JPH0622514A - コンデンサ誘導電動機 - Google Patents
コンデンサ誘導電動機Info
- Publication number
- JPH0622514A JPH0622514A JP17964592A JP17964592A JPH0622514A JP H0622514 A JPH0622514 A JP H0622514A JP 17964592 A JP17964592 A JP 17964592A JP 17964592 A JP17964592 A JP 17964592A JP H0622514 A JPH0622514 A JP H0622514A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaped
- type
- winding
- core
- teeth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンデンサ誘導電動機に関し、詳しくは歯部
鉄心と継鉄部鉄心を分離して形成する固定子鉄心におい
て、巻装する固定子巻線の長さを出来るだけ短縮すると
ともに、巻線のコイルエンドのはみ出しを低く抑え軸方
向の寸法を縮小したコンデンサ誘導電動機を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 歯部鉄心の内周縁部を所定の巾の橋絡部によ
り連結する一方、外側に突出する歯部の形状をＳ字型、
Ｉ字型、逆Ｓ字型の３種類とし、順次Ｉ字型、Ｓ字型、
Ｉ字型、逆Ｓ字型の順に円周方向に配列し、Ｉ字型歯部
を挟んでＳ字型と逆Ｓ字型の内周に近いカール部間に内
側巻線を、外周に近いカール部間に外側巻線を巻装する
ようにしたことを特徴とする。
鉄心と継鉄部鉄心を分離して形成する固定子鉄心におい
て、巻装する固定子巻線の長さを出来るだけ短縮すると
ともに、巻線のコイルエンドのはみ出しを低く抑え軸方
向の寸法を縮小したコンデンサ誘導電動機を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 歯部鉄心の内周縁部を所定の巾の橋絡部によ
り連結する一方、外側に突出する歯部の形状をＳ字型、
Ｉ字型、逆Ｓ字型の３種類とし、順次Ｉ字型、Ｓ字型、
Ｉ字型、逆Ｓ字型の順に円周方向に配列し、Ｉ字型歯部
を挟んでＳ字型と逆Ｓ字型の内周に近いカール部間に内
側巻線を、外周に近いカール部間に外側巻線を巻装する
ようにしたことを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、コンデンサ誘導電動機
に関し、詳しくは固定子鉄心の構成と固定子巻線の巻装
方法に関するものである。
に関し、詳しくは固定子鉄心の構成と固定子巻線の巻装
方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、１６スロット４極のコンデンサ誘
導電動機の固定子鉄心は、図３に示すように、歯部鉄心
の内周縁部を所定の巾の橋絡部により連結し、放射状に
外側に突出した１６個の歯部を形成し、歯部先端で継鉄
部鉄心と係合する係止爪を形成して継鉄部鉄心の内側に
設けた係合溝に係合するように構成されている。歯部鉄
心を所定の積厚に積層し、係止爪部分を除き全体に絶縁
処理を行い、外側から歯部先端の間を通して、内側に補
助巻線、外側に主巻線の順に固定子巻線を巻装し、巻装
した状態で所定の積厚に積層された継鉄部鉄心に嵌入し
係合して固定子を構成している。この場合、歯部鉄心に
巻装する時、内側巻線を巻装した後に内側巻線をバイン
ドする等により形を整え、次いで外側巻線を巻装する必
要があり、巻線工程上の支障となっている。また、外周
方向に向かうに従い巻線のコイル径が大きくなり、巻線
の長さが増し銅線の使用量が多くなるとともに、一次抵
抗が増し電動機の性能が低下すること、巻線の整形のた
めにコイルエンドが大きくなり電動機の軸方向のサイズ
が大きくなる等の問題が生じている。
導電動機の固定子鉄心は、図３に示すように、歯部鉄心
の内周縁部を所定の巾の橋絡部により連結し、放射状に
外側に突出した１６個の歯部を形成し、歯部先端で継鉄
部鉄心と係合する係止爪を形成して継鉄部鉄心の内側に
設けた係合溝に係合するように構成されている。歯部鉄
心を所定の積厚に積層し、係止爪部分を除き全体に絶縁
処理を行い、外側から歯部先端の間を通して、内側に補
助巻線、外側に主巻線の順に固定子巻線を巻装し、巻装
した状態で所定の積厚に積層された継鉄部鉄心に嵌入し
係合して固定子を構成している。この場合、歯部鉄心に
巻装する時、内側巻線を巻装した後に内側巻線をバイン
ドする等により形を整え、次いで外側巻線を巻装する必
要があり、巻線工程上の支障となっている。また、外周
方向に向かうに従い巻線のコイル径が大きくなり、巻線
の長さが増し銅線の使用量が多くなるとともに、一次抵
抗が増し電動機の性能が低下すること、巻線の整形のた
めにコイルエンドが大きくなり電動機の軸方向のサイズ
が大きくなる等の問題が生じている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点に鑑みなされたもので、巻線のコイル径を狭めて
固定子巻線の長さを短くし性能を向上させるとともに、
軸方向の寸法を縮小したコンデンサ誘導電動機を提供す
ることを目的としている。
問題点に鑑みなされたもので、巻線のコイル径を狭めて
固定子巻線の長さを短くし性能を向上させるとともに、
軸方向の寸法を縮小したコンデンサ誘導電動機を提供す
ることを目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、歯部鉄心の内周縁部を所定の巾の橋絡部により連結
する一方、外側に突出する歯部の形状を、Ｓ字型、Ｉ字
型、逆Ｓ字型の３種類とし、順次Ｉ字型、Ｓ字型、Ｉ字
型、逆Ｓ字型の順に円周方向に配列し、Ｉ字型歯部を挟
んでＳ字型と逆Ｓ字型の内周に近いカール部間に内側巻
線を、外周に近いカール部間に外側巻線をそれぞれ巻装
するようにした。
に、歯部鉄心の内周縁部を所定の巾の橋絡部により連結
する一方、外側に突出する歯部の形状を、Ｓ字型、Ｉ字
型、逆Ｓ字型の３種類とし、順次Ｉ字型、Ｓ字型、Ｉ字
型、逆Ｓ字型の順に円周方向に配列し、Ｉ字型歯部を挟
んでＳ字型と逆Ｓ字型の内周に近いカール部間に内側巻
線を、外周に近いカール部間に外側巻線をそれぞれ巻装
するようにした。
【０００５】
【作用】上記の構成によれば、歯部鉄心の内周縁部を所
定の巾の橋絡部により連結し、外側に放射状に突出する
Ｉ字型歯部と非放射状に形成したＳ字型および逆Ｓ字型
の歯部を、順次Ｉ字型、Ｓ字型、Ｉ字型、逆Ｓ字型の順
に円周方向に配列し、Ｉ字型歯部を中心にＳ字型および
逆Ｓ字型歯部の外周側または内周側のカール部をそれぞ
れ巻線を巻装する際に支障のない範囲でＩ字型歯部に近
接させ、外周側または内周側のそれぞれのカール部にか
けて内側巻線および外側巻線を巻装することにより、そ
れぞれの巻線のコイル径を狭めて、巻線の長さを短くす
ることができる。また、カール部に巻装することによ
り、内側巻線のはみ出しがなくなり、内側巻線を巻装し
た後に内側巻線の形状を整形する必要がなくなり、コイ
ルエンド部分のはみ出しを少なくし電動機の軸方向寸法
を短くすることができる。
定の巾の橋絡部により連結し、外側に放射状に突出する
Ｉ字型歯部と非放射状に形成したＳ字型および逆Ｓ字型
の歯部を、順次Ｉ字型、Ｓ字型、Ｉ字型、逆Ｓ字型の順
に円周方向に配列し、Ｉ字型歯部を中心にＳ字型および
逆Ｓ字型歯部の外周側または内周側のカール部をそれぞ
れ巻線を巻装する際に支障のない範囲でＩ字型歯部に近
接させ、外周側または内周側のそれぞれのカール部にか
けて内側巻線および外側巻線を巻装することにより、そ
れぞれの巻線のコイル径を狭めて、巻線の長さを短くす
ることができる。また、カール部に巻装することによ
り、内側巻線のはみ出しがなくなり、内側巻線を巻装し
た後に内側巻線の形状を整形する必要がなくなり、コイ
ルエンド部分のはみ出しを少なくし電動機の軸方向寸法
を短くすることができる。
【０００６】
【実施例】本発明の実施例を添付図面を参照して詳細に
説明する。図１は本発明の固定子鉄心の平面図で、内周
縁部を所定の巾の橋絡部１により連結した歯部鉄心２を
継鉄部鉄心３の内側に嵌入した状態で示している。歯部
鉄心２には外側に放射状に突出するＩ字型歯部４と非放
射状に形成したＳ字型歯部５および逆Ｓ字型歯部６から
なり、順次Ｉ字型４、Ｓ字型５、Ｉ字型４、逆Ｓ字型６
の順に円周方向に配列され、１６スロット４極を形成し
ている。
説明する。図１は本発明の固定子鉄心の平面図で、内周
縁部を所定の巾の橋絡部１により連結した歯部鉄心２を
継鉄部鉄心３の内側に嵌入した状態で示している。歯部
鉄心２には外側に放射状に突出するＩ字型歯部４と非放
射状に形成したＳ字型歯部５および逆Ｓ字型歯部６から
なり、順次Ｉ字型４、Ｓ字型５、Ｉ字型４、逆Ｓ字型６
の順に円周方向に配列され、１６スロット４極を形成し
ている。
【０００７】Ｓ字型５および逆Ｓ字型６の歯部の外周の
カール部７と内周のカール部７は、それぞれ一つ置きに
Ｉ字型歯部３に近接するように形成され、図２に示すよ
うにＩ字型歯部３を中心に近接したＳ字型５および逆Ｓ
字型６の歯部のカール部７にかけて巻線８を挿入しなが
ら巻装するようにしている。さらに、Ｓ字型５および逆
Ｓ字型６の歯部の巾はＩ字型歯部４の巾と同等にして各
歯部を流れる磁束の密度を均等になるようにし、Ｉ字型
歯部４を中心に均一な磁極を形成するようにしている。
カール部７と内周のカール部７は、それぞれ一つ置きに
Ｉ字型歯部３に近接するように形成され、図２に示すよ
うにＩ字型歯部３を中心に近接したＳ字型５および逆Ｓ
字型６の歯部のカール部７にかけて巻線８を挿入しなが
ら巻装するようにしている。さらに、Ｓ字型５および逆
Ｓ字型６の歯部の巾はＩ字型歯部４の巾と同等にして各
歯部を流れる磁束の密度を均等になるようにし、Ｉ字型
歯部４を中心に均一な磁極を形成するようにしている。
【０００８】
【発明の効果】以上のように本発明においては、内周縁
部を所定の巾の橋絡部により連結した歯部鉄心の外方に
Ｉ字型、Ｓ字型および逆Ｓ字型の突出した歯部を、順次
Ｉ字型、Ｓ字型、Ｉ字型、逆Ｓ字型の順に円周方向に形
成し、Ｓ字型および逆Ｓ字型歯部の上下のカール部をＩ
字型歯部に近接させ、Ｉ字型歯部を中心に上下それぞれ
のカール部に巻線を巻装することにより巻線の収納性を
高め、巻線のコイル径を小さくすることにより銅線の使
用量を削減するとともに、巻線の一次抵抗を下げ誘導電
動機の特性を向上させ、コイルエンドのはみ出しを低く
抑えることにより、誘導電動機の軸方向のサイズを短く
することができる。
部を所定の巾の橋絡部により連結した歯部鉄心の外方に
Ｉ字型、Ｓ字型および逆Ｓ字型の突出した歯部を、順次
Ｉ字型、Ｓ字型、Ｉ字型、逆Ｓ字型の順に円周方向に形
成し、Ｓ字型および逆Ｓ字型歯部の上下のカール部をＩ
字型歯部に近接させ、Ｉ字型歯部を中心に上下それぞれ
のカール部に巻線を巻装することにより巻線の収納性を
高め、巻線のコイル径を小さくすることにより銅線の使
用量を削減するとともに、巻線の一次抵抗を下げ誘導電
動機の特性を向上させ、コイルエンドのはみ出しを低く
抑えることにより、誘導電動機の軸方向のサイズを短く
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の固定子鉄心の平面図である。
【図２】本発明の固定子鉄心に巻線を巻装した状態を示
す平面図である。
す平面図である。
【図３】従来の固定子鉄心の平面図である。
１ 橋絡部 ２ 歯部鉄心 ３ 継鉄部鉄心 ４ Ｉ字型歯部 ５ Ｓ字型歯部 ６ 逆Ｓ字型歯部 ７ カール部 ８ 巻線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 繁保 川崎市高津区末長1116番地 株式会社富士 通ゼネラル内 (72)発明者 河合 裕司 川崎市高津区末長1116番地 株式会社富士 通ゼネラル内 (72)発明者 森 幸司 川崎市高津区末長1116番地 株式会社富士 通ゼネラル内
Claims (1)
- 【請求項１】 歯部鉄心とその外周に嵌合する継鉄部鉄
心からなる固定子鉄心を有する１６スロット４極のコン
デンサ誘導電動機において、上記歯部鉄心の内周縁部を
所定の巾の橋絡部により連結する一方、外側に突出する
歯部の形状を、Ｓ字型、Ｉ字型、逆Ｓ字型の３種類と
し、順次Ｉ字型、Ｓ字型、Ｉ字型、逆Ｓ字型の順に円周
方向に配列し、Ｉ字型歯部を挟んでＳ字型と逆Ｓ字型の
内周に近いカール部間に内側巻線を、外周に近いカール
部間に外側巻線をそれぞれ巻装するようにしてなること
を特徴とするコンデンサ誘導電動機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17964592A JPH0622514A (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | コンデンサ誘導電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17964592A JPH0622514A (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | コンデンサ誘導電動機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0622514A true JPH0622514A (ja) | 1994-01-28 |
Family
ID=16069395
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17964592A Pending JPH0622514A (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | コンデンサ誘導電動機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0622514A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8695788B2 (en) | 2007-06-18 | 2014-04-15 | Interroll Holding Ag | Conveyor roller mounted via bearing pots |
| US9010495B2 (en) | 2004-08-04 | 2015-04-21 | Otis Elevator Company | Sheave for use in an elevator system |
-
1992
- 1992-07-07 JP JP17964592A patent/JPH0622514A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9010495B2 (en) | 2004-08-04 | 2015-04-21 | Otis Elevator Company | Sheave for use in an elevator system |
| US8695788B2 (en) | 2007-06-18 | 2014-04-15 | Interroll Holding Ag | Conveyor roller mounted via bearing pots |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5973432A (en) | Motor having magnetic slot closure for salient poles | |
| JPH04285444A (ja) | 電動機の固定子鉄心 | |
| JPH0622514A (ja) | コンデンサ誘導電動機 | |
| JP2809326B2 (ja) | コンデンサ誘導電動機 | |
| JP2830646B2 (ja) | コンデンサ誘導電動機 | |
| JP3344506B2 (ja) | コンデンサ誘導電動機 | |
| JP3196866B2 (ja) | コンデンサ誘導電動機 | |
| JPH07177715A (ja) | コンデンサ誘導電動機 | |
| JP2901125B2 (ja) | コンデンサ誘導電動機 | |
| JPH06105510A (ja) | コンデンサ誘導電動機 | |
| JP3344507B2 (ja) | コンデンサ誘導電動機 | |
| JP3344509B2 (ja) | コンデンサ誘導電動機 | |
| JPH06133504A (ja) | コンデンサ誘導電動機 | |
| JPH06105509A (ja) | コンデンサ誘導電動機 | |
| JPH06178466A (ja) | コンデンサモータ | |
| JP3055644B2 (ja) | コンデンサ誘導電動機 | |
| JPH0210780Y2 (ja) | ||
| JP3344505B2 (ja) | コンデンサ誘導電動機 | |
| JP3344502B2 (ja) | コンデンサ誘導電動機 | |
| JP3344510B2 (ja) | コンデンサ誘導電動機 | |
| JPH06351199A (ja) | コンデンサ誘導電動機 | |
| JPH0795750A (ja) | コンデンサ誘導電動機 | |
| JP3055646B2 (ja) | コンデンサ誘導電動機 | |
| JPH06351202A (ja) | コンデンサ誘導電動機 | |
| JP2943963B2 (ja) | コンデンサ誘導電動機 |