JPS6216749Y2 - - Google Patents

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JPS6216749Y2
JPS6216749Y2 JP2395479U JP2395479U JPS6216749Y2 JP S6216749 Y2 JPS6216749 Y2 JP S6216749Y2 JP 2395479 U JP2395479 U JP 2395479U JP 2395479 U JP2395479 U JP 2395479U JP S6216749 Y2 JPS6216749 Y2 JP S6216749Y2
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JP
Japan
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coil
slot
pitch
poles
phase
Prior art date
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JP2395479U
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JPS55125047U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、極数が6個以上の誘導電動機や直
流電動機などの回転電機に関するもので、回転子
コイルのコイルピツチに改良を加えたものであ
る。
従来、誘導電動機などの回転子巻線には、コイ
ルピツチ辺が、6極では60゜、8極では48゜、10
極では36゜、12極では30゜、すなわち360゜/P
よりやや小さい、比較的小さなコイルピツチだけ
隔てられて配置されていた。
しかし、この巻線方式では手でコイルをスロツ
ト内に納める場合はコイル辺とスロツトピツチの
寸法がほゞ同じ程度で納まりがよいが、機械を使
用して巻線する場合、コイルエンドの弦長が機械
で巻く時と、スロツト内にコイルが納まつた時と
で異なるため、自動的にスロツト底部に納まりに
くく、また、初めに巻線したコイルが次のスロツ
トへ割出してから巻線するコイルの納まりを妨げ
るという欠点があつた。
このような従来の方法を第1図より第4図に示
しているが、1は薄鋼板8を軸3方向に積層して
形成した回転子鉄心でその外周部には必要な数だ
け等間隔にスロツト2を設けている。その上記回
転子鉄心1の上記スロツト2に1相目のコイル4
を納め、このコイル4は極数と同じ数だけ等間隔
に配置される。
第3図は上記巻線部分の拡大図で1相目のコイ
ル4を納めた後、2相目のコイル5を納めてい
る。しかし、2相目のコイル5はスロツト2の口
元近くの接触点7で上記1相目のコイル4と接触
を生じて簡単にはスロツト2を納められない。
特に機械巻する場合は、1相目のコイル4を巻
いた後、上記接触点7を含めて上記1相目のコイ
ル4を求心方向へ押し下げて2相目のコイル5を
巻線しなければならない。以下、3相目のコイル
6も同様にして接触点7がスロツト2口元近くで
生じる部分をそれぞれ求心方向へ成形して巻線を
繰り返すことにより3相分のコイル4,5,6,
を巻装するわけである。
第4図ではこのような従来方式の場合の1相目
(U相)、2相目(V相)、3相目(W相)の各相
のコイル4,5,6の6極の場合の巻線方式を示
しており、それを第5図で示すような巻線図に改
良することにより(但し第5図には第4図におけ
る1相目のコイル4のみを示す。)従来スロツト
2の近くで接触点7を生じていたのが第6図で示
すように第5図の改良した巻線方式で機械巻すれ
ば上記接触点7はスロツト2より求心方向へ相当
分入れ込んでいるため、2相目のコイル5、3相
目のコイル6が入るためのスロツト2は十分に口
元があいているため機械巻になんら問題ない。
ここで第4図においてスロツト番号1から出た
コイルをスロツト番号6に入つていたのを第5図
ではスロツト番号18に入れているが、全スロツ
トについて同様に電流の向きを合わせることをす
れば電気的に全く同一の効果を有する。
このように第4図では各々のコイルピツチがス
ロツト間で50゜であつたのが第5図では170゜に
改良され、又、他の例として第7図で示すように
48スロツト8極では従来コイルピツチが37.5゜で
あつたのが第8図で示す改良後の巻線図(但し1
相目のコイルのみを示す。)では、スロツト番号
1からスロツト番号18へ入つてコイルピツチ
127.5゜になり、図は省略するが他の例で90スロ
ツト10極では従来コイルピツチが32゜であつたの
が改良後の巻線図ではスロツトピツチが104゜又
は176゜となり機械巻がしやすい巻線方式にな
る。
上記のようにコイルピツチを求める場合は電流
の向きを変えないために従来のコイルピツチの
3,5,7倍……と奇数倍にすることでしかもこ
の倍数が極数の半分以下であることを条件とす
る。即ち6極/2=3で3倍のコイルピツチであり、 12極/2=6で3倍と5倍のコイルピツチを使用して 巻線することが可能であることを示す。
この考案は極数が6極以上の回転電機におい
て、その極数をP、回転子のスロツト数をnとし
た場合に、回転子コイルのコイルピツチsは次の
式で求められる。
m×(360゜/P−360゜/n)<s≦m×36
0゜/P…() ただしmは3≦m≦P/2なる奇数とする。
以下第5図の実施例におけるコイルピツチsを
求める過程を説明する。
第5図の実施例は極数Pが6、スロツト数nが
36であるから、()式は m×(360゜/6−360゜/36)<s≦m×3
60゜/6となる。
従つてm×(60゜−10゜)<s≦60゜m 50゜m<s≦60゜m …() そしてmは上記のとおり3≦m≦P/2なる奇数であ るから 3≦m≦6/2となり、m=3となる。
このm=3を上記()式に代入すると 150゜<s≦180゜となる。
そして、この第5図の実施例のものはスロツト
数nが36であるから、各スロツトは10゜ずつのピ
ツチで設けられていることになる。
従つてsは160゜,170゜,180゜の3種類があ
ることになる。そこでコイルピツチsが160゜,
170゜,180゜の3つの場合を考えると、160゜と
180゜の場合は第5図から明らかなように各スロ
ツトのピツチ(10゜)や極数Pの関係から全体に
均等にコイルを巻くことが不可能であることは明
らかであり、結局、コイルピツチsは170゜とす
れば良いことがわかる。
次に第8図の実施例におけるコイルピツチsの
求め方はついて説明する。この実施例では、極数
Pが8、スロツト数nが48であるからこれを
()式に代入すると、 m×(360゜/8−360゜/48)<s≦m×3
60゜/8となり、 m×(45゜−7.5゜)<s≦m×45゜ 37.5゜m<s≦45゜m …() となる。
このとき、mは上述したように、3≦m≦P/2な る奇数であるという条件があるから、 m=3となる。
このm=3を上記()式に代入すると 112.5゜<s≦135゜となり、 一方この実施例ではスロツト数nが48であるか
ら1スロツトのピツチは 360゜/48=7.5°であり、 このことから上記sは120゜,127.5゜,135゜
の3種類あることになる。
そこでこの3つのsの値を考えると、 120゜,135゜の2つの値ではいずれも全体に均
等にコイルを巻くことが不可能になるから、 結局この場合コイルピツチsは127.5゜にすれ
ば良い。
このようにして選んだコイルピツチで巻線すれ
ばコイルエンドの接触点7が次の相のコイルがス
ロツト内に入るのを妨げるような個所に生じない
ため機械巻が容易でかつ易くできるものである。
なお本文では誘導電動機の回転子の巻線方式につ
いて説明したが直流機の電機子の巻線にも応用で
きることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は回転子を示す斜視図、第2図及び第3
図はそれぞれ従来例を示す回転子正面図、部分拡
大斜視図、第4図は同じくその巻線図、第5図は
この考案の一実施例を示す巻線図で第6図はその
実施例を機械巻した正面図である。第7図は他の
従来例を示す巻線図で第8図はその改良巻線図で
ある。 図中、同一の符号は同一または相当する部分を
示し、1は回転子、2はスロツト、4〜6はコイ
ル、7は接触点を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 極数が6極以上の回転電機において、この回転
    電機の極数をP、回転子のスロツト数をnとした
    場合に、回転子コイルのコイルピツチSが次式に
    示す範囲に巻線されていることを特徴とする回転
    電機。 m×(360゜/P−360゜/n)<S≦m×36
    0゜/Pただしm は、3≦m≦P/2なる奇数。
JP2395479U 1979-02-26 1979-02-26 Expired JPS6216749Y2 (ja)

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JP2395479U JPS6216749Y2 (ja) 1979-02-26 1979-02-26

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JP2395479U JPS6216749Y2 (ja) 1979-02-26 1979-02-26

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JPS55125047U JPS55125047U (ja) 1980-09-04
JPS6216749Y2 true JPS6216749Y2 (ja) 1987-04-27

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018220677A1 (ja) * 2017-05-29 2018-12-06 三菱電機株式会社 回転電機の回転子及び回転電機

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JP2007253310A (ja) * 2006-03-27 2007-10-04 Tdk Corp ガイド装置及び研削装置並びにそれを用いた希土類金属磁石の加工方法

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JPS55125047U (ja) 1980-09-04

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