JPH07202520A - マイクロ波回路 - Google Patents

マイクロ波回路

Info

Publication number
JPH07202520A
JPH07202520A JP5337724A JP33772493A JPH07202520A JP H07202520 A JPH07202520 A JP H07202520A JP 5337724 A JP5337724 A JP 5337724A JP 33772493 A JP33772493 A JP 33772493A JP H07202520 A JPH07202520 A JP H07202520A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
coupling hole
ground conductor
microwave
waveguide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5337724A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruo Furuya
輝雄 古屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP5337724A priority Critical patent/JPH07202520A/ja
Publication of JPH07202520A publication Critical patent/JPH07202520A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Waveguides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い周波数において、性能劣化が悪く、気密
を確保したマイクロ波回路を得る。 【構成】 誘電体又は半導体からなる基板1の一方の面
に形成したマイクロ波デバイス2と、上記マイクロ波デ
バイス2の地導体5に設けられた結合孔15と、金属筐
体6内の導波管16のH面に設けられた導波管結合孔1
7aとを対向させ、電磁的に結合させ、上記地導体5と
上記金属筐体6を半田又は導電性接着剤8で一体化し、
上記金属筐体6と上記マイクロ波デバイス2を覆う金属
カバー7とを半田又は接着剤8aで一体化した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マイクロストリップ
ライン構造で形成したマイクロ波デバイスを気密構造で
収納してなるマイクロ波回路の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図6(a)は従来のマイクロ波回路の要
部を切断して示す平面図であり、図6(b)はそのマイ
クロ波回路の断面図である。図において、1は誘電体ま
たは半導体からなる基板、2は基板1の一方の面に形成
したマイクロ波デバイス、3はマイクロ波デバイスを構
成するストリップ導体、4はマイクロ波デバイスを構成
品する半導体素子、5は基板1の他方の面に形成した地
導体、6は地導体と電気的に接続された金属筐体、7は
マイクロ波デバイスを覆うための金属カバー、8は半田
または導電性接着剤、8aは半田または接着剤、9は貫
通端子、10はコネクタ、11はコネクタ10の構成品
であるガラス等の気密性の誘電体、12はコネクタ10
の構成品である中心導体、13は金リボン、14はOリ
ング、である。
【0003】従来のマイクロ波回路は、マイクロ波デバ
イス2内の半導体素子4が貫通端子9を介し外部からの
制御信号又は電源の供給を得て、マイクロ波信号の増
幅、変調あるいは周波数変換等を実現し、これらのマイ
クロ波信号はコネクタ10、金リボン13及びストリッ
プ導体3を介し外部と接続されている。併せて、金属筐
体6と金属カバー7間は半田又は接着剤8aの一体化
で、又金属筐体6とコネクタ10間は気密性の誘電体1
1とOリング14により封止が実現され、マイクロ波デ
バイスの気密が確保されている。なお、このマイクロ波
回路では、説明の簡略化のため半導体素子が1個の場合
について説明しているが、通常のマイクロ波回路は半導
体素子を複数個連接して構成されている場合が多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のマ
イクロ波回路では、気密を確保しているコネクタにおい
て正常な同軸モードを伝搬させるために誘電体の等価径
を波長/2以下に選ぶ必要があり、周波数が高くなると
気密性の誘電体の径が細くなり過ぎ(例えば、100G
Hzでは0.2mm程度)、コネクタの加工が非常に困
難となり、併せて金リボンによるコネクタと中心導体の
接続では、金リボンが波長に対し短い場合、インダクタ
ンス等の寄生素子も少ないが、周波数が高くなると金リ
ボンの長さ・張り方が波長に対して有限な値になり、そ
の影響も無視出来無くなり、金リボンの長さ・張り方も
再現良く実現出来ないため、特性の再現性も乏しく、正
常な特性が得られない問題点があった。
【0005】この発明はかかる問題点を解決するために
なされたものであり、マイクロ波信号の入出力及び入出
力部の気密性を基板を介し実現することにより、正常な
動作を実現することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係わる
マイクロ波回路は、誘電体または半導体からなる基板
と、上記基板の一方の面に形成したマイクロ波デバイス
と、他方の面に形成した地導体と、上記地導体に設けら
れた結合孔と、上記地導体と電気的に連続な金属筐体
と、上記基板を覆うための金属カバーと、上記金属筐体
にH面を上記地導体に向けて形成した導波管と、上記導
波管のH面に設けられた導波管結合孔とを備え、上記結
合孔と上記導波管結合孔とを対向させ、上記地導体と上
記金属筐体を半田あるいは導電性接着剤で一体化し、上
記金属筐体と上記金属カバーとを半田あるいは接着剤で
一体化し、上記結合孔と上記導波管結合孔を介して上記
マイクロ波デバイスと導波管とを電磁的に結合させるも
のである。
【0007】請求項2の発明に係わるマイクロ波回路
は、誘電体または半導体からなる基板と、上記基板の一
方の面に形成したマイクロ波デバイスと、他方の面に形
成した地導体と、上記地導体に設けられた結合孔と、上
記地導体と電気的に連続な金属筐体と、上記基板を覆う
ための金属カバーと、上記金属筐体に端面を上記地導体
に向けて形成した導波管と、上記導波管の終端部に設け
られた第一の導波管結合孔とを備え、上記結合孔と上記
第一の導波管結合孔とを対向させ、上記地導体と上記金
属筐体を半田あるいは導電性接着剤で一体化し、上記金
属筐体と上記金属カバーとを半田あるいは接着剤で一体
化し、上記結合孔と上記導波管結合孔を介して上記マイ
クロ波デバイスと導波管とを電磁的に結合させるもので
ある。
【0008】請求項3の発明に係わるマイクロ波回路
は、誘電体または半導体からなる第一の基板と、上記第
一の基板の一方の面に形成した第一マイクロ波デバイス
と、上記第一の基板の他方の面に形成した第一の地導体
と、上記第一の地導体に設けられた第一の結合孔と、誘
電体または半導体からなる第二の基板と、上記第二の基
板の一方の面に形成した第二のマイクロ波デバイスと、
上記第二の基板の他方の面に形成した第二の地導体と、
上記第二の地導体に設けられた第二の結合孔と、上記第
一の地導体及び上記第二の地導体と電気的に連続で、上
記第一の結合孔と上記第二の結合孔を回避する切り欠き
孔を設けた金属筐体と、上記第一の基板を覆うための金
属カバーとを備え、上記切り欠き孔を間にし上記第一の
結合孔と上記第二の結合孔とを対向させ、上記第一の地
導体と上記金属筐体を半田あるいは導電性接着剤で一体
化し、上記金属筐体と上記金属カバーとを半田あるいは
接着剤で一体化し、上記第一の結合孔と上記切り欠き孔
及び上記第二の結合孔を介して上記第一のマイクロ波デ
バイスと第二のマイクロ波デバイスとを電磁的に結合さ
せるものである。
【0009】請求項4の発明に係わるマイクロ波回路、
は誘電体または半導体からなる第一の基板と、上記第一
の基板の一方の面に形成した第一マイクロ波デバイス
と、上記第一の基板の他方の面に形成した第一の地導体
と、上記第一の地導体に、設けられた第一の結合孔と、
誘電体からなる第二の基板と、上記第二の基板の一方の
面に形成した第一の放射導体と、誘電体または半導体か
らなる第三の基板と、上記第三の基板の一方の面に形成
した第二マイクロ波デバイスと、上記第三の基板の他方
の面に形成した第二の地導体と、上記第三の地導体に設
けられた第二の結合孔と、誘電体からなる第四の基板
と、上記第四の基板の一方の面に形成した第二の放射導
体と、上記第一の地導体及び上記第2の地導体と電気的
に連続で、上記第二の基板と上記第四の基板を回避する
第一の切り欠き孔を設けた金属筐体と、上記第一の基板
を覆うための金属カバーとを備え、上記第二の基板の他
方の面を上記第一の地導体に対向させ、上記第一基板と
上記第二の基板を積層し、上記第四の基板の他方の面を
上記第三の地導体に対向させ、上記第三基板と上記第四
の基板を積層し、上記第一の放射導体と上記第二の放射
導体を対向させ、上記第一の地導体と上記金属筐体を半
田あるいは導電性接着剤とで一体化し、上記金属筐体と
上記金属カバーとを半田あるいは接着剤で一体化し、上
記第一の結合孔と上記第2の結合孔を介して上記第一の
マイクロ波デバイスと第二のマイクロ波デバイスとを電
磁的に結合させるものである。
【0010】請求項5の発明に係わるマイクロ波回路
は、誘電体または半導体からなる基板と、上記基板の一
方の面に形成したマイクロ波デバイスと、他方の面に形
成した地導体と、上記基板の両面間で、マイクロ波デバ
イスに電気的に接続されたスルーホールと、上記スルー
ホール内に半田等で固定され上記地導体面より突出した
導体ピンと、上記地導体に設けた上記スルーホールを中
心とする同軸孔と、上記地導体と電気的に接続された金
属筐体と、上記基板を覆うための金属カバーと、上記金
属筐体にH面を上記地導体に向けて形成した導波管と、
上記導波管のH面に設けられた第二の導波管結合孔とを
備え、上記同軸孔と上記第二の導波管結合孔とを対向さ
せ、上記地導体と上記金属筐体を半田あるいは導電性接
着剤で一体化し、上記金属筐体と上記金属カバーとを半
田あるいは接着剤で一体化し、上記同軸孔と上記第二の
導波管結合孔を介して上記マイクロ波デバイスと導波管
とを電磁的に結合させるものである。
【0011】
【作用】この発明におけるマイクロ波回路は、基板に設
けた地導体の結合孔と導波管のH面に設けた導波管結合
孔とでマイクロ波デバイスと導波管とが電磁結合し、マ
イクロ波デバイスにおけるマイクロ波信号の入出力部の
気密が基板を介して確保される。
【0012】又、基板に設けた地導体の結合孔と導波管
の終端部に設けた第一の導波管結合孔とでマイクロ波デ
バイスと導波管とが電磁結合し、マイクロ波デバイスに
おけるマイクロ波信号の入出力部の気密が基板を介して
確保される。
【0013】また、マイクロ波デバイス相互を、各々の
基板に設けた地導体の結合孔で電磁結合し、半導体素子
を含むマイクロ波デバイスにおけるマイクロ波信号の入
出力部の気密が基板を介して確保される。
【0014】また、マイクロ波デバイス相互を、第一、
第二の基板に設けた地導体の結合孔と、各々の結合孔に
対応し、第三、第四の基板に設けた第一、第二の放射導
体とで電磁結合し、半導体素子を含むマイクロ波デバイ
スにおけるマイクロ波信号の入出力部の気密が基板を介
して確保される。
【0015】また、基板に設けたマイクロ波デバイスと
接続されるスルーホールと導体ピンとで構成された同軸
孔と、導波管のH面に設けた第二の導波管結合孔とでマ
イクロ波デバイスと導波管とが電磁結合し、マイクロ波
デバイスにおけるマイクロ波信号の入出力部の気密が基
板を介して確保される。
【0016】
【実施例】
実施例1.図1(a)はこの発明のマイクロ波回路の要
部を切断してを示す平面図であり、図1(b)はそのマ
イクロ波回路の断面図である。図において、1〜9は従
来のマイクロ波回路と全く同一のものであり、15は地
導体に設けられた結合孔、16は金属筐体に形成した導
波管、17は導波管のH面に設けられた導波管結合孔で
ある。ここで、結合孔15はストリップ導体3の先端開
放部から波長/4のヵ所に設け、H面導波管の導波管結
合孔17は先端短絡部から波長/2のヵ所に設けてい
る。
【0017】次に動作について説明する。マイクロ波デ
バイスのマイクロ波信号は、マイクロ波デバイス2を構
成するストリップ導体3の裏面の地導体5に直交して設
けた結合孔15と導波管16のH面に設けられた導波管
結合孔17を対向させ、上記地導体5と上記金属筐体6
は半田又は導電性接着剤8で電気的に接続しているた
め、結合孔15と導波管結合孔17を介し電磁的に結合
させることが出来、導波管16を介し外部と接続されて
いる。さらに、上記地導体5と上記金属筐体6は半田又
は導電性接着剤8で一体化し、金属筐体6と金属カバー
7は半田又は接着剤8aで一体化しているため、マイク
ロ波信号の入出力部は基板1及び半田又は導電性接着剤
8により、又他は半田又は接着剤8aにより封止が実現
出来、マイクロ波デバイス2の気密は確保できている。
このため、従来のように、微細加工が必要となる気密性
のコネクタと寸法精度を出しにくい金リボンを用いず、
加工性・再現性の良い結合孔15と導波管結合孔17の
電磁結合により外部の導波管と接続し、その箇所で気密
を確保しているため、高い周波数で性能劣化の無く、導
波管を介したマイクロ波デバイスの連接も出来る。
【0018】実施例2.図2(a)はこの発明のマイク
ロ波回路の要部を切断してを示す平面図であり、図2
(b)はそのマイクロ波回路の断面図である。図におい
て、17aは導波管の終端部に設けた第一の導波管結合
孔である。
【0019】次に動作について説明する。第一のマイク
ロ波デバイスのマイクロ波信号は、マイクロ波デバイス
2を構成するストリップ導体3の裏面の地導体5に直交
して設けた結合孔15と導波管の終端部に設けられた第
一の導波管結合孔17aを対向させ、上記地導体5と上
記金属筐体6は半田又は導電性接着剤8で電気的に接続
しているため、結合孔15と第一の導波管結合孔17a
を介し電磁的に結合させることが出来、導波管16を介
し外部と接続されている。さらに、上記地導体5と上記
金属筐体6は半田又は導電性接着剤8で一体化し、金属
筐体6と金属カバー7は半田又は接着剤8aで一体化し
ているため、マイクロ波信号の入出力部は基板1及び半
田又は導電性接着剤8により、又他は半田又は接着剤8
aにより封止が実現出来、マイクロ波デバイス2の気密
は確保できている。このため、従来のように、微細加工
が必要となる気密性のコネクタと寸法精度を出しにくい
金リボンを用いず、加工性・再現性の良い結合孔15と
第一の導波管結合孔17aの電磁結合により外部の導波
管と接続し、その箇所で気密を確保しているため、高い
周波数で性能劣化の無く、導波管を介したマイクロ波デ
バイスの連接も出来る。
【0020】実施例3.図3(a)はこの発明のマイク
ロ波回路の要部を切断してを示す平面図であり、図3
(b)はそのマイクロ波回路の断面図である。図におい
て、1aは第一の基板、2aは第一の基板の一方の面に
形成した第一マイクロ波デバイス、5aは第一の基板の
他方の面に形成した第一の地導体、15aは第一の地導
体に設けられた第一の結合孔、1bは第二の基板、2b
は第二の基板の一方の面に形成した第二のマイクロ波デ
バイス、5bは第二の基板の他方の面に形成した第二の
地導体、15baは第二の地導体に設けられた第二の結
合孔、18は金属筐体6に設けられ上記第一の結合孔1
5aと上記第二の結合孔15bを回避する切り欠き孔で
ある。
【0021】次に動作について説明する。第一のマイク
ロ波デバイス2aのマイクロ波信号は、上記切り欠き孔
18を間にし上記第一の結合孔15aと上記第二の結合
孔15bとを対向させ、上記第一の地導体5aと上記金
属筐体6及び上記第二の地導体5bと上記金属筐体6を
半田あるいは導電性接着剤8で電気的に接続しているた
め、上記第一の結合孔15aと上記切り欠き孔18及び
上記第二の結合孔15bを介してを電磁的に結合させる
ことが出来、第二のマイクロ波デバイス2bを介し外部
と接続されている。さらに、上記第一の地導体5aと上
記金属筐体6は半田又は導電性接着剤8で一体化し、金
属筐体6と金属カバー7は半田又は接着剤8aで一体化
しているため、マイクロ波信号の入出力部は基板1及び
半田又は導電性接着剤8により、又他は半田又は接着剤
8aにより封止が実現出来、半導体素子4を含む第1の
マイクロ波デバイス2aの気密は確保できている。この
ため、従来のように、微細加工が必要となる気密性のコ
ネクタと寸法精度を出しにくい金リボンを用いず、加工
性・再現性の良い第一の結合孔15aと第二の結合孔1
5bの電磁結合により外部のマイクロ波デバイスと接続
し、その箇所で気密を確保しているため、高い周波数で
性能劣化の無く、ストリップ線路を介したマイクロ波デ
バイスの連接も出来る。
【0022】実施例4.図4(a)はこの発明のマイク
ロ波回路の要部を切断してを示す平面図であり、図4
(b)はそのマイクロ波回路の断面図である。図におい
て、1cは第三の基板、19aは第三の基板1cに形成
した第一の放射導体、1dは第四の基板、19bは第四
の基板1dに形成した第二の放射導体、18aは金属筐
体6設けた上記第三の基板1cと上記第四の基板1dを
回避する第一の切り欠き孔である。
【0023】次に動作について説明する。第一のマイク
ロ波デバイス2aのマイクロ波信号は、上記第三の基板
1cの他方の面を上記第一の地導体5aに対向させ、上
記第一基板1aと上記第三の基板を積層し、上記第四の
基板1dの他方の面を上記第二の地導体5bに対向さ
せ、上記第二基板1bと上記第四の基板1dを積層し、
上記第一の放射導体19aと上記第二の放射導体19b
を対向させ、上記第一の地導体5aと上記金属筐体6及
び上記第二の地導体5bと上記金属筐体6を半田あるい
は導電性接着剤8で電気的に接続しているため、上記第
一の結合孔15aと上記第二の結合孔15b及び上記第
一の放射導体19aと上記第二の放射導体19bを介し
て電磁的に結合させることが出来、第二のマイクロ波デ
バイス2bを介し外部と接続されている。さらに、上記
第一の地導体5aと上記金属筐体6を半田あるいは導電
性接着剤8で一体化し、金属筐体6と金属カバー7は半
田又は接着剤8aで一体化しているため、マイクロ波信
号の入出力部は第一の基板1a及び半田又は導電性接着
剤8により、又他は半田又は接着剤8aにより封止が実
現出来、半導体素子4を含む第一のマイクロ波デバイス
2aの気密は確保できている。このため、従来のよう
に、微細加工が必要となる気密性のコネクタと寸法精度
を出しにくい金リボンを用いず、加工性の良い第一の結
合孔15aと第二の結合孔15b及び第一の放射導体1
9aと第二の放射導体19bの電磁結合により外部のマ
イクロ波デバイスと接続し、その箇所で気密を確保して
いるため、高い周波数で性能劣化の無く、ストリップ線
路を介したマイクロ波デバイスの連接も出来、第一の放
射導体19aと第二の放射導体19bを離すことも出来
るため多数のマイクロ波デバイスを接続することも容易
となる。
【0024】実施例5.図5(a)はこの発明のマイク
ロ波回路の要部を切断してを示す平面図であり、図5
(b)はそのマイクロ波回路の断面図である。図におい
て、17b導波管のH面に設けた第二の導波管結合孔、
20は上記基板1の両面間でストリップ導体3に電気的
に接続されたスルーホール、21は上記スルーホール2
2内に半田等で固定され上記地導体5面より突出した導
体ピン、22は導体ピン21と上記地導体5に設けた上
記スルーホール20を中心とする同軸孔である。ここ
で、スルーホール22はストリップ導体3の先端開放部
に設け、H面導波管の第二の導波管結合孔17bは先端
短絡部から波長/4のヵ所に設けている。
【0025】次に動作について説明する。マイクロ波デ
バイス2のマイクロ波信号は、上記同軸孔22と上記第
二の導波管結合孔17bとを対向させ、上記地導体5と
上記金属筐体6を半田あるいは導電性接着剤8で電気的
に接続しているため、上記同軸孔22と上記第二の導波
管結合孔17bを介して電磁的に結合させることが出
来、導波管16を介し外部と接続されている。さらに、
上記地導体5と上記金属筐体6は半田又は導電性接着剤
8で一体化し、金属筐体6と金属カバー7は半田又は接
着剤8aで一体化しているため、マイクロ波信号の入出
力部は基板1及び半田又は導電性接着剤8により、又他
は半田又は接着剤8aにより封止が実現出来、マイクロ
波デバイス2の気密は確保できている。このため、従来
のように、微細加工が必要となる気密性のコネクタと寸
法精度を出しにくい金リボンを用いず、加工性・再現性
の良い同軸孔22と第二の導波管結合孔17bの電磁結
合により外部の導波管と接続し、その箇所で気密を確保
しているため、高い周波数で性能劣化の無く、導波管を
介したマイクロ波デバイスの連接も出来る。
【0026】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果が有る。
【0027】基板に設けた地導体の結合孔と導波管のH
面に設けた導波管結合孔とでマイクロ波デバイスと導波
管とを電磁結合させ、マイクロ波デバイスにおけるマイ
クロ波信号の入出力部の気密を基板を介して確保してい
るため、高い周波数においても電気的性能を劣化させる
こと無く、正常な動作が実現出来、導波管を媒介とした
マイクロ波デバイスの連接も可能となる。
【0028】基板に設けた地導体の結合孔と導波管の終
端部に設けた第一の導波管結合孔とでマイクロ波デバイ
スと導波管とを電磁結合させ、マイクロ波デバイスにお
けるマイクロ波信号の入出力部の気密を基板を介して確
保しているため、高い周波数においても電気的性能を劣
化させること無く、正常な動作が実現出来、導波管を媒
介としたマイクロ波デバイスの連接も可能となる。
【0029】マイクロ波デバイス相互を、各々の基板に
設けた地導体の結合孔で電磁結合させ、半導体素子を含
むマイクロ波デバイスにおけるマイクロ波信号の入出力
部の気密を基板を介して確保しているため、高い周波数
においても電気的性能を劣化させること無く、正常な動
作が実現出来、ストリップ線路を媒介としたマイクロ波
デバイスの連接も可能となる。
【0030】マイクロ波デバイス相互を、第一、第二の
基板地導体に設けた結合孔と、各々の結合孔に対応し、
第三、第四の基板に設けた第一、第二の放射導体とで電
磁結合させ、半導体素子を含む第一のマイクロ波デバイ
スにおけるマイクロ波信号の入出力部の気密を基板を介
して確保しているため、高い周波数においても電気的性
能を劣化させること無く、正常な動作が実現出来、第
一、第二の放射素子間を離すことも出来るため、多数の
マイクロ波デバイスを接続するフェーズアレイアンテナ
の給電系等に利用出来る。
【0031】基板に設けたマイクロ波デバイスと接続さ
れるスルーホールと導体ピンとで構成された同軸孔と、
導波管のH面に設けた第二の導波管結合孔とでマイクロ
波デバイスと導波管とを電磁結合させ、マイクロ波デバ
イスにおけるマイクロ波信号の入出力部の気密を基板を
主にして確保しているため、高い周波数においても電気
的性能を劣化させること無く、正常な動作が実現出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の平面図と断面図である。
【図2】この発明の実施例2の平面図と断面図である。
【図3】この発明の実施例3の平面図と断面図である。
【図4】この発明の実施例4の平面図と断面図である。
【図5】この発明の実施例5の平面図と断面図である。
【図6】従来のマイクロ波回路の平面図と断面図であ
る。
【符号の説明】
1 基板 1a 第一の基板 1b 第二の基板 1c 第三の基板 1d 第四の基板 2 マイクロ波デバイス 2a 第一のマイクロ波デバイス 2b 第二のマイクロ波デバイス 3 ストリップ導体 4 半導体素子 5 地導体 5a 第一の地導体 5b 第二の地導体 6 金属筐体 7 金属カバー 8 半田又は導電性接着剤 8a 半田又は接着剤 9 貫通端子 10 コネクタ 11 誘電体 12 中心導体 13 金リボン 14 Oリング 15 結合孔 15a 第一の結合孔 15b 第二の結合孔 16 導波管 17 導波管結合孔 17a 第一の導波管結合孔 17b 第二の導波管結合孔 18 切り欠き孔 18a 第一の切り欠き孔 19a 第一の放射導体 19b 第二の放射導体 20 スルーホール 21 導体ピン 22 同軸孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体または半導体からなる基板と、上
    記基板の一方の面に形成したマイクロ波デバイスと、他
    方の面に形成し、結合孔を設けた地導体と、上記地導体
    と接し、上記結合孔と電磁的に結合するための導波管結
    合孔をH面に有する導波管を設けた金属筐体と、上記基
    板を覆うための金属カバーと、上記地導体と上記金属筐
    体を一体化するための半田あるいは導電性接着剤と、上
    記金属筐体と上記金属カバーを一体化するための半田あ
    るいは接着剤とで構成したことを特徴とするマイクロ波
    回路。
  2. 【請求項2】 誘電体または半導体からなる基板と、上
    記基板の一方の面に形成したマイクロ波デバイスと、他
    方の面に形成し、結合孔を設けた地導体と、上記地導体
    と接し、上記結合孔と電磁的に結合するための第一の導
    波管結合孔を終端部に有する導波管を設けた金属筐体
    と、上記基板を覆うための金属カバーと、上記地導体と
    上記金属筐体を一体化するための半田あるいは導電性接
    着剤と、上記金属筐体と上記金属カバーと一体化するた
    めの半田あるいは接着剤とで構成したことを特徴とする
    マイクロ波回路。
  3. 【請求項3】 誘電体または半導体からなる第一の基板
    と、上記第一の基板の一方の面に形成した第一マイクロ
    波デバイスと、上記第一の基板の他方の面に形成し、第
    一の結合孔を備えた第一の地導体と、誘電体または半導
    体からなる第二の基板と、上記第二の基板の一方の面に
    形成した第二のマイクロ波デバイスと、上記第二の基板
    の他方の面に形成し、上記第一の結合孔と電磁的に結合
    するための第二の結合孔を備えた第二の地導体と、上記
    第一の地導体及び上記第二の地導体と接し、上記第一の
    結合孔と上記第二の結合孔を回避する切り欠き孔を設け
    た金属筐体と、上記第一の基板を覆うための金属カバー
    と、上記第一の地導体と上記金属筐体を一体化するため
    の半田あるいは導電性接着剤と、上記金属筐体と上記金
    属カバーを一体化するための半田あるいは接着剤とで構
    成したことを特徴とするマイクロ波回路。
  4. 【請求項4】 誘電体または半導体からなる第一の基板
    と、上記第一の基板の一方の面に形成した第一マイクロ
    波デバイスと、上記第一の基板の他方の面に形成し、第
    一の結合孔を設けた第一の地導体と、上記第一の結合孔
    に一方の面が接し、誘電体からなる第三の基板と、上記
    第二の結合孔と電磁的に結合するための上記第三の基板
    の他方の面に形成した第一の放射導体と、誘電体または
    半導体からなる第二の基板と、上記第二の基板の一方の
    面に形成した第二マイクロ波デバイスと、上記第二の基
    板の他方の面に形成し、第二の結合孔を設けた第二の地
    導体と、第二の結合孔に一方の面が接し、誘電体からな
    る第四の基板と、上記第一の放射導体と対向し、上記第
    二の結合孔と電磁的に結合するための上記第四の基板の
    他方の面に形成した第二の放射導体と、上記第一の地導
    体及び上記第二の地導体と接し、上記第一の結合孔、上
    記第二の結合孔、上記第三の基板及び上記第四の基板を
    回避するための第一の切り欠き孔を設けた金属筐体と、
    上記第一の基板を覆うための金属カバーと、上記第一の
    地導体と上記金属筐体を一体化するための半田あるいは
    導電性接着剤と、上記金属筐体と上記金属カバーを一体
    化するための半田あるいは接着剤と、上記第一の結合孔
    と上記第二の結合孔を介して上記第一のマイクロ波デバ
    イスと第二のマイクロ波デバイスとを電磁的に結合させ
    ることを特徴とするマイクロ波回路。
  5. 【請求項5】 誘電体または半導体からなる基板と、上
    記基板の一方の面に形成したマイクロ波デバイスと、上
    記基板の両面間で、マイクロ波デバイスに電気的に接続
    されたスルーホールと、上記スルーホール内に半田等で
    固定され上記基板の他方の面より突出した導体ピンと、
    上記基板の他方の面に形成し、上記スルーホールを中心
    とする同軸孔を設けた地導体と、上記地導体と接し、上
    記同軸孔と電磁的に結合するための第二の導波管結合孔
    をH面に有する導波管を設けた金属筐体と、上記基板を
    覆うための金属カバーと、上記地導体と上記金属筐体を
    一体化するための半田あるいは導電性接着剤と、上記金
    属筐体と上記金属カバーを一体化するための半田あるい
    は接着剤とで構成したことを特徴とするマイクロ波回
    路。
JP5337724A 1993-12-28 1993-12-28 マイクロ波回路 Pending JPH07202520A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5337724A JPH07202520A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 マイクロ波回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5337724A JPH07202520A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 マイクロ波回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07202520A true JPH07202520A (ja) 1995-08-04

Family

ID=18311374

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5337724A Pending JPH07202520A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 マイクロ波回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07202520A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09246816A (ja) * 1996-03-14 1997-09-19 Nec Corp 導波管−マイクロストリップ線路変換器
JPH10303615A (ja) * 1997-04-25 1998-11-13 Kyocera Corp 高周波用パッケージ及びその接続構造
JPH11112209A (ja) * 1997-09-30 1999-04-23 Kyocera Corp 高周波用パッケージおよびその接続構造
JPH11195732A (ja) * 1998-01-06 1999-07-21 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置
WO2000074169A1 (en) * 1999-05-27 2000-12-07 Hrl Laboratories, Llc. Strip line to waveguide transition
EP1077502A2 (en) * 1999-08-16 2001-02-21 The Boeing Company MMIC-to-waveguide RF transition and associated method
US6753743B2 (en) 2001-02-19 2004-06-22 Alps Electric Co., Ltd. Waveguide for microwave device including a frame with waveguide grooves therein
JP2005020046A (ja) * 2003-06-23 2005-01-20 Mitsubishi Electric Corp 電磁装置およびその製造方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09246816A (ja) * 1996-03-14 1997-09-19 Nec Corp 導波管−マイクロストリップ線路変換器
JPH10303615A (ja) * 1997-04-25 1998-11-13 Kyocera Corp 高周波用パッケージ及びその接続構造
JPH11112209A (ja) * 1997-09-30 1999-04-23 Kyocera Corp 高周波用パッケージおよびその接続構造
JPH11195732A (ja) * 1998-01-06 1999-07-21 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置
WO2000074169A1 (en) * 1999-05-27 2000-12-07 Hrl Laboratories, Llc. Strip line to waveguide transition
US6509809B1 (en) 1999-05-27 2003-01-21 Hrl Laboratories, Llc Method and apparatus for coupling strip transmission line to waveguide transmission line
EP1077502A2 (en) * 1999-08-16 2001-02-21 The Boeing Company MMIC-to-waveguide RF transition and associated method
EP1077502A3 (en) * 1999-08-16 2002-03-13 The Boeing Company MMIC-to-waveguide RF transition and associated method
US6753743B2 (en) 2001-02-19 2004-06-22 Alps Electric Co., Ltd. Waveguide for microwave device including a frame with waveguide grooves therein
JP2005020046A (ja) * 2003-06-23 2005-01-20 Mitsubishi Electric Corp 電磁装置およびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5414394A (en) Microwave frequency device comprising at least a transition between a transmission line integrated on a substrate and a waveguide
US6307450B2 (en) Millimeter wave module and radio apparatus
EP0503200B1 (en) Package for microwave integrated circuit
EP1515389A1 (en) Multilayer high frequency device with planar antenna thereon and manufacturing method thereof
WO2003077353A1 (fr) Transformateur d'alimentation a guide d'onde/ligne microruban
US6201453B1 (en) H-plane hermetic sealed waveguide probe
JPH07202520A (ja) マイクロ波回路
JPH02280502A (ja) Vhf集積回路用パッケージ
US20030206083A1 (en) Millimeter wave module and radio apparatus
US6549105B2 (en) Millimeter wave module and radio apparatus
JP3217677B2 (ja) 高周波用半導体装置
JP2643655B2 (ja) マイクロ波回路素子
JP2710894B2 (ja) フィルタ・アンテナ装置
JP2603310B2 (ja) 高周波集積回路用パッケージ
JP3309056B2 (ja) 高周波素子収納用パッケージ
US7026869B2 (en) Broadband amplifier having offset microstrip section in a housing module
JP3071761B2 (ja) 高周波用半導体装置の実装構造
JPH05199019A (ja) 高周波回路パッケージ
JPH0697707A (ja) マイクロ波回路
JP3112253B2 (ja) 高周波用半導体装置
JP4821391B2 (ja) 回路基板の接続構造
JP3031271B2 (ja) 同軸型のコネクタを有する回路装置
KR100600824B1 (ko) 광대역 도파관-마이크로스트립 변환 장치
JP3395290B2 (ja) 高周波用回路基板
JP2001210752A (ja) 高周波半導体装置