JP2000315192A - クライアントサーバシステム、サーバ、アプリケーション管理方法及び記録媒体 - Google Patents

クライアントサーバシステム、サーバ、アプリケーション管理方法及び記録媒体

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JP2000315192A
JP2000315192A JP11124185A JP12418599A JP2000315192A JP 2000315192 A JP2000315192 A JP 2000315192A JP 11124185 A JP11124185 A JP 11124185A JP 12418599 A JP12418599 A JP 12418599A JP 2000315192 A JP2000315192 A JP 2000315192A
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Tadao Odanaka
忠雄 小田中
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NTT Data Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーバアプリケーションの更改時等において
も継続的なサービスを提供できるクライアントサーバシ
ステム等を提供する。 【解決手段】 サーバには、同一のサービス名でバージ
ョンの異なるサーバアプリケーションと、各サーバアプ
リケーションについて、サービス名とバージョン情報と
サーバアプリケーションがサービス可能な状態か否かを
示すステータス情報とを含む管理情報と、が記憶され
る。サーバにおけるネームサービス43は、クライアン
トにおけるクライアントアプリケーション23からの処
理依頼に応じて、管理情報を参照し、処理依頼により指
定されたサービス名のサーバアプリケーションのうち、
サービス可能な状態であることを示すステータス情報が
設定されているサーバアプリケーション45Aに処理を
依頼する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クライアントから
の処理依頼に応じて、所定のアプリケーションに処理を
実行させるクライアントサーバシステム、サーバ、アプ
リケーション管理方法等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、クライアントサーバシステムで
は、例えば、サーバにおいて実行されるサーバアプリケ
ーションの管理は、サービス名(プロセス名)を用いて
行われており、クライアントからの処理依頼もこのサー
ビス名を指定してなされていた。この場合、サーバで
は、サーバに記憶されている複数のサーバアプリケーシ
ョンのうち、クライアントからの処理依頼が指定するサ
ービス名に該当するアプリケーションが実行される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなシステム
では、サーバにおいて、所定のサーバアプリケーション
を更改(バージョンアップ等)するとき、該当するサー
ビス名のサーバアプリケーションが起動中である場合に
は、例えば、その実行処理を一度停止して、サーバアプ
リケーションの更改を行い、更改の完了後に新たなサー
バアプリケーションを起動してサービスを提供する。こ
のため、サーバからクライアントへのサービスが一時的
に中断される場合があった。
【0004】また、所定のサーバアプリケーションの更
改では、各サーバアプリケーションを管理するための管
理情報から既存のサーバアプリケーションの情報を削除
等して、新たなサーバアプリケーションを管理情報に登
録する。このとき、サーバアプリケーションが一時的に
実行できなくなるため、クライアントにサービスを提供
できない期間が発生していた。
【0005】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
もので、サーバアプリケーションの更改時等においても
継続的なサービスを提供できるクライアントサーバシス
テム、サーバ、アプリケーション管理方法等に関する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係るクライアントサーバシス
テムは、サーバと、該サーバにネットワークにより接続
されるクライアントと、を備え、各前記クライアント
は、所定のサービス名を指定して前記サーバに処理依頼
を送信し、前記サーバは、前記クライアントからの処理
依頼により指定されたサービス名に対応するアプリケー
ションを実行させるクライアントサーバシステムであっ
て、前記サーバは、同一のサービス名でバージョンの異
なるアプリケーションを記憶する記憶手段と、各アプリ
ケーションについて、サービス名とバージョン情報と当
該アプリケーションがサービス可能な状態か否かを示す
ステータス情報とを含む管理情報を記憶する管理情報記
憶手段と、前記クライアントから受信した処理依頼に応
じて、前記管理情報を参照し、該処理依頼により指定さ
れたサービス名のアプリケーションのうち、サービス可
能な状態であることを示すステータス情報が設定されて
いるアプリケーションに処理を依頼する制御手段と、を
備える。
【0007】このような構成によれば、同一のサービス
名のアプリケーションをバージョン毎に管理し、各アプ
リケーションの管理情報からそのアプリケーションがサ
ービス可能な状態であるか否かを知ることができる。こ
れにより、クライアントからの処理依頼により指定され
たサーバアプリケーションがバージョンアップ中等でサ
ービスできない状況でも、既存のサーバアプリケーショ
ンに処理を依頼することができるため、クライアントへ
のサービスを停止することなく、継続的なサービス提供
が可能となる。
【0008】前記サーバの前記制御手段は、新規のアプ
リケーションが前記記憶手段に記憶される際、該新規の
アプリケーションの管理情報を前記管理情報記憶手段に
登録し、該新規のアプリケーションがサービス可能な状
態となるまで、当該管理情報に、サービス不可能な状態
であることを示すステータス情報を設定し、サービス可
能な状態となった後に、サービス可能な状態であること
を示すステータス情報を設定する手段をさらに備えても
よい。これにより、例えば、新規のサーバアプリケーシ
ョンが該サーバに組み込まれる際に、そのアプリケーシ
ョンがサービス可能となるまでは、サービスが中断中で
ある旨のステータス情報を設定しておき、この間にクラ
イアントから処理依頼を受けた場合には、同一サービス
名の他のサーバアプリケーションに処理を依頼するよう
にできる。そして、新規のサーバアプリケーションがサ
ービス可能となった場合には、ステータス情報を設定変
更して、クライアントから処理依頼を受けた場合、新規
のサーバアプリケーションに処理を依頼するようにでき
る。
【0009】前記サーバの前記制御手段は、前記記憶手
段からアプリケーションが削除される際に、当該アプリ
ケーションが実行中か否かを判別し、実行中でない場合
には、該アプリケーションの管理情報を削除し、実行中
である場合には、該アプリケーションの管理情報に、サ
ービス不可能な状態であることを示すステータス情報を
設定するとともに、該アプリケーションによる処理が完
了した後に当該アプリケーションの管理情報を削除する
手段をさらに備えてもよい。
【0010】前記サーバは、各アプリケーションについ
て、該アプリケーションと互換性のある他のバージョン
のアプリケーションを示す互換性管理情報を記憶する手
段をさらに備え、前記サーバの前記制御手段は、処理を
依頼するアプリケーションを特定する際、前記互換性管
理情報を参照してアプリケーションを特定する手段をさ
らに備えてもよい。
【0011】また、本発明の第2の観点に係るサーバ
は、所定のサービス名を指定して処理依頼を送信するク
ライアントとネットワークにより接続され、前記クライ
アントからの処理依頼により指定されたサービス名に対
応するアプリケーションを実行させるサーバであって、
同一のサービス名でバージョンの異なるアプリケーショ
ンを記憶する記憶手段と、各アプリケーションについ
て、サービス名とバージョン情報と当該アプリケーショ
ンがサービス可能な状態か否かを示すステータス情報と
を含む管理情報を記憶する管理情報記憶手段と、前記ク
ライアントから受信した処理依頼に応じて、前記管理情
報を参照し、該処理依頼により指定されたサービス名の
アプリケーションのうち、サービス可能な状態であるこ
とを示すステータス情報が設定されているアプリケーシ
ョンに処理を依頼する制御手段と、を備える。
【0012】このような構成によれば、同一のサービス
名のアプリケーションをバージョン毎に管理し、各アプ
リケーションの管理情報からそのアプリケーションがサ
ービス可能な状態であるか否かを知ることができる。こ
れにより、クライアントからの処理依頼により指定され
たサーバアプリケーションがバージョンアップ中等でサ
ービスできない状況でも、既存のサーバアプリケーショ
ンに処理を依頼することができるため、クライアントへ
のサービスを停止することなく、継続的なサービス提供
が可能となる。
【0013】前記制御手段は、新規のアプリケーション
が前記記憶手段に記憶される際、該新規のアプリケーシ
ョンの管理情報を前記管理情報記憶手段に登録し、該新
規のアプリケーションがサービス可能な状態となるま
で、当該管理情報に、サービス不可能な状態であること
を示すステータス情報を設定し、サービス可能な状態と
なった後に、サービス可能な状態であることを示すステ
ータス情報を設定する手段をさらに備えてもよい。
【0014】前記制御手段は、前記記憶手段からアプリ
ケーションが削除される際に、当該アプリケーションが
実行中か否かを判別し、実行中でない場合には、該アプ
リケーションの管理情報を削除し、実行中である場合に
は、該アプリケーションの管理情報に、サービス不可能
な状態であることを示すステータス情報を設定するとと
もに、該アプリケーションによる処理が完了した後に当
該アプリケーションの管理情報を削除する手段をさらに
備えてもよい。
【0015】前記サーバは、各アプリケーションについ
て、該アプリケーションと互換性のある他のバージョン
のアプリケーションを示す互換性管理情報を記憶する手
段をさらに備えてもよく、前記制御手段は、処理を依頼
するアプリケーションを特定する際、前記互換性管理情
報を参照してアプリケーションを特定する手段をさらに
備えてもよい。
【0016】また、本発明の第3の観点に係るアプリケ
ーション管理方法は、所定のサービス名を指定して処理
依頼を送信するクライアントと、前記クライアントから
の処理依頼により指定されたサービス名に対応するアプ
リケーションを実行させるサーバと、を備えるシステム
におけるアプリケーション管理方法であって、前記サー
バにおいて、同一のサービス名でバージョンの異なるア
プリケーションを記憶するとともに、各アプリケーショ
ンについて、サービス名とバージョン情報と当該アプリ
ケーションがサービス可能な状態か否かを示すステータ
ス情報とを含む管理情報を記憶する記憶ステップと、前
記サーバが前記クライアントから処理依頼を受信したと
きに、前記管理情報を参照し、該処理依頼により指定さ
れたサービス名のアプリケーションのうち、サービス可
能な状態であることを示すステータス情報が設定されて
いるアプリケーションに処理を依頼する制御ステップ
と、を備える。
【0017】このような構成によれば、同一のサービス
名のアプリケーションをバージョン毎に管理し、各アプ
リケーションの管理情報からそのアプリケーションがサ
ービス可能な状態であるか否かを知ることができる。こ
れにより、クライアントからの処理依頼により指定され
たサーバアプリケーションがバージョンアップ中等でサ
ービスできない状況でも、既存のサーバアプリケーショ
ンに処理を依頼することができるため、クライアントへ
のサービスを停止することなく、継続的なサービス提供
が可能となる。
【0018】前記制御ステップは、新規のアプリケーシ
ョンが前記サーバに記憶される際に、該新規のアプリケ
ーションの管理情報を登録し、該新規のアプリケーショ
ンがサービス可能な状態となるまで、当該管理情報に、
サービス不可能な状態であることを示すステータス情報
を設定し、サービス可能な状態となった後に、サービス
可能な状態であることを示すステータス情報を設定する
新規登録ステップと、前記サーバからアプリケーション
が削除される際に、当該アプリケーションが実行中か否
かを判別し、実行中でない場合には、該アプリケーショ
ンの管理情報を削除し、実行中である場合には、該アプ
リケーションの管理情報に、サービス不可能な状態であ
ることを示すステータス情報を設定するとともに、該ア
プリケーションによる処理が完了した後に当該アプリケ
ーションの管理情報を削除する削除ステップと、の少な
くとも一方を含んでもよい。
【0019】前記記憶ステップは、各アプリケーション
について、該アプリケーションと互換性のある他のバー
ジョンのアプリケーションを示す互換性管理情報をさら
に記憶してもよく、前記制御ステップは、処理を依頼す
るアプリケーションを特定する際、前記互換性管理情報
を参照してアプリケーションを特定するステップをさら
に備えてもよい。
【0020】また、本発明の第4の観点に係る記録媒体
は、コンピュータを、所定のサービス名を指定して処理
依頼を送信するクライアントとネットワークにより接続
され、前記クライアントからの処理依頼により指定され
たサービス名に対応するアプリケーションを実行させる
サーバとして機能させるためのプログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、該コンピ
ュータを、同一のサービス名でバージョンの異なるアプ
リケーションを記憶する記憶手段、各アプリケーション
について、サービス名とバージョン情報と当該アプリケ
ーションがサービス可能な状態か否かを示すステータス
情報とを含む管理情報と、各アプリケーションと互換性
のある他のバージョンのアプリケーションを示す互換性
管理情報と、を記憶する手段、前記クライアントから受
信した処理依頼に応じて、前記管理情報と前記互換性管
理情報の少なくとも一方を参照し、該処理依頼により指
定されたサービス名のアプリケーションに処理を依頼す
る制御手段、新規のアプリケーションが前記サーバに記
憶される際に、該新規のアプリケーションの管理情報を
登録し、該新規のアプリケーションがサービス可能な状
態となるまで、当該管理情報に、サービス不可能な状態
であることを示すステータス情報を設定し、サービス可
能な状態となった後に、サービス可能な状態であること
を示すステータス情報を設定する新規登録手段、として
機能させるためのプログラムを記録する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
クライアントサーバシステムについて図面を参照して説
明する。本発明の実施の形態に係るクライアントサーバ
システムの構成図を図1に示す。本システムは、図1に
示すように、パーソナルコンピュータ、ワークステーシ
ョン等からなるクライアント1と、各クライアント1に
ネットワークにより接続されるサーバ3と、を備える。
【0022】クライアント1は、記憶部11と、制御部
13と、通信部15と、を備える。記憶部11は、クラ
イアント1で起動される種々のプログラム(OS、アプ
リケーション等)、データ等を記憶する。制御部13
は、クライアント1全体の制御を行うためのものであ
り、例えばユーザによる図示せぬ入力部への入力等に応
じて、サーバ3に所定の処理依頼を通信部15を介して
送信し、サーバ3から受信した処理結果を図示せぬ表示
部に表示等する。通信部15は、クライアント1とサー
バ3との間の通信を制御する。
【0023】サーバ3は、記憶部31と、制御部33
と、通信部35と、を備える。記憶部31は、サーバ3
で起動される種々のプログラム(OS、アプリケーショ
ン等)、データ等を記憶する。この記憶部31に記憶さ
れているネームサービス、サーバアプリケーション等に
ついては後述する。制御部33は、サーバ3全体の制御
を行うためのものであり、例えばネットワークを介して
クライアント1から受信した処理依頼に応じて、例えば
所定の業務プログラム(サーバアプリケーション)を起
動し、その処理結果を要求元のクライアント1に送信す
る。通信部35は、サーバ3と各クライアント1との間
の通信を制御する。
【0024】次に、このクライアントサーバシステムに
おけるクライアント1とサーバ3ののソフトウェア構成
を図2に示す。図2(A)に示すように、クライアント
1は、OS21、クライアントアプリケーション23等
を備えており、これらは上述した記憶部11に記憶され
ており、制御部13等により実行されて各機能を実現す
る。OS21は、クライアント1における基本的処理動
作を制御・管理する。クライアントアプリケーション2
3は、OS21上で動作するソフトウェアであり、例え
ばユーザからの入力指示等に応じて、サーバ3へ所定の
処理依頼を送信する。この処理依頼では、サーバ3に依
頼するサービス(プロセス)のサービス名を指定する。
例えば、サービス名”Proc1”のサービスを依頼す
る場合には、サービス名”Proc1”を指定する内容
の処理依頼をサーバ3に送信する。また、クライアント
アプリケーション23は、サーバ3から処理結果を受信
し、その処理結果を表示する等の処理を行う。
【0025】サーバ3は、図2(B)に示すように、O
S41、ネームサービス43、複数のサーバアプリケー
ション45等を備え、これらは上述した記憶部31に記
憶されており、制御部33等により実行されて各機能を
実現する。OS41は、サーバ3の基本的処理動作を制
御・管理するソフトウェアである。ネームサービス43
は、例えばOS41上で動作するソフトウェアであり、
複数のサーバアプリケーション45の管理を行う制御プ
ログラムである。
【0026】ネームサービス43は、各サーバアプリケ
ーション45を管理するための所定情報(以下、管理情
報)の登録・削除等の管理を行うとともに、クライアン
ト1から処理依頼があったときには、この管理情報を参
照して該当するサーバアプリケーション45に処理を割
り振る。各サーバアプリケーション45の管理情報は、
記憶部31に記憶され、例えば、図3に示すように、
「サービス名」、「バージョン」、そのサーバアプリケ
ーション45がサービス可能であるかを示す「ステータ
ス」等のデータ項目を含む。
【0027】ネームサービス43は、クライアント1か
ら処理依頼を受け取ったとき、その処理依頼が指示する
「サービス名」に該当するサーバアプリケーション45
の管理情報中の「ステータス」を参照し、サービス可能
であるならば、そのサーバアプリケーション45を起動
させ、処理を依頼する。このとき、該当するサーバアプ
リケーション45が複数有る場合(すなわち、「サービ
ス名」が同一で「バージョン」が異なる管理情報が複数
有る場合)には、それらの「ステータス」を参照し、サ
ービス可能な状態にある方に処理を依頼する。また、
「サービス名」が同一の複数のサーバアプリケーション
45のいずれもがサービス可能な状態にあるときには、
いずれか1つのサーバアプリケーション45に処理を依
頼する。
【0028】また、あるサーバアプリケーション45の
バージョンアップ時には、ネームサービス43は、新た
なサーバアプリケーション45の管理情報の登録を行
う。このとき、ネームサービス43は、新たなサーバア
プリケーション45の初期化処理等が完了し、サービス
可能な状態となるまで、その「ステータス」を「サービ
ス中断中」に設定しておき、サービス可能となった際に
「サービス中」に設定を変更する。
【0029】また、あるサーバアプリケーション45の
使用を停止する場合、ネームサービス43は、そのサー
バアプリケーション45の管理情報を削除する。このと
き、該当するサーバアプリケーション45が起動中なら
ば、その管理情報の「ステータス」を「サービス中断
中」に設定して以後の処理依頼を割り振らないように
し、そのサーバアプリケーション45の処理の完了後、
該当する管理情報を削除する。
【0030】また、あるサーバアプリケーション45に
ついてその使用を以後停止する場合には、そのサーバア
プリケーション45が起動されていなければ、その管理
情報を削除し、起動中であれば、ステータスを中断中に
設定して、以後の処理依頼を割り振らないようにし、処
理が完了した後管理情報を削除する。
【0031】各サーバアプリケーション45は、例えば
業務処理を行うためのプログラムであり、ネームサービ
ス43から指示に応じて所定の処理を行い、処理結果を
ネームサービス43に返す。
【0032】本システムは、サーバ3においてサーバア
プリケーション45を更改(バージョンアップ等)する
際に、既存のバージョンのサーバアプリケーション45
を削除せず残しておき、それらを同一サービス名でバー
ジョン毎に管理する。これにより、あるサービス名のサ
ーバアプリケーション45のバージョンアップ中に、ク
ライアント1からそのサービス名を指定した処理依頼を
受けた場合には、同一サービス名で古いバージョンのサ
ーバアプリケーション45に処理を依頼することができ
るため、クライアント1へのサービスを停止することな
く、継続的なサービス提供が可能となる。
【0033】以下、本システムの特徴部分であるサーバ
3のネームサービス43による処理について具体的に説
明する。例えば、図4に示すように、サービス名「Pr
oc1」、バージョン「A」のサーバアプリケーション
45Aがサーバ3に記憶されている状態で、クライアン
ト1のクライアントアプリケーション23からサービス
名「Proc1」を指定した処理依頼がサーバ3に送信
される。このとき、サーバ3のネームサービス43は、
管理情報に登録されているサービス名「Proc1」の
サーバアプリケーション45Aに処理を依頼する。これ
に応じて、サーバアプリケーション45Aは所定の処理
を行い、処理結果をネームサービス43に返す。ネーム
サービス43は、サーバアプリケーション45Aから受
け取った処理結果を要求元のクライアントアプリケーシ
ョン23に送る。
【0034】次に、サービス名「Proc1」のサーバ
アプリケーション45Aとバージョンが異なるサーバア
プリケーション45B(バージョン「B」)を新たにサ
ーバ3に組み込むこととする。この場合、図5に示すよ
うに、ネームサービス43は、新たなサーバアプリケー
ション45Bの管理情報を登録するが、このサーバアプ
リケーション45Bがサービス可能な状態となるまで
(例えば、初期化処理が完了する等)、ステータスを
「サービス中断中」に設定する。このとき、クライアン
ト1のクライアントアプリケーション23からサービス
名「Proc1」を指定した処理依頼がサーバ3に送信
されたならば、サーバ3のネームサービス43は、管理
情報を参照し、サービス名「Proc1」のサーバアプ
リケーション45Aと45Bを検出するが、サーバアプ
リケーション45Bのステータスが「サービス中断中」
に設定されており、また、サーバアプリケーション45
Aのステータスが「サービス中」に設定されているた
め、ネームサービス43は、サーバアプリケーション4
5Aに処理を依頼する。これに応じて、サーバアプリケ
ーション45Aは所定の処理を行い、処理結果をネーム
サービス43に返す。ネームサービス43は、サーバア
プリケーション45Aから受け取った処理結果を要求元
のクライアントアプリケーション23に送る。
【0035】次に、例えば、同一サービス名「Proc
1」のサーバアプリケーション45A、45Bにおい
て、サーバアプリケーション45Aのサービスを停止し
て、新たなサーバアプリケーション45Bのサービスを
開始することとする。この場合、図6に示すように、ネ
ームサービス43は、管理情報において、サーバアプリ
ケーション45Aのステータスを「サービス中断中」に
設定変更し、サーバアプリケーション45Bのステータ
スを「サービス中」に設定変更する。これにより、クラ
イアントアプリケーション23からサービス名「Pro
c1」を指定した処理依頼を受信した場合、ネームサー
ビス43は、サービス名「Proc1」のサーバアプリ
ケーション45Aと45Bのうち、ステータスが「サー
ビス中」に設定されているサーバアプリケーション45
Bに処理を依頼する。また、以後、サーバアプリケーシ
ョン45Aには処理を依頼することがないため、ネーム
サービス43は、サーバアプリケーション45Aの管理
情報を削除する。なお、このとき、サーバアプリケーシ
ョン45Aが実行中の場合には、その処理の完了を検出
した後に管理情報を削除する。
【0036】このようにして、サーバ3にてサーバアプ
リケーション45をバージョンアップする場合等に、同
一サービス名の既存のサーバアプリケーション45を残
したまま、新たなバージョンのサーバアプリケーション
45を組み込み、新たなバージョンのサーバアプリケー
ション45がサービス可能な状態になる前にクライアン
ト1からの処理依頼を受けたときには、同一サービス名
の既存のサーバアプリケーション45に処理を依頼す
る。これにより、バージョンアップ時等においても、ク
ライアント1へのサービスの供給を停止させることな
く、連続的なサービスの供給が可能となる。
【0037】また、各サーバアプリケーション45につ
いて、そのバージョンを管理することにより、同一サー
ビス名で異なるバージョンのサーバアプリケーション4
5を共存させることが可能となる。
【0038】なお、上記説明では、クライアントアプリ
ケーション23がサービス名を指定して処理依頼を送る
と、ネームサービス43が管理情報を参照して適当なサ
ーバアプリケーション45に処理を依頼しているが、ク
ライアントアプリケーション23がサービス名とバージ
ョンを指定できるようにしてもよい。この場合、ネーム
サービス43は、管理情報を参照して、指定されたサー
ビス名及びバージョンに該当するサーバアプリケーショ
ン45を検出し、そのサーバアプリケーション45に処
理を依頼する。
【0039】また、クライアントアプリケーション23
がサービス名及びバージョンを指定する場合、サーバ3
において、同一サービス名でそれぞれバージョンが異な
る複数のサーバアプリケーション45のうち、互換性の
あるものについての情報を互換性情報として登録し、ク
ライアントアプリケーション23から受けた処理依頼が
指定するサービス名のサーバアプリケーション45のう
ち、該当するバージョンのものがない場合等には、ネー
ムサービス43が、この互換性管理情報を参照して互換
性のあるサーバアプリケーション45に処理を依頼する
ようにしてもよい。この互換性管理情報は、例えば図7
に示すように、「サービス名」、「バージョン」、その
サーバアプリケーション45と互換性のあるもののバー
ジョンを示す「互換バージョン」等のデータ項目を含
む。
【0040】以下、上記互換性管理情報を用いたネーム
サービス43による処理を図8を参照して具体的に説明
する。例えば、サービス名「Proc2」、バージョン
「A」のサーバアプリケーション45Cと、サービス名
「Proc2」、バージョン「C」のサーバアプリケー
ション45Dと、がサーバ3に記憶されている状態で、
クライアント1のクライアントアプリケーション23か
らサービス名「Proc2」、バージョン「A」を指定
した処理依頼がサーバ3に送信されたこととする。この
場合、サーバ3のネームサービス43は、管理情報を参
照し、該当する(バージョン「A」の)サーバアプリケ
ーション45Cの「ステータス」が「サービス中」であ
ることをチェックして、サーバアプリケーション45C
に処理を依頼する。
【0041】また、クライアントアプリケーション23
からサービス名「Proc2」、バージョン「B」を指
定した処理依頼がサーバ3に送信された場合には、処理
依頼に該当するサーバアプリケーション45の管理情報
がないため、サーバ3のネームサービス43は、互換性
管理情報を参照し、サービス名「Proc2」、バージ
ョン「B」のサーバアプリケーション45の「互換バー
ジョン」が「C」であることから、サービス名「Pro
c2」、バージョン「C」のサーバアプリケーション4
5Dに処理を依頼する。
【0042】なお、クライアントアプリケーション23
からの処理依頼にバージョンの指定がない場合(例え
ば、サービス名「Proc2」のみを指定する場合)に
は、ネームサービス43は、該当するサービス名のサー
バアプリケーション45の中からいずれか任意のものを
特定して処理を依頼するようにしてもよい。また、図8
における互換性管理情報には、サービス名「Proc
2」、バージョン「A」のサーバアプリケーション45
Cの「互換バージョン」が「C」と設定されているた
め、クライアントアプリケーション23からの処理依頼
が、サービス名「Proc2」、バージョン「A」を指
定している場合、バージョン「C」のサーバアプリケー
ション45Dに処理を依頼してもよい。
【0043】また、サーバ3に、同一サービス名のサー
バアプリケーション45であって、古いバージョンのも
のと新しいバージョンのものとを共存させている状態
で、ネームサービス43が、所定時刻までは古いバージ
ョンのサーバアプリケーション45に処理を依頼し、そ
れ以後は新規バージョンのサーバアプリケーション45
に処理を依頼するようにしてもよい。
【0044】また、上記管理情報、互換性管理情報等の
データ構造、各項目のデータ形式等は一例でありこれに
限定されない。例えば、「バージョン」の表現形式も任
意であり、数値を用いてもよく、また、バージョン(ver
sion)1.00〜1.99を、「version 1.[0-9][0-9]」、「ver
sion 1.xx」等の正規表現で示してもよく、バージョン
2.00未満を、<version 2.00等と示すようにしてもよ
い。
【0045】なお、この発明のクライアントサーバシス
テムは、専用のシステムによらず、通常のコンピュータ
システムを用いて実現可能である。例えば、コンピュー
タに上述の動作を実行するためのプログラムを格納した
媒体(フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM
等)から該プログラムをインストールすることにより、
上述の処理を実行するクライアント1、サーバ3を構成
することができる。なお、上述の機能を、OSが分担又
はOSとアプリケーションの共同により実現する場合等
には、OS以外の部分のみを媒体に格納してもよい。ま
た、上記ネームサービス43の機能をOSの一機能とし
てもよい。
【0046】また、コンピュータにプログラムを供給す
るための媒体は、通信媒体(通信回線、通信ネットワー
ク、通信システムのように、一時的にプログラムを保持
する媒体)でも良い。例えば、通信ネットワークの掲示
板(BBS)に該プログラムを掲示し、これをネットワ
ークを介して配信してもよい。そして、このプログラム
を起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプロ
グラムと同様に実行することにより、上述の処理を実行
することができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
同一のサービス名のアプリケーションをバージョン毎に
管理し、各アプリケーションの管理情報からそれぞれが
サービス可能な状態であるか否かを知ることができる。
これにより、クライアントからの処理依頼により指定さ
れたサーバアプリケーションがバージョンアップ中等で
サービスできない状況にあっても、既存のサーバアプリ
ケーションに処理を依頼することができるため、クライ
アントへのサービスを停止することなく、継続的なサー
ビス提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るクライアントサーバ
システムの構成を模式的に示す図である。
【図2】図1のクライアントサーバシステムのソフトウ
ェア構成の一例を示す図である。
【図3】管理情報のデータ構成の一例を説明するための
図である。
【図4】ネームサービスによる処理を説明するための図
である。
【図5】新規のサーバアプリケーションが組み込まれた
際のネームサービスによる処理を説明するための図であ
る。
【図6】既存のサーバアプリケーションへの処理依頼を
停止する際のネームサービスによる処理を説明するため
の図である。
【図7】互換性管理情報のデータ構成の一例を説明する
ための図である。
【図8】互換性管理情報を用いたネームサービスによる
処理を説明するための図である。
【符号の説明】 1 クライアント 3 サーバ 11 記憶部 13 制御部 15 通信部 21 OS 23 クライアントアプリケーション 31 記憶部 33 制御部 35 通信部 41 OS 43 ネームサービス 45 サーバアプリケーション

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サーバと、該サーバにネットワークにより
    接続されるクライアントと、を備え、各前記クライアン
    トは、所定のサービス名を指定して前記サーバに処理依
    頼を送信し、前記サーバは、前記クライアントからの処
    理依頼により指定されたサービス名に対応するアプリケ
    ーションを実行させるクライアントサーバシステムであ
    って、 前記サーバは、 同一のサービス名でバージョンの異なるアプリケーショ
    ンを記憶する記憶手段と、 各アプリケーションについて、サービス名とバージョン
    情報と当該アプリケーションがサービス可能な状態か否
    かを示すステータス情報とを含む管理情報を記憶する管
    理情報記憶手段と、 前記クライアントから受信した処理依頼に応じて、前記
    管理情報を参照し、該処理依頼により指定されたサービ
    ス名のアプリケーションのうち、サービス可能な状態で
    あることを示すステータス情報が設定されているアプリ
    ケーションに処理を依頼する制御手段と、 を備えることを特徴とするクライアントサーバシステ
    ム。
  2. 【請求項2】前記サーバの前記制御手段は、新規のアプ
    リケーションが前記記憶手段に記憶される際、該新規の
    アプリケーションの管理情報を前記管理情報記憶手段に
    登録し、該新規のアプリケーションがサービス可能な状
    態となるまで、当該管理情報に、サービス不可能な状態
    であることを示すステータス情報を設定し、サービス可
    能な状態となった後に、サービス可能な状態であること
    を示すステータス情報を設定する手段をさらに備える、 ことを特徴とする請求項1に記載のクライアントサーバ
    システム。
  3. 【請求項3】前記サーバの前記制御手段は、前記記憶手
    段からアプリケーションが削除される際に、当該アプリ
    ケーションが実行中か否かを判別し、実行中でない場合
    には、該アプリケーションの管理情報を削除し、実行中
    である場合には、該アプリケーションの管理情報に、サ
    ービス不可能な状態であることを示すステータス情報を
    設定するとともに、該アプリケーションによる処理が完
    了した後に当該アプリケーションの管理情報を削除する
    手段をさらに備える、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載のクライアント
    サーバシステム。
  4. 【請求項4】前記サーバは、各アプリケーションについ
    て、該アプリケーションと互換性のある他のバージョン
    のアプリケーションを示す互換性管理情報を記憶する手
    段をさらに備え、 前記サーバの前記制御手段は、処理を依頼するアプリケ
    ーションを特定する際、前記互換性管理情報を参照して
    アプリケーションを特定する手段をさらに備える、 ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載
    のクライアントサーバシステム。
  5. 【請求項5】所定のサービス名を指定して処理依頼を送
    信するクライアントとネットワークにより接続され、前
    記クライアントからの処理依頼により指定されたサービ
    ス名に対応するアプリケーションを実行させるサーバで
    あって、 同一のサービス名でバージョンの異なるアプリケーショ
    ンを記憶する記憶手段と、 各アプリケーションについて、サービス名とバージョン
    情報と当該アプリケーションがサービス可能な状態か否
    かを示すステータス情報とを含む管理情報を記憶する管
    理情報記憶手段と、 前記クライアントから受信した処理依頼に応じて、前記
    管理情報を参照し、該処理依頼により指定されたサービ
    ス名のアプリケーションのうち、サービス可能な状態で
    あることを示すステータス情報が設定されているアプリ
    ケーションに処理を依頼する制御手段と、 を備えることを特徴とするサーバ。
  6. 【請求項6】前記制御手段は、新規のアプリケーション
    が前記記憶手段に記憶される際、該新規のアプリケーシ
    ョンの管理情報を前記管理情報記憶手段に登録し、該新
    規のアプリケーションがサービス可能な状態となるま
    で、当該管理情報に、サービス不可能な状態であること
    を示すステータス情報を設定し、サービス可能な状態と
    なった後に、サービス可能な状態であることを示すステ
    ータス情報を設定する手段をさらに備える、 ことを特徴とする請求項5に記載のサーバ。
  7. 【請求項7】前記制御手段は、前記記憶手段からアプリ
    ケーションが削除される際に、当該アプリケーションが
    実行中か否かを判別し、実行中でない場合には、該アプ
    リケーションの管理情報を削除し、実行中である場合に
    は、該アプリケーションの管理情報に、サービス不可能
    な状態であることを示すステータス情報を設定するとと
    もに、該アプリケーションによる処理が完了した後に当
    該アプリケーションの管理情報を削除する手段をさらに
    備える、 ことを特徴とする請求項5又は6に記載のサーバ。
  8. 【請求項8】前記サーバは、各アプリケーションについ
    て、該アプリケーションと互換性のある他のバージョン
    のアプリケーションを示す互換性管理情報を記憶する手
    段をさらに備え、 前記制御手段は、処理を依頼するアプリケーションを特
    定する際、前記互換性管理情報を参照してアプリケーシ
    ョンを特定する手段をさらに備える、 ことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載
    のサーバ。
  9. 【請求項9】所定のサービス名を指定して処理依頼を送
    信するクライアントと、前記クライアントからの処理依
    頼により指定されたサービス名に対応するアプリケーシ
    ョンを実行させるサーバと、を備えるシステムにおける
    アプリケーション管理方法であって、 前記サーバにおいて、同一のサービス名でバージョンの
    異なるアプリケーションを記憶するとともに、各アプリ
    ケーションについて、サービス名とバージョン情報と当
    該アプリケーションがサービス可能な状態か否かを示す
    ステータス情報とを含む管理情報を記憶する記憶ステッ
    プと、 前記サーバが前記クライアントから処理依頼を受信した
    ときに、前記管理情報を参照し、該処理依頼により指定
    されたサービス名のアプリケーションのうち、サービス
    可能な状態であることを示すステータス情報が設定され
    ているアプリケーションに処理を依頼する制御ステップ
    と、 を備えることを特徴とするアプリケーション管理方法。
  10. 【請求項10】前記制御ステップは、 新規のアプリケーションが前記サーバに記憶される際
    に、該新規のアプリケーションの管理情報を登録し、該
    新規のアプリケーションがサービス可能な状態となるま
    で、当該管理情報に、サービス不可能な状態であること
    を示すステータス情報を設定し、サービス可能な状態と
    なった後に、サービス可能な状態であることを示すステ
    ータス情報を設定する新規登録ステップと、 前記サーバからアプリケーションが削除される際に、当
    該アプリケーションが実行中か否かを判別し、実行中で
    ない場合には、該アプリケーションの管理情報を削除
    し、実行中である場合には、該アプリケーションの管理
    情報に、サービス不可能な状態であることを示すステー
    タス情報を設定するとともに、該アプリケーションによ
    る処理が完了した後に当該アプリケーションの管理情報
    を削除する削除ステップと、 の少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項9に記
    載のアプリケーション管理方法。
  11. 【請求項11】前記記憶ステップは、各アプリケーショ
    ンについて、該アプリケーションと互換性のある他のバ
    ージョンのアプリケーションを示す互換性管理情報をさ
    らに記憶し、 前記制御ステップは、処理を依頼するアプリケーション
    を特定する際、前記互換性管理情報を参照してアプリケ
    ーションを特定するステップをさらに備える、 ことを特徴とする請求項9又は10に記載のアプリケー
    ション管理方法。
  12. 【請求項12】コンピュータを、所定のサービス名を指
    定して処理依頼を送信するクライアントとネットワーク
    により接続され、前記クライアントからの処理依頼によ
    り指定されたサービス名に対応するアプリケーションを
    実行させるサーバとして機能させるためのプログラムを
    記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっ
    て、 該コンピュータを、 同一のサービス名でバージョンの異なるアプリケーショ
    ンを記憶する記憶手段、 各アプリケーションについて、サービス名とバージョン
    情報と当該アプリケーションがサービス可能な状態か否
    かを示すステータス情報とを含む管理情報と、各アプリ
    ケーションと互換性のある他のバージョンのアプリケー
    ションを示す互換性管理情報と、を記憶する手段、 前記クライアントから受信した処理依頼に応じて、前記
    管理情報と前記互換性管理情報の少なくとも一方を参照
    し、該処理依頼により指定されたサービス名のアプリケ
    ーションに処理を依頼する制御手段、 新規のアプリケーションが前記サーバに記憶される際
    に、該新規のアプリケーションの管理情報を登録し、該
    新規のアプリケーションがサービス可能な状態となるま
    で、当該管理情報に、サービス不可能な状態であること
    を示すステータス情報を設定し、サービス可能な状態と
    なった後に、サービス可能な状態であることを示すステ
    ータス情報を設定する新規登録手段、 として機能させるためのプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
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