JP2000242614A - 分散処理システムおよびその方法、分散処理を行うための端末装置および記録媒体 - Google Patents

分散処理システムおよびその方法、分散処理を行うための端末装置および記録媒体

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JP2000242614A
JP2000242614A JP11043713A JP4371399A JP2000242614A JP 2000242614 A JP2000242614 A JP 2000242614A JP 11043713 A JP11043713 A JP 11043713A JP 4371399 A JP4371399 A JP 4371399A JP 2000242614 A JP2000242614 A JP 2000242614A
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Satoshi Nagashima
聡 永島
Kazuo Hamada
和郎 濱田
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク上で密結合されたCPU群を有
効に利用して大規模な処理を少ない負荷で行うことがで
きるようにする。 【解決手段】 大規模ジョブ3を複数の小ジョブ#1〜
#nに分割するジョブ分割部11と、分割された複数の
小ジョブ#1〜#nのうち未処理のジョブを、各端末2
a〜2eのうちジョブ取得要求を行った端末に対して与
えるジョブ送信部14とを備え、大規模ジョブ3を複数
の小ジョブ#1〜#nに分割してそれぞれを複数の端末
2a〜2eに配信して分散実行させ、それぞれの回答を
各端末2a〜2eからサーバ1に返すようにすることに
より、大規模ジョブ3の処理を少ない計算負荷で実行す
ることができるようにする。また、端末2a〜2eから
要求があったときにのみ分割ジョブの配信を実行するこ
とにより、各計算機のCPUパワーを常に開放しておか
なくても済むようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は分散処理システムお
よびその方法、分散処理を行うための端末装置および記
録媒体に関し、特に、ネットワーク上に分散して存在す
る複数の計算機パワーを利用して大規模な処理を分散し
て行うためのシステムに用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】近年、計算機で行う処理の高度化および
複雑化などに伴い、その処理プログラムが膨大なものと
なってきている。個々の計算機の性能は、以前に比べて
格段に向上しているが、それでもこのような大規模な処
理を1台の計算機で実行するには、その計算負荷が極め
て大きなものとなっている。従来、大規模な計算問題を
扱うために、処理能力が極めて高いスーパーコンピュー
タ等を使用することもあるが、これは非常に高価であ
り、一般的に使えるものではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年では、LA
N(Local Area Network)やWAN(Wide Area Networ
k )、あるいはインターネット等のネットワークを用い
ることにより、複数の計算機の結びつきは益々密とな
り、また、相互接続の範囲も広くなってきている。ネッ
トワーク上にあるこれら複数の計算機を相互接続された
大CPU群と見た場合、その処理能力は極めて高いもの
と言える。
【0004】しかしながら、現状では、このように相互
接続された処理能力の高い計算機資源を十分に生かし切
れていないのが実状である。例えば、インターネットに
関して言えば、ネットワーク上の大部分を占める一般の
ユーザが享受しているサービスは、Webによるホーム
ページサーフィンやe−mail程度である。また、ネ
ットワーク上に接続されてはいるが、何の処理も行われ
ずに遊んでいる空CPUが多いのも事実である。
【0005】そのため、1台の計算機で処理をさせるに
は負荷が大き過ぎると考えられる大規模な計算処理を複
数の小さなジョブに分割し、これらをネットワーク上の
複数の計算機が備えるCPU群を用いて分散して行うよ
うにすれば、ネットワーク上の余った計算機資源を有効
に活用することが可能となる。そこで従来、インターネ
ット上に分散して存在する複数の計算機を協調して動作
させることにより、大規模な並列計算を行わせようとす
るシステムが提案されてきている。
【0006】ところが、上記従来の分散処理システム
は、ネットワーク接続されている複数の計算機を強制的
に協調動作させるものであった。そのため、ネットワー
ク上の各計算機は、他の計算機で定義された計算問題等
を解くためのCPUパワーを常時提供しなければなら
ず、自己の計算機内で通常の処理を行う際に意図せず余
計な負荷がかかってしまうことがあるという問題があっ
た。
【0007】本発明は、このような実情に鑑みて成され
たものであり、1台の計算機で処理するには負荷が大き
過ぎる大規模な処理を、ネットワーク上で密結合された
各計算機のCPU群を有効に利用して少ない負荷で実行
できるようにすることを目的とする。また、本発明は、
ネットワーク上に接続された計算機自体に余計な負担を
かけないようにすることをも目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の分散処理システ
ムは、ネットワーク上に分散して存在する複数の計算機
を利用してジョブを分散実行する分散処理システムであ
って、上記複数の計算機のうちジョブ取得要求が行われ
た計算機または利用可能な状態にある計算機に対して、
上記ジョブから分割された複数の分割ジョブのうち未処
理の分割ジョブを与えるジョブ配信手段を備えることを
特徴とする。
【0009】ここで、上記ジョブ配信手段は、例えば、
上記ジョブ取得要求が行われた計算機または利用可能な
状態にある計算機に対して、当該計算機に常駐して所定
の処理を行うエージェントを与えるエージェント送信手
段と、上記計算機に常駐したエージェントからの要求に
応じて、上記未処理の分割ジョブを与えるようにする分
割ジョブ送信手段とを備えて構成される。上記計算機に
常駐したエージェントは、与えられた分割ジョブの処理
が終わる毎に次のジョブ取得要求を行うようになされて
いる。
【0010】本発明の他の態様では、上記計算機の状態
に応じて、上記未処理の分割ジョブの配信を制御するよ
うにしたことを特徴とする。例えば、上記計算機に分割
ジョブを送信してからその処理結果である回答が返って
くるまでのタイムアウト時間を管理し、上記タイムアウ
ト時間内に回答が返ってこなかった分割ジョブについて
は、もう一度配信し直すようにする回答管理手段を備え
る。ここで、上記タイムアウト時間は、個々の分割ジョ
ブに応じて異なるように設定されるようにしても良い。
また、上記計算機に分割ジョブを送信してからその処理
結果である回答が返ってくるまでの応答時間に応じて、
上記計算機に与えるジョブ数を可変とする送信ジョブ数
管理手段を備えても良い。また、上記分割ジョブの配信
を上記計算機からの要求に応じて受動的に行う方式、上
記分割ジョブの配信を上記利用可能な状態にある計算機
に対して能動的に行う方式の上記計算機上での採用状態
に応じて、上記分割ジョブの配信に制約を与えるジョブ
配信制約手段を備えても良い。
【0011】また、上記計算機は、与えられた分割ジョ
ブの実行をバックグランド処理にて行うようにしても良
いし、与えられた分割ジョブの実行中であることをユー
ザに知らせるようにしても良い。また、上記分散処理シ
ステムはオブジェクト指向アーキテクチャに基づき構築
されるようにしても良い。さらに、上記ジョブ配信手段
は、上記ネットワーク上に分散して存在する複数の計算
機のうちの1つまたは専用のジョブ管理端末装置内に備
えられるようにしても良い。
【0012】また、本発明の分散処理方法は、ネットワ
ーク上に分散して存在する複数の計算機を利用してジョ
ブを分散実行する分散処理方法であって、上記複数の計
算機のうちジョブ取得要求が行われた計算機または利用
可能な状態にある計算機に対して、上記ジョブから分割
された複数の分割ジョブのうち未処理の分割ジョブを与
え、上記計算機に与えられた分割ジョブをその計算機上
で処理し、その処理結果である回答を上記分割ジョブの
供給元に返すようにしたことを特徴とする。本発明の他
の態様では、上記分割ジョブの供給元において、上記計
算機の状態に応じて、上記未処理の分割ジョブの配信を
制御するようにしても良い。
【0013】また、本発明の分散処理を行うための端末
装置は、ネットワーク上に分散して存在する複数の計算
機を利用してジョブの分散処理を行うための端末装置で
あって、上記複数の計算機のうちジョブ取得要求が行わ
れた計算機または利用可能な状態にある計算機に対し
て、上記ジョブから分割された複数の分割ジョブのうち
未処理の分割ジョブを与えるジョブ配信手段を備えるこ
とを特徴とする。本発明の他の態様では、上記計算機の
状態に応じて、上記未処理の分割ジョブの配信を制御す
るようにしても良い。
【0014】また、本発明のコンピュータ読み取り可能
な記録媒体は、ネットワーク上に分散して存在する複数
の計算機を利用してジョブを分散実行する分散処理シス
テムにおいて、上記複数の計算機のうちジョブ取得要求
が行われた計算機または利用可能な状態にある計算機に
対して、上記ジョブから分割された複数の分割ジョブの
うち未処理の分割ジョブを与えるジョブ配信手段として
コンピュータを機能させるためのプログラムを記録した
ことを特徴とする。本発明の他の態様では、上記計算機
の状態に応じて、上記未処理の分割ジョブの配信を制御
するようにするための機能を上記コンピュータに実現さ
せるためのプログラムを更に記録したことを特徴とす
る。
【0015】上記のように構成した本発明によれば、ネ
ットワーク上に存在する複数の計算機のうち、ジョブ取
得要求があった計算機、あるいは利用可能な状態となっ
ている計算機に対して、分割された小さなジョブが送ら
れて実行されることとなるので、各計算機のCPUパワ
ーを外部から与えられるジョブに対して常に開放してお
くことなく、大規模なジョブを複数の計算機を利用して
分散実行することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、第1
の実施形態による分散処理システムの構成を示すブロッ
ク図である。図1に示すように、本実施形態の分散処理
システムでは、LANやWANあるいはインターネット
等のネットワーク上に、複数の計算機が分散して存在し
ている。すなわち、ジョブの管理を行うジョブ管理端末
装置であるサーバ1と、ユーザが通常使用する端末2
a,2b,2c,2d,2e,…とがネットワークを介
して相互に接続されており、互いにデータの送受信を行
うことができるようになっている。なお、図1では端末
を5つのみ示しているが、実際にはこれより多くの端末
が存在している。
【0017】本実施形態において、上記サーバ1は、分
割可能な大規模ジョブ3を適宜分割し、ネットワーク上
に存在する複数の端末2a〜2eに対して分割済の小さ
なジョブ#1〜#nを割り当てて解いてもらう。そし
て、それぞれの端末2a〜2eから小ジョブ#1〜#n
の処理結果である回答を集めて、最初の大規模ジョブ3
の解答とする。このような動作の実現方法として、第1
の実施形態では、Applet方式を採用する。以下に、上記
サーバ1および各端末2a〜2eの構成を詳しく説明す
る。
【0018】まず、サーバ1の構成において、ジョブ分
割部11は、与えられた大規模ジョブ3を複数の小ジョ
ブ#1〜#nに分割する。大規模ジョブ3は、例えばオ
ブジェクト指向プログラムで書かれた計算問題等であ
り、複数の小ジョブ#1〜#nに分割可能なものであ
る。大規模ジョブ3をどのように分割するかは、その大
規模ジョブ3のプログラム自体に書かれている(ユーザ
が記述する)。ジョブ分割部11は、その記述された内
容に従って、大規模ジョブ3を複数の小ジョブ#1〜#
nに分割することになる。
【0019】ここで、分割の仕方としては、例えば、大
規模ジョブ3を機能モジュール(オブジェクト)毎に分
割してそれぞれを各端末2a〜2eに割り当てる方法
や、大規模ジョブ3が問題に対するパラメータの与え方
を様々に変えることによって最適解を得るような探索問
題の場合に、パラメータの与え方を各端末2a〜2e毎
に変えることによって処理を分割する方法などが考えら
れる。
【0020】分割された各小ジョブ#1〜#nは、オブ
ジェクト指向データベース(OODB)4内に、未処理
ジョブ、実行中ジョブ、実行終了ジョブに整理して格納
される(例えば、どの分割ジョブが未処理、実行中ある
いは実行済であるかを表したリスト情報によって整理さ
れる)。なお、分割された当初は全て未処理ジョブであ
る。
【0021】アクセス受信部12は、各端末2a〜2e
からネットワークを介して与えられる各種のアクセス要
求を受信するものである。例えば、サーバ1上で立ち上
がっているWebのホームページに対するアクセス要求
を受信する。エージェント送信部13は、各端末2a〜
2eのうち、上記ホームページに対するアクセス要求を
行った端末に対して、後述するエージェント(Applet)
を与えるものである。また、ジョブ送信部14は、各端
末2a〜2eのうちジョブ取得の要求が行われた端末に
対して未処理の分割ジョブを与えるものである。
【0022】また、回答管理部15は、図2に示すよう
な回答管理テーブルを有し、サーバ1から各端末2a〜
2eに小ジョブ#1〜#nを配信してからその処理結果
である回答を所定のタイムアウト時間内に受信したかど
うかを管理し、上記OODB4内に格納されている各小
ジョブ#1〜#nの端末2a〜2eに対する配信制御を
行う。以下、図2の回答管理テーブルについて説明す
る。
【0023】図2において、ジョブIDは、大規模ジョ
ブ3から分割されたそれぞれの小ジョブ#1〜#nに対
して付されるユニークなシリアルナンバーである。回答
管理部15は、ある未処理の小ジョブがジョブ送信部1
4からある端末に送信された場合、その小ジョブを未処
理ジョブのリストから実行中ジョブのリストに移す。ま
た、本実施形態では、サーバ1から端末2a〜2eに小
ジョブを送信してからその回答が返ってくるまでのタイ
ムアウト時間として、例えば5分を設定しており、その
タイムアウト時間内に回答が返ってきた場合は、その小
ジョブを実行中ジョブのリストから実行終了ジョブのリ
ストに移す。
【0024】図2中にNo.1、No.3で示される小ジョ
ブ(小ジョブ#1〜#nの中の何れか2つ)は、タイム
アウト時間内に回答が返ってきたので、実行終了ジョブ
のリストに移されている。一方、No.2で示される小ジ
ョブは、タイムアウト時間を過ぎても回答が返ってこな
かったので、処理が終了しなかったとして、実行中ジョ
ブのリストから未処理ジョブのリストに戻される。
【0025】このように未処理ジョブのリストに戻され
ることにより、その小ジョブはその後再び何れかの端末
に送られることになる。この場合、その小ジョブが前回
送られた端末上からその小ジョブの処理結果である回答
がタイムアウト時間の経過後に送られてくると、新たに
小ジョブが送り直された端末上から返された回答と重複
してしまうことがある。
【0026】そこで、実行中ジョブのリストから未処理
ジョブのリストに戻す際に、同じ小ジョブに対して前回
のNo.2とは異なる新たなシリアルナンバーを付すとと
もに、No.2のシリアルナンバーは今後無視するように
することにより、前回No.2のシリアルナンバーが付さ
れて送信された小ジョブの回答が長い時間経ってから返
ってきたとしても、その回答は無視して、新たなシリア
ルナンバーを付して送り直した方の回答を採用するよう
にすることができる。
【0027】回答管理部15は、このような回答管理テ
ーブルを随時更新しながら参照することにより、今どの
小ジョブが未処理として残っているか等を把握して、ジ
ョブ送信部14から各端末2a〜2eに送信する小ジョ
ブを管理する。なお、ここでは、各小ジョブ#1〜#n
に対するタイムアウト時間を一律に5分に設定している
が、小ジョブ毎に処理負荷の大きさが異なることも考え
られる。このような場合に対応するために、個々の小ジ
ョブ毎にタイムアウト時間を個別に設定するようにして
も良い。
【0028】以上に説明したサーバ1内のジョブ分割部
11、アクセス受信部12、エージェント送信部13、
ジョブ送信部14および回答管理部15の処理は、実際
にはCPU16によって実行される。
【0029】次に、各端末2a〜2eを代表して、端末
2bの構成を説明する。要求/回答送信部21は、ネッ
トワークを介してサーバ1に対して各種の要求や小ジョ
ブ実行の結果である回答を送信するものである。例え
ば、サーバ1上で立ち上がっているWebのホームペー
ジに対するアクセス要求を送信したり、端末2b上に常
駐したエージェントから小ジョブ#1〜#nの取得要求
を送信したりする。また、受信した小ジョブを実行した
結果得られる回答も送信する。
【0030】エージェント受信部22は、上記ホームペ
ージに対するアクセス要求を行った結果としてサーバ1
から送られてくるエージェントを受信するものである。
また、ジョブ受信部23は、端末2b上に常駐したエー
ジェントからのジョブ取得要求に応じて、サーバ1から
送られてくる未処理の小ジョブを受信するものである。
CPU24は、上記要求/回答送信部21、エージェン
ト受信部22およびジョブ受信部23の処理を実行する
とともに、常駐したエージェントに規定されているプロ
グラム処理や、受信した小ジョブに規定されているプロ
グラム処理を実行する。
【0031】本実施形態のエージェントは、サーバ1か
らダウンロードされた先の端末2a〜2eに常駐し、そ
このCPUパワーを利用して所定の処理を行うプログラ
ムであり、例えばJAVA言語のAppletで構成される。
JAVA言語のAppletは、計算機のOS等に依存するこ
となく動作可能であるだけでなく、規定された処理以外
は実行しない、言い換えれば、基本的には常駐先のデー
タベースやファイル中に忍び込んでデータを盗んだり改
竄することができず、安全性が高いので、好ましい。
【0032】ここで、本実施形態のエージェントに規定
されている機能について説明する。本実施形態のエージ
ェントは、少なくとも小ジョブ#1〜#nの取得と回答
の返信の機能を有している。すなわち、端末2a〜2e
上に常駐したエージェントがサーバ1側に小ジョブ#1
〜#nの送信を要求すると、未処理の小ジョブがサーバ
1から送られてくる。エージェントは、この送られてき
た小ジョブの処理をCPU24に実行させ、その回答を
サーバ1に返す。エージェントは、1つの小ジョブの処
理が終了すると、サーバ1側に小ジョブ#1〜#nの送
信を再び要求し、次の小ジョブの処理へと進む。
【0033】次に、以上のように構成した本実施形態に
よる分散処理システム中のサーバ1が行うフレームワー
ク(ユーザが大規模ジョブ3の分割方法をプログラム上
に記述すること以外のサーバ1が行う動作)を、図3お
よび図4を参照しながら説明する。なお、図3は、サー
バ1の全体の動作の流れを示すフローチャートであり、
図4は、図3中のステップS5における動作の中身を示
すフローチャートである。
【0034】図3において、まず最初に、サーバ1は所
定の管理情報をセットする(ステップS1)。ここで
は、例えば図2に示したような回答管理テーブルを初期
状態にセットする。次に、本実施形態のフレームワーク
にひも付いたWebのホームページがサーバ1上で立ち
上がっているかどうかを判断し(ステップS2)、立ち
上がっていない場合は立ち上げる(ステップS3)。そ
して、サーバ1内のジョブ分割部11が、大規模ジョブ
3に記述された分割方法に従って、当該大規模ジョブ3
を複数の小ジョブ#1〜#nに分割する(ステップS
4)。
【0035】以上のようにして、大規模ジョブ3が複数
の小ジョブ#1〜#nに分割されてOODB4に格納さ
れることによって事前準備が完了すると、稼働している
フレームワークのプログラムによってジョブ配信が実行
される(ステップS5)。すなわち、図4に示すよう
に、まず、各端末2a〜2eの要求/回答送信部21か
らサーバ1のアクセス受信部12に対して、ホームペー
ジへのアクセスがあったかどうかを判断する(ステップ
S11)。このアクセスがない場合は、所定のディレイ
時間を待った後(ステップS13)、ステップS11に
戻る。
【0036】一方、ホームページへのアクセスがあった
場合は、OODB4内に未処理の小ジョブがあるかどう
かを判断する(ステップS12)。ここで、小ジョブ#
1〜#nの配信が全て終わるなどして未処理の小ジョブ
が残っていない場合は、所定のディレイ時間を待った後
(ステップS13)、ステップS11に戻る。また、未
処理の小ジョブがまだ残っている場合は、ホームページ
へのアクセスを行った端末に対してその未処理の小ジョ
ブを送信する(ステップS14)。
【0037】このステップS14では、まず、ホームペ
ージのアクセスを行った端末に対してサーバ1からエー
ジェント(Applet)をダウンロードする。そして、その
エージェントが当該端末に常駐して、定められたプログ
ラムに従ってサーバ1に対してジョブ取得要求を与える
ことにより、未処理の小ジョブをサーバ1から取得す
る。小ジョブの配信を受けた端末では、その取得した小
ジョブの処理を実行し、その処理結果である回答をサー
バ1に返すことになる。サーバ1内の回答管理部15
は、受け取った回答をOODB4内に格納するととも
に、図2に示した回答管理テーブルを更新する。
【0038】以上のように、本実施形態では、1つの計
算機で処理すると大きな負荷がかかる大規模ジョブ3を
複数の小ジョブ#1〜#nに分割し、それぞれを複数の
端末2a〜2eに配信して分散実行させることにより、
ネットワーク上で密結合された各端末2a〜2eのCP
U群を有効に利用して少ない負荷で大規模ジョブ3の処
理を実行することができ、計算時間を短縮することもで
きる。
【0039】また、本実施形態では、各端末2a〜2e
に対して小ジョブ#1〜#nを強制的に配信して実行さ
せるのではなく、端末2a〜2eからホームページへの
アクセスがあったときにのみ、つまり、各端末2a〜2
eのユーザからジョブ実行の意志が伝えられたときにの
み小ジョブ#1〜#nを配信して実行させるようにして
いるので、各端末2a〜2eのCPUパワーを、いつ実
行されるか分からない大規模ジョブ3に対して常に開放
しておかなくても済む。
【0040】例えば、端末2a〜2e上での自己の業務
等を休止している昼休みや夜間などにサーバ1のホーム
ページにアクセスすることにより、各端末2a〜2e上
で通常の処理を行う際にそれらのCPUに余計な負担を
かけないようにすることができる。なお、この場合、エ
ージェントのプログラム中に、小ジョブの配信を受けて
処理するという動作を昼休みや夜間などの時間帯で実行
せよ、という内容を記述しておくことも可能である。こ
のようにすれば、ホームページにいつアクセスしたかに
かかわらず、CPUパワーが余っている時間帯に常に分
散処理を実行することができるようになる。
【0041】また、本実施形態では、大規模ジョブ3の
分散処理をオブジェクト指向アーキテクチャに基づき実
行するようにしており、特に、分割された小ジョブ#1
〜#nやそれらの回答をオブジェクト指向のOODB4
に格納するようにしている。これにより、リモートでの
処理が行いやすくなるだけでなく、分散処理の途中で何
らかのトラブルによってシステムがダウンしたとして
も、それまでに得られた回答はOODB4内に確実に保
管されるため、分散処理を再開するときに最初からやり
直さなくても済み、処理の無駄を防止できる。
【0042】なお、上記実施形態では、ジョブの管理を
行うサーバ1が、ユーザが通常使用する端末2a〜2e
とは別に設けられているが、このサーバ1が持つ機能
を、ネットワーク上に分散して存在する各端末2a〜2
eのうちの1つが備えるようにしても良い。また、上記
実施形態では、ホームページへのアクセスをトリガとし
て小ジョブ#1〜#nの配信を実行しているが、このト
リガは、必ずしもホームページへのアクセスである必要
はなく、端末2a〜2eからサーバ1に対して要求が伝
えられるものであれば何でも良い。
【0043】また、上記実施形態では詳しく説明してい
ないが、大規模ジョブ3を複数の小ジョブ#1〜#nに
分割して分散処理し、それぞれの端末2a〜2eから得
た回答をどのように処理するかについては、アプリケー
ションの内容に応じて適宜決めれば良い。各端末2a〜
2eから得られた個々の回答をそのまま利用しても良い
し、それらを1つの回答にまとめ上げるようにしても良
い。どのようにまとめ上げるかについては、大規模ジョ
ブ3のプログラム中に分割方法を記述したのと同様、大
規模ジョブ3のプログラム中に記述される。
【0044】また、上記実施形態で述べたApplet方式で
は、インターネット上の不特定のユーザからサーバ1に
アクセスされる可能性があるという特徴を生かして、各
端末2a〜2eに配信された小ジョブ#1〜#nの実行
をバックグランド処理にて行わせ、ブラウザを見ている
ユーザからは計算過程を意識させないようにする。な
お、これとは逆に、配信されたジョブの実行中であるこ
とをユーザに知らせるために、例えば「ジョブ実行中」
等のメッセージを画面上に表示するようにしても良い。
【0045】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。図5は、第2の実施形態に
よる分散処理システムの構成を示すブロック図であり、
図1に示したブロックと同じブロックには同一の符号を
付している。第2の実施形態では、上述した第1の実施
形態と比べて、サーバ1内に端末管理部17が更に設け
られている。この端末管理部17は、図6に示すような
端末管理テーブルを有する。以下、図6について説明す
る。
【0046】図6に示すように、端末管理部17は、サ
ーバ1から端末2a〜2eに対して最初に基本となるジ
ョブを送ってからその回答が返ってくるまでの応答時間
をそれぞれの端末毎に管理し、その応答時間に応じて、
次回から一度に与えるジョブ数を設定する。応答時間が
短い場合は、その相手先端末のCPU能力が高いと考え
られるので、一度に送るジョブ数を多くする。一方、応
答時間が長い場合は、その相手先端末のCPU能力は低
いと考えられるので、一度に送るジョブ数を少なくす
る。また、各ジョブそのものの負荷が異なるのであれ
ば、サーバ1で各ジョブ毎の負荷を管理し、CPU能力
が高いと思われる端末には負荷の重いジョブを与えるよ
うにしても良い。
【0047】このように、本実施形態では、ジョブを送
ってからその回答が返ってくるまでの応答時間に応じ
て、処理能力の高いCPUを備えた端末に対して多くの
分割ジョブを割り振るようなダイナミック管理を行うよ
うにしたので、大規模ジョブ3の分散処理をより効率的
に行うことができる。また、複数の小ジョブを同時に送
ることになるので、全ての小ジョブを1つ1つ送ってい
た第1の実施形態に比べて、ネットワーク通信の処理負
荷を減らすこともできる。
【0048】なお、図6中に示される端末IDは、ネッ
トワーク上に存在する各端末2a〜2eを特定するため
の識別番号であるが、本実施形態の場合、インターネッ
トを介して不特定の端末からもアクセスされることがあ
るため、端末IDとしてはIPアドレスを用いるのが好
ましい。なお、インターネットには接続せず、閉じたL
ANやWANのみを用いるのであれば、対象とする端末
を全てサーバ1側で最初から把握できるので、必ずしも
IPアドレスを用いる必要はない。
【0049】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態について説明する。図7は、第3の実施形態に
よる分散処理システムの構成を示すブロック図である。
本実施形態においても、図7のサーバ1は、分割可能な
大規模ジョブ3を適宜分割し、ネットワーク上に存在す
る複数の端末2a〜2eに対して分割済の小さなジョブ
#1〜#nを割り当てて解いてもらう。そして、それぞ
れの端末2a〜2eから小ジョブ#1〜#nの処理結果
である回答を集めて、最初の大規模ジョブ3の解答とす
る。ただし、このような動作の実現方法として、第3の
実施形態では、上記第1の実施形態で説明したApplet方
式とは異なり、JAVA言語のRMI方式を採用する。
【0050】図7に示すように、本実施形態のサーバ1
には、図1に示す第1の実施形態では備えられていたア
クセス受信部12がなく、その代わりにRMI端末管理
部18が設けられている。また、各端末2a〜2eに
は、RMI宣言部25が更に設けられている。図7中の
その他の構成ブロックで、図1に示した符号と同一の符
号を付したものは、同一の機能を有するものであるの
で、これについての詳細な説明は省略する。
【0051】上記RMI宣言部25は、分割された小ジ
ョブ#1〜#nをRMI方式で受け取って実行するとい
う宣言を行うためのものである。RMI宣言をしている
と、その端末に対してサーバ1から分割された小ジョブ
#1〜#nが送られてきて、当該端末において大規模ジ
ョブ3の一部が実行されることになる。RMI宣言は、
例えば、電源投入時の初期プログラムによって行われ
る。また、その後必要に応じて、ユーザがRMI宣言を
取り止めたり、再び宣言をしたりすることも自由にでき
るものである。
【0052】一方、サーバ1内のRMI端末管理部18
は、ネットワークを介してサーバ1に接続されている各
端末2a〜2eのうち、RMI宣言をしている端末がど
れであるかを管理する。どの端末がRMI宣言をしてい
るかを把握するための方法としては、様々な方法が考え
られる。例えば、サーバ1から各端末2a〜2eに対し
て定期的に確認信号を送り、その応答として各端末2a
〜2eが、現在RMI宣言をしているかどうかを返信す
るようにする方法が考えられる。このとき、所定のタイ
ムアウト時間を過ぎてもある端末から応答がない場合
は、その端末は電源が切られているなどによって現在使
用できない状態であると判断する。
【0053】また、ユーザが端末2a〜2e上でRMI
宣言の設定状態を変更する毎に、そのことを端末2a〜
2e側からサーバ1に能動的に通知するようにしても良
い。このようにすれば、各端末2a〜2eにおける実際
のRMI宣言の設定状態と、サーバ1側で管理している
各端末2a〜2eのRMI宣言の状態とをリアルタイム
で一致させることができる。
【0054】この実施形態でエージェントは、RMI宣
言をした時点でその端末上に立ち上がり、常駐するもの
である。このエージェントの機能は、第1の実施形態で
述べたものと同様であり、少なくとも小ジョブの取得機
能と回答の返信機能とを有する。
【0055】次に、以上のように構成した第3の実施形
態による分散処理システム中のサーバ1の動作を、図8
のフローチャートを参照しながら説明する。なお、サー
バ1の全体の動作は、図3のフローチャートに示したも
のと同様であり、図8のフローチャートは、図3中のス
テップS5における動作の中身を示している。なお、本
実施形態の場合、図3のステップS1では、図2に示し
たような回答管理テーブルを初期状態にセットする処理
の他に、どの端末がRMI方式で使えるかを表したテー
ブルをセットする処理等も行う。
【0056】図8において、まず最初に、サーバ1は、
OODB4内に未処理の小ジョブがあるかどうかを判断
する(ステップS21)。ここで、小ジョブ#1〜#n
の配信が全て終わるなどして未処理の小ジョブが残って
いない場合は、所定のディレイ時間を待った後(ステッ
プS23)、ステップS21に戻る。また、未処理の小
ジョブがまだ残っている場合は、利用できるRMI処理
端末があるかどうかを更に判断する(ステップS2
2)。
【0057】ここで、利用できるRMI処理端末とは、
例えば、RMI宣言がされていて、かつ、現在小ジョブ
の処理を実行していない端末のことを言う。利用できる
RMI処理端末がない場合は、所定のディレイ時間を待
った後(ステップS23)、ステップS21に戻る。一
方、利用できるRMI処理端末がある場合は、OODB
4に格納されている複数の小ジョブ#1〜#nのうち未
処理の小ジョブを、当該利用できるRMI処理端末の1
つに対して送信する(ステップS24)。
【0058】このステップS24では、利用できるRM
I処理端末に常駐しているエージェントが、定められた
プログラムに従ってサーバ1に対してジョブ取得要求を
与えることにより、未処理の小ジョブをサーバ1から取
得する。小ジョブの配信を受けた端末では、その取得し
た小ジョブの処理を実行し、その処理結果である回答を
サーバ1に返すことになる。
【0059】このように、第3の実施形態では、端末2
a〜2eからアクセスがあるのを待ってジョブ配信を行
う第1の実施形態とは異なり、小ジョブ#1〜#nを振
り分ける側のサーバ1から積極的に、現在CPUが空い
ていて利用可能な端末があるかどうかをチェックしてジ
ョブ配信を行っている。その他の点は、第1の実施形態
と同様である。したがって、第3の実施形態において
も、少ない計算負荷で大規模ジョブ3の処理を実行する
ことができる。
【0060】また、本実施形態では、各端末2a〜2e
に対して小ジョブ#1〜#nを強制的に配信して実行さ
せるのではなく、端末2a〜2eでRMI宣言をしてい
るときにのみ小ジョブ#1〜#nを配信して実行させる
ようにしているので、各端末2a〜2eのCPUパワー
を、いつ実行されるか分からない大規模ジョブ3に対し
て常に開放しておかなくても済む。また、本実施形態で
も、分散処理システムをオブジェクト指向に基づき構築
しているので、リモートでの処理が行いやすくなるだけ
でなく、何らかのトラブルでシステムがダウンしたとき
の処理の無駄を防止することができる。
【0061】なお、上記第3の実施形態では、サーバ1
内にRMI端末管理部18を設け、RMI宣言をしてい
る端末がどれであるかを管理するようにしているが、ジ
ョブ配信に先立って、まず最初にサーバ1から端末2a
〜2eに対して問い合わせ信号等を送信し、その応答を
見ることによってRMI宣言されているかどうかを確認
するようにすれば、サーバ1は、RMI宣言をしている
端末がどれであるかの管理テーブルを持つ必要がなくな
る。
【0062】また、上記第3の実施形態では、図8のス
テップS22で説明したように、RMI宣言をしてお
り、かつ、現在小ジョブの処理を実行していない端末に
対してのみ小ジョブを割り振るようにしたが、小ジョブ
の処理を実行中の端末に対しても新たな小ジョブを割り
当てるようにしても良い。例えば、第2の実施形態で述
べたように、送信先の端末のCPU能力によっては、複
数のジョブを割り当てても十分なスピードで処理できる
場合もあるので、そのような場合には現在実行中の小ジ
ョブがあっても更に次の小ジョブを割り当てるようにす
る。これは、図7に示した構成に対して、図5に示した
端末管理部17を更に設けることによって実現すること
ができる。
【0063】また、上記第3の実施形態では、各端末2
a〜2eのCPUを利用する方法として、JAVA言語
のRMI方式を採用したが、CORBA(Common Objec
t Request Broker Architecture )方式も規格化されて
おり、これをフレームワークに組み入れるようにしても
良い。また、この第3の実施形態でも、ジョブの管理を
行うサーバ1が、ユーザが通常使用する端末2a〜2e
とは別に設けられているが、このサーバ1が持つ機能
を、ネットワーク上に分散して存在する各端末2a〜2
eのうちの1つが備えるようにしても良い。
【0064】(第4の実施形態)次に、本発明の第4の
実施形態について説明する。上記第1〜第3の実施形態
では、Applet方式あるいはRMI方式をそれぞれ単独で
用いてきたが、これらの方式を併用するようにしても良
い。この場合、分散処理システムの構成は、例えば、図
1、図5および図7に示した機能ブロックを全て備えた
ものとすれば良い。また、図4に示しフローチャート
と、図8に示したフローチャートは、サーバ1側で常に
並列的に動作していることになる。
【0065】この場合、例えば、RMI方式で取得した
小ジョブの処理中に、Applet方式で新たな小ジョブを取
得して実行することも可能とするなど、高い自由度を持
たせることも可能であるが、大規模ジョブ3の分散処理
をより効率化させるために何らかの制約を設けるように
しても良い。例えば、その端末が備えるCPUの能力に
応じて、一方の方式で小ジョブを実行している間は、他
の方式で小ジョブを更に実行することを禁止するなどの
制約を設けることが可能である。
【0066】図9および図10は、Applet方式とRMI
方式の併存時に制約を加えるために必要なテーブル情報
の例を示すものであり、例えば端末管理部17が備え
る。図9に示す端末管理テーブルは、図6に示したもの
とほぼ同様であるが、現在その端末がどの方式で動作し
ているか、つまり、小ジョブの配信を端末2a〜2eか
らの要求に応じて受動的に行うApplet方式、小ジョブの
配信を利用可能な状態にある端末2a〜2eに対して能
動的に行うRMI方式、あるいはその両方式の何れで動
作しているかを管理するための項目が設けられている。
【0067】また、図10に示す端末設定テーブルは、
それぞれの端末2a〜2eが、上記Applet方式、RMI
方式、あるいはその両方式のどの方式で動作し得るかを
あらかじめ設定したものである。例えば、図10中の一
番上に示された端末は、Applet方式でしか動作できない
ように設定されている。また、上から3番目に示された
端末は、Applet方式でもRMI方式でも動作できるが、
両方の方式を同時には実行できないように設定されてい
る。サーバ1は、上記図9中の現状態を表す情報と、図
10のように設定された内容とを参照して、端末2a〜
2eに対する小ジョブの割り振りに制約を与えることに
なる。なお、大規模ジョブ3を分割する際に、Applet方
式、RMI方式の何れの方式にも対応するように小ジョ
ブ#1〜#nを作成することが好ましい。
【0068】(本発明の他の実施形態)なお、以上に説
明した本実施形態の分散処理システムが備える各機能ブ
ロックは、実際にはコンピュータのCPUあるいはMP
U、RAM、ROMなどで構成されるものであり、RA
MやROMに記憶されたプログラムが動作することによ
って実現できる。したがって、コンピュータが上記機能
を果たすように動作させるプログラムを、例えばCD−
ROMのような記録媒体に記録し、コンピュータに読み
込ませることによって実現できるものである。記録媒体
としては、CD−ROM以外に、フロッピーディスク、
ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、不揮発
性メモリカード等を用いることができる。
【0069】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムを実行することにより上述の実施形態の機能が実現さ
れるだけでなく、そのプログラムがコンピュータにおい
て稼働しているOS(オペレーティングシステム)ある
いは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実
施形態の機能が実現される場合や、供給されたプログラ
ムの処理の全てあるいは一部がコンピュータの機能拡張
ボードや機能拡張ユニットにより行われて上述の実施形
態の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発
明の実施形態に含まれる。
【0070】なお、上記に示した各実施形態は、何れも
本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したも
のに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定
的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発
明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱すること
なく、様々な形で実施することができる。
【0071】
【発明の効果】本発明は上述したように、ジョブ取得要
求が行われた計算機または利用可能な状態にある計算機
に対し、分割された複数のジョブの中から未処理のジョ
ブを与え、与えられた分割ジョブを各計算機上で処理し
てその回答を当該分割ジョブの供給元に返すように構成
したので、1つの計算機で処理すると大きな負荷がかか
る大規模な処理を、複数の計算機を利用して少ない処理
負荷で実行することができる。また、本発明では、各計
算機に対して分割ジョブを強制的に配信して実行させる
のではなく、計算機からジョブ取得要求があったとき、
あるいは利用可能な状態にある計算機に対してのみ、分
割ジョブを配信して実行させるようにしているので、各
計算機のCPUパワーを、いつ実行されるか分からない
大規模な処理に対して常に開放しておかなくても済み、
各計算機に余計な負担をかけないようにすることができ
る。
【0072】本発明の他の特徴によれば、計算機の状態
に応じて未処理ジョブの配信を制御するようにした。例
えば、計算機に分割ジョブを送信してからその回答が返
ってくるまでの応答時間に応じて、与えるジョブ数を可
変とするようにしたり、分割ジョブの配信を行う際の各
種方式の計算機上での採用状態に応じて、分割ジョブの
配信に制約を与えるようにしたので、大規模ジョブの分
散処理をより効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態による分散処理システムの構成
を示すブロック図である。
【図2】本実施形態の回答管理部が備える回答管理テー
ブルの例を示す図である。
【図3】本実施形態による分散処理システム中のサーバ
が行う全体の動作の流れを示すフローチャートである。
【図4】Applet方式の場合に、図3中のステップS5に
おいて行われる動作の中身を示すフローチャートであ
る。
【図5】第2の実施形態による分散処理システムの構成
を示すブロック図である。
【図6】第2の実施形態による端末管理部が備える端末
管理テーブルの例を示す図である。
【図7】第3の実施形態による分散処理システムの構成
を示すブロック図である。
【図8】RMI方式の場合に、図3中のステップS5に
おいて行われる動作の中身を示すフローチャートであ
る。
【図9】Applet方式とRMI方式の併存時に制約を加え
るために必要なテーブル情報の例を示す図である。
【図10】Applet方式とRMI方式の併存時に制約を加
えるために必要なテーブル情報の例を示す図である。
【符号の説明】
1 サーバ(ジョブ管理端末装置) 2a〜2e 端末 3 大規模ジョブ 4 OODB 11 ジョブ分割部 12 アクセス受信部 13 エージェント送信部 14 ジョブ送信部 15 回答管理部 16 CPU 17 端末管理部 18 RMI端末管理部 21 要求/回答送信部 22 エージェント受信部 23 ジョブ受信部 24 CPU 25 RMI宣言部

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク上に分散して存在する複数
    の計算機を利用してジョブを分散実行する分散処理シス
    テムであって、 上記複数の計算機のうちジョブ取得要求が行われた計算
    機または利用可能な状態にある計算機に対して、上記ジ
    ョブから分割された複数の分割ジョブのうち未処理の分
    割ジョブを与えるジョブ配信手段を備えることを特徴と
    する分散処理システム。
  2. 【請求項2】 上記ジョブ配信手段は、上記ジョブ取得
    要求が行われた計算機または利用可能な状態にある計算
    機に対して、当該計算機に常駐して所定の処理を行うエ
    ージェントを与えるエージェント送信手段と、 上記計算機に常駐したエージェントからの要求に応じ
    て、上記未処理の分割ジョブを与えるようにする分割ジ
    ョブ送信手段とを備えることを特徴とする請求項1に記
    載の分散処理システム。
  3. 【請求項3】 上記計算機に常駐したエージェントは、
    与えられた分割ジョブの処理が終わる毎に次のジョブ取
    得要求を行うようになされていることを特徴とする請求
    項2に記載の分散処理システム。
  4. 【請求項4】 上記計算機の状態に応じて、上記未処理
    の分割ジョブの配信を制御するようにしたことを特徴と
    する請求項1〜3の何れか1項に記載の分散処理システ
    ム。
  5. 【請求項5】 上記計算機に分割ジョブを送信してから
    その処理結果である回答が返ってくるまでのタイムアウ
    ト時間を管理し、上記タイムアウト時間内に回答が返っ
    てこなかった分割ジョブについては、もう一度配信し直
    すようにする回答管理手段を備えることを特徴とする請
    求項4に記載の分散処理システム。
  6. 【請求項6】 上記タイムアウト時間は、個々の分割ジ
    ョブに応じて異なるように設定されることを特徴とする
    請求項5に記載の分散処理システム。
  7. 【請求項7】 上記計算機に分割ジョブを送信してから
    その処理結果である回答が返ってくるまでの応答時間に
    応じて、上記計算機に与えるジョブ数を可変とする送信
    ジョブ数管理手段を備えることを特徴とする請求項4に
    記載の分散処理システム。
  8. 【請求項8】 上記分割ジョブの配信を上記計算機から
    の要求に応じて受動的に行う方式、上記分割ジョブの配
    信を上記利用可能な状態にある計算機に対して能動的に
    行う方式の上記計算機上での採用状態に応じて、上記分
    割ジョブの配信に制約を与えるジョブ配信制約手段を備
    えることを特徴とする請求項4に記載の分散処理システ
    ム。
  9. 【請求項9】 上記計算機は、与えられた分割ジョブの
    実行をバックグランド処理にて行うことを特徴とする請
    求項1〜8の何れか1項に記載の分散処理システム。
  10. 【請求項10】 上記計算機は、与えられた分割ジョブ
    の実行中であることをユーザに知らせるための報知手段
    を備えることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に
    記載の分散処理システム。
  11. 【請求項11】 上記分散処理システムはオブジェクト
    指向アーキテクチャに基づき構築されることを特徴とす
    る請求項1〜10の何れか1項に記載の分散処理システ
    ム。
  12. 【請求項12】 上記ジョブ配信手段は、上記ネットワ
    ーク上に分散して存在する複数の計算機のうちの1つま
    たは専用のジョブ管理端末装置内に備えられることを特
    徴とする請求項1〜11の何れか1項に記載の分散処理
    システム。
  13. 【請求項13】 ネットワーク上に分散して存在する複
    数の計算機を利用してジョブを分散実行する分散処理方
    法であって、 上記複数の計算機のうちジョブ取得要求が行われた計算
    機または利用可能な状態にある計算機に対して、上記ジ
    ョブから分割された複数の分割ジョブのうち未処理の分
    割ジョブを与え、 上記計算機に与えられた分割ジョブをその計算機上で処
    理し、その処理結果である回答を上記分割ジョブの供給
    元に返すようにしたことを特徴とする分散処理方法。
  14. 【請求項14】 上記分割ジョブの供給元では、上記ジ
    ョブ取得要求が行われた計算機または利用可能な状態に
    ある計算機に対して、当該計算機に常駐して所定の処理
    を行うエージェントを与え、上記計算機上に常駐したエ
    ージェントからの要求に応じて、上記未処理の分割ジョ
    ブを与えるようにしたことを特徴とする請求項13に記
    載の分散処理方法。
  15. 【請求項15】 上記分割ジョブの供給元では、上記計
    算機の状態に応じて、上記未処理の分割ジョブの配信を
    制御するようにしたことを特徴とする請求項13または
    14に記載の分散処理方法。
  16. 【請求項16】 上記計算機に分割ジョブを送信してか
    らその回答が返ってくるまでのタイムアウト時間を管理
    し、上記タイムアウト時間内に回答が返ってこなかった
    分割ジョブについては、もう一度配信し直すようにする
    ことを特徴とする請求項15に記載の分散処理方法。
  17. 【請求項17】 上記計算機に分割ジョブを送信してか
    らその回答が返ってくるまでの応答時間に応じて、上記
    計算機に与えるジョブ数を可変とするようにしたことを
    特徴とする請求項15に記載の分散処理方法。
  18. 【請求項18】 上記分割ジョブの配信を上記計算機か
    らの要求に応じて受動的に行う方式、上記分割ジョブの
    配信を上記利用可能な計算機に対して能動的に行う方式
    の上記計算機上での採用状態に応じて、上記分割ジョブ
    の配信に制約を与えるようにしたことを特徴とする請求
    項15に記載の分散処理方法。
  19. 【請求項19】 ネットワーク上に分散して存在する複
    数の計算機を利用してジョブの分散処理を行うための端
    末装置であって、上記複数の計算機のうちジョブ取得要
    求が行われた計算機または利用可能な状態にある計算機
    に対して、上記ジョブから分割された複数の分割ジョブ
    のうち未処理の分割ジョブを与えるジョブ配信手段を備
    えることを特徴とする分散処理を行うための端末装置。
  20. 【請求項20】 上記計算機の状態に応じて、上記未処
    理の分割ジョブの配信を制御するようにしたことを特徴
    とする請求項19に記載の分散処理を行うための端末装
    置。
  21. 【請求項21】 上記計算機に分割ジョブを送信してか
    らその処理結果である回答が返ってくるまでのタイムア
    ウト時間を管理し、上記タイムアウト時間内に回答が返
    ってこなかった分割ジョブについては、もう一度配信し
    直すようにする回答管理手段を備えることを特徴とする
    請求項20に記載の分散処理を行うための端末装置。
  22. 【請求項22】 上記計算機に分割ジョブを送信してか
    らその処理結果である回答が返ってくるまでの応答時間
    に応じて、上記計算機に与えるジョブ数を可変とする送
    信ジョブ数管理手段を備えることを特徴とする請求項2
    0に記載の分散処理を行うための端末装置。
  23. 【請求項23】 上記分割ジョブの配信を上記計算機か
    らの要求に応じて受動的に行う方式、上記分割ジョブの
    配信を上記利用可能な状態にある計算機に対して能動的
    に行う方式の上記計算機上での採用状態に応じて、上記
    分割ジョブの配信に制約を与えるジョブ配信制約手段を
    備えることを特徴とする請求項20に記載の分散処理を
    行うための端末装置。
  24. 【請求項24】 ネットワーク上に分散して存在する複
    数の計算機を利用してジョブを分散実行する分散処理シ
    ステムにおいて、 上記複数の計算機のうちジョブ取得要求が行われた計算
    機または利用可能な状態にある計算機に対して、上記ジ
    ョブから分割された複数の分割ジョブのうち未処理の分
    割ジョブを与えるジョブ配信手段としてコンピュータを
    機能させるためのプログラムを記録したことを特徴とす
    るコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  25. 【請求項25】 上記計算機の状態に応じて、上記未処
    理の分割ジョブの配信を制御するようにするための機能
    を上記コンピュータに実現させるためのプログラムを更
    に記録したことを特徴とする請求項24に記載のコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体。
  26. 【請求項26】 上記計算機に分割ジョブを送信してか
    らその処理結果である回答が返ってくるまでのタイムア
    ウト時間を管理し、上記タイムアウト時間内に回答が返
    ってこなかった分割ジョブについては、もう一度配信し
    直すようにする回答管理手段としての機能を上記コンピ
    ュータに実現させるためのプログラムを記録したことを
    特徴とする請求項25に記載のコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
  27. 【請求項27】 上記計算機に分割ジョブを送信してか
    らその処理結果である回答が返ってくるまでの応答時間
    に応じて、上記計算機に与えるジョブ数を可変とする送
    信ジョブ数管理手段としての機能を上記コンピュータに
    実現させるためのプログラムを記録したことを特徴とす
    る請求項25に記載のコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体。
  28. 【請求項28】 上記分割ジョブの配信を上記計算機か
    らの要求に応じて受動的に行う方式、上記分割ジョブの
    配信を上記利用可能な状態にある計算機に対して能動的
    に行う方式の上記計算機上での採用状態に応じて、上記
    分割ジョブの配信に制約を与えるジョブ配信制約手段と
    しての機能を上記コンピュータに実現させるためのプロ
    グラムを記録したことを特徴とする請求項25に記載の
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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