JPH05293384A - 排ガス浄化用触媒及び排ガス浄化方法 - Google Patents

排ガス浄化用触媒及び排ガス浄化方法

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JPH05293384A
JPH05293384A JP4095245A JP9524592A JPH05293384A JP H05293384 A JPH05293384 A JP H05293384A JP 4095245 A JP4095245 A JP 4095245A JP 9524592 A JP9524592 A JP 9524592A JP H05293384 A JPH05293384 A JP H05293384A
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catalyst
exhaust gas
catalyst layer
purifying
layer
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JP4095245A
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Toshio Takahata
敏夫 高畑
Hideji Ebara
秀治 江原
Ayanori Yamanashi
文徳 山梨
Katsuhiro Shibata
勝弘 柴田
Fumio Abe
文夫 安部
Tomoharu Kondo
智治 近藤
Junichi Suzuki
純一 鈴木
Naomi Noda
直美 野田
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Nissan Motor Co Ltd
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NGK Insulators Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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    • F02B1/02Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition
    • F02B1/04Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition with fuel-air mixture admission into cylinder
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

(57)【要約】 【構成】 モノリス担体14上に、三元性能を有する少
なくとも1層からなる第1触媒層と、該第1触媒層の表
面に炭化水素浄化能を有する第2触媒層を設けてなる排
ガス浄化用触媒。 【効果】 HCが多量に発生するエンジン始動時には、
二次空気を導入して燃料リーン側にすることによりHC
を高効率で浄化でき、また、この時発生する反応熱によ
って暖気特性を向上させることができる。更に、暖気後
の定常運転時においても、好適に三元性能を発現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排ガス浄化用触媒及び
排ガス浄化方法、特に自動車用内燃機関に好適に用いる
ことができる排ガス浄化用触媒及び排ガス浄化方法に関
し、更に詳しくは、エンジン始動時(コールドスタート
時)に多量に発生する炭化水素(HC)を二次空気とと
もに好適に浄化でき、また暖機後、安定かつ長期間にわ
たり高効率でHC、一酸化炭素(CO)、窒素酸化物
(NOX)を浄化できる排ガス浄化用触媒及び排ガス浄
化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】排ガス規制強化とともに、エンジンのマ
ニホールド近傍へ触媒を配設し、触媒の暖機特性を向上
させたり、通電発熱型ヒーターを用いて急峻に昇温させ
てヒーターの触媒又は後方側の例えばメイン触媒を加熱
させ、エンジン始動時に多量発生するHCを浄化する技
術が注目されている。更に、燃料がリッチになるエンジ
ン始動時に、触媒の暖機性を向上させる技術に加え、二
次空気を導入し、排ガスを空気過剰率λ=1である理論
空燃比(ストイキオ)付近から燃料リーン側の雰囲気に
して浄化する技術も提案されている。
【0003】このような排ガス浄化技術に用いられる触
媒として、例えば特公平3−38892号公報には、触
媒担体上に、白金(Pt)及びロジウム(Rh)のうち
少なくとも一種の触媒成分を含有する触媒層と、該触媒
層上に設けられ、酸素貯蔵能付与剤として作用する酸化
セリウム(CeO2)50〜95%と微量のパラジウム
(Pd)を含有するアルミナの被覆層とを備えた三元触
媒が開示されている。
【0004】また、通電発熱型ヒーターに担持された触
媒として、実開昭63−67609号公報、特表平3−
500911号公報、特開平3−72953号公報記載
の排ガス浄化用触媒がある。更に、コールドスタート時
にストイキオ付近からリッチ側において、特に炭化水素
の浄化活性の高い三元触媒が特開平2−56247号公
報に開示されている。これは、担体上にゼオライトを主
成分とする第1触媒層と、その上にPt、Pd、Rh等
の貴金属をAl23等のコート層に担持した酸化還元能
を備えた第2触媒層を設けてなる排ガス浄化用触媒であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公平
3−38892号公報記載の三元触媒は、酸素貯蔵能を
向上させ、理論空燃比(ストイキオ)近傍で有効に作用
させることを目的として考案された触媒であってリーン
側の性能やコールドスタート時の性能について考察され
たものではない。また被覆層の厚さが20〜40μmと
厚く、NOXの還元除去に最も有効なRhを含む触媒層
へのガスの拡散の障害となるため、三元触媒としても完
成されたものではなかった。
【0006】また、実開昭63−67609号公報、特
表平3−500911号公報、特開平3−72953号
公報等に示された通電発熱型ヒーターに担持された触媒
は、いずれも例えば貴金属等の触媒成分が、Al23
の耐火性金属酸化物に担持されたいわゆる従来の三元触
媒に関するものであり、通電発熱型に好適な組成、構造
を何ら開示していない。更に、特開平2−56247号
公報に開示されている触媒は、HCを酸化によって最も
効率よく浄化できるリーン側で作用するものではなく、
浄化が不十分なものであった。
【0007】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、HCを効率よ
く除去できるリーン側での浄化作用に優れ、通電発熱型
ヒータに担持された触媒としても好適な組成、構造を有
する排ガス浄化用触媒、及びエンジン始動時に多量に発
生するHCを、二次空気を導入して高効率で浄化できる
排ガス浄化方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、モノリ
ス担体上に三元性能を有する少なくとも1層からなる第
1触媒層と、該第1触媒層の表面に炭化水素浄化能を有
する第2触媒層を設けてなることを特徴とする排ガス浄
化用触媒が提供される。本発明の排ガス浄化用触媒にお
いては、三元性能を有する第1触媒層に少なくともRh
が含まれ、かつ、炭化水素浄化能を有する第2触媒層に
PtかPdの一方が含まれていることが好ましい。ま
た、モノリス担体としては、耐熱性無機質からなり、ハ
ニカム構造を有する通電発熱型ヒーター(ハニカムヒー
ター)が好ましい。
【0009】更に、本発明によれば、モノリス担体上に
三元性能を有する少なくとも一層からなる第1触媒層
と、該第1触媒層の表面に炭化水素浄化能を有する第2
触媒層を設けてなる排ガス浄化用触媒の前方(排ガス上
流側)より、エンジン始動時排ガスに二次空気を導入す
ることを特徴とする排ガス浄化方法が提供される。本発
明の排ガス浄化方法においては、エンジン始動時に二次
空気を導入することにより燃料リーン側の雰囲気にする
ことが好ましく、また、二次空気導入とともに前記ハニ
カムヒーターを通電加熱することが好ましい。
【0010】
【作用】本発明の排ガス浄化用触媒及び排ガス浄化方法
は上記のように構成され、炭化水素が多量に発生するエ
ンジン始動時(コールドスタート時)においては、主に
外層たる炭化水素浄化能を有する第2触媒層が作用し、
触媒の前方(排ガス上流側)より二次空気を導入して空
燃比をリーン側にすることによって、HCを高効率で浄
化でき、一方、暖機後の定常運転時においては、主に内
層の三元性能を有する第1触媒層が有効に作用して、好
適に三元性能を発現する。また、反応熱による暖機性の
向上によって触媒の活性が高まり、更なる浄化能の向上
が果たされる。
【0011】以下、本発明について更に詳細に説明す
る。本発明において、三元性能を有する第1触媒層は1
層又は複数層からなり、少なくともRhを含有すること
が好ましい。Rhの含有量は1〜15g/ft3(モノ
リス担体体積)であることが、触媒の耐久性、NOX
元除去能などの点で好ましいが、Rhは高価な貴金属
故、1.5〜10g/ft3の範囲にすることが特に好
ましい。
【0012】Rh以外の触媒金属としては、Pt、Pd
の貴金属も任意に使用し得るが、RhとPt、Pdは合
金を作り易く失活の原因となるため、互いに分離して配
置することが好ましい。例えば、予めRhとPtが別々
に基体上に担持された凝集体を触媒層として混層の形で
配置するか、又は、Rhを含む基体とPtを含む基体が
層状に配置された構成等が好ましい。これらの内、層状
に配置する構成が合金化を実質的に完全に防止できるの
で好ましく、更にRhを含む層を表層側に配置した構成
がNOX還元除去能を更に向上させより好ましい。
【0013】三元性能を好適に発現するためには酸素貯
蔵能を有するCeO2やLa23等の希土類酸化物を添
加することが好ましく、添加量は基体に対し、5〜30
wt%が三元触媒操作範囲(ウィンドウ)を広げ、また基
体の耐熱性を向上させるため好ましい。また、Rh成分
はCeO2等と固溶体を作り易く失活の原因となるた
め、RhとCe02は分離した形で触媒層に含有される
ことが好ましい。更に、CeO2等は、ZrO2と複合酸
化物を形成させることが、酸素貯蔵能を更に向上させよ
り好ましい。
【0014】この三元性能を有する第1触媒層の基体は
アルミナ及び/又はジルコニアを主成分とすることが好
ましい。アルミナは通常活性アルミナと呼ばれる比表面
積50m2/g以上のものが好適に使用でき、特に10
0m2/g以上のものが貴金属の分散性を向上させ、低
温着火性能を向上させるので好ましい。一方、Rhは活
性アルミナに担持しても充分その性能を発揮できるが、
活性アルミナと比較的強い相互作用を持ち、リーン側で
固溶して失活の原因となるため50m2/g以下のアル
ミナかジルコニアに担時されることが特に好ましい。第
1触媒層における貴金属の総担持量は20〜80g/f
3の範囲とすることが触媒性能、コストの点で好まし
く、また、第1触媒層の膜厚は20〜50μmが性能及
び膜付着性の点で好ましい。更に、必要に応じて、N
i、Co、Fe、Cu等の遷移金属も基体に対し1〜1
0wt%添加すると、種々の助触媒作用を発現し好まし
い。
【0015】次に、炭化水素浄化能を有する第2触媒層
について説明する。炭化水素浄化能を有する第2触媒層
も1層又は複数層からなり、少なくともPtかPdの一
方を含むことが好ましい。Pt又はPd、あるいはこれ
らの両者を5〜50g/ft3含有することがコールド
スタート時のHCやCOを浄化するのに好適である。含
有量が5g/ft3未満の場合には浄化能不足であり、
50g/ft3を越えると定常運転時NOのN2への選択
的除去が妨害され、かつ貴金属コストが高くなるので好
ましくない。最も好ましい成分はPdであり、Pdは低
温着火性と安価である特徴を持つ。また、必要に応じて
Rhを添加することができるが、この場合Rhは1〜5
g/ft3の範囲に極力抑えることが好ましい。Rhを
添加する場合、前述の通り、PtやPdの合金化を防止
するため、種々の対策を施すことが好ましい。
【0016】第2触媒層に用いる基体としては、活性ア
ルミナが好ましい。また、必要に応じてゼオライトを添
加することができる。ゼオライトはコールドスタート
時、HCを選択的に吸着し、暖機とともに放出するの
で、HCの浄化能を向上させる。ゼオライトの添加量は
活性アルミナに対し、5〜50wt%の範囲で添加するこ
とができ、組成としてはSi/Al比40以上が耐熱性
の点で好ましい。
【0017】酸素貯蔵能を有するCe02やLa23
の希土類酸化物は特に必要としないが、定常運転時の触
媒性能の点で基体に対し5〜30wt%添加することが好
ましい。炭化水素浄化能を有する第2触媒層の膜厚は2
〜20μmで三元性能を有する第1触媒層より薄くする
ことが重要である。膜厚が2μm未満では所望のHC浄
化能を示さず、また20μmを越えると第2触媒層で支
配的に三元反応が進行し始めるので、内層の三元性能を
有する第1触媒層が有効に作用しない。更に、必要に応
じて、Zr、Ni、Co、Fe、Cu、Re等の遷移金
属も助触媒として添加し得る。本排ガス浄化用触媒の貴
金属の総担持量は30〜130g/ft3の範囲にする
ことがコスト、性能の点で好ましい。
【0018】本発明の排ガス浄化用触媒は、コンバータ
ーや通電発熱型ヒーター等過酷な条件で使用されるの
で、モノリス担体としては、耐熱性無機質からなり、ハ
ニカム構造を有するものが好ましい。また、通電発熱型
ヒーターは、急峻に触媒温度を上昇でき、コールドスタ
ート時の浄化を最大限に活用できるので本触媒を用いる
のに特に好適である。通電発熱型ヒーターとしては、従
来から用いられているフォイル型のヒーターも使用でき
るが、粉末冶金法からなるヒーターの方が、機械的強度
やテレスコープの問題がなく信頼性に富むことから好ま
しい。
【0019】モノリス担体の構成材料としては、コーデ
ィエライトや通電により発熱する金属質のハニカム構造
体が好適に用いられ、通電により発熱する金属質ハニカ
ム構造体が機械的強度が高いため特に好ましい。金属質
の場合、例えばステンレス鋼やFe−Cr−Al、Fe
−Cr、Fe−Al、Fe−Ni、W−Co、Ni−C
r等の組成を有する材料からなるものが挙げられる。上
記のうち、Fe−Cr−Al、Fe−Cr、Fe−Al
が耐熱性、耐酸化性、耐食性に優れ、かつ安価で好まし
い。ハニカム構造体は、多孔質であっても非多孔質であ
ってもよいが、多孔質のハニカム構造体が触媒層との密
着性が強く熱膨張差による触媒の剥離が生ずることが殆
どないことから好ましい。
【0020】次に、ハニカム構造からなるモノリス担体
のうち金属質ハニカム構造体の製造方法の例を説明す
る。まず、所望の組成となるように、例えばFe粉末、
Al粉末、Cr粉末、又はこれらの合金粉末などにより
金属粉末原料を調製する。次いで、このように調製され
た金属粉末原料と、メチルセルロース、ポリビニルアル
コール等の有機バインダー、水を混合した後、この混合
物を所望のハニカム形状に押出成形する。
【0021】次に、押出成形されたハニカム成形体を、
非酸化雰囲気下1000〜1450℃で焼成する。ここ
で、水素を含む非酸化雰囲気下において焼成を行うと、
有機バインダーがFe等を触媒にして分解除去し、良好
な焼結体(ハニカム構造体)が得られ好ましい。焼成温
度が1000℃未満の場合、成形体が焼結せず、焼成温
度が1450℃を越えると得られる焼結体が変形するた
め好ましくない。なお、望ましくは、得られた構造体の
隔壁及び機構の表面を耐熱性金属酸化物で被覆する。
【0022】得られたハニカム構造体は、後述する電極
間に、各種の態様により抵抗調節機構を設けることが好
ましい。ハニカム構造体に設ける抵抗調節機構として
は、例えばスリットを種々の方向、位置、長さで設け
ること、貫通軸方向の隔壁長さを変化させること、
ハニカム構造体の隔壁の厚さ(壁厚)を変化させるか、
又は貫通孔のセル密度を変化させること、及びハニカ
ム構造体の隔壁にスリットを設けること、等が好ましい
ものとして挙げられる。このうち、発熱部分を簡易に調
節できる方法として、のスリットの形成が特に好まし
い。
【0023】上記のようにして得られた金属質ハニカム
構造体は、通常その外周部の隔壁または内部に、ろう付
け、溶接などの手段によって電極を設けることにより、
ハニカム型のヒーターが作製される。なお、ここでいう
電極とは、当該ヒーターに電圧をかけるための端子の総
称を意味する。
【0024】このヒーターは、全体としてその抵抗値が
0.001Ω〜0.5Ωの範囲となるように形成するこ
とが好ましい。ハニカム構造体のハニカム形状としては
特に限定されないが、具体的には、例えば6〜1500
セル/インチ2(cpi2)(0.9〜233セル/cm
2)の範囲のセル密度を有するように形成することが好
ましい。また、隔壁の厚さは50〜2000μmの範囲
が好ましい。
【0025】また、上記したようにハニカム構造体は多
孔質であっても非多孔質でもよくその気孔率は制限され
ないが、0〜50%、好ましくは5〜25%の範囲とす
ることが強度特性、耐酸化性、耐食性、及び触媒層との
密着性の点から好ましい。なお、本発明においてハニカ
ム構造体とは、隔壁により仕切られた多数の貫通孔を有
する一体構造をいい、例えば貫通孔の断面形状(セル形
状)は円形、多角形、コルゲート形等の各種の任意な形
状が使用できる。
【0026】次に、三元性能を有する第1触媒層の調製
法について説明する。まず、含浸法、共沈法等を利用し
て活性アルミナからなる基体に予めCe等希土類元素の
水溶液を酸化物換算で3〜10wt%添加して、500〜
950℃の温度で焼成し、活性アルミナ−希土類金属酸
化物の複合酸化物を得る。これにより後の工程で担持す
る貴金属が均一分散した形で得られる。次いで、酸やア
ミン等の解膠剤の共存下で湿式法にて複合酸化物を解砕
し、必要に応じて希土類金属を酸化物の形態で添加し、
更にRh、Pd、Pt等の貴金属の水溶液を添加して所
望の担時スラリーを得る。これをモノリス担体に被覆担
持し、乾燥工程を経て、500〜950℃の温度で焼成
して、三元性能を有する第1触媒層を得る。
【0027】また、前述の担持スラリーを、そのまま乾
燥し、500〜950℃の温度で仮焼して貴金属が基体
に予め固定された複合酸化物を得、これを再び解膠剤と
ともに湿式法にて解砕し、これを担持スラリーとしてモ
ノリス担体に被覆することも可能である。この場合、貴
金属と基体は適切な相互作用を持つので、特に耐久性の
点で好ましい。なお、複層構造にする場合は、前述の2
通りの方法を応用してモノリス担体に被覆するが、この
場合、途中の焼成工程は必ずしも必要ではない。
【0028】三元性能を有する第1触媒層の最外層(最
表層)は、Rh成分を主体とする層を配置する場合も同
様に前述の方法を応用してモノリス担体に被覆すること
ができるが、耐久性の点より、基体として比表面積50
2/g以下のアルミナ又はジルコニアに担持されるこ
とが好ましく、また、CeO2等の希土類酸化物との直
接的な接触は好ましくないことから、活性アルミナ、比
表面積50m2/g以下のアルミナ、ジルコニア等を所
望の配合比で湿式法にて解砕し、これに、Rhの金属塩
水溶液と必要に応じてCeO2の粉末を添加し、これを
担持スラリーとしてモノリス担体に被覆することができ
る。また、この場合も前記と同様に、担持スラリーをそ
のまま乾燥し、500〜950℃の温度で仮焼してRh
が基体に予め固定化された複合酸化物を得、これを再び
湿式法にて解砕し、担持スラリーとすることができる。
【0029】更に、最も好ましい例としては、比表面積
50m2/g以下のアルミナ又はジルコニア、あるいは
これらの複合酸化物にRhをあらかじめ固定担持し、こ
れを最表層に担持するか、あるいはこれに活性アルミナ
−希土類複合酸化物(希土類は酸化物で添加してもよ
い)を必要量添加して担持スラリーを得ることもでき
る。これによりRhの耐熱性は飛躍的に向上し、Ceや
他のPt、Pdとの接触も実質的に防げるのでRhの耐
熱性が向上して最も好ましい。
【0030】次に、炭化水素浄化能を有する第2触媒層
の調製法であるが、この場合も、PtやPdを主成分と
する以外は三元性能を有する第1触媒層と同様の調製法
を用いて調製する。また、本触媒は、実質的にPtやP
dが触媒最表層に濃縮されて分布していることが重要で
あり、第1触媒層上に貴金属を含まない基体を被覆した
後、あるいは第1触媒層に直接PtやPdを吸着法や含
浸法によって添加して、PtやPdを触媒最表層に配置
することができる。
【0031】次に、上記排ガス浄化用触媒を用いた排ガ
ス浄化方法について説明する。本触媒は、コールドスタ
ート時、HCの浄化能を最大限に発揮するために、エン
ジン始動時に本触媒の前方より二元空気を導入する必要
がある。すなわち、エンジン始動時における過度のリッ
チ側ではHCやCOを浄化できず、またその反応熱によ
る更なる暖機性向上に結びつかないからである。
【0032】二次空気の導入位置は、エンジン排ガス排
気孔から本触媒の間であればどこでもよく特に制限され
ないが、排気孔付近に導入する方が、排気ガスと二次空
気の混合が良くなり特に好ましい。二元空気の導入量
は、エンジンの排気量に依存するが、一般に50〜30
0l/minである。この時の空燃比は、ストイキオ近傍
からリーン側(λ=0.9〜1.5程度)にする。特に
λ=1.0〜1.3程度のリーン側にすることがHC浄
化能を向上させ好ましい。二元空気の導入時期は、エン
ジンクランク後から一般にλセンサーが作動するまでの
時期であり、概ね60秒以内である。
【0033】コールドスタート時の浄化能を最大限に発
揮させるためには、本触媒を通電発熱型ヒーターに用い
ることが最も好ましく、エンジンクランク後に通電と二
次空気の導入を開始し、概ね60秒以内にそれぞれ通
電、供給を停止する。これにより、通常の三元触媒が担
持している場合よりHCやCOの浄化能が高くなり、そ
の反応熱を最大限に利用し得るので、ヒーターへの消費
電力が大幅に低減でき、また、暖機後の定常運転でも好
適に三元性能を示すので、その効果は絶大である。な
お、通電に関しては、エンジンクランク前(例えば30
秒以内)に実施しても、好適な浄化性能を得ることがで
きる。
【0034】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例に限られるもので
はない。
【0035】[ハニカムヒーターの調製]純Fe粉末、
純Cr粉末、Fe−50wt%Al合金粉末、Fe−20
wt%B粉末、Fe−75wt%Si粉末をFe−20Cr
−5Al−1Si−0.05B(重量%)の組成になる
よう原料を配合し、これに有機バインダー(メチルセル
ロース)と酸化防止剤(オレイン酸)、水を添加して坏
土を調製し、四角セルよりなるハニカムを押出成形し、
乾燥後H2雰囲気下1350℃で焼成し、リブ厚4mil、
貫通孔数400cpi2のハニカム構造体を得た。
【0036】上記方法により得られた外径90mmφ、
長さ40mmのハニカム構造体に対して、図1に示すよ
うに、その外側面10上に2ヶ所電極11をセットし
た。また、図に示すように、70mmの長さのスリット
12を貫通孔の軸方向に6ヶ所設け(両端のスリット長
さは50mm)、かつスリット12間のセル数が7個
(約10mm)となるように形成した。更に、スリット
12の外周部13には耐熱性のZrO2からなる無機接
着剤を充填して絶縁部とし、ハニカムヒーター14を作
製した。
【0037】[触媒の調製] (1)方法A 市販のγ−Al23(BET比表面積200m2/g)
に硝酸セリウム水溶液をセリア換算で6wt%になるよう
含浸担持し、600℃で3時間で仮焼して、アルミナ−
セリア複合酸化物を得る。得られたアルミナ−セリア複
合酸化物を湿式法にて解砕し、これにセリア粉末をγ−
Al23に対し24wt%添加し、更に単一の貴金属と適
度な酢酸を添加して担持スラリーを得、これをハニカム
ヒーターに被覆担持し、乾燥後550℃で3時間焼成し
触媒を得る。
【0038】(2)方法B 方法Aで得られた担持スラリーを100℃で15時間乾
燥し、550℃で3時間焼成して貴金属が予めアルミナ
−セリア複合酸化物に固定化された貴金属−アルミナ−
セリア複合酸化物を得る。更に適度な酢酸を添加し、湿
式法にて解砕して担持スラリーを得、これをハニカムヒ
ーターに被覆担持し、乾燥後550℃で3時間焼成し触
媒を得る。貴金属の水溶液は各々ジニトロジアミン白
金、硝酸パラジウム、硝酸ロジウムを用いる。
【0039】(3)方法C 方法Bで得られた貴金属の種類の異なる担持スラリー2
種を混ぜて新たなる担持スラリーを得、方法Aと同じ方
法にてハニカムヒーターに触媒を被覆担持する。
【0040】(4)方法D 市販の部分安定化ZrO2粉(Y233mol%含有、BE
T比表面積16m2/g)に硝酸ロジウム水溶液を用い
てZrO2にRhを含浸し、100℃で15時間乾燥
後、550℃で3時間仮焼してRh含有ZrO2粉を得
る。これに適度な酢酸とγ−Al23粉(50部)を添
加し、湿式法にて解砕して担持スラリーを得、以下方法
Aと同じ方法にてハニカムヒーターに触媒を被覆担持す
る。
【0041】(5)方法E 方法Dで得られた触媒に硝酸パラジウム水溶液を含浸
し、更に乾燥、焼成(550℃で3時間)して触媒表層
にPdが濃縮された触媒を得る。
【0042】(6)方法F 方法Aと同一の方法にてPtとRhを同時に添加した担
持スラリーを得る。得られた触媒はPtとRhが触媒層
内に均一に混在している。
【0043】(7)市販三元触媒 2種の市販三元触媒を購入し(6mil/400cpi2、コ
ーディオライト担体)、ハニカムヒーターと同一の体積
になるよう切断加工した。
【0044】上記、方法A〜Fを単独又は組み合わせ
て、あるいは市販の三元触媒を切断加工して、以下の実
施例及び比較例の触媒を調製した。
【0045】(実施例1)方法Cにより、膜厚30μ
m、Pt含有量35g/ft3、Rh含有量5g/ft3
の触媒層をハニカムヒーターに被覆担持し、次いで、こ
の触媒層の表面に、方法Bにより、膜厚10μm、Pd
含有量20g/ft3の触媒層を被覆担持した。
【0046】(実施例2)方法Bにより、膜厚20μ
m、Pt含有量35g/ft3の触媒層をハニカムヒー
ターに被覆担持し、次いで、この触媒層の表面に、同じ
く方法Bにより、膜厚10μm、Rh含有量5g/ft
3の触媒層を被覆担持し、更に、この触媒層の表面に、
同じく方法Bにより、膜厚10μm、Pd含有量20g
/ft3の触媒層を被覆担持した。
【0047】(実施例3)方法Bにより、膜厚10μ
m、Rh含有量5g/ft3の触媒層をハニカムヒータ
ーに被覆担持し、次いで、この触媒層の表面に、同じく
方法Bにより、膜厚20μm、Pt含有量35g/ft
3の触媒層を被覆担持し、更に、この触媒層の表面に、
同じく方法Bにより、膜厚10μm、Pd含有量20g
/ft3の触媒層を被覆担持した。
【0048】(実施例4)方法Bにより、膜厚20μ
m、Pt含有量35g/ft3の触媒層をハニカムヒー
ターに被覆担持し、次いで、この触媒層の表面に、同じ
く方法Bにより、膜厚10μm、Rh含有量5g/ft
3の触媒層を被覆担持し、更に、この触媒層の表面に、
同じく方法Bにより、膜厚10μm、Pt含有量10g
/ft3の触媒層を被覆担持した。
【0049】(実施例5)方法Aにより、膜厚20μ
m、Pt含有量35g/ft3の触媒層をハニカムヒー
ターに被覆担持し、次いで、この触媒層の表面に、同じ
く方法Aにより、膜厚10μm、Rh含有量5g/ft
3の触媒層を被覆担持し、更に、この触媒層の表面に、
同じく方法Aにより、膜厚10μm、Pd含有量20g
/ft3の触媒層を被覆担持した。
【0050】(実施例6)方法Bにより、膜厚10μ
m、Pt含有量35g/ft3の触媒層をハニカムヒー
ターに被覆担持し、次いで、この触媒層の表面に、方法
Dにより、膜厚10μm、Rh含有量5g/ft3の触
媒層を被覆担持し、更に、この触媒層の表面に、方法B
により、膜厚10μm、Pd含有量20g/ft3の触
媒層を被覆担持した。
【0051】(実施例7)方法Cにより、膜厚40μ
m、Pt含有量35g/ft3、Rh含有量5g/ft3
の触媒層をハニカムヒーターに被覆担持し、次いで、方
法Eにより、この触媒の表層に10μm程度の厚さで2
0g/ft3のPdを含浸した。
【0052】(比較例1)方法Fにより、膜厚40μ
m、Pt及びRhの総含有量40g/ft3、Pt/R
h=5/1の触媒層をハニカムヒーターに被覆担持し
た。
【0053】(比較例2)6mil/400cpi2のコーデ
ィエライト担体に、基体が活性アルミナ−セリア複合酸
化物からなる、膜厚40μm、Pt及びRhの総含有量
40g/ft3、Pt/Rh=5/1の触媒層が被覆担
持された市販の三元触媒を、実施例のハニカムヒーター
と同一の体積になるように切断加工した。なお、Ptと
Rhとは、比較例1同様、触媒層内に均一に混在してい
る。
【0054】(比較例3)6mil/400cpi2のコーデ
ィエライト担体に、基体が活性アルミナ−セリア複合酸
化物からなる、膜厚30μm、Pt含有量40g/ft
3の触媒層が被覆担持され、更に、この触媒層の表面
に、同じく基体が活性アルミナ−セリア複合酸化物から
なる、膜厚10μm、Rh含有量5g/ft3の触媒層
が被覆担持された市販の三元触媒を、実施例のハニカム
ヒーターと同一の体積になるように切断加工した。
【0055】[評価方法] (1)触媒の耐久試験 実エンジンの排ガスを用いて、上記実施例及び比較例か
ら得られた触媒の長期寿命を推定するために、触媒温度
が750℃になるようにセットし、燃料カットモードを
取り入れて合計100時間エージングした。
【0056】(2)触媒のコールドスタート時の特性評価 上記耐久試験後のサンプルを用い、エンジン始動時の排
ガス浄化特性を評価した(FTPにおけるBag1Aテ
スト)。サンプルはエンジン排気孔から200mmの位
置にセットし、通電中のヒーター温度が450℃になる
ようにオン−オフ制御で60秒間通電した。また、二次
空気はエンジン排気孔から100mmの位置でエンジン
始動後40秒間、200l/minで導入し、λ=1.0
〜1.3の雰囲気を保持するようにした。なお、ヒータ
ーを通電加熱しない場合における排ガス浄化特性も合わ
せて評価した。得られた結果を表1に示す。
【0057】
【表1】
【0058】表1より、本実施例のサンプルは、比較例
のものよりCO、HCのエミッション値が低く、排ガス
の浄化能に優れることがわかる。特に通電加熱ありの場
合、実施例のサンプルは炭化水素浄化能を有する第2触
媒層を配置しているのでHCの浄化能が高い。また、二
次空気を導入した場合(ヒーターは通電加熱せず)の性
能より、マニホールド用コンバーター(マニバーター)
としての性能が推定できるが、実施例のものがいずれも
浄化効率が高い。二次空気を導入しない場合のエミッシ
ョン値は、実施例、比較例ともにHC1.8g、CO 25g、
NOX 1.4gであり、二次空気が導入されたことによ
って、はじめて実施例の如く効果が発現する。なお、耐
久後のサンプルを切り出して、合成ガスからなるエンジ
ン模擬ガスを用い、触媒の着火性能(リーン側とストイ
キオの2点)と定常特性を評価したところ、実施例のサ
ンプルが比較例のサンプルに比し優れた三元性能(低温
活性、400℃における高浄化率)を示すことが確認で
き、暖気後の定常運転にも好適に作用することが確認で
きた。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の排ガス浄
化用触媒及び排ガス浄化方法によれば、炭化水素(H
C)が多量に発生するエンジン始動時(コールドスター
ト時)に二次空気を導入してHCを最も効率よく浄化で
きる燃料リーン側にすることにより、HCを高効率で浄
化できる。また、この時発生する反応熱により暖機特性
が向上し、特に通電発熱型ヒーターに用いる場合は、そ
の反応熱を最大限に利用し得るので、ヒーターへの消費
電力が大幅に低減できる。更に、暖機後の定常運転にお
いても好適に三元性能を発現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハニカムヒーターの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 外側面 11 電極 12 スリット 13 スリットの外周部 14 ハニカムヒーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F01N 3/22 321 P 3/28 301 P (72)発明者 山梨 文徳 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 柴田 勝弘 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 安部 文夫 愛知県半田市相賀町1番地の29 (72)発明者 近藤 智治 岐阜県土岐市泉西窯町4丁目43番地 (72)発明者 鈴木 純一 三重県桑名市大字小貝須字柳原351番地の 13 (72)発明者 野田 直美 愛知県一宮市大和町馬引字郷裏13番地

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モノリス担体上に三元性能を有する少な
    くとも1層からなる第1触媒層と、該第1触媒層の表面
    に炭化水素浄化能を有する第2触媒層を設けてなること
    を特徴とする排ガス浄化用触媒。
  2. 【請求項2】 触媒活性成分として、第1触媒層に、少
    なくともRhが含まれ、かつ、第2触媒層に、少なくと
    もPtかPdの一方が含まれている請求項1記載の排ガ
    ス浄化等触媒。
  3. 【請求項3】 第2触媒層が、アルミナ及び/又はゼオ
    ライトを主成分とする基体と希土類酸化物からなる請求
    項1又は2記載の排ガス浄化用触媒。
  4. 【請求項4】 第1触媒層が、アルミナ及び/又はジル
    コニアを主成分とする基体と必要に応じて希土類酸化物
    からなる請求項1ないし3のいずれかに記載の排ガス浄
    化用触媒。
  5. 【請求項5】 第1触媒層の最外層が、Rhを含むNO
    X還元能を有する触媒層からなる請求項1ないし4のい
    ずれかに記載の排ガス浄化用触媒。
  6. 【請求項6】 モノリス担体が耐熱性無機質からなり、
    ハニカム構造を有する請求項1ないし5のいずれかに記
    載の排ガス浄化用触媒。
  7. 【請求項7】 モノリス担体がハニカム構造からなり、
    少なくとも一個の電極を有し、通電により発熱する請求
    項1〜5記載のいずれかに記載の排ガス浄化用触媒。
  8. 【請求項8】 ハニカム構造からなるモノリス担体の電
    極間に抵抗調節機構を設けた請求項7記載の排ガス浄化
    用触媒。
  9. 【請求項9】 モノリス担体上に三元性能を有する少な
    くとも一層からなる第1触媒層と、該第1触媒層の表面
    に炭化水素浄化能を有する第2触媒層を設けてなる排ガ
    ス浄化用触媒の前方より、エンジン始動時排ガスに二次
    空気を導入することを特徴とする排ガス浄化方法。
  10. 【請求項10】 エンジン始動時に二次空気を導入する
    ことにより、排ガスをリーン側にする請求項9記載の排
    ガス浄化方法。
  11. 【請求項11】 モノリス担体が耐熱性無機質からな
    り、ハニカム構造を有する請求項9又は10記載の排ガ
    ス浄化方法。
  12. 【請求項12】 モノリス担体がハニカム構造からな
    り、少なくとも一個の電極を有し、エンジン始動時に二
    次空気を導入するとともに通電により発熱する請求項9
    又は10記載の排ガス浄化方法。
  13. 【請求項13】 ハニカム構造からなるモノリス担体の
    電極間に抵抗調節機構を設けた請求項12記載の排ガス
    浄化方法。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002002916A1 (fr) * 2000-06-30 2002-01-10 Ict Co., Ltd. Dispositif catalytique permettant la clarification de gaz d'echappement
US6667018B2 (en) 1994-07-05 2003-12-23 Ngk Insulators, Ltd. Catalyst-adsorbent for purification of exhaust gases and method for purification of exhaust gases
JP2008510605A (ja) * 2004-08-21 2008-04-10 ユミコア・アクチエンゲゼルシャフト・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト 触媒被覆された粒子フィルタ及びその製造方法並びにその使用
JP2010005590A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Toyota Motor Corp 排ガス浄化用触媒
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