JPH08272723A - 情報処理方法及び装置 - Google Patents

情報処理方法及び装置

Info

Publication number
JPH08272723A
JPH08272723A JP7073187A JP7318795A JPH08272723A JP H08272723 A JPH08272723 A JP H08272723A JP 7073187 A JP7073187 A JP 7073187A JP 7318795 A JP7318795 A JP 7318795A JP H08272723 A JPH08272723 A JP H08272723A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clients
information processing
processing apparatus
client
work
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7073187A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Kurosawa
貴弘 黒澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP7073187A priority Critical patent/JPH08272723A/ja
Publication of JPH08272723A publication Critical patent/JPH08272723A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Document Processing Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】共有資源の競合に原因する協調作業のサービス
レベルの低下を防止することが可能な情報処理方法及び
装置を提供する。 【構成】複数のクライアントによる協調作業の実行にお
いて、協調作業における複数のクライアントからの協調
操作対象への操作頻度が検出される(ステップS100
1、1002)。次に、検出手段で検出された操作頻度
が所定値を越えた場合に、前記協調作業における機能を
制限すべき少なくとも1つのクライアントを前記複数の
クライアントより選択し、選択された1つ又は複数のク
ライアントに対して、当該協調作業における機能の実行
を制限する(ステップS1003、1004)。このよ
うに一部のクライアントの協調作業に対する機能を制限
することで協調作業を管理するサーバ等の処理負担を軽
減し、協調作業のサービスレベルを維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数のユーザによる協調
作業が可能な情報処理装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高速なネットワークで結合された高性能
計算機の普及や、分散計算ソフトウェア技術の発達など
により、複数人から成るグループによる協調作業が行わ
れるシステムが実用化されてきている。従来の協調作業
システムでは、システム実現上における各種の制約によ
って、結果的に協調作業のサービスレベルの低下が防が
れていた。
【0003】たとえば、発言権(以下、フロア)制御機
能などを用いた場合には、フロアをクライアント間で手
渡ししてゆくことにより、共有されているデータへの更
新アクセスを、フロアを保持している参加者に限定し、
他の参加者からの更新要求を認めなかった。そして、こ
の排他制御機能の副作用により、更新要求の集中が防が
れ、結果的に協調作業におけるサービス低下を避けるこ
とが出来た。
【0004】また、専用テレビ会議システムのような単
機能型の専用協調作業システムでは、電話回線の許容量
などのハードウェア構成上の制約から、システムの能力
を越えた数の参加者は存在し得なかった。そのため、例
えば、ある協調作業への参加に際して、参加者数が許容
量以下であれば特別な参加制約をすることなく参加を許
可するが、逆に、許容量を越えていれば、どんな種類の
参加も許されない。
【0005】また、従来のデータベースサービスなどで
は、アクセス権の有無やデータベースの一貫性保持など
によるクライアントの制限は行なわれていたが、一方
で、サービスレベルの維持を目的としたクライアントの
制限は行なわれていないのが現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、高速なネットワ
ークで結合された高性能計算機の普及や、分散計算ソフ
トウェア技術の発達などによって、複数人からなるグル
ープによる協調作業を計算機上で行うことが可能になっ
てきている。このような状況下では、参加者数をハード
ウェア構成から制限することはなく、ネットワークある
いは計算機の能力の許す範囲で、参加を受け入れるよう
になってきている。そのため、システムの能力以上のク
ライアントが参加してしまうことにより、処理能力不足
となり、各クライアントの得られるサービスのレベルが
低下するという事態が発生する。
【0007】例えば、計算機ネットワークで、クライア
ント毎に異なった動画像を、決められた画質でリアルタ
イムに転送することを考えてみる。このとき、計算機ネ
ットワークの容量は有限であることから、無制限にクラ
イアントを受け入れて、複数の動画像データを無秩序に
送り出そうとすると、動画像データの転送に衝突が発生
し、動画像を待っている各々のクライアントに、適切な
動画像データが配送されないという事態となってしま
う。同様に、協調作業中におけるデータ共有に関して
も、無制限のクライアントの受け入れは、各クライアン
トへのサービスの低下をもたらす。
【0008】特に、本発明が対象とする協調作業中に共
有されるデータに関しては、このような状況下での更新
要求の集中に原因して、各クライアントへの『レスポン
スタイムの遅れ』や『トランザクションアボートの増
大』などサービスの低下のみならず、その処理のために
他の協調作業処理が阻害されるなどの問題が発生する。
つまり、共有データへのアクセスを適切に制御して、協
調作業のサービスのレベルを保障することが出来ない
と、協調作業の進行に支障が出るという問題がある。協
調作業におけるサービスレベルが正しく制御されないこ
とによる具体的な問題点は、以下のようにまとめられ
る。
【0009】(1)データ共有機能自身における各クラ
イアントへのサービスの低下。例えばレスポンスタイム
の遅れやトランザクションアボートの増大などである. (2)他の協調作業処理の阻害。例えば、セッション内
の交渉機能の阻害などである。
【0010】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたも
のであり、共有資源の競合に原因する協調作業のサービ
スレベルの低下を防止することが可能な情報処理方法及
び装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の情報処理装置は以下の構成を備えている。
即ち、複数のクライアントによる協調作業が可能なシス
テムを構成する情報処理装置であって、協調作業におけ
る複数のクライアントからの協調操作対象への操作頻度
を検出する検出手段と、前記検出手段で検出された操作
頻度が所定値を越えた場合、前記協調作業における機能
を制限すべき少なくとも1つのクライアントを前記複数
のクライアントより選択する選択手段と、前記選択手段
で選択されたクライアントに対して、前記協調作業にお
ける機能の実行を制限する制限手段とを備える。
【0012】また、好ましくは、前記検出手段、選択手
段、制限手段の実行を、前記協調作業とは非同期に動作
させる。構成を簡素化することが可能となるからであ
る。
【0013】また、好ましくは、前記検出手段、選択手
段、制限手段の実行を、前記協調作業とは非同期かつ周
期的に動作させる。サービスレベル維持のための処理を
ループで形成することが可能となり、協調作業の開始時
に起動するだけで済むので、構成を簡素化できる。
【0014】また、好ましくは、前記検出手段、選択手
段、制限手段の実行を、前記協調作業に同期して動作さ
せる。協調作業に同期させることでデータの一貫性の保
証がより容易に実現できる。
【0015】また、好ましくは、前記検出手段は、前記
協調作業における共有データへのアクセスを観測する観
測手段を有し、該観測手段による観測結果に基づいてア
クセス頻度を検出する。協調作業における共有データへ
のアクセス頻度を観測することで、容易にかつ精度よく
操作頻度を得ることができる。
【0016】また、好ましくは、前記観測手段は、特定
の共有オブジェクトに注目したアクセスを観測する。例
えば、協調作業の実行性能にクリティカルなオブジェク
トへの要求回数や要求の種類を観測することが可能とな
り、協調作業のサービスレベルをより効果的に維持でき
るからである。
【0017】また、好ましくは、前記観測手段は、協調
作業用のサーバとの通信度合を観測する。特定の作業内
容を限定せず、総合的な通信量を観測でき、ネットワー
クなど通信媒体の負荷に応じて、サービスレベルの維持
をより適切に制御できるからである。
【0018】また、好ましくは、前記観測手段は、複数
の協調作業に渡って共有オブジェクトへのアクセス度合
を観測する。複数の協調作業について、共有オブジェク
トへのアクセスの競合状況に応じて、サービスレベルの
維持を行なえるからである。
【0019】また、好ましくは、前記観測手段は、前記
協調作業における共有データへの更新要求を観測する。
操作負荷の大きい更新要求に着目することで、操作負荷
を反映した操作頻度を得ることができるからである。
【0020】また、好ましくは、前記観測手段は、前記
協調作業における共有データへの更新実行(コミット)
の有無を観測する。単なる更新要求ばかりでなく、実際
に成功した更新要求の度合に応じて、サービスレベルの
維持を行なえるからである。
【0021】また、好ましくは、前記観測手段は、前記
協調作業における共有データへの参照要求数を観測す
る。これにより共有データの利用度合、即ち、共有デー
タへの依存度合に応じて、サービスレベルの維持を行な
えるからである。例えば、参照要求の多い協調作業は、
共有データへの依存度が大きいと考えられるので、サー
ビスレベルを維持するために有効な観測である。
【0022】また、好ましくは、前記制限手段は制限の
内容を前記選択手段で選択されたクライアントに通知
し、該通知を受けたクライアントは操作要求の発行を抑
制する。操作要求の制限をクライアント側で実行するの
で、協調作業を管理するサーバ等の処理負担が軽減さ
れ、よりサービスレベルを良好に保てるからである。
【0023】また、好ましくは、前記制限手段は、前記
協調作業で用いられるデータ共有機構に前記選択手段で
選択されたクライアントに対する制限の内容を保持し、
保持された制限の内容に基づいて該クライアントからの
操作要求を拒否する。クライアント側において協調操作
の制限を管理する必要がなくなり、クライアント側の処
理負担が軽減される。
【0024】また、好ましくは、前記制限手段は、前記
選択手段で選択されたクライアントに対して更新要求を
禁止する。操作負荷の大きい更新要求を禁止すること
で、協調作業におけるサーバの負荷が軽減されるので、
より効果的にサービスレベルの維持を図れる。
【0025】また、好ましくは、前記制限手段は、前記
選択手段で選択されたクライアントの前記協調作業への
介入を禁止する。協調作業への介入を禁止するという単
純な処理でサービスレベルの維持が図れる。
【0026】また、好ましくは、前記選択手段は、前記
検出手段で検出された操作頻度が所定値を越えた場合、
前記協調作業における機能を制限すべき少なくとも1つ
のクライアントを周期的に切替えて選択する。機能が制
限されるクライアントが周期的に変化するので、各クラ
イアントについて平均的にサービスレベルの維持を図る
と共に、各クライアント毎の機能制限が全体として減少
される。
【0027】また、好ましくは、前記選択手段における
クライアントの選択において、最終のアクセスが古いク
ライアントを優先して選択する。アクセス頻度が少ない
クライアントに対して優先的に機能制限を課すことがで
き、頻繁にアクセスするクライアントの操作性の低下を
防止できるからである。
【0028】また、好ましくは、前記選択手段における
クライアントの選択は、前記複数のクライアントに予め
設定された優先順位に基づいて行われる。
【0029】また、上記の目的を達成するための本発明
の他の構成による情報処理装置は以下の構成を備えてい
る。即ち、複数のクライアントによる協調作業が可能な
システムを構成する情報処理装置であって、協調作業に
おける複数のクライアントからの協調操作対象への操作
頻度を検出する検出手段と、前記検出手段で検出された
操作頻度が所定値を越えた場合、前記複数のクライアン
トを複数のグループに分割する分割手段と、前記協調操
作対象のレプリカを生成し、前記分割手段で分割された
グループの夫々に協調操作対象として対応づける生成手
段と前記複数のクライアントの各々は、所属するグルー
プに対応づけられた協調操作対象に対して操作を行う操
作手段とを備える。
【0030】また、好ましくは、前記分割手段は、前記
協調作業への参加時刻に基づいて前記複数のクライアン
トを複数のグループに分割する。協調作業について、同
レベルの熟練度のクライアントをそろえることで、より
効果的な協調作業を行なえるからである。
【0031】また、好ましくは、前記分割手段は、協調
作業対象へのアクセス分布に基づいて前記複数のクライ
アントを複数のグループに分割する。更新要求や参照要
求の衝突が発生しにくいようにクライアントを分割する
ことが可能となるからである。
【0032】また、好ましくは、前記分割手段は、前記
複数のクライアントに対して分割の指示を行い、該複数
のクライアントは各クライアント間の交渉によって複数
のグループに分割される。協調作業を管理するサーバ等
の処理負担が軽減されるからである。
【0033】
【作用】上記の構成によれば、複数のクライアントによ
る協調作業の実行において、検出手段は協調作業におけ
る複数のクライアントからの協調操作対象への操作頻度
を検出する。選択手段は、検出手段で検出された操作頻
度が所定値を越えた場合に、前記協調作業における機能
を制限すべき少なくとも1つのクライアントを前記複数
のクライアントより選択する。そして、制限手段は、選
択手段で選択された1つ又は複数のクライアントに対し
て、当該協調作業における機能の実行を制限する。この
ように一部のクライアントの協調作業に対する機能を制
限することで協調作業を管理するサーバ等の処理負担を
軽減し、協調作業のサービスレベルを維持する。
【0034】また、他の構成によれば、複数のクライア
ントによる協調作業の実行において、検出手段は、協調
作業における複数のクライアントからの協調操作対象へ
の操作頻度を検出する。分割手段は、検出手段で検出さ
れた操作頻度が所定値を越えた場合、前記複数のクライ
アントを複数のグループに分割する。更に生成手段は、
協調操作対象のレプリカを生成し、前記分割手段で分割
されたグループの夫々に協調操作対象として対応づけ
る。そして、複数のクライアントの各々は、所属するグ
ループに対応づけられた協調操作対象に対して操作を行
う。操作対象のレプリカを生成し、一つの操作対象に対
する操作を減少させることで、操作負荷が分散されるの
で、サービスレベルの維持が図られる。即ち、協調作業
を管理するサーバ等の1つ当たりのクライアント数を分
散することでサービスレベルの維持を図るものである。
【0035】
【実施例】以下に添付の図面を参照して本発明の好適な
一実施例を説明する。
【0036】<実施例1>本実施例1では、複数人が参
加する協調編集作業において、共有データへのアクセス
履歴を利用して、協調作業におけるレスポンスタイムや
トランザクション達成率(コミット成功率)など適切な
サービスレベル(Quality of Service)を維持する場合
について説明する。特に、協調編集作業中において利用
されている共有データ(例えば、編集対象の文書)につ
いての更新度合が所定の値を越えた場合に、協調作業に
関与しているクライアントの一部に更新操作禁止の制約
を課す例について述べる。すなわち、本実施例1は、協
調作業のサービスレベルを維持するために、(1)共有
データへの更新度合を観測している点と、(2)協調作
業のクライアントの一部を更新操作禁止に制約すること
で、残りのクライアントのサービスレベルを向上させる
点と、に特徴がある。
【0037】また、本実施例1では、データ共有機構内
部において同様のサービス維持処理を実現した場合に比
べて、個々のデータアクセス要求ではなく、協調作業の
クライアントという、より大局的な単位で制約を課せる
ことに特徴がある。
【0038】以下、まず本実施例を説明するための装置
の構成について説明し、次に、その動作手順について述
べる。
【0039】[1]構成の説明 図1は、本実施例1の情報処理システムを説明するブロ
ック構成図である。同図において、101は入力装置で
あり、本実施例上で動作するプログラムの利用者が、コ
マンドやデータを入力する。入力装置101は、キーボ
ード、マウス、パッド、あるいは、マイクロフォンなど
で構成される。102はCPUであり、本実施例の協調
編集作業ソフトウェアならびにサービス維持プログラム
10を実行する。ここでは、一つのCPUを使っている
が、それぞれに独立なCPUを利用するようなハードウ
ェア形態であっても構わない。
【0040】103は、本実施例における協調編集作業
システムの内容、および、サービス維持プログラム10
の結果(データアクセスモードの変更のメッセージな
ど)をユーザに表示するための出力装置で、CRTディ
スプレイあるいはプロジェクターなどである。ここで
は、説明を簡単にするため、単一の表示装置を使って複
数の協調編集作業用の表示を行っているが、それぞれに
独立な表示装置を使ってもかまわない。
【0041】104は記憶装置であり、本実施例で説明
する協調編集作業、サービス維持プログラム10などを
実現する制御プログラム、ならびに、それらのプログラ
ムが利用するデータを保存する。ここでは、説明を簡単
にするために、単一の記憶装置を使っているが、記憶対
象毎に異なった記憶装置を用いてもよいし、ハードディ
スクなどの二次記憶装置を含む階層化された記憶装置で
あってもよい。
【0042】なお、ここにプログラムとして保存されて
いる制御プログラムは、具体的には、サービス維持プロ
グラム10、観測プログラム20、調整プログラム30
(図3参照)である。また、この記憶装置104は、一
時的に使われるデータを記憶する主記憶装置と大量のデ
ータを永続的に保持しておく二次記憶装置とに分かれて
いても良い。また、装置の状態に関係なく永続的なデー
タを保存するROMなど読み出し専用記憶装置が含まれ
ていても良い。
【0043】105は通信装置であり、計算機ネットワ
ークに接続するFDDIコントローラなどである。10
6は計算機バスであり、以上に述べた各構成要素101
〜105を結合する。
【0044】100は端末を示し、上記101〜106
によって構成される協調編集作業を行うことが可能であ
る。また、200及び300は、端末100と同様の構
成の協調編集作業用の端末である。端末100、20
0、300は、それぞれの参加者に対して、協調作業を
行なうための入出力ならびに処理を行なう。尚、本例で
は3つの端末を利用する構成について説明するが、端末
の数は、2つあるいは4つ以上であってもよい。
【0045】5000は、本実施例で説明する協調編集
作業を複数の計算機に渡って実現するための計算機ネッ
トワークであり、例えば、EthernetやFDDI
などである。本実施例では、汎用の計算機を利用した実
現形態について説明しているため、その通信手段として
計算機ネットワークを用いているが、これは、ISDN
などの広域回線であってもよい。
【0046】次に、本実施例1のソフトウェア構成につ
いて説明する。
【0047】まず、大きくプログラムの実行単位、例え
ば、UNIX(商標)におけるプロセスのレベルで見た
場合のソフトウェア構成について説明する。この観点か
ら見た場合、各端末では、協調編集用ソフトウェアが実
行されており、協調編集作業への参加者は、それぞれ別
々の端末に配置されている。図2に実施例1における協
調編集作業の状態を示す。また、いずれかの端末(例え
ば端末100)では、セッションサーバーが実行されて
いる。
【0048】図3に実施例1におけるセッションサーバ
のプログラム構成を示す。ここで、セッションサーバ
は、協調作業を行うに当たって必要となる各種の機能
(たとえば、セッション内の交渉機能やデータ共有機構
など)を提供するサーバである。以下に詳細を説明する
サービス維持プログラム10や観測プログラム20など
は、このセッションサーバ内で動作する。
【0049】[2]動作手順の概要 次に、本実施例における処理の動作手順についての概要
を述べ、次に詳細な動作を説明する。
【0050】図4は実施例1のシステム上で動作する協
調編集作業におけるサービス維持プログラム10の処理
手順を表すフローチャートである。
【0051】本処理は、セッションサーバのデータ共有
機構によってクライアント(ここでは、協調編集作業用
ソフトウェア)間で共有されているデータに関する更新
要求の度合いが、あるしきい値を越えた際に、ある条件
で選択された一部のクライアントを更新操作禁止に制約
すること、すなわち、一部のクライアントを犠牲にする
ことで、目的とする協調編集作業におけるサービス維持
を実現する。
【0052】また、本処理は、セッションサーバ内の処
理であるが、各クライアントからの要求に応じてセッシ
ョンサーバ内で進行する協調作業(ここでは、協調編集
作業)とは、非同期に実行される。この非同期の実行に
関しては、たとえば、Machオペレーティングシステ
ムに実装されているthreadパッケージなどを利用
することで実現可能である。この際、協調作業中に共有
されるデータに関しては、一貫性を保持したread操
作が行なわれるものとする。
【0053】なお、本実施例1では、観測プログラム2
0において『該当セッション内の共有されているデータ
への更新要求が、10秒間に200回以上であるか?』
を観測し、調整プログラム30において『もっとも最近
にセッションに参加したクライアント』を選択し、その
『更新操作を禁止する』という制約を課すポリシーとす
る。
【0054】まず、 観測のための一定時間待つ(ステ
ップS1001)。例えば、ここでは、観測条件に合わ
せて10秒間とする。次に、観測プログラム20によ
り、共有されているデータへの更新要求度合とそのしき
い値との関係を調べる(ステップS1002)。そし
て、しきい値を越えているなら、ステップS1003よ
りステップS1004へ進み、調整プログラム30を実
行する。その後、ステップS1001にもどる。また、
ステップS1003においてしきい値を越えていないな
ら、そのままステップ1001へもどる。
【0055】ここでは、説明を簡単にするために協調作
業と非同期実行する場合について説明しているが、協調
作業との間にデータの一貫性を保障するためには、適切
な同期手段、たとえば、ロック機構などを用いてもよ
い。反対に、一貫性を必要としない場合には、dirt
y readの技法などを用いることで実行性能の向上
を図ることも考えられる。
【0056】本実施例1で説明したサービス維持プログ
ラム10の動作は、永久ループで構成されており、セッ
ションサーバの実行が続く限り、サービス維持プログラ
ム10も動作し続けるものとなっている。しかしなが
ら、サービス維持プログラム10の動作形態はこれに限
られるものではなく、例えば、セッションサーバへの協
調作業の要求に同期して、サービス維持プログラム10
を動作させるようにしてもよい。
【0057】[3]観測プログラム20 次に、本実施例1のサービス維持プログラム10のステ
ップS1002において参照した更新要求度合としきい
値との関係を測定するための観測プログラム20を説明
する。図5は実施例1による観測プログラムの処理手順
を説明するフローチャートである。ここでは、協調編集
作業ソフトウェアの中で利用する共有データのアクセス
統計情報を観測する例について説明する。
【0058】まず、本システムにおけるデータ共有機構
に、アクセス統計情報のうち、『過去10秒間の更新情
報』を問い合わせる(ステップS2001)。尚、本シ
ステムにおけるデータ共有機構は、協調編集作業におい
て、各端末からの更新要求の回数を測定する機能を有す
る。
【0059】次に、得られた更新情報の更新要求回数を
カウントして、予め設定してあったしきい値(本例では
200)と比較する(ステップS2002)。本実施例
では、カウントに際して、更新対象のオブジェクトには
無関係に、更新要求回数をカウントするものとする。そ
して、比較結果を観測結果として返す(ステップS20
03)。
【0060】ここでは、更新要求回数をカウントしてい
るが、実際にコミットされた更新回数をカウントするよ
うに構成してもよい。
【0061】また、本例では、更新要求の対象となるオ
ブジェクトと無関係に要求回数をカウントしているが、
対象となるオブジェクトを限定して、例えば、協調作業
の実行性能にクリティカルなオブジェクトへの要求回数
をカウントするように構成してもよい。更に、共有デー
タに対して複数のセッションモードから更新要求等の操
作要求がある場合は、複数のセッションモードからの操
作要求を観測するように構成してもよい。
【0062】[4]調整プログラム30 次に、本実施例のサービス維持プログラム10のステッ
プS1004で実行される調整プログラム30について
説明する。図6は、実施例1による調整プログラムの処
理手順を表すフローチャートである。本プログラムは、
ある条件で選択された一部のクライアントを更新操作禁
止に制約することにより、つまり、一部のクライアント
に犠牲を強いることにより、協調作業における共有デー
タの更新作業量を減らし、これにより、協調作業のサー
ビスを提供するセッションサーバにかかる負荷の低減を
図るものである。なお、本実施例1では、協調編集用ソ
フトウェアが、クライアントに相当する。
【0063】まず、協調作業に参加しているクライアン
トの一部を選択する(ステップS3001)。ここでの
選択条件は、『もっとも最近にセッションに参加したク
ライアント』である。次に、選択されたすべてのクライ
アントについて、更新操作禁止となるように制約を課す
(ステップS3002)。これは、例えば、協調作業シ
ステムのデータ共有機構に制約の内容を保持し、該当す
るクライアントからの更新要求を無視あるいは拒否する
ように設定することで実現可能である。
【0064】ここでは、説明を簡単にするために、デー
タ共有機構が該当するクライアントからの更新要求を無
視あるいは拒否する例について説明したが、実行効率を
向上させるために、クライアントに、その旨通知し、以
降の更新要求の発行自体を抑制することで実現すること
も考えられれる。
【0065】ここでは、一部のクライアントを選び出し
制約を課す例について説明したが、すべてのクライアン
トに関して、単位時間中にデータ共有機構に発行可能な
更新要求の上限を設定するような制約も考えられる。
【0066】ここでは、説明を簡単にするため、『もっ
とも最近にセッションに参加したクライアント』を調整
対象として選択したが、他の選択方法も容易に想像でき
る。たとえば、仮想記憶管理における LRU 手法と同
様に、最後のアクセスがあったのが最も古いクライアン
トを選択することである。また、セッションサーバが各
クライアント毎に、何らかの優先順位を保持し、それを
利用することも可能である。
【0067】また、本実施例では、セッションサーバ
が、協調作業中に利用するデータ共有機構の統計情報を
観測することで、本実施例のサービス維持の処理を実現
する例について説明したが、協調作業システムの通信機
構の統計情報を観測することで同様の処理を実現するよ
うに構成してもよい。
【0068】また、本実施例では、協調作業の負荷の軽
減を図るために、更新操作禁止の制約を課しているが、
これは、データ共有機構において、読み出し操作に比べ
て、更新操作の負荷が高いことを前提としているためで
ある。共有データ機構がより柔軟なアクセスモードを支
援している場合は、読み出し操作禁止等の更新操作禁止
以外の制約を課してもよい。
【0069】また、ここでは、共有データ機構へのアク
セス制限という制約を課すことによって調整を行ってい
るが、選択条件によって選びだされたクライアントを協
調作業から除去することで、残りのクライアントへのサ
ービスレベルを維持するようなポリシーをとってもよ
い。
【0070】また、本実施例では、クライアントに対し
て更新操作禁止を指定する処理を示したが、更新要求の
低減時に、再び更新操作可能に戻す構成を設けてもよ
い。また、通信システムにおけるトークンリング方式と
同様に、更新操作禁止状態にあるクライアントを、協調
作業に関っているクライアント群の中で周期的に切り替
えるようにしてもよい。
【0071】以上説明したように、本実施例によれば、
協調作業における一つのセッションサーバの負荷が適切
なレベルに維持され、結果として、セッションサーバの
提供するサービスのレベルが維持される。すなわち、観
測プログラムが『該当セッション内の共有されているデ
ータへの更新要求が、10秒間に200回以上であるか
?』を観測し、その観測結果に応じて、調整プログラム
が『もっとも最近にセッションに参加したクライアン
ト』を選択し、『更新操作を禁止する』という制約を課
すことで、制約を受けない残りのクライアントには、制
約操作以前よりも多くのサービスをセッションサーバか
ら受けることが可能となる。この結果として、レスポン
スタイムの増大やトランザクション失敗率(アボート
率)の増大などのようなサービスレベルの低下を回避す
ることができる。
【0072】<実施例2>次に実施例2を説明する。
【0073】本実施例2では、実施例1と同様、複数人
が参加する協調編集作業においてサービスレベルを維持
する。特に、実施例1の調整プログラムによる調整処理
において、調整対象として特定のクライアントを選択す
ることをせずに、クライアント群を分割することでデー
タ共有機構における負荷分散を行うことで、十分なサー
ビスレベルの維持を可能とすることを特徴とする。
【0074】[1]実施例2の動作手順の概要 本実施例2では、実施例1と同様の構成の元で、同様の
サービスレベルの維持を行なう。ただし、調整プログラ
ム30の代りに拡張調整プログラムを用いて調整を行
い、サービスレベルの維持を図る。
【0075】[2]拡張調整プログラム 拡張調整プログラムは、図3に示したセッションサーバ
中のサービス維持機能における調整プログラム30に置
き換えられたものである。図7は、実施例2による拡張
調整プログラムによる制御を表すフローチャートであ
る。本プログラムは、ある協調作業中のクライアント群
を2つのグループに分割することで、協調作業における
共有データ機構の更新負荷を減らし、これによって、協
調作業の負荷低減を図るものである。
【0076】まず、協調作業に参加しているクライアン
ト群を参加時刻順に整列し、前後2つに分割する(ステ
ップS5001)。説明を明確にするために、それぞれ
をグループA、グループBと呼ぶ。
【0077】次に、セッションサーバのデータ共有機構
が保持しているオリジナルの共有データのレプリカを生
成し、グループBに関しては、このレプリカを利用する
ように設定しなおす(ステップS5002)。これは、
例えば、オブジェクト指向データベースシステムなどに
実装されているバージョニング機能によって実現でき
る。
【0078】次に、2つのグループのクライアントにつ
いて、「グループを分割し共有データのレプリカを生成
したので、定期的にマージ操作を行う必要がある」旨を
メッセージする(ステップS5003)。マージ操作に
関しては、バージョニング機能の一部として実装されて
いる。例えば、オブジェクト指向データベースシステム
にObjectStoreを利用した場合、関数os_configuratio
n::merge()を利用することでマージ操作を達することが
できる。
【0079】本実施例2では、説明を単純にするため
に、レプリカ生成後のオリジナルデータとのデータの一
貫性については、クライアントがマージ操作を非同期に
実行することに委ねている。この他に、データ共有機構
を拡張して、オリジナルデータの更新に同期して、レプ
リカデータの一貫性を保証するようなプロトコルを追加
することも考えられる。
【0080】例えば、分散データベースシステムにおけ
るデータコヒーレンシーアルゴリズムが利用できる。こ
こでは、データ共有機構の負荷の低減を図る目的から、
weakconsistencyモデルの実現手法について述べる。つ
まり、オリジナルデータの更新が発生した際には、その
トランザクションのコミット時点で、レプリカの不活性
化(invalidate)を行なって、以降のレプリカデータへ
のアクセス時にオリジナル側から複写する手法である。
このような手法を利用することで、トランザクションが
コミットされるまでは、レプリカデータの利用が可能に
なるので、それだけオリジナルデータ側のデータ共有機
構の負荷が低減される。
【0081】また、本実施例2では、参加時間順に並べ
てクライアント群の分割を行ったが、共有データ機構内
のデータへのアクセス分布を参照して、参照要求あるい
は更新要求の衝突が発生しにくいようなクライアント群
の分割を行うことも考えられる。
【0082】また、本実施例2では、クライアント群を
2つのグループに分割しているが、3つ以上のグループ
に分割することも上記実施例の記載から実現できること
は明らかである。
【0083】さらに、本実施例2では、グループの分割
をセッションサーバ側の決定に基づいて行っているが、
セッションサーバは、アドバイスのメッセージを出すの
みで、実際のグループ分割は、クライアント間の交渉に
委ねるようにしてもよい。
【0084】以上のように、本実施例2によれば、協調
作業において、1つのセッションサーバの負荷が適切な
レベルに維持され、結果として、実施例1と同様に、セ
ッションサーバの提供するサービスのレベルが維持され
る。
【0085】以上説明したように、上記各実施例によれ
ば、協調作業におけるデータ共有機構へのアクセスを調
整することにより、データ共有機構依存の更新負荷の低
減を図り、これによって、共有作業のサービスレベルを
維持することが可能になる。これらの結果、具体的に
は、次のような効果が達成される。即ち、(1)レスポ
ンスタイムの向上やトランザクションアボートの減少な
ど、データ共有機能における各クライアントへのサービ
スの向上、(2)ならびに、他の協調作業処理の阻害の
減少である。
【0086】尚、上記実施例1では、クライアントに対
して機能制限を課すが、操作頻度が所定の閾値を越えた
場合は新規のクライアントの参入を禁止するようにして
も良い。たとえば、リアルタイムに変更が求められるよ
うなデータを共有するデータベースサービスを想定した
場合に適用できる。具体的な例としては、動画を提供す
るデータベースサーバの能力が4クライアントへのサー
ビス能力しかないにもかかわらず、5クライアント以上
の要求が来てしまったなどの状況に適用することができ
る。
【0087】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても1つの機器からなる装置に適用し
ても良い。また、本発明はシステム或いは装置に本発明
により規定される処理を実行させるプログラムを供給す
ることによって達成される場合にも適用できることはい
うまでもない。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、共
有資源の競合に原因する協調作業のサービスレベルの低
下を防止することが可能となる。
【0089】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例1の情報処理システムを説明するブロ
ック構成図である。
【図2】実施例1における協調編集作業の状態を示す図
である。
【図3】実施例1におけるセッションサーバのプログラ
ム構成を示す図である。
【図4】実施例1のシステム上で動作する協調編集作業
におけるサービス維持プログラム10の処理手順を表す
フローチャートである。
【図5】実施例1による観測プログラムの処理手順を説
明するフローチャートである。
【図6】実施例1による調整プログラムの処理手順を表
すフローチャートである。
【図7】実施例2による拡張調整プログラムによる制御
を表すフローチャートである。
【符号の説明】
100、200、300 端末 101 入力装置 102 CPU 103 出力装置 104 記憶装置 105 通信装置

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のクライアントによる協調作業が可能
    なシステムを構成する情報処理装置であって、 協調作業における複数のクライアントからの協調操作対
    象への操作頻度を検出する検出手段と、 前記検出手段で検出された操作頻度が所定値を越えた場
    合、前記協調作業における機能を制限すべき少なくとも
    1つのクライアントを前記複数のクライアントより選択
    する選択手段と、 前記選択手段で選択されたクライアントに対して、前記
    協調作業における機能の実行を制限する制限手段とを備
    えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】前記検出手段、選択手段、制限手段の実行
    を、前記協調作業とは非同期に動作させることを特徴と
    する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】前記検出手段、選択手段、制限手段の実行
    を、前記協調作業とは非同期かつ周期的に動作させるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】前記検出手段、選択手段、制限手段の実行
    を、前記協調作業に同期して動作させることを特徴とす
    る請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】前記検出手段は、前記協調作業における共
    有データへのアクセスを観測する観測手段を有し、該観
    測手段による観測結果に基づいてアクセス頻度を検出す
    ることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】前記観測手段は、特定の共有オブジェクト
    に注目したアクセスを観測することを特徴とする請求項
    5に記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】前記観測手段は、協調作業用のサーバとの
    通信度合を観測することを特徴とする請求項5に記載の
    情報処理装置。
  8. 【請求項8】前記観測手段は、複数の協調作業に渡って
    共有オブジェクトへのアクセス度合を観測することを特
    徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】前記観測手段は、前記協調作業における共
    有データへの更新要求を観測することを特徴とする請求
    項5に記載の情報処理装置。
  10. 【請求項10】前記観測手段は、前記協調作業における
    共有データへの更新実行の有無を観測することを特徴と
    する請求項5に記載の情報処理装置。
  11. 【請求項11】前記観測手段は、前記協調作業における
    共有データへの参照要求数を観測することを特徴とする
    請求項5に記載の情報処理装置。
  12. 【請求項12】前記制限手段は、制限の内容を前記選択
    手段で選択されたクライアントに通知し、該通知を受け
    たクライアントは操作要求の発行を抑制することを特徴
    とする請求項1に記載の情報処理装置。
  13. 【請求項13】前記制限手段は、前記協調作業で用いら
    れるデータ共有機構に前記選択手段で選択されたクライ
    アントに対する制限の内容を保持し、保持された制限の
    内容に基づいて該クライアントからの操作要求を拒否す
    ることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  14. 【請求項14】前記制限手段は、前記選択手段で選択さ
    れたクライアントに対して更新要求を禁止することを特
    徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  15. 【請求項15】前記制限手段は、前記選択手段で選択さ
    れたクライアントの前記協調作業への介入を禁止するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  16. 【請求項16】前記選択手段は、前記検出手段で検出さ
    れた操作頻度が所定値を越えた場合、前記協調作業にお
    ける機能を制限すべき少なくとも1つのクライアントを
    周期的に切替えて選択することを特徴とする請求項1に
    記載の情報処理装置。
  17. 【請求項17】前記選択手段におけるクライアントの選
    択において、最終のアクセスが古いクライアントを優先
    して選択することを特徴とする請求項1に記載の情報処
    理装置。
  18. 【請求項18】前記選択手段におけるクライアントの選
    択は、前記複数のクライアントに予め設定された優先順
    位に基づいて行われることを特徴とする請求項1に記載
    の情報処理装置。
  19. 【請求項19】複数のクライアントによる協調作業が可
    能なシステムを構成する情報処理装置であって、 協調作業における複数のクライアントからの協調操作対
    象への操作頻度を検出する検出手段と、 前記検出手段で検出された操作頻度が所定値を越えた場
    合、前記複数のクライアントを複数のグループに分割す
    る分割手段と、 前記協調操作対象のレプリカを生成し、前記分割手段で
    分割されたグループの夫々に協調操作対象として対応づ
    ける生成手段と前記複数のクライアントの各々は、所属
    するグループに対応づけられた協調操作対象に対して操
    作を行う操作手段とを備えることを特徴とする情報処理
    装置。
  20. 【請求項20】前記分割手段は、前記協調作業への参加
    時刻に基づいて前記複数のクライアントを複数のグルー
    プに分割することを特徴とする請求項19に記載の情報
    処理装置。
  21. 【請求項21】前記分割手段は、協調作業対象へのアク
    セス分布に基づいて前記複数のクライアントを複数のグ
    ループに分割することを特徴とする請求項19に記載の
    情報処理装置。
  22. 【請求項22】前記分割手段は、前記複数のクライアン
    トに対して分割の指示を行い、該複数のクライアントは
    各クライアント間の交渉によって複数のグループに分割
    されることを特徴とする請求項19に記載の情報処理装
    置。
  23. 【請求項23】複数のクライアントによる協調作業が可
    能なシステムを構成する情報処理装置の制御方法であっ
    て、 協調作業における複数のクライアントからの協調操作対
    象への操作頻度を検出する検出工程と、 前記検出工程で検出された操作頻度が所定値を越えた場
    合、前記協調作業における機能を制限すべき少なくとも
    1つのクライアントを前記複数のクライアントより選択
    する選択工程と、 前記選択工程で選択されたクライアントに対して、前記
    協調作業における機能の実行を制限する制限工程とを備
    えることを特徴とする情報処理方法。
  24. 【請求項24】複数のクライアントによる協調作業が可
    能なシステムを構成する情報処理装置の制御方法であっ
    て、 協調作業における複数のクライアントからの協調操作対
    象への操作頻度を検出する検出工程と、 前記検出工程で検出された操作頻度が所定値を越えた場
    合、前記複数のクライアントを複数のグループに分割す
    る分割工程と、 前記協調操作対象のレプリカを生成し、前記分割工程で
    分割されたグループの夫々に協調操作対象として対応づ
    ける生成工程と前記複数のクライアントの各々は、所属
    するグループに対応づけられた協調操作対象に対して操
    作を行う操作工程とを備えることを特徴とする情報処理
    方法。
JP7073187A 1995-03-30 1995-03-30 情報処理方法及び装置 Pending JPH08272723A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7073187A JPH08272723A (ja) 1995-03-30 1995-03-30 情報処理方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7073187A JPH08272723A (ja) 1995-03-30 1995-03-30 情報処理方法及び装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004308468A Division JP2005100432A (ja) 2004-10-22 2004-10-22 情報処理方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08272723A true JPH08272723A (ja) 1996-10-18

Family

ID=13510895

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7073187A Pending JPH08272723A (ja) 1995-03-30 1995-03-30 情報処理方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08272723A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003023630A1 (fr) * 2001-09-05 2003-03-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Procede de traitement de messages de synchronisation
JP2012085235A (ja) * 2010-10-14 2012-04-26 Kyocera Corp 端末選択方法、無線端末、及びネットワーク装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0277868A (ja) * 1988-09-14 1990-03-16 Hitachi Ltd 共用データの管理方法
JPH02231676A (ja) * 1989-03-06 1990-09-13 Toshiba Corp 分散型データベースシステム
JPH05216842A (ja) * 1992-02-05 1993-08-27 Mitsubishi Electric Corp 資源管理装置
JPH05265829A (ja) * 1992-03-16 1993-10-15 Hitachi Ltd レプリケートファイル更新方式
JPH05282231A (ja) * 1992-04-03 1993-10-29 Fujitsu Ltd サーバ・プログラムの起動処理方式
JPH06243015A (ja) * 1993-02-18 1994-09-02 Toshiba Corp 共用データ管理システム
JPH076111A (ja) * 1992-10-23 1995-01-10 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 修正可能な機能をサーバーで実行する方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0277868A (ja) * 1988-09-14 1990-03-16 Hitachi Ltd 共用データの管理方法
JPH02231676A (ja) * 1989-03-06 1990-09-13 Toshiba Corp 分散型データベースシステム
JPH05216842A (ja) * 1992-02-05 1993-08-27 Mitsubishi Electric Corp 資源管理装置
JPH05265829A (ja) * 1992-03-16 1993-10-15 Hitachi Ltd レプリケートファイル更新方式
JPH05282231A (ja) * 1992-04-03 1993-10-29 Fujitsu Ltd サーバ・プログラムの起動処理方式
JPH076111A (ja) * 1992-10-23 1995-01-10 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 修正可能な機能をサーバーで実行する方法
JPH06243015A (ja) * 1993-02-18 1994-09-02 Toshiba Corp 共用データ管理システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003023630A1 (fr) * 2001-09-05 2003-03-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Procede de traitement de messages de synchronisation
JP2012085235A (ja) * 2010-10-14 2012-04-26 Kyocera Corp 端末選択方法、無線端末、及びネットワーク装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20220236978A1 (en) Micro-service management system and deployment method, and related device
CN101493785B (zh) 根据客户软件的特许级支持向虚拟机监视器转移
US7631108B2 (en) Method and apparatus for executing event driven simulations
US11507596B2 (en) Live migration of distributed databases
US11899689B2 (en) Blockchain-based data synchronization method, apparatus, and computer-readable storage medium
US20050005018A1 (en) Method and apparatus for performing application virtualization
WO2000038062A1 (en) Object hashing with incremental changes
CN112463366A (zh) 面向云原生的微服务自动扩缩容和自动熔断方法及系统
WO2001063401A2 (en) Method and apparatus for improving utilization of a resource on a shared client
CN107451853A (zh) 一种红包实时派发的方法、装置、系统及存储介质
KR19990042176A (ko) 고속병렬컴퓨터의 노드 부트 방법
CN113486042B (zh) 数据处理方法、装置、计算机可读介质及电子设备
CN111210270A (zh) 业务处理方法、装置、服务集群、计算机设备和存储介质
JP2000242614A (ja) 分散処理システムおよびその方法、分散処理を行うための端末装置および記録媒体
JPH08272723A (ja) 情報処理方法及び装置
CN113546416A (zh) 游戏场景处理方法、装置、计算机设备及存储介质
Hanko et al. Workstation support for time-critical applications
Collins et al. Online payments by merely broadcasting messages (extended version)
CN116455830A (zh) 实现存储网关高可用分布式qos的方法
CN110471713A (zh) 一种超声系统资源管理方法及装置
JP2005100432A (ja) 情報処理方法及び装置
WO2022050197A1 (ja) コンピュータシステムおよびコンピュータプログラム
EP1228429B1 (en) Sharing resources among entities
CN114390058B (zh) 服务管理系统、方法、设备及存储介质
JP7482893B2 (ja) ブロックチェーンネットワークを利用して取引コストを減らしながらも公正な抽選を行う方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040818

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040823

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041022

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041210