JP2001175522A - 排他制御方法及びシステム - Google Patents

排他制御方法及びシステム

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JP2001175522A
JP2001175522A JP35525099A JP35525099A JP2001175522A JP 2001175522 A JP2001175522 A JP 2001175522A JP 35525099 A JP35525099 A JP 35525099A JP 35525099 A JP35525099 A JP 35525099A JP 2001175522 A JP2001175522 A JP 2001175522A
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computer system
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JP35525099A
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Hideaki Saishiyo
秀明 才所
Kazuhiro Okamoto
一弘 岡本
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Hitachi Software Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プログラムの追加・修正を最小限に抑え、ホ
ストシステムなどが利用するデータベースを他のコンピ
ュータシステムで共有可能にする排他制御方法を実現す
ること。 【解決手段】 固有の排他制御を用いてデータベースを
利用するコンピュータシステムと、データベース管理シ
ステムの排他制御を用いて前記データベースを利用する
他のコンピュータシステムとでデータベースを共有する
環境において、固有の排他制御を用いてデータベースを
利用するコンピュータシステム内においてデータベース
をアクセスする業務プログラムと端末装置との間で送受
される画面情報から排他情報を抽出し、この排他情報を
他のコンピュータシステムに送信し、他のコンピュータ
システム内の排他情報テーブルに保持している排他情報
を新たな排他情報に更新し、他のコンピュータシステム
における業務プログラムによるデータベースのアクセス
に際しては前記排他情報テーブルの排他情報を参照して
アクセス許可状態または不許可状態に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばホストシス
テムで構成されるコンピュータシステムが独自の排他制
御を用いて利用するデータベースを、分散オブジェクト
システムなどのデータベース管理システムの排他制御を
用いて前記データベースを利用する他のコンピュータシ
ステムで共有する環境におけるデータベースの排他制御
方法およびシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、データベースを利用するホストシ
ステムとして図17に示すように、データ登録業務、デ
ータ統計業務、データ更新業務等の業務処理を行う業務
プログラム1702〜1704をホストコンピュータ1
701の中に組み込み、これらの業務プログラム170
2〜1704をメインプログラム1705により選択的
に起動し、データベース1711におけるデータの検
索、参照、更新の業務などを実現するように構成したも
のがある。ここで、例えばデータ更新の業務プログラム
1704は、検索画面の送信、情報検索と修正画面の送
信、確認画面の送信、確認画面の送信、データベースの
更新と終了画面の送信といった複数のサブプログラム1
706〜1709を備え、当該業務プログラム1704
が起動されると、これらのサブプログラム1706〜1
709に処理を請け負わせ、ユーザが使用する端末にユ
ーザインタフェースとなる画面を表示させるようになっ
ている。この場合、複数のサブプログラム1706〜1
709の一連の処理が1トランザクションとして扱われ
る単位である。
【0003】ここで、データベース1711を管理する
データベース管理システム(DBMS)1712には排
他制御を行う排他制御部1713が設けられているので
あるが、この排他制御部1713によるデータベース1
711の排他処理期間は、データベース1711を呼び
出したサブプログラムの開始から終了までのライフタイ
ムと同じであるので、この排他制御部1713のみによ
る排他制御を行った場合、ホストコンピュータ1701
は個々のサブプログラムの処理毎に排他制御を行なうこ
ととなり、業務開始から終了までの間においてデータベ
ース1711の連続した排他が行えない。そこで、ホス
トコンピュータ1701内に、サブプログラムによる一
連の処理が終了するまでの間、データベース1711の
排他制御を一括して行なうための排他テーブル1710
が設けられ、DBMS1712とは独自の排他処理期間
によって排他制御を行うようにしている。
【0004】このような排他テーブル1710を設けた
ホストコンピュータ1701においては、1つの業務プ
ログラムがアクセスしているデータに対し、他の業務プ
ログラムがアクセスすることがないように、データベー
ス1711へのアクセスに際しては排他テーブル171
0を参照し、アクセス対象のデータが他の業務プログラ
ムで既にアクセスされていないかどうかを確認し、アク
セスされていないならば、排他テーブル1710の内容
を書き換えて他の業務プログラムに対して排他をかけ、
この排他をかけた状態でアクセス対象のデータを検索
し、必要な更新処理を行い、その更新処理が終了したな
らば、排他テーブル1710による当該データに対する
排他を解除することにより、データの2重更新などを防
止するようになっている。
【0005】このようなデータベースの排他制御に関し
ては、従来よりプログラムの追加やシステムの変更など
に対応できるような柔軟性と拡張性の高い技術が求めら
れ、種々の提案がなされている。例えば、特開平6−1
61788号公報に開示された「マルチタスクシステ
ム」にあっては、サービスを利用するクライアントプロ
セスが一連のシーケンシャルなサービス利用依頼が排他
的に処理を実行できるように専有権を与える方式を示し
ている。また、特開平8−221281号公報に開示さ
れた「プログラム間排他制御機構」ではシステム共通の
排他制御テーブルを持つことによって、ユーザプログラ
ムごとに排他制御ロジックを組むことなく、システムと
しての排他制御機構を実現している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ホストシス
テムが利用するデータベースを外部コンピュータシステ
ムと共有することにより、データベースのデータ資源を
有効に活用することができる。そのためには、ホストシ
ステムと外部コンピュータシステムとの間でデータの2
重更新等が行われないようにするための排他制御が必須
のものとなる。
【0007】しかし、上述した従来方法は、データベー
スがホストシステム内で用いられることを前提としてお
り、既存のホストシステム内の資源を外部のコンピュー
タシステムと共有することは考慮されていない。したが
って、既存のホストシステムが使用するデータベースを
外部のコンピュータシステムと共有利用するシステムに
おいて、これらの従来方法を適用してデータベースの排
他制御の同期を実現させることは難しいという問題があ
る。また、上述した従来方法にあっては、データベース
を外部コンピュータシステムと共有させるようにしよう
とすると、ホストシステムに新たな処理プログラムを追
加するだけでなく、既存の処理プログラムにおける排他
制御機構の訂正などの相当量の修正が必要となるという
問題がある。この場合、特開平9−292999号公報
には、既存のホストシステムのデータベースを外部のホ
ストシステムと共有するためのトランザクション排他方
式が開示されている。
【0008】しかしながら、この方式では、共有してい
るデータベースの排他制御の同期を実現させるために、
既存ホストシステムにも外部ホストシステムにも大幅な
プログラムの追加・修正が必要となる。そこで、ホスト
システム及び外部コンピュータシステムのプログラムの
追加・修正を最小限にとどめながらも、データベースの
排他制御の同期を実現できる方法が求められている。
【0009】ところで、ホストシステムでは、画面ごと
にプログラムを作成するという制約があったために、1
トランザクション処理を複数のサブプログラムで構成し
なければならなかったが、分散オブジェクトシステムで
はこの制約はない。すなわち、分散オブジェクトシステ
ムにあっては、ホストシステムにおける画面に対応する
ユーザインタフェースとデータベース上のデータ処理を
分離することができるので、1トランザクション処理を
1オブジェクトで構成することができる。従って、デー
タベース中のデータに対しDBMSと同じ排他制御期間
を持たせることができる。従って、外部コンピュータシ
ステムが分散オブジェクトシステムである場合には、デ
ータベース中のデータに対しては、DBMSの排他制御
を利用することができ、ホストシステムへデータベース
中のデータに対する排他情報を伝えることが可能であ
る。
【0010】しかし、ホストシステムは、前述したよう
にDBMSと排他処理期間と異なるためにデータベース
中のデータに対し独自の排他制御を行っている。このた
め、分散オブジェクトシステムがホストシステムの排他
情報を認識することは困難であり、従来のホストシステ
ムと分散オブジェクトシステムがデータベースを共有す
る上で大きな問題となっている。
【0011】本発明はこのような問題に鑑みなされたも
ので、その目的は、ホストシステムなどで構成されるコ
ンピュータシステム及び他のコンピュータシステムのプ
ログラムの追加・修正を最小限に抑え、ホストシステム
などが利用するデータベースを外部の他のコンピュータ
システムと共有させることができるデータベースの排他
制御方法およびシステムを提供することにある。また、
本発明の他の目的は、外部の他のコンピュータシステム
として分散オブジェクトシステムを適用した場合に、新
たにデータベースを共有するプログラムを追加するにあ
たってもオブジェクトとして追加するだけで済み、既存
のホストシステムおよび分散オブジェクトシステムにお
けるプログラムの修正を行うことなく、拡張性の高いデ
ータベース排他制御方法及びシステムを提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、固有の排他制御を用いてデータベースを
利用するコンピュータシステムと、データベース管理シ
ステムの排他制御を用いて前記データベースを利用する
他のコンピュータシステムとで前記データベースを共有
する環境において排他制御の同期を実現する排他制御方
法であって、前記固有の排他制御を用いてデータベース
を利用するコンピュータシステム内において前記データ
ベースをアクセスする業務プログラムと端末装置との間
で送受される画面情報から排他情報を抽出し、この排他
情報を前記他のコンピュータシステムに送信し、送信先
の他のコンピュータシステム内の排他情報テーブルに保
持している排他情報を新たな排他情報に更新し、該送信
先の他のコンピュータシステムにおける業務プログラム
によるデータベースのアクセスに際しては前記排他情報
テーブルの排他情報を参照してアクセス許可状態または
不許可状態に制御することを特徴とする。
【0013】また、前記他のコンピュータシステムは、
受信した排他情報を排他情報管理オブジェクトとして再
現する分散オブジェクトシステムであり、この排他情報
管理オブジェクト内の排他情報テーブルに対しデータベ
ースがアクセス可能か否かを問い合わせ、アクセス可能
な状態でデータベースをアクセスするアプリケーション
オブジェクトを備えていることを特徴とする。また、前
記画面情報から排他情報を抽出する際に、当該画面情報
を一時的に奪取し、排他情報を抽出した後に本来の送信
先に送信することを特徴とする。
【0014】本発明の排他制御システムは、固有の排他
制御を用いてデータベースを利用するコンピュータシス
テム内において前記データベースをアクセスする業務プ
ログラムと端末装置との間で送受される画面情報から排
他情報を抽出する排他情報抽出手段と、抽出された排他
情報を前記他のコンピュータシステムに送信する送信手
段と、送信先の他のコンピュータシステム内において送
信元コンピュータから受信した新たな排他情報により排
他情報テーブルに保持している排他情報を更新する更新
手段と、送信先のコンピュータシステムにおける業務プ
ログラムによるデータベースのアクセスに際し前記排他
情報テーブルの排他情報を参照してアクセス許可状態ま
たは不許可状態に制御する手段とを備えることを特徴と
する。
【0015】なお、本発明では、分散オブジェクトシス
テム上の排他処理に関しては、分散オブジェクトシステ
ムのデータベース利用をトランザクション単位として、
DBMSの1つの排他制御期間に1つのトランザクショ
ンを対応させることができる。すなわち、例えばホスト
システムと分散オブジェクトシステムがそれぞれ独立し
たシステムであって、それぞれのシステム内において独
自に排他制御を行なっている場合、両システムが従来技
術のように共通の排他テーブルを持っているのではな
く、それぞれのシステム内において独自に排他制御を行
なわせることが可能である。そのため本発明では、ホス
トシステムにほとんど修正を加えずに、データベースの
排他制御の同期の実現が可能になる。
【0016】さらに、データベースを共有させる外部の
他のコンピュータシステムを分散オブジェクトシステム
とすることにより、新たにデータベースを共有するプロ
グラムを追加するにあたってもアプリケーションオブジ
ェクトというオブジェクトとして追加するだけで済むた
め、既存のホストシステムについても分散オブジェクト
システムについても修正を必要とせず、優れた拡張性を
実現することが可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明の一実施
の形態について説明する。図1は、本発明を適用したデ
ータベース共用システムの一実施の形態を示すシステム
構成図であり、データベース11のデータ資源を利用す
る第1のコンピュータシステムをホストシステム12で
構成し、データベース11を共有する第2のコンピュー
タシステムを分散オブジェクトシステム13で構成した
場合の実施形態を示している。
【0018】ホストシステム12は、ホストコンピュー
タ121と複数の端末装置から成る端末装置群122お
よびDBMS123とを備え、さらにホストコンピュー
タ121と端末装置群122の間には通信モニタ124
が設けられている。ホストコンピュータ121は各業務
のための業務プログラム群125と排他テーブル126
とを備えている。業務プログラム群125は図17で説
明した従来の業務プログラムと同様のプログラムから構
成されるものである。また、排他テーブル126も従来
の排他テーブル1710と同様の機能を実現するための
ものである。従って、本実施形態のホストコンピュータ
121は、DBMS123とは異なる独自の排他制御期
間によってデータベース11の排他制御を行う。
【0019】一方、分散オブジェクトシステム13は、
DBMS123を介してデータベース11のデータ資源
を利用するアプリケーションオブジェクト131と、ホ
ストシステム12のデータベース排他情報を管理するホ
スト排他情報管理オブジェクト132とを備えている。
【0020】複数の端末装置から成る端末装置群122
は、通信モニタ124を介してホストコンピュータ12
1に接続され、ホストユーザとのインタフェースとなっ
ている。通信モニタ124はホストコンピュータ121
と端末装置群122との間で送受信される画面情報を一
時的に奪い、その画面情報から排他情報を識別し、分散
オブジェクトシステム13に送信するものであるが、詳
細は後述する。
【0021】分散オブジェクトシステム13は、ホスト
排他情報管理オブジェクト132とアプリケーションオ
ブジェクト131の2種類のオブジェクトにより構成さ
れており、論理的な階層構造を形成している。ホストシ
ステム12内で端末装置群122の各端末装置と通信さ
れる画面情報は、通信モニタ124によって一時的に奪
われ、その画面情報から抽出された排他情報がホスト排
他情報管理オブジェクト132へもたらされる。ホスト
排他情報管理オブジェクト132は、渡された排他情報
を管理するものである。
【0022】アプリケーションオブジェクト131は、
DBMS123内の排他制御部127を用いて、実際に
データベース11を共有利用するものである。アプリケ
ーションオブジェクト131はデータベース11内の排
他をかけたいデータについて、ホスト情報管理オブジェ
クト132内の排他情報を参照し、対象のデータがホス
トシステム12上で排他がかかっていないかどうかを確
認し、そのうえでDBMS123内の排他制御部127
で排他をかけてデータを利用する。
【0023】データベース11はホストシステム12と
分散オブジェクトシステム13がDBMS123を利用
することによって共有されている。データベース11は
DBMS123の管理下にあり、DBMS123はデー
タベース11の排他を管理する排他制御部127とデー
タベースに対するインタフェースなど(図示せず)を備
えている。
【0024】図2は、図1に示したシステムの概要図で
あり、ホストシステム12内の端末装置群122を3台
の端末装置122−1〜122−3で構成した例を示し
ている。また、分散オブジェクトシステム13を、A〜
Iのコンピュータで構成した例を示している。
【0025】分散オブジェクトシステム13では、基本
的にどのコンピュータにオブジェクトが存在しても、オ
ブジェクト名を指定してメッセージを送るだけで通信可
能である。例えば図1のアプリケーションオブジェクト
131がホスト排他情報管理オブジェクト132と通信
する場合において、各々がどのコンピュータにあるかや
相手方のアドレスなどの情報を、どちらのオブジェクト
も知る必要はない。お互いのオブジェクトは通信したい
相手のオブジェクト名を指定してメッセージを送信する
だけで通信することができる。ただし、オブジェクト間
の通信ではない通信、例えばホスト排他情報管理オブジ
ェクト132と通信モニタ124間、アプリケーション
オブジェクト131とホストコンピュータ121間の通
信については、特定の通信経路を確立する必要がある。
本実施形態においては適切な通信経路が確保されている
ものとする。
【0026】ホストシステム12と分散オブジェクトシ
ステム13とに共有可能なデータベース11は、従来の
ホストシステムにおいて使用されるデータデースと同様
の構成であり、本発明を実現するために特別な機能を備
えることを要しない。データベース11はホストシステ
ム12内のDBMS123を通して分散オブジェクトシ
ステム13と接続され、適切な通信経路が確保されてい
ればよい。
【0027】図3は通信モニタ124の詳細構成図であ
る。通信モニタ124は、通信モニタ手段301、排他
情報抽出手段302、排他情報送信手段303、画面一
時保管手段304から構成される。通信モニタ手段30
1はホストコンピュータ121と端末装置群122の各
端末装置とをつなぐネットワーク上に置かれ、両者間で
送受信される画面情報を一時的に奪うものである。排他
情報抽出手段302は奪った画面情報の中に排他に関す
る情報が含まれているかどうかを識別し、含まれている
場合には分散オブジェクトシステム13に渡す排他情報
を生成するものである。ここで排他情報とは、排他処理
の対象となるデータのIDと、排他の開始もしくは排他
の終了という情報及び、排他を伴う業務を行っている端
末装置名である。
【0028】排他情報送信手段303は排他情報抽出手
段302で生成された排他情報をホスト排他情報管理オ
ブジェクト132へ送信するものである。画面一時保管
手段304は通信モニタ手段301で奪った画面を一時
的に保管し、ホスト排他情報管理オブジェクト132か
らの解放要求に従って、保管している画面を本来の受信
先に送るものである。
【0029】本実施の形態においては、通信モニタ12
4はネットワーク上に置かれているが、ホストコンピュ
ータ121内に通信モニタ機能として備えられてもよ
い。通信モニタ124は、ホストコンピュータ121と
全ての端末装置の情報を傍受することが可能であるあら
ゆる位置に備え付けることが可能であり、その形態はハ
ードウェア、ソフトウェアを問わない。例えば、通信モ
ニタ装置として回線上に設けられてもよいし、通信モニ
タプログラムとして、ホストコンピュータ側にインスト
ールされていてもよい。
【0030】図4は通信モニタ124においてホスト・
端末間でやり取りされる画面情報の傍受処理を示すフロ
ーチャートである。通信モニタ手段301はホストコン
ピュータ121と端末装置群122とで送受信される画
面情報を奪ったかを判定する(ステップ401)。奪っ
たと判定した場合は、排他情報抽出手段302で奪った
画面情報に排他に関する情報が含まれているかどうかを
識別する(ステップ402)。排他情報が含まれていな
い場合は奪った画面情報を本来の受信先に送り(ステッ
プ403)、終了する。しかし、排他情報が含まれてい
た場合は、奪った画面情報を画面一時保管手段304で
保管する(ステップ404)。そして、排他情報抽出手
段302は、奪った画面情報からホスト排他情報管理オ
ブジェクトに送信するための排他情報を作成する(ステ
ップ405)。この後、作成した排他情報を排他情報送
信手段303がホスト排他情報管理オブジェクト132
に送信する(ステップ406)。
【0031】図5は、図4のステップ403における一
時保管画面情報の送信処理を示すフローチャートであ
る。画面情報一時保管手段304はホスト排他情報管理
オブジェクト132より保管画面情報の開放要求を得た
かを判定する(ステップ501)。開放要求を得たと判
定したら、保管している画面情報の中から開放要求に該
当する画面情報を検索する(ステップ502)。これは
ホスト排他情報管理オブジェクト132が発した開放要
求に含まれている端末名を元に検索を行う。そして該当
した保管画面情報をその本来の受信先に送信する(ステ
ップ503)。
【0032】図6はホストコンピュータ121に予め組
み込まれているプログラムの一例を示す図である。前述
したように、本発明の前提とするホストシステム12は
従来のホストシステムと同様に、複数の業務プログラム
が存在し、それらがメインプログラム(図示せず)によ
って選択的に起動されることにより、データベース11
に対する処理を行っている。起動された業務プログラム
は、そのサブプログラムを起動し、処理を請け負わせて
いる。図6の例では、業務プログラムとして、「データ
更新業務」、「データ統計業務」、「データ登録業務」
の各業務プログラム601,602、603が存在する
ことを示している。「データ更新業務」のプログラム6
01は端末装置群122の各端末装置よりデータベース
11上のデータの更新処理を行なう業務プログラムであ
り、「検索」、「更新」、「確認」、「データ更新」の
各サブプログラム604,605、606、607を備
えている。なお、「データ統計業務」の業務プログラム
602は端末装置群122の端末装置よりデータベース
11上のデータの統計処理を行う業務プログラム、「デ
ータ登録業務」の業務プログラム603は端末装置より
データベース11上に新規データを追加登録する処理を
行う業務プログラムであるが、以下においては「データ
更新業務」の業務プログラム601のみを代表して説明
する。
【0033】図7は、ホストコンピュータ121におけ
る「データ更新」の業務プログラム601の実行時に端
末装置に表示される画面の遷移図である。業務プログラ
ム601は、まず業務選択画面の画面情報701を生成
し、通信モニタ124を通じて端末装置へ送信する。こ
こで端末装置のユーザにより「データ更新業務」が選択
され、この選択情報がホストコンピュータ121へ返信
されたものとする。ホストコンピュータ121は、「デ
ータ更新業務」の選択情報を受信したならば、「検索」
のサブプログラム604により「検索画面」702の画
面情報を生成させる。この「検索画面」702の画面情
報は通信モニタ124を通じて端末装置に送信される。
これにより、端末装置に「検索画面」702が表示され
る。そこで、端末装置のユーザが「検索画面」702内
において検索内容を指定した後、検索実行の操作を行う
と、検索内容の情報が通信モニタ124を通じてホスト
コンピュータ121へ返信される。
【0034】ホストコンピュータ121内の「検索」の
サブプログラム604は、検索内容の情報を受信したな
らば、指定どおりの検索を行った後、「更新」のサブプ
ログラム605に「更新画面」703の画面情報を生成
させ、その「更新画面」703の画面情報中に検索結果
を含ませて端末装置へ送信させる。これにより、端末装
置には、「更新画面」703が表示され、その中にユー
ザが指定した検索内容が表示される。
【0035】そこで、端末装置のユーザにより検索結果
に対する更新内容が「更新画面」703中で指定される
と、この更新内容がホストコンピュータ121へ通信モ
ニタ124を通じて返信される。ホストコンピュータ1
21内の「更新」のサブプログラム605は、更新内容
を受信したならば、ユーザから指定された通りの修正を
行った後、「確認」のサブプログラム606に「確認画
面」704の画面情報を生成させ、端末装置へ送信させ
る。これにより、端末装置には、「確認画面」704が
表示される。
【0036】端末装置のユーザが「確認画面」704に
おいて更新内容を確認し、更新内容が正しいことを示す
操作が行われたならば、端末装置からそのことを示す応
答情報がホストコンピュータ121へ返信される。
【0037】ホストコンピュータ121内の「確認」の
サブプログラム606は端末装置からの応答情報を受信
したならば、そのことを「データ更新」のサブプログラ
ム607に通知する。「データ更新」のサブプログラム
607は、データベース11中の更新対象のデータを更
新した後、「業務終了画面」705の画面情報を生成
し、端末装置に通信モニタ124を通じて送信する。こ
れにより、端末装置には「業務終了」の画面が表示され
る。この「業務終了画面」705においてユーザの指示
があれば、再び「業務選択画面」701に戻る。
【0038】次に、分散オブジェクトシステム13につ
いて詳しく説明する。図8は、分散オブジェクトシステ
ム13内において動作するホスト排他情報管理オブジェ
クト132の機能構成図である。前述したように、分散
オブジェクトシステム13には、通信モニタ124から
渡される排他情報を管理するホスト排他情報管理オブジ
ェクト132がある。このホスト排他情報管理オブジェ
クト132は、排他テーブル更新機能801、排他テー
ブル参照機能802、排他情報テーブル803から構成
される。排他テーブル更新機能801は、通信モニタ1
24より渡された排他情報を基に、排他情報テーブル8
03を更新するものである。排他テーブル参照機能80
2は、アプリケーションオブジェクト131の問い合わ
せに応じて排他情報テーブル803を参照する機能であ
る。排他情報テーブル803は、ホストコンピュータ1
21で排他されているデータのIDと排他を伴う業務を
行っている端末装置名を格納するテーブルである。
【0039】図9は、ホスト排他情報管理オブジェクト
132の動作の流れを示すフローチャートである。ま
ず、ホスト排他情報管理オブジェクト132は通信モニ
タ124から排他情報が送られてきたかどうかを判別す
る(ステップ901)。排他情報が送られてきたなら
ば、排他テーブル更新機能801が送られて来た排他情
報を基に排他情報テーブル803を更新し(ステップ9
02)、さらに更新を行った排他情報の基となった画面
情報の解放要求を通信モニタ124に対して送信する
(ステップ903)。この解放要求には、画面情報の送
信もしくは受信先となっている端末名が含まれている。
【0040】また、アプリケーションオブジェクト13
1からデータIDの排他に対する問い合わせが来た場合
(ステップ904)、排他テーブル参照機能802が排
他情報テーブル803を参照し、問い合わせされたデー
タIDが排他情報テーブル803に登録されているかど
うかを返答する(ステップ905)。また、排他情報で
も排他の問い合わせでもない場合には、そのまま終了す
る。
【0041】図10は、分散オブジェクトシステム13
内において実際にデータベース11を利用するアプリケ
ーションオブジェクト131の一例を示す機能構成図で
ある。アプリケーションオブジェクト131は、排他制
御下におきたいデータについてホスト排他情報管理オブ
ジェクト132に問い合わせ、ホストコンピュータ12
1上で排他がかかっていないかどうかを確認した後、D
BMS123の排他制御部127で排他を掛けてデータ
を利用するものである。アプリケーションオブジェクト
131はその機能や目的などにより実装を異にするが、
図10に示したのは他のオブジェクトやプログラムの命
令によりデータベースを更新するアプリケーションオブ
ジェクトの構成例を示すものである。図示するアプリケ
ーションオブジェクト131は、他のオブジェクトやプ
ログラムからのデータベース更新命令を受ける命令受信
部1001、更新するデータについてホストシステム1
2において排他されていないかをホスト排他情報管理オ
ブジェクト132に問合せる排他問合せ部1002、そ
の問合せた結果を受信する問合せ結果受信部1003、
そしてデータベース11を更新するデータベース更新部
1004を備えている。
【0042】図11は、上記アプリケーションオブジェ
クト131がデータベース11を利用する時の処理を示
すフローチャートである。まず、アプリケーションオブ
ジェクト131は、ホストシステム12と分散オブジェ
クトシステム13とに共有可能に構成されたデータベー
ス11を利用するかを判定する(ステップ1101)。
利用すると判定した場合には、利用したいデータがホス
トシステム12上で使用されていないかを、ホスト排他
情報管理オブジェクト132に問合せる(ステップ11
02)。このホスト排他情報管理オブジェクト132は
ホストシステム12の各端末装置毎の排他情報を一括管
理しているから、ここに問い合わせることでホストシス
テム12によるデータベース11の排他状況を把握する
ことができる。
【0043】よって、アプリケーションオブジェクト1
31は、ホスト排他情報管理オブジェクト132に問い
合わせ、自らが利用したいデータベース11中のデータ
がホストシステム12によって排他されていないことを
確認してから、データベース11にアクセスする。問い
合わせた結果、利用したいデータがホストシステム12
において排他されているかどうかを判定し(ステップ1
103)、排他されていなければDBMS123の排他
制御部127で排他を掛ける(ステップ1104)。こ
のようにDBMS123の排他制御部127で排他を掛
け、ホストシステム12からのアクセスをできないよう
にした後、アプリケーションオブジェクト131はDB
MS123を通してデータベース11を利用する(ステ
ップ1105)。データを利用し終わったら、DBMS
123上の排他を解除し(ステップ1106)、終了す
る。
【0044】ステップ1103において、所望のデータ
がホストシステム12において排他されていると判断さ
れた場合は、アプリケーションオブジェクト131はデ
ータベース11へアクセスせずに代替処理を行なう(ス
テップ1107)。代替処理とは、データベース11へ
アクセスができない場合に行なう処理である。具体的に
は、そのまま終了する、あるいはホストシステム12内
でのデータへの排他制御が終了するまで待機する、また
は他の処理を行なう、などである。代替処理はアプリケ
ーションオブジェクト131自身の実装により処理は異
なるが、適切な処理を行なうものとする。
【0045】次に、ホストシステム12上の排他情報を
分散オブジェクトシステム13に反映させる処理につい
て説明する。ホストシステム12における「更新業務」
の作業の流れが図12のような画面のやり取りで行われ
るものとする。ここでの「更新業務」は、データIDを
用いて更新したいデータを検索し、データを修正し、デ
ータベース11上のデータを更新するものとする。この
更新業務の流れは、図6の「データ更新業務」の「検
索」、「更新」、「確認」、「データ更新」の各サブプ
ログラム604〜607によって処理され、「業務選択
画面の送信」からはじまり「検索画面の送信」、「情報
検索と更新画面の送信」、「確認画面の送信」、「デー
タベース更新と業務終了画面の送信」というフェーズに
よって行われ、図7で示した画面の画面情報がホストコ
ンピュータ121と端末装置間を送受信されて処理が進
むものとする。
【0046】まず、ホストコンピュータ121は、端末
装置(ここでは、図2の122−1とする)に「業務選
択画面」701の画面情報を送る(ステップ120
1)。しかし、この画面情報は一時的に通信モニタ12
4に奪われる(図4のステップ401)。この場合では
画面情報に排他情報が含まれていないから、その画面情
報を本来の受信先である端末装置122−1に送る(図
4のステップ402、403)。以降、ホストコンピュ
ータ121が端末装置122−1に「検索画面」、「更
新画面」の画面情報を送るという処理まで(ステップ1
202,ステップ1203,ステップ1204、ステッ
プ1205)、一旦通信モニタ124が画面情報を奪っ
てしまうが、画面情報に排他情報が無いため、排他情報
が無いことが識別された時点で、画面情報の本来の受信
先に送る。
【0047】次に、端末装置122−1からホストコン
ピュータ121に対して「更新画面」703の中に更新
内容を含む画面情報が返信されたとき(ステップ120
6)、通信モニタ124は今までの処理と同様にその画
面情報を奪う。すると、更新内容を含む画面情報にはデ
ータベース11の排他情報が含まれていることから、通
信モニタ124はこの画面情報に排他情報があることを
識別し、その排他情報を含む画面情報を一時保管した後
(図4のステップ404)、端末装置名(122−1)
とその画面情報から得られるデータIDと排他開始であ
るという情報を排他情報として生成する(図4のステッ
プ405)。
【0048】通信モニタ124は奪った画面情報を保管
したまま、生成した排他情報をホスト排他情報管理オブ
ジェクト132へ送る(図4のステップ406)。ホス
ト排他情報管理オブジェクト132は送られてきた排他
情報を自身の持つ排他情報テーブル803に反映させる
と(図9のステップ902)、反映させた排他情報の基
となった画面情報の解放要求を通信モニタ124に送信
する(図9のステップ903)。通信モニタ124はそ
の開放要求を受けると(図5のステップ501)、保管
画面情報の中から該当するものを検索し(図5のステッ
プ502)、一時保管していた画面情報を本来の受信先
であるホストコンピュータ121に送信する(図5のス
テップ503)。ホストコンピュータ121では更新業
務の処理として、DBMS123の排他制御部127と
ホストコンピュータ121の排他テーブル126で画面
情報内にあるデータIDのデータに対し排他を掛ける。
この時点でホストシステム12内と分散オブジェクトシ
ステム13内で同じデータに排他が掛けられたことにな
る。その後の処理(ステップ1207〜1210)も上
記と同様である。
【0049】一方、アプリケーションオブジェクト13
1は、データベース11に対するアクセスが必要なとき
に、アクセスしたいデータがホストシステム12上で排
他されていないかを、ホスト排他情報管理オブジェクト
132へ問い合わせ、排他されていなければデータベー
ス11にアクセスすることができる。
【0050】以上の処理によって、ホストシステム12
上の排他情報を分散オブジェクトシステム13上で認識
することができ、ホストシステム12と分散オブジェク
トシステム13でデータベース11を共有することが可
能となる。
【0051】ここで、以上述べてきた排他制御が実際に
行われている処理を具体的なデータを用いて説明する。
図14は、データベース11中のデータの一例である。
ここでは、データ項目として「品名」、「在庫数量」、
「単価」、「品物コード」をもつものとする。以下の説
明では、図14(a)に示された品名「AAAAAA」
であるデータαを、受注業務を行うホストシステム12
上の業務プログラム群125と商品の単価を更新するア
プリケーションオブジェクト131とが利用する場合を
仮定する。
【0052】図13は業務プログラム群125が端末装
置122−1から起動され、データベース11上のデー
タαを利用する流れと、業務プログラム群125がデー
タαを利用している間及び利用が終わった後に、アプリ
ケーションオブジェクト131がデータαの利用を要求
した場合の流れを、端末装置122−1、通信モニタ1
24、端末装置122−1が起動する受注業務の業務プ
ログラム群125、排他テーブル126、DBMS12
3、ホスト排他情報管理オブジェクト132、アプリケ
ーションオブジェクト131のそれぞれの間で行われる
通信とデータαの排他を中心に時間軸で表したものであ
る。ここで、太線部はデータαに排他が掛かっているこ
とを、各々排他制御情報を持っている部分が認識してい
る期間を示すものである。
【0053】図13では、端末装置122−1で受注業
務を行なうユーザが、品名「AAAAAA」の在庫50
0個の出荷処理を行なうものとする。まず、ユーザは端
末122−1を通して、受注処理を行うために業務プロ
グラム群125を立ちあげる(ステップ1301)。こ
の時、通信モニタ124は、端末装置122−1から送
られる画面情報を一時的に奪うが、排他情報が無い事を
識別し、業務プログラム群125に渡す(ステップ13
02)。同様に、業務プログラム群125も排他情報の
無い画面情報を端末装置122−1に送る(ステップ1
303,ステップ1304)。
【0054】次に、ユーザは業務プログラム群125に
対してデータαを用いることを、端末装置122−1か
らの画面入力を通して要求する。通信モニタ124はそ
の画面情報を奪う(ステップ1305)。通信モニタ1
24は奪った画面情報に排他情報があることを識別し、
その画面情報からデータαのデータIDを抽出する。そ
して、そのデータIDと排他開始という情報と端末装置
122−1の名称から排他情報を生成し、ホスト排他情
報管理オブジェクト132へ送信する(ステップ130
6)。
【0055】ホスト排他情報管理オブジェクト132
は、端末装置122−1がデータαの排他を開始したと
いう排他情報を、自身の排他情報テーブル803に反映
させる。そして、その反映が完了した後に、通信モニタ
124が保持している画面情報を本来の受信先に送るよ
うに、通信モニタ124に画面情報の解放要求をする
(ステップ1307)。通信モニタ124はその解放要
求を受け、画面情報を本来の受信先である業務プログラ
ム群125に送る(ステップ1308)。業務プログラ
ム群125はホストシステム12上の排他テーブル12
6でデータαに排他を掛け(ステップ1309,ステッ
プ1310)、DBMS123を通してデータαにアク
セスを行う(ステップ1311,ステップ1312)。
【0056】ここで、データαに対するDBMS123
での排他は、ステップ1311と1312の間でしか行
われないが、分散オブジェクトシステム13において
は、ステップ1307の時点には排他が開始され、ホス
トシステム12においてはステップ1310の時点には
排他が開始されている。すなわち、ホストシステム12
上の排他制御が分散オブジェクトシステム13上でも再
現されている。また、ホストシステム12の排他テーブ
ル126よりも分散オブジェクトシステム13の方が、
データαに対する排他開始のタイミングが早い為、アプ
リケーションオブジェクト131がホストシステム12
上で排他済みのデータにアクセスすることはない。
【0057】ところでこの時に、ホスト排他情報管理オ
ブジェクト132が「データαは既に排他テーブル12
6にて排他がかけられている」と認識している場合、つ
まりステップ1309より以前にすでにホスト排他情報
管理オブジェクト132がデータαに対して排他が掛け
ている場合がある。例えば、他の業務プログラムおよび
他の端末装置がすでにデータαを使用し、ホストシステ
ム12上で排他を掛けている場合である。その場合は、
ホスト排他情報管理オブジェクト132の排他情報テー
ブル803には、既に別の端末装置名でデータαに排他
がかかっている。ホストシステム12においては、端末
装置122−1からのデータαへの排他はできない。し
たがって、ホスト排他情報管理オブジェクト132で
も、自身の排他情報テーブル803上に既にあるデータ
に対して、別の端末装置名で排他の要求が来た場合は無
視する。
【0058】また、DBMS123においてデータαに
対してすでに排他が掛けられていた場合、ステップ13
12においてDBMS123は業務プログラム群125
に対しデータαへのアクセスができないことを伝える。
業務プログラム群125は自身の排他テーブル126か
らはデータαに対する排他を取り消し、そのことをステ
ップ1313で通信モニタ124へ伝える。通信モニタ
124はこの時の画面情報を「排他情報あり」と識別
し、データαが排他できなかったことを、先のデータα
の排他開始と同様の手順で、ホスト排他情報管理オブジ
ェクト132に反映させ、その後の保管画面開放要求に
従い画面情報を本来の受信先に渡す。
【0059】以下では、業務プログラム群125が排他
制御部127でデータαに対して排他を掛けることに成
功したものとして説明する。業務プログラム群125
は、データαへのアクセス結果を、通信モニタ124を
通して端末装置122−1に渡す(ステップ1313,
ステップ1314)。本業務は、受注業務であるので、
ユーザは端末装置122−1に受注数を入力し、その結
果の画面を通信モニタ124を通して業務プログラム群
125に送る(ステップ1315,ステップ131
6)。ここでは、500個の出荷を入力したとする。端
末装置122−1からの命令を受けた業務プログラム群
125はデータαの在庫数を「500」だけ減じること
になり、業務プログラム群125はその結果をDBMS
123を通してデータベース11に反映させる(ステッ
プ1317,ステップ1318)。そして、データベー
ス11の更新が行われたことを受けた業務プログラム群
125は通信モニタ124を通して端末装置122−1
に結果を伝える(ステップ1319,ステップ132
0)。
【0060】ところで、端末装置122−1がデータα
を利用している間にアプリケーションオブジェクト13
1がデータαの利用を要求する場合がある。アプリケー
ションオブジェクト131は、まずホスト排他情報管理
オブジェクト132に対しデータαがホストシステム1
2上で排他されていないかどうか確認する(ステップ1
329)。しかし、ステップ1306の後では、すでに
データαの排他が端末装置122−1によってなされて
いることをホスト排他情報管理オブジェクト132が認
識している。よって、ホスト排他情報管理オブジェクト
132はアプリケーションオブジェクト131に対しデ
ータαがホストシステム12上で排他されていることを
伝える(ステップ1330)。この時、アプリケーショ
ンオブジェクト131はステップ1332の結果を受け
て、自身の実装にしたがってデータαの排他を待つ、も
しくは他の処理を行うなどを決定することになる。
【0061】次にユーザは、端末装置122−1から通
信モニタ124を通して、業務プログラム群125に業
務終了を伝える画面情報を送る(ステップ1321,ス
テップ1322)。すると、業務プログラム群125は
排他テーブル126に対しデータαの排他を解く(ステ
ップ1323,ステップ1324)。排他解除が実行さ
れた後、業務プログラム群125は、端末装置122−
1にデータαの一連の操作が完了したという画面情報を
送る(ステップ1325)。
【0062】通信モニタ124は今までと同様にこの画
面情報を奪い、奪った画面情報内に排他に関する情報が
あることを識別し、排他の終了という情報と、端末装置
名からなる排他情報を生成する。そして、生成した排他
情報をホスト排他情報管理オブジェクト132に送る
(ステップ1326)。ホスト排他情報管理オブジェク
ト132は、自身の排他情報テーブル803から端末装
置122−1が排他を掛けているデータIDの情報を削
除し、排他情報の基となった画面情報の解放要求を通信
モニタ124に出す(ステップ1327)。
【0063】通信モニタ124はこの要求を受けて、一
時保管していた画面情報を本来の受信先である端末装置
122−1へ送る(ステップ1328)。以上により、
ステップ1324の時点で排他制御部127において排
他は解かれ、ステップ1328の時点でホスト排他管理
オブジェクト132の排他情報テーブル803でも排他
は解かれる。つまりホストシステム12上で行われた排
他制御の解除が、分散オブジェクトシステム13上に反
映される。
【0064】この時のデータαの状態を図14(b)に
示す。業務プログラムの指示により、データαの在庫数
量が「500」だけ減じられて「1500」となってい
る。ステップ1328の後、アプリケーションオブジェ
クト131がデータαの利用を要求する場合を説明す
る。アプリケーションオブジェクト131は、ホスト排
他制御情報管理オブジェクト132にデータαがホスト
システム12上で排他されていないかどうかを問合せ
(ステップ1331)、排他されていないことが確認さ
れたならば(ステップ1332)、DBMS123を通
してデータαを要求する(ステップ1333)。DBM
S123は排他制御部127でデータαに排他が掛かっ
ていなければ、データαに排他をかけてアプリケーショ
ンオブジェクト131に渡す(ステップ1334)。ア
プリケーションオブジェクト131はデータαに対し在
庫量から入庫数量を決める操作を行い、データαを更新
する(ステップ1335、1336)。最後にデータベ
ース11上のデータαの排他を解除する(ステップ13
37)。
【0065】なお、アプリケーションオブジェクト13
1が先にDBMS123でデータの排他を掛けている場
合には、業務プログラム群125が排他テーブル126
で同一データに排他をかけても、業務プログラム群12
5からのデータベース11へのアクセス要求はDBMS
123で拒否されるから、アプリケーションオブジェク
ト131が使用中のデータに業務プログラム群125が
アクセスすることはない。
【0066】図15は、本発明の他の実施形態を示すシ
ステム構成図である。図2で示した構成との違いは、通
信モニタを端末装置毎に設けたことある。ここでは、端
末装置122−1〜122−3のそれぞれに対し通信モ
ニタ124−1〜124−3が1対1で対応付けて設け
られている。
【0067】このように、端末装置毎に通信モニタを設
置することによって、通信モニタの処理の分散化による
処理速度の向上を図ることができる。この場合、通信モ
ニタの存在形態はハードウェア、ソフトウェアを問わな
い。例えば、各回線上に通信モニタ装置として設けられ
てもよいし、各端末毎にインストールされる通信モニタ
プログラムとしてもよい。
【0068】次に、ホスト排他情報管理オブジェクト1
32の効用について説明する。ホスト排他情報管理オブ
ジェクト132は、ホストシステム12側の排他情報を
分散オブジェクトシステム13内に再現するものであ
る。つまりこれらを参照すれば、ホストシステム12の
排他テーブル126を参照せずとも、ホストシステム1
2内の排他状況を把握できるのである。例えば、あるユ
ーザの端末装置とホスト排他情報管理オブジェクト13
2に適切な接続が成されているとする。そこで、ユーザ
の端末装置からホスト排他情報管理オブジェクト132
を参照すれば、ホストシステム12内の排他テーブル1
26を参照せずとも、ユーザの端末装置からホストシス
テム12全体のデータベースの排他情報を把握すること
ができる。例えば、あるデータが現在どの端末装置によ
って排他が掛けられているか、などの情報がユーザの端
末装置から確認することができる。
【0069】これらオブジェクトを参照する端末装置
は、適切な通信路が確保さえされていれば、その存在場
所は問わない。例えばこれらの端末装置は本排他制御シ
ステムに全く関しないコンピュータであってもよいし、
ホストシステム12内のコンピュータや分散オブジェク
トシステム13を構成するコンピュータでもよいが、ユ
ーザに対して情報を表示するための表示装置を備えてい
るものが望ましい。
【0070】次に、本発明において分散オブジェクトシ
ステム13に新たなアプリケーションオブジェクトを追
加する場合について説明する。図16では、分散オブジ
ェクトシステム13内の任意のコンピュータ1601に
新たなアプリケーションオブジェクトx1602を追加
しており、ホスト排他情報管理オブジェクトy1604
は分散オブジェクトシステム13内の任意のコンピュー
タ1603にあるとする。アプリケーションオブジェク
トx1602は、ホストシステム12と分散オブジェク
トシステム13とに共有されているデータベース11を
利用するために、ホスト排他情報管理オブジェクトy1
604に問い合わせる必要がある。ここで、分散オブジ
ェクト環境では、基本的に分散オブジェクトシステム1
2内のどのコンピュータにオブジェクトが存在しても、
オブジェクトは分散オブジェクトシステム全体と等価な
ものになる。すなわち、アプリケーションオブジェクト
が、ホスト排他情報管理オブジェクトy1604と通信
する場合において、各々がどのコンピュータにあるかと
いう情報を、どちらのオブジェクトも知る必要はない。
お互いのオブジェクトは、通信したい相手のオブジェク
ト名を呼ぶだけで、通信することが出来るのである。こ
の場合においても、アプリケーションオブジェクトx1
602はホスト排他情報管理オブジェクトy1604の
アドレスが分からなくてもオブジェクト名を呼ぶだけ
で、ホスト排他情報管理オブジェクトy1604にホス
トシステム12の排他情報について問い合わせることが
できる。そして、追加されたアプリケーションオブジェ
クトx1602がデータベース11を使用する場合に
は、図11のフローチャートにしたがって行われる。
【0071】このように本実施形態においては、外部コ
ンピュータシステムを分散オブジェクトシステムとした
ので、新たにデータベースを共有するプログラムを追加
するにあたってもオブジェクトとして追加するだけで済
む。さらに本実施形態においては、新たにオブジェクト
を追加するにあたって、既存のホストシステムについて
も分散オブジェクトシステムについても、プログラム等
の修正をほとんど必要とせず、拡張性に極めて優れたも
のとなる。
【0072】なお、以上の説明では、ホストシステム1
2の排他制御が排他テーブル126として実装されると
仮定したが、本発明の適用に関しては、上記の説明から
明らかなように、ホストシステム12の排他制御の実装
法に独立である。よって、以上の説明において仮定した
ホストシステム12だけではなく、他のホストシステム
においても、ホストシステムのフローや仕様書から、端
末・ホストシステム間の通信とホストシステムの処理の
対応づけ、また、業務と排他するデータの範囲の対応づ
けに関する情報を抽出することによって、ホスト排他情
報管理オブジェクトの状態遷移を決定することができ、
本発明の排他制御方法およびシステムを適用することが
できる。
【0073】なお、本実施の形態においてはデータベー
スを共有させるコンピュータシステムを分散オブジェク
トシステムとして説明したが、ホスト排他情報管理オブ
ジェクトおよびアプリケーションオブジェクトと同様の
機能を実現する手段を備えていれば、分散オブジェクト
システムとして構成されるものでないコンピュータシス
テムであっても適用することが可能である。この場合、
そのコンピュータシステムは、DBMSの排他処理以外
に独自の排他制御を持たないことが望ましい。
【0074】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、分散オブジェクトシステムなどの他のコンピ
ュータシステム上にホストシステムなどで構成されるコ
ンピュータシステムの排他情報を再現することによっ
て、ホストシステムなどのコンピュータシステムと他の
コンピュータシステムでデータベースを共有するときに
問題となる排他の同期について、両コンピュータシステ
ムの修正を最小限に抑えた上で解決することが可能とな
る。また、ホストシステムと分散オブジェクトシステム
とでデータベースを共有化した後に、共有されたデータ
ベースを利用するプログラム等を新たに追加する必要が
ある場合、既存のシステムにほとんど修正を加えなくて
もオブジェクトとして追加するだけで済むため、拡張性
に非常に優れているという効果がある。また、ホスト排
他情報管理オブジェクトにホストシステムの排他状況が
再現されるので、ホストシステムにアクセスしなくて
も、ホスト排他情報管理オブジェクトを参照することで
ホストシステムの排他状況を容易に把握できるという効
果もある。さらに、ホストシステムと分散オブジェクト
システムとでデータベースを共有化した後に、共有され
たデータベースを利用するプログラム等を新たに追加す
る必要がある場合、既存のシステムにほとんど修正を加
えなくてもオブジェクトとして追加するだけで済むた
め、拡張性に極めて優れているという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排他制御を用いたホストシステムと分
散オブジェクトシステムのDB共有における統合システ
ムの一実施形態を示すシステム構成図である。
【図2】本発明を実現する機器構成の一例を示す図であ
る。
【図3】通信モニタの内部構成を詳細に示した図であ
る。
【図4】通信モニタにおける画面情報の傍受処理を示す
フローチャートである。
【図5】図4におけるステップ403の処理の詳細を示
すフローチャートである。
【図6】ホストコンピュータに組み込まれているプログ
ラムの一例を示す図である。
【図7】ホストコンピュータにおけるデータ更新業務プ
ログラムの実行時に表示される画面の遷移を示す図であ
る。
【図8】分散オブジェクトシステム内において動作する
ホスト排他情報管理オブジェクトの機能構成図である。
【図9】ホスト排他情報管理オブジェクトの動作の流れ
を示すフローチャートである。
【図10】アプリケーションオブジェクトの例を示す機
能構成図である。
【図11】アプリケーションオブジェクトがデータベー
スを利用するときの処理を示すフローチャートである。
【図12】ホストシステム上の排他情報を分散オブジェ
クトシステムに反映する処理の説明図である。
【図13】業務プログラムとアプリケーションオブジェ
クトがデータベースを利用する場合の相互の関係を時間
軸に沿って示した説明図である。
【図14】データベース中のデータの例を示す図であ
る。
【図15】本発明の他の実施形態を示すシステム構成図
である。
【図16】分散オブジェクトシステムに新たなアプリケ
ーションオブジェクトを追加する場合の説明図である。
【図17】従来のホストシステムにおける業務プログラ
ムの詳細を示した図である。
【符号の説明】
11…データベース、12…ホストシステム、13…分
散オブジェクトシステム、121…ホストコンピュー
タ、122…端末装置群、123…DBMS、124…
通信モニタ、125…業務プログラム群、126…排他
テーブル、127…排他制御部、131…アプリケーシ
ョンオブジェクト、132…ホスト排他情報管理オブジ
ェクト、302…排他情報抽出手段、303…排他情報
送信手段、304…画面一時保管手段、803…排他情
報テーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 一弘 神奈川県横浜市中区尾上町6丁目81番地 日立ソフトウエアエンジニアリング株式会 社内 Fターム(参考) 5B045 DD18 EE06 EE11 GG01 5B082 FA17

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固有の排他制御を用いてデータベースを
    利用するコンピュータシステムと、データベース管理シ
    ステムの排他制御を用いて前記データベースを利用する
    他のコンピュータシステムとで前記データベースを共有
    する環境において排他制御の同期を実現する排他制御方
    法であって、 前記固有の排他制御を用いてデータベースを利用するコ
    ンピュータシステム内において前記データベースをアク
    セスする業務プログラムと端末装置との間で送受される
    画面情報から排他情報を抽出し、この排他情報を前記他
    のコンピュータシステムに送信し、送信先の他のコンピ
    ュータシステム内の排他情報テーブルに保持している排
    他情報を新たな排他情報に更新し、該送信先の他のコン
    ピュータシステムにおける業務プログラムによるデータ
    ベースのアクセスに際しては前記排他情報テーブルの排
    他情報を参照してアクセス許可状態または不許可状態に
    制御することを特徴とする排他制御方法。
  2. 【請求項2】 前記他のコンピュータシステムは、受信
    した排他情報を排他情報管理オブジェクトとして再現す
    る分散オブジェクトシステムであり、この排他情報管理
    オブジェクト内の排他情報テーブルに対しデータベース
    がアクセス可能か否かを問い合わせ、アクセス可能な状
    態でデータベースをアクセスするアプリケーションオブ
    ジェクトを備えていることを特徴とする請求項1記載の
    排他制御方法。
  3. 【請求項3】 前記画面情報から排他情報を抽出する際
    に、当該画面情報を一時的に奪取し、排他情報を抽出し
    た後に本来の送信先に送信することを特徴とする請求項
    1または2記載の排他制御方法。
  4. 【請求項4】 固有の排他制御を用いてデータベースを
    利用するコンピュータシステムと、データベース管理シ
    ステムの排他制御を用いて前記データベースを利用する
    他のコンピュータシステムとで前記データベースを共有
    する環境において排他制御の同期を実現する排他制御シ
    ステムであって、 前記固有の排他制御を用いてデータベースを利用するコ
    ンピュータシステム内において前記データベースをアク
    セスする業務プログラムと端末装置との間で送受される
    画面情報から排他情報を抽出する排他情報抽出手段と、
    抽出された排他情報を前記他のコンピュータシステムに
    送信する送信手段と、送信先の他のコンピュータシステ
    ム内において送信元コンピュータから受信した新たな排
    他情報により排他情報テーブルに保持している排他情報
    を更新する更新手段と、送信先のコンピュータシステム
    における業務プログラムによるデータベースのアクセス
    に際し前記排他情報テーブルの排他情報を参照してアク
    セス許可状態または不許可状態に制御する手段とを備え
    ることを特徴とする排他制御システム。
  5. 【請求項5】 前記他のコンピュータは、受信した排他
    情報を排他情報管理オブジェクトとして再現する分散オ
    ブジェクトシステムであり、この排他情報管理オブジェ
    クト内の排他情報テーブルに対しデータベースがアクセ
    ス可能か否かを問い合わせ、アクセス可能な状態でデー
    タベースをアクセスするアプリケーションオブジェクト
    を備えていることを特徴とする請求項4記載の排他制御
    システム。
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