JPH0836552A - 分散処理方法、分散処理システム及び分散処理管理装置 - Google Patents

分散処理方法、分散処理システム及び分散処理管理装置

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JPH0836552A
JPH0836552A JP16987194A JP16987194A JPH0836552A JP H0836552 A JPH0836552 A JP H0836552A JP 16987194 A JP16987194 A JP 16987194A JP 16987194 A JP16987194 A JP 16987194A JP H0836552 A JPH0836552 A JP H0836552A
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JP
Japan
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transaction
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JP16987194A
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English (en)
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Hirokimi Hino
裕公 日野
Shiyuuichi Shimokiba
修一 下木場
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、分散処理において、APに
対して機能の追加、変更、削除等を行う必要が発生した
場合に容易にそれらの操作が可能な分散処理方法及び分
散処理システムを提供することを目的とする。 【構成】 本発明は、処理要素を処理するためのAP1
10と、全てのAPで共有する1つの通信モジュール
と、AP110により処理された処理要素を、次のAP
の処理を移動させるための通知を行う通知手段170を
有する分散処理端末装置100と、分散処理端末装置1
00の通知手段170からの通知に基づいて、次に処理
されるAPでの処理を待っている待ち行列に存在してい
る全ての処理要素の処理の順番を管理する分散処理管理
手段2000を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分散処理方法、分散処
理システム及び分散処理管理装置に係り、特に、公衆網
やLANに接続される複数の計算機やワークステーショ
ン内の複数の処理のモジュール(アプリケーションプロ
グラム等)で、一つの処理を分散して行う分散処理方
法、分散処理システム及び分散処理管理装置に関する。
【0002】例えば、このような分散処理は、公衆回線
の開通業務等の処理に使用される。本発明は、1台の計
算機やワークステーション内で複数の処理モジュールに
より分散処理を行う場合にも適用される。
【0003】
【従来の技術】
[従来のシステム構成]図39は、従来の複数のワーク
ステーションで分散処理を行う分散処理システムの構成
を示す。同図に示す構成は、ネットワーク10にワーク
ステーション(以下WS)100,200,300が接
続されている。WS100はアプリケーションプログラ
ム(AP)110、120が、WS200はAP210
が、WS300はAP310がそれぞれ搭載されてい
る。
【0004】同図のシステムは、3つのWS100、2
00、300で分散処理を行う例であり、各WS10
0、200、300は、LANや公衆網等のネットワー
ク10に接続されている。
【0005】図40は、従来のワークステーションのモ
ジュール構成を示す。同図に示されるWSは、上記の図
39に示すWS100のモジュールである。
【0006】WS10は、図40に示すように、AP1
10,AP120、AP間の通信を行う通信モジュール
111、112、113、121、122、オペレーテ
ィングシステム(以下、OS)20、ネットワーク10
を介して情報を転送するための通信プロトコルを実行す
る通信プロトコル実行モジュール30から構成される。
【0007】各通信モジュールは、通信を行う相手のア
プリケーションプログラム対応に通信モジュールを持っ
ている。例えば、AP110は、WS200に搭載され
たAP210対応にAP110−AP210間通信モジ
ュール111を、また、AP310対応にAP110−
310間通信モジュール113、また、AP120対応
にAP110−210間通信モジュール112を有す
る。
【0008】さらに、APは各WSで定められた機能を
実行するものであり、AP間で情報の転送が生じた場合
には、通信モジュールがその間の通信を実行する。例え
ば、WS100のAP110からWS200のAP21
0に対して通信処理を行う場合には、WS100のAP
110で処理されたデータは、AP110−210間通
信モジュール112に送られ、通信プロトコル実行モジ
ュール30で一定の通信手順により相手側のWS200
に送られる。逆に、WS200のAP210から受信し
たデータは、通信プロトコル実行モジュール30を経由
してAP110−AP210間通信モジュール112で
受信され、AP210に送られる。
【0009】[従来の開通業務処理の例]次に、具体的
な分散処理の例を公衆回線を開通させる業務を例とし
て、説明する。図41は、従来の分散処理システムの例
を示す。図40に示す通信プロトコル実行モジュール3
0は省略されており、以下の説明においても簡単のため
省略する。
【0010】WS100には、局データ作成AP11
0、スケジュール管理AP120が搭載されている。局
データ作成AP110は、開通させる回線を収容した交
換機40に対し、開通に必要な投入データを作成する機
能を有する。スケジュール管理AP120は、その日に
開通予定の回線を開通回線ファイル400から抽出し、
開通業務のスケジュールを管理する機能を有する。
【0011】また、WS200は、回線データベース5
00が接続されており、この回線データベース500の
データの検索、更新等の処理を行うデータベース更新A
P210が搭載されている。
【0012】また、WS300は、実際の交換機40へ
開通データを投入する等の交換機40の制御機能を有す
る交換機投入AP310及び交換機投入AP310とA
P110間の通信モジュール311が搭載されている。
【0013】次に、上記の構成のシステムの動作につい
て説明する。
【0014】(1)回線開通業務の動作 まず、回線開通の全体の動作の流れを説明する。図42
は、従来の回線開通処理のAP間のデータ転送を示すシ
ーケンスチャートである。
【0015】ステップ1)最初に、スケジュール管理A
P120が事前にWS100に投入されているその日に
開通する対象の回線名等のデータを抽出する。次に、該
当する回線名の交換機収容番号等のデータを検索するた
め、開通回線のデータ検索依頼コマンドをデータベース
更新AP210に送信する。
【0016】ステップ2)データベース更新AP210
は、回線データベース500にアクセスし、該当する回
線名の交換機40の収容端子番号等の詳細なデータを検
索し、検索したデータを検索依頼元であるWS100の
スケジュール管理AP120に転送する。
【0017】ステップ3)スケジュール管理AP120
は、検索したデータ(局内の交換機40の収容端子番号
等)を局データ作成AP110に転送し、交換機40に
投入できる局データの作成を依頼する。
【0018】ステップ4)局データAP110は、スケ
ジュール管理AP120からの局データ作成の依頼コマ
ンドを受信して、局データを作成し、作成した局データ
の交換機投入コマンドを交換機投入AP310に転送す
る。
【0019】ステップ5)交換機投入AP310は、交
換機40へのデータ投入依頼を受信し、交換機40にデ
ータを投入し、交換機データの投入が正常に終了した場
合には、正常終了である旨を、正常に終了しなかった場
合には、異常終了である旨を依頼元である局データAP
110に転送する。
【0020】ステップ6)局データAP110は、交換
機データ投入AP310から交換機投入の正常終了であ
る通知を受信すると、回線データの更新依頼コマンドを
データベース更新AP210に送信する。
【0021】ステップ7)データベース更新AP210
は、回線データ更新依頼のコマンドの受信により、回線
データベース500の該当する回線が開通したことを表
すように更新し、更新後、更新が終了したことを、依頼
元である局データ作成AP110に通知する。なお、局
データ作成AP110は、交換機データ投入AP310
から交換機投入の異常終了である通知を受信した場合
は、回線データベース500の更新を行わない。
【0022】ステップ8)最後に、局データ作成AP1
10は、終了結果(正常/異常)をスケジュール管理A
P120に通知する。スケジュール管理AP120は、
図43に示すように、受信した通知結果に基づいて回線
開通が正常に終了したかどうかをチェックし、異常であ
る場合には、その旨を表示する。これで1回線の開通業
務が終了する。
【0023】なお、上記の1回線の開通に着目とする
と、上記のような処理フローになるが、実際には、各々
のAPは分散処理のため、独立に動作しており、1つの
回線の開通処理が終了しないと、次の回線の開通処理に
移行できないわけではなく、複数の回線の開通処理を並
行に行っている。従って、この状態を各々のAPに着目
した処理について以下に説明する。
【0024】(2)スケジュール管理APの動作 スケジュール管理AP120の動作を図43に基づいて
説明する。図43は、スケジュール管理APの処理のフ
ローチャートである。
【0025】ステップ101)まず、スケジュール管理
AP120はその日に開通させる回線名を開通回線ファ
イル400から抽出する。回線名は、例えば『東京−横
浜1−3−5』のように該当する回線が特定できるよう
な番号が付与されている。
【0026】ステップ102)スケジュール管理AP1
20で抽出された回線名は、図44に示す処理管理テー
ブル600に処理番号と共に書き込まれる。図44に示
す処理管理テーブル600は、処理番号610、検索欄
620、作成欄630、回線名640、及び検索データ
650より構成される。処理番号610は、複数の処理
が実行中の時に区別できるように付加するもので、各々
の処理に同一の番号が付加されなければよく、必ずしも
図44に示すように番号順に割り当てなくともよい。図
44の処理管理テーブルAには、処理番号毎に、回線名
と共に処理の進捗を管理するために、検索欄620と作
成欄630が用意されている。回線名640は、回線を
特定するための識別名が記入され、検索データ650
は、データベース更新AP210から受信されるデータ
検索結果を記入する。
【0027】ステップ103)次に、スケジュール管理
AP120は、該当する回線名の交換機収容番号等のデ
ータの検索をWS200のデータベース更新AP210
に依頼する。依頼のコマンドは、AP120−210間
通信モジュール113を介して、処理番号と回線名と共
に、送信される。
【0028】ステップ104)データの検索を依頼後、
処理管理テーブルA600の検索欄620を『処理中』
と変更する。即ち、図44のテーブルの例では、現在、
処理中もしくは、終了した処理が6つあり、処理番号
“1”〜“4”は、検索が終了し、“5”は、処理中で
未処理状態であることがわかる。
【0029】ステップ105)次に、スケジュール管理
AP120は、データベース更新AP210から処理番
号とデータ検索結果をAP120−210間通信モジュ
ール121を介して受信する。
【0030】ステップ106)スケジュール管理AP1
20は、処理管理テーブルA600の該当する処理番号
の項目の検索欄620を、『処理中』から『終了』に変
更する。
【0031】ステップ107)次に、スケジュール管理
AP120は、検索したデータに基づいて、交換機40
への投入データの依頼を同じWS100の局データ作成
AP110に送信する。依頼のコマンドは、AP120
−110間通信モジュール122を介して、処理番号と
検索データと共に送信される。
【0032】ステップ108)局データの作成依頼後、
処理管理テーブルA600の作成欄630を『処理中』
と変更する。
【0033】ステップ109)局データ作成AP110
から開通業務の終了結果を処理番号と共にAP120−
110間通信モジュール122を介して受信する。
【0034】ステップ110)データベース更新AP1
20は、開通業務が正常終了か異常終了かを判断す
る。、図44の処理管理テーブルA600の例では、処
理番号の“1”は正常終了、“2”は異常終了とし、処
理番号“3”及び“4”は現在処理中であることがわか
る。
【0035】ステップ111)ステップ110におい
て、開通業務が正常に終了していれば、処理管理テーブ
ルA600の該当する番号の作成欄610を『正常終
了』とする。
【0036】ステップ112)ステップ110におい
て、開通業務が異常終了している場合には、処理管理テ
ーブルA600の該当する番号の作成欄610を『異常
終了』とする。
【0037】上記により、スケジュール管理AP120
の処理は終了する。ここでは、説明を簡単にするため、
1つの回線開通がシーケンシャルに処理されるように説
明したが、実際には、各々の処理は並行に処理される。
例えば、検索と作成は並行して行われ、一つの回線の局
データ作成処理が行われている間であっても検索処理は
行われる。
【0038】また、検索処理にしても、データベース更
新AP210に対して2つの回線の検索結果が終了する
前であっても、次の回線の検索依頼は送信できる。その
ために、処理管理テーブルA600があり、各々のAP
間のコマンドのやりとりには、処理番号が付与されてい
る。
【0039】(3)局データ作成APの動作 図45は、従来の局データ作成APの処理のフローチャ
ートである。
【0040】ステップ201)まず、局データ作成AP
110は、スケジュール管理AP120から局データの
作成依頼を、処理番号及び該当する回線の交換機収容番
号等の検索データと共にAP110−120間通信モジ
ュール112を介して受信する。
【0041】ステップ202)局データ作成AP110
は、図46に示す局データ作成APの処理管理テーブル
C700に受信したその処理番号を書き込むと共に、作
成欄710を『処理中』とする。図46に示す処理管理
テーブルC700は、処理番号毎に作成欄720、投入
欄730、更新欄740、結果通知欄750、回線名欄
760及び検索データ欄770を有する。
【0042】ステップ203)次に、局データ作成AP
110は、検索データに基づいて、交換機40を制御で
きる投入データを作成する。
【0043】ステップ204)処理管理テーブルC70
0の作成欄720を『終了』と変更する。図46の処理
管理テーブルC700の例では、現在処理中もしくは、
終了した処理が5つあり、処理番号欄710の“1”〜
“4”は、局データの作成が終了し、“5”は、処理中
であることがわかる。
【0044】ステップ205)次に、局データ作成AP
110は、局データの交換機投入をWS300の交換機
投入AP310に依頼する。依頼のコマンドは、AP1
10−310間通信モジュール113を介して処理番号
と交換機投入用データと共に送信される。
【0045】ステップ206)局データ作成AP110
は、データの投入を依頼後、処理管理テーブルC700
の投入欄730を『処理中』と変更する。
【0046】ステップ207)その後、交換機投入AP
310から処理番号とデータ検索結果をAP110−3
10間通信モジュール113を介して受信する。
【0047】ステップ208)受信した検索結果によ
り、処理管理テーブルC700の該当する処理番号の項
目の投入欄730を投入の結果に応じて『正常終了』
か、または、『異常終了』と変更する。図46の例で
は、処理番号“1”及び“3”は正常終了、“2”は異
常終了、“4”は現在処理中であることがわかる。
【0048】ステップ209)次に、局データ作成AP
110は、局データの交換機投入が『正常終了』か『異
常終了』かを判定し、異常終了の場合には、ステップ2
14に移行する。
【0049】ステップ210)ステップ209におい
て、『正常終了』の場合には、WS200のデータベー
ス更新AP210に該当する回線データベース500の
データの運用が開始されることを表すように更新するこ
とを依頼する。依頼コマンドは、AP110−210間
通信モジュール111を介して、処理番号と回線名と共
に送信される。
【0050】ステップ211)データ更新の依頼後、処
理管理テーブルC700の更新欄740を『処理中』と
変更する。
【0051】ステップ212)その後、データベース更
新AP210から処理番号と回線データベース500の
更新終了通知をAP110−210間通信モジュール1
11を介して受信する。
【0052】ステップ213)処理管理テーブルC70
0の該当する処理番号の項目の更新欄740を『終了』
と変更する。図46の処理管理テーブルC700の例で
は、処理番号710の“1”は終了、“3”は現在処理
中であることがわかる。
【0053】なお、交換機40へのデータ投入が『異常
終了』した場合は、回線データベース500の更新は行
わない。従って、処理番号710が“2”の更新欄74
0は『未処理』となっている。
【0054】ステップ214)最後に、回線開通処理の
終了結果(正常/異常)をスケジュール管理AP120
に通知する。通知は、AP110−120間通信モジュ
ール111を介して処理番号と共に送信される。通知
後、処理管理テーブルCの該当する処理番号の項目の結
果通知欄750を『終了』と変更する。図47の処理管
理テーブルC700の例では、処理番号の“1”と
“2”のみが、結果通知が終了している。
【0055】以上で、局データ作成AP110の処理は
終了する。ここでも、説明を簡単にするため、1つの局
データ作成AP110がシーケンシャルに処理されるよ
うに説明したが、実際には、各々の処理は並行に処理さ
れる。
【0056】(4)交換機投入AP 次に、交換機投入AP310の動作を以下のフローチャ
ートにより説明する。図47は、従来の交換機投入AP
の処理のフローチャートである。
【0057】ステップ301)交換機投入AP310
は、局データの交換機投入の依頼を処理番号及び交換機
投入用データと共に、AP310−110間通信モジュ
ールを介して受信する。
【0058】ステップ302)図48に示す交換機投入
AP310の処理管理テーブルD800に受信した処理
番号を書き込むと共に、投入欄820を『処理中』とす
る。図48の処理管理テーブルD800は処理番号毎
に、投入欄820、終了通知欄830が用意してある。
【0059】ステップ303)交換機40にデータを投
入する。
【0060】ステップ304)データ投入後、交換機4
0から投入結果を受信する。
【0061】ステップ305)投入結果を受信すると、
その投入結果を解析し、処理管理テーブルD800の投
入欄820を、投入が成功した場合には、『正常終了』
と、投入が不成功に終わり、回線開通ができなかった場
合には、『異常終了』と書き換える。図48に示す処理
管理テーブルD800の例では、現在、処理中もしく
は、終了した処理が3つあり、処理番号欄810の
“1”及び“3”は正常終了で、“2”は異常終了であ
ることがわかる。
【0062】ステップ306)交換機投入AP310
は、交換機40へのデータ投入の終了結果(正常/異
常)を局データ作成AP110に通知する。通知は、A
P310−110間通信モジュールを介して処理番号と
共に送信される。通知後、処理管理テーブルD800の
該当する処理番号の終了通知欄830を『終了』と変更
する。図48の処理管理テーブルD800の例では、処
理番号“1”と“2”が終了通知が終了している。
【0063】以上により、交換機投入AP310の処理
は終了する。ここでも、説明を簡単にするため、1つの
交換機投入AP310がシーケンシャルに処理されるよ
うに説明したが、実際には、各々の処理は、並行に処理
される。
【0064】(5)データベース更新AP 次にデータベース更新AP210の動作について以下の
フローチャートにより説明する。データベース更新AP
210は、回線データベース500のデータ検索と更新
という2つの機能がある。各々の機能は受信したコマン
ドより、振り分けられる。以下のフローチャートでは振
り分けられた後の処理を示す。図49は、従来のデータ
ベース更新APの検索処理を示すフローチャートであ
る。最初に同図のフローチャートに従って、検索処理を
説明する。
【0065】i) 検索処理 ステップ401)まず、データベース更新AP210
は、スケジュール管理AP120から局データの検索依
頼コマンドを、処理番号及び回線名と共にAP210−
120間通信モジュールを介して受信する。
【0066】ステップ402)データベース更新AP2
10は、検索依頼コマンドを受信すると、図50に示す
データベース更新AP210の処理管理テーブルB−1
に受信した処理番号を書き込むと共に、検索欄920を
『処理中』とする。図50の処理管理テーブルB−1は
処理番号毎に、検索欄920及び検索データ送信欄93
0が用意してある。
【0067】ステップ403)データベース更新AP2
10は、スケジュール管理AP120から受信した回線
名で回線データベース500を検索する。検索後、処理
管理テーブルB−1の検索欄920を『終了』と書き換
える。図50の処理管理テーブルB−1の例では、現
在、処理中もしくは、終了した処理が5つあり、処理番
号“1”〜“4”は“終了”で、“5”は“現在処理
中”であることがわかる。
【0068】ステップ404)次に、データベース更新
AP210は、検索データの検索依頼元であるスケジュ
ール管理AP120に通知する。通知は、AP210−
120間通信モジュールを介して処理番号と共に送信さ
れる。
【0069】ステップ405)通知後、処理管理テーブ
ルB−1の該当する処理番号の項目の検索データ送信欄
930を『終了』と変更する。図50の例では、処理番
号の“1”〜“4”は、終了通知が終了し、処理番号の
“5”は未処理である。
【0070】ii) 更新処理 次に、データベース更新AP210の更新機能について
説明する。以下の動作は、受信したコマンドにより更新
処理を行うように振り分けられたものとする。。以下の
フローチャートでは振り分けられた後の処理を示す。図
51は、従来のデータベース更新APの更新処理を示す
フローチャートである。
【0071】ステップ501)まず、データベース更新
AP210は、WS100の局データ作成AP110よ
り回線データベース500の更新依頼コマンドを、処理
番号及び回線名と共にAP210−110間通信モジュ
ールを介して受信する。
【0072】ステップ502)更新依頼コマンドを受信
すると、図52に示すデータベース更新AP210の処
理管理テーブルB−2に、受信した処理番号を書き込む
と共に、更新欄1020を『処理中』とする。図52の
処理管理テーブルB−2は、処理番号毎に更新欄92
0、更新通知欄930が用意してある。
【0073】ステップ503)次に、データベース更新
AP210は、該当する回線名のデータを運用開始であ
ることを示すように回線データベース500を更新後、
処理管理テーブルB−2の更新欄1020を『終了』と
書き換える。図52のテーブルの例では、現在、処理中
もしくは、終了した処理が2つあり、処理番号1010
の“1”及び“3”共に更新が終了していることがわか
る。
【0074】ステップ504)データベース更新AP2
10は、更新通知を依頼元であるWS100の局データ
作成AP110に通知する。通知は、AP210−11
0間通信モジュールを介して、処理番号と共にWS10
0の局データ作成AP110に送信される。
【0075】ステップ505)通知後、処理管理テーブ
ルB−2の該当する処理番号の項目の更新通知欄103
0を『終了』と変更する。図52の処理管理テーブルB
−2の例では、処理番号の“1”は、更新処理が終了
し、“3”は未処理であることを示す。
【0076】以上により、データベース更新AP210
の処理は終了する。ここでも説明を簡単にするため、1
つのデータベース更新AP210がシーケンシャルに処
理されるように説明したが、実際には、各々の処理は並
行に処理される。
【0077】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の分散処理システムでは、各AP間でのやり取りが多
く、各々のAPで処理管理テーブルを持たなければなら
ないため、管理が非常に複雑である。特に、回線開通の
例の局データ作成APのように1つのAPがすべてのA
Pと情報のやり取りを行う場合には、本来の局データの
処理よりも、通信処理の管理の方が多くなるという傾向
にある。
【0078】また、図42に示すようなシステム全体の
転送フローを作成した後でない限り、システム個々のプ
ログラムを作成することができないために、新たにシス
テムに機能を追加し、APを増やしたり、APを削減す
る場合には、データ転送フローを全て作成し直し、新た
に作成されたフローに関連する全てのAPの処理管理テ
ーブルや処理フローを見直し、作り直す必要がある。こ
のように従来の分散処理システムは、機能追加、変更、
削減等の操作が柔軟にできないという問題がある。
【0079】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、上記従来の問題点を解決し、分散処理において、A
Pに対して機能の追加、変更、削除等を行う必要が発生
した場合に容易にそれらの操作が可能な分散処理方法、
分散処理システム及び分散処理管理装置を提供すること
を目的とする。
【0080】さらに、本発明は、同一の端末装置や計算
機に搭載されているAP間における通信モジュールを用
いるAP間の通信を不要とすることが可能な分散処理方
法、分散処理システム及び分散処理管理装置を提供する
ことを目的とする。
【0081】さらに、本発明は、あるAPが処理要素
(トランザクション)を有するファイルをオープンして
いる間は、他のAPが同じファイルを使用することを禁
止する排他制御が可能な分散処理方法、分散処理システ
ム及び分散処理管理装置を提供することを目的とする。
【0082】
【課題を解決するための手段】本発明の分散処理方法
は、システム全体の一連の処理を複数の処理に分割し、
複数のアプリケーションプログラムが事前に分割された
複数のいずれかの処理を行うように設定され、システム
に処理が要求されている一連の処理である処理要素をア
プリケーションプログラムの各々が独立して処理を行う
分散処理方法において、処理要素がアプリケーションプ
ログラムにより処理されている状態と、アプリケーショ
ンプログラムでの処理の待機状況を管理するものであ
る。
【0083】図1は、本発明の原理を説明するための図
である。
【0084】本発明の分散処理方法は、システムで処理
されている複数の処理要素の各々が次に処理される前記
アプリケーションプログラムでの処理を待っている待ち
行列に存在している全ての処理要素の処理の順番を管理
するための分散処理管理手段を有し、1つの処理要素に
対して、アプリケーションプログラムの処理が終了する
と(ステップ10)、次のアプリケーションプログラム
に処理を移動させる際に、処理要素の処理を行ったアプ
リケーションプログラムが、分散処理管理手段に次のア
プリケーションプログラムを通知し(ステップ20)、
分散処理管理手段は、アプリケーションプログラムから
の通知に基づいて、待ち行列の識別子を次のアプリケー
ションプログラムの処理を待つ待ち行列の識別子に変更
し(ステップ30)、処理された処理要素が存在した待
ち行列の処理要素の処理の順番と移動先の待ち行列の処
理要素の処理の順番を変更する(ステップ40)。
【0085】図2は、本発明の原理構成図である。
【0086】本発明の分散処理装置は、システム全体の
一連の処理を複数の処理に分割し、複数のアプリケーシ
ョンプログラムが事前に分割された複数のいずれかの処
理を行うように設定され、システムに処理が要求されて
いる一連の処理である処理要素をアプリケーションプロ
グラムの各々が独立して処理を行う分散処理システムに
おいて、処理要素を処理するための少なくとも1つのア
プリケーションプログラム110と、全てのアプリケー
ションプログラムで共有する1つの通信モジュールと、
アプリケーションプログラム110により処理された処
理要素を、次のアプリケーションプログラムの処理を移
動させるための通知を行う通知手段170とを含む少な
くとも1つの分散処理端末装置100、200と、シス
テムで処理されている複数の処理要素の各々が分散処理
端末装置100、200の通知手段170からの通知に
基づいて、次に処理されるアプリケーションプログラム
での処理を待っている待ち行列に存在している全ての処
理要素の処理の順番を管理する分散処理管理手段200
0を有する。
【0087】また、上記の分散処理管理手段2000
は、処理要素を移動させる待ち行列の順番を保持する各
処理要素に対応する固有のファイル2230を有する。
【0088】また、上記の分散処理管理手段2000
は、待ち行列に存在している処理要素の先頭と末尾の識
別子を管理する第1の管理テーブル2210と、処理要
素の識別子と現在処理要素が存在している待ち行列の前
及び後に位置する処理要素の識別子を管理する第2の管
理テーブル2220を有する。
【0089】また、上記の第2の管理テーブル2220
は、処理要素に対応する固有のファイルの識別子毎に、
固有のファイルが使用済か否かを示す識別子を有する。
【0090】また、上記の第1の管理テーブル2210
は、待ち行列に存在している処理要素の数が所定値以上
になった場合に、アプリケーションプログラム110へ
の処理要素の移動を制限する。
【0091】また、少なくとも1つ以上の分さ処理端末
装置で複数のアプリケーションプログラムを分散配置す
る。
【0092】また、上記の分散処理端末装置100、2
00は、分散管理手段2000との通信を行うためのそ
れぞれ1つの通信モジュールを有する。
【0093】また、上記の分散処理端末装置100、2
00と分散処理手段200との通信を行うための1つの
通信モジュールを有する。
【0094】さらに、本発明の分散処理管理装置は、シ
ステム全体の一連の処理を複数の処理に分割し、複数の
アプリケーションプログラムが事前に分割された複数の
いずれかの処理を行うように設定され、システムに処理
が要求されている一連の処理である処理要素をアプリケ
ーションプログラムの各々が独立して処理を行う分散処
理システムにおける分散処理管理装置であって、アプリ
ケーションプログラムでの処理を待っている待ち行列に
存在している全ての処理要素及び処理要素の処理の順番
を管理する管理手段を有する。
【0095】また、上記の管理手段は、処理要素を次の
アプリケーションプログラムに移動させる待ち行列の順
番を付して格納する処理要素毎に固有のファイルと、待
ち行列に存在している処理要素の先頭と末尾の識別子を
管理する第1の管理テーブルと、処理要素の識別子と現
在処理要素が存在している待ち行列の前及び後に位置す
るファイルが使用済か否かを示す識別子を管理する第2
の管理テーブルと、次のアプリケーションプログラムに
処理を移動させるための通知が入力されると、処理すべ
き処理要素の順番及び現在そのアプリケーションプログ
ラムで処理されているかを、第1の管理テーブル、第2
の管理テーブル及び固有のファイルを参照することによ
り監視する監視手段とを有する。
【0096】また、上記の監視手段は、アプリケーショ
ンプログラムによる処理要素を発生順に待ち行列に待機
させ、アプリケーションプログラムにより処理を行う処
理要素が格納されているファイルがオープンされると、
第1の管理テーブルの先頭の処理要素の識別子を参照
し、待ち行列の先頭にある処理要素を取り出してアプリ
ケーションに引き渡す。
【0097】また、上記の監視手段は、アプリケーショ
ンプログラムによりファイルがクローズされると、第2
の管理テーブルの識別子を使用済に変更する。
【0098】
【作用】本発明は、分散処理管理手段を設けることによ
り、従来、APにより各々の処理の管理と、ファイルの
管理を行っていたのに対し、全ての処理の管理とファイ
ルの管理を行うものである。従って、AP間で直接の情
報の送受信を行わず、全て分散管理手段を介して情報の
送受信を行うものである。即ち、本発明では、一元的に
ファイルを管理することにより、一連の処理(トランザ
クション)のうち、現在どのAPでどのトランザクショ
ンに対して、どのような処理が行われているかを管理す
ることが可能である。
【0099】従って、APと分散管理手段間でのみ通信
を行うため、通信モジュールをAP毎に所有する必要が
なく、通信モジュールが分散処理端末装置毎に1つ搭載
されるのみである。
【0100】また、全く同じ機能を有するAPを他の分
散処理端末装置に追加して負荷分散を図ることも可能で
ある。
【0101】また、分散処理管理手段は、処理すべき処
理要素と、現在各処理要素がどのAPで処理されている
かを識別子により、管理できるため、他のAPからのア
クセスがあった場合に排他制御が可能であると共に、待
ち行列内の処理要素の異常状態を監視できる。
【0102】さらには、分散書監視装置で処理要素対応
に固有のファイルを持ち、待ち行列の先頭及び末尾の処
理要素を管理し、パスに基づいてAPの追加や変更時
に、待ち行列の順番を変更のみを行えばよい。
【0103】また、分散処理管理手段は、処理待ちの処
理要素の数がある一定数以上になった場合に、APから
の通知による処理要素の移行を禁止することにより、特
定の待ち行列の待ち処理要素のみが、過度に多くなるこ
とを防ぐ。
【0104】
【実施例】以下、図面と共に本発明の一実施例を説明す
る。
【0105】図3は、本発明の一実施例の分散処理シス
テムの例を示す。同図は、複数のワークステーション
(WS)で分散処理を行う分散処理システムの例を示
す。同図中、図39と同一構成部分には同一符号を付
す。
【0106】図3に示す構成は、従来の構成と同様に、
3つのWS100、200、300で分散処理を行うも
のである。WS100、200、300は、LANや公
衆網等のネットワーク10に接続されている。
【0107】処理分散装置2000は、管理部2100
と記憶部2200より構成され、ネットワーク10に接
続されている。
【0108】図4は、本発明の一実施例のWSの構成を
示す。同図の例は、図3におけるWS100の構成であ
る。同図に示すWS100は、2つのAP110、12
0、AP110、120とTM2000間の通信を行う
ためのAP−TM間通信モジュール60、通信プロトコ
ル実行モジュール30、オペレーティングシステム(O
S)20より構成される。このように、1つのWS内に
1つのAP−TM間通信モジュール60を設け、通信は
全てAP110、120とTM2000間で行う。従っ
て、通信モジュールを従来のようにAP対応に持つ必要
がない。また、AP−TM間通信モジュール60は、A
Pに依存せず、全て同じプログラムで対応できるため、
AP−TM間通信モジュール60は全てのAPに共通で
使用できる1種類のプログラムで可能である。また、図
4に示すAP−TM間通信モジュール60は、各WS毎
に1つ備えていればよい。
【0109】図5は、本発明の一実施例の分散処理管理
装置の管理部のモジュール構成を示す。同図に示すTM
2000の管理部2100は、管理モジュール211
0、TM−AP間通信モジュール2120、通信プロト
コル実行モジュール2130及びOS2140より構成
される。
【0110】管理部2100の管理モジュール2110
は、待ち行列で処理すべき処理要素(トランザクショ
ン)の順番と現在、どのAPで処理されているかを管理
している。通信プロトコル実行モジュール2130とT
M−AP間通信モジュール2120は、図4に示すWS
100のAP−TM間通信モジュール60及び通信プロ
トコル実行モジュール30と同様に、通信プロトコルを
実行する。
【0111】図6は、本発明の一実施例の分散処理管理
装置の記憶部内テーブル及びファイル構成を示す。記憶
部2200は、管理部2100で管理している待ち行列
キュー管理テーブル2210、トランザクション管理テ
ーブル2220及び各トランザクションのファイル22
30が格納されている。これらの詳細は後述する。
【0112】次に、TMの管理部2100内で処理の管
理について説明する。図7は、本発明の一実施例の管理
部の動作を説明するための図である。同図は、APによ
る管理部2100内のワークキューの制御を示してい
る。ワークキューに、各APでの処理を待っているトラ
ンザクションが発生順に並べられている。各APは自分
が処理すべきトランザクションがあるファイル2230
をオープン(OPEN)し、ワークキューにアクセス
し、そのワークキューの先頭のトランザクションを1つ
だけ引き出して処理を行い、処理が終了したら、当該フ
ァイル2230をクローズ(CLOSE)する。
【0113】図8は、本発明の一実施例のファイルのオ
ープン/クローズのシーケンスチャートである。各AP
からTM2000に対して、対象のワークキュー名を指
定し、OPENコマンドを出す(ステップ601)。T
M2000の管理部2100はOPENコマンドを受信
すると、コマンドに対応するワークキューの先頭のトラ
ンザクションファイルの内容をAPに転送する(ステッ
プ602)。APはそのファイルの内容の変更等の処理
(ステップ603)をした後、TM2000に対してC
LOSEコマンドを発すると共に、更新したファイルを
オープンして内容を転送する(ステップ604)。な
お、TM2000では、あるAPがファイルをオープン
している間は、管理部2100の制御によりAPが同じ
ファイルを使用することを禁じるようになっている。
【0114】次に、APはそのトランザクションに対す
る自分の処理が終了すると、図9に示すように、そのト
ランザクションを次の処理を待つ他のワークキューに移
行するため、TM2000に移行(MOVE)コマンド
を発行する(ステップ605)。これにより、TM20
00は、図7に示すように、ワークキューの先頭にあっ
たトランザクションを移動先のワークキューの最後尾に
付加する。
【0115】例えば、トランザクションは処理案件で、
ワークキューは、言わば、その処理案件が入っている棚
のようなものであり、APはその案件を処理する責任を
負った担当者のようなものである。即ち、担当者である
APは、自分が処理すべき案件(トランザクション)が
入っている棚(ワークキュー)を把握しており、その棚
(ワークキュー)に入っている案件(トランザクショ
ン)は、自分の処理能力に応じて順次処理し、処理した
後、次の担当者が処理すべき棚(ワークキュー)に回
す。TM2000は、この案件(トランザクション)を
誰が処理しているか、また、各棚(ワークキュー)の処
理状況はどうか管理している。
【0116】TM2000での実際の管理は、図6に示
すトランザクション管理キューテーブル2220とキュ
ー管理テーブル2210とによって行われる。
【0117】図6に示す記憶部2200に格納されてい
るトランザクション管理テーブル2220について説明
する。
【0118】i) トランザクション管理テーブル トランザクション管理テーブル2220は、各案件(ト
ランザクション)を誰(どのAP)が処理しているかを
管理するためのテーブルである。図10は、本発明の一
実施例のトランザクション管理テーブルの構造を示す。
トランザクション管理テーブル2220は、案件(トラ
ンザクション)の数だけ用意されている。各案件(トラ
ンザクション)には、発生した順にトランザクション番
号(項番1)が割り振られる。双方向リンクポインタ
(項番2)はこの案件(トランザクション)ワークキュ
ーの先頭にいるのか最後尾にいるのか、あるいは、他の
どの案件(トランザクション)に繋がっているのかを示
している。オリジンIDLE(待ち)キュー名(項番
3)はこの案件(トランザクション)を発した一番最初
のキュー(IDLE(待ち)キューと呼ぶ)の名前であ
る。IDLE(待ち)キューに事前に設定された個数の
トランザクションが用意されている。即ち、初期状態で
は、全てのトランザクションがIDLE(待ち)キュー
に待機状態となる。
【0119】次に、ファイル名(項番4)は、この案件
(トランザクション)に対応したファイルの名前であ
る。ステータス(項番5)は、現在、この案件(トラン
ザクション)が使用中かどうかを表すもので、未使用の
時は、“0”、使用中の時は“1”となっている。TM
2000では、このステータスが“1”のときには、当
該案件(トランザクション)の使用を禁止する排他処理
を行う。
【0120】ワークキュー名(項番6)は、現在その案
件(トランザクション)が存在しているワークキュー名
を示している。キーワード項番(7)は、検索用のキー
ワードを示し、ヘッダタイプ(項番8)は、この案件
(トランザクション)がどういうものであるかを示すも
のである。キーワード(項番7)もヘッダタイプ(項番
8)も必須のものではない。
【0121】図11は、本発明の一実施例のファイルの
構成を示す。ファイル2230は、ファイル名とキュー
で処理していく順番を示したキュー処理パスと実データ
から構成されている。キューの処理パスは、処理する順
番に、ワークキュー名と処理が済んだかどうかを記載す
る処理結果を並べたものである。即ち、あるワークキュ
ーでの処理が終わる毎にこの処理結果が未処理を表す
“0”から処理済を表す“1”に変更される。ここで
は、処理結果は処理済か否かを表すものにしているが、
処理を終了した日時を書き込むようにしてもよい。ま
た、処理を開始した日時も書き込んだり、どのAPが処
理したか等を書き込むようにしてもよい。図11の例で
は、処理パスでは、データ検索処理を意味し、当該処
理が終了していることを示す。処理パスでは、局デー
タ作成処理を意味し、当該処理は未処理であることを示
す。
【0122】キューの処理パスの後には、実際のデータ
である実データがいくつも書かれている。
【0123】ii) キュー管理テーブル 次に、記憶部2220に設定されているキュー管理テー
ブル2210について説明する。
【0124】キュー管理テーブル2210は、各棚(ワ
ークキュー)の処理状況は、どうかを管理するためのテ
ーブルであり、図5に示すような構造であり、ワークキ
ューの数だけ用意される。
【0125】ワークキュー名(項番1)は、ワークキュ
ーの名称が記されている。リンクポインタ(項番2)
は、ワークキューの先頭の案件(トランザクション)の
番号(先頭ポインタ)と最後尾の案件(トランザクショ
ン)の番号(末尾ポインタ)が示されており、特に案件
がない場合には、“null”となっている。属性(項
番3)は、そのキューがワークキューかIDLE(待
ち)キューかを示すものである。即ち、当該キューが実
行中か待機中であるかを示す。
【0126】ヘッダタイプ(項番4)はワークキューが
どういう種類のものかを示すもので、特に必須のもので
はない。但し、ヘッダタイプを用いれば、排他的な処理
を行うことができる。即ち、あるワークキューから他の
ワークキューへトランザクションを移動“MOVE”す
る時に、トランザクション管理テーブル2220のヘッ
ダタイプ(項番8)と、移動先のキュー管理テーブル2
210のヘッダタイプ(項番4)をチェックして一致し
た場合のみ移動を受入れ、一致しない時は、拒絶するよ
うにすれば、誤ってトランザクションを他のワークキュ
ーへ移動させることを防止でき、信頼性を確保すること
ができる。
【0127】iii)キューの管理 次に、キューの管理について説明する。
【0128】記憶部2220の図6のキュー管理テーブ
ル2210によって、あるワークキューに属しているト
ランザクションの先頭と末尾の番号がわかる。この番号
に基づいて、例えば、先頭のトランザクションの番号に
該当するトランザクション管理テーブル2220を参照
し、双方向リンクポインタ(項番2)からその後に繋が
る、即ち、先頭から2番目の位置にあるトランザクショ
ンが把握できる。
【0129】次に、この2番目の位置のトランザクショ
ンのキューに該当するトランザクション管理テーブル2
220を探し、そのテーブルから3番目に接続されるト
ランザクションのキューを見つけることができる。この
ようにして、一つのワークキューに接続されているトラ
ンザクションを全て管理することが可能である。
【0130】[開通業務処理の例]次に、具体的な分散
処理システムの例を従来の技術と同様に、公衆回線を開
通させる業務を例として説明する。
【0131】図13は、本発明の一実施例の分散処理シ
ステムの構成を示す。同図において、従来と同一構成部
分には、同一符号を付す。また、従来の技術と同様に、
OSと通信プロトコル実行モジュールは省略されてお
り、以下の説明においても省略するものとする。
【0132】WS100は、局データ作成AP110、
スケジュール管理AP120が搭載されている。局デー
タ作成AP110は、開通させる回線を収容した交換機
に対し、開通に必要な投入データを作成する機能を有す
る。スケジュール管理AP120は、その日に開通予定
の回線を開通回線ファイル400から抽出し、開通業務
のスケジュールを管理する機能を有する。
【0133】また、WS200は、回線データベース5
00が接続されており、この回線データベース500の
データの検索及び更新等の処理を行うデータベース更新
AP210が搭載されている。
【0134】また、WS300は、実際に交換機へ開通
データを投入する等の交換機の制御機能を持つ交換機投
入AP310が搭載されている。
【0135】TM2000には、処理すべきトランザク
ションの順番と、現在、各トランザクションがどのAP
で処理されているかを管理する管理部2100がある。
記憶部2200には、管理部2100が管理しているキ
ュー管理テーブル2210、トランザクション管理テー
ブル2200及び各トランザクションのファイル223
0が記憶されている。
【0136】次に動作について説明する。
【0137】i)初期状態 図14は、本発明の一実施例の各APとTMに用意され
ているワークキューの関係を示す。
【0138】同図において、TM2000に用意されて
いるキューは以下の7個である。 a:IDLE(待ち)キュー:まだ、何も処理されてい
ないトランザクションが置かれている。IDLEキュー
は、前にも述べたように、特別な機能を持ったキューで
TMの初期状態では、IDLEキューに事前に設定され
た個数のトランザクションが用意されている。即ち、初
期状態では、全てのトランザクションがIDLEキュー
にある状態である。 b:データ検索ワークキュー:回線データベース500
からの開通回線の詳細なデータの検索を待つトランザク
ションが置かれる。 c:局データ作成ワークキュー:交換機40に投入が可
能なデータフォーマットの作成を待っているトランザク
ションが置かれる。 d:交換機投入ワークキュー:交換機40へのデータ投
入を待っているトランザクションが置かれる。 e:データ更新ワークキュー:交換機40へのデータ投
入後、回線データベース500へのデータの更新を待っ
ているトランザクションが置かれる。 f:正常終了ワークキュー:回線開通の処理が正常に終
了したトランザクションが置かれる。 g:異常終了ワークキュー:回線開通の処理が異常終了
したトランザクションが置かれる。
【0139】同図において、各ワークキューに記述され
た○は、処理を待機しているトランザクションを表して
おり、数字は、各々のトランザクションに割り当てられ
た番号である。
【0140】例えば、局データ作成ワークキューcに
は、現在、「3番」と「4番」の2つのトランザクショ
ンが存在し、処理を待機していることになる。ここで
は、キューに置かれたトランザクションは、一番下に先
頭のトランザクションがくるように、並べてある。即
ち、最下にある「3番」のトランザクションが先頭で、
最上にある「4番」のトランザクションが末尾となって
いる。
【0141】現在、図14では、TM2000の中に0
〜7までの8個のトランザクションが存在していること
を想定している。
【0142】図15は、本発明の一実施例のキュー管理
テーブル構成の例とトランザクション管理テーブルの構
成の例を示す。同図(A)は、キュー管理テーブルの構
成を示す。図15に示すテーブル構成は、図10及び図
12に示す項目のうち、トランザクションを管理するた
めに最低限必要な項目のみを抜粋してある。
【0143】キュー管理テーブル2210は、ワークキ
ュー名と現在そのワークキューに存在しているトランザ
クションの先頭と末尾のポインタ及びトランザクション
の数が示されている。
【0144】例えば、局データ作成ワークキューには、
2個のトランザクションがあり、ポインタにより先頭は
「3番」で末尾は「4番」であることがわかる。また、
交換機投入ワークキューには、「2番」というトランザ
クションが1個のみ存在している。従って、ポインタの
先頭も末尾も「2番」となる。また、データ更新ワーク
キューには、データ更新ワークキューには、現在トラン
ザクションが1つもないため、ポインタは、“nul
l”となっている。
【0145】トランザクション管理テーブル2220
は、トランザクションの番号とそのトランザクションの
前にある他のトランザクションの番号(ポインタ前)
と、後にある他のトランザクションの番号(ポインタ
後)が示され、さらに、各トランザクションが現在存在
しているワークキュー名とそれが現在使用中「1」か否
「0」かを示すステータス、及び対応するデータが記憶
されているファイルの番号が示されている。
【0146】図15において、例えば、「0番」のトラ
ンザクションは現在、異常終了ワークキューgにあり、
ステータスが“0”のため、現在は未使用であり、ま
た、対応するファイル名は“11”であることが分か
る。また、異常終了ワークキューgには「0番」のキュ
ーのみしかないため、「0番」のトランザクションの前
後に他のトランザクションがない。従って、ポインタの
前の項目は、そのトランザクションが先頭であることを
表す「HEAD」となり、ポインタの後の項目は、その
トランザクションが末尾であることを表す「END」と
なる。
【0147】図15において、局データ作成ワークキュ
ーcには、「3番」と「4番」の2個のトランザクショ
ンがあるため、「3番」のトランザクションのポインタ
の前の項目は先頭であることを表す「HEAD」である
が、「ポインタの後」の項目は、「3番」のトランザク
ションの次に繋がっている「4番」のトランザクション
を表す“4”となっている。同様に、「4番」のトラン
ザクションの場合は、前に「3番」のトランザクション
があるため、「ポインタの前」の項目は“3”となり、
「ポインタの」の項目は、末尾であることを表す「EN
D」となっている。
【0148】ii) 開通回線の抽出とデータの設定 最初の処理は、スケジュール管理AP120がTM20
00よりIDLE(待ち)キューを抽出し、処理のパス
を設定するところから始まる。
【0149】図16は、本発明の一実施例のスケジュー
ル管理APの処理を示すフローチャートである。
【0150】ステップ1001)まず、IDLEキュー
aの先頭のトランザクションをオープン(OPEN)す
るため、TM2000に対して、対象のキュー(ここで
は、IDLE)を指定してopenコマンドを送信す
る。
【0151】ステップ1002)TM2000は、op
enコマンドを受信すると、キュー管理テーブル221
0から指定されたキュー、即ち、IDLEキューaにあ
る先頭のトランザクションの番号を検索する。本例で
は、図17に示すように、該当するトランザクションの
番号が「6番」であることから、図18に示すトランザ
クション管理テーブル2200より「6番」のトランザ
クションに該当するファイル名(この場合34)を検索
し、そのファイル内容をスケジュール管理AP120に
転送すると共に、「6番」のトランザクションのステー
タスの項目を“0”から使用中を表す“1”に変更す
る。トランザクション管理テーブル2200のステータ
スの項目が“1”である限り、「6番」のトランザクシ
ョンが存在するファイルのopen等の全ての処理は禁
止される。即ち、他のAPが同じトランザクションにア
クセスし、同時にファイルを更新(変更)すること等を
禁止する排他制御を行っている。スケジュール管理AP
120は、このようにしてTM2000からファイル内
容“34”を受信する。ここで、受信したファイルは、
図11に示す構成となっているが、受信した段階では、
ファイル名が記載されているだけで、あとのデータは何
もない。
【0152】ステップ1003)そこで、スケジュール
管理AP120は、まず、回線開通に関するトランザク
ションを処理するためにどの順番でワークキューを移動
させるかがわかるように、図19に示すように、ファイ
ル2230の「キューの処理パス」の項目にトランザク
ションを移動させる順番にワークキュー名を書き込む。
即ち、図19の例では、トランザクションは、 の順にワークキューを移動していくことが分かる。図1
9では、処理結果は、“1”となっているが、実際に
は、書き込んだ段階では、全て未処理のため、処理結果
は全て“0”となっている。
【0153】ステップ1004)スケジュール管理AP
120は、自分のWS100に接続されている開通回線
ファイル400から今日開通させる予定の回線名を1回
線抽出する。
【0154】ステップ1005)ファイルの内容の「実
データ」の回線名を書き込む。図19では、検索データ
及び交換機投入データが記載されているが、この段階で
は、回線名以外のデータは、何も書き込まれていない状
態である。
【0155】ステップ1006)スケジュール管理AP
120は、図20に示すように、開通回線名の書込みが
終了すると、TM2000に対してキュー名(IDL
E)を指定し、closeコマンドと共に更新したファ
イル2230を送信する。
【0156】ステップ1007)TM2000は、cl
oseコマンドをスケジュール管理AP120より受信
すると、図21に示すように、キュー管理テーブル22
10から指定されたキュー、即ちIDLEキューaにあ
る先頭のトランザクションの番号、「6番」を検索し、
次に、トランザクション管理テーブルの「6番」のトラ
ンザクションのステータスの項目を“1”から未使用を
表す“0”に変更する。
【0157】スケジュール管理AP120は、clos
eコマンドを発した後、処理済のトランザクションを次
のワークキュー、即ち、次の処理パスの未処理の先頭に
あったデータ検索ワークキューに移動させるため、TM
2000に対して、移動元キュー(IDLEキュー)と
移動先のキュー(データ検索ワークキュー)を指定し
て、移動(move)コマンドを送信する。
【0158】なお、信頼性を考えると、このmoveコ
マンドを処理するときにも、トランザクション管理テー
ブル2220のステータスの項目を“1”にして、他の
APがアクセスできないようにする方が好ましい。な
お、この処理は、UNIXに用意されているセマフォ制
御のような排他処理を用いても実現できる。
【0159】TM2000は、moveコマンドを受信
すると、図22に示すように、指定された移動元のキュ
ー(IDLE)にある先頭のトランザクションの「6
番」を移動先のキュー(データ検索ワークキュー)の末
尾に移動させる。具体的には、次の手順により行われ
る。
【0160】図21に示すキュー管理テーブル221
0から、指定された移動元のキュー、即ち、IDLEキ
ューにある先頭のトランザクションの番号、「6番」を
検索し、トランザクション管理テーブル2220から
「6番」のトランザクションの「ポインタの後」の項目
から、次に繋がっていたトランザクションが「7番」で
あることを把握する。
【0161】図21のキュー管理テーブル2210か
ら、指定された移動先のキュー、即ち、データ検索ワー
クキューbにある末尾のトランザクションの番号「5
番」を検索する。
【0162】トランザクションの「5番」の後に、新
たに「6番」が繋がるため、トランザクション管理テー
ブル2220の「5番」のトランザクションの「ポイン
タの後」の項目を図23に示すように、“END”から
“6”に変更する。
【0163】トランザクションの「6番」はデータ検
索ワークキューbにおいて「5番」のトランザクション
に繋がるため、トランザクション管理テーブル2220
の「6番」のトランザクションの「ポインタの前」の項
目を図23に示すように、“HEAD”から“5”に変
更する。
【0164】キュー管理テーブル2210のデータ検
索の「ポインタ末尾」の項目を図23に示すように
“5”から“6”に変更する。
【0165】IDLEキューでは、「6番」のトラン
ザクションに繋がっていた次のトランザクション(本実
施例では、「7番」)が先頭になるため、キュー管理テ
ーブル2210のIDLEの「ポインタの先頭」の項目
を図23に示すように、“6”から“7”に変更する。
【0166】次に、トランザクションの「6番」が、
トランザクション管理テーブル2220の末尾のトラン
ザクションになるため、「6番」のトランザクションの
「ポインタの後」の項目を図23に示すように、“7”
から“END”に変更し、「トランザクションの存在す
るワークキュー名」の項目をIDLEキューaからデー
タ検索ワークキューbに変更する。
【0167】トランザクションの「7番」はIDLE
キューaの先頭になるため、「7番」のトランザクショ
ンの「ポインタの前」の項目を図23に示すように、
“6”から“HEAD”に変更する。
【0168】最後に、キュー管理テーブル2210の
各ワークキューのトランザクションの数を変更する。即
ち、図23に示すように、IDLEキューaの「トラン
ザクションの数」の項目を“1”に、データ検索の「ト
ランザクションの数」の項目を“2”に変更する。
【0169】以上の手順により、トランザクションのキ
ューの移動の処理が終了する。
【0170】なお、この移動の際のテーブルの制御手順
は一例であり、どのような手順であれ、最終的に図23
に示すキュー管理テーブル2210及びトランザクショ
ン管理テーブル2220の状態になればよい。
【0171】iii) 回線回線の詳細なデータの検索 次に、データ検索ワークキューで処理を待っているトラ
ンザクションの処理について説明する。なお、以下の説
明では、open及びcloseコマンドを受信した時
のTM2000の動作をIDLEキューaにあるトラン
ザクションの処理と同じであるため省略する。
【0172】図24は、本発明の一実施例のデータベー
ス更新APの検索処理を示すフローチャートである。
【0173】ステップ2001)データ検索ワークキュ
ーbにあるトランザクションは、データベース更新AP
210により処理される。データベース更新AP210
は、TM2000に対してデータ検索ワークキューbを
指定して、処理すべきトランザクションを管理するファ
イル2230にopenコマンドを送信する。
【0174】ステップ2002)データベース更新AP
210は、TM2000からデータ検索ワークキューb
の先頭にあるトランザクション(5番)のファイル内容
を受信する。
【0175】ステップ2003)データベース更新AP
210は、ファイルの内容を受信すると、図19に示す
ファイル構造の実データの回線名の欄「東京−横浜1−
3−5」を読み込む。
【0176】ステップ2004)データベース更新AP
210は、読み込まれたこの回線名を収容している交換
機等の詳細なデータを回線データベース500から検索
する。
【0177】ステップ2005)データベース更新AP
210は、検索した結果を図19のファイル構成の検索
データの欄に書き込む。図19では、交換機投入データ
が記載されているが、この段階では、まだ、この欄は空
欄になっている。
【0178】ステップ2006)次に、データベース更
新AP210は、図19のファイルのキューの処理パス
の項目のデータ検索に続く処理結果の欄を、未処理の
“0”から処理済を表す“1”に変更すると共に、次の
処理パスのデータ、即ち、処理パスのデータ、「局デ
ータ作成ワークキュー」を読み取る。即ち、処理パス
のデータが、次にこのトランザクションを移すワークキ
ューとなる。
【0179】ステップ2007)データベース更新AP
210は、TM2000に対して、データ検索ワークキ
ューbを指定してcloseコマンドと共に、更新した
ファイルを送信する。
【0180】ステップ2008)closeコマンドの
送信後、データベース更新AP210は、処理済のトラ
ンザクションを次のワークキュー、即ち、次の処理パス
の未処理の先頭にあった局データ作成ワークキューcに
移動させるため、TM2000に対して、移動元のキュ
ー(データ検索ワークキューb)と移動先のキュー(局
データ作成ワークキューc)を指定してmoveコマン
ドを送信する。
【0181】TM2000は、moveコマンドを受信
すると、図25に示すように、指定された移動元のキュ
ー(データ検索ワークキューb)にある先頭のトランザ
クションの「5番」を移動先のキュー(局データ作成ワ
ークキューc)にある先頭のトランザクションの「5
番」を移動先のキュー(局データ作成ワークキュー)の
末尾に移動させる。具体的には、次に手順によって行わ
れる。
【0182】図23のキュー管理テーブル2210か
ら、指定された移動元のキュー即ちデータ検索ワークキ
ューbにある先頭のトランザクションの番号「5番」を
検索し、トランザクション管理テーブル2220から
「5番」のトランザクションの「ポインタの後」の項目
から次に繋がっていたトランザクションが「6番」であ
ることを把握する。
【0183】図23のキュー管理テブル2210か
ら、指定された移行先のキュー、即ち、局データ作成ワ
ークキューにある末尾のトランザクションの番号、「4
番」を検索する。
【0184】トランザクションの「4番」の後に新た
に「5番」が繋がるため、トランザクション管理テーブ
ル2220の「4番」のトランザクションの「ポインタ
の後」の項目を図26に示すように“END”から
“5”に変更する。
【0185】トランザクションの「5番」は局データ
作成ワークキューcにおいて、「4番」のトランザクシ
ョンにつながるため、トランザクション管理テーブル2
220の「5番」のトランザクションの「ポインタの
前」の項目を図26に示すように、“HEAD”から
“4”に変更する。
【0186】キュー管理テーブル2210の局データ
作成ワークキューcの「ポインタ末尾」の項目を図26
に示すように“4”から“5”に変更する。
【0187】データ検索ワークキューでは、「5番」
のトランザクションに繋がっていた次のトランザクショ
ン(本例では、「6番」)が先頭になるため、キュー管
理テーブル2210のデータ検索ワークキューbの「ポ
インタ先頭」の項目を図26に示すように“5”から
“6”に変更する。
【0188】次に、トランザクションの「5番」がト
ランザクション管理テーブル2220の末尾のトランザ
クションになるため、「5番」のトランザクションの
「ポインタの後」の項目を図26に示すように、“6”
から“END”に変更し、「トランザクションの存在す
るワークキュー名」の項目を“データ検索”から“局デ
ータ作成”に変更する。
【0189】トランザクションの「6番」はデータ検
索ワークキューの先頭になるため、「6番」のトランザ
クションの「ポインタの前」の項目を図26に示すよう
に“5”から“HEAD”に変更する。
【0190】最後に、キュー管理テーブル2210の
ワークキュートランザクションの数を変更する。即ち、
図26に示すように、データ検索の「トランザクション
の数」の項目を“1”に、局データ作成の「トランザク
ションの数」の項目を“2”に変更する。
【0191】以上の手順によって、データ検索ワークキ
ューから局データ作成ワークキューへのトランザクショ
ンのキューの移動の処理が終了する。
【0192】iv) 局データ作成 次に、局データ作成ワークキューcで処理を待っている
トランザクションの処理について説明する。なお、以下
の説明では、openコマンド及びcloseコマンド
を受信した時のTM2000の動作はIDLEキューに
あるトランザクションの処理と同じであるため、省略す
る。
【0193】局データ作成ワークキューcにあるトラン
ザクションは、局データ作成AP110によって処理さ
れる。
【0194】図27は、本発明の一実施例の局データ作
成APの処理を示すフローチャートである。
【0195】ステップ3001)局データ作成AP11
0は、TM2000の局データ作成ワークキューcの処
理要素が存在するファイルを1つopenする。
【0196】ステップ3002)処理要素のファイル内
容をTM2000の局データ作成ワークキューcから受
信する。
【0197】ステップ3003)局データ作成AP11
0は、TM2000から局データ作成ワークキューcの
先頭にあるトランザクション「3番」のファイル内容を
受信すると、図19に示すファイル構成の実データの検
索データ欄を読み込む。
【0198】ステップ3004)局データ作成AP11
0は、検索データされたデータについて、データを交換
機に投入可能な局データを作成する。
【0199】ステップ3005)作成した結果は、図1
9のファイル構成の実データ項目の交換機投入データ欄
に書き込む。
【0200】ステップ3006)次に、局データ作成A
P110は、ファイルのキューの処理パスの項目の局
データ作成に続く処理結果の欄を処理済を表す“1”
に変更すると共に、次の処理パスのデータ、即ち、処理
パスのデータ、「交換機投入ワークキュー」を読み取
る。即ち、この処理パスのデータが、次にこのトラン
ザクションを移すワークキューとなる。
【0201】ステップ3007)局データ作成AP11
0は、TM2000に対して、局データ作成ワークキュ
ーを指定して、closeコマンドと共に、更新したフ
ァイルを送信する。
【0202】ステップ3008)closeコマンドの
送信後、局データ作成AP110は、処理済のトランザ
クションを次のワークキュー、即ち、次の処理パスの未
処理の先頭にあった交換機投入ワークキューに移動させ
るため、TM2000に対して、移動元のキュー(局デ
ータ作成ワークキュー)と移動先のキュー(交換機投入
ワークキュー)を指定してmoveコマンドを送信す
る。
【0203】TM2000は、moveコマンドを受信
すると、図35に示すように、指定された移動元のキュ
ー(局データ作成ワークキューc)にある先頭のトラン
ザクションの「3番」を移動先のキュー(交換機投入ワ
ークキューd)の末尾に移動させる。
【0204】具体的な手順は、データ検索ワークキュー
bと同様なため、省略する。
【0205】v) 交換機へのデータ投入 次に、交換機投入ワークキューdで処理を待っているト
ランザクションの処理について説明する。なお、交換機
投入ワークキューになるトランザクションは、交換機投
入AP310により処理される。
【0206】図30は、本発明の一実施例の交換機投入
APの処理を示すフローチャートである。
【0207】ステップ4001)交換機投入AP310
は、TM2000に対して、交換機投入ワークキューd
を指定してopenコマンドを送信する。
【0208】ステップ4002)交換機投入AP310
は、TM2000から局データ作成ワークキューcの先
頭にあるトランザクション「2番」のファイル内容を受
信する。
【0209】ステップ4003)交換機投入AP310
は、図19に示すファイル構成の実データの交換機投入
データの欄を読み込む。
【0210】ステップ4004)交換機投入データの欄
の『$$&*#$$31』を読み込むと、交換機40に
対してそのデータを投入する。
【0211】ステップ4005)交換機40は、データ
の投入が正常に終了したか、あるいは、データに誤り等
により投入できずに異常終了したか等の通知を交換機投
入AP310に返送する。
【0212】ステップ4006)次に、交換機投入AP
310は、ファイル2230のキューの処理パスの項
目の交換機投入に続く処理結果の欄を処理済を表す
“1”に変更すると共に、次の処理パスのデータが、次
にこのトランザクションを移すワークキューとなる。
【0213】ステップ4007)交換機投入AP310
は、TM2000に対して交換機投入ワークキューdを
指定して、closeコマンドを送信する。
【0214】ステップ4008)ここで、投入結果が正
常であったかを確認し、異常である場合には、ステップ
4010に移行する。
【0215】ステップ4009)closeコマンド送
信後、交換機投入AP310は、処理済のトランザクシ
ョンを次のワークキューに移動させる。移動させる次の
ワークキューは、交換機の投入結果が正常か異常かで異
なる。正常終了である場合には、処理済の要素を交換機
投入ワークキューdから処理パスの未処理の先頭のワー
クキュー(正常終了ワークキューf)に移動させる。
【0216】即ち、交換機投入AP310は、投入結果
が正常であった場合には、次の処理パスの未処理の先頭
にあったデータ更新ワークキューeに移動させるため、
TM2000に対して、移動元キュー(交換機投入ワー
クキューd)を指定してmoveコマンドを送信する。
【0217】TM2000は、moveコマンドを受信
すると、図31に示すように、指定された移動元のキュ
ー(交換機投入ワークキューd)にある先頭のトランザ
クションの「2番」を移動先のキュー(データ更新ワー
クキューe)の末尾に移動させる。具体的な手順は、他
のワークキューのmove処理と同様であるため、省略
する。
【0218】ステップ4010)投入結果が異常であっ
た場合には、そのトランザクションについての開通処理
を続けることが困難であるため、異常終了ワークキュー
に移動させる。即ち、TM2000に対して、移動元の
キュー(交換機投入ワークキューd)と移動先キュー
(異常終了ワークキューg)を指定してmoveコマン
ドを送信する。
【0219】TM2000は、moveコマンドを受信
すると、トランザクションを、指定された移動元のキュ
ー(交換機投入ワークキューe)の末尾に移動させる。
具体的な手順は、他のワークキューのmove処理と同
様であるため、省略する。
【0220】vi) 回線データベースの更新 次に、データ更新ワークキューeで処理を待っているト
ランザクションの処理について説明する。なお、以下の
説明では、openコマンド及びcloseコマンドを
受信した時のTM2000の動作は省略する。
【0221】データ更新ワークキューeにあるトランザ
クションは、データベース更新AP210によって処理
される。
【0222】図33は、本発明の一実施例のデータベー
ス更新APの更新処理を示すフローチャートである。
【0223】ステップ5001)データベース更新AP
210は、TM2000に対して、データ更新ワークキ
ューeを指定して、TM2000に対してopenコマ
ンドを送信する。
【0224】ステップ5002)データベース更新AP
210は、TM2000からデータ更新ワークキューe
の先頭になるトランザクション「2番」のファイル内容
を受信する。
【0225】ステップ5003)データベース更新AP
210は、ファイル2230の内容を受信すると、図1
9に示すファイル構成の実データの回線名の欄を読み込
む。
【0226】ステップ5004)読み込んだ回線名『東
京−横浜1−3−5』に該当する回線データが『運用開
始』を示すようにデータを更新する。
【0227】ステップ5005)次に、データベース更
新AP210は、ファイルのキューの処理パスの項目
のデータ更新に続く処理結果の欄を処理済を表す
“1”に変更すると共に、次の処理パスのデータ即ち、
処理パスのデータ、「正常終了ワークキュー」を読み
取る。即ち、この処理パスのデータが次にこのトラン
ザクションを移すワークキューとなる。
【0228】ステップ5006)データベース更新AP
210は、TM2000に対して、データ更新ワークキ
ューeを指定してcloseコマンドとファイルを送信
する。
【0229】ステップ5007)closeコマンドの
送信後、局データ作成APは、処理済のトランザクショ
ンを次のワークキュー、即ち、次の処理パスの未処理の
先頭にあった正常終了ワークキューfに移動させるた
め、TM2000に対して移動元のキュー(データ更新
ワークキューe)と移動先のキュー(正常終了ワークキ
ューf)を指定してmoveコマンドを送信する。
【0230】TM2000は、moveコマンドを受信
すると、図34、図35に示すように、指定された移動
元のキュー(データ更新ワークキューe)にある先頭の
トランザクションの「2番」を移動先のキュー(正常終
了ワークキュー)の末尾に移動させる。
【0231】具体的な手順は、他のワークキューのmo
ve処理と同様なため、省略する。
【0232】vii) 正常終了による処理の終了 最後に、正常終了ワークキューで処理を待っているトラ
ンザクションの処理について説明する。なお、以下の説
明では、openコマンド及びcloseコマンドを受
信した時のTM2000の動作は省略する。
【0233】正常終了ワークキューfにあるトランザク
ションはスケジュール管理AP120によって処理され
る。
【0234】図36は、本発明の一実施例のスケジュー
ル管理APの処理を示すフローチャートを示す。
【0235】ステップ6001)スケジュール管理AP
210は、TM2000に対して、正常終了ワークキュ
ーfを指定してopenコマンドを送信する。
【0236】ステップ6002)スケジュール管理AP
210は、TM2000から正常終了ワークキューfの
先頭にあるトランザクション「1番」のファイル内容を
受信する。
【0237】ステップ6003)スケジュール管理AP
210は、ファイル内容を受信すると、図19に示すフ
ァイル構成のキューの処理パスの処理結果の項目のう
ち、正常終了の処理結果までの項目が全て終了になっ
ていることを確認する。
【0238】ステップ6004)スケジュール管理AP
210は、実データの回線名の欄を読み込み、この回線
名『東京−横浜−1−3−5』に該当する回線データの
開通処理が終了したことを示すように、開通回線ファイ
ル400の該当する回線のデータを更新する。次に、ス
ケジュール管理AP120は、ファイルのキュー処理パ
スの項目の正常終了に続く処理結果の欄を処理済を
表す“1”に変更すると共に、次の処理パスのデータ、
即ち、処理パスのデータ、「IDLEキューa」を読
み取る。即ち、この処理パスのデータが、次にこのト
ランザクションを移すキューとなる。
【0239】ステップ6005)スケジュール管理AP
120は、TM2000に対して、正常終了ワークキュ
ーfを指定してcloseコマンドとファイルを送信す
る。closeコマンドの送信後、スケジュール管理A
P120は、処理済のトランザクションを次のワークキ
ュー、即ち、次の処理パスの未処理の先頭にあったID
LEキューaに移動させるため、TM2000に対して
移動元のキュー(正常終了ワークキューf)と移動先の
キュー(IDLEキューa)を指定してmoveコマン
ドを送信する。
【0240】ステップ6006)TM2000は、mo
veコマンドを受信すると、図37、図38に示すよう
に、指定された移動元のキュー(正常終了ワークキュー
f)にある先頭のトランザクションの1番の移動先のキ
ュー(IDLEキューa)の末尾に移動させる。
【0241】具体的な手順は、他のワークキューのmo
ve処理と同様なため、省略する。
【0242】なお、IDLEキューaに接続されたトラ
ンザクションは、ファイルの内容が自動的に初期化さ
れ、全てのデータが消去される。
【0243】以上で、回線開通の処理が終了する。ここ
では、分かりやすく説明するため、処理の順番に沿って
説明したが、実際には、各APは分散処理のため、図2
3、図24、図27、図30、図33、図36の各処理
を各々が独立して行っている。
【0244】なお、スケジュール管理AP120やデー
タベース更新AP210は2種類の処理を持っている
が、これらの処理は通常、交互の実行される。
【0245】上記のように、本実施例によれば、各AP
は、必ずTM2000との通信しか行わないため、AT
−TM間通信モジュール60または、2120を全ての
APで共通に作ることができる。
【0246】さらに、本発明は、TM2000で全ての
トランザクションを管理しているため、従来のように、
各WSのAPがトランザクションの処理状況を管理する
必要がなく、各APのプログラムが簡単に生成できると
共に、もし、新たなAPを追加したり、APの機能を2
つのAPに分割する場合でも、変更する箇所は、最初の
処理パスを設定するAPの処理パスの書込み(上記の例
ではスケジュール管理AP)と、機能追加や分割に直接
関係したAPだけで済み、非常に柔軟にAPの変更に対
応できるメリットがある。
【0247】例えば、データベース更新APは上記の実
施例では、データ検索と、データ更新の2つの機能を有
しているが、これを各々別なAPに分割したとしても、
特に他のAPへの影響はなく、他のAPは全くプログラ
ムを変更することなく処理できる。
【0248】また、例えば、交換機投入AP310とデ
ータベース更新AP210の処理の間に新たな処理を追
加し、ワークキューを一つ増やす場合であっても、新た
な処理に関するAPを作成する以外は、最初のスケジュ
ール管理APで、図19に示す処理パスをファイル22
30に設定する時に、処理パスと処理パスの間に新
たな処理パスを設定することと、データベース更新AP
210で図33のフローチャートの最初の処理で、トラ
ンザクションを有するファイル2230のオープン(o
pen)するワークキュー名を変更するだけでよい。
【0249】さらに、同じAPを、負荷分散する意味
で、WSを複数設置する場合、例えば、局データ作成A
P110を負荷分散の意味で2つとする場合でも、ある
WSにAPを追加するだけでよく、他のプログラムを変
更する必要は全くない。
【0250】また、WS間で処理するAPを変更する場
合に、例えば、WS100に搭載された局データ作成A
P110をWS200に搭載するように変更する場合で
も、全く、他のプログラムを変更する必要はない。
【0251】また、APによって、処理の早いAPと遅
いAPがある場合、あるキューにトランザクションが停
滞し、オーバーフローするおそれがある。しかし、本例
では、TM2000が管理しているキュー管理テーブル
2210によって、各ワークキューにあるトランザクシ
ョンの数が把握できるため、この数が一定以上になる
と、そのワークキューを移動先としたmoveコマンド
を規制することが可能である。
【0252】例えば、スケジュール管理AP120が開
通回線を次々に抽出し、処理を行っている時に、交換機
投入ワークキューdがオーバーフローしような状況を想
定する。その場合、局データ作成ワークキューcから交
換機投入ワークキューdへのトランザクションの移動が
禁止される。従って、この影響を受けて、局データ作成
ワークキューがまず、オーバーフローするようになり、
データ検索ワークキューから局データ作成ワークキュー
cへのトランザクションの移行が禁止され、同様に、デ
ータ検索ワークキューbのオーバーフローするようにな
り、IDLEキューaからデータ検索ワークキューbへ
の移行が禁止される。従って、スケジュール管理AP1
20では、開通回線を次々に抽出しても、そのトランザ
クションを移行できないため、オーバーフローが解決
し、moveコマンドが発行できるようになるまで処理
をストップすることになる。
【0253】このように、本例では、自動的にオーバー
フローの制御、即ち、フロー制御ができるため、各々の
APの処理速度に応じた全体の処理のコントロールがで
きる利点がある。
【0254】さらに、キュー管理テーブル2210を一
定時間毎に監視すれば、各ワークキューで未処理のトラ
ンザクションが把握できる。従って、もし、監視してい
るあるワークキューのトランザクションの状態が、一定
回数以上、変換していない場合には、このワークキュー
に存在しているトランザクションを処理するAPが動作
しておらず、異常であることが把握でき、システム全体
を管理できる利点がある。
【0255】なお、本実施例では、各WSに搭載された
APで分散処理を行うことを想定しているが、別にWS
間でなくとも、計算機間や、WSと計算機間であっても
よい。
【0256】また、上記の実施例では、WS間がLAN
で接続されている構内での分散処理システムで説明した
が、APが論理的なネットワークで結合されていればよ
く、LANでなくても、公衆回線や専用線であってもよ
い。従って、1つの計算機内で動作するAP間であって
もよい。その場合、その計算機内にTM2000が設定
されることになる。
【0257】また、TMは、専用の装置に搭載されてい
るイメージで説明したが、TM2000が搭載された装
置の中に、APが搭載されていてもよい。
【0258】このように、本発明は、上記の実施例に限
定されることなく、特許請求の範囲内で種々変更や応用
が可能である。
【0259】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、分散処
理において、APに対して機能の追加、変更、削除等を
行う必要が発生した場合に、無矛盾に容易にそれらの操
作が可能となる。
【0260】また、本発明によれば、同一の端末装置や
計算機に搭載されているAP間における通信モジュール
を用いるAP間の通信を不要とすることが可能である。
【0261】さらに、本発明によれば、あるAPが処理
要素を有するファイルをオープンしている間は、他のA
Pが同じファイルを使用することを禁止する排他制御が
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明の一実施例の分散処理システム構成図で
ある。
【図4】本発明の一実施例のワークステーションの構成
図である。
【図5】本発明の一実施例の分散処理管理装置の管理部
のモジュール構成図である。
【図6】本発明の一実施例の分散管理装置の記憶部内テ
ーブル及びファイル構成図である。
【図7】本発明の一実施例の管理部の動作を説明するた
めの図である。
【図8】本発明の一実施例のファイルのオープン/クロ
ーズのシーケンスチャートである。
【図9】本発明の一実施例のトランザクションの移動を
示すシーケンスチャートである。
【図10】本発明の一実施例のトランザクション管理テ
ーブルの構造を示す図である。
【図11】本発明の一実施例のファイルの構成を示す図
である。
【図12】本発明の一実施例のキュー管理テーブルの構
造を示す図である。
【図13】本発明の一実施例の分散処理システムの構成
図である。
【図14】本発明の一実施例の各APとTMに用意され
ているワークキューの関係を示す図である。
【図15】本発明の一実施例のキュー管理テーブル構成
の例とトランザクション管理テーブルの構成の例を示す
図である。
【図16】本発明の一実施例のスケジュール管理アプリ
ケーションプログラムの処理を示すフローチャート(そ
の1)である。
【図17】本発明の一実施例のスケジュール管理部アプ
リケーションプログラムとワークキューの関係を示す図
である。
【図18】本発明の一実施例のスケジュール管理アプリ
ケーションプログラムがトランザクション管理テーブル
を検索する例を示す図である。
【図19】本発明の一実施例のファイルにワークキュー
名を書き込んだ例を示す図である。
【図20】本発明の一実施例のスケジュール管理アプリ
ケーションプログラムよりcloseコマンドを分散処
理管理装置(TM)に送信する例を示す図である。
【図21】本発明の一実施例のキュー管理テーブルを参
照し、トランザクション管理テーブルを更新する例を示
す図である。
【図22】本発明の一実施例の分散処理装置(TM)が
スケジュール管理アプリケーションプログラムよりmo
veコマンドを受信した例を示す図である。
【図23】本発明の一実施例の分散処理装置(TM)が
スケジュール管理アプリケーションプログラムよりmo
veコマンドを受信した場合のキュー管理テーブルとト
ランザクションテーブルを更新する例を示す図である。
【図24】本発明の一実施例のデータベース更新アプリ
ケーションプログラムの検索処理のフローチャートであ
る。
【図25】本発明の一実施例の分散処理装置(TM)が
データベース更新アプリケーションよりmoveコマン
ドを受信した例を示す図である。
【図26】本発明の一実施例の分散処理装置(TM)が
データベース更新アプリケーションプログラムよりmo
veコマンドを受信した場合のキュー管理テーブルとト
ランザクション管理テーブルを更新する例を示す図であ
る。
【図27】本発明の一実施例の局データ作成アプリケー
ションプログラムの処理のフローチャートである。
【図28】本発明の一実施例の分散処理装置(TM)が
局データ作成アプリケーションプログラムよりmove
コマンドを受信した例を示す図である。
【図29】本発明の一実施例の分散処理装置(TM)が
局データ作成アプリケーションプログラムよりmove
コマンドを受信した場合のキュー管理テーブルとトラン
ザクション管理テーブルを示す図である。
【図30】本発明の一実施例の交換機投入アプリケーシ
ョンプログラムの処理フローチャートである。
【図31】本発明の一実施例の分散処理装置(TM)が
交換機投入アプリケーションプログラムよりmoveコ
マンドを受信した例を示す図である。
【図32】本発明の一実施例の分散処理装置(TM)が
交換機投入アプリケーションプログラムよりmoveコ
マンドを受信した場合のキュー管理テーブル及びトラン
ザクション管理テーブルを示す図である。
【図33】本発明の一実施例のデータベース更新アプリ
ケーションプログラムの更新処理を示すフローチャート
である。
【図34】本発明の一実施例の分散処理装置(TM)が
データベース更新アプリケーションプログラムよりmo
veコマンドを受信した例を示す図である。
【図35】本発明の一実施例の分散処理装置(TM)が
データベース更新アプリケーションプログラムよりmo
veコマンドを受信した例を示す図である。
【図36】本発明の一実施例のスケジュール管理アプリ
ケーションプログラムの処理を示すフローチャート(そ
の2)である。
【図37】本発明の一実施例の分散処理装置(TM)が
スケジュール管理アプリケーションプログラムよりmo
veコマンドを受信した例を示す図である。
【図38】本発明の一実施例の分散処理装置(TM)が
スケジュール管理アプリケーションプログラムよりmo
veコマンドを受信した場合のキュー管理テーブルとト
ランザクション管理テーブルを更新する例を示す図であ
る。
【図39】従来のワークステーションで分散処理を行う
分散処理システムの構成図である。
【図40】従来のワークステーションのモジュール構成
図である。
【図41】従来の分散処理システムの例を示す図であ
る。
【図42】従来の回線開通処理のアプリケーションプロ
グラム間のデータ転送を示すシーケンスチャートであ
る。
【図43】スケジュール管理アプリケーションプログラ
ムの処理のフローチャートである。
【図44】従来のスケジュール管理アプリケーションプ
ログラムの処理管理テーブルAを示す図である。
【図45】従来の局データ作成アプリケーションプログ
ラムの処理のフローチャートである。
【図46】従来の局データ作成アプリケーションプログ
ラムの処理管理テーブルCを示す図である。
【図47】従来の交換機投入アプリケーションプログラ
ムの処理のフローチャートである。
【図48】従来の交換機投入アプリケーションプログラ
ムの処理管理テーブルDを示す図である。
【図49】従来のデータベース更新アプリケーションプ
ログラムの検索処理を示すフローチャートである。
【図50】従来のデータベース更新アプリケーションプ
ログラムの処理管理テーブルB−1を示す図である。
【図51】従来のデータベース更新アプリケーションプ
ログラムの更新処理を示すフローチャートであある。
【図52】従来のデータベース更新アプリケーションプ
ログラムの処理管理テーブルB−2を示す図である。
【符号の説明】
10 ネットワーク 20 オペレーティングシステム 30 通信プロトコル実行モジュール 40 交換機 100、200、300 ワークステーション(WS) 110 局データ作成アプリケーションプログラム(A
P) 120 スケジュール管理アプリケーションプログラム
(AP) 150 AP−TM間通信モジュール 170 通知手段 210 データベース更新アプリケーションプログラム
(AP) 250 AP−TM間通信モジュール 310 交換機投入アプリケーションプログラム(A
P) 350 AP−TM間通信モジュール 400 開通回線ファイル 500 回線データベース 2000 分散処理装置(TM)、分散処理管理手段 2100 管理部 2110 管理モジュール 2120 TM−AP間通信モジュール 2130 通信プロトコル実行モジュール 2200 記憶部 2210 キュー管理テーブル、第1の管理テーブル 2220 トランザクション管理テーブル、第2の管理
テーブル 2230 ファイル

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 システム全体の一連の処理を複数の処理
    に分割し、複数のアプリケーションプログラムが事前に
    分割された複数のいずれかの処理を行うように設定さ
    れ、システムに処理が要求されている一連の処理である
    処理要素を該アプリケーションプログラムの各々が独立
    して処理を行う分散処理方法において、 該処理要素が該アプリケーションプログラムにより処理
    されている状態と、該アプリケーションプログラムでの
    処理の待機状況を管理することを特徴とする分散処理方
    法。
  2. 【請求項2】 前記システムで処理されている複数の処
    理要素の各々が次に処理される前記アプリケーションプ
    ログラムでの処理を待っている待ち行列に存在している
    全ての処理要素の処理の順番を管理するための分散処理
    管理手段を有し、 1つの処理要素に対して、前記アプリケーションプログ
    ラムの処理が終了すると、次のアプリケーションプログ
    ラムに処理を移動させる際に、前記処理要素の処理を行
    った前記アプリケーションプログラムが該分散処理管理
    手段に次のアプリケーションプログラムを通知し、 該分散処理管理手段は、該アプリケーションプログラム
    の通知に基づいて、該待ち行列の識別子を該次のアプリ
    ケーションプログラムの処理を待つ待ち行列の識別子に
    変更し、 処理された処理要素が存在した待ち行列の処理要素の処
    理の順番と移動先の待ち行列の処理要素の処理の順番を
    変更する請求項1記載の分散処理方法。
  3. 【請求項3】 システム全体の一連の処理を複数の処理
    に分割し、複数のアプリケーションプログラムが事前に
    分割された複数のいずれかの処理を行うように設定さ
    れ、システムに処理が要求されている一連の処理である
    処理要素を該アプリケーションプログラムの各々が独立
    して処理を行う分散処理システムにおいて、 処理要素を処理するための少なくとも1つのアプリケー
    ションプログラムを有し、処理要求が発行されている処
    理要素に対する該アプリケーションプログラムの処理を
    行い、次のアプリケーションプログラムに処理を移動さ
    せるための通知を行う通知手段を含む分散処理端末装置
    と、 該システムで処理されている複数の処理要素の各々が該
    分散処理端末装置の該通知手段の通知に基づいて、次の
    前記アプリケーションプログラムでの処理を待っている
    待ち行列に存在している全ての処理要素の処理の順番を
    管理する分散処理管理手段を有することを特徴とする分
    散処理システム。
  4. 【請求項4】 前記分散処理管理手段は、 前記処理要素を次のアプリケーションプログラムの処理
    に移行させる待ち行列の順番を保持する各処理要素に対
    応する固有のファイルを有する請求項3記載の分散処理
    システム。
  5. 【請求項5】 前記分散処理管理手段は、 前記待ち行列に存在している処理要素の先頭と末尾の識
    別子を管理する第1の管理テーブルと、 前記ファイル内の前記処理要素の識別子と現在該処理要
    素が存在している待ち行列の前及び後に位置する処理要
    素の識別子を管理する第2の管理テーブルを有する請求
    項3記載の分散処理システム。
  6. 【請求項6】 前記第2の管理テーブルは、 処理要素に対応する前記固有のファイルの識別子毎に、
    前記固有のファイルが使用済か否かを示す識別子を有す
    る請求項5記載の分散処理システム。
  7. 【請求項7】 前記第1の管理テーブルは、 前記待ち行列に存在している処理要素の数が所定値以上
    になった場合に、前記アプリケーションプログラムへの
    前記処理要素の移行を制限する請求項5記載の分散処理
    システム。
  8. 【請求項8】 複数のアプリケーションプログラムを少
    なくとも1つ以上の前記分散処理端末装置に分散配置す
    る請求項3記載の分散処理システム。
  9. 【請求項9】 前記分散処理端末装置は、 前記分散処理管理手段との通信を行うための1つの通信
    モジュールを有する請求項3記載の分散処理システム。
  10. 【請求項10】 少なくとも1つの分散処理端末装置
    と、分散処理管理手段との通信を行うための1つの通信
    モジュールを有する請求項3記載の分散処理システム。
  11. 【請求項11】 システム全体の一連の処理を複数の処
    理に分割し、複数のアプリケーションプログラムが事前
    に分割された複数のいずれかの処理を行うように設定さ
    れ、システムに処理が要求されている一連の処理である
    処理要素を該アプリケーションプログラムの各々が独立
    して処理を行う分散処理システムにおける分散処理管理
    装置であって、 アプリケーションプログラムでの処理を待っている待ち
    行列に存在している全ての処理要素及び該処理要素の処
    理の順番を管理する管理手段を有することを特徴とする
    分散処理管理装置。
  12. 【請求項12】 前記管理手段は、 前記処理要素を次のアプリケーションプログラムに移動
    させる待ち行列の順番を付して格納する処理要素毎の固
    有のファイルと、 前記待ち行列に存在している前記処理要素の先頭と末尾
    の識別子を管理する第1の管理テーブルと、 前記処理要素の識別子と現在該処理要素が存在している
    待ち行列の前及び後に位置する前記ファイルが使用済か
    否かを示す識別子を管理する第2の管理テーブルと、 次のアプリケーションプログラムに処理を移動させるた
    めの通知が入力されると、処理すべき処理要素の順番及
    び現在そのアプリケーションプログラムで処理されてい
    るかを、該第1の管理テーブル、該第2の管理テーブル
    及び該固有のファイルを参照することにより監視する監
    視手段とを有する請求項11記載の分散処理管理装置。
  13. 【請求項13】 前記監視手段は、 前記アプリケーションプログラムによる処理要素を発生
    順に前記待ち行列に待機させ、前記アプリケーションプ
    ログラムにより処理を行う処理要素が格納されている前
    記ファイルがオープンされると、前記第1の管理テーブ
    ルの先頭の処理要素の識別子を参照し、前記待ち行列の
    先頭にある処理要素を取り出して前記アプリケーション
    に引き渡す請求項12記載の分散処理管理装置。
  14. 【請求項14】 前記監視手段は、 前記アプリケーションプログラムにより前記ファイルが
    クローズされると、前記第2の管理テーブルの前記識別
    子を使用済に変更する請求項12記載の分散処理管理装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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