JPH0623047Y2 - マイクロ波回路 - Google Patents
マイクロ波回路Info
- Publication number
- JPH0623047Y2 JPH0623047Y2 JP1987153416U JP15341687U JPH0623047Y2 JP H0623047 Y2 JPH0623047 Y2 JP H0623047Y2 JP 1987153416 U JP1987153416 U JP 1987153416U JP 15341687 U JP15341687 U JP 15341687U JP H0623047 Y2 JPH0623047 Y2 JP H0623047Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- microwave circuit
- waveguide
- circuit module
- output terminal
- input
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はマイクロ波回路に関し、特にパッケージに入っ
たマイクロ波回路モジュールの入力端子，出力端子を同
軸導波管変換部を介してそれぞれ別々の導波管に接続し
たマイクロ波回路に関する。
たマイクロ波回路モジュールの入力端子，出力端子を同
軸導波管変換部を介してそれぞれ別々の導波管に接続し
たマイクロ波回路に関する。
第３図は従来のかかるマイクロ波回路の一例を示す図面
であり、(a)は平面図、(b)は(a)のＥ−Ｅ線断面図、(c)
は(a)のＦ−Ｆ線断面図である。
であり、(a)は平面図、(b)は(a)のＥ−Ｅ線断面図、(c)
は(a)のＦ−Ｆ線断面図である。
第３図に示す従来例は、入出力端子１が接地面２を貫通
する方向に出たパッケージ３に入ったFET増幅器，減衰
器等の二つのマイクロ波回路モジュール４が筐体５の上
面６に取付けられ、同軸導波管変換部７を介して筐体５
に形成された三つの導波管８に接続されて構成されてい
る。各マイクロ波回路モジュール４の入出力端子１を結
ぶ軸線の方向は各導波管８の信号伝搬方向と同じ方向を
向き入出力端子１に設けた同軸導波管変換用のプローブ
９と導波管８の短絡面１０とは同軸導波管変換部７の整
合に必要な距離ｌ２をとって配置される。マイクロ波回
路モジュール４の接地面２の中央部に設けられたバイア
ス端子１３は、マイクロ波回路モジュール４内のFET１
４へのバイアス電源、あるいは、他の能動素子への制御
信号の供給に使用される。
する方向に出たパッケージ３に入ったFET増幅器，減衰
器等の二つのマイクロ波回路モジュール４が筐体５の上
面６に取付けられ、同軸導波管変換部７を介して筐体５
に形成された三つの導波管８に接続されて構成されてい
る。各マイクロ波回路モジュール４の入出力端子１を結
ぶ軸線の方向は各導波管８の信号伝搬方向と同じ方向を
向き入出力端子１に設けた同軸導波管変換用のプローブ
９と導波管８の短絡面１０とは同軸導波管変換部７の整
合に必要な距離ｌ２をとって配置される。マイクロ波回
路モジュール４の接地面２の中央部に設けられたバイア
ス端子１３は、マイクロ波回路モジュール４内のFET１
４へのバイアス電源、あるいは、他の能動素子への制御
信号の供給に使用される。
上述した従来のマイクロ波回路は、一つのマイクロ波回
路モジュール４の２個の入出力端子１間の間隔が距離ｌ
２の２倍とバイアス端子１３の部分の長さとの和以上必
要なため、マイクロ波回路モジュール４内にて入出力端
子１および能動素子を接続する線路が長くなりモジュー
ルとしての損失が増加し、雑音特性あるいは利得等の電
気特性を劣化させる欠点があり、また、パッケージ３に
小型パッケージを用いた場合、距離ｌ２の必要な長さを
取ることができず整合性が悪くなる欠点がある。
路モジュール４の２個の入出力端子１間の間隔が距離ｌ
２の２倍とバイアス端子１３の部分の長さとの和以上必
要なため、マイクロ波回路モジュール４内にて入出力端
子１および能動素子を接続する線路が長くなりモジュー
ルとしての損失が増加し、雑音特性あるいは利得等の電
気特性を劣化させる欠点があり、また、パッケージ３に
小型パッケージを用いた場合、距離ｌ２の必要な長さを
取ることができず整合性が悪くなる欠点がある。
本考案のマイクロ波回路は、入力端子および出力端子が
接地面を貫通する方向に出たパッケージに入ったマイク
ロ波回路モジュールの前記入力端子および前記出力端子
を同軸導波管変換部を介してそれぞれ断面が矩形であり
幅が広い方の側壁が前記接地面と平行する別々の導波管
に接続したマイクロ波回路において、前記マイクロ波回
路モジュールの前記入力端子と前記出力端子とを結ぶ軸
線の方向が前記導波管の信号伝搬方向と直交するように
前記マイクロ波回路モジュールと前記導波管とを接続し
た構造になっている。
接地面を貫通する方向に出たパッケージに入ったマイク
ロ波回路モジュールの前記入力端子および前記出力端子
を同軸導波管変換部を介してそれぞれ断面が矩形であり
幅が広い方の側壁が前記接地面と平行する別々の導波管
に接続したマイクロ波回路において、前記マイクロ波回
路モジュールの前記入力端子と前記出力端子とを結ぶ軸
線の方向が前記導波管の信号伝搬方向と直交するように
前記マイクロ波回路モジュールと前記導波管とを接続し
た構造になっている。
次に、本考案について図面を参照して説明する。
第１図は本考案の第１の実施例を示す図面であり、(a)
は平面図、(b)は(a)のＡ−Ａ線断面図、(c)は(a)のＢ−
Ｂ線断面図である。
は平面図、(b)は(a)のＡ−Ａ線断面図、(c)は(a)のＢ−
Ｂ線断面図である。
この第１の実施例は、入出力端子１が接地面２を貫通す
る方向に出たパッケージ３に入ったFET増幅器等のマイ
クロ波回路モジュール４の２個が筐体５の上面６に取付
けられ、各マイクロ波回路モジュール４の入出力端子１
が、同軸導波管変換部７を介し、筐体５内部に形成され
た３個の導波管８に接続されて構成されている。各導波
管８は、それぞれ断面が矩形であり、幅が広い方の側壁
が各マイクロ波回路モジュール４の接地面２と平行にな
っている。
る方向に出たパッケージ３に入ったFET増幅器等のマイ
クロ波回路モジュール４の２個が筐体５の上面６に取付
けられ、各マイクロ波回路モジュール４の入出力端子１
が、同軸導波管変換部７を介し、筐体５内部に形成され
た３個の導波管８に接続されて構成されている。各導波
管８は、それぞれ断面が矩形であり、幅が広い方の側壁
が各マイクロ波回路モジュール４の接地面２と平行にな
っている。
各マイクロ波回路モジュール４の入出力端子１を結んだ
軸線の方向は、導波管８の信号伝搬方向と直角をなして
おり、入出力端子１に接続された同軸導波管変換用のプ
ローブ９は、導波管８の中心から側壁１１に寄り、しか
も短絡面１０からの距離ｌ1をとって整合がとれる位置
に選ばれている。各マイクロ波回路モジュール４を接続
する中央の導波管８の両端に設けられた２個のプローブ
９間の間隔Ｌ１は管内波長の３／４倍に選ばれており、
１／４波長の奇数倍になっている。
軸線の方向は、導波管８の信号伝搬方向と直角をなして
おり、入出力端子１に接続された同軸導波管変換用のプ
ローブ９は、導波管８の中心から側壁１１に寄り、しか
も短絡面１０からの距離ｌ1をとって整合がとれる位置
に選ばれている。各マイクロ波回路モジュール４を接続
する中央の導波管８の両端に設けられた２個のプローブ
９間の間隔Ｌ１は管内波長の３／４倍に選ばれており、
１／４波長の奇数倍になっている。
プローブ９と導波管側壁１１との間隔ｄ1は距離ｌ1より
小さく選ぶことが一般に可能であり、一つのマイクロ波
回路モジュール４の入出力端子１間の間隔Ｄ１を従来よ
り短縮することにより、マイクロ波回路モジュール４内
の損失を低減でき、また小型パッケージ入りのマイクロ
波回路モジュールの使用も可能となる。
小さく選ぶことが一般に可能であり、一つのマイクロ波
回路モジュール４の入出力端子１間の間隔Ｄ１を従来よ
り短縮することにより、マイクロ波回路モジュール４内
の損失を低減でき、また小型パッケージ入りのマイクロ
波回路モジュールの使用も可能となる。
更に導波管８のインピーダンスは１／４波長の奇数倍の
距離にて反転するため、中央の導波管８の両端のプロー
ブ９間の間隔Ｌ1を1/4波長の奇数倍に選んだことによ
り、同軸導波管変換部７の不連続によって発生するリア
クタンス成分が打ち消し合い、不連続による信号伝搬特
性への悪影響を低減することができる。
距離にて反転するため、中央の導波管８の両端のプロー
ブ９間の間隔Ｌ1を1/4波長の奇数倍に選んだことによ
り、同軸導波管変換部７の不連続によって発生するリア
クタンス成分が打ち消し合い、不連続による信号伝搬特
性への悪影響を低減することができる。
第２図は本考案の第２の実施例を示す図面であり、(a)
は平面図、(b)は(a)のＣ−Ｃ線断面図、(c)は(a)のＤ−
Ｄ線断面図である。
は平面図、(b)は(a)のＣ−Ｃ線断面図、(c)は(a)のＤ−
Ｄ線断面図である。
第２図に示す実施例は、２個のマイクロ波回路モジュー
ル４が筐体５の上面６および下面１２に取付けられ、各
マイクロ波回路モジュール４の入出力端子１が同軸導波
管変換部７を介し、筐体５内の導波管８に接続されて構
成されている。
ル４が筐体５の上面６および下面１２に取付けられ、各
マイクロ波回路モジュール４の入出力端子１が同軸導波
管変換部７を介し、筐体５内の導波管８に接続されて構
成されている。
マイクロ波回路モジュール４の損失を低減できること、
小型パッケージ入りのマイクロ波回路モジュールを使用
できること、中央の導波管８の信号伝搬特性の劣化を低
減できることは第１図に示す実施例におけると同じであ
る。
小型パッケージ入りのマイクロ波回路モジュールを使用
できること、中央の導波管８の信号伝搬特性の劣化を低
減できることは第１図に示す実施例におけると同じであ
る。
以上説明したように本考案は、入出力端子が接地面を貫
通する方向に出たパッケージに入ったマイクロ波回路モ
ジュールを同軸導波管変換部を介して導波管に接続した
マイクロ波回路において、各マイクロ波回路モジュール
をその入出力端子を結んだ軸線の方向が導波管の信号伝
搬方向と直角をなす向きに実装することにより、それぞ
れのマイクロ波回路モジュールにおいて入出力端子間の
間隔を短くし、そのマイクロ波回路モジュール内の損失
を低減し、さらに小型パッケージ入りのマイクロ波回路
モジュールの使用を可能にする効果がある。
通する方向に出たパッケージに入ったマイクロ波回路モ
ジュールを同軸導波管変換部を介して導波管に接続した
マイクロ波回路において、各マイクロ波回路モジュール
をその入出力端子を結んだ軸線の方向が導波管の信号伝
搬方向と直角をなす向きに実装することにより、それぞ
れのマイクロ波回路モジュールにおいて入出力端子間の
間隔を短くし、そのマイクロ波回路モジュール内の損失
を低減し、さらに小型パッケージ入りのマイクロ波回路
モジュールの使用を可能にする効果がある。
第１図(a)は本考案の第１の実施例の平面図、同図(b)は
同図(a)のＡ−Ａ線断面図、同図(c)は同図(a)のＢ−Ｂ
線断面図、 第２図(a)は本考案の第２の実施例の平面図、同図(b)は
同図(a)のＣ−Ｃ線断面図、同図(c)は同図(a)のＤ−Ｄ
線断面図、 第３図(a)は従来のマイクロ波回路の一例の平面図、同
図(b)は同図(a)のＥ−Ｅ線断面図、同図(c)は同図(a)の
Ｆ−Ｆ線断面図である。 １……入出力端子、２……接地面、３……パッケージ、
４……マイクロ波回路モジュール、５……筐体、６……
筐体上面、７……同軸導波管変換部、８……導波管、９
……プローブ、１０……導波管短絡面、１１……導波管
側壁、１２……筐体下面、１３……バイアス端子。
同図(a)のＡ−Ａ線断面図、同図(c)は同図(a)のＢ−Ｂ
線断面図、 第２図(a)は本考案の第２の実施例の平面図、同図(b)は
同図(a)のＣ−Ｃ線断面図、同図(c)は同図(a)のＤ−Ｄ
線断面図、 第３図(a)は従来のマイクロ波回路の一例の平面図、同
図(b)は同図(a)のＥ−Ｅ線断面図、同図(c)は同図(a)の
Ｆ−Ｆ線断面図である。 １……入出力端子、２……接地面、３……パッケージ、
４……マイクロ波回路モジュール、５……筐体、６……
筐体上面、７……同軸導波管変換部、８……導波管、９
……プローブ、１０……導波管短絡面、１１……導波管
側壁、１２……筐体下面、１３……バイアス端子。
Claims (2)
- 【請求項１】入力端子および出力端子が接地面を貫通す
る方向に出たパッケージに入ったマイクロ波回路モジュ
ールの前記入力端子および前記出力端子を同軸導波管変
換部を介してそれぞれ断面が矩形であり幅が広い方の側
壁が前記接地面と平行する別々の導波管に接続したマイ
クロ波回路において、前記マイクロ波回路モジュールの
前記入力端子と前記出力端子とを結ぶ軸線の方向が前記
導波管の信号伝搬方向と直交するように前記マイクロ波
回路モジュールと前記導波管とを接続したことを特徴と
するマイクロ波回路。 - 【請求項２】二つのマイクロ波回路モジュール間を接続
する導波管の両端に配置した同軸導波管変換部のプロー
ブ間の間隔を前記導波管の管内波長の１／４の奇数倍に
選んだ実用新案登録請求の範囲第１項記載のマイクロ波
回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987153416U JPH0623047Y2 (ja) | 1987-10-06 | 1987-10-06 | マイクロ波回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987153416U JPH0623047Y2 (ja) | 1987-10-06 | 1987-10-06 | マイクロ波回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0157802U JPH0157802U (ja) | 1989-04-11 |
| JPH0623047Y2 true JPH0623047Y2 (ja) | 1994-06-15 |
Family
ID=31429236
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987153416U Expired - Lifetime JPH0623047Y2 (ja) | 1987-10-06 | 1987-10-06 | マイクロ波回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0623047Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013247629A (ja) * | 2012-05-29 | 2013-12-09 | Nec Toshiba Space Systems Ltd | 電子部品の実装構造および電子部品搭載用筐体 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6188301U (ja) * | 1984-11-14 | 1986-06-09 | ||
| JPS6258703A (ja) * | 1985-09-09 | 1987-03-14 | Fujitsu Ltd | 超高周波回路装置 |
-
1987
- 1987-10-06 JP JP1987153416U patent/JPH0623047Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0157802U (ja) | 1989-04-11 |
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