JP2804098B2 - 固定子鉄心 - Google Patents
固定子鉄心Info
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- JP2804098B2 JP2804098B2 JP1184618A JP18461889A JP2804098B2 JP 2804098 B2 JP2804098 B2 JP 2804098B2 JP 1184618 A JP1184618 A JP 1184618A JP 18461889 A JP18461889 A JP 18461889A JP 2804098 B2 JP2804098 B2 JP 2804098B2
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- Japan
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- slot
- stator core
- yoke
- teeth
- area
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電動機用固定子鉄心に係り、特にマグネッ
トワイヤの皮膜損傷を極力抑えて信頼性向上を図るに好
適な固定子鉄心に関する。
トワイヤの皮膜損傷を極力抑えて信頼性向上を図るに好
適な固定子鉄心に関する。
〔従来の技術〕 従来のティース部とヨーク部とに分割し積層する固定
子鉄心については、実公昭62−16746号公報に記載のよ
うに、トロイダルコイルを巻装するようなスロット形状
を単一とする軽負荷モータに実用例が挙げられる。
子鉄心については、実公昭62−16746号公報に記載のよ
うに、トロイダルコイルを巻装するようなスロット形状
を単一とする軽負荷モータに実用例が挙げられる。
上記従来技術は、軽負荷小形モータ、例えば小形のフ
ァンモータに多く見られ、高効率,高出力化を前提とし
ているものではなかった。
ァンモータに多く見られ、高効率,高出力化を前提とし
ているものではなかった。
本発明は、家電製品に数多く採用されている単相誘導
機等、特に各スロットに挿入される導体数が同数となら
ない分布巻線方式を用いるモータ、及び線径の異なるマ
グネットワイヤを同一コア内に巻装するモータに於い
て、スロット内占積率を向上させ、高効率,高出力化を
実現することを目的とする。
機等、特に各スロットに挿入される導体数が同数となら
ない分布巻線方式を用いるモータ、及び線径の異なるマ
グネットワイヤを同一コア内に巻装するモータに於い
て、スロット内占積率を向上させ、高効率,高出力化を
実現することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕 上記目的は、分布巻線を施すモータに於いては導体数
の少ないスロット部、線径の異なるマグネットワイヤを
使用するモータに於いては、線径の小さいマグネットワ
イヤを挿入するスロット部の面積、即ち、ヨーク部とテ
ィース部により形成される空間面積を小さくすることに
より達成される。
の少ないスロット部、線径の異なるマグネットワイヤを
使用するモータに於いては、線径の小さいマグネットワ
イヤを挿入するスロット部の面積、即ち、ヨーク部とテ
ィース部により形成される空間面積を小さくすることに
より達成される。
上記、空間面積を小さくする手段としては、ヨーク部
に於いてスロット部を形成する部分の形状、言い換えれ
ば、バックハイト部の面積をモータの用途に応じて変化
させることにある。
に於いてスロット部を形成する部分の形状、言い換えれ
ば、バックハイト部の面積をモータの用途に応じて変化
させることにある。
ヨーク部のバックハイト面積を変化させることによ
り、スロット面積を変化させ導体のスロット内占積率を
向上させる。
り、スロット面積を変化させ導体のスロット内占積率を
向上させる。
上記、スロット内占積率を向上させることにより、ス
ロット内の無効面積を減少させ、その減少分をバックハ
イト部に転換し、有効磁路面積を確保することができ、
高効率化および高出力化を図ることができる。
ロット内の無効面積を減少させ、その減少分をバックハ
イト部に転換し、有効磁路面積を確保することができ、
高効率化および高出力化を図ることができる。
以下、本発明の実施例を第1図,第2図,第3図およ
び第4図により説明する。
び第4図により説明する。
第1図は、本発明の1実施例を備えた単相誘導機用固
定子鉄心の組合わせ図、第2図は第1図のヨーク部単体
図、第3図は第1図のティース部単体図である。
定子鉄心の組合わせ図、第2図は第1図のヨーク部単体
図、第3図は第1図のティース部単体図である。
第4図は第1図の部分的拡大図である。
図に於いて、1は固定子鉄心、2はヨーク部、3はテ
ィース部、4は大スロット、5は小スロット、6はヨー
ク部とティース部の嵌合部、7は主コイル、8は補助コ
イル、21はヨーク部内径大の部位、22はヨーク部内径小
の部位 このような構成により固定子鉄心1を製作するには、
先ず、第2図,第3図に示す如く、ヨーク部2とティー
ス部3に分割した磁性材料を積層固定する。このとき、
ティース部3は、固定子内径となる部分を連結、円環状
とし複数のティースを一体としたものである。
ィース部、4は大スロット、5は小スロット、6はヨー
ク部とティース部の嵌合部、7は主コイル、8は補助コ
イル、21はヨーク部内径大の部位、22はヨーク部内径小
の部位 このような構成により固定子鉄心1を製作するには、
先ず、第2図,第3図に示す如く、ヨーク部2とティー
ス部3に分割した磁性材料を積層固定する。このとき、
ティース部3は、固定子内径となる部分を連結、円環状
とし複数のティースを一体としたものである。
また、ヨーク部2とティース部3は、嵌合部6により
1体の固定子鉄心1を形成する。
1体の固定子鉄心1を形成する。
この固定子鉄心1を使用してモータを製作するために
は、積層固定したティース部3の放射状開口部より絶縁
構成をとりコイルを放射状開口部よりスロット内に巻装
し、しかる後にヨーク部2と嵌合する。
は、積層固定したティース部3の放射状開口部より絶縁
構成をとりコイルを放射状開口部よりスロット内に巻装
し、しかる後にヨーク部2と嵌合する。
本実施例に示す単相誘導機は、線径の異なるマグネッ
トワイヤを使用しており、太径線でコイルボリュームが
大きいコイルを主コイル7、細径線でコイルボリューム
の少ないコイルを補助コイル8としているため、補助コ
イル8の挿入スロットは主コイル7の挿入スロットに対
しスロット面積を小さくできる。このため、スロット形
状の外形となるヨーク部2の内径を2種類とし、内径の
小さい部位22により形成されるスロット面積は小さくで
きる。面積の小さいスロット部4にはコイルボリューム
の少ない補助コイル8を挿入することにより、スロット
内占積率を向上させる効果がある。
トワイヤを使用しており、太径線でコイルボリュームが
大きいコイルを主コイル7、細径線でコイルボリューム
の少ないコイルを補助コイル8としているため、補助コ
イル8の挿入スロットは主コイル7の挿入スロットに対
しスロット面積を小さくできる。このため、スロット形
状の外形となるヨーク部2の内径を2種類とし、内径の
小さい部位22により形成されるスロット面積は小さくで
きる。面積の小さいスロット部4にはコイルボリューム
の少ない補助コイル8を挿入することにより、スロット
内占積率を向上させる効果がある。
さらに、付記すると、スロット面積の大小によって、
ティース自身が嵌合する際の接触長さが異なる部分を有
する場合も、ティース内径部において全てのティースが
連結し相互に補強し合っている為、ティース曲がりや傾
きが生じる恐れがない。
ティース自身が嵌合する際の接触長さが異なる部分を有
する場合も、ティース内径部において全てのティースが
連結し相互に補強し合っている為、ティース曲がりや傾
きが生じる恐れがない。
本発明によれば、スロット内占積率を高めることがで
きるので、固定子鉄心の有効磁路面積を確保し、高効率
化,高出力化の固定子鉄心を提供できる効果がある。
きるので、固定子鉄心の有効磁路面積を確保し、高効率
化,高出力化の固定子鉄心を提供できる効果がある。
第1図は、本発明の一実施例を備えた固定子鉄心の構成
図、第2図は第1図のヨーク部説明図、第3図は第1図
のティース部説明図、第4図は第1図の部分的拡大図で
ある。 1……固定子鉄心、2……ヨーク部、3……ティース
部、4……大スロット部、5……小スロット部、6……
嵌合部、7……主コイル、8……補助コイル、21……ヨ
ーク部内径大の部位、22……ヨーク部内径小の部位。
図、第2図は第1図のヨーク部説明図、第3図は第1図
のティース部説明図、第4図は第1図の部分的拡大図で
ある。 1……固定子鉄心、2……ヨーク部、3……ティース
部、4……大スロット部、5……小スロット部、6……
嵌合部、7……主コイル、8……補助コイル、21……ヨ
ーク部内径大の部位、22……ヨーク部内径小の部位。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬下 孝司 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所栃木工場内 (56)参考文献 特開 昭63−174531(JP,A) 実開 昭47−29401(JP,U) 実開 昭61−443(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 1/00 - 1/32
Claims (1)
- 【請求項1】磁性材料を積層固定することにより形成さ
れる電動機の固定子鉄心に於いて、個々に積層したバッ
クハイトとなるヨーク部と、固定子内径部となる部分を
連結し円環放射状とした複数のティース部とを嵌合せし
められ、上記ヨーク部が内径の大きい部分と小さい部分
を有し、このヨーク部とティース部との上記連結により
形成されるスロット部の面積を単一鉄心内で2種類以上
設けて成ることを特徴とする固定子鉄心。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1184618A JP2804098B2 (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | 固定子鉄心 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1184618A JP2804098B2 (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | 固定子鉄心 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0352528A JPH0352528A (ja) | 1991-03-06 |
JP2804098B2 true JP2804098B2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=16156383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1184618A Expired - Fee Related JP2804098B2 (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | 固定子鉄心 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2804098B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1154306A (ja) | 1997-07-31 | 1999-02-26 | Seiko Epson Corp | 磁石合金薄帯および樹脂結合ボンド磁石 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4729401U (ja) * | 1971-04-27 | 1972-12-04 | ||
JPS63174531A (ja) * | 1987-01-12 | 1988-07-19 | Shibaura Eng Works Co Ltd | モ−タの固定子鉄心部材 |
-
1989
- 1989-07-19 JP JP1184618A patent/JP2804098B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0352528A (ja) | 1991-03-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |