JPH1040118A - クライアント／サーバシステム及びクライアント端末装置 - Google Patents
クライアント／サーバシステム及びクライアント端末装置Info
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- JPH1040118A JPH1040118A JP21524096A JP21524096A JPH1040118A JP H1040118 A JPH1040118 A JP H1040118A JP 21524096 A JP21524096 A JP 21524096A JP 21524096 A JP21524096 A JP 21524096A JP H1040118 A JPH1040118 A JP H1040118A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 オブジェクト指向のクライアント／サーバシ
ステムにおいて、同一サーバの複数プロセス上に同じ処
理を行うオブジェクトが複数存在する場合に、アプリケ
ーションプログラムによる制御を必要とすることなく、
各々のオブジェクトに対して偏りなく処理要求を振り分
けて処理効率を向上させ、システム全体の性能向上を図
るクライアント／サーバシステムを提供する。 【解決手段】 クライアント１００が、アプリケーショ
ンプログラムを実行するアプリケーションプログラム実
行部１１０と、サーバ２００のプロセスへの負荷分散を
制御する負荷分散制御部１２０と、サーバ２００のプロ
セスの使用状態を管理するプロセス情報管理部１３０
と、サーバ２００の各プロセスに存在するオブジェクト
のリファレンス情報を管理するオブジェクト情報管理部
１４０とを備える。
ステムにおいて、同一サーバの複数プロセス上に同じ処
理を行うオブジェクトが複数存在する場合に、アプリケ
ーションプログラムによる制御を必要とすることなく、
各々のオブジェクトに対して偏りなく処理要求を振り分
けて処理効率を向上させ、システム全体の性能向上を図
るクライアント／サーバシステムを提供する。 【解決手段】 クライアント１００が、アプリケーショ
ンプログラムを実行するアプリケーションプログラム実
行部１１０と、サーバ２００のプロセスへの負荷分散を
制御する負荷分散制御部１２０と、サーバ２００のプロ
セスの使用状態を管理するプロセス情報管理部１３０
と、サーバ２００の各プロセスに存在するオブジェクト
のリファレンス情報を管理するオブジェクト情報管理部
１４０とを備える。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は、ＯＲＢ（オブジェ
クト・リクエスト・ブローカー）で接続されたオブジェ
クト指向のクライアント／サーバシステム及びそのクラ
イアント端末に関し、特に同一処理を行うオブジェクト
を複数プロセス上に実装した場合に効率的に処理要求を
行うクライアント／サーバシステム及びそのクライアン
ト端末に関する。
クト・リクエスト・ブローカー）で接続されたオブジェ
クト指向のクライアント／サーバシステム及びそのクラ
イアント端末に関し、特に同一処理を行うオブジェクト
を複数プロセス上に実装した場合に効率的に処理要求を
行うクライアント／サーバシステム及びそのクライアン
ト端末に関する。
【０００２】
【従来の技術】クライアントとサーバとがＯＲＢで接続
されたオブジェクト指向のクライアント／サーバシステ
ムにおいて、ある処理を行うオブジェクトを呼び出す
（オブジェクトに処理要求を出す）ためには、各オブジ
ェクトに一意に対応付けられたオブジェクトリファレン
スと呼ばれるコードを用いなければならない。そのた
め、所望のオブジェクトを呼び出す際に、呼び出すべき
特定のオブジェクトを決定していることが必要である。
されたオブジェクト指向のクライアント／サーバシステ
ムにおいて、ある処理を行うオブジェクトを呼び出す
（オブジェクトに処理要求を出す）ためには、各オブジ
ェクトに一意に対応付けられたオブジェクトリファレン
スと呼ばれるコードを用いなければならない。そのた
め、所望のオブジェクトを呼び出す際に、呼び出すべき
特定のオブジェクトを決定していることが必要である。
【０００３】このようなオブジェクト指向のクライアン
ト／サーバシステムにおいて、同一処理を行うオブジェ
クトが複数のプロセス上に存在している場合、一部のオ
ブジェクトに処理要求が偏ってしまい、処理効率が悪く
なる可能性がある。したがって、複数のプロセス上に同
一の処理を行うオブジェクトが存在する場合には、効率
的な運用を行うため、どのオブジェクトが使用中で、ど
のオブジェクトが未使用なのかをクライアント側（利用
者側）で管理しておき、適切なオブジェクトリファレン
スを用いて要求する処理を行うオブジェクトを呼び出す
ことにより、プロセスの最適な負荷分散を図らなければ
ならない。
ト／サーバシステムにおいて、同一処理を行うオブジェ
クトが複数のプロセス上に存在している場合、一部のオ
ブジェクトに処理要求が偏ってしまい、処理効率が悪く
なる可能性がある。したがって、複数のプロセス上に同
一の処理を行うオブジェクトが存在する場合には、効率
的な運用を行うため、どのオブジェクトが使用中で、ど
のオブジェクトが未使用なのかをクライアント側（利用
者側）で管理しておき、適切なオブジェクトリファレン
スを用いて要求する処理を行うオブジェクトを呼び出す
ことにより、プロセスの最適な負荷分散を図らなければ
ならない。
【０００４】従来、このオブジェクト管理及びマルチプ
ロセスへの負荷分散は、クライアントにて動作するアプ
リケーションプログラムの機能として実現されていた。
ロセスへの負荷分散は、クライアントにて動作するアプ
リケーションプログラムの機能として実現されていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
クライアント／サーバシステムでは、オブジェクト管理
及びマルチプロセスへの負荷分散をアプリケーションプ
ログラムの機能として実現していたため、アプリケーシ
ョンプログラムの構造が複雑となり、当該アプリケーシ
ョンプログラムの開発に手間を要したり、当該アプリケ
ーションプログラムによる処理効率の低下を招くおそれ
があった。
クライアント／サーバシステムでは、オブジェクト管理
及びマルチプロセスへの負荷分散をアプリケーションプ
ログラムの機能として実現していたため、アプリケーシ
ョンプログラムの構造が複雑となり、当該アプリケーシ
ョンプログラムの開発に手間を要したり、当該アプリケ
ーションプログラムによる処理効率の低下を招くおそれ
があった。
【０００６】本発明の目的は、上記従来の欠点を解決
し、ＯＲＢで接続されたオブジェクト指向のクライアン
ト／サーバシステムにおいて、同一サーバマシンの複数
プロセス上に同じ処理を行うオブジェクトが複数存在す
る場合に、アプリケーションプログラムによる制御を必
要とすることなく、各々のオブジェクトに対して偏りな
く処理要求を振り分けて処理効率を向上させ、システム
全体の性能向上を図ることのできるクライアント／サー
バシステムを提供することにある。
し、ＯＲＢで接続されたオブジェクト指向のクライアン
ト／サーバシステムにおいて、同一サーバマシンの複数
プロセス上に同じ処理を行うオブジェクトが複数存在す
る場合に、アプリケーションプログラムによる制御を必
要とすることなく、各々のオブジェクトに対して偏りな
く処理要求を振り分けて処理効率を向上させ、システム
全体の性能向上を図ることのできるクライアント／サー
バシステムを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明のオブジェクト指向のクライアント／サーバシステ
ムは、クライアントが、アプリケーションプログラムを
実行するアプリケーションプログラム実行手段と、前記
アプリケーションプログラム実行手段からの要求により
前記サーバのプロセスへの負荷分散を制御する負荷分散
制御手段と、前記サーバのプロセスの使用状態を管理す
るプロセス情報管理手段と、前記サーバの各プロセスに
存在するオブジェクトのリファレンス情報を管理するオ
ブジェクト情報管理手段とを備えることを特徴とする。
発明のオブジェクト指向のクライアント／サーバシステ
ムは、クライアントが、アプリケーションプログラムを
実行するアプリケーションプログラム実行手段と、前記
アプリケーションプログラム実行手段からの要求により
前記サーバのプロセスへの負荷分散を制御する負荷分散
制御手段と、前記サーバのプロセスの使用状態を管理す
るプロセス情報管理手段と、前記サーバの各プロセスに
存在するオブジェクトのリファレンス情報を管理するオ
ブジェクト情報管理手段とを備えることを特徴とする。
【０００８】また、他の態様では、前記負荷分散制御手
段は、前記アプリケーションプログラム実行手段からの
オブジェクトの呼び出し要求に応じて、前記プロセス情
報管理手段を参照して使用されていないプロセスを検出
し、前記オブジェクト情報管理手段から前記検出された
プロセスの前記呼び出し要求にかかるオブジェクトのリ
ファレンス情報を取得して、前記サーバの対応するプロ
セスにアクセスしオブジェクトを呼び出すことを特徴と
する。
段は、前記アプリケーションプログラム実行手段からの
オブジェクトの呼び出し要求に応じて、前記プロセス情
報管理手段を参照して使用されていないプロセスを検出
し、前記オブジェクト情報管理手段から前記検出された
プロセスの前記呼び出し要求にかかるオブジェクトのリ
ファレンス情報を取得して、前記サーバの対応するプロ
セスにアクセスしオブジェクトを呼び出すことを特徴と
する。
【０００９】また、他の態様では、負荷分散制御手段を
管理する負荷分散制御手段管理手段を更に備え、前記ア
プリケーションプログラム実行手段は、前記負荷分散制
御手段管理手段の管理情報に基づいて要求する処理に対
応する負荷分散制御手段を特定し、該負荷分散制御手段
に該処理を実行するオブジェクトの呼び出しを要求する
ことを特徴とする。
管理する負荷分散制御手段管理手段を更に備え、前記ア
プリケーションプログラム実行手段は、前記負荷分散制
御手段管理手段の管理情報に基づいて要求する処理に対
応する負荷分散制御手段を特定し、該負荷分散制御手段
に該処理を実行するオブジェクトの呼び出しを要求する
ことを特徴とする。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照して詳細に説明する。
面を参照して詳細に説明する。
【００１１】図１は、本発明の１実施例によるクライア
ント／サーバシステムの構成を示すブロック図である。
ント／サーバシステムの構成を示すブロック図である。
【００１２】図示のように、本実施例のクライアント／
サーバシステムは、ＯＲＢ（オブジェクト・リクエスト
・ブローカー）３００にて接続されたクライアント１０
０とサーバ２００とを備える。クライアント１００は、
アプリケーションプログラムを実行するアプリケーショ
ンプログラム実行部１１０と、サーバ２００におけるプ
ロセスの負荷分散を制御するための負荷分散制御部１２
０、プロセス情報管理部１３０、及びオブジェクト情報
管理部１４０と、アプリケーションプログラムから負荷
分散制御部１２０にアクセスするための負荷分散制御部
情報検索部１５０及び負荷分散制御部情報管理部１６０
とを備える。サーバ２００は、複数のプロセスを含むプ
ロセス群２１０と、システムの目的に応じたデータを格
納するデータベースファイル２２０とを備える。なお、
同図には本実施例の特徴的な構成のみを記載し、他の構
成については記載を省略してある。
サーバシステムは、ＯＲＢ（オブジェクト・リクエスト
・ブローカー）３００にて接続されたクライアント１０
０とサーバ２００とを備える。クライアント１００は、
アプリケーションプログラムを実行するアプリケーショ
ンプログラム実行部１１０と、サーバ２００におけるプ
ロセスの負荷分散を制御するための負荷分散制御部１２
０、プロセス情報管理部１３０、及びオブジェクト情報
管理部１４０と、アプリケーションプログラムから負荷
分散制御部１２０にアクセスするための負荷分散制御部
情報検索部１５０及び負荷分散制御部情報管理部１６０
とを備える。サーバ２００は、複数のプロセスを含むプ
ロセス群２１０と、システムの目的に応じたデータを格
納するデータベースファイル２２０とを備える。なお、
同図には本実施例の特徴的な構成のみを記載し、他の構
成については記載を省略してある。
【００１３】図２は、本実施例を構成するクライアント
１００及びサーバ２００の各構成を詳細に示すブロック
図である。
１００及びサーバ２００の各構成を詳細に示すブロック
図である。
【００１４】アプリケーションプログラム実行部１１０
は、ＣＰＵとＲＡＭ等のメモリとで実現され、格納され
たアプリケーションプログラムの制御によりシステムの
目的に応じた処理を実行する。本実施例では、アプリケ
ーションプログラムには、オブジェクト管理及びマルチ
プロセスの負荷分散を実行する機能は不要である。オブ
ジェクトに処理要求を出す場合、負荷分散制御部１２０
を介して適当なオブジェクトを呼び出す。負荷分散制御
部１２０へのアクセスは、負荷分散制御部情報検索部１
５０を介して負荷分散制御部情報管理部１６０から取得
した負荷分散制御部情報に基づいて行う。
は、ＣＰＵとＲＡＭ等のメモリとで実現され、格納され
たアプリケーションプログラムの制御によりシステムの
目的に応じた処理を実行する。本実施例では、アプリケ
ーションプログラムには、オブジェクト管理及びマルチ
プロセスの負荷分散を実行する機能は不要である。オブ
ジェクトに処理要求を出す場合、負荷分散制御部１２０
を介して適当なオブジェクトを呼び出す。負荷分散制御
部１２０へのアクセスは、負荷分散制御部情報検索部１
５０を介して負荷分散制御部情報管理部１６０から取得
した負荷分散制御部情報に基づいて行う。
【００１５】負荷分散制御部１２０は、プログラム制御
されたＣＰＵ等で実現され、プロセス情報管理部１３０
にアクセスしてプロセス情報を取得するプロセス情報取
得部１２１と、オブジェクト情報管理部１４０にアクセ
スしてオブジェクト情報を取得するオブジェクト情報取
得部１２２とを備える。そして、アプリケーションプロ
グラムとは独立してオブジェクトの使用状態の管理及び
プロセスの負荷分散を実行する。すなわち、アプリケー
ションプログラム実行部１１０からの呼び出しに応じ
て、プロセス情報取得部１２１がプロセス情報管理部１
３０を参照し、オブジェクト情報取得部１２２がオブジ
ェクト情報管理部１４０から必要なオブジェクトリファ
レンスを取得して、サーバ２００のプロセス群２１０に
アクセスする。また、負荷分散制御部１２０は、アプリ
ケーションプログラムの処理内容に応じて複数設けられ
る。負荷分散制御部１２０の詳細な動作の内容について
は後述する。
されたＣＰＵ等で実現され、プロセス情報管理部１３０
にアクセスしてプロセス情報を取得するプロセス情報取
得部１２１と、オブジェクト情報管理部１４０にアクセ
スしてオブジェクト情報を取得するオブジェクト情報取
得部１２２とを備える。そして、アプリケーションプロ
グラムとは独立してオブジェクトの使用状態の管理及び
プロセスの負荷分散を実行する。すなわち、アプリケー
ションプログラム実行部１１０からの呼び出しに応じ
て、プロセス情報取得部１２１がプロセス情報管理部１
３０を参照し、オブジェクト情報取得部１２２がオブジ
ェクト情報管理部１４０から必要なオブジェクトリファ
レンスを取得して、サーバ２００のプロセス群２１０に
アクセスする。また、負荷分散制御部１２０は、アプリ
ケーションプログラムの処理内容に応じて複数設けられ
る。負荷分散制御部１２０の詳細な動作の内容について
は後述する。
【００１６】プロセス情報管理部１３０は、磁気ディス
ク装置等の記憶装置やＲＡＭ等のメモリで実現され、サ
ーバ２００のプロセス群２１０に含まれるプロセスごと
に使用状態に関する情報を格納している。
ク装置等の記憶装置やＲＡＭ等のメモリで実現され、サ
ーバ２００のプロセス群２１０に含まれるプロセスごと
に使用状態に関する情報を格納している。
【００１７】オブジェクト情報管理部１４０は、磁気デ
ィスク装置等の記憶装置で実現され、サーバ２００のプ
ロセス群２１０に含まれる各プロセスに存在するオブジ
ェクトのリファレンス情報を格納している。
ィスク装置等の記憶装置で実現され、サーバ２００のプ
ロセス群２１０に含まれる各プロセスに存在するオブジ
ェクトのリファレンス情報を格納している。
【００１８】負荷分散制御部情報検索部１５０は、プロ
グラム制御されたＣＰＵ等で実現され、アプリケーショ
ンプログラム実行部１１０からの要求に応じて、必要な
負荷分散制御部１２０に関する情報を負荷分散制御部情
報管理部１６０から検出し、アプリケーションプログラ
ム実行部１１０に渡す。
グラム制御されたＣＰＵ等で実現され、アプリケーショ
ンプログラム実行部１１０からの要求に応じて、必要な
負荷分散制御部１２０に関する情報を負荷分散制御部情
報管理部１６０から検出し、アプリケーションプログラ
ム実行部１１０に渡す。
【００１９】負荷分散制御部情報管理部１６０は、磁気
ディスク装置等の記憶装置で実現され、アプリケーショ
ンプログラムにて制御される処理内容に対応する負荷分
散制御部１２０を特定する負荷分散制御部情報を格納す
る。
ディスク装置等の記憶装置で実現され、アプリケーショ
ンプログラムにて制御される処理内容に対応する負荷分
散制御部１２０を特定する負荷分散制御部情報を格納す
る。
【００２０】次に、図２及び図３のフローチャートを参
照して本実施例の動作に付いて説明する。
照して本実施例の動作に付いて説明する。
【００２１】図２に示すように、本実施例では、アプリ
ケーションプログラム実行部１１０にて実行されるアプ
リケーションプログラムは出金処理を行うプログラムと
する。負荷分散制御部１２０は、出金処理に関するもの
と振込処理に関するものの２種類が用意されているもの
とし、負荷分散制御部情報管理部１６０には、これらの
負荷分散制御部１２０に関する情報が格納されている。
また、サーバ２００のプロセス群２１０にはプロセス
Ａ、プロセスＢ、プロセスＣの３つのプロセスが含ま
れ、これらのプロセスの使用状態に関する情報がプロセ
ス情報管理部１３０に格納される。
ケーションプログラム実行部１１０にて実行されるアプ
リケーションプログラムは出金処理を行うプログラムと
する。負荷分散制御部１２０は、出金処理に関するもの
と振込処理に関するものの２種類が用意されているもの
とし、負荷分散制御部情報管理部１６０には、これらの
負荷分散制御部１２０に関する情報が格納されている。
また、サーバ２００のプロセス群２１０にはプロセス
Ａ、プロセスＢ、プロセスＣの３つのプロセスが含ま
れ、これらのプロセスの使用状態に関する情報がプロセ
ス情報管理部１３０に格納される。
【００２２】アプリケーションプログラム実行部１１０
から出金処理を行うオブジェクトを呼び出す場合、アプ
リケーションプログラム実行部１１０は、まず、負荷分
散制御部情報検索部１５０にアクセスし、必要な負荷分
散制御部１２０の情報を要求する（ステップ３０１）。
負荷分散制御部情報検索部１５０は、アプリケーション
プログラム実行部１１０からの要求に応じて、負荷分散
制御部情報管理部１６０から出金処理に対応する負荷分
散制御部情報Ｘを検出し、アプリケーションプログラム
実行部１１０に送る。
から出金処理を行うオブジェクトを呼び出す場合、アプ
リケーションプログラム実行部１１０は、まず、負荷分
散制御部情報検索部１５０にアクセスし、必要な負荷分
散制御部１２０の情報を要求する（ステップ３０１）。
負荷分散制御部情報検索部１５０は、アプリケーション
プログラム実行部１１０からの要求に応じて、負荷分散
制御部情報管理部１６０から出金処理に対応する負荷分
散制御部情報Ｘを検出し、アプリケーションプログラム
実行部１１０に送る。
【００２３】アプリケーションプログラム実行部１１０
は、取得した負荷分散制御部情報Ｘに基づいて出金処理
に対応する負荷分散制御部１２０を呼び出す（ステップ
３０２）。
は、取得した負荷分散制御部情報Ｘに基づいて出金処理
に対応する負荷分散制御部１２０を呼び出す（ステップ
３０２）。
【００２４】呼び出された負荷分散制御部１２０は、ま
ず、プロセス情報取得部１２１が、プロセス情報管理部
１３０にアクセスし、出金処理を行うオブジェクトが存
在するプロセスの使用状況を調べ、使用可能なプロセス
を決定する（ステップ３０３）。図２の例では、プロセ
スＢが未使用であるため、これを使用するプロセスとし
て決定する。プロセス情報管理部１３０のプロセスＢの
使用状態は、使用中に更新される（ステップ３０４）。
ここで、未使用のプロセスがない場合には、アプリケー
ションプログラム実行部１１０からの要求を退避する
（ステップ３１０）。
ず、プロセス情報取得部１２１が、プロセス情報管理部
１３０にアクセスし、出金処理を行うオブジェクトが存
在するプロセスの使用状況を調べ、使用可能なプロセス
を決定する（ステップ３０３）。図２の例では、プロセ
スＢが未使用であるため、これを使用するプロセスとし
て決定する。プロセス情報管理部１３０のプロセスＢの
使用状態は、使用中に更新される（ステップ３０４）。
ここで、未使用のプロセスがない場合には、アプリケー
ションプログラム実行部１１０からの要求を退避する
（ステップ３１０）。
【００２５】次に、負荷分散制御部１２０のオブジェク
ト情報取得部１２２が、プロセス情報管理部１４０か
ら、プロセス情報取得部１２１で使用プロセスとして決
定されたプロセスＢに存在する各オブジェクトのリファ
レンス情報を参照し、処理要求に対応する出金処理のオ
ブジェクトのリファレンス情報を検索し取得する（ステ
ップ３０５）。
ト情報取得部１２２が、プロセス情報管理部１４０か
ら、プロセス情報取得部１２１で使用プロセスとして決
定されたプロセスＢに存在する各オブジェクトのリファ
レンス情報を参照し、処理要求に対応する出金処理のオ
ブジェクトのリファレンス情報を検索し取得する（ステ
ップ３０５）。
【００２６】次に、負荷分散制御部１２０は、オブジェ
クト情報取得部１２２により取得したオブジェクトリフ
ァレンス情報に基づいてサーバ２００のプロセス群２１
０から対応するプロセスＢを指定して、当該プロセスＢ
内の目的のオブジェクトを呼び出す（ステップ３０
６）。呼び出されたオブジェクトは当該処理要求に応じ
て出金処理を実行する（ステップ３０７）。当該オブジ
ェクトによる処理が終了すると、プロセス情報取得部１
２１は、プロセス情報管理部１３０の該当プロセスの使
用状態に関する情報を未使用に更新する（ステップ３０
８）。
クト情報取得部１２２により取得したオブジェクトリフ
ァレンス情報に基づいてサーバ２００のプロセス群２１
０から対応するプロセスＢを指定して、当該プロセスＢ
内の目的のオブジェクトを呼び出す（ステップ３０
６）。呼び出されたオブジェクトは当該処理要求に応じ
て出金処理を実行する（ステップ３０７）。当該オブジ
ェクトによる処理が終了すると、プロセス情報取得部１
２１は、プロセス情報管理部１３０の該当プロセスの使
用状態に関する情報を未使用に更新する（ステップ３０
８）。
【００２７】この後、ステップ３０３において退避され
ている要求がないか調べ、退避されている要求があれ
ば、再度未使用プロセスの有無を調べて上記ステップ３
０３〜ステップ３０８を繰り返す（ステップ３０９）。
退避されている要求がなければ、処理を終了する。
ている要求がないか調べ、退避されている要求があれ
ば、再度未使用プロセスの有無を調べて上記ステップ３
０３〜ステップ３０８を繰り返す（ステップ３０９）。
退避されている要求がなければ、処理を終了する。
【００２８】図４は、本発明の他の実施例によるクライ
アント／サーバシステムにおけるクライアント１００及
びサーバ２００の各構成を詳細に示すブロック図であ
る。
アント／サーバシステムにおけるクライアント１００及
びサーバ２００の各構成を詳細に示すブロック図であ
る。
【００２９】図示のように、本実施例のクライアント１
００は、アプリケーションプログラムを実行するアプリ
ケーションプログラム実行部１１０と、サーバ２００に
おけるプロセスの負荷分散を制御するための負荷分散制
御部１７０及びプロセス情報管理部１８０と、アプリケ
ーションプログラムから負荷分散制御部１２０にアクセ
スするための負荷分散制御部情報検索部１５０及び負荷
分散制御部情報管理部１６０とを備える。上記構成にお
いて、アプリケーションプログラム実行部１１０、負荷
分散制御部情報検索部１５０、負荷分散制御部情報管理
部１６０、及びサーバ２００の構成は、上述した第１実
施例の各構成要素と同様であり、同一の符号を付して説
明を省略する。
００は、アプリケーションプログラムを実行するアプリ
ケーションプログラム実行部１１０と、サーバ２００に
おけるプロセスの負荷分散を制御するための負荷分散制
御部１７０及びプロセス情報管理部１８０と、アプリケ
ーションプログラムから負荷分散制御部１２０にアクセ
スするための負荷分散制御部情報検索部１５０及び負荷
分散制御部情報管理部１６０とを備える。上記構成にお
いて、アプリケーションプログラム実行部１１０、負荷
分散制御部情報検索部１５０、負荷分散制御部情報管理
部１６０、及びサーバ２００の構成は、上述した第１実
施例の各構成要素と同様であり、同一の符号を付して説
明を省略する。
【００３０】本実施例において、プロセス情報管理部１
８０は、磁気ディスク装置等の記憶装置やＲＡＭ等のメ
モリで実現され、サーバ２００のプロセス群２１０に含
まれるプロセスごとに使用状態に関する情報と、各プロ
セスに存在する各オブジェクトごとのリファレンス情報
とを格納している。プロセス情報管理部１８０におい
て、各プロセスに存在する各オブジェクトのリファレン
ス情報を格納しているため、第１実施例のようにプロセ
ス情報管理部１８０のほかにオブジェクト情報管理部を
備える必要はない。
８０は、磁気ディスク装置等の記憶装置やＲＡＭ等のメ
モリで実現され、サーバ２００のプロセス群２１０に含
まれるプロセスごとに使用状態に関する情報と、各プロ
セスに存在する各オブジェクトごとのリファレンス情報
とを格納している。プロセス情報管理部１８０におい
て、各プロセスに存在する各オブジェクトのリファレン
ス情報を格納しているため、第１実施例のようにプロセ
ス情報管理部１８０のほかにオブジェクト情報管理部を
備える必要はない。
【００３１】負荷分散制御部１７０は、プログラム制御
されたＣＰＵ等で実現され、プロセス情報管理部１８０
にアクセスしてプロセス情報とオブジェクト情報とを取
得するプロセス情報取得部１７１を備える。すなわち、
プロセス情報取得部１７１は、第１実施例の負荷分散制
御部１２０におけるプロセス情報取得部１２１及びオブ
ジェクト情報取得部１２２の機能を兼ね備える。
されたＣＰＵ等で実現され、プロセス情報管理部１８０
にアクセスしてプロセス情報とオブジェクト情報とを取
得するプロセス情報取得部１７１を備える。すなわち、
プロセス情報取得部１７１は、第１実施例の負荷分散制
御部１２０におけるプロセス情報取得部１２１及びオブ
ジェクト情報取得部１２２の機能を兼ね備える。
【００３２】負荷分散制御部１７０は、第１実施例の負
荷分散制御部１２０と同様に、アプリケーションプログ
ラムとは独立してオブジェクトの使用状態の管理及びプ
ロセスの負荷分散を実行する。すなわち、アプリケーシ
ョンプログラム実行部１１０からの呼び出しに応じて、
プロセス情報取得部１７１がプロセス情報管理部１８０
を参照し、必要なオブジェクトリファレンスを取得し
て、サーバ２００のプロセス群２１０にアクセスする。
荷分散制御部１２０と同様に、アプリケーションプログ
ラムとは独立してオブジェクトの使用状態の管理及びプ
ロセスの負荷分散を実行する。すなわち、アプリケーシ
ョンプログラム実行部１１０からの呼び出しに応じて、
プロセス情報取得部１７１がプロセス情報管理部１８０
を参照し、必要なオブジェクトリファレンスを取得し
て、サーバ２００のプロセス群２１０にアクセスする。
【００３３】以上好ましい実施例をあげて本発明を説明
したが、本発明は必ずしも上記実施例に限定されるもの
ではない。
したが、本発明は必ずしも上記実施例に限定されるもの
ではない。
【００３４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるクラ
イアント／サーバシステムは、アプリケーションプログ
ラムとは独立して設けられた負荷分散制御手段により負
荷分散を行うため、同一処理を行うオブジェクトが複数
のプロセス上に存在する場合に、アプリケーションプロ
グラムによる制御を必要とすることなく、各々のオブジ
ェクトに対して偏りなく処理要求を振り分けることがで
きる。これにより、アプリケーションプログラムの構造
の複雑化や当該アプリケーションプログラムによる処理
効率の低下を回避することができ、システム全体の性能
向上を図ることができる。
イアント／サーバシステムは、アプリケーションプログ
ラムとは独立して設けられた負荷分散制御手段により負
荷分散を行うため、同一処理を行うオブジェクトが複数
のプロセス上に存在する場合に、アプリケーションプロ
グラムによる制御を必要とすることなく、各々のオブジ
ェクトに対して偏りなく処理要求を振り分けることがで
きる。これにより、アプリケーションプログラムの構造
の複雑化や当該アプリケーションプログラムによる処理
効率の低下を回避することができ、システム全体の性能
向上を図ることができる。
【図１】 本発明の１実施例によるクライアント／サー
バシステムの構成を示すブロック図である。
バシステムの構成を示すブロック図である。
【図２】 図１のクライアントとサーバの詳細な構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図３】 本実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
る。
【図４】 本発明の他の実施例によるクライアントとサ
ーバの詳細な構成を示すブロック図である。
ーバの詳細な構成を示すブロック図である。
１００ クライアント １１０ アプリケーションプログラム実行部 １２０、１７０ 負荷分散制御部 １２１、１７１ プロセス情報取得部 １２２ オブジェクト情報取得部 １３０、１８０ プロセス情報管理部 １４０ オブジェクト情報管理部 １５０ 負荷分散制御部情報検索部 １６０ 負荷分散制御部情報管理部 ２００ サーバ ２１０ プロセス群 ２２０ データベースファイル
Claims (6)
- 【請求項１】 クライアントとサーバとをオブジェクト
・リクエスト・ブローカーで接続して構成されたオブジ
ェクト指向のクライアント／サーバシステムにおいて、 前記クライアントが、 アプリケーションプログラムを実行するアプリケーショ
ンプログラム実行手段と、 前記アプリケーションプログラム実行手段からの要求に
より前記サーバのプロセスへの負荷分散を制御する負荷
分散制御手段と、 前記サーバのプロセスの使用状態を管理するプロセス情
報管理手段と、 前記サーバの各プロセスに存在するオブジェクトのリフ
ァレンス情報を管理するオブジェクト情報管理手段とを
備えることを特徴とするクライアント／サーバシステ
ム。 - 【請求項２】 前記負荷分散制御手段は、前記アプリケ
ーションプログラム実行手段からのオブジェクトの呼び
出し要求に応じて、前記プロセス情報管理手段を参照し
て使用されていないプロセスを検出し、前記オブジェク
ト情報管理手段から前記検出されたプロセスの前記呼び
出し要求にかかるオブジェクトのリファレンス情報を取
得して、前記サーバの対応するプロセスにアクセスしオ
ブジェクトを呼び出すことを特徴とする請求項１に記載
のクライアント／サーバシステム。 - 【請求項３】 負荷分散制御手段を管理する負荷分散制
御手段管理手段を更に備え、 前記アプリケーションプログラム実行手段は、前記負荷
分散制御手段管理手段の管理情報に基づいて要求する処
理に対応する負荷分散制御手段を特定し、該負荷分散制
御手段に該処理を実行するオブジェクトの呼び出しを要
求することを特徴とする請求項１に記載のクライアント
／サーバシステム。 - 【請求項４】 クライアントとサーバとがオブジェクト
・リクエスト・ブローカーで接続されたオブジェクト指
向のクライアント／サーバシステムを構成するクライア
ント端末装置において、 アプリケーションプログラムを実行するアプリケーショ
ンプログラム実行手段と、 前記アプリケーションプログラム実行手段からの要求に
より前記サーバのプロセスへの負荷分散を制御する負荷
分散制御手段と、 前記サーバのプロセスの使用状態を管理するプロセス情
報管理手段と、 前記サーバの各プロセスに存在するオブジェクトのリフ
ァレンス情報を管理するオブジェクト情報管理手段とを
備えることを特徴とするクライアント端末装置。 - 【請求項５】 前記負荷分散制御手段は、前記アプリケ
ーションプログラム実行手段からのオブジェクトの呼び
出し要求に応じて、前記プロセス情報管理手段を参照し
て使用されていないプロセスを検出し、前記オブジェク
ト情報管理手段から前記検出されたプロセスの前記呼び
出し要求にかかるオブジェクトのリファレンス情報を取
得して、前記サーバの対応するプロセスにアクセスしオ
ブジェクトを呼び出すことを特徴とする請求項４に記載
のクライアント端末装置。 - 【請求項６】 負荷分散制御手段を管理する負荷分散制
御手段管理手段を更に備え、 前記アプリケーションプログラム実行手段は、前記負荷
分散制御手段管理手段の管理情報に基づいて要求する処
理に対応する負荷分散制御手段を特定し、該負荷分散制
御手段に該処理を実行するオブジェクトの呼び出しを要
求することを特徴とする請求項４に記載のクライアント
端末装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21524096A JPH1040118A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | クライアント／サーバシステム及びクライアント端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21524096A JPH1040118A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | クライアント／サーバシステム及びクライアント端末装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1040118A true JPH1040118A (ja) | 1998-02-13 |
Family
ID=16669046
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21524096A Pending JPH1040118A (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | クライアント／サーバシステム及びクライアント端末装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1040118A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001282561A (ja) * | 2000-03-30 | 2001-10-12 | Nec Corp | 分散オブジェクト管理方法、そのプログラムを記憶した記憶媒体及び分散システム |
| US6701323B2 (en) | 2000-04-18 | 2004-03-02 | Hitachi, Ltd. | Object management system and method for distributed object system |
| WO2016157359A1 (ja) * | 2015-03-30 | 2016-10-06 | 株式会社野村総合研究所 | 口座データ管理システム |
-
1996
- 1996-07-26 JP JP21524096A patent/JPH1040118A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001282561A (ja) * | 2000-03-30 | 2001-10-12 | Nec Corp | 分散オブジェクト管理方法、そのプログラムを記憶した記憶媒体及び分散システム |
| US6701323B2 (en) | 2000-04-18 | 2004-03-02 | Hitachi, Ltd. | Object management system and method for distributed object system |
| WO2016157359A1 (ja) * | 2015-03-30 | 2016-10-06 | 株式会社野村総合研究所 | 口座データ管理システム |
| JPWO2016157359A1 (ja) * | 2015-03-30 | 2018-01-18 | 株式会社野村総合研究所 | 口座データ管理システム |
| US10726402B2 (en) | 2015-03-30 | 2020-07-28 | Nomura Research Institute, Ltd. | Account data management system |
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