JP6650530B2 - Siwと導波管又はアンテナとの間の非接触の移行部又は接続部を含む移行部構成 - Google Patents

Siwと導波管又はアンテナとの間の非接触の移行部又は接続部を含む移行部構成 Download PDF

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Description

本発明は、回路構成(例えば、能動又は受動回路構成)に関連付けられるSIW若しくは当該回路構成のSIWと、請求項1の最初の部分の事項を有する導波管又はアンテナ若しくはアンテナインタフェースとの間の移行部を備える移行部構成に関連する。
本発明は、請求項23の最初の部分の事項を有する移行部構成を提供するための方法にも関連する。
回路と例えば導波管又はアンテナとの間の移行部(transitions)又は接続部(connections)が、例えばマイクロ波技術又はミリメートル波技術などの多くの異なるアプリケーションのために必要とされている。特に、例えば超高速モバイルインターネット、高解像度の自動車用レーダーリンク、ギガビット毎秒のデータ及び映像リンク、医療及びセキュリティアプリケーション向けの精密撮像デバイスなどといった、高速のワイヤレスリンクについての増加している需要に起因して、ミリメートル波又はサブミリメートル波の周波数領域を使用できることは魅力的であり、なぜなら、それら周波数領域ではより大きい周波数帯域幅が利用可能だからである。よって、高い周波数を使用することが、より多くの関心を着実に獲得しつつある。
例えばmm波技術に基づくアンテナアレイシステムにおける、例えば電子的に操舵されるアンテナは、膨大なポテンシャルを有しており、高い受信感度又は大きいアンテナ利得を提供する相対的に大規模なアンテナ開口エリアに各々が相当する多重的な瞬間的ビームを可能にする。しかしながら、そうしたシステムは複雑であり、多くのアンテナエレメントを採用する複雑なアンテナアレイに高いコストが伴う。ミリメートル波周波数では、アンテナのサイズがミリメートルの数分の一へ低減され、それらを集積回路(IC)と一緒にキャリア上へ配置することが許容されることから、アンテナを単一のプロセスで集積回路に組み合わせることが可能となる。これが製造のコスト及び時間を低減し、それらアンテナは誘電フリーアンテナよりも小さい。
例えば高周波回路を含むパッケージと導波管ポート又はアンテナとの間の移行部に、いくつかの問題が関連付けられる。導波管の移行部は、一般に、その優勢な導波管モードを、マイクロストリップ又はコプレーナ伝送線モードへ変換する。
ダイレクトなリッジ−伝送線接続が提案されているが、特に製造の視点からの欠陥を被っており、なぜなら回路が容易に壊れ得るためである。
伝送線とチップ(回路)との間の接続について、ボンドワイヤ又はフリップチップ接続が使用されている。そうした接続は、高い周波数において相当なリアクタンスの一因となり、余計な損失及び達成可能な帯域幅の低下を引き起こす。高い周波数においてボンドワイヤ接続を用いる他の欠点は、ボンドワイヤが、インピーダンスミスマッチを生じさせかねず、誘導性があるために帯域幅を限ること、及び、回路のボンドパッド接触エリアが高い周波数では非常に小さくなり、ボンディングが高周波パッドをしばしば破壊することで、生産量(yield)に影響することである。ボンドワイヤは、さらに、スプリアス放射を生み出しかねず、パッケージ化された場合にはキャビティモードを励起するかもしれない。そのうえ、例えばアンテナについては、アンテナが位置する基板はミリメートル波周波数では損失が多くなり、それは例えばアンテナ放射効率が低下することを意味する。低い放射効率は、しかしながら、高い電力効率を要するシステム又は高い電力を扱うシステムにとっては受け入れ可能ではない。例えば、通信システムの高いSNR(信号対雑音比)において、データレートを最大化するより高いレベルの変調方式の使用を可能とすることの重要性は最も高い。このように、アンテナ/導波管回路の移行部に関係する上記既知の解決策は、RFボンドワイヤの使用に起因して性能が劣化する欠陥を孕んでおり、その結果、パッケージングの問題が生じ、例えば共振が発生し、アンテナ及び伝送線が高い損失を被る。
フリップチップ接続もまたいくつかの欠点を被っている。キャリアの欠如に起因して、容易な取り換えが可能でなく、手作業での取付けに適しない。さらにまた、それらは非常に平坦なマウンティング面を要し、構成が困難であることが多く、基盤が加熱され及び冷却されるにつれて保守が困難となることもある。さらに、短い接続部は非常に硬く、そのためチップの熱膨張が支持基盤に適合しなければならず、さもなければ接続に亀裂が入りかねない。チップ及び基板の熱膨張係数における差の間で、アンダーフィル材料が中間体として作用する。
フリップチップ接続に基づく回路と伝送線との間の接続部は、大きな位置合わせの問題も孕んでおり、位置合わせミスは集積の破綻をもたらしかねない。
WO2014/154232は、SIW(基板集積導波管)と導波管インタフェースとの間の移行部を開示している。しかしながら、金属導波管とSIW構造との間で2つの側で接触が必要され、はんだ付け又は類似のものを要する。そのうえ、その構造は90°の非平面的なセットアップを要し、それはいくつもの理由のために不利である。
US2014/0091884は、SIWと空気充填導波管との間の移行部を示しており、やはり金属導波管とSIW構造との間で2つの側で接触を要する。加えて、製造の理由のために不利なテイパ型の基板を要する。
既知の全てのデバイスにおいて、回路が故障した場合には移行部全体の取り換えが必要とされる。
よって、受動的であれ能動的であれ回路と導波管又はアンテナとの間の移行部の提供に複数の問題が関連しており、これまでのところ、満足できる解決策は提案されていない。
従って、本発明の目的は、前述した問題のうちの1つ以上が克服される、冒頭で言及したような、例えば能動又は受動回路構成である回路構成(特に、SIW)と、導波管又はアンテナ若しくはアンテナインタフェースとの間の移行部を備える移行部構成を提供することである。その回路構成は、1つ以上の能動及び/又は受動回路(例えば、概して1つ以上のRF回路、具体的には1つ以上のミリメートル波回路若しくはサブミリメートル波回路又は1つ以上の能動MMIC(Monolithic Microwave Integrated Circuit))と、その同じ回路構成又はMMICのための複数の回路−導波管移行部とを含み得る。
小さなボンドパッドエリアへのボンディングにより影響されず、ボンドワイヤ及び直流的接触(galvanic contact)の存在に起因する損失を低減し又は回避することのできる、高い最適化された生産量を有する移行部又は接続部を提供することもまた、具体的な目的である。
位置合わせの問題にあまり過敏でなく、具体的には容易な回路の位置合わせを可能にする高周波移行部構成を提供することもまた、具体的な目的である。
製造が容易且つ安価であり、例えばピックアンドプレイスマシンを用いた高速且つ用意な形の組み立てを可能にする移行部構成を提供することもまた、具体的な目的である。
特に、非常に低い周波数から非常に高い周波数まで、多種多様な異なる周波数のために使用されることのできる移行部構成を提供することが目的である。
最も具体的な目的は、受動的だけでなく能動的なものまで、様々な回路構成や任意のサイズの1つ以上のMMIC(即ち、大規模なMMICもそうである)のために、また一層広く言うと、ミリメートル波又はサブミリメートル波の周波数で動作する、ハイブリッド回路やRF回路を含む多くの異なる種類の回路のために使用されることのできる移行部構成を提供することである。
他の目的は、高い放射効率を可能にする移行部構成を提供することである。さらなる目的は、良好なマッチングケイパビリティを有する移行部構成を提供することである。
動作において信頼性と正確性のある移行部構成を提供することもまた目的である。
特に、RFボンドワイヤ接続を使用する必要性を回避し又は低減することのできる移行部構成を提供することが本発明の目的である。
また、さらに、回路構成と1つ以上のアンテナ及び/又は1つ以上の導波管との間の移行部構成を提供することが具体的な目的である。
従って、請求項1の事項を特徴として有する当初言及したような移行部構成が提供される。
また、さらに、上で言及した問題のうちの1つ以上が克服される、請求項23の最初の部分の事項を有する移行部構成を製造するための方法を提供することが目的である。
従って、請求項23の事項を特徴として有する当初言及したような方法が提供される。
添付の従属請求項それぞれにより、有利な実施形態が与えられる。
本発明の1つの具体的な利点は、回路構成とアンテナとの間の移行部を含む実装において、新規な集積の概念に伴い、アンテナ及びICの相互接続及びパッケージ化の問題が克服されることである。さらに、高速信号線のボンドワイヤリングが必要とされず例えばアンテナを超低損失(金属のみ)で作成できることが利点である。
特に、本発明に係る移行部は、非常に低い周波数から非常に高い周波数に至るまで作動する。回路がアプリケーション基盤上に提供される場合、それはアプリケーション基盤から導波管へのSIW移行部を含み得る。チップ上か、又はオフチップ、即ちアプリケーション基盤上かのいずれかであり得る回路構成の一部を、1つ又は複数のSIWが形成する。
これ以降、非限定的なやり方で、次の添付図面を参照しながら、本発明がさらに説明されるであろう:
本発明の第1の実施形態に係る移行部構成の透視図である。 図1の移行部構成の断面側面図である。 図1に示した移行部構成の概略的な部分モデルである。 図2Aの部分モデルの簡略化した概略的なシングルモード伝送線ネットワークモデルである。 本発明に係る移行部構成の代替的な実施形態の断面側面図である。 図1の移行部構成の下からの非常に概略的な簡略化された平面図である。 本発明に係る移行部構成の他の実施形態を示す透視図である。 本発明に係る移行部構成のまた別の実施形態を示す透視図である。 本発明に係る移行部構成のまた別の実施形態を示す透視図である。 本発明に係る移行部構成のまた別の実施形態を示す透視図である。 本発明に係るアンテナと回路構成との間の移行部を含む移行部構成の概略的な様子である。 図8Aの移行部構成の組み立てのための位置での概略的な様子である。 本発明に係るアンテナと回路構成との間の他の移行部構成の概略的な様子である。
図1は、SIW(基板集積導波管)リッジ−導波管の移行部又は接続部を含む、本発明の第1の実施形態に係る移行部構成100を概略的に示している。移行部構成100は、第1導電(例えば、金属)プレート1(ここでは下側の金属プレート)と、第2導電(例えば、金属)プレート2(ここでは上側の金属プレート)と、第2(上側)導電金属プレート2へ接続される縦導電(例えば、金属)側壁3,3とを含む方形導波管10を含む。これ以降、上記プレート及び壁を、簡明さの理由のために、導電プレート又は金属プレートという。
方形導波管10は、さらに、ここでは方形リッジ導波管10の第2金属プレート2の一部において金属壁3、3の間に並行して伸長するリッジ4を含む。SIW20は、ここでは第2金属プレート2のリッジ4が位置する側又は部分とは反対の、第1金属プレート1の端部に、第1及び第2金属プレート1、2の組み立て(例えば、ここではねじ又は任意の他の適切な接続要素(図示せず)の手段による相互接続又は載置(mount))の際にSIW20の内側端部がリッジ4の伸長部を形成するスタブ5に面することになり但し少しの高さがあるように、取り付けられる。SIW20は、スタブ5に面するSIW20の上面とスタブ5との間に例えば空隙に相当する微小距離が提供され、且つリッジ4の外側端に形成されるエッジからの例えば空隙に相当する微小距離だけその端部が近接するように位置する。上記空隙は、修正やチューニングが可能なインピーダンスチューニングパラメータである。ある具体的な実施形態において、SIWのエッジとリッジ4のエッジとの間の空隙、即ちPCB等の平面を基準とした水平面における空隙は、0.003λ〜0015λのレンジ内であってよく、λは関係する周波数帯の中央周波数の波長であり、SIW20とスタブ5との間の空隙(PCB等の平面を基準とした法平面における空隙)は、0.01λ〜0.021λのレンジ内であってよい。しかしながら、明確であるべきこととして、これら寸法の数値は、単に例示の理由のために与えられているのであって、決して具体的な実施形態についての限定の目的のためのものではなく、より大きくすることもより小さくすることもでき、異なる構造のために修正やチューニングが行われてもよい。スタブ5の長さはλ/4に相当し、λは、スタブ5及び金属化(SIWの第1接地面)9により形成される導波管の管内波長である。典型的には、λは、動作帯域幅の中央の周波数に関連付けられる。
回路構成(図示せず、よって本発明の一部を形成しない)の一部を形成し又は回路構成に含まれるSIW20は、複数の金属ビア7を有する誘電体基板6と、ビア7を通じて接続される第1及び第2の2つのSIW接地面9、9´とを含み、図示した実施形態では、下側の第2のSIW接地面9´が第1導電プレート1へ接続される。誘電体基板は、典型的には、例えば10〜100μmの厚さを有し、回路がチップ上に提供される場合には、好適には例えば10〜13という高い誘電率を有し、但しそれらの数値は決して限定的な目的のために与えられているのではなく、より高くてもより低くてもよい。一方で、回路構成がアプリケーション基盤上に配設される場合には、基板は、例えば2〜3まで下がる低い誘電率を有してもよい。しかしながら、本発明概念は、SIWの誘電体基板のいかなる固有の誘電率にも限定されない。SIWは、回路構成の一部であり、チップ上か、又はオフチップ、即ちアプリケーション基板(図示せず)上かのいずれかに提供され得る。
また、追加的なマッチングビアが随意的に提供されてもよく、これは図1には示されてないが図4に示されている。但し、これは、本発明概念の機能には必須ではなく、インピーダンスチューニング及び帯域幅上での性能の改善に寄与する限りにおいて有利である。
ここで任意の回路構成(図1には示していない)を含むチップ類上に提供されるSIW導波管を含むSIW20は、当該回路構成及びスタブ5の導波管として働く目的に供される。SIW20は、例えば回路へ給電するために使用される。よって、チップ又は回路とSIWとの間にも移行部又はインタフェースが存在し、それは通常はマイクロストリップ又は例えばコプレーナ導波管であるが、そうした移行部は当分野において既知であって基本的な発明概念の一部を形成しないことから、図1を参照してさらに説明されることはないであろう。基本的な発明概念は、ここでは導波管10とSIW20との間の移行部に関わる。
図示しない代替的な実施形態において、チップ又はネイキッドダイを収容する旧来のPCBであるアプリケーション基盤上に、チップが提供されてもよい。よって、本発明によれば、SIW構造は、チップ若しくはネイキッドダイそれ自体の上(高周波アプリケーション)に、又はキャリアPCB上(低周波アプリケーション)に構成されることができる。チップがチップ上に構成される場合には何らのRFボンディングも必要ではなく、一方で、低誘電率のアプリケーション基盤(例えば、キャリア基板)上に構成される場合には、それを高誘電率チップへボンディングするためにRFボンディングが必要とされ、但しアプリケーション基盤上のSIWから導波管へではない。
リッジ4の伸長部として構成され又はリッジ4の一部を形成する追加的なスタブ5を通じて、開放端スタブのインピーダンスは、リッジ4及びスタブ5が関わるリッジでの等価な短絡へ変換され、SIW20の導波管と方形導波管10のリッジ(部分)4との間の電磁場の連結を提供する。導波管入力ポート25が概略的に示されている。スタブ5は、スタブ5及び第1SIW接地面9という2つの導体を含むということもでき、即ち、スタブ5は、2つの導体、即ちリッジ5及びSIW接地面9の間のEM場モードをサポートする。
本発明によれば、SIW20と第2導電プレート2のリッジ4との間に少なくとも準平面的な、非接触の移行部又は接続部が提供され、SIW20の第2接地面9´は第1導電プレート1へ接続される。移行部は、その幅が高さよりも大きい限りにおいて少なくとも準平面的であり、90°のセットアップではない。SIW20及び全ての電子装置を含む第1金属プレート1、並びにリッジ4及びスタブ5を含む第2金属プレート2、という2つの部分は、SIW20と方形導波管10のリッジ4との間の移行部が上で議論した通りに形成されるように、互いに面して重ねて配置されることになる。
図2は、図1においてA−Aで示されている線に沿った、図1に示した移行部100の断面側面図であり、但し、移行部構成は組み立て(ここでは載置)状態であり、第1及び第2金属プレートは締結手段(例えば、ねじ類)によって接続される。図示した実施形態において、SIW20(第2接地面9´)は、方形導波管10の第1(下側)金属プレートへ取り付けられる。導波管リッジ4は、第2(上側)金属プレート2に関連付けられ、導波管の組み立て(ここでは載置)状態においてSIW20の内側エッジから微小距離に端部を有し、即ち、リッジ4とSIW20との間に空隙が存在することになる。λ/4スタブ5によって伸長されるリッジ4は、SIW20の一部をそこから微小距離離れて覆うように突出し、即ち、非接触の移行部が提供されるように上で議論した通りに空隙を提供する。
第1SIW接地面9は、SIW20及びスタブ5のための共通の接地面として供され、第2SIW接地面9´は、当該SIW及び導波管又はアンテナのための共通の接地面として供される。図2には、SIW20のビア7やSIW第1接地面9もまた示されている。
上でやはり言及したように、本発明によれば、スタブ5は、2つの導体、即ちスタブ5自体及びその接地面として働く第1SIW接地面9を含むということもできる。
また、代替的に、SIW20が代わりに第2又は上側金属プレート2へ取り付けられてもよいことが明らかなはずであり、そのケースでは、リッジ4及びスタブ5は、反対側の第1導電プレート1上になければならない。さらに、金属壁3、3を第1又は第2金属プレート1、2のうちのいずれか一方に関連付けられることが明らかなはずである。そのうえ、代替的な実施形態において、2ポート又はマルチポートデバイスを提供するために、各々4分の1波長スタブを伴う、例えば異なる方向に位置するように構成される1つよりも多くのリッジ(例えば、複数のリッジ)が存在してもよいことが明らかなはずである。
概して、スタブ5(及び、実際はSIWの一部であるSIW接地面9)のマッチングによって提供される、導波構造の内側の導波管10のリッジ4からSIW構造20への非接触の移行部を、多くの異なるやり方で実装することができ、概して、それは回路を伴うチップへ給電するためにN回適用可能であって、よって、上で議論したタイプのN個のSIW−導波管移行部が含まれ、Nポートデバイスがもたらされる。その場合、リッジはチップから異なる多様な方向へ出てくる。
図2Aは、図2と同様の図であるが、説明用の理由のために、図2Bの簡略化されたシングルモード伝送線ネットワークモデルにも概略的に示されているセクション群のような異なる要素が表現されている。
そのため、図2A及び図2Bにおいて、参照番号101は、リッジ方形導波管を表し、参照番号201は、4分の1波長開放端スタブ部分400を表現する部分について、SIW202及びスタブ接地面を表すために採用されている。リッジ方形導波管101の導体のうちの1つは、SIW201の下側の導体へ接続されることになり、一方で、SIW201の上側の導体は、開放端スタブ部分400の下側の接地面を形成し、それにより、101と201との間の電気的接続が生み出されるように、参照番号500を実質的に開回路から短絡へ変換する。
図2を参照すると、EM場についての2つの経路が存在するものとして言い表すことができ、即ち、直接的に誘電体基板SIW20の内側から次いでリッジ4と第1導電プレート1との間の経路上へ渡る第1経路と共に、スタブ5と第1SIW接地面9との間の第2経路である。第2経路は開放的であって、その端点において完全にミスマッチであり、そのため場は反射し、第1経路を取り入れた場に加わり、即ち真っ直ぐ進む第1経路の場へ追加され、そしてリッジ4と第1導電プレート1との間の導波管へ進行する。上記場は、反射することなくSIW又はチップから(へ)ジャンプするということもできる。よって、電磁波は、第1SIW接地面9とリッジ4及びスタブ5との間にいかなる直流的な接触も無く、導波管から基板(SIW)へ案内される。
図2Cは、SIW20とリッジ導波管との間の移行部の代替的な実施形態を示している。SIW20は、第1導電プレート1内に又は例えば下側接地面に提供されるグルーブ101の内側へ配置され及び接続され、グルーブエッジ102から空隙を含む微小距離に位置し、そのエッジ102は、ここでは第1導電プレート又はブロック1の長手方向の伸長に対して実質的に直交する。しかしながら、エッジ102は第1プレート1の平面的な伸長に対してある角度を形成してもよく、又は、例えば線形的に又は加速度的にテイパ付けられる形でもよいことが明らかなはずである。多くの代替案が可能である。EM場は、妨害されることなく、ポート25からSIW20へ又はその逆に伝播する必要があり、なぜなら、障害物はインピーダンスミスマッチ作用をもたらし、それが帯域幅の低下を引き起こしかねないからである。よって、空隙が移行を容易化し、SIW基板はブロックされない。
リッジ導波管内の電磁場は、λ/4スタブ5によってSIW20へ連結することになり、λ/4スタブ5は、開放端インピーダンスを等価的な短絡インピーダンスへ変換する。他の観点において、その機能は、図1〜図2Bを参照しながら上で説明したものと同様であり、従ってここではさらなる説明を行わない。同様の要素は、同じ参照番号を有する。
図3は、説明の目的のために第1(下側)金属プレート1が除かれている、図1の移行部構成100の概略的な底面図である。リッジ4がどのようにSIW構造20に近接して途切れるのか、及びλ/4スタブ5(破線)がどのようにSIW構造20の一部にわたって伸長するのかを見てとることができ、このようにして、リッジ4とSIW20との間に平面的な非接触の移行部又は非接触の接続インタフェースが提供される。その他の要素は図1及び図2を参照しながら既に上で議論されており、従ってここではさらなる議論を行わない。
図1〜図3は、シングルポートの移行部パッケージを示している;明らかなはずのこととして、共通のSIWを伴う、リッジの他端にもスタブが構成される対称的な形、又は、例えば1つ以上のさらなるSIWで例えば2ポート若しくはマルチポートデバイスを形成する形もまたあってよい。
図4は、ここではマイクロストリップラインから導波管への2つの非接触の対向する(back-to-back)移行部を含む移行部構成100Aの一実施形態を示しており、リッジ導波管10Aのリッジ4Aと、チップ(又はアプリケーション基盤)上に提供される回路構成11Aに含まれるSIW構造20Aとの間の非接触の移行部を、その各々が含む。移行部構成100Aは、2つのSIW20A、20Aを含むマイクロストリップ集積回路11Aを伴うチップの取り付け先の第1金属プレート1Aを含む。
各SIW20Aは、それぞれの側に第1SIW接地面9A及び第2SIW接地面9A´を伴う誘電体基板6Aを含み、やはり図1を参照しながら上で議論したように、誘電体基板6Aを複数のビア7が貫通する。SIW20A、20Aを含むチップ又は回路構成11Aは、2つのSIW−マイクロストリップ移行部12A、12AをそれぞれのSIW20Aと回路構成11Aとの間に伴って示されており、マイクロストリップラインは2つのオンチップインタフェースポート及びアクティブコンポーネントを含む回路13によって相互接続され、但し、本発明概念は上で議論したように主としてそれぞれのSIW20Aとリッジ導波管10A、10Aのそれぞれのリッジ4Aとの間の移行部に関係することから、回路13はここでさらには説明されない。
移行部構成100Aは、並列に配設される2つの縦壁部分3A、3Aの間に配設される2つのリッジ導波管10A、10Aを伴うリッジ導波管構成を含む第2金属プレート又は導波管ブロック部2Aをも含み、各リッジ導波管10Aのリッジ4Aは、2つの金属プレート又は導波管ブロック部1A、2Aの組み立て又は載置状態においてそれぞれのSIW構造20Aの外側端に近接する位置で途切れる。各リッジ4A、4Aは、上で図1〜図3を参照しながら議論したような、4分の1波長スタブ5A、5Aによって伸長される。明らかなはずのこととして、矩形状のスタブのみが明示的に示されている場合であっても、本発明概念は、三角形状、扇型状、又は任意の他の適切な形状のスタブをもカバーする。スタブ5A、5Aは、ここでは、それぞれのリッジ4A、4Aの高さよりもいくらか低い高さを有する。ここでは、短絡ピン16A、16A(随意的)がλ/4スタブ5A、5Aの近傍でその外側の自由端に提供され、それらは、リッジ導波管10A、10Aのそれぞれのリッジ4A、4Aから離れて突出し、互いに対し横にずれて配設されて、導波管からの場がチップへ連結されるように、即ちチップの下へ場が伝播せず空洞を生み出さないようにEM場の漏洩を防止する。短絡ピン16Aは、さらに、対向構成を場がダイレクトに通過することを防止し得る。その通過は、場がリッジ4AからSIW20へ及び再び戻る経路を辿らなければならないことから、望ましくないものである。ダイレクトな通過は、フィードバックを増やし、よって、例えば増幅器回路において入力から出力への隔離を減らし、そうして発振を引き起こす。よって、ピン16Aは、回路構成及び移行部が、空洞内の場合に空洞共振を生み出す回路に近い、スプリアスな望ましくないモードを励起することをも回避し得る。概して、全ての実施形態において、短絡ピンは随意的であるが、それらが含まれる場合には、それらは第1及び第2導電プレートを接続するように構成される。
随意的に、上で図1を参照しながら議論したような追加的なビア17が提供されてもよい。開口の隙間全体を指す導波管入力ポート25は、概略的に示されている。
図1〜図3を参照しながら説明した実施形態での通りに、金属プレート又は導波管ブロック部1A、2Aは組み立てられ(ここでは載置され)、任意の適切なやり方で互いに解放可能に固定されるべきである。本発明の構成を通じて、SIWを含む回路構成11A(例えば、PCB)を、例えば誤動作のケースで若しくは故障した場合に、又は単に特性の異なる他のチップ若しくは回路構成へ交換すべきである場合に、容易に置き換え得る。
本発明概念は、上でも示したように、例えばMMIC(Monolithic Micro/Millimetre-wave Integrated Circuit)又は任意の他の回路構成といった回路構成を含む高(RF)周波数パッケージなど、いかなる種類の回路構成にも適用可能であり、例えば、1つ若しくは複数のMMIC又はハイブリッド回路が、概して、能動的であれ受動的であれ、以下では単に“回路”とも称される1つ以上の回路へ、及びアプリケーション基盤上に配設されるチップへ接続され又はキャリア上に載置され及び相互接続される。即ち、SIWは、チップ若しくはネイキッドダイ自体の上に配設されてもよく、又はキャリア基板上に配設されてもよい。よって、回路構成は、図中で13として概略的に指し示されている、能動半導体回路や能動コンポーネントを保持するネイキッドダイを伴うアプリケーション基盤を含んでもよく、2つのオンチップインタフェースポートが存在し、又は、SIW20A、マイクロストリップ−SIW移行部12A、及び13にあるドーピングされた半導体(図示せず)を含む高誘電率のネイキッドダイを全体として表現してもよい。
図5は、ここではマイクロストリップラインから導波管への2つの対向する(back-to-back)移行部を含む移行部構成100Bの一実施形態を示しており、方形導波管10B、10Bのリッジ導波管構造14B、14Bと、チップ又はアプリケーション基盤の回路構成11Bに含まれるSIW構造20Bとの間の非接触の移行部を、その各々が含み、SIW−マイクロストリップ移行部12B、12Bは、SIW20B、20Bと、回路コンポーネント群を接続するマイクロストリップラインとの間に含まれる。移行部構成100Bは、SIW20B、20Bを含むマイクロストリップ集積回路11Bを伴うチップ(又は当該チップを保持するアプリケーション基盤)の取り付け先の第1金属プレート又は導波管ブロック部1Bを含む。それぞれ反対の導電金属プレートへのλ/4スタブ5B、5Bに基づく、SIW20B、20Bを含む回路構成11Bの、SIW−導波管移行部の導電(金属)プレート又は導波管ブロック1B、2Bのうちのいずれか1つへの取付け(attach)と共に、本発明概念の機能のための他の関係する要素は、図1、図3及び図4を参照しながら既に説明されている。
本発明概念は主としてそれぞれのSIW20B、20Bとここでは方形導波管構成の導波管10B、10Bとの間の移行部に関係することから、SIW20B、20B、及びSIW20B、20Bそれぞれと回路11Bとの間のSIW−マイクロストリップ移行部12B、12Bを含む回路構成11Bについて、ここでさらなる議論は行わない。また、SIW−マイクロストリップ移行部は図4を参照しながら上で議論されていることから、同様の要素が、同じ参照番号を有し、但しインデックス“B”を伴う。
移行部構成100Bの第2金属プレート又は導波管ブロック部2Bは、階段部14B、14Bを含む2つのインピーダンス変換器を含み、その各々が、各導波管リッジ4B、4Bを各方形導波管構成10Bへ接続するある数の段差(ここでは、3段チェビシェフ変換器)を含み、各導波管ポート25で途切れ、そのうちの1つが図5に非常に概略的に示されており、即ち、それは2つの金属プレート又は導波管ブロック部1B、2Bの組み立て(ここでは載置)状態において各SIW構造20B、20Bの各外側端の近傍の位置にある。非接触の移行部を提供するために、変換部14B、14Bを含み又は当該変換部へ接続する各リッジ4B、4Bは、これまでの実施形態を参照しながら説明した移行部構成と同様に、リッジ4B、4Bに近接して位置する4分の1波長スタブλ/4 5B、5Bによって伸長され、相違点は、λ/4スタブ5B、5Bがそれぞれの変換部14B、14Bのリッジ4B、4Bに近接して又はその拡張部として位置することである。上記スタブ5B、5Bは、リッジ4B、4Bの高さよりもいくらか小さい高さを有する。
第1及び第2導波管ブロック1B、2Bは、標準フランジ導波管マッチング段(図示せず)を含んでもよい。短絡ピン16B、16Bは、スタブ5B、5Bの近傍で、外側の自由端に提供され、それぞれの変換部14B、14Bのそれぞれの導波管リッジ4B、4B又は当該変換部へ接続するそれぞれの導波管リッジ4B、4Bから離れて突出し、互いに対し横にずれて配設されて、図4を参照しながら上で既に議論したように、EM場の漏洩を防止する。
また、図1〜図3及び図4を参照しながら説明した実施形態での通りに、導波管ブロック又は金属プレート1B、2Bは組み立てられ(載置され)、任意の適切なやり方で互いに解放可能に固定されるべきである。SIW20B、20Bを含むチップ又は回路構成11Bを、例えば誤動作のケースで若しくは故障した場合に、又は単に特性が異なり若しくは他の目的に供される他のチップ若しくは回路構成へ交換すべきである場合に、容易に置き換え得る。
他の観点において、その機能は、図4の実施形態及びこれまでの他の実施形態を参照しながら上で説明したものと同様であり、従ってここではさらなる議論を行わない。同様の要素は、同じ参照番号を有し、但しインデックス“B”を提供されている。
図6は、マイクロストリップ集積回路からリッジギャップ導波管への対向型の移行部構成100Cを含む、本発明に係る一実施形態を示している。回路構成11C(例えば、PCB)のマイクロストリップラインからのEM場は、ここでは、SIW20C、20Cの導波管とEM場伝送を最大化するリッジギャップ導波管10C、10との間の本発明の移行部を含む、中間的な段差を用いた2つの対称的なリッジギャップ導波管10C、10Cへ電磁的に連結される。
上でも言及されているような移行部は、第1部分及び第2部分へ分割されているということができ、第1部分は、回路部分である回路構成11C(例えば、PCB)を含み、及びマイクロストリップ−SIW移行部12C、12Cを含み、回路構成11CはSIW20C、20Cを含みリッジギャップ導波管10C、10Cの第1(ここでは下側)金属プレート1Cへ取り付けられる。上記移行部又は各移行部のこの第1部分は、単純であって、例えば50ΩのマイクロストリップラインをSIWへ接続する階段状にテイパ付けられるマイクロストリップライン部を含み、これはSIW20C、20Cにおいて準TEMマイクロストリップラインをTE10モードへ変換するために使用される。しかしながら、上で既に議論したように、本発明は、回路構成11CとSIW20C、20Cとの間のいかなる具体的な移行部にも限定されない。
本発明が特に対象とする上記移行部又は各移行部の第2部分は、SIW20C、20Cとリッジギャップ導波管10C、10Cのリッジ4C、4Cとの間の移行部を含む。追加的なλ/4スタブ5C、5Cは、インピーダンスを反転させ且つ短絡を生み出すことにより、SIW20C、20C導波管とリッジギャップ導波管10C、10Cのリッジ4C、4Cとの間のEM場の電磁的な連結を提供する目的に供され、よって、非接触の移行部が提供される。
図6に示した実施形態では、導波管10C、10Cは、周期的な又は準周期的な構造18Cを含む、いわゆるギャップ導波管を含み、例えば、複数の金属ピン118がここでは第2金属プレート又は第2導波管ブロック2Cに対して実質的に直角に伸長し及びSIW20C、20Cを含む回路構成11Cに面するように配置されることにより、その構造が形成される。ピン台を含むピン構造18Cは、これまでの実施形態における金属導波管壁3、3A、3Bから置き換わり、こうしたギャップ導波管構造では、第1及び第2金属プレート1C、2Cは未接続であり、即ち接合されず、ねじ又は他の接続手段を必要としない。よって、こうしたギャップ構造(例えば、図6、図7、図8A、図8B参照)において、第1及び第2導電プレート又はブロック等は、例えば図1〜図5に示した構成のように例えば適切な締結手段によって正しく載置され又は相互接続されることを要することなく組み立てられる。さらに、ギャップ構造は、機械的な公差(tolerances)が課題である場合、又は導波管分割ブロック間の接続を確立する必要がある場合には有利であり、やはり漏洩を防止して、よって回路をパッケージ化する際の波の望ましくない伝播を停止し得る。周期的な又は準周期的なピン構造18Cによって、導波管モードは、リッジギャップ導波管10C、10CからSIW20C、20Cを含む回路構成11Cへの漏洩を阻止される。よって、導波管のより高次のモードの形式の電力は、導波管と回路構成との間を伝播することができず、移行部における漏洩が低減され又は防止されることになる。
複数の金属ピン118は、並列的に配設され、各ピンは、円形、長方形又は正方形状の断面を有してよく、第2金属プレート又は導波管ブロック部2Cの平らな表面に対して直角に突出する。
本発明を限定するものではないが、有利な実施形態において、正方形のピンの幅(断面の寸法)は約0.1λ〜0.2λであってよく、λは関係する周波数帯域の中央周波数の波長であり、ピンの高さは約λ/4(例えば、0.15λと0.3λとの間)である。
具体的には、上記周期は、おおよそ0.25λと0.4λとの間である。
ピン表面の上端と回路構成の接地面(ここではSIW第1接地面9C)との間の距離は、有利な実施形態ではλ/4よりも小さくあるべきであり、但しより大きくてもより小さくてもよい。
テクスチャとも称される周期的構造は設計対象の特定の周波数帯域にわたって波の伝播を停止するように設計されることから、例えばピンの形状、寸法及び配置は、それに対応して選択される。
一方に周期的テクスチャ(構造)が提供された2つの表面の間の非伝播又は非漏洩の特徴は、例えばP.-S.Kildal,E.Alfonso,A.Valero-Nogueira,E.Rajo-Iglesiasによる“Local metamaterial-based waveguides in gaps between parallel metal plates”(IEEE Antennas and Wireless Propagation letters (AWPL), Volume 8, pp. 84-87, 2009)から知られている。非伝播の特性は、停止帯域として言及される固有の周波数帯域の範囲内で現れる。また、E.Rajo-Iglesias,P.-S.Kildalによる“Numerical studies of bandwidth of parallel plate cut-off realized by bed of nails, corrugations and mushroom-type EBG for use in gap waveguides”(IET Microwaves, Antennas & Propagation, Vol. 5, No 3, pp. 282-289, March 2011)において説明されているように、そうした停止帯域を他のタイプの周期的構造により提供することができることも知られている。これら停止帯域の特徴は、WO2010/003808において説明されているように、いわゆるギャップ導波管を形成するためにも使用される。
説明されている上記周期的な又は準周期的なテクスチャが、本発明に係る移行部構成の具体的な実施形態において使用されてよい。
他の観点において、移行部構成100C及びその機能は、図4及びこれまでの他の図1〜図3、図5を参照しながら説明した移行部構成と同様であり、従ってここではさらなる説明を行わない。同様の要素は、同じ参照番号を有し、但しインデックス“C”を提供されている。短絡ピン16Cは、上でも言及したように随意的であり、簡易にギャップピン18Cを含んでもよい。
図7は、ギャップ導波管構成を含む移行部構成100D、より具体的にはマイクロストリップICからグルーブギャップ導波管への対向型の移行部構成の他の実施形態を示している。回路構成11D(例えば、PCB)の例えばマイクロストリップラインからのE場は、SIW20D、20Dの導波管と、EM場伝送を最大化するためのグルーブギャップ導波管10D、10Dとを含む中間的な段差を用いてグルーブギャップ導波管10D、10Dへ電磁的に連結される。移行部の第1部分は、ギャップ導波管構成の第1(ここでは下側)プレート1Dへ取り付けられる回路構成11DのマイクロストリップラインからSIW20D、20Dへの移行部12D、12Dを含み、上でも言及したように、単純であって、例えば50ΩのマイクロストリップラインをSIW導波管へ接続する階段状にテイパ付けられるマイクロストリップライン部を含んでよく、これはそれぞれのSIW20D、20Dにおいて準TEMマイクロストリップラインをTE10モードへ変換するために使用されるが、本発明は、回路構成11DとSIW20D、20Dとの間のいかなる具体的な第1部分の移行部にも限定されない。
各移行部の第2部分は、SIW20D、20Dとグルーブギャップ導波管10D、10Dとの間の移行部を含む。
(図4を参照しながら説明した実施形態と比較すると)移行部構成100Dは、SIW20D、20Dを含む回路構成11Dの取付け先である第1金属プレート又は導波管ブロック部1Dに加えて、インピーダンス変換部14D、14Dが構成される(図5と対比)グルーブを含む第2金属プレート又は導波管ブロック部2Dをさらに含み、その各々が、グルーブギャップ導波管10D、10Dのリッジ4D、4Dをギャップ導波管構成のグルーブへ接続する階段を形成するある数の段差(ここでは、3段チェビシェフ変換器)を含み、各導波管ポート25で途切れる。
本発明に係る非接触の移行部を提供するために、SIW20D、20Dからギャップ導波管10D、10Dそれぞれのλ/4スタブ5D、5Dのリッジ4D、4Dの間のEM場の電磁的連結は、ギャップ導波管10D、10Dのリッジ4D、4Dへ接続されてインピーダンスを反転させ、それぞれの短絡を生み出す。
よって、各リッジ4D、4Dは、上でも図1〜図3を参照しながら、特に図5を参照しながら議論したように、4分の1波長スタブ5D、5Dによって伸長され、各スタブ5D、5Dは、各リッジ4D、4Dの高さよりもいくらか小さく低い高さを有し、それにより、それぞれのλ/4スタブ5D、5DとSIW20D、20Dとの間に空隙が生じる。
第1及び第2導波管ブロック1D、2Dは、標準フランジ導波管マッチング段(図示せず)を含んでもよい。短絡ピン16D、16Dは、これまでの実施形態でのように、スタブ5D、5Dの近傍で、外側の自由端に提供され、それぞれのリッジ4D、4Dから離れて突出し、互いに対し横にずれて配置されて、本出願において以前にも議論したように漏洩を防止し得る。(ここでは)上側の金属プレートは、やはり図6を参照しながら説明したような、例えばピン台118等である複数のピンを含むピン構造18Dを含み、従ってそれについてここでさらなる議論は行われず、図6を参照しながら説明したように、第1及び第2導波管ブロック1D、2Dは、組み立て時に未接続のままであり、接合されない。
図4〜図7は、原理的に、全て2ポートデバイス(例えば、増幅器)を示しているが、多様な数及び種類のポートを有するいかなる回路を含むようにも拡張されることができる。例は、周波数変換器(ミキサ)、電力増幅器、LNA(低雑音増幅器)、信号ソース、周波数逓倍器、及びそれらコンポーネントの様々な組み合わせなどである。
導波管構造は、1つ以上の導波管のそれぞれ半分を形成する第1導波管ブロック部又は第1導電金属プレートと、当該1つ以上の導波管のそれぞれ他の半分を形成する第2導波管ブロック部又は第2金属プレートとを含む、複数の金属プレート又は複数の導波管分割ブロック部品を含み得る。
図1、図4〜図7では、導波管部品は、開かれている、未組み立て(ギャップ構造)の又は載置前の状態で示されている。
導波管ブロック又は第1及び第2導電プレートが接続される(載置され又は組み立てられる)と、例えば1つ以上の導波管が形成され、その分割は導波管の方形の断面の基盤方向に沿うであろう。
図示した実施形態では第1導電金属プレート又はブロック部が下側の部分を形成する形が採用されているものの、明らかなはずのこととして、代替的な実施形態では、その金属プレート又はブロック部の配置が相違(例えば、逆転)してもよく、あるいは、スタブと共に伸長される例えばリッジ導波管を含むブロック又は導電プレートの反対側のブロック又は導電部分にSIWが提供されることを条件として、金属プレート若しくは導波管ブロック又はアンテナ部分はいかなる他の適切な手法で配置され及び形成された2つの金属プレート又はブロックを含んでもよい。
第1及び第2導電プレート又はブロック(例えば、導波管ブロック又はアンテナ部分)は、例えば図6、図7、図8A、図8Bを参照しながら説明したようなギャップ構成でない限り、上で言及したように、ねじ又は他の締結手段によって接続されてよく、ギャップ構成のケースでは、それらは単に組み立てられ、真にまとまってはおらず、いくつかの実施形態では、SIWとスタブとの正確な位置決めを確実化するために案内ピン(図示せず)が提供されてもよく、それが本発明に係るSIW−導波管移行部の提供を可能にする。
本発明は、上でも言及したように、いかなる特定の回路にも限定されず、それを支える電子装置は、簡明さの理由のために、及び主たる発明概念の一部をなすわけではないことから、図示されていない。
第1導電プレートは、1つ又は複数のSIWを含む上記回路構成を収容するように適合され、例えば1つ以上の受信空洞を含んでもよい。代替的な実施形態において、1つ又は複数のSIWを含む回路配置は、好適には、例えばはんだ付け、溶接又は接着等により、任意の適した手法で第1(又は第2)ブロック部又は導電プレートへ解放可能に載置される。
概して、2ポートの対向構造を、多くの異なる手法で使用することができる。例えば、回路がPCB/チップ上に収容される場合、1つの導波管ポートを入力として使用することができ、チップが増幅器を収容するときは、開放端導波管として、他の導波管ポートを場を放射するために開放したままにすることができる。よって、それは集積された電子装置を伴うアンテナを表す。他の例として、対向構造は、原理上、任意のタイプの非放射型の能動的な又は受動的な2ポートデバイスを表し得る。
本発明の具体的な実施形態において、移行部構成は、上で議論したような任意の種類の回路構成とアンテナとの間の移行部を含み、そのいくつかの例が次の図8A、図8B及び図9において与えられている。導波管がアンテナにより置き換わることを除けば、その機能及び関係する要素は、図1〜図7に示した導波管の実施形態を参照しながら議論したものと同様であり、異なる種類であってもよく、従って、ここでさらに詳細には説明しない。
特に、それは、図4に開示したようなリッジの概念に基づくアンテナ構造又は図5に開示したような方形の概念に基づくアンテナ構造であってもよく、また、例えば上の図6及び図7において説明したようなギャップ導波管を含むアンテナ構造であってもよい。これまでの実施形態を参照しながら既に議論し図示した特徴及び要素は、よって、図8A、図8B及び図9のアンテナ実装を参照しながらさらには議論されない。それらは、同じ参照番号で示されており、但しそれぞれ追加的なインデックス“E”及び“F”を有する。
図8Aは、マイクロストリップ集積回路からリッジスロットアンテナへの移行部を含む、本発明に係る移行部構成100Eを示している。その移行部は、EM場伝送を最大化するためにSIW20Eとアンテナ10Eとの間の移行部を含む中間的な段差を用いて、回路構成11E(例えば、PCB)の例えばマイクロストリップライン12Cからリッジギャップアンテナ10EへEM場を電磁的に連結することに基づく。
上でやはり議論したように、SIW20Eと、マイクロストリップ12Eから第1(ここでは下側)金属プレート1Eへ直接取り付けられるSIW20Eへの移行部を含む回路部分(例えば、PCB)との間の移行部は、単純であって、本発明は、回路配置11EとSIW20Eとの間のいかなる具体的な移行部にも限定されない。
本発明が特に対象とする移行部の第2部分は、SIW20Eとスロットアンテナ10Eとの間の移行部を含む。
開かれている未組み立ての状態の構成100Eを示す図8Aに示した実施形態において、アンテナ10Eは、周期的又は準周期的構造18Eを含むいわゆるギャップ導波管スロットアンテナを含み、その構造は、例えば、複数の金属ピン118が例えばピン台を形成する第2金属プレート2Eに対して実質的に直角に伸長することにより形成され、第1金属プレート1E上に提供されるSIW20Eを含む回路構成11Eに面するように配置される。第1金属プレート1Eは、アンテナスロット115をも含む。ピン構造18Eは、アンテナ向けに実装される以外は図6及び図7を参照しながら説明したピン構造と同様であり、ここでさらには説明されない。図6及び図7を参照しながら議論したように変化してもよいことは明らかなはずである。
第2金属プレート2Eは、リッジ4Eの自由端へ接続されるλ/4スタブ5Eを伴う給電リッジ4Eを含む。上でも議論した通りのλ/4スタブ5Eは、SIW20E導波管とリッジギャップ導波管スロットアンテナ10Eとの間のEM場の電磁的連結を提供する目的に供され、実質的に短絡を生み出し、よって非接触の移行部を提供する。図示の目的のために、第2金属プレートは、第1金属プレートに合わせた縮尺では示されていない。
給電リッジ4Eは、第1金属プレート1E内のスロット115を励起するために適合されるT字部116を含む。SIW20Eは、随意的に、インピーダンスチューニングの目的のためのビア及びノッチを含むチューニング手段17を提供されてもよく、但し、それは本発明概念の機能のために必須ではない。
図8Bは、第1及び第2金属プレート1E、2Eが組み立てられようとしている状態での、図8Aの移行部構成100Eを示しており、即ち、ここでは、第2プレート2Eが非接触の移行部を提供するように第1金属プレート1Eの上方に持ち上げられた組み立て位置に示されており、T字部116はスロット115の上方に配設される。マイクロストリップ入力ポート19Eが概略的に示されている。
図9は、マイクロストリップ集積回路−ホーンアンテナ移行部を含む、本発明に係る移行部構成100Fを示している。回路配置11F(例えば、PCB)の例えばマイクロストリップライン12FからのE場は、電力伝送を最大化するためにSIW20Fとアンテナ10Fとの間の中間的な移行部を用いてホーンアンテナ10Fへ電磁的に連結される。
ホーンアンテナ10Fの第1(ここでは下側)金属プレート1Fへ直接取り付けられる、マイクロストリップからSIW20Fへの移行部12Fは単純であって、本発明は、上で言及したように、回路構成11FとSIW20Fとの間のいかなる具体的な移行部にも限定されず、SIW20Fとホーンアンテナ10Fとの間の移行部を対象とする。
開かれている(例えば、未載置の)状態での移行部構成100Fを示す図9に示した実施形態において、アンテナ10Fは、相対して位置する2つの階段状のテイパホーン部191、191を含む階段状テイパホーンを含む。第1及び第2金属プレート1F、2Fは、よって、組み立て(載置)状態において、テイパホーン部191、191を形成する階段状の面に互いに対面する。SIW20Fを含む回路構成11Fは、第1金属プレート1Fの上面に、ここでは階段状テイパホーン191の反対端に提供される。対応する第2金属プレート2Fの上面には、これまでの実施形態を参照しながら議論したような、SIW20Fから微小距離に位置するように構成されるλ/4スタブ5Fにより伸長されるインピーダンス変換器(例えば、チェビシェフ変換器)14Fが提供され、それにより、SIW20Fのホーンとホーンアンテナ10Fとの間に非接触の移行部が提供され、即ち、インピーダンスを反転させ及び後方への短絡を生み出すことにより、場が非接触的な形で回路構成(例えば、チップ)からアンテナ10Fへ向かうことが達成される。
SIW20Fは、随意的に、インピーダンスチューニングの目的のための追加的なビア及びノッチを含むチューニング手段17を提供されてもよく、但し、それは本発明概念の機能のために必須ではない。
図4〜図9に示した構成のいずれかにおいて図2Cを参照しながら説明したような代替的な移行部を用いることができることは明らかなはずである。
具体的な利点として、本発明を通じて、共振の無い、低損失の非接触なアンテナ回路又はチップの移行部構成又はパッケージを提供することができる。
導波管又は伝送線ポートが例えば入力信号や入力周波数のための入力として供されてもよく、よって、それらは当該導波管又は伝送線を通じて給電される。
明らかなはずのこととして、本発明は、具体的に示された実施形態には限定されず、添付の特許請求の範囲のスコープ内で数ある手法で変化することができる。
具体的には、それは、能動的であれ受動的であれ、任意のサイズのいかなる回路にも原理上適用可能であり、いかなる固有の周波数にも限定されない。また、本発明は、いかなる固有の回路構成にも限定されず、例えばRF回路、MMIC及びハイブリッド回路といったいかなる回路構成にも適用可能であり、他の(能動的な又は受動的な)回路をカバーすることも意図される。また、それは、導波管やアンテナのいかなる具体的な数又はタイプにも、いかなる具体的なポート又はポートの構成及び位置にも限定されず、入力及び/又は出力ポートとして供される1つ、2つ、3つ又はそれ以上のポートがあってもよい。本発明は、長方形、扇形、三角形など、様々な形状のスタブをもカバーする。さらに、本発明は、例えば同一平面内の複数の伝送線を含むなど、様々なタイプの平面的移行部をカバーする。

Claims (22)

  1. 例えば1つ以上の回路を含む回路構成(11;11A;...;11F)の又はそれに関連付けられる基板集積導波管(SIW)(20;20A,20A;20B,20B;20C,20C;20D,20D;20E;;20F)と、導波管及び/又はアンテナ構造若しくはインタフェース(10;10A,10A;10B;10C,10C;10D,10D;10E;10F)との間の少なくとも1つの移行部を提供するための又は当該移行部を含む移行部構成(100;1001;100A;100B;100C;100D;100E;100F)であって、前記移行部構成は、少なくとも1つの導波管及び/又はアンテナポート(25)を含むプレート又は分割ブロック部品を含む、第1導電プレート又はブロック(1;11;1A;1B;1C;1D;1E;1F)と第2導電プレート又はブロック(2;21;2A;2B;2C;2D;2E;2F)とを含み、
    前記又は各SIW(20;20A,20A;20B,20B;20C,20C;20D,20D;20E;20F)は、前記第1導電プレート又はブロック(1;11;1A;1B;1C;1D;1E;1F)上に構成されることと、
    前記基板集積導波管(SIW)(20;20A,20A;20B,20B;20C,20C;20D,20D;20E;20F)と前記導波管及び/又はアンテナ構造若しくはインタフェース(10;10A,10A;10B;10C,10C;10D,10D;10E;10F)との間の前記又は各移行部について、ある数のリッジ及び/又はインピーダンスマッチング若しくは変換構造(4;4A;14B;4C;14D;4E;14F)が、前記第1及び第2導電プレート又はブロック(1,2;1A,2A;...;1F;2F)の組み立て状態において、前記SIW(20;20A,20A;20B,20B;20C,20C;20D,20D;20E;20F)と前記リッジ又はインピーダンスマッチング若しくは変換構造(4;41;4A,4A;14B,14B;4C,4C;14D,14D;4E;14F)との間で電磁的にEM場を連結するためにインピーダンスを反転させ及び短絡を提供するための、開回路λg/4スタブ(5;51;5A,5A;5B,5B;5C,5C;5D,5D;5E;5F)に関連付けられ又は当該スタブと共に伸長する、ように前記又は各リッジ及び/又はインピーダンスマッチング若しくは変換構造(4;41;4A,4A;14B,14B;4C,4C;14D,14D;4E;14F)が前記第2導電プレート又はブロック(2;21;2A;2B;2C;2D;2E;2F)へ接続されることと、
    前記インピーダンスマッチング又は変換構造(4;41;4A,4A;14B,14B;4C,4C;14D,14D;4E;14F)及び前記開回路λg/4スタブ(5;51;5A,5A;5B,5B;5C,5C;5D,5D;5E;5F)は、前記第1及び第2導電プレート又はブロック(1,2;11,21;1A,2A;...;1F;2F)が組み立てられる際に、前記開回路λg/4スタブ(5;51;5A,5A;5B,5B;5C,5C;5D,5D;5E;5F)の前記第2導電プレート(2;21;2A;2B;2C;2D;2E;2F)へ接続される側又は面と反対に位置する前記スタブ(5;51;5A,5A;5B,5B;5C,5C;5D,5D;5E;5F)の側又は面が、前記SIW(20;20A,20A;20B,20B;20C,20C;20D,20D;20E;20F)と前記リッジ及び/又はインピーダンスマッチング若しくは変換構造(4;41;4A,4A;14B,14B;4C,4C;14D,14D;4E;14F)との間に及び前記SIW(20;20A,20A;...;20F)と前記開回路λg/4スタブ(5;51;5A,5A;5B,5B;5C,5C;5D,5D;5E;5F)との間にいかなる直流的な接触も無く、前記SIW(20;20A,20A;20B,20B;20C,20C;20D,20D;20E;20F)の第1接地面(9;91;9A;....;9F)の部分からの例えば空隙に相当する微小距離に配設されることとなる、ように構成され、それにより、前記SIW(20;20A,20A;...;20F)と前記導波管及び/又は前記アンテナ構造(10;10A,10A;10B;10C,10C;10D,10D;10E;10F)との間に非接触の実質的に平面的な移行部が形成されることと、
    前記又は各SIW(20;20A,20A;...;20F)は、第1接地面(9;91;9A,9A;....;9E;9F)及び第2接地面(9';91';9A',9A';....;9E';9F')がそれぞれ対向する側に提供される誘電体基板(6;6A,6A;....;6F)を含み、前記第1及び第2接地面は、前記誘電体基板(6;6A,6A;....6F)をまたぐビア(7)によって電気的に接続されることと、
    を特徴とする、移行部構成(100;1001;100A;100B;100C;100D;100E;100F)。
  2. 前記又は各SIW(20;20A,20A;...;20F)及び/又は当該SIW(20;20A,20A;...;20F)を含み若しくは当該SIW(20;20A,20A;...;20F)に関連付けられる前記回路構成(11;11A;...;11F)は、前記第1導電プレート又はブロック(1;11;1A;...1F)へ解放可能に接続され又は接地される、ように適合される、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の移行部構成(100;1001;100A;100B;100C;100D;100E;100F)。
  3. 前記回路構成(11;11A;...;11F)は、RF回路、例えば1つ以上の能動MMICである能動回路構成、又は受動回路構成を含む、
    ことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の移行部構成(100;1001;100A;100B;100C;100D;100E;100F)。
  4. 高RF周波数信号のために適合される、
    ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の移行部構成(100;1001;100A;100B;100C;100D;100E;100F)。
  5. 前記第1及び第2導電プレート又はブロック(1,2;11,21;1A,2A;....;1F,2F)は、載置可能/載置解除可能、例えばねじ類の相互接続手段によって例えば解放可能に相互接続可能、であるように、又は、非接触で組み立て/分解することが可能であるように適合され、随意的に、載置又は組み立て時に前記第1及び第2導電プレート又はブロックの位置合わせを支援するために位置合わせ手段が提供される、
    ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の移行部構成(100;100A;100B;100C;100D;100E;100F)。
  6. 前記SIWの前記誘電体基板(6;6A,6A;....;6F)の一側に提供される前記第2地面(9';91';9A',9A';....;9E';9F)は、前記第1導電プレート(1;11;1A,1A;....;1E;1F)へ又は前記回路構成(11;11A;11B;...11F)へ接続され、
    前記第1地面(9;91;9A,9A;....;9F)は、前記SIW(20;20A,20A;...;20F)及び前記λg/4スタブ(5;51;5A,5A;5B,5B;5C,5C;5D,5D;5E;5F)のための共通接地面として働くように構成され、
    前記第2接地面(9';91';9A',9A';....;9E';9F')は、前記SIW(20;20A,20A;...;20F)及び前記導波管及び/又はアンテナ構造(10;10A,10A;...;10F)のための共通接地面として働くように構成される、
    ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の移行部構成(100;1001;100A;100B;100C;100D;100E;100F)。
  7. 前記SIWは、キャリア基板上に、又は、前記回路構成を含むチップへ例えばボンドワイヤで接続される低誘電率アプリケーション基盤上に配設される、
    ことを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の移行部構成。
  8. 前記SIW(20;20A,20A;...;20F)は、例えば増幅器、ミキサ、周波数逓倍器などのうちのいずれか1つ以上を任意の組み合わせで含む前記回路構成を含むチップ又はネイキッドダイ上に配設される、
    ことを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の移行部構成(100;1001;100A;100B;100C;100D;100E;100F)。
  9. 前記少なくとも1つの移行部は、SIW(20;20A,20A;20B,20B;20C,20C;20D,20D)と導波管(10;10A,10A;10B,10B;10C,10C;10D,10D)との間の移行部を含む、
    ことを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の移行部構成(100;1001;100A;100B;100C;100D)。
  10. 前記導波管構造は、少なくとも1つのリッジ導波管(10;10A,10A;10B,10B;10C,10C;10D,10D)を含み、
    前記リッジ及び/又はインピーダンスマッチング若しくは変換構造は、リッジ(4;41;4A,4A;4B,4B;4C,4C;4D,4D)を含む、
    ことを特徴とする、請求項に記載の移行部構成(100;1001;100A;100C)。
  11. 前記開回路λg/4スタブ(5A,5A;5C,5C)へ接続されるリッジ(4A,4A;4C,4C)を各々含む、2つのSIW(20A,20A;20C,20C)−導波管構造移行部を含む対向型マイクロストリップIC−リッジ導波管移行部を含む、
    ことを特徴とする、請求項10に記載の移行部構成(100A;100C)。
  12. 少なくとも1つの方形及び/又はグルーブギャップ導波管(10B,10B;10D,10D)を含み、
    前記又は各リッジ及び/又はインピーダンスマッチング若しくは変換構造は、前記開回路λg/4スタブ(5B,5B;5D,5D)へ各々接続されるリッジ(4B,4B;4D,4D)を含む、
    ことを特徴とする、請求項に記載の移行部構成(100B;100D)。
  13. それぞれのリッジ(4B,4B;4D,4D)へ接続される例えばチェビシェフ変換器を含むインピーダンスマッチング又は変換構造(14B,14B;14D,14D)を各々伴う、2つのSIW(20B,20B;20D,20D)−導波管構造移行部を含む対向型マイクロストリップIC−導波管移行部を含む、
    ことを特徴とする、請求項12に記載の移行部構成(100B;100D)。
  14. 前記少なくとも1つの移行部は、SIW(20E;20F)とアンテナ構造(10E;10F)との間の移行部を含む、
    ことを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の移行部構成(100E;100F)。
  15. 前記アンテナ構造は、スロットアンテナを含み、
    前記第1導電プレート又はブロック(1E)にスロット(115)が提供され、
    前記インピーダンスマッチング又は変換構造は、前記スロット(115)へ給電するためのT字部(116)を伴うリッジ(4E)を含む前記第2導電プレート又はブロック(2E)上に提供される、
    ことを特徴とする、請求項14に記載の移行部構成(100E)。
  16. 前記アンテナ構造(10F)は、ホーンアンテナを含み、
    前記SIW(20F)を介して前記回路構成(11F)から連結される磁場は、階段状テイパホーンセクション(119,119)を含む前記ホーンアンテナへ給電するように適合される、
    ことを特徴とする、請求項14に記載の移行部構成(100F)。
  17. 前記第2導電プレート又はブロック(2C;2D;2E)は、前記移行部構成の組み立て状態において、周期的な又は準周期的な構造が前記SIW(20C,20C;20D,20D;2E)に面するように構成される前記周期的な又は準周期的な構造(18C;18D;18E)を含み、
    前記周期的な又は準周期的な構造(18C;18D;18E)は、ピン類の土台を形成するように構成される複数のピン118)を伴うピン構造を含み、
    前記ピン構造は、前記第1導電プレート(1C;1D;1E)から例えばλ/4よりも小さい空隙に相当する微小距離に位置する、
    ことを特徴とする、請求項1〜16のいずれか1項に記載の移行部構成(100C;100D;100E)。
  18. 前記周期的な又は準周期的な構造(18C;18D;18E)の前記ピン(118)、ひだ又は類似のものは、固有の選択周波数帯域のために適合される寸法を有する、
    ことを特徴とする、請求項17に記載の請求項1に記載の移行部構成(100C;100D;100E)。
  19. 前記第1導電プレート又はブロック(1;1A;...;1F)は、前記若しくは各SIW又は前記若しくは各SIW(20;20A,20A;...;20F)を含む前記回路構成(11;11A;....;11F)を受け入れ又は収容するように適合され、
    前記少なくとも1つのSIW又は回路構成は、前記第1導電プレート又はブロック(1;1A;...;1F)上又は内に分離可能に載置可能である、
    ことを特徴とする、請求項1〜18のいずれか1項に記載の移行部構成(100E;100F)。
  20. 前記開回路λg/4スタブ(5;5A,5A;5B,5B;5C,5C;5D,5D;5E;5F)は、段差が形成されるように関連付けられる前記インピーダンスマッチング又は変換構造(4;4A,4A;14B,14B;4C,4C;14D,14D;4E;14F)の前記リッジ又はセクションよりも低い高さを有し、
    前記第1及び第2導電プレート又はブロック(1,2;1A,2A;...;1F;2F)が組み立てられる際に、前記又は各段差は、前記又はそれぞれのSIW(20;20A,20A;20B,20B;20C,20C;20D,20D;20E;20F)のエッジに面して位置することになり、
    前記開回路λg/4スタブ(5;5A,5A;....;5F)から突出する前記リッジ及び/又はインピーダンスマッチング若しくは変換構造(4;4A,4A;14B,14B;...;4E;14F)の外側エッジは、それぞれのSIW(20;20A,20A;20B,20B;20C,20C;20D,20D;20E;20F)の前記第1導電プレート又はブロック(1;1A;...;1F)に対し直角の外側エッジから、及び前記第1導電プレート又はブロック(1;1A;...;1F)から、例えば空隙に相当する微小距離に位置することになる、
    ことを特徴とする、請求項1〜19のいずれか1項に記載の移行部構成(100;100A;100B;100C;100D;100E;100F)。
  21. 前記SIW(20)は、前記第1導電プレート又はブロック(11)内のグルーブのエッジ(102)間に、空隙を含む微小距離が提供されるように、前記第1導電プレート又はブロック(11)内に提供される前記グルーブ(101)に構成される、ことを特徴とする、請求項1〜19のいずれか1項に記載の移行部構成(1001)。
  22. 回路構成と導波管及び/又はアンテナ構造との間に移行部を提供するための方法であって、
    例えば1つ以上の回路を含む回路構成(11;11A;...;11F)の又はそれに関連付けられる基板集積導波管(SIW)(20;20A,20A;...;20F)と、導波管及び/又はアンテナ構造若しくはインタフェース(10;10A;10B;10C;..;10F)とを提供するステップ、
    を含み、前記移行部構成は、少なくとも1つの導波管及び/又はアンテナポート(25)を含む分割プレート又はブロック部品を含む、第1導電プレート又はブロック(1;11;1A;...;1F)と第2導電レート又はブロック(2;21;2A;...;2F)とを含み、
    前記方法は、
    前記第2導電プレート又はブロック(2;21;2A;...;2F)へリッジ又はインピーダンスマッチング若しくは変換構造(4;41;4A,4A;14B,14B;4C,4C;14D,14D;4E;14F)を接続するステップと、基板集積導波管(SIW)(20;20A,20A;...;20F)と導波管及び/又はアンテナ構造(10;10A;10B;10C;..;10F)との間の前記又は各移行部について、前記リッジ又はインピーダンスマッチング若しくは変換構造(4;41;4A,4A;...;14F)を、前記第1及び第2導電プレート又はブロック(1,2;11,21;2,2A;...;1F,2F)が組み立てられる際に、前記SIW(20;20A,20A;...;20F)と前記リッジ又はインピーダンスマッチング若しくは変換構造(4;41;4A,4A;...;14F)との間で電磁的にEM場を連結するためにインピーダンスを反転させ及び短絡を提供するための、開回路λg/4スタブ(5;51;5A,5A;....;5F)に関連付け又は当該スタブと共に伸長させるステップと、
    前記開回路λg/4スタブ(5;51;5A,5A;....;5F)の前記第2導電プレートへ接続される側と反対にある前記スタブ(5;51;5A,5A;....;5F)の側又は面が、前記SIW(20;20A,20A;20B,20B;20C,20C;20D,20D;20E;20F)と前記リッジ及び/又はインピーダンスマッチング若しくは変換構造(4;41;4A,4A;14B,14B;4C,4C;14D,14D;4E;14F)との間に及び前記SIW(20;20A,20A;...;20F)と前記開回路λg/4スタブ(5;51;5A,5A;....;5F)との間にいかなる直流的な接触も無く、前記SIW(20;20A,20A;20B,20B;20C,20C;20D,20D;20E;;20F)の第1接地面(9;91;9A;....;9F)の部分からの例えば空隙に相当する微小距離に配設されることとなるように、前記第1及び第2導電レート又はブロック(1,2;11,21;2,2A;...;1F,2F)を互いに対して配置することにより組み立て、それにより、前記SIW(20;20A,20A;...;20F)と前記導波管及び/又は前記アンテナ構造(10;10A,10A;...;10F)との間に非接触の実質的に平面的な移行部が形成されるステップと、
    を含み、
    前記又は各SIW(20;20A,20A;...;20F)は、第1接地面(9;91;9A,9A;....;9E;9F)及び第2接地面(9';91';9A',9A';....;9E';9F')がそれぞれ対向する側に提供される誘電体基板(6;6A,6A;....;6F)を含み、前記第1及び第2接地面は、前記誘電体基板(6;6A,6A;....6F)をまたぐビア(7)によって電気的に接続されることを特徴とする、方法。
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