JP3559571B2 - データ処理装置およびデータ処理方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のアプリケーションが蓄積される部分プログラムを参照してデータ処理を行うデータ処理装置およびデータ処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のデータ処理装置でデータベースに蓄積管理されるデータを共有するシステムを構築する場合、そのデータ種別によってはデータ量が大きくなるため、例えば画像情報、特にカラー画像情報等の場合は非常に膨大となり、蓄積する記憶媒体の記憶容量を圧迫するため、通常所定の形式でデータ圧縮されたデータを蓄積管理する場合が多い。
【0003】
また、蓄積されたデータを各データ処理装置が同一のプロトコルで参照できるようにするため、分散型のデータベースシステムでは、各データ処理装置に接続される二次的な外部記憶装置(ハードディスク)を備え、各外部記憶装置間でのデータアクセスに一貫性を保持させて、データの転送またはデータの管理を行っていた。
【0004】
さらに、この種のデータ処理装置において、マルチメディアデータをブラウジングする場合は、複数のメディアに対応した、複雑かつ膨大な編集用および出力用の部分プログラムを管理する必要性がある。この場合、複数のアプリケーションに共通する部分プログラムをライブラリファイルとして作成し、そのライブラリファイルを各アプリケーションにリンクして用いるという方法を採用している。
【0005】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、データベースの更新を検出し、該検出された前記データベースの更新を、対象データを処理するために実行されるアプリケーションに通知し、該通知に基づいてなされた当該アプリケーションからの要求条件に応じて、当該アプリケーションの作成時には予期されていなかった該対象データの処理に必要なオブジェクトコードを前記データベースから動的に選択し、該選択されたオブジェクトコードを前記データベースから読み出して前記実行されるアプリケーションの記憶領域に転送することにより、複数のアプリケーションに共通する部分プログラムのオブジェクトコードをデータベースの構造の更新等に影響されずに柔軟に管理し、それぞれのアプリケーションが処理すべき対象データを効率よく処理できるオブジェクトコードを自在に共有することができるデータ処理装置およびデータ処理方法を提供することである。
【0006】
特に、典型的なUNIXオペレーティングシステムを用いたワークステーションにおいて、音声情報データをデータベースを用いて管理する場合、そのデータのスキーマおよび性質に対応した部分プログラム(音声の入出力用ドライバ,部分抽出,フィルタリング等音声情報処理に特有の処理プログラム)を、アーカイブ形式のライブラリ・ファイルとして作成し、そのライブラリ・ファイルをUNIXワークステーションのldコマンドにより、各アプリケーションにリンクすることで、それらの部分プログラムを利用している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のデータ処理装置においては、データ処理の一貫性を保持するために、二次的な記憶媒体をそれぞれのデータ処理装置に設ける必要等があり、システム構築のためのコストが非常に高くなる。また、各データ処理装置に設けられる二次記憶装置のアクセス速度が低速なため、データ転送処理効率が極めて低い。さらに、動画像のような膨大なビデオデータを利用する応用分野では、上記のようなデータ処理の一貫性を保持するために、ネットワークを介して受け渡されるデータの量が膨大になる等の問題点があった。
【0008】
一方、部分プログラムを利用する場合、データベースのスキーマが変更された等の理由から、ライブラリ化された共通の部分プログラムに修正を加えた場合、更新以前の部分プログラムをリンクしているすべてのアプリケーション・プログラムの動作が保証されなくなり、そのため、その部分プログラムを再度リンクし直す必要が発生し、アプリケーション・プログラムの保守コストが高くなる。また、新たなデータ構造あるいは性質を持ったデータが次々に追加されて行くようなマルチメディア・アプリケーション(例えばマルチメディア・データのデータ・ブラウザ)において、マルチメディア・データについての操作(例えばディスプレイへの表示等)を随時追加することができない。これは、汎用のマルチメディア・アプリケーションを作成することを困難にする。さらに、ライブラリ化された一連の部分プログラムは、複数のアプリケーションから共有されるため、決められた位置におかれている必要があった。これは、部分プログラムの選択における柔軟性を損ねてしまう等の問題点もあった。
【0009】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、複数のアプリケーションで共通する部分プログラムをオブジェクトコードでデータベースに記憶し、対象データを処理するために実行されるアプリケーションに対応するオブジェクトコードをデータベースから動的に選択してアプリケーションの記憶領域に転送することにより、複数のアプリケーションに共通する部分プログラムのオブジェクトコードをデータベースの構造の更新等に影響されずに柔軟に管理し、それぞれのアプリケーションが処理すべき対象データを効率よく処理できるオブジェクトコードを自在に共有できる利便性に優れたデータ処理装置およびデータ処理方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第1の発明は、複数のアプリケーションに共通する部分プログラムをオブジェクトコードで記憶するデータベースと、前記データベースの更新を検出する検出手段と、前記検出手段で検出された前記データベースの更新を、対象データを処理するために実行されるアプリケーションに通知する通知手段と、前記通知手段による通知に基づいてなされた当該アプリケーションからの要求条件に応じて、当該アプリケーションの作成時には予期されていなかった該対象データの処理に必要なオブジェクトコードを前記データベースから動的に選択する選択手段と、前記選択手段により動的に選択されたオブジェクトコードを前記データベースから読み出して前記実行されるアプリケーションの記憶領域に転送する転送手段とを有することを特徴とする。
【0011】
本発明に係る第2の発明は、アプリケーションの実行状態に基づいて、前記転送されたオブジェクトコードの全部または要部を読み出すオブジェクトコード読み出し手段を、更に有することを特徴とする。
【0012】
本発明に係る第3の発明は、前記検出手段は、前記データベースのデータ構造または前記オブジェクトコードの更新を検出し、前記通知手段は、前記更新されたデータ構造またはオブジェクトコードを前記アプリケーションに通知することを特徴とする。
【0013】
本発明に係る第4の発明は、前記検出手段は、前記実行されるアプリケーションの起動時に、前記データベースが更新された状態であるか検出することを特徴とする。
【0014】
本発明に係る第5の発明は、前記アプリケーションの実行中に前記データベースのスキーマが変更された場合、前記通知手段は、前記アプリケーションにスキーマの変更を通知し、前記アプリケーションでは、前記通知手段によるスキーマ変更通知に応じて、当該アプリケーション内のオブジェクトコードの差し替えが必要か否かを問い合わせて、差し替えが必要と判断された場合、前記データベースから差し替え用のオブジェクトコードを抽出して、差し替えを必要とするオブジェクトコードと差し替えることを特徴とする。
【0015】
本発明に係る第6の発明は、前記対象データはマルチメディアデータであり、
前記アプリケーションは前記転送手段で転送されるオブジェクトコードを用いて、該マルチメディアデータをブラウズするための汎用ブラウザであることを特徴とする。
本発明に係る第7の発明は、複数のアプリケーションに共通する部分プログラムをオブジェクトコードで記憶するデータベースを有するデータ処理装置を制御するためのデータ処理方法であって、前記データベースの更新を検出する検出工程と、前記検出工程で検出された前記データベースの更新を、対象データを処理するために実行されるアプリケーションに通知する通知工程と、前記通知工程による通知に基づいてなされた当該アプリケーションからの要求条件に応じて、当該アプリケーションの作成時には予期されていなかった該対象データの処理に必要なオブジェクトコードを前記データベースから動的に選択する選択工程と、前記選択工程で動的に選択されたオブジェクトコードを前記データベースから読み出して前記実行されるアプリケーションの記憶領域に転送する転送工程と、
を有することを特徴とする。
【0020】
【実施例】
〔第1実施例〕
図1は本発明の第1実施例を示すデータ処理装置の構成を説明するブロック図である。
図において、11はサイトAにおけるCPUで、内部バス21に接続された主記憶データベース管理システム5の主記憶データベース51へのデータアクセスを制御する。31は通信装置で、ネットワーク7と内部バス21との通信をインタフェースする。411は圧縮手段で、転送されてきた加工データを圧縮する。412は伸長手段で、転送されてきた圧縮データを伸長して加工データに復元する。12はサイトBにおけるCPUで、内部バス22に接続されたデバイス間のデータ転送を制御する。6はアプリケーション群で、主記憶データベース51に記憶されたデータをネットワーク7を介して読み出してデータ処理を行う。32は通信装置で、ネットワーク7と内部バス22との通信をインタフェースする。421は圧縮手段で、転送されてきた加工データを圧縮する。422は伸長手段で、転送されてきた圧縮データを伸長して加工データに復元する。なお、ネットワーク7は、例えばイーサネットまたは電話回線により構成される。また、主記憶データベース51は高速アクセス可能な記憶媒体、例えばメモリカード等で構成される。さらに、サイトBの接続個数は本実施例に示すように1台に限らず複数台であっても良い。
【0021】
このように構成されたデータ処理装置において、所定のデータ圧縮形式で圧縮された共有データを記憶する主記憶データベース51を有する第1のデータ処理装置と、複数のデータ処理装置とが通信装置31,32を介して所定のネットワーク7に接続されてデータ処理を行うデータ処理装置において、通信装置31,32を介して主記憶データベース51から送信された圧縮データを受信すると、伸長手段422が伸長してデータを復元してアプリケーションに供するデータとして使用するとともに、所定のアプリケーションから送信するデータが生成されると、圧縮手段421が所定のデータ圧縮形式で圧縮し、通信装置31,32を介して主記憶データベース51に圧縮データを格納するので、ネットワーク7上の各データ処理装置が参照するデータベースを主記憶データベース7として一元管理できるとともに、同一形式で圧縮されたデータを高速にネットワーク間で転送可能となる。
【0022】
以下、サイトB上のアプリケーション6が、サイトA上のデータを参照あるいは更新する場合について説明する。
図2は、図1に示したデータ処理装置におけるデータ参照処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、(1) 〜(3) は各ステップを示す。また、本実施例におけるデータ参照の基本的手続きは、どのデータを参照するのかを指定する検索データを、アプリケーション側(すなわちサイトB)からデータベース側(サイトA)へ転送し、その結果をデータベース側からアプリケーション側に転送する手続きに対応する。
【0023】
先ず、サイトAにおいて、主記憶データベース管理システム5は、アプリケーション6の要求、すなわち検索条件等を含む検索命令に従い、主記憶データベース51を検索する(1) 。この際、主記憶データベース51には、圧縮されたデータが蓄えられているので、必要であれば、それを伸長手段412により復元し、条件判定を行う。次いで、検索の結果求められたアプリケーションの要求するデータを、圧縮された形式のまま、通信装置31,32によりアプリケーション6のおかれているサイトBに転送する(2) 。そして、サイトBのアプリケーションは、受け取ったデータを必要に応じて、伸長手段422により復元し、必要な処理を加え(3) 、処理を終了する。
【0024】
図3は、図1に示したデータ処理装置におけるデータ更新処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、(1) ,(2) は各ステップを示す。
先ず、アプリケーション6により加工されたデータは、圧縮手段421によりデータ圧縮され、通信装置32,31によりネットワーク7を介して主記憶データベースのあるサイトA側に転送される(1) 。次いで、圧縮されたデータを受け取った主記憶データベース管理システム5は、必要に応じてサイトBより転送されたデータを伸長手段412により復元して、主記憶データベース上に登録、あるいは主記憶データベース51上のデータを更新して(2) 、処理を終了する。
【0025】
上記実施例ではネットワーク転送されるデータをデータ圧縮する場合について説明したが、この際、データ圧縮に加えて、暗号化アルゴリズムを適用することで、データベースのセキュリティ管理の効果を高めることも可能である。また、上記圧縮手段,伸長手段,通信手段およびデータ保持手段は、ソフトウエアにより実現されてもいいし、ハードウエアとして、実現されていても良い。さらに、複数のデータ圧縮アルゴリズムあるいはその実現ハードウエアを用意し、対象データの属性によりそれらを選択的に利用するように構成しても良い。また、上記実施例では複数のデータ処理装置が、ネットワークによって結合されている環境を例にして説明したが、密結合型マルチプロセッサシステムへの適用では、主記憶を各CPUのローカルメモリ,ネットワークをデータ処理装置のバスと見なすことにより、容易に本発明を適用できる。さらに、上記実施例では、データベース上のデータが、すべて圧縮されている場合について説明したが、データ中の特定項目のみを圧縮して記憶する構成としても良い。
〔第2実施例〕
図4は本発明の第2実施例を示すデータ処理装置の構成を説明するブロック図であり、マルチメディア・データベースに管理されている音声情報をブラウジングする汎用ブラウザの場合に対応する。
【0026】
図において、5はブラウザの利用者がブラウザにコマンドやデータを入力するための入力装置で、例えばキーボードもしくはポインティングデバイスで構成される。52はCPUで、入力装置51より入力された指令に基づいて本実施例の処理を行う。53は前記CPU52の処理結果あるいはブラウザからのメッセージをプリントアウトあるいは表示するための出力装置で、プリンタP,ディスプレイCRT,スピーカSである。
【0027】
54は画像,音声,図形および複雑に絡み合ったデータを管理し、さらに部分プログラムのオブジェクト・コードを保存・選択・取り出すためのマルチメディア・データベース(以下、単にデータベースとも呼ぶ)である。これらのデータは、それぞれ独立なデータベースで管理されていても良い。55は本実施例で扱うマルチメディア・データ,処理プログラムおよび処理に要するデータを一時的に記憶するための記憶装置である。ここに、含まれる各データは、それぞれが独立の記憶装置に分かれていても良い。56は上記各51〜55を結合するためのバスである。
【0028】
このように構成されたデータ処理装置において、複数のデータ処理装置が複数のアプリケーションに共通する部分プログラムをオブジェクトコードで記憶するデータベース54を備えるので、複数のアプリケーションに共通する部分プログラムを一元管理することが可能となり、各アプリケーションに共通するプログラムを整合性よく変更することが可能となる。
【0029】
さらに、実行されるアプリケーションに対応して選択手段がオブジェクトコードを前記データベース54から選択し、転送手段が選択されたオブジェクトコードを前記データベース54から読み出してアプリケーション記憶領域に転送するので、各アプリケーションを正常に起動させることを可能となる。
【0030】
また、アプリケーション実行状態に基づいてCPU52が記憶装置55から転送されたオブジェクトコードの全部または要部を読み出すので、不要となったオブジェクトコードをアプリケーション記憶領域から追い出して、アプリケーション記憶領域の空き容量を最大限に確保することが可能となる。
【0031】
さらに、CPU52によりアプリケーション起動に伴いデータベースのデータ構造またはオブジェクトコードが自動更新された状態で、各アプリケーションが起動されると、CPU52が更新結果を検出して、更新されたデータ構造またはオブジェクトコードをアプリケーションに通知するので、データベースのデータ構造またはオブジェクトコードが変更されても、各アプリケーションの実行に必要なオブジェクトコードを正常に読み出すことが可能となる。
【0032】
以下、必要とする部分プログラムのオブジェクト・コードを取り出す処理および取り出したオブジェクト・コードを動的にブラウザにロードして実行する処理について図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0033】
図5は本発明に係るデータ処理装置における第1のオブジェクト・コード処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、(1) 〜(7) は各ステップを示す。
先ず、ユーザの要求を受け取る(1) 。本実施例では、ある条件を満たす音声情報のスピーカへの出力である。次いで、ユーザの要求を解析し、その要求の実行に必要な部分プログラムを得るためのデータベースへの問い合わせを生成する(2) 。次いで、オブジェクト・コードを管理しているマルチメディア・データベースシステム54に問い合わせを発行し、必要な音声情報の出力手続き(オブジェクト・コード)をデータベースを検索して(3) 、取り出す。次いで、音声情報の出力手続きをロード手段(CPU52)により、ブラウザ中に動的にロードする(4) 。次いで、ロードされた必要な音声情報の出力手続きに基づいてマルチメディア・データ(ここでは、音声情報)を出力する(5) 。次いで、アンロードが必要かどうかを判定し(6) 、必要ならばロードした出力手続きをアンロード手段(CPU52)により動的にアンロードする(7) 。これにより、マルチメディア・データベースシステム54に管理されている音声情報をブラウジングする汎用ブラウザの処理が終了する。
【0034】
図6は本発明に係るデータ処理装置における第2のオブジェクト・コード処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、(1) 〜(4) は各ステップを示す。
先ず、ロードすべきオブジェクト・コードをプログラムのメモリ空間の一部に取り込む(1) 。次いで、そのオブジェクト・コードの名前管理表を取り出す(2) 。そして、プログラムのメモリ空間内での位置情報に合せて、オブジェクト・コードの内容を更新する。次いで、プログラム自身の名前管理表を取り出す(3) 。次いで、名前管理表の内容を、名前管理表と整合性をとりながら追加する(4) 。なお、追加したオブジェクト・コードのエントリは、アンロードを考慮して、名前管理表上において識別子をつけておく。ここでは、名前管理表上に識別子をつける方法を説明したが、オブジェクト・コード毎に名前管理表上のエントリを保持して管理する構成であってもよい。
【0035】
図7は本発明に係るデータ処理装置における第3のオブジェクト・コード処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、(1) 〜(3) は各ステップを示す。
先ず、アンロードすべきオブジェクト・コードの識別子を得る(1) 。次いで、プログラム自身の名前管理表において、識別子をもつエントリに「アンロード済」のマークを付ける(2) 。次いで、プログラムのメモリ空間から、識別子相当するオブジェクト・コードを取り除く(3) 。
【0036】
なお、上記実施例では、マルチメディア・データとして、特に音声情報のブラウンジ例について述べたが、一般のアプリケーションについても、それぞれのアプリケーションに関する操作を実現している部分プログラムを、オブジェクト・コード管理手段として用いられているデータベース中に登録し管理することで、全く同様に説明することができる。
【0037】
また、上記実施例ではデータベース中のマルチメディア・データをブラウズする例について説明したが、各メディアに対応する編集(登録および更新)用の部分プログラムをデータベースで管理することにより、拡張性のあるマルチメディア・エディタを実現することも可能である。
【0038】
さらに、複数のプログラムおよび複数のユーザによって共有される様々なオブジェクト・コードおよびデータ構造をプログラムからの要求条件により、一貫性を保持してプログラムに提供するアプリケーションにも適用することができる。図8は本発明に係るデータ処理装置における第4のオブジェクト・コード処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、(1) 〜(6) は各ステップを示す。また、マルチメディア・データベースを利用するアプリケーションについて説明するが、本実施例に示す処理は、アプリケーション実行中に、データベースのスキーマが変更された際のオブジェクト・コードの差し替え処理例に対応する。
【0039】
先ず、データベースからのスキーマ変更通知を受け取る(1) 。差し替えの必要なオブジェクト・コードがあるかどうかをデータベースに問い合わせる(2) 。次いで、差し替えが必要かどうかを判断し(3) 、差し替えが必要な場合には、データベースから差し替え用のオブジェクト・コードを取り出す(4) 。次いで、アプリケーション内の差し替えを必要とするオブジェクト・コードをアンロードする(5) 。次いで、データベースから取り出した差し替え用のオブジェクト・コードをロードする(6) 。これにより、データベース等を用いて部分プログラムのオブジェクト・コードを柔軟に管理することにより、データ構造等の変化に対して容易、かつ適切に適応可能なアプリケーションの構築が可能となる。すなわち、類似の機能を持ったオブジェクトコードあるいはデータ構造が、プログラムの実行時に、随時増加して行くようなプログラムについて、プログラムの作成時に、予期していなかったオブジェクトコードあるいはデータ構造をプログラムからの要求条件に応じて提供できる。
【0040】
なお、本実施例では、マルチメディア・データベースを例として、そのアプリケーションのオブジェクト・コード管理について述べたが、複数のユーザおよび複数アプリケーションによるオブジェクトコードの共有を必要とする一般のアプリケーションにも適用できる。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、データベースの更新を検出し、該検出された前記データベースの更新を、対象データを処理するために実行されるアプリケーションに通知し、該通知に基づいてなされた当該アプリケーションからの要求条件に応じて、当該アプリケーションの作成時には予期されていなかった該対象データの処理に必要なオブジェクトコードを前記データベースから動的に選択し、該選択されたオブジェクトコードを前記データベースから読み出して前記実行されるアプリケーションの記憶領域に転送するので、複数のアプリケーションに共通する部分プログラムのオブジェクトコードをデータベースの構造の更新等に影響されずに柔軟に管理し、それぞれのアプリケーションが処理すべき対象データを効率よく処理できるオブジェクトコードを自在に共有することができる。
【0042】
また、各アプリケーションに共通するプログラムを整合性よく変更することが容易に行える。
また、データベースのデータ構造またはオブジェクトコードが変更されても、各アプリケーションの実行に必要なオブジェクトコードを正常に読み出すことができる。
また、アプリケーション作成時に、予期していなかったデータ構造あるいは性質を持ったデータを容易に操作でき、マルチメディアアプリケーション上で扱うメディア数が増加しても、登録されたアプリケーションを変更する必要がなくなる。
また、オブジェクトコードを複数人により共有することが容易となるので、プログラムのバージョン管理も容易になる。
さらに、プログラムの開発中のみならず、プログラムの完成後も、複数のアプリケーションにより部分プログラムを様々な条件で共有することができる等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すデータ処理装置の構成を説明するブロック図である。
【図2】図1に示したデータ処理装置におけるデータ参照処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図3】図1に示したデータ処理装置におけるデータ更新処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2実施例を示すデータ処理装置の構成を説明するブロック図である。
【図5】本発明に係るデータ処理装置における第1のオブジェクト・コード処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係るデータ処理装置における第2のオブジェクト・コード処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係るデータ処理装置における第3のオブジェクト・コード処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係るデータ処理装置における第4のオブジェクト・コード処理手順の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
5 主記憶データベース管理システム
6 アプリケーション
7 ネットワーク
11 CPU
12 CPU
21 内部バス
22 内部バス
31 通信装置
32 通信装置
411 圧縮手段
412 伸長手段
421 圧縮手段
422 伸長手段

Claims (7)

  1. 複数のアプリケーションに共通する部分プログラムをオブジェクトコードで記憶するデータベースと、
    前記データベースの更新を検出する検出手段と、
    前記検出手段で検出された前記データベースの更新を、対象データを処理するために実行されるアプリケーションに通知する通知手段と、
    前記通知手段による通知に基づいてなされた当該アプリケーションからの要求条件に応じて、当該アプリケーションの作成時には予期されていなかった該対象データの処理に必要なオブジェクトコードを前記データベースから動的に選択する選択手段と、
    前記選択手段により動的に選択されたオブジェクトコードを前記データベースから読み出して前記実行されるアプリケーションの記憶領域に転送する転送手段と、
    を有することを特徴とするデータ処理装置。
  2. アプリケーションの実行状態に基づいて、前記転送されたオブジェクトコードの全部または要部を読み出すオブジェクトコード読み出し手段を、更に有することを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 前記検出手段は、前記データベースのデータ構造または前記オブジェクトコードの更新を検出し、
    前記通知手段は、前記更新されたデータ構造またはオブジェクトコードを前記アプリケーションに通知することを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  4. 前記検出手段は、前記実行されるアプリケーションの起動時に、前記データベースが更新された状態であるか検出することを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  5. 前記アプリケーションの実行中に前記データベースのスキーマが変更された場合、前記通知手段は、前記アプリケーションにスキーマの変更を通知し、
    前記アプリケーションでは、前記通知手段によるスキーマ変更通知に応じて、当該アプリケーション内のオブジェクトコードの差し替えが必要か否かを問い合わせて、差し替えが必要と判断された場合、前記データベースから差し替え用のオブジェクトコードを抽出して、差し替えを必要とするオブジェクトコードと差し替えることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  6. 前記対象データはマルチメディアデータであり、
    前記アプリケーションは前記転送手段で転送されるオブジェクトコードを用いて、該マルチメディアデータをブラウズするための汎用ブラウザであることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  7. 複数のアプリケーションに共通する部分プログラムをオブジェクトコードで記憶するデータベースを有するデータ処理装置を制御するためのデータ処理方法であって、
    前記データベースの更新を検出する検出工程と、
    前記検出工程で検出された前記データベースの更新を、対象データを処理するために実行されるアプリケーションに通知する通知工程と、
    前記通知工程による通知に基づいてなされた当該アプリケーションからの要求条件に応じて、当該アプリケーションの作成時には予期されていなかった該対象データの処理に必要なオブジェクトコードを前記データベースから動的に選択する選択工程と、
    前記選択工程で動的に選択されたオブジェクトコードを前記データベースから読み出して前記実行されるアプリケーションの記憶領域に転送する転送工程と、
    を有することを特徴とするデータ処理方法。
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