JP2509952B2 - オンライン中におけるロ―ドモジュ―ル入替方式 - Google Patents

オンライン中におけるロ―ドモジュ―ル入替方式

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【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 本発明はオンライン中に呼出しされるロードモジュー
ルを入替える入替方式に関し、 論理IDでロードモジュールを呼出し依頼せしめて修正
ロードモジュールと入替える入替方式の処理速度を改善
することを目的とし、 ロードモジュールの物理IDと入替指示ごとに論理が反
転する入替フラグとロード先入口点アドレスデータの初
期値とで構成される第1のロード情報が論理IDに対応し
てファイルされたプログラム管理ファイルと、入替スイ
ッチを備える入替指示ファイルと、入替対象の論理IDと
修正ロードモジュールの物理IDとに基づきプログラム管
理ファイルの物理IDと入替フラグとを更新し入替スイッ
チをカウントアップする入替指示処理部と、オンライン
開設時主メモリ上にロード制御領域と入替スイッチ領域
とを確保して第1のロード情報と入替指示ファイルとを
転記するオープン処理部と、論理IDに基づき呼出し依頼
されたとき入替指示ファイルを入替スイッチ領域に転記
し転記前後の入替スイッチを比較して入替指示の有無を
判別する入替指示判別部と、入替指示なしのとき指示さ
れた論理IDに基づきロード制御領域に転記された第2の
ロード情報を参照し、入口点アドレスデータ設定有りの
ときそのアドレスに制御を移し設定なしのときは物理ID
に基づきロードモジュールをロードせしめ通知された入
口点アドレスデータを第2のロード情報に設定して制御
を移す呼出し処理を行い、入替指示有りのとき第2のロ
ード情報と入替フラグが不一致の第1のロード情報を第
2のロード情報に置換え入口点アドレスデータをクリア
して前記呼出し処理を行う呼出処理部とを備え、ロード
モジュールの呼出しを論理IDで依頼せしめ、プログラム
管理ファイルを主メモリに転送して呼出し処理を行うと
ともに、呼出し依頼されるごとに入替指示ファイルを参
照し、入替指示有りのときプログラム管理ファイルより
入替処理された第1のロード情報を転送してロードモジ
ュールを入替えるように構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明はオンライン中におけるロードモジュールの入
替方式に関する。
金融システム等では業務時間中センタ装置と各端末と
はオンライン接続され、端末から随時入力されるデータ
を受け付けるとともに、指定のデータ処理,処理結果の
応答を即時に実行する実時間処理が行われている。
この端末から要求される業務処理は、例えば入出金処
理,元帳更新等その種別は極めて多く且つ共用部分が多
いので各業務プログラムはサブプログラムに分割され、
従ってそれぞれがロードモジュールとしてロードモジュ
ールライブラリに登録され随時呼出しされるように構成
されている。
このように多数のロードモジュールで構成されたオン
ライン処理部(オンラインプログラム)において、ある
ロードモジュールを修正する必要が生じた場合、オンラ
イン中に修正ロードモジュールの入れ替えることが要望
されており、簡易なロードモジュールの入替方式が求め
られている。
〔従来の技術〕
第9図は従来のロードモジュール入替方式説明図であ
る。図中、 1は通信回線等でセンタ装置に接続される複数のオン
ライン端末、2はセンタ装置の主制御部で、業務時間中
はオンライン端末1との間でオンライン接続するととも
に、随時入力されるデータに基づき所定の処理をロード
モジュール(サブプログラム)60に依頼し処理結果をオ
ンライン端末1に応答する。
A,B・・Dは所定の処理を実行するロードモジュール6
0であって、例えばロードモジュールAは主制御部2よ
り呼出されて元帳を更新するサブプログラムであり、そ
の処理中においてロードモジュールBを呼出し、ロード
モジュールBはさらにロードモジュールCを呼出すとい
うように順次サブプログラムを呼出して所定の処理を実
行するように構成される。
以上のオンラインシステムにおいて、あるロードモジ
ュール60を修正する場合修正ロードモジュール60bを作
成して入替えるが、従来では業務終了後に入替えるか、
または修正ロードモジュール60bへ分岐するか否かを指
定する制御テーブル5を設け、これを参照して修正ロー
ドモジュール60bに分岐するか自己のルーチンを実行す
るかを判別する入替ルーチン6を各ロードモジュールA
〜Dの先頭に組み込む方式が採用されている。
なお、上記ロードモジュール60はサブプログラムとし
てロードモジュールライブラリに登録され、呼出しされ
たとき未ロードであれは主メモリにロードされて動作す
るものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
以上説明したように、オンラインシステムにおけるロ
ードモジュールの入れ替えは業務終了後に行われるが、
または各ロードモジュールに入替ルーチンを組み込む方
式で行われている。
しかし、前者の方法ではあるロードモジュールに障害
が検出されても業務終了まで修正できず、また後者の方
法では制御テーブルの設定方法に基づく入替回数の制限
があり、さらに入替ルーチンを各ロードモジュールに設
けるためロードモジュールそのものを入替えることがで
きないという問題点があった。
このため、ロードモジュールの呼出しを論理識別子デ
ータ(論理ID)をパラメータとして依頼させ、論理IDと
物理IDとを対比させたプログラム管理ファイルに基づき
呼出し先ロードモジュールを呼出すように構成し、この
プログラム管理ファイルの物理IDを更新してロードモジ
ュールを入替える方式が考えられるが、入替処理は稀で
あるにもかかわらず呼出しごとに大量のロード情報を備
えたプログラム管理ファイルをアクセスしなければなら
ず、処理速度が低下するという問題点がある。
本発明は上記問題点に鑑み、論理IDで呼出し依頼する
前記方式において処理速度を向上させるオンライン中に
おけるロードモジュール入替方式を提供することを目的
とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明のオンライン中におけるロードモジュール入替
方式は、第1図本発明の原理説明図に示すように、 ロードモジュール(60)を識別する物理識別子データ
(52)と入替指示ごとに論理が反転する入替フラグ(5
3)と主メモリ上のロード先入口点アドレスデータ(5
4)の初期値とで構成される第1のロード情報(50)が
論理識別子データ(51)に対応してファイルされたプロ
グラム管理ファイル(15)と、 入替指示ごとにカウントアップされる入替スイッチ
(55)を備えた入替指示ファイル(22)と、 指示された入替対象の論理識別子データ(51)と該修
正ロードモジュール(60b)の物理識別子データ(52b)
とに基づき、該プログラム管理ファイル(15)の対応す
る物理識別子データ(52)と該入替フラグ(53)とを更
新するとともに該入替スイッチ(55)をカウントアップ
せしめる入替指示処理部(17)と、 オンライン開設時、主メモリ上にロード制御領域(1
6)と入替スイッチ領域(23)とを確保して前記第1の
ロード情報(50)と該入替指示ファイル(22)の該入替
スイッチ(55)とをそれぞれ転記するオープン処理部
(18)と、 該論理識別子データ(51)をパラメータとして呼出し
依頼されたとき該入替指示ファイル(22)の内容を該入
替スチッチ領域(23)に転記するとともに、転記前後の
該入替スイッチ(55)を比較して不一致および一致によ
り入替指示の有無を判別する入替指示判別部(19)と、 入替指示なしのとき指示された該論理識別子データ
(51)に基づき該ロード制御領域(16)に転記された第
2のロード情報(50a)を参照し、該入口点アドレスデ
ータ(54)が設定されていれば該入口点アドレスデータ
(54)に制御を移し設定されていなければ対応する該物
理識別子データ(52)に基づき該ロードモジュール(6
0)をロードせしめるとともに通知された該入口点アド
レスデータ(54)を第2のロード情報に設定して制御を
移す呼出し処理を行い、入替指示有りのとき第1のロー
ド情報のうち第2のロード情報と入替フラグ(53)が不
一致の第1ロード情報を抽出して第2のロード情報に置
換えるとともに入口点アドレスデータ(54)をクリアし
て前記呼出し処理を行う呼出処理部(20)とを備える。
〔作 用〕
ロードモジュール60を識別する物理識別子データ(物
理ID)52と入替指示ごとに論理が反転する入替フラグ53
とロード先入口点アドレスデータ54とで構成される第1
のロード情報50を論理識別子データ(論理ID)51に基づ
き配列したプログラム管理ファイル15を準備しておき、
ロードモジュール60を入替える時は入替対象の論理ID51
に対応する物理ID52を入替えるとともに入替フラグ53を
更新(“0"→“1"または“1"→“0")する。
また入替を通知するため、所定ビットの入替スイッチ
55で構成される入替指示ファイル22を設け、入替指示し
たとき入替スイッチ55をカウントアップする。
オンライン開設時にはオープン処理部18によって主メ
モリ上にロード制御領域16と入替スイッチ領域23とが確
保され、プログラム管理ファイル15と入替指示ファイル
22との内容がそれぞれ転記される。
オンラインタスクより呼出し依頼されたとき、入替指
示ファイル22の入替スイッチ55を入替スイッチ領域23に
転記(更新)し、転記前の入替スイッチ領域の旧入替ス
イッチと比較して、一致のときは入替指示なし,不一致
のときは入替指示有りと判別する。
入替指示なしのときはロード制御領域16(第2のロー
ド情報50a)を参照して呼出し処理、即ち入口点アドレ
スデータ54が設定されていればそのアドレスに制御を移
し設定されていなければ(LOW ADRESS,クリア)物理ID5
2を指示してオペレーティングシステムOSロードせしめ
るとともに第2のロード情報50aの入口点アドレスデー
タ54を設定しそのアドレスに制御を移す。
入替指示有りのときはプログラム管理ファイル15の第
1のロード情報50とロード制御領域16に転記された第2
のロード情報50aとをすべて突き合わせ、入替フラグ53
が不一致の第1のロード情報50を抽出して第2のロード
情報50aと置き換え、置き換えられた第2のロード情報5
0aの入口点アドレスデータ54をクリアした後前述の呼出
し処理を行う。
以上のごとく、呼出し依頼されたとき入替指示ファイ
ル22を参照して入替指示の有無を判別し、入替指示有り
のときは修正ロードモジュール60bが入れ替えられて呼
出しされるとともに、入替指示無しのときは主メモリ上
のロード情報を参照して呼出し処理が行われる。
〔実施例〕
本発明の実施例を図を用いて詳細に説明する。
第2図は実施例のオンライン処理部ブロック図、第3
図はモジュール入替指示処理説明図、第4図はLCAの内
容説明図、第5図はオープン処理フローチャート図、第
6図はクローズ処理フローチャート図、第7図は呼出し
処理フローチャート図(その1)、第8図は呼出し処理
フローチャート図(その2)である。
第2図は、第1図に示すオープン処理部18と入替指示
判別部19と呼出処理部20と、さらにクローズ処理部21と
を1組のプログラム管理部14として構成したものを示し
たものである。図中、 11は主制御部であって、初期設定で各種ファイルのオ
ープン処理を行ってオンライン端末とオンライン接続す
るとともにプログラム管理部14にオープン処理を指示
し、オープン処理後はオンライン端末から出力されるリ
ード要求に基づき入力データを受信し、業務処理管理部
12を呼出して所定の処理を依頼するとともに処理結果を
オンライン端末に応答する。
12は業務処理管理部であって、オンライン端末より送
信された入力データをチェクするとともに所定の処理に
対応するロードモジュール60を順次呼出し、処理結果と
ともに主制御部11に復帰する。
60はサブプログラムとしてのロードモジュールであっ
て、さらにサブプログラムを呼出す等により所定の処理
を行う。
14はプログラム管理部で、オープン処理部18,,入替指
示判別部19,呼出処理部20,クローズ処理部21とを備え
る。
18はオープン処理部で、主制御部11よりオープン処理
指示がなされたとき、主メモリ上にロード制御領域LCA
16と入替スイッチ領域23とを確保し、プログラム管理フ
ァイル15の第1のロード情報50と入替指示ファイル22の
入替スイッチ55とを転記する。
19は入替指示判別部で、呼出し依頼を受けたとき入替
指示ファイル22より入替スイッチ55を入替スイッチ領域
23に転記するとともに、それまでに保持していた旧入替
スイッチと比較し、一致不一致により入替指示の有無
(一致のとき無し)を判別する。
20は呼出処理部で、論理IDに基づき後述する呼出し処
理を行う。
21はクローズ処理部。
15はプログラム管理ファイルであって、第1図に示す
ように論理ID51に基づき第1のロード情報50がファイル
されるもので、図示省略した外部記憶装置にファイルさ
れるものであり、入口点アドレスデータ54は初期値(設
定なし)が格納される。
16は主メモリ上に設けられたロード制御領域LCAで、
第4図に示すように、論理ID51ごとに所定バイト数の領
域が割当られ、それぞれ物理ID52と入替フラグ53と入口
点アドレスデータ54との格納領域が割付けられる。
17はモジュール入替指示処理部で、作成されロードモ
ジュールライブラリに登録された修正ロードモジュール
60bの物理ID52bと入替対象の論理ID51に基づき、プログ
ラム管理ファイル15の該当ロード情報の物理ID52と入替
フラグ53とを更新するとともに、入替指示ファイル22の
入替スイッチ55をスイッチ(+1)する。
22は入替指示ファイルで、複数ビットの入替スイッチ
55が格納される。
23は主メモリ上に設けられた入替スイッチ領域であ
る。
なお、プログラム管理ファイル15の第1のロード情報
50は初期登録されたロード情報で入替処理によって入替
えられるもの、第2のロート情報50aは第1のロード情
報50がLCA 16に転記されたものを称し、それぞれ同一デ
ータ名は同一符号としている。
以下動作を説明する。
なお、主制御部11および業務処理管理部12はプログラ
ム管理部14に対し論理ID51をパラメータとして呼出し依
頼する。
(入替指示処理)第3図参照 入替指示はオンライン中に行われる。
(1) 修正ソースプログラムはコンパイルされて修正
ロードモジュール60bとして生成され、物理ID52bととも
にロードモジュールライブラリに登録される。
(2) 図示省略した端末より入替対象の論理ID51と物
理ID52bとが指示されると、モジュール入替指示処理部1
7は、入替指示ファイル22の入替スイッチ55をカウント
アップするとともに、入替対象の論理ID51に対応するプ
ログラム管理ファイル15の物理IDを修正ロードモジュー
ル60bの物理ID52bに入れ替えるとともに、入替フラグ53
を更新(“0"→“1"または“1"→“0")する。
(オープン処理)第5図参照 オープン処理指示を受けたとき、オープン処理部18は
ロード制御領域LCA 16と入替スイッチ領域23とを主メモ
リに確保し、プログラム管理ファイル15の内容と入替指
示ファイル22の内容とをそれぞれ転記する。
(入替指示判別)第7図(イ) 呼出し依頼を受けたとき、入替スイッチ領域23の内容
を他の領域に退避し入替指示ファイル22の入替スイッチ
55を入替スイッチ領域23に転記する。
続いて新旧の入替スイッチ55を比較し、一致のときは
入替指示無し,不一致の場合は入替指示有りと判別す
る。
以上によりオンライン中任意の時間に入替指示されて
も呼出し依頼時に検出することができる。
(呼出し処理)第7図、第8図 (1) 入替指示無しのとき、ロード制御領域LCA 16を
参照して呼出し処理を行う。第8図(ハ) 即ち、指示された論理ID51に対応する第2のロード情
報50aを読取り、 入口点アドレスデータ54が設定されていればそのアド
レスに制御を移し、(ニ) 入口点アドレスデータ54が設定されていなければ(ク
リア)物理ID52を指定してオペレーティングシステムOS
にロードを依頼し、通知された入口点アドレスデータ54
を第2のロード情報50aに設定した後そのアドレスに制
御を移す。(ホ) (2) 入替指示有りのときは、プログラム管理ファイ
ル15を順次読出し、第1のロード情報50とロード制御領
域LCA 16の対応する第2のロード情報50aとを比較し、
入替フラグ53が不一致の第1のロード情報50をすべてロ
ード制御領域LCA 16に転送して更新する。(ロ) このとき入替えられた第2のロード情報50aの入口点
アドレスデータ54はクリアされる。
(3) 以上の更新処理の後、前述した(1)項の呼出
し処理が行われる。(ハ) 以上の結果、入替フラグ53が不一致の論理ID52に対応
するロードモジュールが入れ替えらえる。
(クローズ処理)第6図参照 オンライン閉局時指示されたクローズ処理指示に基づ
き、ロード制御領域LCA 16と入替スイッチ領域23とを開
放する。
以上のごとく、論理ID51と物理ID52とを対応させたプ
ログラム管理ファイル15を設けることにより任意にロー
ドモジュール60を入替えることができ、特にオープン処
理時にロード制御領域LCA 16に転記するとともに入替時
にプログラム管理ファイル15を読取って更新するように
構成したため、ファイルアクセスが少なくてすみ、高速
に入替および読出し処理を行うことができる。
〔発明の効果〕
本発明は、論理IDと物理IDと入替フラグとを対応させ
たプログラム管理ファイルを設けてオンライン中にロー
ドモジュールの入替処理する方式であって、特にオープ
ン処理時,入替時に主メモリに設けたロード制御領域に
プログラム管理ファイルの内容を転記するように構成し
たため入替処理,呼出し処理が高速に行われ、オンライ
ンシステムに多大の効果を与える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理説明図、 第2図は実施例のオンライン処理部ブロック図、 第3図はモジュール入替処理説明図、 第4図はLCAの内容説明図、 第5図はオープン処理フローチャート図、 第6図はクローズ処理フローチャート図、 第7図は呼出し処理フローチャート図(その1)、 第8図は呼出し処理フローチャート図(その2)、 第9図は従来のロードモジュール入替方式説明図、 である。図中、 11は主制御部、12は業務処理管理部、 14はプログラム管理部、 15はプログラム管理ファイル、 16はロード制御領域LCA、 17は入替指示処理部、18はオープン処理部、 19は入替指示判別部、20は呼出処理部、 21はクローズ処理部、22は入替指示ファイル、 23は入替スイッチ領域、 50は第1のロード情報、 50aは第2のロード情報、 51は論理識別子データ、論理ID、 52は物理識別子データ、物理ID、 53は入替フラグ、 54は入口点アドレスデータ、 55は入替スイッチ、 である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロードモジュールライブラリに登録されオ
    ンライン処理部より呼出しされて所定の処理を実行する
    ロードモジュールを修正ロードモジュールとオンライン
    開設中に入替えるオンライン中におけるロードモジュー
    ル入替方式であって、 該ロードモジュール(60)を識別する物理識別子データ
    (52)と入替指示ごとに論理が反転する入替フラグ(5
    3)と主メモリ上のロード先入口点アドレスデータ(5
    4)の初期値とで構成される第1のロード情報(50)が
    論理識別子データ(51)に対応してファイルされたプロ
    グラム管理ファイル(15)と、 入替指示ごとにカウントアップされる入替スイッチ(5
    5)を備えた入替指示ファイル(22)と、 指示された入替対象の論理識別子データ(51)と該修正
    ロードモジュール(60b)の物理識別子データ(52b)と
    に基づき、該プログラム管理ファイル(15)の対応する
    物理識別子データ(52)と該入替フラグ(53)とを更新
    するとともに該入替スイッチ(55)をカウントアップせ
    しめる入替指示処理部(17)と、 オンライン開設時、主メモリ上にロード制御領域(16)
    と入替スイッチ領域(23)とを確保して前記第1のロー
    ド情報(50)と該入替指示ファイル(22)の該入替スイ
    ッチ(55)とをそれぞれ転記するオープン処理部(18)
    と、 該論理識別子データ(51)をパラメータとして呼出し依
    頼されたとき該入替指示ファイル(22)の内容を該入替
    スイッチ領域(23)に転記するとともに、転記前後の該
    入替スイッチ(55)を比較して不一致および一致により
    入替指示の有無を判別する入替指示判別部(19)と、 入替指示なしのとき指示された該論理識別子データ(5
    1)に基づき該ロード制御領域(16)に転記された第2
    のロード情報(50a)を参照し、該入口点アドレスデー
    タ(54)が設定されていれば該入口点アドレス(54)に
    制御を移し設定されていなければ対応する該物理識別子
    データ(52)に基づき該ロードモジュール(60)をロー
    ドせしめるとともに通知された該入口点アドレスデータ
    (54)を第2のロード情報に設定して制御を移す呼出し
    処理を行い、入替指示有りのとき第1のロード情報のう
    ち第2のロード情報と入替フラグ(53)が不一致の第1
    のロード情報を抽出して第2のロード情報に置換えると
    ともに入口点アドレスデータ(54)をクリアして前記呼
    出し処理を行う呼出処理部(20)とを備え、 該ロードモジュール(60)の呼出しを論理識別子データ
    (51)で依頼せしめ、プログラム管理ファイル(15)を
    主メモリに転送して呼出し処理を行うとともに、呼出し
    依頼されるごとに該入替指示ファイル(22)を参照し、
    入替指示有りのときプログラム管理ファイル(15)より
    入替処理された第1のロード情報を転送して該ロードモ
    ジュール(60)を入替えることを特徴とするオンライン
    中におけるロードモジュール入替方式。
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