JP2007258886A - 回路基板の接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高周波信号を伝送する高周波デバイス5、6を、マイクロストリップ線路を用いて接続する際に、接続部で発生する不要な電波放射や伝送信号の損失を抑制する。
【解決手段】 高周波デバイス5に接続されたマイクロストリップ線路と、高周波デバイス6に接続され、高周波デバイス5に接続されたマイクロストリップ線路から離間したマイクロストリップ線路とを、導波管9のH面に設けた開口穴を通じて導波管内部に挿入し、両マイクロストリップ線路を導波管9のE面に平行に配置したことを特徴としている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、主としてマイクロ波帯、及びミリ波帯の高周波信号を伝送する回路基板の接続構造に関するものである。
従来、キャリア上に配置された2つの多層高周波回路基板を接続するために、基板上のマイクロストリップ線路をボンディングワイヤによって電気的に接続していた。このような多層高周波回路基板の接続部では、一方の多層高周波回路基板のマイクロストリップ線路を流れる信号電流が、ボンディングワイヤを介して他方の多層高周波回路基板のマイクロストリップ線路に流れる。また、一方の多層高周波回路基板の接地導体を流れるグラウンド電流が、基板側面に設けた接地導体膜や接地用スルーホールを通ってキャリアに流れ、キャリアや接地導体膜、接地用スルーホールを介して、他方の多層高周波回路基板の接地導体に流れる。(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−321501(図9、10)
しかし、従来の接続構造では、接続される基板間に僅かな隙間を生じるので、マイクロストリップ線路間を伝送される信号電流(ホット)と、接地導体間を伝送されるグランド電流(リターン)との間に、経路長の差(経路差)を生じることが避けられない。この経路差が生じることで不要な電波が放射されるとともに、伝送信号の損失が増大するという問題があった。
なお、この不要な放射電波は、第1、第2の誘電体基板の他端部が接続された半導体素子に対して、電磁干渉を引き起こす。
この発明は、係る課題を解決するために成されたものであり、高周波信号を伝送する回路基板間の接続部において、不要な電波放射や伝送信号の損失を抑制することのできる、接続構造を得ることを目的とする。
この発明に係る回路基板の接続構造は、回路基板に接続される第1のマイクロストリップ線路を有した第1の誘電体基板と、上記第1のマイクロストリップ線路から離間し、上記第1のマイクロストリップ線路と平行に配置されて、他の回路基板に接続される第2のマイクロストリップ線路を有した第2の誘電体基板と、管内に上記第1、第2の誘電体基板の一端部が配置され、管外に上記第1、第2の誘電体基板の他端部が配置されるとともに、両端部に短絡面を有した導波管を有した接続部と、を備え、上記第1、第2の誘電体基板の基板面が上記導波管のE面に平行に配置されたものである。
また、上記導波管内壁の幅広面に垂直な方向に貫通した第1、第2の開口穴を有し、上記第1、第2の誘電体基板の一端部は、上記第1、第2の開口穴を通じて上記導波管内に突出しても良い。
さらに、上記第1、第2の誘電体基板の基板面は、上記導波管の電界最大面もしくはその周辺に配置されても良い。
この発明によれば、第1、第2の誘電体基板の接続部から放射される不要放射を抑制し、回路基板間の接続損失を低減することができる。
実施の形態1.
この発明に係る実施の形態1は、高周波デバイス間の接続部において、相互接続されるマイクロストリップ線路の端部を導波管内に配置し、マイクロストリップ線路と導波管のモード変換を利用して、RF(Radio Frequency)信号の接続を行うことを特徴としている。以下、これについて図を用いて説明する。
図1は、実施の形態1による高周波デバイスの接続構造を示すものであり、図1(a)は、2つの高周波デバイスが接続部で接続された状態を示す斜視図、図1(b)は接続部を外した状態を示す斜視図、図1(c)は金属カバーを下面方向から見た斜視図である。
ここでの高周波デバイスとは、半導体素子や、MIC(monolithic microwave circuit)基板やMMIC(monolithic microwave integrated circuit)等のマイクロ波帯やミリ波帯の高周波信号を処理する高周波回路が、誘電体基板上に設けられた回路基板を指し示す。
図において、高周波デバイス5は高周波回路50が構成されている。また、高周波デバイス6は高周波回路60が構成されている。高周波デバイス5は金属のキャリア2に載置され、高周波デバイス6は金属のキャリア3に載置されている。高周波デバイス5を構成する誘電体基板は、裏面のキャリア2に接する部分がメタライズされており、はんだや導電性接着剤でキャリア2にダイボンディングされている。高周波デバイス6を構成する誘電体基板は、裏面のキャリア3に接する部分がメタライズされており、はんだや導電性接着剤でキャリア3にダイボンディングされている。キャリア2は上面に溝が形成されて開口穴22を構成し、キャリア3は上面に溝が形成されて開口穴32を構成している。
なお、キャリア2、3は、誘電体基板の表面に金属導体がメタライズされたものであっても良い。
キャリア2は、誘電体基板上にマイクロストリップ線路(以下、MSL)を構成した第1の誘電体基板として接続基板7が載置される。キャリア3は、誘電体基板上にMSLを構成した第2の誘電体基板としての接続基板8が載置される。接続基板7、8は、それぞれ裏面のキャリア2に接する部分がメタライズされており、はんだや導電性接着剤で、キャリア2、3にそれぞれダイボンディングされている。接続基板7は、キャリア2に設けられた開口穴22内に嵌合して配置され、一端部が開口穴22を通過してキャリア2の外側に突き出している。接続基板8は、一端部がキャリア3に設けられた開口穴32内に嵌合して配置され、一端部が開口穴32を通過してキャリア3の外側に突き出している。また、高周波デバイス5と接続基板7の他端部とは、ボンディングワイヤや金リボンによって接続される。高周波デバイス6と接続基板8の他端部とは、ボンディングワイヤや金リボンによって接続される。これら各接続部分では、各高周波デバイス5、6と接続基板7、8とが正確に位置決めされて、互いに密着して接続される。
なお、高周波デバイス5及び6は、金属筐体内に収容されて気密封入されても良い。この場合、接続基板7、8は、金属筐体の内外を、気密を保持したまま貫通するフィードスルーを構成する。
図1(b)に示すように、キャリア2、3は、金属シャーシ1上に載置される。この際、接続基板7、8の一端部は、互いに所定の位置関係をなして離間して配置される。接続基板7、8の一端部は、MSLにおける高周波信号の伝送方向(線路方向)に対し直交する方向(線路直交方向)に所定の距離ずれたところか、もしくは同じところに位置する。また、接続基板7、8の一端部は、線路方向には各先端が同じ位置で重なるかもしくは僅かに離れたところに配置される。図1(b)では、接続基板7、8の一端部は、MSLにおける線路直交方向に所定の距離離間し、線路方向には各先端が僅かに離れた状態の図を例示している。
なお、金属シャーシ1は外部回路のグランドに接続され、接地されている。また、キャリア2、3は、金属シャーシ1に接地されている。
図1(c)に示すように、金属カバー4は、1対の対向した壁面40と、1対の対向した壁面41とが、底面46に対して立設して構成される。各壁面と底面とで、凹部44を構成している。金属カバー4は、金属シャーシ1、キャリア2、及びキャリア3上に配置されて、ねじ止めや半田付けやろう付けによって接合されている。具体的には、キャリア2とキャリア3の間に壁面40が嵌合して、キャリア2とキャリア3の間で接合面42が金属シャーシ1の上面に接合され、接合面43がキャリア2、3の上面に接合される。また、接合面47がキャリア2、3の側面25、35に接合される。金属カバー4が金属シャーシ1、キャリア2及びキャリア3に接合されると、凹部44と金属シャーシ1の面11とキャリア2の側面25及びキャリア3の側面35とで、導波管9が構成される(凹部44を含む一点鎖線と点線で囲まれた直方体の領域が、金属シャーシ1、キャリア2、キャリア3に囲まれて導波管9を構成する)。この際、金属カバー4が金属シャーシ1に接地されることより、導波管の短絡面45a、45bが形成される。金属カバー4、金属シャーシ1、キャリア2、及びキャリア3で囲まれて導波管9を構成する部分は、接続基板7、8の一端部を相互接続する接続部100を構成する。
なお、導波管9は内部が中空であることを前提としている。この導波管内部に誘電体を設けることもできるが、この場合は誘電損失が発生し、通過損失が増加してしまうので、導波管9の内部は中空であることが好ましい。
また、導波管9の開口穴22、32を除いた部分には、導波管内を伝搬する電波が外部に漏れ出る隙間がないように、半田付けやろう付け、もしくは導電性接着剤の塗布や充填によって、接合面を電気的に密接に接合させておく。
図2は、導波管9と接続基板7、8との接続部における接続構造を示す断面図であり、図2(a)は図1のAA線部分断面を示す。また、図2(b)は図2(a)のBB断面図、図2(c)は図2(b)の矢視Cから導波管9のH面を見た図を示す。なお、図2(b)の矢視Cと反対方向の導波管9のH面を見た図は、図2(c)と同様の図であるので省略する。
図において、接続基板7は、誘電体基板7bの上面にマイクロストリップ線路導体7aが設けられ、誘電体基板7bの下面に接地導体7cが設けられている。接続基板8は、誘電体基板8bの上面にマイクロストリップ線路導体8aが設けられ、誘電体基板8bの下面に接地導体8cが設けられている。導波管9における左右両側の幅広面は、導波管のH面を構成し、上下両側の幅狭面は導波管のE面を構成している。
導波管9における両側の幅広面では、開口穴22、32が導体壁面に開口窓を形成している。この開口窓(開口穴22、32)から、それぞれ接続基板7、8が導波管9に挿入される。接続基板7における導波管9内部に突き出した先端部分は、誘電体基板7bの裏面部分7dはメタライズされていない。同様に、接続基板8における導波管9内部に突き出した先端部分は、誘電体基板8bの裏面部分8dはメタライズされていない。この先端部分において、マイクロストリップ線路モードから導波管モードに移行する場合のインピーダンス変換が行われる。
上掲したように、導波管9は金属シャーシ1と金属カバー4とキャリア2、3とが接合されて構成される。ここで、金属カバー4の接合面43とキャリア2、3の上面とが接触した接合面は、導波管9の幅広面のほぼ中央に位置し、導波管9のE面と平行に配置されている。また、接続基板7、8の基板面(下面7d、8d)は、E面と平行になるように配置されている。
一般に、導波管を分割する場合、接合面の間隙から電波が漏れる。
しかし、この分割位置をH面における導波管のE面に平行な電界最大面となるE面分割とすると、漏れが最も少ないことが知られている。
そこで、図2に示した導波管9は、分割位置を幅広面(H面)のE面に平行な中央部、すなわち導波管の電界最大面もしくはその周辺にすることにより、漏れが最も少ない構成となっている。そのため、接続部100での損失を低減することができる。この際、接続基板7、8の基板面(下面7d、8d)は、導波管の電界最大面もしくはその周辺に配置されている。
また、接続部100が金属で囲まれているため、放射を低減でき、接続部前後のデバイス間の電波干渉を抑えることが可能である。
なお、開口穴22、23は、使用周波数での空間波長をλとした場合、それぞれ導波管のカットオフ周波数を与えるλ/2よりも開口長を小さくする。
接続部100は、接続基板7、8のMSLと導波管9との間で信号伝送を行うマイクロストリップ線路−導波管変換器を構成し、接続基板7、8を相互接続する接続インターフェースとして機能する。図2(a)において、導波管9の内部で、接続基板7のマイクロストリップ線路導体7aと短絡面45aとの間は、距離L1だけ離れて配置されている。
また、接続基板8のマイクロストリップ線路導体8aと短絡面45bとの間の距離は、距離L2だけ離れて配置されている。
さらに、接続基板7のマイクロストリップ線路導体7aと接続基板8のマイクロストリップ線路導体8aとは、線路直交方向に所定の距離L3だけ離れて配置される。ここで、変換器の変換特性は、接続基板7、8の導波管9内部への挿入長の他、上記距離L1、L2、L3によって決定される。
次に動作について説明する。
高周波デバイス5は接続基板7との間で高周波信号を伝搬する。また、高周波デバイス6は接続基板8との間で高周波信号を伝搬する。接続基板7、8は、導波管9を構成する接続部100によって接続される。この際、接続基板7のMSLを通じて高周波デバイス5から伝送される高周波信号は、導波管9の内部でマイクロストリップ線路モードから導波管モードにモード変換され、導波管9の内部を導波管モードに変換された電波が伝搬される。さらに、導波管9の内部を伝搬される電波は、接続基板8のMSLに結合して導波管モードからマイクロストリップ線路モードにモード変換され、接続基板8のMSLを通じて高周波デバイス6に伝送される。すなわち、接続部100の導波管9は、マイクロストリップ線路−導波管変換器と、導波管−マイクロストリップ線路変換器として機能する。このように動作することで、接続基板7、8の接続部100において、低損失かつ低放射となる接続方法が実現される。
上記実施例として、使用周波数での導波管9の管内波長をλgとした場合、L1とL2の電気長をおよそλg/4とし、L3の電気長をλg/2とした場合の反射特性の計算結果を図3に示す。図中、縦軸は反射損失、横軸は周波数を示す。
図3において、周波数33Hz〜39Hzの帯域で、反射損失が−20dB以下となっており、広帯域に良好な反射特性が得られている。これは、L1とL2の電気長をおよそλg/4、L3の電気長をλg/2とした場合、導波管9内部の短絡面45aと45bの間で、TE102モードの共振波形が生成されることによる。すなわち、この共振波形における電界振幅の最大となる位置に、接続基板7、8のマイクロストリップ線路導体7a、8aが配置されるので、マイクロストリップ線路導体7aとマイクロストリップ線路導体8aとが、導波管9を介して効率的に結合することとなる。
このようにして、L1、L2、L3の値を最適化し、導波管9内部への接続基板7、8の挿入長を適宜調整することにより、導波管9の遮断周波数以上の周波数で、所望の反射特性を得ることができる。また、この場合、L3はおよそλg/2とすれば良く、導波管の短絡面45aと45b間の距離をλg程度にすればいいので、導波管としても小型な構成が可能である。
なお、MSL(接続基板7、8)が載置された異なるキャリア2、3を、金属キャリア1上に接合する際、金属シャーシ1、キャリア2、3の各加工誤差と接合時の組立誤差により、MSLの一端部同士を正確に位置決めすることはできない。このため、特許文献1のようにMSL間をワイヤボンディングで接続する方法では、異なるキャリア上のMSL同士を設計上の規定寸法通りに近接配置させることは難しく、MSL間を伝搬する信号電流と接地導体間を伝搬するグランド電流との間で経路差を生じ、接続部で電波放射を生じることは避けられない。加えて、放射された電波が外部回路に結合してしまうという問題も生じてしまう。
しかし、この実施の形態1によれば、接続部100における導波管9の幅広面に開口穴22、23を設け、MSLを構成した接続基板7、8をこの開口穴22、23に挿入することで、MSL間を低損失で接続することができる。したがって、MSL間の接続において厳しい位置決め精度は必要なく、組立が容易になる。さらに、導波管を構成する閉じられた導体空間の内部でMSLが接続されることから、MSL間の信号接続時に放射される電波が、外部に放射されることはなく、況してや高周波デバイス5、6に再結合することもない。
さらに、従来のマイクロストリップ線路−導波管変換器との違いについても述べる。
マイクロストリップ線路と導波管のインターフェース変換については、様々な方法が考えられており、例えば導波管にマイクロストリップ線路を挿入する方法が知られている(例えば、特開平6-140816号公報参照)。この方法では、導波管の管軸を垂直に立てて、導波管の管軸に直交する水平面にMSLを挿入している。
しかし、この方法は、導波管を用いてMSL同士を電気的に接続することを前提としたものではない。仮に、同方法を使って2つのMSLを接続した場合は、MSLの接続された2つの導波管同士を、垂直方向に接続する必要がある。これによって、各導波管に接続される各MSLが異なる面に設置され、接続部が立体的に構成されるので、MSLに接続された高周波デバイスは同一平面上に配置できなくなる。したがって、この方法では接続部及び回路基板を含めた回路全体を小型化することはできない。
これに対し、この実施の形態1の接続部100は、同一のシャーシに配置された接続基板7、8を、同一のシャーシに配置された導波管9の開口穴に挿入することで、接続基板7、8を平面的に直接接続することができるので、接続部の小型化を図ることができる。さらに、接続部を含めたシャーシ上の回路全体を小型化することができる。
以上説明したとおり、この実施の形態1に係る回路基板の接続構造によれば、高周波デバイス5に接続されるMSLを有した接続基板7と、接続基板7から離間し、接続基板7のMSLと平行に配置されて高周波デバイス6に接続されるMSLを有した接続基板8と、管内に接続基板7、8の一端部が配置され管外に配置された高周波デバイス5、6側に接続基板7、8の他端部が配置されるとともに両端部が閉口して短絡面を構成する導波管9を構成する接続部100とを備えて、接続基板7、8の基板面が導波管9のE面に平行に配置されたことを特徴としている。
また、導波管9の内壁の幅広面(H面)に垂直な方向に貫通した開口穴22、32を有し、接続基板7、8の一端部は、開口穴22、32を通じて導波管9内に突出させている。
また、接続基板7、8の基板面は、導波管9の電界最大面もしくはその周辺に配置している。
このように、金属シャーシ1と金属キャリア2、3と金属カバー4とで構成した導波管9について、導波管部分の幅広面から接続基板7、8のMSLを挿入し、金属キャリア2、3と金属カバー4との分割面を損失の少ないE面分割としているので、導波管部分の損失と放射を低減することができる。
また、従来では放射源となっていた、接続基板7、8におけるMSLの接続部分周辺を、導波管を構成する金属で囲っているため、高周波デバイス5、6間の電波干渉を抑制することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、図2に示したように、接続基板7、8がMSLの線路直交方向に所定の距離離間した例を説明した。この実施の形態2では、図4に示すように、接続基板7、8がMSLの線路直交方向に同じ位置に配置され(すなわち、L3=0となり)、接続基板7、8が線路方向に対し僅かに位置ずれして配置した例を示している。
この実施の形態2では、接続基板7と接続基板8を対向させて配置することによって、接続部100の小型化を図っている。図4において、接続基板7と接続基板8が対向配置される以外は、実施の形態1の図2と同じ構成である。
上記実施例として、L1とL2の電気長をおよそλg/4とした場合の、反射特性の計算結果を図5に示す。図中、縦軸は反射損失、横軸は周波数を示す。
図において、周波数33.8Hz〜34.7Hzの間の約1GHz帯域では、反射損失が−20dB以下となっており、良好な反射特性が得られている。実施の形態1と比べると、反射特性の良好な帯域が狭くなっているが、比較的狭帯域で利用されるレーダ装置においては、十分な反射特性を得ることができる。
これは、L1とL2の電気長をおよそλg/4としているので、導波管9内部の短絡面45aと45b間で、TE101モードの共振波形が生成されることによる。すなわち、この共振波形における電界振幅の最大となる位置に接続基板7、8のマイクロストリップ線路導体7a、8aが配置されるので、マイクロストリップ線路導体7aとマイクロストリップ線路導体8aとが、導波管9を介して効率的に結合することとなる。
この実施の形態2では、導波管9の短絡面45a、45b間の距離をλg/2に設定できるので、実施の形態1に比べて導波管9を半分の長さに構成でき、接続部の大きさをより小型化することが可能となる。
この発明の実施の形態1による回路基板の接続構造を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1による回路基板の接続構造を示す断面図である。 この発明の実施の形態1による接続部の反射特性を示す図である。 この発明の実施の形態2による回路基板の接続構造を示す断面図である。 この発明の実施の形態2による接続部の反射特性を示す図である。
符号の説明
1 金属シャーシ、2 キャリア、3 キャリア、4 金属カバー、5 高周波デバイス(回路基板)、6 高周波デバイス(回路基板)、7 接続基板(マイクロストリップ線路を有した第1の誘電体基板)、8 接続基板(マイクロストリップ線路を有した第2の誘電体基板)、9 導波管、22 開口穴(第1の開口穴)、32 開口穴(第2の開口穴)、45a、45b 短絡面、100 接続部。

Claims (5)

  1. 回路基板に接続される第1のマイクロストリップ線路を有した第1の誘電体基板と、
    上記第1のマイクロストリップ線路から離間し、上記第1のマイクロストリップ線路と平行に配置されて、他の回路基板に接続される第2のマイクロストリップ線路を有した第2の誘電体基板と、
    管内に上記第1、第2の誘電体基板の一端部が配置され、管外に上記第1、第2の誘電体基板の他端部が配置されるとともに、両端部に短絡面を有した導波管を構成する接続部と、
    を備え、
    上記第1、第2の誘電体基板の基板面が上記導波管のE面に平行に配置されたことを特徴とする回路基板の接続構造。
  2. 上記導波管内壁の幅広面に垂直な方向に貫通した第1、第2の開口穴を有し、
    上記第1、第2の誘電体基板の一端部は、上記第1、第2の開口穴を通じて上記導波管内に突出したことを特徴とする請求項1記載の回路基板の接続構造。
  3. 上記第1、第2の誘電体基板の基板面は、上記導波管の電界最大面もしくはその周辺に配置されたことを特徴とする請求項1もしくは請求項2記載の回路基板の接続構造。
  4. 上記第1、第2のマイクロストリップ線路は、線路の垂直方向に互いに離間配置され、この離間した距離が上記導波管の管内波長の2分の1であって、
    上記第1、第2のマイクロストリップ線路は、上記導波管の両端の短絡面からそれぞれ上記導波管の管内波長の4分の1の距離に配置されたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項記載の回路基板の接続構造。
  5. 上記第1、第2のマイクロストリップ線路は、一端部が相互に対向して配置されるとともに、
    上記第1、第2のマイクロストリップ線路は、上記導波管の両端の短絡面からそれぞれ上記導波管の管内波長の4分の1の距離に配置されたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項記載の回路基板の接続構造。
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