JP2001216186A - サーバ・クライアントシステムおよびそのプログラム記録媒体 - Google Patents

サーバ・クライアントシステムおよびそのプログラム記録媒体

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JP2001216186A
JP2001216186A JP2000027035A JP2000027035A JP2001216186A JP 2001216186 A JP2001216186 A JP 2001216186A JP 2000027035 A JP2000027035 A JP 2000027035A JP 2000027035 A JP2000027035 A JP 2000027035A JP 2001216186 A JP2001216186 A JP 2001216186A
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JP2000027035A
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Satoshi Yoshida
聡 吉田
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】何れのローカル側でレコード変更が行われる毎
に、そのレコード内容自体を他のサーバ・クライアント
システムへ送信する必要はなく、必要な時に必要なレコ
ード内容のみを取り寄せるだけで足り、送信データ量の
大幅な削減の他、共有資源であるローカル側の各データ
ベースを適正に管理する。 【解決手段】各支店LAN2側のサーバ装置21は、そ
のクライアントからの要求を受けて、自己のデータベー
ス内のレコード内容を変更した場合に、レコード変更通
知のみを送信する。このレコード変更通知を受けたサー
バ装置21は、それを通知管理テーブル24内に記憶し
ておき、そのクライアントからのレコードアクセス要求
を受けた際に、そのレコードが変更通知を受けたレコー
ドであれば、その通知元に対して当該レコードの送信を
要求し、それに応答して送信されて来た変更後のレコー
ドを受信して要求元のクライアントへ送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、広域通信網を介
して相互に接続され、同種のデータベースを共有資源と
して個別に管理するサーバ・クライアントシステムおよ
びそのプログラム記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、公衆回線網や総合デジタルサー
ビス網等のような広域通信網を介して複数のサーバ・ク
ライアントシステムを相互に接続した広域通信システム
において、共有資源としてのデータベースをセンター側
で一元的に集中管理すると、通信コストや通信速度の点
で難点があり、特に、超高速の通信ネットワーク環境を
構築すことは、その構築料が膨大なものとなってしまう
ため、比較的小規模な会社組織においては、ローカル側
である各サーバ・クライアントシステム毎に同種のデー
タベースを共有資源としてそれぞれ設置して、ローカル
側で個別に管理するようにしている。この種の広域通信
システムにおいては、レコード更新が行われる毎に、遠
隔地の各サーバ・クライアントシステムに対して、更新
後のレコード内容をその都度送信するようにしている。
これによって、各ローカルデータベース内の該当レコー
ドが同様に更新されるため、ローカル側で個別管理され
ている各データベースの整合が可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ローカ
ル側で個別管理されている各データベースの内容を常に
整合させておくために、何れのローカル側でレコード更
新が行われる都度、更新後のレコード内容の送信と、そ
の更新処理を行うことは、特に、一度に送信する送信レ
コード数が膨大な場合や画像データを含むような場合に
は、送信データ量や通信コストの増大を招く。また、送
信から整合完了までの時間が長くなることによって、そ
の間、自己のデータベースに対するレコード更新要求に
対しては、整合前のレコードを用いて更新することにな
り、即時性に欠け、共有資源としてのデータベースのレ
コード内容がローカル毎に異なってしまうおそれがあっ
た。また、通信効率の向上を図るために、レコードアク
セスの頻度が少ない夜間等の時間帯にバッチ処理で、ロ
ーカル側の各データベースを一括して整合させることも
考えられるが、この場合においても、整合までの時間的
な“ずれ”により、レコード内容がローカル毎に異なっ
てしまうという問題が残る。この発明の課題は、ローカ
ル側である各サーバ・クライアントシステム毎に、同種
のデータベースを個別に管理している場合に、何れのロ
ーカル側でレコード変更が行われる毎に、そのレコード
内容自体を他のサーバ・クライアントシステムへ送信す
る必要はなく、必要な時に必要なレコード内容のみを取
り寄せるだけで足り、送信データ量の大幅な削減の他、
共有資源であるローカル側の各データベースを適正に管
理できるようにすることである。
【0004】この発明の手段は、次の通りである。請求
項第1記載の発明は、広域通信網を介して相互に接続さ
れ、同種のデータベースを共有資源として個別に管理す
る複数のサーバ・クライアントシステムを有する広域通
信システムにおいて、各サーバ・クライアントシステム
内のサーバ装置は、クライアント装置からの要求を受け
て、自己のデータベース内のレコード内容を変更した場
合に、当該レコード内容の変更有りを示すレコード変更
通知を他のサーバ・クライアントシステムを構成する各
サーバ装置へそれぞれ送信する変更通知送信手段と、他
のサーバ装置から送信されて来た前記レコード変更通知
を受信した際に、その通知元に対応してそのレコード識
別情報を記憶保持する変更通知記憶手段と、クライアン
ト装置から自己のデータベース内のレコードに対してア
クセス要求を受けた際に、前記変更通知記憶手段を参照
し、当該レコードは他のサーバ装置から前記レコード変
更通知を受けたレコードかを判別する判別手段と、この
判別手段によってレコード変更通知を受けたレコードで
ないことが判別された場合には、自己のデータベース内
から当該レコードを読み出して要求元のクライアント装
置へ送信する第1の送信制御手段と、前記判別手段によ
ってレコード変更通知を受けたレコードであることが判
別された場合には、その通知元のサーバ装置に対して当
該レコードの送信を要求し、それに応答して送信されて
来た変更後のレコードを受信して要求元のクライアント
装置へ送信する第2の送信制御手段とを具備するもので
ある。
【0005】なお、この発明は次のようなものであって
もよい。 (1)他のサーバ装置から送信されて来た前記レコード
変更通知を受信した際に、変更されたレコードが自己の
データベース内に存在するレコードかを判別する判別手
段を設け、この判別手段によって自己のデータベース内
に存在するレコードに該当する変更通知であることが判
別された場合に、それを条件としてその通知元に対応し
てレコード識別情報を前記変更通知記憶手段に記憶保持
させる。 (2)他のサーバ装置から送信されて来た変更後のレコ
ードに基づいて自己のデータベース内の該当レコードを
変更するデータベース変更手段と、このデータベース変
更手段によって変更された当該レコードに対応付けられ
ている前記変更通知記憶手段の内容を編集して処理済み
とする編集手段とを設ける。 (3)クライアント装置からアクセス要求を受けた自己
のデータベース内のレコードが前記レコード変更通知を
受けたレコードである場合に、前記第2の送信制御手段
は、そのレコードを最後に変更した通知元のサーバ装置
に対してのみ当該最新レコードの送信を要求する。 (4)他の各サーバ装置側で変更されたレコードに基づ
いて自己のデータベースの内容を一括して変更するため
の実行時間をサーバ装置の稼動状況を監視することによ
り決定する決定手段と、この決定手段によって決定され
た実行時間に到達した際に、前記変更通知記憶手段の内
容を参照し、レコード変更通知を受けたレコードの送信
を当該通知元のサーバ装置に対してそれぞれ要求すると
共に、それに応答して送信されて来た変更後の各レコー
ドに基づいて自己のデータベース内の該当レコードをそ
れぞれ変更するデータベース変更手段とを設ける。 したがって、請求項1記載の発明においては、ローカル
側である各サーバ・クライアントシステム毎に、同種の
データベースを個別に管理している場合に、何れのロー
カル側でレコード変更が行われる毎に、そのレコード内
容自体を他のサーバ・クライアントシステムへ送信する
必要はなく、必要な時に必要なレコード内容のみを取り
寄せるだけで足り、送信データ量の大幅な削減の他、共
有資源であるローカル側の各データベースを適正に管理
することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照してこの
発明の一実施形態を説明する。図1は、この実施形態に
おける広域通信システムの全体構成を示したブロック図
である。この広域通信システムは、公衆回線網や総合デ
ジタルサービス網等のような広域通信網を介して複数の
サーバ・クライアントシステムを相互に接続することに
より本店と各支店間とを結ぶ広域通信システムである。
すなわち、本店側に設置されたLAN(ローカル・エリ
ア・ネットワーク)1と、各支店毎に設置されたLAN
2‥‥とは、WAN(広域通信網)13を介して相互に
接続されており、データベースの共有化を可能としたも
のである。このセンタ側の本店LAN1は、マスタサー
バ装置11とマスタデータベース12とを有し、また、
ローカル側である各支店LAN2は、サーバ・クライア
ントシステムを構成するサーバ装置(クライアント・サ
ーバ装置)21と複数台のクライアント装置22と、ロ
ーカルデータベース23と、本実施形態特有の通知管理
テーブル24とを有している。
【0007】ここで、各支店LAN2側のサーバ装置2
1は、各サーバ・クライアントシステム毎に設置された
同種のローカルデータベース23を共有資源として個別
に管理するもので、各支店LAN2側のサーバ装置21
は、そのクライアント装置22から自己のデータベース
23内のレコードに対してレコードの変更(訂正、更
新、削除等)が指示された際に、自己のデータベース内
の当該レコード内容のみを変更するようにしている。な
お、図中、「A」は支店LAN2側のサーバ名を示し、
また、「AC1」、「AC2」、「AC3」は、そのク
ライアント名を示している(その他も同様)。
【0008】ここで、各支店LAN2側のサーバ装置2
1は、そのクライアント装置22からの要求を受けて、
自己のデータベース内のレコード内容を変更した場合
に、当該レコード内容の変更有りを示すレコード変更通
知を他の各支店LAN2側のサーバ装置21へそれぞれ
送信し、当該他のサーバ装置21は、レコード変更通知
を受信した際に、その通知元に対応してそのレコードキ
ーを変更履歴情報として通知管理テーブル24内に記憶
保持するようにしている。このレコード変更通知は、変
更されたレコードを特定するレコードキーとその通知元
とを対応付けた数バイト程度のデータ構成となってい
る。図2は、この通知管理テーブル24の構成を示して
いる。また、各支店LAN2側のサーバ装置21は、そ
のクライアント装置22から自己のデータベース23内
のレコードに対してアクセス要求を受けた際に、その通
知管理テーブル24を参照することにより当該レコード
は他のサーバ装置21からレコード変更通知を受けたレ
コードかを判別し、変更通知を受けたレコードでなけれ
ば、自己のデータベース23内から当該レコードを読み
出して要求元のクライアント装置22へ送信するが、変
更通知を受けたレコードであれば、その通知元のサーバ
装置21に対して当該レコードの送信を要求し、それに
応答して送信されて来た変更後のレコードを受信して要
求元のクライアント装置22へ送信するようにしてい
る。
【0009】図3は、各支店LAN2側のサーバ装置
(クライアント・サーバ装置)21の全体構成を示した
ブロック図である。CPU31は、記憶装置32内のオ
ペレーティングシステムや各種アプリケーションソフト
にしたがってこのサーバ装置21の全体動作を制御する
中央演算処理装置である。記憶装置32は、オペレーテ
ィングシステムや各種アプリケーションソフトの他、デ
ータベース、文字フォント等が格納され、磁気的、光学
的、半導体メモリ等によって構成されている記録媒体3
やその駆動系を有している。この記録媒体33はハード
ディスク等の固定的な媒体若しくは着脱自在に装着可能
なCD−ROM、フロッピィデスク、RAMカード、磁
気カード等の可搬型の媒体である。また、この記録媒体
3内のプログラムやデータは、必要に応じてCPU31
の制御によりRAM(例えば、スタティクRAM)34
にロードされたり、RAM34内のデータが記録媒体3
にセーブされる。更に、記録媒体はサーバ等の外部機器
側に設けられているものであってもよく、CPU31は
伝送媒体を介してこの記録媒体内のプログラム/データ
を直接アクセスして使用することもできる。また、CP
U31は記録媒体33内に格納されるその一部あるいは
全部を他の機器側から伝送媒体を介して取り込み、記録
媒体33に新規登録あるいは追加登録することもでき
る。すなわち、コンピュータ通信システムを構成する他
の機器から通信回線やケーブル等の有線伝送路あるいは
電波、マイクロウエーブ、赤外線等の無線伝送路を介し
て送信されてきたプログラム/データを伝送制御部35
によって受信して記録媒体3内にインストールすること
ができる。更に、プログラム/データはサーバ等の外部
機器側で記憶管理されているものであってもよく、CP
U31は伝送媒体を介して外部機器側のプログラム/デ
ータを直接アクセスして使用することもできる。
【0010】このようにCPU31は、予め固定的に常
駐されているプログラム/データに限らず、記録媒体や
伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを
利用して、あるいは外部機器側で記憶管理されているプ
ログラム/データを直接利用してこの実施形態特有の動
作を実行することもできる。一方、CPU31にはその
入出力周辺デバイスである伝送制御部35、入力部3
6、表示部37がバスラインを介して接続されており、
入出力プログラムにしたがってCPU31はそれらの動
作を制御する。伝送制御部35は、例えば、通信モデム
や赤外線モジュールあるいはアンテナ等を含む通信イン
ターフェイスである。入力部36はキーボードやタッチ
パネルあるいはマウスやタッチ入力ペン等のポインティ
ングデバイスを構成する操作部であり、文字列データや
各種コマンドを入力する。
【0011】次に、各支店LAN2側のサーバ装置(ク
ライアント・サーバ装置)21の動作を図4および図5
に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、こ
れらのフローチャートに記述されている各機能を実現す
るためのプログラムは、読み取り可能なプログラムコー
ドの形態で記録媒体33に格納されており、CPU31
はこのプログラムコードにしたがった動作を逐次実行す
る。また、CPU31は伝送媒体を介して伝送されてき
た上述のプログラムコードにしたがった動作を逐次実行
することもできる。すなわち、記録媒体の他、伝送媒体
を介して外部供給されたプログラム/データを利用して
この実施形態特有の動作を実行することもできる。
【0012】先ず、自己のクライアント装置22から要
求があり(ステップS1)、それが既存レコード内容の
変更要求や新規レコードの追加要求であれば(ステップ
S2)、そのクライアント装置22から送信されて来た
要求レコードを受信し(ステップS16)、変更要求か
/追加要求かを判別する(ステップS17)。ここで、
変更要求であれば、その受信レコードに基づいてデータ
ベース23内の該当レコードを更新すると共に(ステッ
プS18)、そのレコードキーを含むレコード変更通知
を生成して他の各支店LAN2側のサーバ装置21に同
報通知する(ステップS19)。一方、追加要求であれ
ば、受信レコードをデータベース23内に新規レコード
として追加登録する(ステップS22)。そして、マス
タサーバ装置11に対してレコード更新要求を行うと共
に(ステップS20)、当該レコードを送信する(ステ
ップS21)。そして、このサーバ装置21の稼動状況
を監視するために使用される後述のアクセス回数をカウ
ントアップしてその値を更新しておく(ステップS1
4)。
【0013】他方、他のサーバ装置21からレコード変
更通知が送信されて来た場合には(ステップS23)、
その通知内容を受信し(ステップS24)、そのレコー
ドキーに基づいて自己のデータベース23を検索し、該
当レコードの有無を調べる(ステップS25)。ここ
で、該当レコードが有ることを条件として、このレコー
ド変更通知の内容を通知管理テーブル24に追加登録す
るが(ステップS28)、その際、通知管理テーブル2
4内に同一キーが既に有れば(ステップS26)、その
記憶内容を消去した後(ステップS27)、今回のレコ
ード変更通知の内容を通知管理テーブル24に追加登録
する。つまり、最新の変更情報のみを通知管理テーブル
24に登録しておくために、同一キーを持つ既登録の内
容を消去する編集処理を行うようにしている。
【0014】また、クライアントからの要求がレコード
のアクセス要求であれば(ステップS2)、その要求レ
コードに基づいて自己のデータベース23を検索し(ス
テップS3)、該当レコードが有るかを判別する(ステ
ップS4)。ここで、該当レコードが無ければ、マスタ
サーバ装置11に該当レコードを要求し(ステップ
6)、それに応答して送信されて来たレコードを受信す
ると共に(ステップS7)、この受信レコードを自己の
データベース23に追加登録する(ステップS8)。そ
して、当該レコードを要求クライアントに対して送信す
ると共に(ステップS13)、上述のアクセス回数を更
新する(ステップS14)。
【0015】一方、クライアントからアクセス要求され
たレコードが自己のデータベース23内に有れば(ステ
ップS4)、通知管理テーブル24を参照し、その要求
レコードキーの有無を判別する(ステップS5)。つま
り、当該レコードは他のサーバ装置21側で変更されて
いるレコードかを調べ、変更されていなければ、通常と
同様に、自己のデータベース23から要求レコードを読
出して(ステップS15)、要求クライアントへ送信す
るが(ステップS13)、変更されているレコードであ
れば、そのキー対応の通知元を通知管理テーブル24か
ら取得してレコード送信要求を行う(ステップS9)。
この場合、通知元のサーバ装置21は、レコード送信要
求を受け取ると(図5のステップS30)、その要求に
応じて自己のデータベース23を検索して該当する各レ
コードを要求元へ送信する(ステップS40)。これに
応じて通知元から送信されて来たレコードを受信すると
(ステップS10)、この受信レコードに基づいて自己
のデータベース23内の該当レコードを更新すると共に
(ステップS11)、そのキー対応の通知元を通知管理
テーブル24から消去する(ステップS12)。そし
て、要求クライアントに対してレコード送信を行う(ス
テップS13)。その後、上述のアクセス回数更新処理
が行われる(ステップS14)。
【0016】また、クライアントや他のサーバから要求
や通知を受けていない場合には(図5のステップS3
0)、システム時刻を取り込み、正時またはその付近で
あれば(ステップS31)、過去1時間以内に計数され
た上述のアクセス回数をチェックし(ステップS3
2)、所定回数、例えば、10回未満であれば、稼動状
況が低いと判別して(ステップS33)、通知管理テー
ブル24内の各通知内容を通知先別にソートする(ステ
ップS34)。そして通知先別にソートした各レコード
キーを取得し、その通知元に対して各レコードの送信要
求を行う(ステップS35)。これに応じて通知元から
送信されて来た各レコードを受信すると(ステップS3
6)、受信した各レコードに基づいて自己のデータベー
ス23を更新する(ステップS37)。このようなバッ
チ処理は各通知元毎に行われる(ステップS35〜S3
8)。これによって全通知元に対するバッチ処理が終了
すると、通知管理テーブル24の内容を全て消去する
(ステップS39)。
【0017】以上のように、この一実施形態おいて、各
支店LAN2側のサーバ装置21は、そのクライアント
からの要求を受けて、自己のデータベース内のレコード
内容を変更した場合に、その都度、レコード内容自体を
他のサーバ装置21へ送信するのではなく、レコード変
更通知のみを送信するようにしたから、送信データ量を
大幅に削減することができ、短時間の通信が可能とな
り、通信コスト上有利なものとなる他、その都度、デー
タベースの内容を整合させるための更新処理も不要とな
る。したがって、従来のように他のサーバ装置でレコー
ド変更が行われてから自己のデータベースの内容を整合
するまでに長時間要していた時間を大幅に短縮すること
が可能となり、共有資源としてのデータベースのレコー
ド内容がローカル毎に異なってしまうという危険を極力
抑制することができる。
【0018】また、このレコード変更通知を受けたサー
バ装置21は、その通知元に対応してその変更レコード
キーを通知管理テーブル24内に記憶しておき、この状
態において、そのクライアントから自己のデータベース
23内のレコードに対してアクセス要求を受けた際に、
そのレコードが変更通知を受けたレコードであれば、そ
の通知元に対して当該レコードの送信を要求し、それに
応答して送信されて来た変更後のレコードを受信して要
求元のクライアントへ送信するようにしたから、必要な
時に必要なレコード内容のみを取り寄せることができ、
常に自己のデータベースの内容を他のデータベースの内
容に整合させておかなくてもよい。
【0019】この場合、データベースの整合は、変更通
知を受けたレコードに対してクライアントからアクセス
要求された時に行うことができる。また、同一レコード
が何回も繰り返して変更された場合でも、最後に変更し
た通知元のサーバ装置に対してのみ当該レコード送信を
要求するようにしたから、最新のレコードを取り寄せる
ことができると共に、データベースの整合も一回で済
み、整合処理を効率良く実行することができる。また、
他のサーバ装置から送信されて来たレコード変更通知を
受信した際に、変更されたレコードが自己のデータベー
ス内に存在するレコードに該当するものであれば、それ
を通知管理テーブル24に記憶保持するようにしたか
ら、自己にとって必要な情報のみを取り込めばよく、サ
ーバ装置の負担を軽減することができる。また、クライ
アントからアクセス要求が無ければ、データベースの整
合は行われないが、このような場合であっても、過去の
稼動状況を監視し、比較的空いている時間を利用してデ
ータベースの整合をバッチ処理によって行うことができ
る。
【0020】なお、超高速通信通信網を介してLAN間
接続した広域通信システムに適用するようにしてもよ
い。
【0021】
【発明の効果】この発明によれば、ローカル側である各
サーバ・クライアントシステム毎に、同種のデータベー
スを個別に管理している場合に、何れのローカル側でレ
コード変更が行われる毎に、そのレコード内容自体を他
のサーバ・クライアントシステムへ送信する必要はな
く、必要な時に必要なレコード内容のみを取り寄せるだ
けで足り、送信データ量の大幅な削減の他、共有資源で
あるローカル側の各データベースを適正に管理すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】広域通信システムの全体構成を示したブロック
図。
【図2】通知管理テーブル24の構成を示した図。
【図3】各支店LAN2側のサーバ装置21の全体構成
を示したブロック図。
【図4】各支店LAN2側のサーバ装置21の動作を示
したフローチャート。
【図5】図4に続くサーバ装置21の動作を示したフロ
ーチャート。
【符号の説明】
1 本店LAN 2 支店LAN 11 マスタサーバ装置 12、23 データベース 21 クライアント・サーバ装置 22 クライアント装置 24 通知管理テーブル 31 CPU 32 記憶装置 33 記録媒体 35 伝送制御部 36 入力部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】広域通信網を介して相互に接続され、同種
    のデータベースを共有資源として個別に管理する複数の
    サーバ・クライアントシステムを有する広域通信システ
    ムにおいて、各サーバ・クライアントシステム内のサー
    バ装置は、クライアント装置からの要求を受けて、自己
    のデータベース内のレコード内容を変更した場合に、当
    該レコード内容の変更有りを示すレコード変更通知を他
    のサーバ・クライアントシステムを構成する各サーバ装
    置へそれぞれ送信する変更通知送信手段と、他のサーバ
    装置から送信されて来た前記レコード変更通知を受信し
    た際に、その通知元に対応してそのレコード識別情報を
    記憶保持する変更通知記憶手段と、クライアント装置か
    ら自己のデータベース内のレコードに対してアクセス要
    求を受けた際に、前記変更通知記憶手段を参照し、当該
    レコードは他のサーバ装置から前記レコード変更通知を
    受けたレコードかを判別する判別手段と、この判別手段
    によってレコード変更通知を受けたレコードでないこと
    が判別された場合には、自己のデータベース内から当該
    レコードを読み出して要求元のクライアント装置へ送信
    する第1の送信制御手段と、前記判別手段によってレコ
    ード変更通知を受けたレコードであることが判別された
    場合には、その通知元のサーバ装置に対して当該レコー
    ドの送信を要求し、それに応答して送信されて来た変更
    後のレコードを受信して要求元のクライアント装置へ送
    信する第2の送信制御手段とを具備したことを特徴とす
    るサーバ・クライアントシステム。
  2. 【請求項2】他のサーバ装置から送信されて来た前記レ
    コード変更通知を受信した際に、変更されたレコードが
    自己のデータベース内に存在するレコードかを判別する
    判別手段を設け、この判別手段によって自己のデータベ
    ース内に存在するレコードに該当する変更通知であるこ
    とが判別された場合に、それを条件としてその通知元に
    対応してレコード識別情報を前記変更通知記憶手段に記
    憶保持させるようにしたことを特徴とする請求項1記載
    のサーバ・クライアントシステム。
  3. 【請求項3】他のサーバ装置から送信されて来た変更後
    のレコードに基づいて自己のデータベース内の該当レコ
    ードを変更するデータベース変更手段と、このデータベ
    ース変更手段によって変更された当該レコードに対応付
    けられている前記変更通知記憶手段の内容を編集して処
    理済みとする編集手段とを設けたことを特徴とする請求
    項1記載のサーバ・クライアントシステム。
  4. 【請求項4】クライアント装置からアクセス要求を受け
    た自己のデータベース内のレコードが前記レコード変更
    通知を受けたレコードである場合に、前記第2の送信制
    御手段は、そのレコードを最後に変更した通知元のサー
    バ装置に対してのみ当該最新レコードの送信を要求する
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載のサーバ・ク
    ライアントシステム。
  5. 【請求項5】他の各サーバ装置側で変更されたレコード
    に基づいて自己のデータベースの内容を一括して変更す
    るための実行時間をサーバ装置の稼動状況を監視するこ
    とにより決定する決定手段と、この決定手段によって決
    定された実行時間に到達した際に、前記変更通知記憶手
    段の内容を参照し、レコード変更通知を受けたレコード
    の送信を当該通知元のサーバ装置に対してそれぞれ要求
    すると共に、それに応答して送信されて来た変更後の各
    レコードに基づいて自己のデータベース内の該当レコー
    ドをそれぞれ変更するデータベース変更手段とを設けた
    ことを特徴とする請求項1記載のサーバ・クライアント
    システム。
  6. 【請求項6】コンピュータが読み取り可能なプログラム
    コードを有する記録媒体であって、 広域通信網を介して相互に接続され、同種のデータベー
    スを共有資源として個別に管理する各サーバ・クライア
    ントシステム内のサーバ装置に対して、クライアント装
    置からの要求を受けて、自己のデータベース内のレコー
    ド内容を変更した場合に、当該レコード内容の変更有り
    を示すレコード変更通知を他のサーバ・クライアントシ
    ステムを構成する各サーバ装置へそれぞれ送信させるコ
    ンピュータが読み取り可能なプログラムコードと、 他のサーバ装置から送信されて来た前記レコード変更通
    知を受信した際に、その通知元に対応してそのレコード
    識別情報を記憶保持させるコンピュータが読み取り可能
    なプログラムコードと、 クライアント装置から自己のデータベース内のレコード
    に対してアクセス要求を受けた際に、前記変更通知の情
    報を参照し、当該レコードは他のサーバ装置から前記レ
    コード変更通知を受けたレコードかを判別させるコンピ
    ュータが読み取り可能なプログラムコードと、 レコード変更通知を受けたレコードでないことが判別さ
    れた場合には、自己のデータベース内から当該レコード
    を読み出して要求元のクライアント装置へ送信させるコ
    ンピュータが読み取り可能なプログラムコードと、 レコード変更通知を受けたレコードであることが判別さ
    れた場合には、その通知元のサーバ装置に対して当該レ
    コードの送信を要求し、それに応答して送信されて来た
    変更後のレコードを受信して要求元のクライアント装置
    へ送信させるコンピュータが読み取り可能なプログラム
    コードとを有する記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100944608B1 (ko) * 2002-03-29 2010-02-26 후지쯔 가부시끼가이샤 전자 장표 관리 방법 및 기록 매체
JP2013161353A (ja) * 2012-02-07 2013-08-19 Hde Inc ネットワークシステム
JP2014219826A (ja) * 2013-05-08 2014-11-20 富士ゼロックス株式会社 情報処理システム、情報処理装置及び情報処理プログラム

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