JPH0623893Y2 - 自動車用冷蔵庫 - Google Patents

自動車用冷蔵庫

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JPH0623893Y2
JPH0623893Y2 JP1987046209U JP4620987U JPH0623893Y2 JP H0623893 Y2 JPH0623893 Y2 JP H0623893Y2 JP 1987046209 U JP1987046209 U JP 1987046209U JP 4620987 U JP4620987 U JP 4620987U JP H0623893 Y2 JPH0623893 Y2 JP H0623893Y2
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JP
Japan
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unit
fixed
refrigerator
portable unit
vehicle
Prior art date
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Expired - Lifetime
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JP1987046209U
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JPS63153087U (ja
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義久 福元
政数 川崎
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、自動車に搭載される使用範囲の広い自動車用
冷蔵庫に関する。
「従来の技術」 従来、自動車用冷蔵庫は車両本体に固定され、取外して
使用することができない構造になっていた。このため、
自動車用冷蔵庫の使用範囲は車室内に限られるという問
題点があった。
しかし、近年冷蔵庫を搭載する車両は、観光バスなどの
大型業務用自動車ばかりではなく、ワンボックスカーな
どの個人用自動車にも拡がろうとしている。これらの自
動車に搭載される冷蔵庫は、できるだけ使用範囲が広く
便利で使用価値の高いものが望まれる。
従来の実開昭58−119183号公報に記載された考
案は、車体(2)に固定される支持台(1)の上面に、
貯蔵庫(3)の錠止位置と解放位置間の往復摺動を案内
する案内部材(7a)を設け、該支持台(1)上面と前
記貯蔵庫(3)下面とに、前記錠止位置で係合すると共
に前記解放位置で離脱する第1,第2係合片(9,1
0)をそれぞけ設け、前記貯蔵庫(3)が前記錠止位置
にあるとき前記第2係合片(10)の移動経路にばね力
を以て突出して前記第2係合片(10)の移動を阻止す
るロック片(13)を前記支持台(1)に設け、前記ロ
ック片(13)に、前記貯蔵庫(3)を前記解放位置に
載置するとき、該貯蔵庫(3)の重量により前記第2係
合片(10)を介して前記ロック片(13)を前記移動
経路外に退出させるカム(24)を設け、前記ロック片
(13)に手動操作子(16)を連結してなる、貯蔵庫
の取付装置に過ぎない。そして、貯蔵庫(3)自体が保
温または冷蔵機構を備えたものであり、貯蔵庫(3)を
取外した自動車等の車両には車体(2)に固定して支持
台(1)が残るのみであるので、車両において貯蔵庫
(3)を取外してのちは冷蔵庫を使用することができ
ず、使用範囲が狭いという重大な欠点がある。
また、実開昭59−9277号公報に記載された車載用
冷蔵庫は、被冷却物を収納するボックス(11)と、送
風装置を具備した冷却ユニット(12)からなる車載用
冷蔵庫に於いて、前期冷却ユニット(12)とボックス
(11)を仕切る仕切板(12a)の冷気通風口(16
a)、(16b)の周囲に断熱材を具備した車載用冷蔵
庫に過ぎず、前記冷却ユニット(12)は冷風を送るた
めだけのものであり、ボックス(11)を取外した自動
車には前記冷却ユニット(12)が残るのきであるの
で、自動車において冷蔵庫を使用することができず、使
用範囲が狭いという重大な欠点がある。
「考案が解決しようとする問題点」 本考案は上記の問題点を解決するためなされたものであ
り、可搬ユニットを自動車車体から容易に脱着でき、品
物を入れたまま車外に持ち運んで保冷室として使用する
ことができるとともに、可搬ユニットを取外したのちに
おいても冷蔵庫として使用することができる使用範囲が
広く使用価値の高い自動車用冷蔵庫を提供することを目
的とする。
「問題点を解決するための手段」 このため本考案では、車両に固定され内部にエバポレー
タを備える冷蔵室を有する固定ユニットと、その固定ユ
ニットに脱着自在に装着され内部に保冷室を有する可搬
ユニットとに分割して構成され、前記可搬ユニットを固
定ユニットに装着した際に互いに密着する各ユニットの
壁面は、それぞれ内部の室の熱を伝える金属板で形成さ
れ、各固定および可搬ユニットは、分離したとき前記両
金属板からなる壁面を覆うことが可能な断熱カバー体を
夫々備えることを特徴とする自動車用冷蔵庫が提供され
る。
「作用」 上記の構成によれば、エバポレータ3で冷却される冷気
は固定ユニット1内を冷蔵室5にするとともに、固定ユ
ニット1のエバポレータ3は金属板9で形成された壁面
および可搬ユニット2の壁面をなす金属板23を介して
可搬ユニット2の内部を急速に冷却する。また、可搬ユ
ニット2を固定ユニット1から取外し、断熱カバー体1
0,25で金属板9,23の壁面をそれぞれ覆うことに
より、可搬ユニット2を内部を保冷した状態で車外に持
ち運び使用することができ、また固定ユニット1は冷蔵
庫として使用することができる。
「実施例」 本考案の実施例について、図面に従って具体的に説明す
る。
第1図は自動車用冷蔵庫の外観を示す斜視図である。こ
の自動車用冷蔵庫は車両に固定される下方の固定ユニッ
ト1と該固定ユニット1の上方に設けてなる持運び自由
な可搬ユニット2とに分割される。第2図は可搬ユニッ
ト2を、第3図は固定ユニット1をそれぞれ示す縦断面
図である。
車両に固定される下方の固定ユニット1には、図示しな
い車両エンジン駆動のコンプレッサに接続されるエバポ
レータ3を備え、内部に断熱部材4による壁面7で囲ま
れた冷蔵室5を有する小型の冷蔵庫である(第3図)。
冷蔵室5は2点鎖線で示すごとく物品取出口(ドア略)
を有する。また、固定ユニット1の側部には操作スイッ
チ類6が配設されている(第1図)。冷蔵室5の壁部7
には潜熱を利用した保冷剤8が埋設されている。固定ユ
ニット1の上壁面はアルミ材からなる金属板9で形成さ
れており、金属板9の直下に冷却のためのエバポレータ
3が配置されている。また、固定ユニット1の側壁に
は、金属板9の上面を覆うための断熱カバー体10が揺
動可能に取付けられている。断熱カバー体10は、可搬
ユニット2を取外した際に約270度回転させて金属板
9の上面を覆い冷気が逃げるのを防ぐためのカバー体で
あり、断熱材で形成されている。
可搬ユニット2は断熱材を主体として構成された箱体で
あり、内部に品物を収容する保冷室22を有する保冷箱
をなすものである(第2図)。可搬ユニット2の底壁は
アルミ材からなる金属板23で構成されている。側壁2
4の下端には断熱材で形成された断熱カバー体25が揺
動可能に取付けられている。断熱カバー体25は可搬ユ
ニット2を持ち運ぶ際に底壁をなす金属板23を覆うた
めの部材であり、図示の状態から約90度回転して金属
板23に密着し、閉じた状態でロック部材26,27に
より固定されることが可能である。
側壁28の上端には上蓋29が開閉自在に取付けられて
いる。上蓋29は閉じた状態でロック部材30,31に
より固定可能であり、上面に持ち運びのための把手32
が設けられていいる。側壁24,28及び上蓋29の内
部には潜熱を利用した保冷材33,34,35がそれぞ
れ埋設されている。
また、保冷室22内の底部には断熱材からなる底板3
6,37が開閉可能に取付けられている。底板36,3
7は、第2図に示す様に開かれた場合は保冷室22の側
壁の一部をなし、想像線で示す様に閉じられた場合は底
部の金属板23の内面を覆う。底板36,37は可搬ユ
ニット2を保冷箱としてではなく、単に品物を収容する
グラブボックスとして使用する際に用いられる部材であ
り、金属板23の冷気が保冷室22内に伝わらないよう
にする機能を果す。
可搬ユニット2を車内に固定された固定ユニット1に装
着する際には、第3図に示す様に固定ユニット1の断熱
カバー体10を開いて金属板9を露出し、その金属板9
の上に断熱カバー体25を開いた可搬ユニット2を載置
して固定ユニット1の金属板9に可搬ユニット2の金属
板23を密着させる。そして、開かれた断熱カバー体2
5のロック部材26を固定ユニット1のロック部材38
に係合させて固定する。この状態では、エバポレータ3
の冷気が密着した金属板9及び金属板23を通じて可搬
ユニット2に急速に伝えられ、保冷室22が冷凍庫とな
りまた保冷剤33,34,35を冷却する。また、保冷
室22を単なるグローブボックスとして使用する際は、
底板36,37を閉じてエバポレータ3の冷気が保冷室
22内に伝わるのを阻止する。
可搬ユニット2を車外に持ち運ぶ際には、ロック部材2
6,38の係合を外して可搬ユニット2を固定ユニット
1から取外し、断熱カバー体25を閉じてロック部材2
6を側壁28のロック部材27に係合させる。一方、固
定ユニット1は断熱カバー10を閉じて金属板9の上面
を覆い、冷気が逃げるのを防ぐ。このようにして固定ユ
ニット1を単独の冷蔵庫として使用し、一方、可搬ユニ
ット2は保冷箱として自由に車外に持運び使用すること
ができる。このとき、可搬ユニット2の側壁24,28
及び断熱カバー29に潜熱を利用した保冷剤33,3
4,35がそれぞれ埋設されているから、相当長時間に
わたり保冷室22内を低温に維持することができる。
また、可搬ユニット2を固定ユニット1に装着して車室
内で用いる際も、固定ユニット1及び可搬ユニット2に
それぞれ保冷剤8,33,34,35が埋設されている
から、自動車のエンジンを停止した後も相当長時間にわ
たり保冷室22及び冷蔵室5を低温に維持することがで
きるという利点がある。
「考案の効果」 以上説明したように本考案の自動車用冷蔵庫は、固定ユ
ニットと可搬ユニットとの2つのユニットに分割して構
成し、可搬ユニットを固定ユニットに装着した際に互い
に密着する各ユニットの壁面は、それぞれ内部の熱を伝
える金属板で形成されるものであるから、可搬ユニット
を自由に車外に持ち運んで使用することができるばかり
でなく、エバポレータを有する固定ユニットを冷蔵庫と
して使用することができ、自動車用冷蔵庫の使用範囲を
拡げることができ使用価値を高めることができるという
優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は自動車用冷蔵
庫の斜視図、第2図は可搬ユニットの断面図、第3図は
固定ユニットの断面図である。 1……固定ユニット、2……可搬ユニット、3……エバ
ポレータ、5……冷蔵室、9……金属板、10……断熱
カバー体、22……保冷室、23……金属板、25……
断熱カバー体、29……上蓋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に固定され内部にエバポレータを備え
    る冷蔵室を有する固定ユニットと、その固定ユニットに
    脱着自在に装着され内部に保冷室を有する可搬ユニット
    とに分割して構成され、 前記可搬ユニットを固定ユニットに装着した際に互いに
    密着する各ユニットの壁面は、それぞれ内部の室の熱を
    伝える金属板で形成され、 各固定および可搬ユニットは、分離したとき前記両金属
    板からなる壁面を覆うことが可能な断熱カバー体を夫々
    備えることを特徴とする自動車用冷蔵庫。
JP1987046209U 1987-03-27 1987-03-27 自動車用冷蔵庫 Expired - Lifetime JPH0623893Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987046209U JPH0623893Y2 (ja) 1987-03-27 1987-03-27 自動車用冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987046209U JPH0623893Y2 (ja) 1987-03-27 1987-03-27 自動車用冷蔵庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63153087U JPS63153087U (ja) 1988-10-07
JPH0623893Y2 true JPH0623893Y2 (ja) 1994-06-22

Family

ID=30865662

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987046209U Expired - Lifetime JPH0623893Y2 (ja) 1987-03-27 1987-03-27 自動車用冷蔵庫

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JP (1) JPH0623893Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58119183U (ja) * 1982-02-05 1983-08-13 澤藤電機株式会社 貯蔵庫の取付装置
JPS599277U (ja) * 1982-03-05 1984-01-20 株式会社日立製作所 車載用冷蔵庫

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63153087U (ja) 1988-10-07

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