JPH06233918A - 排ガス浄化用触媒 - Google Patents

排ガス浄化用触媒

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JPH06233918A
JPH06233918A JP5022980A JP2298093A JPH06233918A JP H06233918 A JPH06233918 A JP H06233918A JP 5022980 A JP5022980 A JP 5022980A JP 2298093 A JP2298093 A JP 2298093A JP H06233918 A JPH06233918 A JP H06233918A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 モノリス担体上に内燃機関から排出される一
酸化炭素、炭化水素、窒素酸化物を低減せしめる触媒層
が被覆された排ガス浄化用触媒において、該触媒層は、
Pt、Pd、Rhのいずれかの貴金属あるいは複数の貴
金属が耐熱性無機酸化物に担持された触媒粒子を含み、
かつ触媒層全体としては、Pt、Pd、Rhの3種の貴
金属を含み、更に該触媒層の表面から膜厚1/2以内の
位置に、耐熱性無機酸化物に対し、2〜10重量%のP
dが担持された触媒粒子を含み、かつ該触媒層の表面に
は、少なくともRhが担持された触媒粒子が露出してい
ることを特徴とする排ガス浄化用触媒。 【効果】 三元浄化性能、低温着火性等の排ガス浄化特
性に優れるほか、耐久性にも優れているという利点を有
するものであり、触媒活性成分たる貴金属も極めて有効
に使用されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排ガス浄化用触媒、特
に自動車内燃機関に好適に用いることができる排ガス浄
化用触媒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車の内燃機関から排出さ
れる排ガス中の窒素酸化物(NOx)、一酸化炭素(C
O)、炭化水素(HC)を浄化するための触媒は種々提
案されている。
【0003】例えば、特開昭63−185450号公報
には、高温酸化雰囲気の厳しい条件下で使用するための
三元触媒として、白金を5〜30重量%担持せしめてな
る耐火性無機酸化物(a)及び/又はロジウムを1〜2
0重量%担持せしめてなる耐火性無機酸化物(b)をそ
れぞれ0.5〜20μの平均粒子径の粒子の形で含有せ
しめた触媒組成物を、一体構造を有するハニカム担体に
被覆担持せしめてなることを特徴とする排気ガス浄化用
触媒が開示されている。
【0004】また、特開昭63−178847号公報に
は、白金及び/又はパラジウムを5〜30重量%担持せ
しめてなるジルコニア(a)及び/又はロジウムを1〜
20重量%担持せしめてなるジルコニア(b)をそれぞ
れ0.1〜20μの平均粒子径の凝集粒子の形で含有せ
しめた触媒組成物を一体構造を有するハニカム担体に被
覆担持せしめてなることを特徴とする排気ガス浄化用触
媒が開示されている。これらの触媒は、貴金属を少量の
ジルコニアあるいは活性アルミナ等の耐火性無機酸化物
に高担持率で担持させ、それを比較的大きい粒子に調整
して、例えば活性アルミナからなる触媒層中に分散せる
ことにより、触媒の耐久性能向上を図ったものである。
【0005】また、本願出願人が先に出願したものとし
て、特開平3−295184号公報には、金属ハニカム
構造体に担持する触媒の例として、γ−Al23系の担
体に触媒活性物質として、Pt、Pdを10〜100g/
ft3担持したものが開示されている。同じく本願出願人
が先に出願した特開平4−224220号には、ヒータ
ー用触媒として、Rh−ZrO2と貴金属−耐熱性無機
酸化物−希土類酸化物の混合物が開示されており、耐熱
性無機酸化物(例えばアルミナ)と希土類酸化物(例え
ばセリア)からなる組成物に担持する貴金属として、P
t、Pd又はそれらの両者を0.1〜10重量%含有す
る旨記載されている
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭63−185450号公報記載の触媒は、特にHC
の低温着火特性に重要な意味をもつPdが含まれていな
いため、近年問題となっている、コールドスタート時に
多量に排出されるHCを効果的に浄化できない。
【0007】また、特開昭63−178847号公報記
載の触媒は、その耐久性の効果について、活性アルミナ
やジルコニアのコーティング層にPtとRhをいわゆる
含浸法で担持した触媒と比較して確認しているにすぎ
ず、貴金属間の接触を抑え、合金化を防いだ効果が発現
しているのみで、貴金属を高濃度でジルコニア担持した
効果はほとんど確認できない。更に、本来貴金属を比較
的高分散担持した状態で耐久性を向上させることが重要
であるが、この点についての開示は何等ない。また、白
金やパラジウムをジルコニアに担持しても格別の耐久性
向上効果は得られず、高価なジルコニアを使用する意味
がない。
【0008】また、特開平3−295184号公報に開
示されている触媒は、一般の酸化触媒であって、排ガス
浄化能はあまり高くない。特開平4−224220号公
報には、貴金属の担持率について広い範囲が開示されて
いるにすぎず、かつ適正な担持率のPt、Pd、Rhが
触媒層内のどの位置に配置するか最適化されていないの
で、必ずしも十分な効果が得られない。
【0009】本発明は、上記のような従来技術の問題に
鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、
貴金属の触媒層内における最適な配置位置、適正な担持
率等を見出すことにより、排ガス浄化能及び耐久性に優
れるとともに、貴金属の有効使用が可能な排ガス浄化用
触媒を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、モノリス担体上に内燃機関から排
出される一酸化炭素、炭化水素、窒素酸化物を低減せし
める触媒層が被覆された排ガス浄化用触媒において、該
触媒層は、Pt、Pd、Rhのいずれかの貴金属あるい
は複数の貴金属が耐熱性無機酸化物に担持された触媒粒
子を含み、かつ触媒層全体としては、Pt、Pd、Rh
の3種の貴金属を含み、更に該触媒層の表面から膜厚1
/2以内の位置に、耐熱性無機酸化物に対し、2〜10
重量%のPdが担持された触媒粒子を含み、かつ該触媒
層の表面には、少なくともRhが担持された触媒粒子が
露出していることを特徴とする排ガス浄化用触媒が提供
される。
【0011】
【作用】上記したように、本発明の排ガス浄化触媒は、
第1の特徴として、その触媒層にPt、Pd、Rhのい
ずれかの貴金属あるいは複数の貴金属が耐熱性無機酸化
物に担持された触媒粒子を含む。ここで、RhとPd、
あるいはRhとPtは容易に合金化し、Rhの特性を損
なうので、それぞれ両者が共存しない形態で耐熱性酸化
物に担持されることが好ましい。PtとPdについて
は、共存させる形態で担持しても格別影響はない。
【0012】貴金属が担持された触媒粒子を触媒層に含
ませる形態としては、触媒粒子を活性アルミナ等の担体
物質の中に分散させて使用することもできるが、貴金属
が担持された触媒粒子そのもので触媒層を形成するよう
にした方が触媒性能の点で好ましい。例えば、Pt、P
d、Rhを別々の耐熱性無機酸化物に担持して、これら
3種の触媒粒子そのもので触媒層を構成するのも好適な
例の1つである。
【0013】また、本発明の排ガス浄化用触媒は、第2
の特徴として、触媒層全体としては、Pt、Pd、Rh
の3種の貴金属を含む。ここでいう触媒層全体の意味
は、モノリス担体上の触媒層を断面としてみた場合、厚
さ(深さ)方向にPt、Pd、Rhの三成分がいずれか
の位置に存在するということである。これら触媒層に含
まれる貴金属のうち、RhはNOxの選択的除去に、P
tは高温定常活性向上に、Pdは低温着火特性に主とし
て作用し、これら三成分の相乗作用によって所望の触媒
性能が発揮される。これらPt、Pd、Rhの三成分の
うち、一成分が欠けても所望の性能が得られない。
【0014】更に、本発明の排ガス浄化触媒は、第3の
特徴として、触媒層の表面から膜厚1/2以内の位置
に、耐熱性無機酸化物に対し、2〜10重量%のPdが
担持された触媒粒子を含む。このように触媒層の表面近
傍に、比較的高濃度のPdを配置することにより、触媒
低温着火特性が飛躍的に向上する。すなわち、COやH
Cが触媒表面から拡散して、表面近傍のPdが担持され
た触媒粒子に到達し、これが着火のトリガーとして作用
する。触媒層の表面から膜厚1/2より内側(モノリス
担体側)の位置に2〜10重量%のPdが担持された触
媒粒子を配置しても、着火特性及び耐久性の向上は認め
られない。
【0015】ここで、低温着火特性を最大限に向上させ
るためには、最表層にPdが担持された触媒粒子を配置
することも考えられるが、Pdは鉛(Pb)や硫黄酸化
物(SOx)の被毒に弱いので、耐久性の点から、最表
層に配置しない方が好ましい。 また、触媒層の表面か
ら膜厚1/2以内の表面近傍の位置に、耐熱性無機酸化
物に対し2〜10重量%のPdが担持された触媒粒子の
みからなるPdコート層を形成すると、Rh等との接触
が防止でき、耐久性が向上するので好ましい。このPd
コート層を、後述するRh表面コート層やPd−Rh表
面コート層の内側に形成するのも最も好ましい形態の1
つである。
【0016】Pdの担持率を耐熱性無機酸化物に対し、
2〜10重量%としたのは、2重量%未満では低温着火
特性が向上せず、一方、10重量%を超えると、低温着
火特性の向上が頭打ちとなり、むしろ貴金属のコスト高
を招くのみだからである。なお、コスト性能の点からは
2〜7重量%が好ましく、さらには耐久性の点で特に
2.5〜5重量%が好ましい。これらの範囲において
は、Pdの適度な分散性が低温着火性を向上させる。
【0017】更にまた、本発明の排ガス浄化触媒は、第
4の特徴として、その触媒層の表面に、少なくともRh
が担持された触媒粒子が露出している。これにより触媒
の耐久性が向上し、高価なRhが有効に作用する。触媒
層の表面には、Rh以外のPtやPdが担持された触媒
粒子も、Rhが担持された触媒粒子と共存して表面に露
出していてよいが、Rhが担持された触媒粒子のみが表
面に露出している、すなわちRh表面コート層を形成し
ている方が耐久性の点で好ましい。
【0018】また、Rhが担持された触媒粒子と、Pd
が担持された触媒粒子、好ましくはPdの担持率が耐熱
性無機酸化物に対し2〜10重量%である触媒粒子との
混合物からなるRh−Pd表面コート層を形成すると、
比較的良好な耐久性が得られると同時に低温着火特性も
向上するので、これも好ましい態様の1つである。
【0019】本発明において、触媒層の膜厚は30〜1
00μmであることが好ましい。膜厚が30μm未満で
は耐久性が十分ではなく、一方、100μmを超える
と、圧損増加の原因となるとともに、耐熱性無機酸化物
に対し2〜10重量%のPdが担持された触媒粒子が、
表面からかなり離れた位置に内在することになり、好ま
しくない。耐熱性無機酸化物に対し2〜10重量%のP
dが担持された触媒粒子が存在する位置としては、表面
から30μm以内が好ましく、更に好ましくは15μm
以内が特に低温着火性が向上するので好ましい。
【0020】また、Rh表面コート層やPd−Rh表面
コート層あるいはPdコート層を形成する場合、これら
は膜厚15μm以下の薄層とすることが好ましい。な
お、これらの最も好ましい膜厚としては5〜10μmで
ある。すなわち、触媒反応そのものは比較的表面近傍で
起こるので、このように薄層とすることによりRhやP
dの効果を最大限発揮できる。なお、Pd−Rh表面コ
ート層において、Pdの担持率が耐熱性無機酸化物に対
し2〜10重量%の場合は、膜厚を2〜30μmの範囲
にしても表層近傍(15μm以内)に2〜10重量%の
Pdが担持された触媒粒子が存在するので好適に作用す
る。以上のように、表面近傍にRhとPdを適正に配置
することにより、RhとPdの効果を最大限発揮でき
る。
【0021】貴金属を担持させる耐熱性無機酸化物とし
ては、活性アルミナ、ジルコニア、シリカ、チタニア、
ゼオライト等が好適に使用できるが、これらのうち活性
アルミナ及び/又はジルコニアを用いることが、貴金属
との相互作用の点で好ましい。活性アルミナとしては、
比表面積100m2/g以上のものを用いると、貴金属が高
分散に担持され好適な触媒性能が発現する。ジルコニア
に関しては、Rhと組み合わせることにより、特に酸化
雰囲気における耐熱性が向上する。
【0022】耐熱性無機酸化物には、通常、希土類酸化
物又は希土類酸化物とジルコニアの複合酸化物が添加さ
れる。耐熱性無機酸化物に添加する希土類酸化物として
は、CeO2、La23及びこれらの複合酸化物等が好
適に使用でき、これにより触媒の酸素貯蔵能(OSC)
が向上し、三元性能のウィンドウが広がる。希土類酸化
物の添加方法の一例として、例えば、活性アルミナにC
eO2を添加する場合、活性アルミナにCeO2粉末を添
加してもよいが、活性アルミナにセリウム化合物を含浸
し、予め仮焼することにより、活性アルミナ−セリア複
合酸化物を形成させ、これに必要に応じてCeO2粉末
を添加する方法を用いると、活性アルミナ自体の耐熱性
とセリアのOSCが改善され、特に好ましい。
【0023】なお、耐熱性無機酸化物にRhを担持させ
る場合には、CeO2の添加は避けた方が好ましい。こ
れは、RhとCeO2の組み合わせが、Rhの特性を損
なうためである。CeO2の存在する位置としては、触
媒全体に均一に分散してもよいが、触媒表層表面より少
し内側の位置に存在しても、効果は発揮する。例えば、
Rh表面コート層を形成する場合、上記理由からこの層
にはCeO2は含ませず、Rh表面コート層の内側にC
eO2を存在させる。耐熱性無機酸化物に添加する希土
類酸化物又は希土類酸化物とジルコニアの複合酸化物の
割合は、耐熱性無機酸化物に対し2〜30重量%とす
る。
【0024】Pd以外の貴金属の担持率については、R
hは、耐熱性無機酸化物に対し、0.2〜2.5重量
%、Ptは、耐熱性無機酸化物に対し、0.2〜2.5
重量%が好ましい。各々、0.2重量%未満では所望の
触媒性能が得られず、2.5重量%を超えると貴金属が
低分散に担持されることになる。最も好ましい担持率
は、0.3〜1.0重量%の範囲にある。なお、貴金属
の担持率は、耐熱性無機酸化物が希土類酸化物を含む場
合、これを含んだ重量で算出する。
【0025】貴金属の担持量については、Rhは2.5
〜15g/ft3(モノリス担体体積当り)、好ましくは5
〜10g/ft3、Pdは10〜100g/ft3、好ましくは2
0〜50g/ft3、Ptは10〜100g/ft3、好ましくは
25〜80g/ft3とする。各々の貴金属の比(重量比)
としては、Rhを1とした場合、Pt、Pdともに1〜
20、好ましくは2.5〜10とする。なお、貴金属の
総担持量は30〜150g/ft3、好ましくは45〜10
0g/ft3とする。
【0026】次に、触媒層を被覆するためのモノリス担
体について説明する。本発明の排ガス浄化用触媒におい
ては、これまで説明した触媒層の組成や構造のほか、触
媒層を被覆するモノリス担体自体の組成、構造等をどの
ようなものにするかも実使用上重要な問題となる。
【0027】本発明の排ガス浄化用触媒に用いるモノリ
ス担体としては、コンバーターや通電発熱型ヒーター等
過酷な条件でも使用できるように、耐熱性無機質からな
り、ハニカム構造を有するものが好ましい。通電により
発熱する耐熱性無機質材料からなるハニカム構造体に少
なくとも一個の電極を設けて構成した通電発熱型ヒータ
ー(ハニカムヒーター)をモノリス担体として用いる
と、急峻に触媒温度を上昇でき、コールドスタート時の
浄化を最大限に活用できるので特に好適である。
【0028】モノリス担体の構成材料としては、コーデ
ィエライトや通電により発熱する金属質のハニカム構造
体が好適に用いられ、特に通電により発熱する金属質ハ
ニカム構造体が機械的強度が高いため好ましい。金属質
ハニカム構造体としては、例えばステンレス鋼やFe−
Cr−Al、Fe−Cr、Fe−Al、Fe−Ni、W
−Co、Ni−Cr等の組成を有する材料からなるもの
が挙げられる。上記のうち、Fe−Cr−Al、Fe−
Cr、Fe−Alが耐熱性、耐酸化性、耐食性に優れ、
かつ安価で好ましい。
【0029】なお、ハニカム構造体は、いわゆる粉末冶
金及び押出成形法を用いて作製されたものが好ましく、
この場合には、工程が簡略で低コスト化が図れる利点が
あるほか、一体物であるため、テレスコープ現象が生じ
ず、均一な発熱を達成でき好ましい。また、ハニカム構
造体は、多孔質であっても非多孔質であってもよいが、
多孔質のハニカム構造体が触媒層との密着性が強く熱膨
張差による触媒の剥離が生ずることがほとんどないこと
から好ましい。
【0030】次に、金属質ハニカム構造体の製造方法の
例を説明する。まず、所望の組成となるように、例えば
Fe粉末、Al粉末、Cr粉末、又はこれらの合金粉末
などにより金属粉末原料を調製する。次いでこのように
調製された金属粉末原料と、メチルセルロース、ポリビ
ニルアルコール等の有機バインダー、水を混合した後、
この混合物を所望のハニカム形状に押出成形する。
【0031】次に、押出成形されたハニカム成形体を、
非酸化雰囲気下1000〜1450℃で焼成する。ここ
で、水素を含む非酸化雰囲気下において焼成を行うと、
有機バインダーがFe等を触媒にして分解除去し、良好
な焼結体(ハニカム構造体)が得られ好ましい。焼成温
度が1000℃未満の場合、成形体が焼結せず、焼成温
度が1450℃を超えると得られる焼結体が変形するた
め好ましくない。なお、得られたハニカム構造体の隔壁
及び気孔の表面をAl23、Cr23等の耐熱性金属酸
化物で被覆すると、耐熱性、耐酸化性、耐食性が向上し
好ましい。
【0032】また、得られたハニカム構造体は、後述す
る電極間に各種の態様により抵抗調節機構を設けること
が好ましい。ハニカム構造体に設ける抵抗調節機構とし
ては、例えばスリットを種々の方向、位置、長さで設
けること、貫通孔軸方向の隔壁長さを変化させるこ
と、ハニカム構造体の隔壁の厚さ(壁厚)を変化させ
るか、又は貫通孔のセル密度を変化させること、及び
ハニカム構造体の隔壁にスリットを設けること、等が好
ましいものとして挙げられる。このうち、発熱部分を簡
易に調節できる方法として、のスリットの形成が特に
好ましい。
【0033】上記のようにして得られた金属質ハニカム
構造体は、通常その外周部の隔壁又は内部に、ろう付
け、溶接などの手段によって電極を設けることにより、
通電発熱型ヒーター(ハニカムヒーター)となる。な
お、ここでいう電極とは、当該ヒーターに電圧をかける
ための端子の総称を意味する。
【0034】このヒーターは、全体としてその抵抗値が
0.001〜0.5Ωの範囲となるように形成すること
が好ましい。ハニカム構造体のハニカム形状としては特
に限定されないが、例えば6〜1500セル/インチ2
(cpi2)(0.9〜233セル/cm2)の範囲のセル密
度を有するように形成することが好ましい。また、隔壁
の厚さは50〜2000μmの範囲とするが好ましい。
【0035】また、上記したようにハニカム構造体は多
孔質であっても非多孔質でもよくその気孔率は制限され
ないが、0〜50%、好ましくは5〜25%の範囲とす
ることが強度特性、耐酸化性、耐食性、及び触媒層との
密着性の点から望ましい。なお、本発明においてハニカ
ム構造体とは、隔壁により仕切られた多数の貫通孔を有
する一体構造をいい、貫通孔の断面形状(セル形状)と
しては、例えば円形、多角形、コルゲート形等の各種の
任意な形状が使用できる。
【0036】次に、本発明の排ガス浄化用触媒の好適な
使用方法について説明する。本発明の排ガス浄化触媒
は、コールドスタート時の触媒浄化性能に優れるほか、
定常運転時の三元性能においても優れる効果を発揮する
ものであるが、その使用方法として、コールドスタート
時において、触媒前方より排ガス中に二次空気等を導入
するか、あるいは燃焼用空気と燃料量との調節を行うこ
とにより、排ガス組成そのものを燃料リーン側にして、
酸素過剰の排ガス組成にすると、更に飛躍的に効果を発
揮する。
【0037】すなわち、通常コールドスタート時は燃焼
リッチ側で運転されるが、上記のような手段で、酸素過
剰の排ガス組成、具体的にはλ=0.9〜1.5の範囲
に制御すると、表層近傍に配置された、比較的高濃度に
Pdが担持された触媒粒子が著しく低温で着火し好適に
作用する。燃焼用空気と燃料量との調節は、具体的に
は、例えば燃焼用空気の流量をエアフローセンサーで検
知し、コンピューターで燃料調節器を制御して、コール
ドスタート時のある一定期間、理論燃料より少ない量の
燃料を供給する等の手段により行うことができる。
【0038】一方、暖機後においては、通常排気ガスは
酸素センサによってストイキオ近傍の排ガス組成に制御
されるが、このストイキオ近傍領域では、表面に露出し
たRhが好適に作用し、かつ被毒等の問題も起こさず、
高い浄化能を発揮する。更に高温となり、かつ排ガス量
が増えてくると、Rhで不足した浄化能を特にPt成分
が補い、高い活性を維持できる。したがって、前記性能
を全て満たす触媒としては、Rhを最大限に少なくする
ことができる。なお、コールドスタート時の浄化能を最
大限に発揮するためには、本発明の触媒をエンジン排気
孔に近い位置に搭載する。この場合でも、Rhが表面に
露出していることから、高い耐久性を示す。更に浄化能
を高めるためには、担体として通電発熱型ヒーターを用
いるのが好ましい。
【0039】次いで、本発明の排ガス浄化用触媒の構造
及び調製法について、いくつかの例を挙げてより詳しく
説明する。
【0040】(Aタイプ)まず、活性アルミナにPt、
Pd、Rhが担持された3種の触媒粒子を調製する。こ
こで、Pt、Pdが担持された触媒粒子の調製において
は、活性アルミナにCeO2を添加する。次いで、これ
ら3種の触媒粒子を含む担持スラリーを調製して担体に
被覆し、焼成工程を経て、3種の触媒粒子からなる触媒
層を形成する。なお、この時のPdの担持率は、耐熱性
無機酸化物に対し、2〜10重量%とする。
【0041】このようにして調製された触媒は、図1
(a)に示すようにRh、Pd、Pt混相型の構造を持
つものであり、Rhを含む触媒粒子の一部が表面に露出
し、かつ2〜10重量%の比較的高濃度のPdが担持さ
れた触媒粒子が表面から膜厚1/2以内の位置に存在す
る。このタイプの触媒は、触媒調製工程が簡易で安価と
なるが、一方、高価なRhが触媒層内部にも存在するた
め、従来技術のものより効果が有るものの浄化能の点で
最善ではない。
【0042】また、このタイプの応用例として、3種の
触媒粒子を含む担持スラリーに活性アルミナを適量(触
媒粒子に対し5〜50重量%)加え、活性アルミナ中に
触媒粒子が点在している触媒層が担持された形態もとり
得る。また、膜厚1/2よりも内部については、Rh、
Pd、Ptのいずれか、あるいはこれらの組み合わせが
必ずしも必須ではなく、例えばPtのみを含む触媒粒子
からなるPtコート層であってもよく、その組み合わせ
は任意である。また、同様に膜厚1/2よりも内部につ
いては、Pdの担持率を2〜10重量%の範囲にする必
要もない。
【0043】(Bタイプ)まず、CeO2が添加された
活性アルミナにPdとPtがそれぞれ担持された2種の
触媒粒子を調製する。次いで、これら2種の触媒粒子を
含む担持スラリーを調製して担体に被覆し、焼成工程を
経て、Pdを含む触媒粒子とPtを含む触媒粒子の2種
の触媒粒子からなる第1触媒層を形成する。この時のP
dの担持率は、耐熱性無機酸化物に対し、2〜10重量
%とする。更に、第1触媒層の上に、第2触媒層として
Rhのみを含む触媒粒子からなるRh表面コート層を形
成する。なお、Rh表面コート層の膜厚は2〜15μm
程度とし、また、第1触媒層の膜厚は15μm以上、好
ましくはRh表面コート層の1.5〜15倍程度の厚み
とする。
【0044】このようにして調製された触媒は、図1
(b)に示すように、Pd、Pt混相型の第1触媒層と
Rh表面コート層からなる第2触媒層との2層構造を持
つものであり、Rhを含む触媒粒子のみが表面に露出
し、かつ2〜10重量%の比較的高濃度のPdが担持さ
れた触媒粒子が表面から膜厚1/2以内の位置に存在す
る。このタイプの触媒は、Rh表面コート層を有するた
め、触媒の耐久性が向上する。
【0045】また、このタイプの応用例として、第1触
媒層をRh、Pd、Pt混相型とした形態もとり得る。
また、膜厚1/2よりも内部については、貴金属種及び
貴金属担持率が任意でよい。しかしながら、高価なRh
を含む触媒粒子とPdを高担持率で含む触媒粒子を触媒
層深部に存在させても、さほどの活性向上は得られず、
貴金属のコスト高を招くだけであるから、深部は比較的
低担持率でPtあるいはPdを含む触媒粒子のいずれ
か、又はその組み合わせを用いるとよい。
【0046】(Cタイプ)まず、Aタイプと同様にP
t、Pd、Rhが各々担持された触媒粒子を調製した。
次いで、これら3種の触媒粒子をそれぞれ別個に含む3
種の担持スラリーを調製し、第1触媒層としてPtコー
ト層、第2触媒層としてPdコート層、第3触媒層とし
てRh表面コート層を担体上に被覆形成する。この時の
Pdの担持率は、耐熱性無機酸化物に対し、2〜10重
量%とする。なお、Rh表面コート層及びPdコート層
の膜厚は2〜15μm程度とし、Ptコート層は15μ
m以上とする。また、Pdコート層は、少なくともその
一部、好ましくは層全体が、Rh表面コート層の表面か
ら膜厚1/2以内の表面近傍に介在するよう配置する。
【0047】このようにして調製された触媒は、図1
(c)に示すように、Ptコート層からなる第1触媒
層、Pdコート層からなる第2触媒層、Rh表面コート
層からなる第3触媒層の3層構造を持つものであり、R
hを含む触媒粒子のみが表面に露出し、かつ2〜10重
量%の比較的高濃度のPdが担持された触媒粒子が表面
から膜厚1/2以内の位置に存在する。このタイプの触
媒は、Rhのみが表面にでているため、触媒の耐久性は
向上する。加えて、Pdコート層が表面近傍に配置して
いるため、低温着火特性も向上する。
【0048】このタイプの応用例として、第1触媒層を
Ptを含む触媒粒子のほか、PdやRhを含む触媒粒子
も加えた混相型にしたり、あるいは第1触媒層を更にP
t含有層を含む層型構造にした形態もとり得る。すなわ
ち、第1触媒層は、Ptを含んでいれば、それ以外のP
d、Rhをどう組み合わせるかは任意である。
【0049】(Dタイプ)まず、Aタイプと同様にP
t、Pd、Rhが各々担持された触媒粒子を調製する。
次に、これら3種の触媒粒子を用い、Ptを担持した触
媒粒子を含む担持スラリー、Pdを担持した触媒粒子を
含む担持スラリー、及びRhを担持した触媒粒子とPt
を担持した触媒粒子とを含む担持スラリーを調製する。
次いで、これらの担持スラリーを用いて、第1触媒層と
してPtコート層、第2触媒層としてPdコート層を担
体上に被覆形成し、更に第3触媒層としてRhとPtが
各々担持された2種の触媒粒子からなるRh−Pt表面
コート層を形成する。この時のPdの担持率は、耐熱性
無機酸化物に対し、2〜10重量%とする。なお、Rh
−Pt表面コート層及びPdコート層の膜厚は2〜15
μm程度とし、Ptコート層は15μm以上とする。ま
た、Pdコート層は、少なくともその一部、好ましくは
層全体が、Rh−Pt表面コート層の表面から膜厚1/
2以内の表面近傍に介在するよう配置する。
【0050】このようにして調製された触媒は、図1
(d)に示すように、Ptコート層からなる第1触媒
層、Pdコート層からなる第2触媒層、Rh−Pt表面
コート層からなる第3触媒層の3層構造を持つものであ
り、Rhを含む触媒粒子の一部が表面に露出し、かつ2
〜10重量%の比較的高濃度のPdが担持された触媒粒
子が膜厚1/2以内の位置に存在する。このタイプの触
媒は、Ptが比較的表面近傍にあるので、高温時の三元
性能が特に向上する。また、このタイプの応用例とし
て、第2触媒層をRhとPdが各々担持された2種の触
媒粒子からなるRh−Pdコート層等とした形態も好適
な構造としてとり得、また、第1触媒層も任意の組成・
構造をとり得る。
【0051】(Eタイプ)まず、Aタイプと同様にP
t、Pd、Rhが各々担持された触媒粒子を調製する。
次に、これら3種の触媒粒子を用い、Ptを担持した触
媒粒子を含む担持スラリー、及びRhを担持した触媒粒
子とPdを担持した触媒粒子とを含む担持スラリーを調
製する。次いで、これらの担持スラリーを用いて、第1
触媒層として、Ptコート層を担体上に被覆形成し、こ
の第1触媒層上に第2触媒層として、RhとPdがそれ
ぞれ担持された2種の触媒粒子からなるRh−Pd表面
コート層を形成する。なお、この時のPdの担持率は、
耐熱性無機酸化物に対し、2〜10重量%とする。ま
た、Rh−Pd表面コート層の膜厚は2〜30μm程度
とし、Ptコート層は15μm以上の膜厚とする。
【0052】このようにして調製された触媒は、図1
(e)に示すように、Ptコート層からなる第1触媒層
と、Rh−Pd表面コート層からなる第2触媒層の2層
構造を持つものであり、Rhを含む触媒粒子の一部が表
面に露出し、かつ2〜10重量%の比較的高濃度のPd
が担持された触媒粒子が膜厚1/2以内の位置に存在す
る。このタイプの触媒は、比較的高濃度のPdを含む触
媒粒子の一部が表面に露出しているので、特に低温着火
特性が向上する。また、このタイプの応用例として、第
1触媒層をPtを含む触媒粒子のほか、PdやRhを含
む触媒粒子も加えた混相型にしたり、あるいは第1触媒
層を更にPt含有層を含む層型構造にした形態もとり得
る。すなわち、第1触媒層の組成はPtを含めば任意で
ある。
【0053】上記A〜Eタイプ全てにおいて、Rhは活
性アルミナに担持する代わりに、ZrO2に担持するこ
ともできる。また、各種貴金属は、耐熱性無機酸化物に
別個に担持された触媒粒子を用いた例で説明したが、複
数の貴金属が同時に耐熱性無機酸化物に担持されてもよ
く、その組み合わせは任意である。しかしながら、少な
くともRhとPdの両者が共存しない形態で無機酸化物
に担持するのが好ましい。
【0054】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
【0055】下記の手順により触媒を調製し、その評価
を行った。 [貴金属担持耐熱性酸化物(触媒粒子)の調製方法] (1)Pt担持Al23・CeO2粉 市販のγ−Al23(BET比表面積200m2/g)に硝
酸セリウム水溶液をセリア換算で6重量%となるように
含浸担持し、600℃で3時間仮焼して、アルミナ−セ
リア複合酸化物を得た。得られたアルミナ−セリア複合
酸化物を湿式法にて解砕し、これにセリア粉末をγ−A
23に対し20重量%添加し、更にジニトロジアミン
白金の水溶液と酢酸を添加して、ボールミルで15時間
解砕した。このようにして得られたスラリーを100℃
で15時間乾燥し、更に550℃で3時間焼成して、P
t担持Al23−CeO2粉を得た。
【0056】(2)Pd担持Al23・CeO2粉 ジニトロジアミン白金の水溶液の代わりに硝酸パラジウ
ムの水溶液を用いた以外は(1)と同様にして、Pd担持
Al23・CeO2粉を得た。
【0057】(3)Pd担持Al23粉 市販のγ−Al23(BET比表面積200m2/g)に硝
酸パラジウムの水溶液と酢酸を添加し、ボールミルで1
5時間解砕した。このようにして得られたスラリーを1
00℃で15時間乾燥し、更に550℃で3時間焼成し
て、Pd担持Al23粉を得た。
【0058】(4)Rh担持Al23粉 硝酸パラジウムの水溶液の代わりに硝酸ロジウムの水溶
液を用いた以外は(3)と同様にして、Rh担持Al23
粉を得た。
【0059】(5)Rh担持ZrO2粉 γ−Al23の代わりに、市販の部分安定化ZrO2
(Y23 3mol%含有、BET比表面積が16m2/g)を
用いた以外は(4)と同様にして、Rh担持ZrO2粉を得
た。
【0060】[触媒の担持方法]上記(1)〜(5)の方法を
用いて得られた各種貴金属担持耐熱性酸化物(触媒粒
子)を、単独で、あるいは組み合わせて、これに適量の
酢酸と水を添加し、ボールミルで15時間解砕して、担
持スラリーを調製した。得られた担持スラリー中にモノ
リス担体を必要に応じて複数回ディップして、触媒層を
形成し、乾燥工程を経て、最終的には上述したA〜Eタ
イプの触媒からなる実施例1〜11、及び本発明の範囲
外となる比較例1〜4を得た。比較例1、2はPdの担
持率が2〜10重量%の範囲外のもの、比較例3は実施
例5と同じ触媒組成をとるが、表面にRhが担持されて
いる触媒粒子が露出していないもの、そして比較例4は
実施例5と同じ触媒組成をとるが、高濃度のPdを含む
触媒粒子が表面近傍にないものである。用いた貴金属の
耐熱性酸化物に対する担持率、貴金属の担持量、ウォッ
シュコート量等を実施例については表1に、また比較例
については表2に示す。なお、用いたモノリス担体は、
日本ガイシ(株)製のコーディエライトハニカム(外径1
インチ、長さ2インチ、リブ厚6mil、セル密度400c
pi2)である。
【0061】
【表1】
【0062】
【表2】
【0063】[触媒の評価方法]得られた各触媒の長期
寿命(耐久性)を推定するために、各触媒を850℃の
実エンジン排ガスにさらし、燃料カットモードを取り入
れて合計100時間エージングした。その後、各触媒に
ついて、エンジン排ガスを模擬した合成排ガスを用い、
着火性能と三元性能を測定した。なお、着火性能につい
ては、ストイキオ付近の排ガス組成(λ=1.0)及び
これに30%の空気を添加したリーン側の排ガス組成
(λ=1.3)の2点において、合成排ガス中のHC成
分の転化率が50%となるときの温度を、HC着火温度
性能T50%(℃)として示し、また三元性能について
は、反応温度400℃におけるストイキオ付近の排ガス
組成(λ=1.0)での合成排ガス中の各ガス成分の転
化率を、400℃三元浄化性能(%)として示した。そ
の結果を表4に示す。また、用いた合成排ガスの組成等
は表3に示すとおりである。
【0064】
【表3】
【0065】
【表4】
【0066】表4より、本発明の範囲内にある実施例の
触媒は、比較例のものに比べて着火性能及び三元性能の
バランスがよく、コールドスタート時のHC浄化能、定
常運転時の三元性能ともに優れた効果を発揮するもので
あり、かつ十分な耐久性を持つものであることがわか
る。
【0067】次に、モノリス担体として通電発熱型のハ
ニカムヒーターを用いた、触媒付ハニカムヒーターを以
下の手順で調製し、その評価を行った。 [ハニカムヒーターの調製]純Fe粉末、純Cr粉末、
Fe−50重量%Al合金粉末、Fe−20重量%B粉
末、Fe−75重量%Si粉末をFe−20Cr−5A
l−1Si−0.05B(重量%)の組成になるよう原
料を配合し、これに有機バインダー(メチルセルロー
ス)と酸化防止剤(オレイン酸)、水を添加して坏土を
調製し、四角セルよりなるハニカムを押出成形し、乾燥
後H2雰囲気下1350℃で焼成し、外径90mm、長さ
40mm、リブ厚4mil、セル密度400cpi2のハニカム
構造体を得た。
【0068】上記方法により得られたハニカム構造体に
対して、図2に示すように、その外側面10上に2ヶ所
電極11をセットした。また、同図に示すように、70
mmの長さのスリット12を貫通孔の軸方向に6ヶ所設け
(両端のスリット長さは50mm)、かつスリット12間
のセル数が7個(約10mm)となるように形成した。更
に、スリット12の外周部13には耐熱性のZrO2
らなる無機接着剤を充填して絶縁部とし、ハニカムヒー
ター14を作製した。
【0069】[触媒付ハニカムヒーターの調製]上記ハ
ニカムヒーターに、実施例5、実施例9と同じ組成、構
造からなる触媒層を同様の方法にて担持し、各々実施例
12、13の触媒付ハニカムヒーターを得た。また、比
較例3、4に対応する触媒層も同様に担持し、比較例
5、6の触媒付ハニカムヒーターを得た。
【0070】[触媒付ハニカムヒーターの評価方法]得
られた各触媒付ハニカムヒーターを市販の三元触媒(体
積0.6l、外径3.66インチ、リブ厚6mil、セル
密度400cpi2、コーディエライト担体、Pt/Rh系
触媒)の直前に配置し、前述した触媒の評価方法におけ
ると同様にしてエージングを行った。その後、各触媒付
ハニカムヒーターを排気量2000cc(直列4気筒)
の車に搭載し、FTP試験を実施した。なお、触媒付ハ
ニカムヒーターの搭載位置はエンジン排気孔から350
mmのマニホールド位置とし、更に1200mmの位置に同
じくエージング後(ただし、排ガス温度は750℃)の
体積1.3lの市販三元触媒を配置した。ヒーターへは
エンジンクランク後2kwで30秒間通電した。また、
二次空気をヒーター前方100mmの位置より、エンジン
クランク後100秒間、160l/minで導入し、λ=
1.0〜1.3の雰囲気を保持するようにした。得られ
たFTP試験の結果を表5に示す。
【0071】
【表5】
【0072】表5の結果から明らかなように、本発明の
範囲内にある実施例の触媒付ハニカムヒーターは、比較
例のものに比べて、CO、HC、NOxいずれの有害成
分についても優れた浄化性能を示した。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の排ガス浄
化用触媒は、三元浄化性能、低温着火性等の排ガス浄化
特性に優れるほか、耐久性にも優れているという利点を
有するものであり、触媒活性成分たる貴金属も極めて有
効に使用されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のいくつかの実施態様について、その構
造を説明するための部分断面構造図である。
【図2】ハニカムヒーターの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 外側面 11 電極 12 スリット 13 スリットの外周部 14 ハニカムヒーター
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年4月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正内容】
【0060】[触媒の担持方法]上記(1)〜(5)の方法を
用いて得られた各種貴金属担持耐熱性酸化物(触媒粒
子)を、単独で、あるいは組み合わせて、これに適量の
酢酸と水を添加し、ボールミルで15時間解砕して、第
1触媒層に相当する担持スラリーを調製した。得られた
担持スラリー中にモノリス担体を必要に応じて複数回デ
ィップし、乾燥工程とそれに続く焼成工程を経て、第1
触媒層を形成した。更に、第2触媒層、第3触媒層を形
成する場合には、第1触媒層の場合と同様に各々に相当
する担持スラリーを調製し、以降、第1触媒層の場合と
同様の工程を繰り返して、最終的には上述したA〜Eタ
イプの触媒からなる実施例1〜11、及び本発明の範囲
外となる比較例1〜4を得た。比較例1、2はPdの担
持率が2〜10重量%の範囲外のもの、比較例3は実施
例5と同じ触媒組成をとるが、表面にRhが担持されて
いる触媒粒子が露出していないもの、そして比較例4は
実施例5と同じ触媒組成をとるが、高濃度のPdを含む
触媒粒子が表面近傍にないものである。用いた貴金属の
耐熱性酸化物に対する担持率、貴金属の担持量、ウォッ
シュコート量等を実施例については表1に、また比較例
については表2に示す。なお、用いたモノリス担体は、
日本ガイシ(株)製のコーディエライトハニカム(外径1
インチ、長さ2インチ、リブ厚6mil、セル密度400c
pi2)である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01J 23/56 301 A 8017−4G

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モノリス担体上に内燃機関から排出され
    る一酸化炭素、炭化水素、窒素酸化物を低減せしめる触
    媒層が被覆された排ガス浄化用触媒において、該触媒層
    は、Pt、Pd、Rhのいずれかの貴金属あるいは複数
    の貴金属が耐熱性無機酸化物に担持された触媒粒子を含
    み、かつ触媒層全体としては、Pt、Pd、Rhの3種
    の貴金属を含み、更に該触媒層の表面から膜厚1/2以
    内の位置に、耐熱性無機酸化物に対し、2〜10重量%
    のPdが担持された触媒粒子を含み、かつ該触媒層の表
    面には、少なくともRhが担持された触媒粒子が露出し
    ていることを特徴とする排ガス浄化用触媒。
  2. 【請求項2】 前記触媒層が、RhとPdの両者が共存
    しない形態で耐熱性無機酸化物に担持された触媒粒子を
    含む請求項1に記載の排ガス浄化用触媒。
  3. 【請求項3】 前記触媒層が、RhとPtの両者が共存
    しない形態で耐熱性無機酸化物に担持された触媒粒子を
    含む請求項1又は2に記載の排ガス浄化用触媒。
  4. 【請求項4】 前記耐熱性無機酸化物が、活性アルミナ
    及び/又はジルコニアからなり、更に必要に応じて希土
    類酸化物、希土類酸化物の複合酸化物又は希土類酸化物
    とジルコニアの複合酸化物が添加されてなる請求項1な
    いし3のいずれかに記載の排ガス浄化用触媒。
  5. 【請求項5】 前記触媒層が、その表面に、Rhが担持
    された触媒粒子のみからなるRh表面コート層を有する
    請求項1ないし4のいずれかに記載の排ガス浄化用触
    媒。
  6. 【請求項6】 前記触媒層が、その表面に、Rhが担持
    された触媒粒子とPdが担持された触媒粒子の混合物か
    らなるRh−Pd表面コート層を有する請求項1ないし
    5のいずれかに記載の排ガス浄化用触媒。
  7. 【請求項7】 前記Pdが担持された触媒粒子におい
    て、そのPdの担持率が耐熱性無機酸化物に対し2〜1
    0重量%である請求項6に記載の排ガス浄化用触媒。
  8. 【請求項8】 前記触媒層が、その表面から膜厚1/2
    以内の位置に2〜10重量%のPdが担持された触媒粒
    子のみからなるPdコート層を有する請求項1ないし7
    のいずれかに記載の排ガス浄化用触媒。
  9. 【請求項9】 前記触媒層の膜厚が、30μm以上であ
    ることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載
    の排ガス浄化用触媒。
  10. 【請求項10】 Rhの担持率が、耐熱性無機酸化物に
    対し、0.2〜2.5重量%である請求項1ないし9の
    いずれかに記載の排ガス浄化用触媒。
  11. 【請求項11】 Ptの担持率が、耐熱性無機酸化物に
    対し、0.2〜2.5重量%である請求項1ないし10
    のいずれかに記載の排ガス浄化用触媒。
  12. 【請求項12】 モノリス担体が、耐熱性無機質からな
    り、ハニカム構造を有する請求項1ないし11のいずれ
    かに記載の排ガス浄化用触媒。
  13. 【請求項13】 モノリス担体が、ハニカム構造からな
    り、少なくとも1個の電極を有し、通電により発熱する
    請求項1ないし12のいずれかに記載の排ガス浄化用触
    媒。
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