すことができる。
【0003】そして、このような仮想テーブルから、そ
の更新された内容のみを読み取る技術として、従来、テ
ーブル中のデータの更新単位であるレコード毎にリビジ
ョン番号を持たせ、
【0004】 書き込みプロセスがレコードを更新す
る際にそれに付加されたリビジョン番号も同時に更新し
てその更新後のリビジョン番号を電文にて読み出しプロ
セスに通知し、読み出しプロセスは、そのリビジョン番
号をキーとして仮想テーブルを検索することにより、今
回更新されたレコードのみを読み出す。
【0005】 書き込みプロセスが1つの処理(トラ
ンザクション)において少なくとも1つのレコードを更
新した場合、その処理終了時に、更新されたレコードの
最小リビジョン番号(最初に更新したレコードに付した
リビジョン番号)と最大リビジョン番号(最後に更新し
たレコードに付したリビジョン番号)との2つの番号を
読み出しプロセスに1電文にて通知し、読み出しプロセ
スは、その2つの番号の範囲に入るリビジョン番号を持
つレコードを仮想テーブルから1度に検索することによ
り、今回更新されたレコードのみを読み出す。という2
種類の技術がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来は上述したように
して仮想テーブルから更新レコードを読み出していた
が、それぞれ次のような問題点があった。
【0007】(1)書き込みプロセスが1レコード更新
毎にリビジョン番号を読み出しプロセスに通知する従来
技術では、書き込みプロセスが1トランザクションに
おいて複数のレコードの更新を行った場合、1トランザ
クション内で多数(レコード数分)の更新通知が発行さ
れることになり、通信トラフィック量が増大する。ま
た、読み出しプロセス側も更新通知の数すなわち更新レ
コードの数だけデータベースに対する検索を行うので著
しく処理速度が低下する。更に、或る書き込みプロセス
からリビジョン番号の通知を受けた時点で、その通知に
かかるレコード以外に大量の更新レコードが存在してい
ても読み出しプロセス側では書き込みプロセスからそれ
らにかかるリビジョン番号通知を受ける迄は、それらの
更新レコードの読み出しができないため、迅速に更新レ
コードが読み出せない。
【0008】(2)書き込みプロセスが1トランザクシ
ョン毎に最小リビジョン番号と最大リビジョン番号とを
1電文で通知し、読み出しプロセスが2つのリビジョン
番号の範囲に入るリビジョン番号を持つレコードを1度
に検索する従来技術では、従来技術に比較して、書
き込みプロセスから通知される電文数が1トランザクシ
ョンに1つのため、1トランザクションで複数のレコー
ドを更新しても通信のトラフィック量の増加を招くこと
が無く、また読み出しプロセス側においても1回の検索
で1トランザクション分の更新レコードが取り出せるた
めに処理の効率が格段にアップする。しかしながら、こ
の従来技術においても、或る書き込みプロセスから最
小リビジョン番号と最大リビジョン番号との通知を受け
た時点で、その通知にかかるレコード以外に大量の更新
レコードが存在していても読み出しプロセス側では書き
込みプロセスからそれらに関する最小リビジョン番号と
最大リビジョン番号との通知を受けない限り、それらの
更新レコードの読み出しができないため、やはり更新レ
コードを迅速に読み出すことができない。
【0009】本発明はこのような従来の問題点を解決し
たもので、その目的は、更新レコードの読み出しを効率
良く且つ迅速に行うことができるようにすることにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】記の目的を達成するた
めに、第1の発明にかかる更新レコード読み出し機構
は、データの更新単位であるレコード毎に1つのリビジ
ョン番号フィールドを持つテーブルを格納するデータベ
ースと、更新済最大リビジョン番号を採番するための更
新済最大リビジョン番号記憶手段を有し、前記データベ
ースの1つのレコードを更新する毎に、前記更新済最大
リビジョン番号記憶手段にて新たに採番したリビジョン
番号をその更新したレコードのリビジョン番号フィール
ドに設定する1つの書き込みプロセスと、該書き込みプ
ロセスが更新したレコードを読み出す読み出しプロセス
とを含むデータベースシステムにおける更新レコード読
み出し機構であって、前記読み出しプロセスに、読み出
し終えたレコードの最大リビジョン番号を記憶する読み
出し済最大リビジョン番号記憶手段と、前記書き込みプ
ロセスから通知された更新済最大リビジョン番号と前記
読み出し済最大リビジョン番号記憶手段に記憶された読
み出し済最大リビジョン番号とを比較する比較手段と、
該比較手段の比較結果が前記通知された更新済最大リビ
ジョン番号が前記読み出し済最大リビジョン番号以上で
あることを示すことにより、前記読み出し済最大リビジ
ョン番号以上のリビジョン番号を持つレコードを前記デ
ータベースから検索して読み出すと共に、該読み出した
レコードのうちの最大リビジョン番号を前記読み出し済
最大リビジョン番号記憶手段に記憶する検索手段とを備
えている。また、第2の発明にかかる更新レコード読み
出し機構は、データの更新単位であるレコード毎に書き
込みプロセスの個数に等しい数のリビジョン番号フィー
ルドを持つテーブルを格納するデータベースと、各々、
更新済最大リビジョン番号を採番するための更新済最大
リビジョン番号記憶手段を有し、前記データベースの1
つのレコードを更新する毎に、前記更新済最大リビジョ
ン番号記憶手段にて新たに採番したリビジョン番号をそ
の更新したレコードの自プロセスに対応する リビジョン
番号フィールドに設定する複数の書き込みプロセスと、
該書き込みプロセスが更新したレコードを読み出す読み
出しプロセスとを含むデータベースシステムにおける更
新レコード読み出し機構であって、 前記読み出しプロセ
スに、 読み出し終えたレコードの最大リビジョン番号を
記憶する、各書き込みプロセス対応の読み出し済最大リ
ビジョン番号記憶手段と、 前記書き込みプロセスから通
知された更新済最大リビジョン番号とその通知元の書き
込みプロセスに対応する前記読み出し済最大リビジョン
番号記憶手段に記憶された読み出し済最大リビジョン番
号とを比較する比較手段と、 該比較手段の比較結果が前
記通知された更新済最大リビジョン番号が前記読み出し
済最大リビジョン番号以上であることを示すことによ
り、前記読み出し済最大リビジョン番号以上のリビジョ
ン番号を前記通知元の書き込みプロセスに対応するリビ
ジョン番号フィールドに持つレコードを前記データベー
スから検索して読み出すと共に、該読み出したレコード
のうちの最大リビジョン番号を前記通知元の書き込みプ
ロセスに対応する前記読み出し済最大リビジョン番号記
憶手段に記憶する検索手段とを備えている。
【0011】
【作用】第1の発明にかかる更新レコード読み出し機構
においては、読み出しプロセスに備わる読み出し済最大
リビジョン番号記憶手段が、読み出し終えたレコードの
最大リビジョン番号を保持しており、データの更新単位
であるレコード毎にリビジョン番号を持つテーブルを格
納するデータベースに対し書き込みプロセスがそのリビ
ジョン番号を更新しつつレコードを更新しその更新にか
かる更新済最大リビジョン番号を読み出しプロセスに通
知すると、読み出しプロセスの比較手段が、その通知さ
れた更新済最大リビジョン番号と読み出し済最大リビジ
ョン番号記憶手段が保持する読み出し済最大リビジョン
番号とを比較する。そして、この比較結果が、通知され
た更新済最大リビジョン番号が読み出し済最大リビジョ
ン番号以上であることを示す場合、検索手段が、読み出
し済最大リビジョン番号以上のリビジョン番号を持つレ
コードをデータベースから検索して読み出すと共に、こ
の読み出したレコードのうちの最大リビジョン番号を前
読み出し済最大リビジョン番号記憶手段に記憶する。
このとき、読み出し済最大リビジョン番号以上のリビジ
ョン番号を持つレコードを検索するので、今回の通知を
受けた時点で、その通知にかかるレコード以外に未だリ
ビジョン番号通知の為されない、今回の通知より大きな
リビジョン番号の更新レコードが存在していた場合、そ
れらも一緒に検索されて読み出されることになる。従っ
て、後にそれらにかかる更新済最大リビジョン番号が通
知された場合、それらは既に読み出し済であり、比較手
段による比較結果が、通知された更新済最大リビジョン
番号が読み出し済最大リビジョン番号以上でないことを
示すので、その通知時に検索処理を行う必要がなく、例
えばその更新済最大リビジョン番号の通知にかかる電文
を廃棄すれば良い。また、第2の発明にかかる更新レコ
ード読み出し機構にあっては、書き込みプロセスが複数
存在し、データベースの各レコードに書き込みプロセス
の個数に等しい数のリビジョン番号フィールドがあっ
て、各々の書き込みプロセスが、更新済最大リビジョン
番号を採番するための更新済最大リビジョン番号記憶手
段を有し、データベースの1つのレコードを更新する毎
に、自プロセスの更新済最大リビジョン番号記憶手段に
て新たに採番したリビジョン番号をその更新したレコー
ドの自プロセスに対応するリビジョン番号フィールドに
設定する。さらに、読み出しプロセスには、読み出し終
えたレコードの最大リビジョン番号を記憶する、各書き
込みプロセス対応の読み出し済最大リビジョン番号記憶
手段がある。そして、書き込みプロセスがその更新にか
かる更新済最大リビジョン番号を読み出しプロセスに通
知すると、読み出しプロセスの比較手段が、書き込みプ
ロセスから通知された更新済最大リビジョン番号とその
通知元の書き込みプロセスに対応する読み出し済最大リ
ビジョン番号記憶手段に記憶された読み出し済最大リビ
ジョン番号とを比較し、検索手段が、比較手段の比較結
果が前記通知された更新済最大リビジョン番号が前記読
み出し済最大リビジョン番号以上であることを示すこと
により、前記読み出し済最大リビジョン番号以上のリビ
ジョン番号を前記通知元の書き込みプロセスに対応する
リビジョン番号フィールドに持つレコードを前記データ
ベースから検索して読み出すと共に、該読み出したレコ
ードのうちの最大リビジョン番号を前記通知元の書き込
みプロセスに対応する前記読み出し済最大リビジョン番
号記憶手段に記憶する。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例の構成図
である。
【0013】図1において、3は、データの更新単位で
あるレコード毎にリビジョン番号を持つテーブルを格納
する仮想ビュー化されたデータベースであり、1は、こ
のデータベース3に対しリビジョン番号を更新しつつレ
コードを更新する書き込みプロセスであり、2は、書き
込みプロセス1がデータベース3に書き込んだ内容を仮
想ビュー化した仮想テーブルから読み出す読み出しプロ
セスである。
【0014】本実施例においては、書き込みプロセス1
は、更新済最大リビジョン番号を記憶する更新済最大リ
ビジョン番号記憶器4を含んでいる。また、読み出しプ
ロセス2は、読み出し終えたレコードの最大リビジョン
番号を記憶する読み出し済最大リビジョン番号記憶器7
と、書き込みプロセス1から電文にて更新済最大リビジ
ョン番号の通知があったときにその通知された更新済最
大リビジョン番号を一時的に保持する更新済最大リビジ
ョン番号記憶器5と、この記憶器5に保持された更新済
最大リビジョン番号と記憶器7に保持されている読み出
し済最大リビジョン番号とを比較する比較器6と、この
比較器6の比較結果が更新済最大リビジョン番号が読み
出し済最大リビジョン番号以上であることを示す場合に
限り、読み出し済最大リビジョン番号以上のリビジョン
番号を持つレコードをデータベース3における仮想テー
ブルから検索して読み出し、差分データとして出力する
と共に、読み出したレコードのうちの最大リビジョン番
号で読み出し済最大リビジョン番号記憶器7の記憶内容
を更新する検索器8とを含んでいる。
【0015】次に、上述のように構成された本実施例の
動作を説明する。図1において、書き込みプロセス1
は、データベース3のレコードを更新する場合、先ず更
新済最大リビジョン番号記憶器4が保持する更新済最大
リビジョン番号を1だけプラスし、レコードの内容を更
新すると同時にそのレコードのリビジョン番号フィール
ドに上記プラス1した更新済最大リビジョン番号を書き
込む。書き込みプロセス1は、1トランザクションにお
いて、複数のレコードを更新する場合、上記処理を繰り
返し、トランザクションの終了時に、更新済最大リビジ
ョン番号記憶器4に保持された更新済最大リビジョン番
号を読み出し、電文にて読み出しプロセス2に通知す
る。
【0016】読み出しプロセス2は、電文にて通知され
た更新済最大リビジョン番号を更新済最大リビジョン番
号記憶器5に保持し、その保持した更新済最大リビジョ
ン番号と記憶器7に保持されている読み出し済最大リビ
ジョン番号とを比較器6で比較する。そして、比較器6
の比較結果が、更新済最大リビジョン番号が読み出し済
最大リビジョン番号以上であることを示す場合に限り、
検索器8を動作させる。
【0017】検索器8は、記憶器7に保持されている読
み出し済最大リビジョン番号を検索キーに使用し、デー
タベース3の中からその読み出し済最大リビジョン番号
以上のリビジョン番号を持つレコードのみを1度に検索
し、それらを差分データとして出力すると共に、取り出
したレコードに付記されたリビジョン番号のうちの最大
のリビジョン番号で記憶器7の読み出し済最大リビジョ
ン番号を更新する。
【0018】他方、比較器6において、今回通知された
更新済最大リビジョン番号が記憶器7に保持されている
読み出し済最大リビジョン番号以上でないと判定された
ときは、今回の通知にかかる更新レコードは既に読み出
し済なので、検索器8によるデータベース3の検索は行
わず、受信した電文を廃棄する。
【0019】以上が本発明の一実施例であるが、この例
においては、本発明の要旨の一般性を失わない範囲にお
いて説明を簡素化するために仮想テーブルに対する書き
込みプロセスが1つの場合についての構成とした。書き
込みプロセスが複数となった場合は、データベース3の
レコード上に書き込みプロセス毎のリビジョン番号フィ
ールドが設けられ、それに対応して読み出しプロセス2
内の更新済最大リビジョン番号記憶器5,読み出し済最
大リビジョン番号記憶器7が、書き込みプロセスの数だ
け用意される。
【0020】図2はそのような実施例の要部構成図であ
り、読み出しプロセス20は、比較器6と、検索器8
と、各書き込みプロセス対応の更新済最大リビジョン番
号記憶器5−1〜5−nおよび読み出し済最大リビジョ
ン番号記憶器7−1〜7−nとを備えている。ここで、
上記の数値nは書き込みプロセス数に依存している。つ
まり、図2の例は書き込みプロセスがn個ある場合を示
している。個々の書き込みプロセスの構成は図1に示し
た書き込みプロセス1と同じであり、データベースのレ
コードを更新する場合、先ず自プロセス内の更新済最大
リビジョン番号記憶器4が保持する更新済最大リビジョ
ン番号を1だけプラスし、レコードの内容を更新すると
同時にそのレコードのリビジョン番号(自プロセスに対
応するリビジョン番号フィールドに設定されたリビジョ
ン番号)に上記プラス1した更新済最大リビジョン番号
を書き込む。また、1トランザクションにおいて、複数
のレコードを更新する場合、上記処理を繰り返し、トラ
ンザクションの終了時に、自プロセス内の更新済最大リ
ビジョン番号記憶器4に保持された更新済最大リビジョ
ン番号を読み出し、電文にて読み出しプロセス20に通
知する。
【0021】図2において、或る書き込みプロセスから
電文にて更新済最大リビジョン番号が通知されて例えば
更新済最大リビジョン番号記憶器5−1に記憶される
と、比較器6は記憶器5−1の更新済最大リビジョン番
号と記憶器7−1に保持されている読み出し済最大リビ
ジョン番号とを比較し、前者が後者以上である場合に限
り検索器8を動作させる。
【0022】検索器8は、記憶器7−1中の読み出し済
最大リビジョン番号を検索キーとして、データベースの
各レコードにおいて該当書き込みプロセスに対応したリ
ビジョン番号フィールドに上記読み出し済最大リビジョ
ン番号以上のリビジョン番号が設定されているレコード
を検索して読み出し、それらを差分データとして出力す
る。また、読み出したレコードの該当書き込みプロセス
リビジョン番号フィールドの最大値で記憶器7−1を
更新する。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明にかか
る更新レコード読み出し機構によれば、読み出しプロセ
ス側で現在まで読み出し終えた更新レコードのうちの最
大リビジョン番号である読み出し済最大リビジョン番号
を保持し、書き込みプロセスから通知された更新済最大
リビジョン番号が上記保持した読み出し済最大リビジョ
ン番号より大きい場合に限り、上記保持した読み出し済
最大リビジョン番号以上の全てのリビジョン番号を持つ
レコードをデータベースから検索して読み出すようにし
たので、レコード更新を行う大量のトランザクションが
発生した場合においては、第1報の更新済最大リビジョ
ン番号通知の時点で、その通知にかかる更新レコードの
みならず、未通知の他の更新レコードも同時に読み出す
ことができる。従って、読み出しプロセスにおける処理
の効率が向上すると共に、更新されたレコードを迅速に
読み出すことができ、リアルタイム処理の実現が容易と
なる。また、通知された更新済最大リビジョン番号が読
み出し済最大リビジョン番号以上でない場合、その通知
時に検索処理を行う必要がなく、例えばその更新済最大
リビジョン番号の通知にかかる電文を廃棄すれば良いの
で、より一層処理の効率がアップする。また、第2の発
明にかかる更新レコード読み出し機構によれば、書き込
みプロセスが複数存在するデータベースシステムに対し
て適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】本発明の別の実施例の構成図である。
【符号の説明】
1…書き込みプロセス 2,20…読み出しプロセス 3…データベース 4,5,5−1〜5−n…更新済最大リビジョン番号記
憶器 6…比較器 7,7−1〜7−n…読み出し済最大リビジョン番号記
憶器 8…検索器

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの更新単位であるレコード毎に
    つのリビジョン番号フィールドを持つテーブルを格納す
    るデータベースと、更新済最大リビジョン番号を採番す
    るための更新済最大リビジョン番号記憶手段を有し、前
    記データベースの1つのレコードを更新する毎に、前記
    更新済最大リビジョン番号記憶手段にて新たに採番した
    リビジョン番号をその更新したレコードのリビジョン番
    号フィールドに設定する1つの書き込みプロセスと、該
    書き込みプロセスが更新したレコードを読み出す読み出
    しプロセスとを含むデータベースシステムにおける更新
    レコード読み出し機構であって、 前記読み出しプロセスに、 読み出し終えたレコードの最大リビジョン番号を記憶す
    読み出し済最大リビジョン番号記憶手段と、 前記書き込みプロセスから通知された更新済最大リビジ
    ョン番号と前記読み出し済最大リビジョン番号記憶手段
    に記憶された読み出し済最大リビジョン番号とを比較す
    る比較手段と、 該比較手段の比較結果が前記通知された更新済最大リビ
    ジョン番号が前記読み出し済最大リビジョン番号以上で
    あることを示すことにより、前記読み出し済最大リビジ
    ョン番号以上のリビジョン番号を持つレコードを前記デ
    ータベースから検索して読み出すと共に、該読み出した
    レコードのうちの最大リビジョン番号を前記読み出し済
    最大リビジョン番号記憶手段に記憶する検索手段とを備
    えることを特徴とする更新レコード読み出し機構。
  2. 【請求項2】 データの更新単位であるレコード毎に書
    き込みプロセスの個数に等しい数のリビジョン番号フィ
    ールドを持つテーブルを格納するデータベースと、各
    々、更新済最大リビジョン番号を採番するための更新済
    最大リビジョン番号記憶手段を有し、前記データベース
    の1つのレコードを更新する毎に、前記更新済最大リビ
    ジョン番号記憶手段にて新たに採番したリビジョン番号
    をその更新したレコードの自プロセスに対応するリビジ
    ョン番号フィールドに設定する複数の書き込みプロセス
    と、該書き込みプロセスが更新したレコードを読み出す
    読み出しプロセスとを含むデータベースシステムにおけ
    る更新レコード読み出し機 構であって、 前記読み出しプロセスに、 読み出し終えたレコードの最大リビジョン番号を記憶す
    る、各書き込みプロセス対応の読み出し済最大リビジョ
    ン番号記憶手段と、 前記書き込みプロセスから通知された更新済最大リビジ
    ョン番号とその通知元の書き込みプロセスに対応する前
    記読み出し済最大リビジョン番号記憶手段に記憶された
    読み出し済最大リビジョン番号とを比較する比較手段
    と、 該比較手段の比較結果が前記通知された更新済最大リビ
    ジョン番号が前記読み出し済最大リビジョン番号以上で
    あることを示すことにより、前記読み出し済最大リビジ
    ョン番号以上のリビジョン番号を前記通知元の書き込み
    プロセスに対応するリビジョン番号フィールドに持つレ
    コードを前記データベースから検索して読み出すと共
    に、該読み出したレコードのうちの最大リビジョン番号
    を前記通知元の書き込みプロセスに対応する前記読み出
    し済最大リビジョン番号記憶手段に記憶する検索手段と
    を備えることを特徴とする更新レコード読み出し機構。
  3. 【請求項3】 前記読み出しプロセスの検索手段は、前
    記書き込みプロセスが更新したレコードを仮想ビュー化
    されたデータベースにおける仮想テーブルから読み出す
    請求項1または2記載の更新レコード読み出し機構。
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