JP2830646B2 - コンデンサ誘導電動機 - Google Patents
コンデンサ誘導電動機Info
- Publication number
- JP2830646B2 JP2830646B2 JP24899592A JP24899592A JP2830646B2 JP 2830646 B2 JP2830646 B2 JP 2830646B2 JP 24899592 A JP24899592 A JP 24899592A JP 24899592 A JP24899592 A JP 24899592A JP 2830646 B2 JP2830646 B2 JP 2830646B2
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- Japan
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- winding
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- Induction Machinery (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Windings For Motors And Generators (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンデンサ誘導電動機
に関し、詳しくは固定子鉄心の構成と固定子巻線の巻装
方法に関するものである。
に関し、詳しくは固定子鉄心の構成と固定子巻線の巻装
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、16スロット2極のコンデンサ誘
導電動機の固定子鉄心は、図3に示すように、歯部鉄心
の内周縁部を所定巾の橋絡部により連結し、放射状に外
側に突出した16個のI字型歯部を形成し、歯部先端で
継鉄部鉄心に嵌入し連結して一体化するように構成され
ている。歯部鉄心を所定の積厚に積層し、継鉄部鉄心と
の連結部分を除き全体に絶縁処理を行い、8スロット離
れ相対向する一対の歯部を中心としてそれぞれ内側に3
スロットピッチ、5スロットピッチ、7スロットピッチ
に内側巻線を巻装し、上記中心とした歯部から円周方向
に4番目の歯部を中心としてそれぞれ外側に3スロット
ピッチ、5スロットピッチ、7スロットピッチに外側巻
線を巻装し、巻装した状態で所定の積厚に積層された継
鉄部鉄心に嵌入し連結して固定子を構成している。この
場合、歯部鉄心に巻装する時、内側巻線を巻装した後に
内側巻線をバインドする等により形を整え、次いで外側
巻線を巻装する必要があり、バインドする等の手作業が
巻線工程上の支障となっている。また、外周方向に向か
うに従い巻線のコイル径が大きくなり、巻線の長さが増
し銅線の使用量が多くなるとともに、一次抵抗が増し電
動機の性能が低下すること、巻線の整形のためにコイル
エンドが大きくなり電動機の軸方向のサイズが大きくな
る等の問題が生じている。
導電動機の固定子鉄心は、図3に示すように、歯部鉄心
の内周縁部を所定巾の橋絡部により連結し、放射状に外
側に突出した16個のI字型歯部を形成し、歯部先端で
継鉄部鉄心に嵌入し連結して一体化するように構成され
ている。歯部鉄心を所定の積厚に積層し、継鉄部鉄心と
の連結部分を除き全体に絶縁処理を行い、8スロット離
れ相対向する一対の歯部を中心としてそれぞれ内側に3
スロットピッチ、5スロットピッチ、7スロットピッチ
に内側巻線を巻装し、上記中心とした歯部から円周方向
に4番目の歯部を中心としてそれぞれ外側に3スロット
ピッチ、5スロットピッチ、7スロットピッチに外側巻
線を巻装し、巻装した状態で所定の積厚に積層された継
鉄部鉄心に嵌入し連結して固定子を構成している。この
場合、歯部鉄心に巻装する時、内側巻線を巻装した後に
内側巻線をバインドする等により形を整え、次いで外側
巻線を巻装する必要があり、バインドする等の手作業が
巻線工程上の支障となっている。また、外周方向に向か
うに従い巻線のコイル径が大きくなり、巻線の長さが増
し銅線の使用量が多くなるとともに、一次抵抗が増し電
動機の性能が低下すること、巻線の整形のためにコイル
エンドが大きくなり電動機の軸方向のサイズが大きくな
る等の問題が生じている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点に鑑みなされたもので、巻線のコイル径を狭めて
固定子巻線の長さを短くし性能を向上させるとともに、
バインド等の手作業を必要としない軸方向の寸法を縮小
したコンデンサ誘導電動機を提供することを目的として
いる。
問題点に鑑みなされたもので、巻線のコイル径を狭めて
固定子巻線の長さを短くし性能を向上させるとともに、
バインド等の手作業を必要としない軸方向の寸法を縮小
したコンデンサ誘導電動機を提供することを目的として
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、歯部鉄心の歯部の形状を、S字型、I字型、逆S字
型の3種類とし、左回りにS字型を3個、I字型、逆S
字型を3個、I字型の順に円周状に配置し、その内周縁
部を所定巾の橋絡部により連結して歯部鉄心を構成し、
対向するI字型を中心にそれぞれS字型と逆S字型の内
周に近い溝部間に3スロットピッチ、5スロットピッ
チ、7スロットピッチに内側巻線を、4スロット離れて
対向するI字型を中心にそれぞれ逆S字型とS字型の外
周に近い溝部間に3スロットピッチ、5スロットピッ
チ、7スロットピッチに外側巻線を巻装するようにし
た。
に、歯部鉄心の歯部の形状を、S字型、I字型、逆S字
型の3種類とし、左回りにS字型を3個、I字型、逆S
字型を3個、I字型の順に円周状に配置し、その内周縁
部を所定巾の橋絡部により連結して歯部鉄心を構成し、
対向するI字型を中心にそれぞれS字型と逆S字型の内
周に近い溝部間に3スロットピッチ、5スロットピッ
チ、7スロットピッチに内側巻線を、4スロット離れて
対向するI字型を中心にそれぞれ逆S字型とS字型の外
周に近い溝部間に3スロットピッチ、5スロットピッ
チ、7スロットピッチに外側巻線を巻装するようにし
た。
【0005】
【作用】上記の構成によれば、歯部鉄心の歯部の形状を
S字型、I字型、逆S字型の3種類とし、左回りにS字
型を3個、I字型、逆S字型を3個、I字型の順に円周
状に配置し、その内周縁部を所定巾の橋絡部により連結
して16スロットの歯部鉄心を構成し、対向する2つの
I字型を挟んでS字型と逆S字型の内周に近い溝部間に
3スロットピッチ、5スロットピッチ、7スロットピッ
チに内側巻線を、4スロット離れて対向するI字型を挟
んで逆S字型とS字型の外周に近い溝部間に3スロット
ピッチ、5スロットピッチ、7スロットピッチに外側巻
線をそれぞれ外側から歯部の間を通して巻装することに
より2極を形成している。I字型を中心に逆S字型とS
字型のI字型に近接した溝部間に巻線を巻装するため、
それぞれの巻線のコイル径を小さくすることができ、全
体の巻線長さを短くするとともに、巻き上がりの形状を
整え内側巻線のはみ出しを抑えることができ、コイルエ
ンド部分のはみ出しを少なくし、結果として電動機の軸
方向寸法を短くすることができる。
S字型、I字型、逆S字型の3種類とし、左回りにS字
型を3個、I字型、逆S字型を3個、I字型の順に円周
状に配置し、その内周縁部を所定巾の橋絡部により連結
して16スロットの歯部鉄心を構成し、対向する2つの
I字型を挟んでS字型と逆S字型の内周に近い溝部間に
3スロットピッチ、5スロットピッチ、7スロットピッ
チに内側巻線を、4スロット離れて対向するI字型を挟
んで逆S字型とS字型の外周に近い溝部間に3スロット
ピッチ、5スロットピッチ、7スロットピッチに外側巻
線をそれぞれ外側から歯部の間を通して巻装することに
より2極を形成している。I字型を中心に逆S字型とS
字型のI字型に近接した溝部間に巻線を巻装するため、
それぞれの巻線のコイル径を小さくすることができ、全
体の巻線長さを短くするとともに、巻き上がりの形状を
整え内側巻線のはみ出しを抑えることができ、コイルエ
ンド部分のはみ出しを少なくし、結果として電動機の軸
方向寸法を短くすることができる。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を添付図面を参照して詳細に
説明する。図1は本発明の固定子鉄心の平面図で、歯部
鉄心2は外側に放射状に突出するI字型歯部4と、内周
側に左に開口した溝部7と外周側に右に開口した溝部7
を有するS字型歯部5と、内周側に右に開口した溝部7
と外周側に左に開口した溝部7を有する逆S字型歯部6
とからなり、左回りにS字型5を3個、I字型4、逆S
字型6を3個、I字型4の順に円周状に配置し、内周縁
部を所定巾の橋絡部1により連結して16スロット2極
を形成した歯部鉄心2を継鉄部鉄心3の内側に嵌入した
状態で示している。
説明する。図1は本発明の固定子鉄心の平面図で、歯部
鉄心2は外側に放射状に突出するI字型歯部4と、内周
側に左に開口した溝部7と外周側に右に開口した溝部7
を有するS字型歯部5と、内周側に右に開口した溝部7
と外周側に左に開口した溝部7を有する逆S字型歯部6
とからなり、左回りにS字型5を3個、I字型4、逆S
字型6を3個、I字型4の順に円周状に配置し、内周縁
部を所定巾の橋絡部1により連結して16スロット2極
を形成した歯部鉄心2を継鉄部鉄心3の内側に嵌入した
状態で示している。
【0007】対向する2つのI字型4を挟んで3個のS
字型5と3個の逆S字型6の内周側の溝部7はそれぞれ
中央のI字型4に近接し、4スロット離れて対向する2
つのI字型4には3個の逆S字型6と3個のS字型5の
外周側の溝部7はそれぞれ中央のI字型4に近接するよ
うに形成されている。この状態で、図2に示すようにI
字型4を中心にS字型5と逆S字型6の内周側の溝部7
の間に3スロットピッチ、5スロットピッチ、7スロッ
トピッチの順に内側巻線8を、4スロット離れたI字型
4を中心に逆S字型6とS字型5の外周側の溝部7に3
スロットピッチ、5スロットピッチ、7スロットピッチ
の順に外側巻線9を挿入しながら巻装することにより巻
線のはみ出しを抑え巻線のコイル径を小さくすることが
できる。さらに、S字型5および逆S字型6の歯部の巾
はI字型歯部4の巾と同等にして各歯部を流れる磁束の
密度を均等になるようにし、I字型歯部4を中心に均一
な磁極を形成するようにしている。
字型5と3個の逆S字型6の内周側の溝部7はそれぞれ
中央のI字型4に近接し、4スロット離れて対向する2
つのI字型4には3個の逆S字型6と3個のS字型5の
外周側の溝部7はそれぞれ中央のI字型4に近接するよ
うに形成されている。この状態で、図2に示すようにI
字型4を中心にS字型5と逆S字型6の内周側の溝部7
の間に3スロットピッチ、5スロットピッチ、7スロッ
トピッチの順に内側巻線8を、4スロット離れたI字型
4を中心に逆S字型6とS字型5の外周側の溝部7に3
スロットピッチ、5スロットピッチ、7スロットピッチ
の順に外側巻線9を挿入しながら巻装することにより巻
線のはみ出しを抑え巻線のコイル径を小さくすることが
できる。さらに、S字型5および逆S字型6の歯部の巾
はI字型歯部4の巾と同等にして各歯部を流れる磁束の
密度を均等になるようにし、I字型歯部4を中心に均一
な磁極を形成するようにしている。
【0008】
【発明の効果】以上のように本発明においては、固定子
の歯部鉄心を逆S字型、I字型、S字型の3種類とし、
S字型3個、I字型、逆S字型3個、I字型の順に円周
状に配置し、その内周縁部を所定巾の橋絡部により連結
し、対向するI字型を中心にS字型と逆S字型の内周側
の溝部に3スロットピッチ、5スロットピッチ、7スロ
ットピッチの順に内側巻線を、4スロット離れて対向す
るI字型を中心に逆S字型とS字型の外周側の溝部に外
側巻線をそれぞれ巻装することにより、巻線の収納性を
高め、巻線のコイル径を小さくすることにより銅線の使
用量を削減するとともに、巻線の一次抵抗を下げ誘導電
動機の特性を向上させ、コイルエンドのはみ出しを低く
抑え、誘導電動機の軸方向のサイズを短くすることがで
きる。
の歯部鉄心を逆S字型、I字型、S字型の3種類とし、
S字型3個、I字型、逆S字型3個、I字型の順に円周
状に配置し、その内周縁部を所定巾の橋絡部により連結
し、対向するI字型を中心にS字型と逆S字型の内周側
の溝部に3スロットピッチ、5スロットピッチ、7スロ
ットピッチの順に内側巻線を、4スロット離れて対向す
るI字型を中心に逆S字型とS字型の外周側の溝部に外
側巻線をそれぞれ巻装することにより、巻線の収納性を
高め、巻線のコイル径を小さくすることにより銅線の使
用量を削減するとともに、巻線の一次抵抗を下げ誘導電
動機の特性を向上させ、コイルエンドのはみ出しを低く
抑え、誘導電動機の軸方向のサイズを短くすることがで
きる。
【図1】本発明の固定子鉄心の平面図である。
【図2】本発明の固定子鉄心に巻線を巻装した状態を示
す平面図である。
す平面図である。
【図3】従来の固定子鉄心の平面図である。
【図4】従来の固定子鉄心に巻線を巻装した状態を示す
平面図である。
平面図である。
1 橋絡部 2 歯部鉄心 3 継鉄部鉄心 4 I字型歯部 5 S字型歯部 6 逆S字型歯部 7 溝部 8 内側巻線 9 外側巻線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 幸司 川崎市高津区末長1116番地 株式会社富 士通ゼネラル内 (72)発明者 河合 裕司 川崎市高津区末長1116番地 株式会社富 士通ゼネラル内 (72)発明者 相馬 裕治 川崎市高津区末長1116番地 株式会社富 士通ゼネラル内 審査官 米山 毅 (56)参考文献 特開 平6−70519(JP,A) 特開 平6−133504(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 17/00 - 17/44 H02K 1/00 - 1/16 H02K 1/18 - 1/26 H02K 1/28 - 1/34 H02K 3/30 - 3/28
Claims (1)
- 【請求項1】 歯部鉄心とその外周に嵌合する継鉄部鉄
心からなる固定子鉄心を有する16スロット2極のコン
デンサ誘導電動機において、上記歯部鉄心の歯部の形状
を、S字型、I字型、逆S字型の3種類とし、左回りに
S字型を3個、I字型、逆S字型を3個、I字型の順に
円周状に配置し、その内周縁部を所定巾の橋絡部により
連結して歯部鉄心を構成し、対向するI字型を中心にそ
れぞれS字型と逆S字型の内周に近い溝部間に3スロッ
トピッチ、5スロットピッチ、7スロットピッチに内側
巻線を、4スロット離れて対向するI字型を中心にそれ
ぞれ逆S字型とS字型の外周に近い溝部間に3スロット
ピッチ、5スロットピッチ、7スロットピッチに外側巻
線を巻装するようにしてなることを特徴とするコンデン
サ誘導電動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24899592A JP2830646B2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | コンデンサ誘導電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24899592A JP2830646B2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | コンデンサ誘導電動機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06105508A JPH06105508A (ja) | 1994-04-15 |
JP2830646B2 true JP2830646B2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=17186450
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24899592A Expired - Fee Related JP2830646B2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | コンデンサ誘導電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2830646B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7005772B1 (en) | 2005-04-06 | 2006-02-28 | Visteon Global Technologies, Inc. | Stator winding having two slots per phase per pole |
-
1992
- 1992-09-18 JP JP24899592A patent/JP2830646B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06105508A (ja) | 1994-04-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |