JPH10240600A - データ共有システムにおけるデータの整合性維持方法 - Google Patents

データ共有システムにおけるデータの整合性維持方法

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JPH10240600A
JPH10240600A JP9047494A JP4749497A JPH10240600A JP H10240600 A JPH10240600 A JP H10240600A JP 9047494 A JP9047494 A JP 9047494A JP 4749497 A JP4749497 A JP 4749497A JP H10240600 A JPH10240600 A JP H10240600A
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Kazuki Otsuka
一樹 大塚
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Hitachi Software Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 業務によりいずれかの拠点のデータベース内
のみが更新される操作に対し、他の拠点のデータベース
内でもリアルタイムで整合性を確実に維持すること。 【解決手段】 各拠点のデータベースに新規作成のデー
タが格納されたこと、または前記データベースに格納さ
れたデータに対する更新処理が行われたことを契機に、
新規作成のデータまたは更新処理結果のデータを前記デ
ータベースと共に各データ処理装置内に設けた送信専用
のデータベースに格納しておき、この各データ処理装置
内の送信専用のデータベースのデータ格納状態を専用の
監視装置によって監視し、送信専用データベース内に未
送信のデータが格納されていたならば、その未送信のデ
ータを他のデータ処理装置に送信して当該他のデータ処
理装置内のデータベースに格納させる処理を所定時間間
隔で繰り返し実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、業務プログラムを
用いてデータの作成,更新を行い、データベースに格納
すると共に、作成または更新したデータを他のデータ処
理装置に転送し、同一構造のデータを複数のデータ処理
装置で重複して保有する複数のデータ処理装置とから成
るデータ共有システムにおけるデータの整合性維持方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】互いに離れた拠点に、データベースを備
えたデータ処理装置を配置し、これらをネットワーク回
線あるいはケーブルによって接続し、データ構造が同一
のデータを前記データベースで重複して保有させ、各デ
ータ処理装置で当該データを個別に更新するシステムが
ある。例えば、物品の注文データや在庫量を管理するシ
ステムである。
【0003】このようなシステムにあっては、データベ
ースが分散していることから、各データベース内のデー
タの整合性を常に維持しておく必要がある。
【0004】そこで、従来にあっては、夜間等の特別の
時間帯における一括更新処理によって全てのデータベー
スの格納データを一致させる方法が実施されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、夜間等
の特別の時間帯における一括更新処理によって全てのデ
ータベースの格納データを一致させる方法にあっては、
データの整合性が保たれているのは一括更新処理の直後
だけであり、次の一括更新処理が実行されるまでの間は
整合性が維持されているとは限らない。従って、各拠点
において例えば物品の在庫量を注文受付と同時に更新す
るような場合、各拠点では他の拠点で更新した在庫量を
知り得ないため、自拠点の在庫量が無くなるまで注文受
付をしてしまうといった不都合が生じる。
【0006】また、各拠点の一括更新処理は、データの
作成や更新を行うサーバコンピュータあるいあはクライ
アントコンピュータが行っているため、これらのコンピ
ュータの負荷が増大してしまうという問題があった。
【0007】本発明の目的は、業務によりいずれかの拠
点のデータベース内のみが更新される操作に対し、整合
性を確保しておくべき他の拠点のデータベース内でもリ
アルタイムで整合性を確実に維持することができ、さら
には各拠点のデータ処理装置の負荷を軽減することがで
きるデータ共有システムにおけるデータの整合性維持方
法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、業務プログラムを用いてデータの作成,
更新を行い、データベースに格納すると共に、作成また
は更新したデータを他のデータ処理装置に転送し、同一
構造のデータを複数のデータ処理装置で重複して保有す
る複数のデータ処理装置とから成るデータ共有システム
において、各データ処理装置において前記データベース
に新規作成のデータが格納されたこと、または前記デー
タベースに格納されたデータに対する更新処理が行われ
たことを契機に、新規作成のデータまたは更新処理結果
のデータを前記データベースと共に各データ処理装置内
に設けた送信専用のデータベースに格納しておき、この
各データ処理装置内の送信専用のデータベースのデータ
格納状態を専用の監視装置によって監視し、送信専用デ
ータベース内に未送信のデータが格納されていたなら
ば、その未送信のデータを他のデータ処理装置に送信し
て当該他のデータ処理装置内のデータベースに格納さ
せ、その送信終了の後、送信元の送信専用データベース
内のデータを消去する処理を所定時間間隔で繰り返し実
行し、複数のデータ処理装置のデータベースに重複して
保有するデータの整合性を維持することを特徴とする。
【0009】また、新規作成のデータまたは更新処理結
果のデータは、承認権限保持者による承認処理を受けた
後に送信専用のデータベースに格納することを特徴とす
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明を適用して複数の拠点間で
データを送受信するシステムの全体構成図であり、第1
の拠点K1〜第4の拠点K4がネットワークA1で相互
に接続されている。
【0012】第1の拠点K1〜第4の拠点K4は、第1
の拠点K1を代表して図示するように、業務用クライア
ントC1、ファイルサーバF1、通信制御装置T1を備
えている。但し、第1の拠点K1についてのみネットワ
ーク監視端末N1が設置されている。
【0013】第1の拠点K1〜第4の拠点K4のファイ
ルサーバF1には、業務プログラムAPP1と、この業
務プログラムAPP1の処理対象となる各種のデータあ
るいは処理結果のデータを格納するデータベースD1
と、他の拠点に対する送信専用のデータを格納する送信
専用データベースD2とが組み込まれている。
【0014】各拠点K1〜K4のファイルサーバF1
は、業務プログラムAPP1あるいは業務用クライアン
トC1を使用して作成されたデータを一括管理するもの
であり、業務プログラムAPP1あるいは業務用クライ
アントC1を使用して作成された業務データや個人情報
等はデータベースD1に格納する。
【0015】また、各拠点K1〜K4の業務用クライア
ントC1は、業務プログラムAPP1またはクライアン
ト自身のアプリケーションプログラムを使用し、業務デ
ータの作成,更新,削除,承認権限保持者による業務デ
ータの承認操作、他の拠点から受信したデータの確認操
作を行うためのものである。なお、各拠点には、ファイ
ルサーバF1と業務用クライアントC1の両方を配置す
る必要はなく、業務用データを作成し、データベースD
1に格納するデータ処理機能を具備しておればよいもの
であるから、データ処理装置としては業務用クライアン
トC1のみであってもよい。この実施形態において、フ
ァイルサーバF1を設けているのは、各拠点K1〜K4
に複数の業務用クライアントC1が配置されることを想
定しているからであり、複数の業務用クライアントC1
が配置された場合、その各クライアントC1は新規作成
または更新したデータの格納処理をファイルサーバF1
に依頼し、データベースD1に格納する。
【0016】一方、第1の拠点K1についてのみ設置さ
れるネットワーク監視端末N1には、ローカルデータベ
ースD3と、監視プログラムMPが組み込まれている。
この監視プログラムMPは、機能的には、タイマ監視処
理M1と、サーバ接続処理M2と、ネットワーク間処理
M3とで構成されている。このうち、ネットワーク間処
理M3は、送信レコードローカルデータベース格納処理
M4と送信先サーバへの送信処理M5とから構成されて
いる。ここで、送信先サーバとは、送信先の拠点のファ
イルサーバF1を意味する。
【0017】さらに、各拠点K1〜K4の通信制御装置
T1は、各拠点間でデータを送受信する際の通信制御を
行うものである。
【0018】図2(a)〜(c)は、各拠点K1〜K4
のデータベースD1、送信専用データベースD2、ネッ
トワーク監視端末N1内のローカルデータベースD3の
キーフィールドおよびデータ部のテーブル構造R1〜R
3を示す図であり、図2(a)はデータベースD1のテ
ーブル構造R1、図2(b)は送信専用データベースD
2のテーブル構造R2、図2(c)はローカルデータベ
ースD3のテーブル構造R3をそれぞれ示している。
【0019】データベースD1に格納されるデータのテ
ーブル構造R1は、新規作成のデータであるのか、更新
されたデータであるのか、どの承認権限保持者によって
承認されたのか等を識別するためのキーを格納する複数
のキーフィールド201〜203と実際のデータを格納
するデータフィールド204とから構成されている。
【0020】また、送信専用データベースD2に格納さ
れる送信専用データのテーブル構造R2は、前記テーブ
ル構造R1に対し、送信先情報として送信先の拠点のフ
ァイルサーバF1の識別子を格納する送信先サーバ識別
子フィールド221と、2重送信を防止するための送信
済フラグを格納する送信済フラグフィールド212をキ
ーフィールド201の先頭側に付加した構造になってい
る。
【0021】また、ネットワーク監視端末N1内のロー
カルデータベースD3に格納されるデータのテーブル構
造R4は、データベースD3が送信元のデータを一端退
避するためのデータベースであることから、送信専用デ
ータベースD2のテーブル構造R2に対し、送信元の拠
点のファイルサーバF1の識別子を格納する送信元サー
バ識別子フィールド221を送信先サーバ識別子211
の先頭側に付加した構造になっている。
【0022】なお、テーブル構造R3においては、送信
済フラグフィールド212に対応するフィールドはダミ
ーフィールドとなっている。また、テーブル構造R2に
おいても、テーブル構造R3の送信元サーバ識別子フィ
ールド221に対応するフィールド(破線で示すフィー
ルド)もダミーフィールドとなっている。さらに、テー
ブル構造R1においても、破線で示すフィールドすなわ
ちテーブル構造R3の送信元サーバ識別子フィールド2
21に対応するフィールド、テーブル構造R2の送信先
サーバ識別子フィールド211および送信済フラグフィ
ールド212に対応するフィールドもダミーフィールド
となっている。すなわち、3つのデータベースD1〜D
3においては、キーフィールドおよびデータフィールド
は同一構造で格納されるようになっている。
【0023】データフィールド204は、図示のよう
に、発行者氏名コード、送信先氏名コード、発行日、発
行時間、処理形態をそれぞれ格納するフィールド204
1〜2045と、実データを構成するn個の要素フィー
ルド2046から構成されている。ここで、処理形態フ
ィールド2045に格納される処理形態のデータとは、
送信元での承認の履歴を示す情報や、送信先での処理に
より削除依頼、修正、追加のいずれの更新処理が行われ
たかを識別するための情報であり、処理形態に変動が生
じた場合は、更新されたデータが常に送信元に返送され
る。
【0024】業務用クライアントC1において新規作成
あるいは更新されたデータは、まず、当該業務用クライ
アントC1と同じ拠点のファイルサーバF1に転送さ
れ、このファイルサーバF1の業務プログラムAPP1
によってデータベースD1に格納される。このデータベ
ースD1に格納されたデータに対し承認権限保持者が業
務用クライアントC1で承認操作を行い、他の拠点に対
して送信可能な状態になると、その承認済みのデータは
業務プログラムAPP1によって送信専用データベース
D2に複写される。すなわち、業務プログラムAPP1
は、新規作成されたデータがデータベースD1に格納さ
れたこと、あるいはデータベースD1に格納されていた
データが更新されたことを契機に、そのデータが承認権
限保持者によって承認されたか否かを調べ、承認権限保
持者の階級または権限順位または承認者の数が、他の拠
点に送信することが許される条件を満たしているなら
ば、新規作成データまたは更新結果のデータを送信専用
データベースD2に格納する。
【0025】図3は、ネットワーク上での送信データの
流れを示す説明図である。例えば、拠点K1からK2へ
拠点K1の承認権限保持者により承認されたデータを送
信する場合を想定すると、まず、拠点K1の業務プログ
ラムAPP1によりデータベースD1に格納されたデー
タに対し承認権限保持者により承認操作がなされると、
その承認データフィールド204のキーフィールド20
1〜203のうち承認権限保持者に対応するキーフィー
ルドまたは承認操作専用のキーフィールドに当該承認権
限保持者の識別子が格納される。
【0026】ステップ1(S1) 当該データに対し必要な承認権限保持者の承認操作が全
て完了すると、そのデータは業務プログラムAPP1に
より送信対象データとして送信専用データベースD2に
複写される。この複写の際に、送信先拠点K2の送信先
サーバ識別子211が付加される。なお、この状態で
は、送信専用データベースD2のテーブル構造R2にお
ける送信済フラグフィールド212の送信済フラグは
「未送信」を示している。
【0027】ステップ2(S2) ネットワーク監視端末N1は、監視プログラムMPに設
定された所定時間間隔で各拠点K1〜K4の送信専用デ
ータベースD2に未送信のデータがあるかどうかを監視
しているが、拠点K1の送信専用データベースD2に
「未送信」データがあることを検出すると、サーバ接続
処理M2により拠点K1のファイルサーバF1に所定の
通信手順を踏まえて接続する。
【0028】ステップ3(S3) ネットワーク監視端末N1は、ネットワーク間処理M3
の送信レコードローカルデータベース格納処理M4によ
り、拠点K1の送信専用データベースD2から「未送
信」のデータを取り出し、ローカルデータベースD3に
格納する。そして、ローカルデータベースD3への格納
が終了した拠点K1の送信専用データベースD2におけ
る送信対象データの送信済フラグを「送信済」に更新す
る。
【0029】ステップ4(S4) ネットワーク監視端末N1は、ネットワーク間処理M3
の送信先サーバへの送信処理M5により、ローカルデー
タベースD3に格納した送信対象データの送信先サーバ
識別子フィールド211で示される送信先の拠点K2の
ファイルサーバF1に通信制御装置T1およびネットワ
ークA1を介して接続する。
【0030】ステップ5(S5) ネットワーク監視端末N1は、送信先の拠点K2のファ
イルサーバF1に接続できたならば、ネットワーク間処
理M3の送信先サーバへの送信処理M5により、ローカ
ルデータベースD3に格納した送信対象データを送信先
の拠点K2のファイルサーバF1に送信し、このファイ
ルサーバF1の業務プログラムAPP1の処理により拠
点K2のデータベースD1に格納させる。送信データの
送信が終了したならば、ローカルデータベースD3およ
び送信元の拠点K1の送信専用データベースD2の送信
対象データを消去する。
【0031】以上の処理によって、拠点K1とK2のデ
ータベースD1には同一のデータが格納されたことにな
る。
【0032】ステップ6(S6) 次に、このデータに対して拠点K2のファイルサーバF
1の業務プログラムAPP1および業務用クライアント
C1を用い、承認、削除等の更新操作が行われた場合、
送信元の拠点K1にもデータの更新を反映させるため
に、業務プログラムAPP1は更新操作が行われる度に
送信対象データとして送信専用データベースD2に格納
する。
【0033】ステップ7(S7) ネットワーク監視端末N1は、タイマ監視処理M1に設
定された所定時間間隔で各拠点K1〜K4の送信専用デ
ータベースD2に未送信のデータがあるかどうかを監視
しているが、拠点K2の送信専用データベースD2に
「未送信」データがあることを検出すると、サーバ接続
処理M2により拠点K2のファイルサーバF1に所定の
通信手順を踏まえて接続する。
【0034】ステップ8(S8) ネットワーク監視端末N1は、ネットワーク間処理M3
の送信レコードローカルデータベース格納処理プログラ
ムM4により、拠点K2の送信専用データベースD2か
ら「未送信」のデータを取り出し、ローカルデータベー
スD3に格納する。
【0035】ステップ9(S9) ネットワーク監視端末N1は、ネットワーク間処理M3
の送信先サーバへの送信処理M5により、ローカルデー
タベースD3に格納した送信対象データの送信先サーバ
識別子フィールド211で示される送信先の拠点K1の
ファイルサーバF1に通信制御装置T1およびネットワ
ークA1を介して接続する。
【0036】ステップ10(S10) ネットワーク監視端末N1は、送信先の拠点K1のファ
イルサーバF1に接続できたならば、ネットワーク間処
理M3の送信先サーバへの送信処理M5により、ローカ
ルデータベースD3に格納した送信対象データを送信先
の拠点K1のファイルサーバF1に送信し、このファイ
ルサーバF1の業務プログラムAPP1の処理により拠
点K1のデータベースD1に格納させる。
【0037】この場合、拠点K1のデータベースD1に
おいては、ローカルデータベースD3から送られて来た
データが元のデータに上書きされる。これによって、拠
点K1とK2のデータベースD1には同一データが格納
される。
【0038】送信データの送信が終了したならば、ロー
カルデータベースD3および送信元の拠点K2の送信専
用データベースD2の送信対象データを消去する。
【0039】拠点K2の業務用クライアントC1は、デ
ータベースD1のデータが変化したことを表示する。こ
れにより、拠点K2の利用者はデータの変化(新規作
成、削除、追加、承認)を直ちに知ることができる。
【0040】また、データの作成元である拠点K1のデ
ータ作成担当者は、処理形態フィールド2045やキー
フィールド201〜203の内容を見ることによって、
送信先でどのような操作(承認、削除等の更新)が行わ
れたかを知ることができる。そして、例えば、承認操作
を期待していたにも拘らず、承認済のデータが返送され
て来なければ、送信先の承認権限保持者に催促を行うこ
とができる。
【0041】図4は、ネットワーク監視端末N1で実行
される各拠点間のデータ送受信処理を示すフローチャー
トである。このフローチャートで示す処理は上記ステッ
プ2〜5および7〜10に相当する。
【0042】まず、本処理を開始すると、予め設定され
ているタイマ時間間隔で送受信処理を実行させるため
に、予め設定されているタイマ時間を超過しているか同
かを判定し(ステップ401)、超過していなければタ
イマ時間を超過するまでタイマ監視を実行する。
【0043】しかし、超過している場合は、各拠点K1
〜K4のファイルサーバ内の送信専用データベースD2
に送信対象のデータが存在するか否かを調べるために、
各拠点K1〜K4のファイルサーバF1に順次接続す
る。この詳細は、最初に拠点K1のファイルサーバF1
に接続し、その接続に成功したならば(ステップ40
2)、そのファイルサーバF1内の送信専用データベー
スD2に格納された「未送信」のデータを取り出し、ネ
ットワーク監視装置N1内のローカルデータベースD3
に格納する(ステップ403)。このとき、送信専用デ
ータベースD2の送信済フラグフィールド212の送信
済フラグを「送信済」に書き替える。これは、送信対象
データの2重送信を防止するためである。また、ローカ
ルデータベースD3の送信元サーバ識別子フィールド2
21と送信先サーバ識別子211には、送信元サーバ識
別子と送信先サーバ識別子を格納する。
【0044】同様の処理を拠点K2〜K4に対して実行
する。これによって、ローカルデータベースD3には、
拠点K1〜K4から他の拠点に送信すべきデータが送信
先サーバ識別子で区分されて格納される。
【0045】次に、送信処理対象のデータを保有してい
る拠点の検出処理が終了したならば(ステップ40
4)、先にローカルデータベースD3に格納したデータ
の送信処理に移る。この詳細は、ローカルデータベース
D3に格納された送信対象のデータを送信先別に取り出
し、そのデータの送信先サーバ識別子で示される拠点の
ファイルサーバF1に接続する(ステップ405)。そ
して、その接続に成功したならば、送信対象のデータ
(送信済フラグは除く)を送信先のファイルサーバF1
に送信する。送信を正常に終了したならば(ステップ4
07)、送信元サーバ識別子で示されるファイルサーバ
F1の管理下の送信専用データベースD2に格納された
送信済フラグが「送信済」の送信対象データ、及びロー
カルデータベースD3内の送信対象データのうち、今回
の送信処理で送信したデータを消去する(ステップ40
8)。なお、送信処理が正常に終了しなかった場合は、
データの消去は実行しない。
【0046】同様の処理を該当する全ての送信先ファイ
ルサーバに対して行い、ローカルデータベースD3内に
格納された送信対象データが全て、それぞれの送信先の
ファイルサーバF1に送信され、送信対象のデータを送
信する送信先ファイルサーバが無くなったならば(ステ
ップ409)、今回のタイムアウトに起因する送信対象
データの送信処理を終了し、ステップ401に戻り、タ
イマ監視処理を継続する。
【0047】タイマ指定は、予め設定されているタイマ
時間によりタイマ監視を実行している間のみ、手操作に
よりデータ送受信処理を行う時間間隔を指定するか否か
を、ネットワーク監視端末N1の管理者に問い合わせる
ことが可能となる(ステップ410)。この問い合わせ
に対し、管理者が「指定する」旨の操作を行った場合
は、本システムの許す範囲で希望する設定時間の入力操
作を実行し、入力されたタイマ設定時間を再設定する
(ステップ411)。しかし、「指定しない」旨の操作
を行った場合は、引き続きタイマ監視処理を継続する。
【0048】また、監視装置N1の管理者が必要と思わ
れる場合は、予め設定されているタイマ時間によりタイ
マ監視を実行している間のみ、手操作により送受信処理
を終了するか否かを問い合わせることができる。このと
き、管理者が「終了する」旨の操作を行った場合はシス
テム全体のデータ送受信処理を終了する(ステップ41
2)。しかし、「終了しない」旨の操作を行った場合
は、引き続きタイマ監視処理を継続する。
【0049】このように本実施形態によれば、各拠点の
データベースD1に新規作成のデータが格納された時、
またはデータベースD1に格納されたデータに対する更
新処理が行われた時には、業務プログラムAPP1によ
って新規作成のデータまたは更新処理結果のデータが送
信専用データベースD2に格納した後、この送信専用の
データベースD2へのデータ格納状態を監視していたネ
ットワーク監視装置N1によってローカルデータベース
D3に退避させ、ネットワーク監視装置N1によって送
信先の拠点に送信し、その送信先拠点のデータベースD
1に格納させるようにしたため、データの整合性を維持
すべき複数の拠点のいずれかにおいて新規のデータが作
成された時、あるいはデータベースD1に格納されたデ
ータが更新された時には、そのデータがネットワーク監
視装置N1のローカルデータベースD3内に収集され、
データの整合性を維持すべき複数の拠点に配信されるた
め、複数の拠点のデータの整合性を確実に維持すること
ができる。
【0050】特に、データの作成、更新、管理を担当す
るファイルサーバF1や業務用クライアントC1が整合
性維持のための処理を行うのでなく、専用のネットワー
ク監視装置N1が整合性維持のための処理を行うため、
ファイルサーバF1や業務用クライアントC1の負荷が
増大するの防ぐことができる。
【0051】また、ネットワーク監視装置N1によるデ
ータベースD2の監視間隔を短くすることによって、1
つの拠点におけるデータの変化をほぼリアルタイムで他
の拠点に反映させることができる。そして、各拠点では
データが変化したことを業務用クライアントC1に表示
することにより、各拠点の利用者に対しデータの変化
(新規作成、削除、追加、承認)を直ちに知らせること
ができる。
【0052】さらに、他の拠点にデータを送信する際に
は、所定の権限を有する者による承認操作を受けた後に
送信するようにしているため、未承認のデータが他の拠
点に送信されるのを防止することができる。
【0053】また、送信データにはキーフィールドが設
けられ、ここに承認者の識別子が格納されているため、
このキーフィールドによってデータの承認履歴を知るこ
とができる。
【0054】なお、上記実施形態において、各拠点はネ
ットワークで接続された例を示したが、本発明はこれに
限定されるものではない。また、承認権限保持者による
承認操作を受けた後に他の拠点に送信するようにしてい
るが、承認操作が不要なデータについては、承認操作の
チェックを省略することができる。
【0055】さらに、データを作成する業務プログラム
が複数種類存在する場合、その業務プログラムの種別は
業務種別フィールドを新たに設けて区別するようにして
もよい。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、業
務によりいずれかの拠点のデータベース内のみが更新さ
れる操作に対し、整合性を確保しておくべき他の拠点の
データベース内でもリアルタイムで整合性を確実に維持
することができる。
【0057】さらには、整合性を維持するための処理を
専用の監視装置に実行させるため、各拠点のデータ処理
装置の負荷を軽減することができる。
【0058】また、新規作成のデータまたは更新処理結
果のデータは、承認権限保持者による承認処理を受けた
後に送信専用のデータベースに格納することにより、未
承認のデータが誤って他の拠点に送信されてしまうこと
を防止することができるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したシステムの全体構成図であ
る。
【図2】各拠点におけるデータベースおよび送信用デー
タベースと、監視装置内のデータベースのテーブル構造
を示す図である。
【図3】データの流れを示す説明図である。
【図4】ネットワーク監視装置で実行するデータ送受信
処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
K1〜K4…拠点、C1…業務用クライアント、N1…
ネットワーク監視装置、T1…通信制御装置、D1…デ
ータベース、D2…送信専用データベース、D3…ロー
カルデータベース、APP1…業務プログラム。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 業務プログラムを用いてデータの作成,
    更新を行い、データベースに格納すると共に、作成また
    は更新したデータを他のデータ処理装置に転送し、同一
    構造のデータを複数のデータ処理装置で重複して保有す
    る複数のデータ処理装置とから成るデータ共有システム
    におけるデータの整合性維持方法であって、 各データ処理装置において前記データベースに新規作成
    のデータが格納されたこと、または前記データベースに
    格納されたデータに対する更新処理が行われたことを契
    機に、新規作成のデータまたは更新処理結果のデータを
    前記データベースと共に各データ処理装置内に設けた送
    信専用のデータベースに格納しておき、この各データ処
    理装置内の送信専用のデータベースのデータ格納状態を
    専用の監視装置によって監視し、送信専用データベース
    内に未送信のデータが格納されていたならば、その未送
    信のデータを他のデータ処理装置に送信して当該他のデ
    ータ処理装置内のデータベースに格納させ、その送信終
    了の後、送信元の送信専用データベース内のデータを消
    去する処理を所定時間間隔で繰り返し実行し、複数のデ
    ータ処理装置のデータベースに重複して保有するデータ
    の整合性を維持することを特徴とするデータ共有システ
    ムにおけるデータの整合性維持方法。
  2. 【請求項2】 新規作成のデータまたは更新処理結果の
    データは、承認権限保持者による承認処理を受けた後に
    送信専用のデータベースに格納することを特徴とする請
    求項1記載のデータ共有システムにおけるデータの整合
    性維持方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001236255A (ja) * 2000-02-22 2001-08-31 Yokogawa Electric Corp メディア配信システム
KR100681117B1 (ko) * 1999-12-18 2007-02-08 주식회사 케이티 멀티 데이터베이스 어플리케이션의 이동 유연성을 확대하기 위한 데이터베이스 사용 제어 방법
JP2009129414A (ja) * 2007-11-28 2009-06-11 Softbank Mobile Corp データベース同期化システム

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