JPH062422Y2 - フラットワイヤーハーネス用取付具 - Google Patents

フラットワイヤーハーネス用取付具

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JPH062422Y2
JPH062422Y2 JP1987133160U JP13316087U JPH062422Y2 JP H062422 Y2 JPH062422 Y2 JP H062422Y2 JP 1987133160 U JP1987133160 U JP 1987133160U JP 13316087 U JP13316087 U JP 13316087U JP H062422 Y2 JPH062422 Y2 JP H062422Y2
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JP
Japan
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wire harness
flat wire
fixture
spacer
panel
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JP1987133160U
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JPS6437322U (ja
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一朗 工藤
典裕 米山
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は、複数の電線を偏平状に集束してなるフラット
ワイヤーハーネスをパネル等の孔に傾斜角をもって貫通
させ、フラットワイヤーハーネスとパネル等の間を防水
するための取付具に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の取付具として第7,8図に示すようなも
のがある。すなわち、取付具11は合成樹脂製の本体1
2と、これに着脱自在に装着されるスペーサ13とから
なり、パネルPを傾斜角をもって貫通するフラットワイ
ヤーハーネスW1の両面にブチルゴムのようなペースト
状のシール材15を塗布し、この部分を本体12とスペ
ーサ13とでサンドイッチ状に挟み込み、取付具11の
外周の三方に設けた締り嵌め構造の嵌着溝14を自動車
の車体またはパネルPに設けた開口部15′における切
欠部16の平面状の板支持体17に嵌着するようにした
ものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、従来の取付具11はフラットワイヤーハーネス
1とのシールにペースト状のシール材15を使用する
ため、作業服や手等に付着し、べとついて作業性も悪い
うえに、ハーネスと取付具11の間からにじみ出る等し
て外観を損ねる。また、取付具11とパネルPとの固定
は、第8図ロの如く、板支持体17を締り嵌め構造の嵌
着溝14に単に嵌め込むに過ぎず、車両組付時のガタや
走行時の振動によってずれが生じ、締り嵌め構造がゆる
み水が浸入するおそれがあるから、実際には第9図に示
す如く、取付具11と板支持体17の嵌合部の周囲に同
様にシール材17を塗布しておく必要があった。
本考案は上記の点に着目してなされたもので、フラット
ワイヤーハーネスと取付具とのシールにブチルゴムの様
なペースト状のシール材を使用することなく、また板支
持体とのシールを確実かつ簡単にできるフラットワイヤ
ーハーネス用取付具を提供することを目的とする。
考案の構成 〔問題点を解決するための手段〕 以下、本考案を実施例を示す図面に基いて具体的に説明
する。
第1図(a)に本考案による取付具の組立状態の斜視図、
第1図(b)にその分解斜視図、第2図に同上の組立状態
の平面図、第3図に同上の正面図、第4図に左側面図、
第5図に第3図のV−V線断面図を示した。
これらの図を参照して説明すると、パネルP等の開口部
15′周縁部に形成された板支持体17に嵌着され、パ
ネルP等の表面に対して傾斜角をもって前記開口部1
5′を貫通するフラットワイヤーハーネスW1とパネル
P等との間を防水するフラットワイヤーハーネス用取付
具1であって、 スペーサ3の一側に着座用の縁部3bに設けて内側に挟
持部3aを形成し、前記一側を除いたスペーサ3の周縁
部に嵌着溝4を形成し、該嵌着溝4に前記板支持体17
に弾性変形を伴って圧接するシールパッキン6を挿入
し、 スペーサ3に係脱自在に係合する取付具本体2の側面の
うち、前記挟持部3aに間隔を挟んで相対する面に、着
座用の縁部2bを設けて内側に挟持部2aを形成し、 該挟持部2aおよび前記挟持部3aに、前記フラットワ
イヤーハーネスW1の貫通方向とほぼ並行な表面を有
し、前記フラットワイヤーハーネスW1に弾性変形を伴
って圧接する弾性シール材5を装着したことを特徴とす
る。
上記構成において、取付具本体2とスペーサ3の挟持部
2aおよび3aには、弾性シール材5の着座用の縁部2
b,3bをそれぞれ設けるのが好ましい。弾性シール材
5としては、発泡ゴム製の片面または両面粘着テープが
好適である。スペーサ3の外周三方に設けられる嵌着溝
4は、その上顎部4aを下顎部4bより短く、またはそ
の逆に形成し、前記板支持体に対する嵌着作業を容易に
できるようにするのが好ましい。
なお、取付具本体2の前面にはスペーサ3に対する支持
部7が延設されると共に、該支持部7の両側に設けた係
止孔8にスペーサ3の下面に突設した係止爪(図示せ
ず)を係合させ、スペーサ3を着脱可能に係止するよう
にしてある。また、取付具本体2の下面には両側に別の
ワイヤーハーネスを固定するための蓋9がヒンジ10に
より開閉自在に設けられ、係止部9a,9bによりロッ
クできるようになっている。
〔作用〕
本考案の取付具1は、取付具本体2とスペーサ3の両挾
持部2a,3aに弾性シール材5を置いてフラットワイ
ヤーハーネスWを締め付ける構造であるから、従来のブ
チルゴムのようなペースト状のシール材を使用する必要
がなく、防水性も確実である。
また、スペーサ3と板支持体17とのシールは、第4図
に示す如く、板支持体17を嵌着溝4に嵌め込むと、シ
ールパッキン6と圧接するから、板支持体17の片面か
ら他面への水の浸入は確実に防止されると共に、シール
パッキン6の弾性により取付具1がガタツクこともな
い。
本考案の取付具1を例えば第6図に示す如く、自動車の
ドアにおけるフレームAに取り付ける場合には、第4,
5図に示す如く、取付具本体2側の弾性シール材5の上
に予め適宜大きさの防水紙またはフィルムSを貼りつけ
ておく、そして、ドアフレームAに配設されるワイヤー
ハーネスWをその作業窓Bからカウルサイド側に通す。
次いで、取付具1によりフラットワイヤーハーネスW1
部分を前述のように挾持し、これを作業窓Bに設けた板
支持体17に嵌着した後、ドアフレームAにビニルシー
トのような防水シートCを貼り付けると共に該シートC
の縁部C1で前記フィルムSを接着、固定する。なお、
DはドアフレームAとカウルサイド側を防水するグルメ
ットである。
このように、本考案の取付具1と防水シートCによりド
アフレームAの内外の防水シールは完全に行われる。
考案の効果 以上説明したように、本考案は以上のように構成されて
いるので、次のような効果を奏する。
フラットワイヤーハーネスの両側から取付具本体とス
ペーサを係合する簡単な操作により、両弾性シール材が
弾性変形を伴ってフラットワイヤーハーネスに圧接し、
フラットワイヤーハーネスと取付具との間が水密に密閉
される。
取付具をパネルの板支持体に挿入する簡単な操作で、
シールパッキンが弾性変形を伴って板支持体に圧接する
ので、取付具とパネルとの間が水密に密閉される。
弾性シール材は、挟持部の縁部により移動不能に保持
されているので、自動車の走行等によってパネルが振動
してもフラットワイヤーハーネスの保持部分が動揺する
ことはない。
又、パネルを貫通するフラットワイヤーハーネスの傾斜
角度は、弾性シール材の表面形状によって保持される。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本考案の取付具の一実施例を示す組立状態
の斜視図、第1図(b)はその分解斜視図、 第2図は同上の組立状態の平面図、 第3図は同上の平面図、 第4図は同上の左側面図、 第5図は第3図のV−V線断面図、 第6図は本考案の取付具の使用状態を示す斜視図、 第7図は従来の取付具の斜視図、 第8図は(イ),(ロ)は同上の取付状態を示す断面図 (イ)とその要部拡大断面図(ロ)、 第9図は同じく従来の取付具の使用状態の斜視図であ
る。 1…取付具、2…取付具本体、3…スペーサ、4…嵌着
溝、5…弾性シール材、6…シールパッキン、2a,3
a…挾持部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パネルP等の開口部15′周縁部に形成さ
    れた板支持体17に嵌着され、パネルP等の表面に対し
    て傾斜角をもって前記開口部15′を貫通するフラット
    ワイヤーハーネスW1とパネルP等との間を防水するフ
    ラットワイヤーハーネス用取付具1であって、 スペーサ3の一側に着座用の縁部3bに設けて内側に挟
    持部3aを形成し、前記一側を除いたスペーサ3の周縁
    部に嵌着溝4を形成し、該嵌着溝4に前記板支持体17
    に弾性変形を伴って圧接するシールパッキン6を挿入
    し、 スペーサ3に係脱自在に係合する取付具本体2の側面の
    うち、前記挟持部3aに間隔を挟んで相対する面に、着
    座用の縁部2bを設けて内側に挟持部2aを形成し、 該挟持部2aおよび前記挟持部3aに、前記フラットワ
    イヤーハーネスW1の貫通方向とほぼ並行な表面を有
    し、前記フラットワイヤーハーネスW1に弾性変形を伴
    って圧接する弾性シール材5を装着したことを特徴とす
    るフラットワイヤーハーネス用取付具。
JP1987133160U 1987-08-31 1987-08-31 フラットワイヤーハーネス用取付具 Expired - Lifetime JPH062422Y2 (ja)

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JPS6437322U JPS6437322U (ja) 1989-03-07
JPH062422Y2 true JPH062422Y2 (ja) 1994-01-19

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JPS6437322U (ja) 1989-03-07

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