WO2018220677A1 - 回転電機の回転子及び回転電機 - Google Patents

回転電機の回転子及び回転電機 Download PDF

Info

Publication number
WO2018220677A1
WO2018220677A1 PCT/JP2017/019922 JP2017019922W WO2018220677A1 WO 2018220677 A1 WO2018220677 A1 WO 2018220677A1 JP 2017019922 W JP2017019922 W JP 2017019922W WO 2018220677 A1 WO2018220677 A1 WO 2018220677A1
Authority
WO
WIPO (PCT)
Prior art keywords
conductor
rotor
rotor core
rotating electrical
electrical machine
Prior art date
Application number
PCT/JP2017/019922
Other languages
English (en)
French (fr)
Inventor
宏紀 立木
興起 仲
亮宏 佐久間
Original Assignee
三菱電機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱電機株式会社 filed Critical 三菱電機株式会社
Priority to JP2019521541A priority Critical patent/JP6739638B2/ja
Priority to PCT/JP2017/019922 priority patent/WO2018220677A1/ja
Publication of WO2018220677A1 publication Critical patent/WO2018220677A1/ja

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K17/00Asynchronous induction motors; Asynchronous induction generators
    • H02K17/02Asynchronous induction motors
    • H02K17/16Asynchronous induction motors having rotors with internally short-circuited windings, e.g. cage rotors
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/04Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/04Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors
    • H02K3/28Layout of windings or of connections between windings

Abstract

回転子は、回転子鉄心(31)と、複数の第1の導体(331)と、回転子鉄心(31)の軸方向の一端側に設けられる第2の導体と、回転子鉄心(31)の軸方向の他端側に設けられる第3の導体と、を備える。第2の導体は、nを高調波次数、pを極対数とすると、機械角で360/n/pの角度に位置する2つのスロット(31a)に挿入される第1の導体(331)の一端同士を接続し、第3の導体は、当該2つのスロット(31a)に挿入される第1の導体(331)の他端同士を接続し、第2の導体及び第3の導体の断面積は、第1の導体(331)の断面積以上である。

Description

回転電機の回転子及び回転電機
 本発明は、巻線型の回転電機の回転子及び当該回転子を備えた回転電機に関する。
 三相誘導型の回転電機は、三相同期型の回転電機に比べて堅牢な構造でかつ製造コストが安く、また電源に直接繋いで始動することができるという利点があるため、多く使用されている。三相誘導型の回転電機を設計する際、固定子の巻線には集中巻ではなく分布巻が多く採用される。これは、集中巻の固定子で発生した起磁力に含まれる2次高調波の磁束がかご形回転子の2次導体に鎖交した際、基本波の磁束に起因して発生する電流とは逆方向の電流が流れることにより、ブレーキトルクが発生して回転トルクが低下すると共に、2次導体の銅損に起因するジュール熱が発生して回転電機の効率が低下するためである。ただし集中巻は、分布巻に比べて巻線の製造が容易であるため固定子の生産性を高めることができ、またコイルエンドの軸方向の高さを抑えることができるため、三相誘導型の回転電機への採用のニーズが高い。
 特許文献1に開示されるかご形回転子には複数のスロットが形成され、複数のスロットのそれぞれには2次導体が挿入されている。そして、機械角で90[°]の位置に設けられた2つの2次導体が、軸方向の一端及び他端にそれぞれ接続された内側エンドリング及び外側エンドリングによって電気的に接続される。内側エンドリング及び外側エンドリングは、径方向に離れて設けられている。2つの2次導体と2つの内側エンドリングにより1つの環状コイルが形成され、2つの2次導体と2つの外側エンドリングにより1つの環状コイルが形成される。このように構成された環状コイルに電気角で360[°]の区間分の2次高調波の磁束が鎖交すると、2つの導体バーでは2次高調波の磁束による正相及び逆相のそれぞれの起電力が相殺され、環状コイルには上記の逆方向の電流が流れない。従って、固定子に集中巻きの巻線を用いた場合でも回転電機のトルク及び効率を向上させることができる。
特開2016-19312号公報
 しかしながら特許文献1に開示されるかご形回転子では、2次導体の端部に内側エンドリング及び外側エンドリングが接続されているため、各エンドリングが2次導体に接続する領域である接続点の第1の断面積が2次導体の第2の断面積よりも小さい。そのため第1の断面積が第2の断面積と等しい場合に比べて、環状コイルの2次抵抗が大きくなり、2次抵抗の増加に伴い回転電機の効率が低下するという課題がある。
 本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、回転電機の効率を向上させることができる回転電機の回転子及び回転電機を得ることを目的とする。
 上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の回転電機の回転子は、周方向に配列される複数のスロットが形成される筒状の回転子鉄心と、スロットに挿入される複数の第1の導体と、回転子鉄心の軸方向の一端側に設けられる第2の導体と、回転子鉄心の軸方向の他端側に設けられる第3の導体と、を備え、第2の導体は、nを高調波次数、pを極対数とすると、機械角で360/n/pの角度に位置する2つのスロットに挿入される第1の導体の一端同士を接続し、第3の導体は、当該2つのスロットに挿入される第1の導体の他端同士を接続し、第2の導体及び第3の導体の断面積は、第1の導体の断面積以上であることを特徴とする。
 本発明に係る回転電機の回転子は、回転電機の効率を向上させることができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る回転電機の断面図 図1に示す固定子の斜視図 図2に示す固定子鉄心の斜視図 本発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子の斜視図 図4に示す導体バーの斜視図 図4に示す回転子鉄心に形成されるスロットと導体バーとを示す図 本発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子の製造方法を説明するための第1の斜視図 本発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子の製造方法を説明するための第2の斜視図 本発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子の製造方法を説明するための第3の斜視図 回転子鉄心の一端から見た回転子の図 軸方向と直交する方向の回転子の断面図 比較例に係る誘導機の回転子に用いられるかご型の導体バーを示す図 本発明の実施の形態1に係る回転子に設けられた導体バーを示す図 固定子で発生する起磁力に含まれる周波数成分を示す図 本発明の実施の形態2に係る回転子の斜視図 図15に示す回転子鉄心の分解斜視図 図16に示す第1の回転子鉄心の断面図 図17に示す第2の回転子鉄心の断面図 図17に示す第3の回転子鉄心の断面図 図17に示す第4の回転子鉄心の断面図 図15に示す導体バーの斜視図 図18に示す第1の回転子鉄心に挿入された導体バーの接続図
 以下に、本発明の実施の形態に係る回転電機の回転子及び回転電機を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
 図1は本発明の実施の形態1に係る回転電機の断面図である。回転電機100は、有底円筒状のフレーム10と、フレーム10の内側に設けられる固定子20と、固定子20の内側に設けられる回転子30と、フレーム10の開口部を閉塞する端板40と、フレーム10の底部10aに嵌め込まれる軸受14aと、端板40に嵌め込まれる軸受14bとを備える。実施の形態1では回転電機100を3相2極対の誘導機として説明する。
 フレーム10及び端板40によりハウジング2が構成される。固定子20は、フレーム10の内側に設けられる固定子鉄心21と、固定子鉄心21に組み付けられるインシュレータ22と、インシュレータ22を介して固定子鉄心21に集中巻きで巻き付けられる巻線23とを備える。固定子鉄心21の中心軸AXの軸方向は、図1中に矢印D1で示される方向である。固定子鉄心21の中心軸AXの周方向は、図1中に矢印D2で示される方向である。
 フレーム10及び端板40のそれぞれの材料には、アルミニウム合金、オーステナイト系ステンレス合金、銅合金、鋳鉄、鋼、又は鉄合金を例示できる。インシュレータ22の材料には、ポリブチレンテレフタレート(PolyButylene Terephthalate:PBT)、ポリフェニレンサルファイド(Poly Phenylene Sulfide:PPS)又は液晶ポリマー(Liquid Crystal Polymer:LCP)といった絶縁性の樹脂を例示できる。
 回転子30は、筒状の回転子鉄心31と、回転子鉄心31を貫通するシャフト32とを備える。回転子鉄心31の軸方向D1の一端及び他端から突き出るシャフト32の一部は、軸受14a及び軸受14bに貫通する。回転子30は軸受14a,14bを介してフレーム10及び端板40に支持される。
 回転子鉄心31には複数のスロット31aが形成され、複数のスロット31aのそれぞれには導体バー33が設けられている。導体バー33にはマグネットワイヤが用いられ、マグネットワイヤは導電性の電線であり、その材料には銅又は銅合金を例示できる。スロット31aは、回転子鉄心31の外周面寄りに形成され、中心軸AXの周方向D2に配列される。複数のスロット31aのそれぞれは、軸方向D1に伸び、回転子鉄心31の一端部から他端部に貫通する。
 固定子鉄心21及び回転子鉄心31のそれぞれは、不図示の電磁鋼板母材から環状に打ち抜かれた複数の薄板を、中心軸AXの軸方向D1に積層して構成される。複数の薄板は、かしめ、溶接又は接着で相互に固定される。
 図2は図1に示す固定子の斜視図であり、図3は図2に示す固定子鉄心の斜視図である。図3に示すように固定子鉄心21は、環状のヨーク21aと、ヨーク21aの内側に設けられる複数のティース21bとを備える。
 複数のティース21bのそれぞれは、ヨーク21aから中心軸AXに向かって伸びると共に、周方向D2に離間して放射状に配列される。ティース21bは、ヨーク21aから中心軸AX方向に伸びる基部21b1と、基部21b1の内側に設けられる先端部21b2とを備える。先端部21b2は、周方向D2に伸びる形状である。先端部21b2の内周面21b21は、図1に示す回転子30と対向する。固定子鉄心21には、軸方向D1に伸びる複数のスロット21cが形成される。スロット21cは、周方向D2に隣り合うティース21bとヨーク21aとにより形成される空間である。
 図2に示すように固定子鉄心21の軸方向D1の両側にインシュレータ22が設けられ、インシュレータ22を介して固定子鉄心21へマグネットワイヤをコイル状に巻き付けることにより巻線23が得られる。
 図4は本発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子の斜視図であり、図5は図4に示す導体バーの斜視図であり、図6は図4に示す回転子鉄心に形成されるスロットと導体バーとを示す図である。
 図4に示す回転子30の回転子鉄心31には、図1に示すシャフト32を挿入する貫通孔32aが形成されると共に、周方向D2に等間隔に配列される複数のスロット31aが形成される。複数のスロット31aのそれぞれには導体バー33が挿入されている。
 図5に示すように導体バー33は、1本のマグネットワイヤを折り曲げて環状に形成したものであり、図4に示すスロット31aに挿入される直線状の2つの第1の導体331と、2つの第1の導体331のそれぞれの一端同士を連結する第2の導体332と、2つの第1の導体331のそれぞれの他端同士を連結する第3の導体333とを備える。
 第1の導体331はスロット31a内部に設けられ、第2の導体332及び第3の導体333はスロット31a外部に設けられる。そのため第1の導体331と第2の導体332の接続領域は、スロット31aを構成する空間の内、回転子鉄心31の軸方向D1の一端31c寄りの空間に位置し、第1の導体331と第3の導体333の接続領域は、スロット31aを構成する空間の内、回転子鉄心31の軸方向D1の他端31d寄りの空間に位置する。
 第2の導体332は、図4に示すように回転子鉄心31の軸方向D1の一端31c側に設けられる。第3の導体333は、図4に示すように回転子鉄心31の軸方向D1の他端31d側に設けられる。符号334で示される部分は、2つの第3の導体333のそれぞれの端部が溶接又はろう付けにより電気的に接合される接合部である。2つの第3の導体333が接合されることにより、図5に示すような環状コイルである導体バー33が形成される。前述したように導体バー33は、1本のマグネットワイヤを折り曲げることで環状に形成されたものであるため、第1の導体331、第2の導体332及び第3の導体333のそれぞれの断面積が等しい。
 図4の回転子30には図5の環状の導体バー33が複数設けられている。図5の導体バー33を構成する2つの第1の導体331のそれぞれは、図6に示すように、中心軸AXを中心として機械角で90[°]、すなわち電気角で180[°]に位置する2つのスロット31aに挿入されている。
 以下では図7から図9を用いて回転子30の製造手順を説明する。図7は本発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子の製造方法を説明するための第1の斜視図であり、図8は本発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子の製造方法を説明するための第2の斜視図であり、図9は本発明の実施の形態1に係る回転電機の回転子の製造方法を説明するための第3の斜視図である。
 回転子30を製造する場合、まず図7のように1本のマグネットワイヤをU字状に折り曲げることで導体バー33が形成される。第2の導体332の中心部は、軸方向D1と直交する平面上で一定角度に折り曲げられている。
 次に図8のように、U字状に成形された複数の導体バー33は、第2の導体332が互いに軸方向D1に重なるようにして配列される。このように配列された導体バー33群は、第3の導体333から回転子鉄心31のスロット31aへ挿入される。
 次に図9のように、回転子鉄心31の他端31d側に突き出た複数の第3の導体333の内、径方向内側に配列される第3の導体333群が回転子鉄心31を他端31dから見て反時計回り方向に折り曲げられ、径方向外側に配列される第3の導体333群が時計回り方向に折り曲げられる。最後に、図5に示すように第3の導体333同士が溶接又はろう付けにより接合される。
 図10は回転子鉄心の一端から見た回転子の図であり、図11は軸方向と直交する方向の回転子の断面図である。図10のように回転子30では複数の第2の導体332が重なり合っている。図11に示すように1つのスロット31aには、2つの第1の導体331が挿入されている。これにより、図4に示すように周方向D2に隣接する接合部334同士が干渉することがない。
 ここで導体バー33は、前述したように、第1の導体331、第2の導体332及び第3の導体333のそれぞれの断面積が等しい。具体的には、第2の導体332及び第3の導体333のそれぞれが伸びる方向と直交する方向の第2の導体332及び第3の導体333の断面積を第1の断面積とし、第1の導体331が伸びる方向と直交する方向の第1の導体331の断面積を第2の断面積としたとき、第1の断面積及び第2の断面積は、第1の断面積=第2の断面積の関係となる。
 なお第1の断面積及び第2の断面積は、第1の断面積>第2の断面積でもよい。すなわち、第2の導体332又は第3の導体333への第1の導体331の接続点の断面積は、第1の導体331の断面積以上である。つまり、第2の断面積は第1の断面積以下となるため、第1の断面と第2の断面が接合する領域の断面積は、第1の断面積よりも小さくなる。第1の断面は第2の導体332及び第3の導体333の断面であり、第2の断面は第1の導体331の断面である。
 このように実施の形態1に係る回転子30は、第1の断面積及び第2の断面積が第1の断面積≧第2の断面積の関係となるため、第1の断面積及び第2の断面積が第1の断面積<第2の断面積の関係となる特許文献1のかご形回転子に比べて、2次抵抗の局所的な増加が無く、回転電機100の効率が向上する。
 なお、本実施の形態では第2の断面積はスロット31a内部全体で一定とする。
 また実施の形態1に係る回転電機100では、図4に示すように、回転子30を軸方向D1から平面視したとき、1つの接合部334を構成する2つの第3の導体333が径方向に配列されている。そのため回転子30の回転時に複数の接合部334は、放熱用ファンと同様に機能し、回転電機100内部の空気が撹拌され、回転電機100の冷却性能が向上する。
 また実施の形態1に係る回転子30では、高調波に起因する電流が導体バー33に流れるのを抑制できる。このことを図12から図14を用いて具体的に説明する。
 図12は比較例に係る誘導機の回転子に用いられるかご型の導体バーを示す図であり、図13は本発明の実施の形態1に係る回転子に設けられた導体バーを示す図であり、図14は固定子で発生する起磁力に含まれる周波数成分を示す図である。図14には、分布巻の固定子と集中巻の固定子とで発生する起磁力の基本波及び2次から9次までの高調波の大きさが示される。縦軸は起磁力を表す。図14に示すように、集中巻の固定子から発生する2次高調波の起磁力は、基本波の起磁力の約半分であり、集中巻の固定子から発生する高調波は分布巻の固定子から発生する高調波と比較して多いことが分かる。
 図12に示す導体バー33Aは、不図示の回転子鉄心に形成されるスロットへ挿入される複数の導体バー63と、複数の導体バー63のそれぞれの一端部を接続する短絡環65aと、複数の導体バー63のそれぞれの他端部を接続する短絡環65bとを備える。
 導体バー33Aでは複数の導体バー63が電気的に並列に接続されているため、固定子からの回転磁界が回転子に印加された際、導体バー33Aには、回転トルクを発生するための基本波Fの磁束に起因して発生する電流Ifの流れと、2次高調波の磁束に起因して発生する電流Ishの流れとが発生する。電流Ish1は、電気角で0[°]から180[°]までの正相の2次高調波の磁束に起因して生じる電流である。電流Ish2は、電気角で180[°]から360[°]までの逆相の2次高調波の磁束に起因して生じる電流である。
 図12では電流If及び電流Ish1が時計回り方向に流れているのに対して、電流Ish2は反時計回りに流れていることが分かる。このように回転トルクに寄与しない電流Ish2が導体バー33Aに流れると、ブレーキトルクが発生して回転トルクが低下すると共に、導体バー33Aの銅損に起因するジュール熱が発生して回転電機の効率が低下する。
 実施の形態1に係る回転子30の導体バー33では、機械角で90[°]に位置する2つのスロット31aに挿入される第1の導体331が第2の導体332及び第3の導体333により接続されているため、図12に示す電流Ish1,Ish2が流れない。具体的には、2次高調波の周期は基本波の周期の半分であるため、図13に示すように、2次高調波が印加される導体バー33では、2次高調波の磁束による正相及び逆相のそれぞれの起電力が相殺され、電流Ish1,Ish2が流れない。
 このように実施の形態1に係る回転子30には2次高調波に起因する電流が流れないため、固定子20の巻線23が集中巻であっても、高効率な誘導機を実現できる。また実施の形態1に係る回転子30には、マグネットワイヤで構成される導体バー33が用いられるため、導体バー33の結線を容易に行うことができる。
 なお実施の形態1では、機械角で90[°]に位置する2つのスロット31aに挿入される第1の導体331が電気的に接続されているが、第1の導体331の接続位置は、これに限定されるものではない。すなわち、相殺したい高調波次数と任意の極対とに応じて、機械角で360/n/pの角度に位置する2つのスロット31aに挿入される2つの第1の導体331の軸方向D1の一端同士が接続されると共に、当該2つの第1の導体331の軸方向D1の他端同士が接続される構成としてもよい。nは高調波次数であり、pは極対数である。このような構成とすることで、本実施の形態に係る回転子30は、環状コイルの2次抵抗の増加を抑制しながら、n次の高調波に起因する電流を低減することができる。
 なお実施の形態1では、1本のマグネットワイヤを折り曲げて環状に形成された導体バー33が用いられているが、導体バー33は、1本のマグネットワイヤの代わりに、複数のマグネットワイヤをより合わせた撚り線で構成されたものでもよい。撚り線を用いることにより、同じ断面積で比較したとき、撚り線で構成される導体バー33の曲げ加工が容易になる。また導体バー33を構成するマグネットワイヤ又は撚り線は、絶縁被膜でコーティングされたものが望ましい。絶縁被膜でコーティングされることにより、隣接する導体同士が物理的に離間して設けられるため、高調波による損失抑制の効果がより一層向上する。
 また実施の形態1に係る回転子30を備えた回転電機100は、極対数と固定子ティースであるティース21bの数との比が2:3でありかつ集中巻の巻線が設けられる固定子20を備え、固定子20の巻線が2:3の集中巻を例示する。この場合、nが2であり、第2の導体332が機械角で360/2/pの角度に位置する2つのスロット31aに挿入される第1の導体331の一端同士を接続し、第3の導体333が当該2つのスロット31aに挿入される第1の導体331の他端同士を接続する。以上のように構成することで、集中巻の回転電機100において特に損失が大きくなる2次高調波を相殺することができる。
実施の形態2.
 実施の形態1では1本のマグネットワイヤを折り曲げて環状に形成された導体バー33が用いられているが、実施の形態2では、アルミニウム、アルミニウム合金、銅又は銅合金といった非磁性導体材料を用いてダイカストにより形成された導体バーを備えた回転子の構成例を説明する。それ以外は実施の形態1と同様である。
 図15は本発明の実施の形態2に係る回転子の斜視図であり、図16は図15に示す回転子鉄心の分解斜視図であり、図17は図16に示す第1の回転子鉄心の断面図であり、図18は図17に示す第2の回転子鉄心の断面図であり、図19は図17に示す第3の回転子鉄心の断面図であり、図20は図17に示す第4の回転子鉄心の断面図であり、図21は図15に示す導体バーの斜視図であり、図22は図18に示す第1の回転子鉄心に挿入された導体バーの接続図である。
 図15に示す回転子60は、筒状の回転子鉄心61と、回転子鉄心61に設けられる導体バー62とを備える。回転子鉄心61には、図1に示すシャフト32が挿入される貫通孔61aが形成される。
 図16に示す回転子鉄心61は、第1の回転子鉄心611と、第1の回転子鉄心611の軸方向D1の一端側に設けられる第1の回転子鉄心群61Aと、第1の回転子鉄心611の軸方向D1の他端側に設けられる第2の回転子鉄心群61Bとを備える。
 第1の回転子鉄心群61A及び第2の回転子鉄心群61Bのそれぞれは、第1の回転子鉄心611の軸方向D1の端部に設けられる第2の回転子鉄心612と、第3の回転子鉄心613と、第4の回転子鉄心614とにより構成される。
 第1の回転子鉄心611、第2の回転子鉄心612、第3の回転子鉄心613及び第4の回転子鉄心614のそれぞれは、不図示の電磁鋼板母材から環状に打ち抜かれた複数の薄板を軸方向D1に積層し、かしめ、溶接又は接着で相互に固定されて得られたものである。なお第2の回転子鉄心612、第3の回転子鉄心613及び第4の回転子鉄心614は、鉄損が低くまた磁束密度が高い材料であれば第1の回転子鉄心611の材料とは異なる材料で製造してもよい。
 これらの鉄心が、軸方向D1に第4の回転子鉄心614、第3の回転子鉄心613、第2の回転子鉄心612、第1の回転子鉄心611、第2の回転子鉄心612、第3の回転子鉄心613及び第4の回転子鉄心614の順で積層され、かしめ、溶接又は接着で相互に固定されることで回転子鉄心61が得られる。
 図17に示す第1の回転子鉄心611には、図1に示すシャフト32が挿入される貫通孔611aと、図21に示す第1の内側導体6211及び第1の外側導体6221が挿入される複数のスロット611bとが形成される。
 図18に示す第2の回転子鉄心612には、図1に示すシャフト32が挿入される貫通孔6121と、複数の第1のスロット6122と、複数の第2のスロット6123とが形成される。
 第1のスロット6122には、図21に示す第1の内側導体6211及び第2の内側導体6212の組みが挿入され、又は図21に示す第1の内側導体6211及び第3の内側導体6213の組みが挿入される。第2のスロット6123には、図21に示す第1の外側導体6221が挿入される。
 図19に示す第3の回転子鉄心613には、図1に示すシャフト32が挿入される貫通孔6131と、複数の第1のスロット6132と、複数の第2のスロット6133とが形成される。第2のスロット6133は、第1のスロット6132の径方向外側に設けられる。第1のスロット6132には、図21に示す第2の内側導体6212又は第3の内側導体6213が挿入される。第2のスロット6133には、図21に示す第1の外側導体6221が挿入される。
 図20に示す第4の回転子鉄心614には、図1に示すシャフト32が挿入される貫通孔6141と、複数の第1のスロット6142と、複数の第2のスロット6143とが形成される。第2のスロット6143は、第1のスロット6142の径方向外側に設けられる。第1のスロット6142には、図21に示す第2の内側導体6212又は第3の内側導体6213が挿入される。第2のスロット6143には、図21に示す第2の外側導体6222又は第3の外側導体6223が挿入される。
 第4の回転子鉄心614は、図16に示すように回転子鉄心61の両端に設けられる。溶融された上記の非磁性導体材料が図20に示す第1のスロット6142及び第2のスロット6143へ充填されることにより、図21に示す導体バー62及び図15に示す回転子60が得られる。
 なお第2の回転子鉄心612、第3の回転子鉄心613及び第4の回転子鉄心614は、鉄損が低くまた磁束密度が高い材料であれば第1の回転子鉄心611の材料とは異なる材料で製造してもよい。
 図21に示すように導体バー62は、周方向D2に配列される4つの第1の導体バー621と、周方向D2に配列される4つの第2の導体バー622とを備える。
 第1の導体バー621は、直線状の2つの第1の内側導体6211と、2つの第1の内側導体6211の一端同士を連結する第1の連結用導体である第2の内側導体6212と、2つの第1の内側導体6211の他端同士を連結する第2の連結用導体である第3の内側導体6213とを備える。
 第2の導体バー622は、直線状の2つの第1の外側導体6221と、2つの第1の外側導体6221の一端同士を連結する第1の連結用導体である第2の外側導体6222と、2つの第1の外側導体6221の他端同士を連結する第2の連結用導体である第3の外側導体6223とを備える。
 第1の導体バー621及び第2の導体バー622は、径方向に離間して配置される。第1の導体バー621及び第2の導体バー622を軸方向D1から見たとき、第3の外側導体6223を軸方向D1に向かって投影してなる領域に、第1の外側導体6221が設けられている。
 図22に示すように第1の回転子鉄心611に形成された複数のスロット611bには、第1の内側導体6211及び第1の外側導体6221が挿入される。第1の内側導体6211及び第1の外側導体6221は互いに異なるスロット611bに挿入されている。
 第1の内側導体6211は、中心軸AXを中心として機械角で約90[°]に位置する2つのスロット31aに挿入されている。2つのスロット31aのそれぞれに挿入された第1の内側導体6211は、その一端同士が第2の内側導体6212により電気的に接続され、その他端同士が第3の内側導体6213により電気的に接続される。
 第1の外側導体6221は、中心軸AXを中心として機械角で約90[°]に位置する2つのスロット31aに挿入されている。2つのスロット31aのそれぞれに挿入された第1の外側導体6221は、その一端同士が第2の外側導体6222により電気的に接続され、その他端同士が第3の外側導体6223により電気的に接続される。
 約90[°]としている理由は、相殺したい高調波次数を「n」とし、極対数を「p」としたとき、スロット31aに挿入された挿入部同士が電気的に接続されるピッチを機械角で310/n/pから410/n/pの間とすることにより、相殺したい高調波次数nの高調波による損失を60%以上低減することができるためである。
 図22に示す符号Xはスロット611bの径方向の幅を表す。スロット611bの幅Xは、スロット611bの径方向内側の壁面からスロット611bの径方向外側の壁面までの長さに等しい。図16に示す第2の回転子鉄心612の軸方向D1の幅をYとしたとき、第2の回転子鉄心612及びスロット611bは、幅X及び幅Yが幅X≦幅Yの関係となるように構成されている。すなわち、実施の形態2に係る回転子60は、第2の内側導体6212又は第3の内側導体6213への第1の内側導体6211の接続点の断面積が第1の内側導体6211以上となるように構成されている。また実施の形態2に係る回転子60は、第2の外側導体6222又は第3の外側導体6223への第1の外側導体6221の接続点の断面積が第1の外側導体6221以上となるように構成されている。このように構成することで、実施の形態1と同様に、第1の断面積及び第2の断面積が第1の断面積≧第2の断面積の関係となる。
 なお実施の形態2では、第1の導体バー621及び第2の導体バー622が用いられているが、何れか一方のみでも実施の形態1と同様の効果が得られる。第1の導体バー621及び第2の導体バー622の双方を用いた場合、何れか一方のみ用いた場合に比べて、基本波の磁束が鎖交する量が増加して回転トルクが向上する。
 なお実施の形態2では、機械角で約90[°]に位置する2つのスロット611bに挿入される第1の内側導体6211又は第1の外側導体6221が電気的に接続されているが、第1の内側導体6211又は第1の外側導体6221の接続位置は、これに限定されるものではない。すなわち、相殺したい高調波次数と任意の極対とに応じて、機械角で360/n/pの角度に位置する2つのスロット611bに挿入される第1の内側導体6211又は第1の外側導体6221の軸方向D1の一端同士が接続されると共に、当該第1の内側導体6211又は第1の外側導体6221の軸方向D1の他端同士が接続される構成としてもよい。nは高調波次数であり、pは極対数である。
 以上に説明したように実施の形態2に係る回転子60は、ダイカストにより導体バー62を製造できるため、実施の形態1に係る効果に加えて導体バー62の製造時間が短縮され、回転子60の生産効率が向上する。
 以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
 2 ハウジング、10 フレーム、10a 底部、14a,14b 軸受、20 固定子、21 固定子鉄心、21a ヨーク、21b ティース、21b1 基部、21b2 先端部、21b21 内周面、21c,31a,611b スロット、22 インシュレータ、23 巻線、30,60 回転子、31,61 回転子鉄心、31c 一端、31d 他端、32 シャフト、32a,61a,611a,6121,6131,6141 貫通孔、33,33A,62,63 導体バー、40 端板、61A 第1の回転子鉄心群、61B 第2の回転子鉄心群、65a,65b 短絡環、100 回転電機、331 第1の導体、332 第2の導体、333 第3の導体、334 接合部、611 第1の回転子鉄心、612 第2の回転子鉄心、613 第3の回転子鉄心、614 第4の回転子鉄心、621 第1の導体バー、622 第2の導体バー、6122,6132,6142 第1のスロット、6123,6133,6143 第2のスロット、6211 第1の内側導体、6212 第2の内側導体、6213 第3の内側導体、6221 第1の外側導体、6222 第2の外側導体、6223 第3の外側導体。

Claims (8)

  1.  周方向に配列される複数のスロットが形成される筒状の回転子鉄心と、
     前記スロットに挿入される複数の第1の導体と、
     前記回転子鉄心の軸方向の一端側に設けられる第2の導体と、
     前記回転子鉄心の軸方向の他端側に設けられる第3の導体と、
     を備え、
     前記第2の導体は、nを高調波次数、pを極対数とすると、機械角で360/n/pの角度に位置する2つの前記スロットに挿入される前記第1の導体の一端同士を接続し、
     前記第3の導体は、当該2つのスロットに挿入される前記第1の導体の他端同士を接続し、
     前記第2の導体及び前記第3の導体の断面積は、前記第1の導体の断面積以上であることを特徴とする回転電機の回転子。
  2.  前記第1の導体、前記第2の導体及び前記第3の導体は、マグネットワイヤで構成されることを特徴とする請求項1に記載の回転電機の回転子。
  3.  前記第1の導体、前記第2の導体及び前記第3の導体は、撚り線で構成されることを特徴とする請求項1に記載の回転電機の回転子。
  4.  前記第1の導体、前記第2の導体及び前記第3の導体は、絶縁被膜でコーティングされていることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の回転電機の回転子。
  5.  前記回転子鉄心の軸方向の一端に設けられ、前記第2の導体を有する第1の回転子鉄心群と、
     前記回転子鉄心の軸方向の他端に設けられ、前記第3の導体を有する第2の回転子鉄心群と
     を備えることを特徴とする請求項1に記載の回転電機の回転子。
  6.  前記第2の導体は、第2の内側導体と、前記第2の内側導体の径方向外側に設けられる第2の外側導体とにより構成され、
     前記第3の導体は、第3の内側導体と、前記第3の内側導体の径方向外側に設けられる第3の外側導体とにより構成されることを特徴とする請求項5に記載の回転電機の回転子。
  7.  請求項1から6の何れか一項に記載の回転電機の回転子を備えたことを特徴とする回転電機。
  8.  前記極対数と固定子ティースの数との比が2:3でありかつ集中巻の巻線が設けられる固定子を備え、
     前記nは2であることを特徴とする請求項7に記載の回転電機。
PCT/JP2017/019922 2017-05-29 2017-05-29 回転電機の回転子及び回転電機 WO2018220677A1 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019521541A JP6739638B2 (ja) 2017-05-29 2017-05-29 回転電機の回転子及び回転電機
PCT/JP2017/019922 WO2018220677A1 (ja) 2017-05-29 2017-05-29 回転電機の回転子及び回転電機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2017/019922 WO2018220677A1 (ja) 2017-05-29 2017-05-29 回転電機の回転子及び回転電機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
WO2018220677A1 true WO2018220677A1 (ja) 2018-12-06

Family

ID=64456412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP2017/019922 WO2018220677A1 (ja) 2017-05-29 2017-05-29 回転電機の回転子及び回転電機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6739638B2 (ja)
WO (1) WO2018220677A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020149626A1 (ko) * 2019-01-17 2020-07-23 엘지이노텍 주식회사 로터 및 이를 포함하는 모터

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57126248A (en) * 1981-01-27 1982-08-05 Kazuo Sano Rotary electric machine with single layer half-wound coil
JPS6216749Y2 (ja) * 1979-02-26 1987-04-27
JPH089606A (ja) * 1994-06-16 1996-01-12 Hitachi Ltd 誘導電動機の回転子及びその製造方法
JP2003143822A (ja) * 2001-10-30 2003-05-16 Fujitsu General Ltd 誘導電動機
JP2008131768A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Hitachi Appliances Inc 回転電機,自己始動式永久磁石界磁同期電動機,誘導電動機及び圧縮機
DE102008012990A1 (de) * 2008-03-07 2009-05-14 Siemens Aktiengesellschaft Kurzschlussläufer mit Wicklung und elektrische Asynchronmaschine
JP2014236618A (ja) * 2013-06-04 2014-12-15 マツダ株式会社 誘導モータ

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6216749Y2 (ja) * 1979-02-26 1987-04-27
JPS57126248A (en) * 1981-01-27 1982-08-05 Kazuo Sano Rotary electric machine with single layer half-wound coil
JPH089606A (ja) * 1994-06-16 1996-01-12 Hitachi Ltd 誘導電動機の回転子及びその製造方法
JP2003143822A (ja) * 2001-10-30 2003-05-16 Fujitsu General Ltd 誘導電動機
JP2008131768A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Hitachi Appliances Inc 回転電機,自己始動式永久磁石界磁同期電動機,誘導電動機及び圧縮機
DE102008012990A1 (de) * 2008-03-07 2009-05-14 Siemens Aktiengesellschaft Kurzschlussläufer mit Wicklung und elektrische Asynchronmaschine
JP2014236618A (ja) * 2013-06-04 2014-12-15 マツダ株式会社 誘導モータ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020149626A1 (ko) * 2019-01-17 2020-07-23 엘지이노텍 주식회사 로터 및 이를 포함하는 모터
US11799336B2 (en) 2019-01-17 2023-10-24 Lg Innotek Co., Ltd. Rotor and motor comprising same

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2018220677A1 (ja) 2019-11-07
JP6739638B2 (ja) 2020-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6222032B2 (ja) 回転電機
KR100676237B1 (ko) 회전 전기기계
JP5496154B2 (ja) アウターロータ型モータの固定子構造
EP0065008A1 (en) Compound interaction/induction electric rotating machine
JP6380310B2 (ja) 回転電機のステータ
US20120086288A1 (en) Electric rotating machine
WO2018066654A1 (ja) 同期リラクタンス型回転電機
JP2011244674A (ja) 分割型ステータ
US20070114870A1 (en) Induction motor capable of utilizing magnetic fluxes of end-turns of a stator to increase torque of a rotor
JP2010284035A (ja) 永久磁石回転電機
WO2021131575A1 (ja) コイル及びそれを備えたステータ、モータ
JP6739638B2 (ja) 回転電機の回転子及び回転電機
JP2019126143A (ja) 回転電機
JP2009050116A (ja) コンデンサ電動機とその製造方法
US10511202B2 (en) Rotating electric machine
US20190372408A1 (en) Rotating electric machine
JP6279122B1 (ja) 回転電機
JP2012205489A (ja) 回転電機の固定子及びその製造方法
JP7150171B2 (ja) 回転電機の固定子、端子台及び回転電機
JP6338767B2 (ja) 回転電機
JP2019201506A (ja) 回転電機
JP2008072854A (ja) 多相クローポール型モータ
US20210249924A1 (en) Motor, and coil used for same
JP2001352721A (ja) 誘導電動機の固定子とその組立方法
JP2019205311A (ja) 電動機、固定子、電動機の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
121 Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application

Ref document number: 17912305

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1

ENP Entry into the national phase

Ref document number: 2019521541

Country of ref document: JP

Kind code of ref document: A

NENP Non-entry into the national phase

Ref country code: DE

122 Ep: pct application non-entry in european phase

Ref document number: 17912305

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1