JP6279122B1 - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、ボビン間の隙間部におけるバスリング間の絶縁性を確保できる回転電機を得る。【解決手段】この発明による回転電機は、ボビンは、ティースの軸方向の端面に配置され、コイルが巻回されるコイル巻回部と、コアバック部の軸方向の端面に配置され、溝深さ方向を軸方向とし、溝方向を周方向とするバスリング保持部が径方向に離間して複数形成されたフランジ部と、を有し、複数の帯状平板のバスリングが、上記バスリング保持部に挿入されて、同心状に配設され、上記コイルの端末が、上記フランジ部上を径方向外方に延びて接続対象の上記バスリングのコイル接続部に接続されており、周方向に隣り合う上記フランジ部間の隙間部における、径方向に隣り合う上記バスリング間の間隔が、前記隙間部を除く周方向領域における、径方向に隣り合う上記バスリング間の間隔より広くなっている。【選択図】図9

Description

この発明は、発電機、電動機、電動発電機などの回転電機に関し、特に、コイルの結線ユニットの構造に関するものである。
従来の回転電機では、分割鉄心のそれぞれに樹脂製のボビンを設け、各ボビンのコイル巻回部にU相、V相、W相のコイルを巻回し、U相、V相、W相の各コイルを3個のバスリグA〜Cのそれぞれに接続するとともに、各コイルのコモン側を中立バスリングDに接続して、各コイルをスター結線していた。そして、各バスリングは、平板状に作製され、各ボビンに設けた溝状のバスリング保持部のそれぞれに差し込み保持され、各バスリングの周方向に沿う一部が軸方向に突出されてコイル接続部とされ、各コイルが各バスリングのコイル接続部に接続され、全部の分割鉄心およびボビンは環状に並べられてヨークの内周に嵌め込まれていた(例えば、特許文献1参照)。
特許第4847727号公報
従来の回転電機では、ボビンが装着され、さらにコイルが巻回された分割鉄心が環状に並べられた状態でヨークの内周に嵌め込まれて、固定子が作製されている。そこで、分割鉄心のコアバック部の周方向の側面同士を当接させるには、周方向に隣り合うボビン間に隙間が形成されている必要がある。また、3個のバスリングA〜Cは、バスリング保持部に差し込み保持されている部分では、互いの絶縁性が確保されている。しかしながら、3個のバスリングA〜Cは、周方向に隣り合うバスリング保持部間の隙間部では、互いの絶縁性が確保されないという課題があった。
この発明は、上記課題を解決するためになされたもので、ボビン間の隙間部におけるバスリング間の絶縁性を確保できる回転電機を得ることを目的とする。
この発明による回転電機は、円弧状のコアバック部および上記コアバック部の内周壁面から径方向内方に突出するティースを有する分割鉄心を、上記コアバック部の周方向の側面同士を突き合わせて円環状に配列して構成された固定子鉄心、上記分割鉄心の軸方向の両端面に配設された樹脂製のボビン、および上記ボビンを介して上記ティースに巻回されたコイルを有する固定子と、上記固定子の内周に同軸に配設された回転子と、を備える。上記ボビンは、上記ティースの軸方向の端面に配置され、上記コイルが巻回されるコイル巻回部と、上記コアバック部の軸方向の端面に配置され、溝深さ方向を軸方向とし、溝方向を周方向とするバスリング保持部が径方向に離間して複数形成されたフランジ部と、を有し、複数の帯状平板のバスリングが、上記バスリング保持部に挿入されて、同心状に配設され、上記コイルの端末が、上記フランジ部の上部を径方向外方に延びて接続対象の上記バスリングのコイル接続部に接続されており、周方向に隣り合う上記フランジ部の間の隙間部における、径方向に隣り合う上記バスリングの間隔が、前記隙間部を除く周方向領域における、径方向に隣り合う上記バスリングの間隔より広くなっている。
この発明によれば、周方向に隣り合うフランジ部間の隙間部における、径方向に隣り合うバスリング間の間隔が、隙間部を除く周方向領域における、径方向に隣り合うバスリング間の間隔より広くなっている。これにより、隙間部におけるバスリング間の空間距離が長くなり、バスリング間の絶縁性が確保される。
この発明の実施の形態1に係る回転電機を示す片側断面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機の固定子を軸方向一端側から見た斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機の固定子を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機の固定子を軸方向一端側から見た端面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機の固定子を軸方向他端側から見た斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機の固定子に適用されるボビンを示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機の固定子におけるコイルが巻回された分割鉄心を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機の固定子におけるボビンと分割鉄心との寸法関係を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機の固定子を軸方向一端側から見た要部端面図である。 この発明の実施の形態2に係る回転電機の固定子を軸方向一端側から見た要部端面図である。 この発明の実施の形態2の第1の変形例に係る回転電機の固定子を軸方向一端側から見た要部端面図である。 この発明の実施の形態2の第2の変形例に係る回転電機の固定子を軸方向一端側から見た要部端面図である。 この発明の実施の形態3に係る回転電機の固定子に適用されるボビンを示す斜視図である。 この発明の実施の形態3に係る回転電機の固定子の要部断面図である。 この発明の実施の形態4に係る回転電機の固定子に適用されるボビンを示す斜視図である。 この発明の実施の形態4に係る回転電機の固定子の要部断面図である。 この発明の実施の形態5に係る回転電機の固定子を軸方向一端側から見た要部端面図である。 この発明の実施の形態5に係る回転電機の固定子の要部断面図である。 この発明の実施の形態6に係る回転電機の固定子を軸方向一端側から見た要部斜視図である。 この発明の実施の形態6に係る回転電機の固定子におけるコイル接続部の第1の端面形状を示す模式図である。 この発明の実施の形態6に係る回転電機の固定子におけるコイル接続部の第2の端面形状を示す模式図である。 この発明の実施の形態6に係る回転電機の固定子におけるコイル接続部の第3の端面形状を示す模式図である。 この発明の実施の形態7に係る回転電機の固定子を軸方向一端側から見た要部斜視図である。 この発明の実施の形態7に係る回転電機の固定子におけるバスリングの第1の凹部形状を示す模式図である。 この発明の実施の形態6に係る回転電機の固定子におけるバスリングの第2の凹部形状を示す模式図である。 この発明の実施の形態6に係る回転電機の固定子におけるバスリングの第3の凹部形状を示す模式図である。 この発明の実施の形態8に係る回転電機の固定子に適用されるボビンを示す斜視図である。 この発明の実施の形態8に係る回転電機の固定子を示す要部断面図である。
以下、本発明による回転電機の固定子鉄心の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る回転電機を示す片側断面図、図2はこの発明の実施の形態1に係る回転電機の固定子を軸方向一端側から見た斜視図、図3はこの発明の実施の形態1に係る回転電機の固定子を示す断面図、図4はこの発明の実施の形態1に係る回転電機の固定子を軸方向一端側から見た端面図、図5はこの発明の実施の形態1に係る回転電機の固定子を軸方向他端側から見た斜視図、図6はこの発明の実施の形態1に係る回転電機の固定子に適用されるボビンを示す斜視図、図7はこの発明の実施の形態1に係る回転電機の固定子におけるコイルが巻回された分割鉄心を示す斜視図、図8はこの発明の実施の形態1に係る回転電機の固定子におけるボビンと分割鉄心との寸法関係を説明する図、図9はこの発明の実施の形態1に係る回転電機の固定子を軸方向一端側から見た要部端面図である。
図1において、回転電機100は、円筒部2aと底部2bとからなる有底円筒状に構成された、アルミ材などからなるフレーム2およびフレーム2の開口を塞ぐ端板3を有するハウジング1と、フレーム2の円筒部2a内に挿入、固定された固定子10と、フレーム2の底部2bおよび端板3にベアリング4を介して回転可能に支持された回転軸6に固着されて、固定子10の内周側に回転可能に配設された回転子5と、を備えている。
回転子5は、軸心位置に挿通された回転軸6に固着された回転子鉄心7と、回転子鉄心7の外周面側に埋設されて周方向に所定のピッチで配列され、磁極を構成する永久磁石8と、を備えた永久磁石型回転子である。なお、回転子5は、永久磁石式回転子に限定されず、絶縁しない回転子導体を、回転子鉄心のスロットに収納して、両側を短絡環で短絡したかご形回転子や、絶縁した導体線を回転子鉄心のスロットに装着した巻線形回転子を用いてもよい。
つぎに、固定子10の構成について具体的に図2乃至図7を参照しつつ説明する。
固定子10は、分割鉄心12を環状に配列してなる固定子鉄心11と、それぞれの分割鉄心12にボビン14,15を介して巻回されたU相、V相、およびW相のコイル16と、U相、V相、およびW相のコイル16を結線するU相、V相、およびW相のバスリング25,26,27と、を備えている。
分割鉄心12は、円環状の固定子鉄心11を周方向に18等分割したもので、所定枚数の電磁鋼板を積層一体化して作製され、断面円弧形のコアバック部12aと、コアバック部12aの内周壁面から径方向内方に突出するティース12bと、を備えている。
ボビン14は、図6に示されるように、PBT、PPSなどの樹脂材料で作製され、コイル巻回部14aとコイル巻回部14aの外径側に設けられたフランジ部14bとを備えている。ボビン14は、分割鉄心12の軸方向一端面上に配置される。このとき、コイル巻回部14aはティース12bの軸方向一端面上に配置され、フランジ部14bはコアバック部12aの軸方向一端面上に配置される。フランジ部14bには、U相、V相およびW相の溝状のバスリング保持部20,21,22が同心状に形成されている。
また、ボビン15は、PBT、PPSなどの樹脂材料で作製され、コイル巻回部15aが設けられている。ボビン15は、分割鉄心12の軸方向他端面上に配置される。このとき、コイル巻回部15aはティース12bの軸方向他端面上に配置される。
なお、ボビン14,15は、コイルの巻回の容易性の観点から、分割鉄心12に固定されてもよい。例えば、ボビン14,15は嵌合により分割鉄心12に固定されてよく、接着剤などにより分割鉄心12に固定されてもよい。また、ボビン14,15を分割鉄心12に一体にモールド成形してもよい。
コイル16は、図7に示されるように、ティース12bと、ティース12bの軸方向の両端面に配置されたボビン14,15のコイル巻回部14a,15aとの周りに、絶縁被覆された銅の丸線からなる導体線を所定回数巻回して構成される。なお、インシュレータ(図示せず)が、ティース12bの周方向の両側面に配設され、コイル16と分割鉄心12との間の絶縁性が確保されている。
コイル16が巻回された18個の分割鉄心12が、図2から図5に示されるように、ティース12bを径方向内方に向けて、コアバック部12aの周方向の側面同士を突き合わせて、環状に配列された状態で、圧入、焼き嵌めなどにより円筒状のヨーク13内に挿入、固定される。ヨーク13は、鉄などの単一の金属材料を削り加工や絞り加工により作製されるが、電磁鋼板などの鋼板を積層一体化して作製されてもよい。
分割鉄心12に巻回されて環状に配列されたコイル16は、U相、V相、およびW相の順に、周方向に繰り返して配列されている。各コイル16の一方の端末16aは、ボビン14側に引き出されている。また、各コイル16の他方の端末16bは、ボビン15側に引き出されている。
U相、V相、およびW相のバスリング25,26,27は、それぞれ、無酸素銅、脱酸銅、タフピッチ銅などの帯状平板を、一部が開放された円筒状に曲げ成形して構成されている。U相、V相、およびW相のバスリング25,26,27は、図2および図4に示されるように、バスリング保持部20,21,22のそれぞれに、嵌め入れて、必要に応じて接着剤などにより固定されて、バスリング保持部20,21,22に保持される。
U相のコイル16の端末16aは、図2および図4に示されるように、ボビン14側に軸方向に引き出され、直角に曲げられて径方向外方に引き出され、U相のバスリング25のコイル接続部に接続される。V相のコイル16の端末16aは、ボビン14側に軸方向に引き出され、直角に曲げられて径方向外方に引き出され、V相のバスリング26のコイル接続部に接続される。W相のコイル16の端末16aは、ボビン14側に軸方向に引き出され、直角に曲げられて径方向外方に引き出され、W相のバスリング27のコイル接続部に接続される。ここで、U相、V相、およびW相のコイル16の端末16aとバスリング25,26,27のコイル接続部とは、TIG溶接、レーザ溶接、抵抗溶接、半田付け、抵抗ろう付けなどにより、電気的に接続される。
U相、V相、およびW相のコイル16の端末16b、すなわちコモン側は、図5に示されるように、ボビン15側に軸方向に引き出されて一つにまとめられ、TIG溶接、レーザ溶接などにより、電気的に接続される。U相、V相、およびW相のコイル16のコモン側の接合部は、絶縁チューブ17により被覆される。なお、絶縁チューブ17に代えて、樹脂モールド、絶縁テープなどによりコモン側の接合部を被覆してもよい。また、コモン側がひとまとめにされて溶接などにより接合されているが、ボビン15にコモン用のバスリング保持部を形成し、当該バスリング保持部に保持されたコモン用のバスリングに、U相、V相、およびW相のコイル16のコモン側を接続してもよい。
このように構成された固定子10では、それぞれ、U相、V相、およびW相のコイル16をY結線してなる6つの三相交流巻線が構成される。
回転電機100では、交流電流が、外部のインバータ(図示せず)を介してU相、V相、およびW相のバスリング25,26,27に供給される。これにより、固定子10に回転磁界が発生する。この回転磁界に起因する吸引力、又は反発力により、回転子5が回転駆動される。この回転電機100は、家庭用電気製品に搭載されるモータ、産業用機械に搭載されるモータなどの電動モータに適用できる。
このように構成された固定子10においては、分割鉄心12がコアバック部12aの周方向の側面同士を突き合わせて環状に配列された状態で、ヨーク13内に挿入、固定されている。そこで、分割鉄心12のコアバック部12a同士を接する状態となるためには、加工公差を考慮して、ボビン14のフランジ部14bの周方向長さを分割鉄心12のコアバック部12aの周方向長さより短く設定する必要がある。ここで、図8に示されるように、分割鉄心12のコアバック部12aの周方向角度2θcは、2θc=(360/18)°となる。そこで、ボビン14のフランジ部14bの周方向角度2θbは2θcより小さく設定される。なお、図8中、直線A1はボビン14の周方向の中心と固定子鉄心の軸心とを通る直線である。A2は分割鉄心12のコアバック部12aの周方向の一端部と固定子鉄心の軸心とを通る直線である。A3はボビン14のフランジ部14bの周方向の一端部と固定子鉄心の軸心とを通る直線である。
これにより、ボビン14のフランジ部14b間に隙間が形成される。バスリング保持部20,21,22内に収納されている状態では、バスリング25,26,27間の絶縁は、バスリング保持部20,21,22間の絶縁性樹脂からなる隔壁により確保されている。しかし、フランジ部4b間の隙間部においては、バスリング25,26,27間の絶縁は、バスリング25,26,27間の空気に依存することになる。つまり、バスリング25,26,27間の空間距離が短くなると、十分な絶縁性が確保できなくなる。
実施の形態1では、図9に示されるように、バスリング25の、隣り合うフランジ部14b間の隙間部に位置する部位を、内径側に湾曲させている。そこで、フランジ部14b間の隙間部におけるバスリング25,26間の径方向の間隔が、隙間部を除く周方向領域におけるバスリング25,26間の径方向の間隔より広くなっている。このように、バスリング25の当該隙間部に位置する部位に湾曲部25aを形成することで、バスリング25,26間の空間距離を長くしている。
同様に、バスリング27の、隣り合うフランジ部14b間の隙間部に位置する部位を、外径側に湾曲させている。そこで、フランジ部14b間の隙間部におけるバスリング26,27間の径方向の間隔が、隙間部を除く周方向領域におけるバスリング26,27間の径方向の間隔より広くなっている。このように、バスリング27の当該隙間部に位置する部位に湾曲部27aを形成することで、バスリング26,27間の空間距離を長くしている。
したがって、実施の形態1によれば、フランジ部14b間の隙間部におけるバスリング25,26,27間の絶縁性が高められる。
また、実施の形態1では、図6に示されるように、バスリング保持部21を、バスリング保持部20,22に対して、周方向の両側に突出させている。すなわち、3つのバスリング保持部20,21,22のなかの径方向中央に位置するバスリング保持部21のみを周方向の両側に突出させている。ここで、バスリング保持部20,22が第1バスリング保持部に相当し、バスリング保持部21が第2バスリング保持部に相当する。
湾曲部25aの曲げ起点が、図9に示されるように、フランジ部14bの周方向の端部より周方向の内側に位置する。そして、バスリング25,26間の空間距離が最も短くなるバスリング25の湾曲部25aの曲げ起点側とバスリング26との間に、バスリング保持部21とバスリング保持部20とを分離する絶縁樹脂からなる隔壁が位置する。これにより、バスリング25,26間の絶縁性が高められる。同様に、湾曲部27aの曲げ起点が、図9に示されるように、フランジ部14bの周方向の端部より周方向の内側に位置する。そこで、バスリング26,27間の空間距離が最も短くなるバスリング27の湾曲部27aの曲げ起点側とバスリング26との間に、バスリング保持部21とバスリング保持部22とを分離する絶縁樹脂からなる隔壁が位置する。これにより、バスリング25,27間の絶縁性が高められる。
例えば、湾曲部を形成しない場合には、3つの円筒状のバスリングを同心状に配置することになる。この場合、フランジ部14b間の隙間部のみならず、フランジ部14bにおいても、バスリング間のそれぞれの間隔を広げて、フランジ部14b間の隙間部での絶縁性を確保することになり、回転電機が大型化してしまう。実施の形態1では、内径側のバスリング25と外径側のバスリング27のフランジ部14b間の隙間部に位置する部位に湾曲部25a,27aを形成しているので、径が拡大するのは、外径側のバスリング27bのみとなる。これにより、回転電機100の小型化が図られる。
また、バスリング保持部21を、バスリング保持部20,22に対して、周方向の両側に突出させている。つまり、バスリング保持部21を構成する隔壁が、バスリング保持部20の内径側の隔壁とバスリング保持部22の外径側の隔壁より周方向の外側に位置している。これにより、フランジ部14b間の隙間部の手前で、バスリング25,27の曲げを開始することができる。そこで、湾曲部25a,27aの曲げ角度を鋭角としても、隙間部でのバスリング25,26,27間の空間距離を長くすることができる。このように、湾曲部25a,27aの曲げ角度を鋭角とすることで、曲げ角度を直角や鈍角とする場合に比べ、バスリング25,27の周長を短くでき、材料コストを削減できる。
実施の形態2.
図10Aはこの発明の実施の形態2に係る回転電機の固定子を軸方向一端側から見た要部端面図である。なお、上記実施の形態1では、バスリングが3本の場合について説明したが、実施の形態2は、バスリングが2本の場合に対応している。
図10Aにおいて、バスリング保持部31,32が、溝方向を周方向として、ボビン30のフランジ部30bに径方向に2列に形成されている。そして、バスリング保持部31,32間の隔壁が周方向の両側に突出している。バスリング33,34がバスリング保持部31,32のそれぞれに収納保持されている。バスリング33のフランジ部30b間の隙間部に位置する部位が内径側に湾曲されている。バスリング34のフランジ部30b間の隙間部に位置する部位が外径側に湾曲されている。
実施の形態2においても、バスリング33,34の、フランジ部30b間の隙間部の部位に湾曲部33a,34aが形成されている。したがって、フランジ部30b間の隙間部における、バスリング33,34間の空間距離が長くなるので、バスリング33,34間の絶縁性が高められる。
なお、上記実施の形態2では、2本のバスリング33,34の隙間部に位置する部位を径方向に離間するように湾曲させているが、バスリング33,34間の空間距離を長くする方法はこれに限定されない。例えば、図10Bに示されるように、外径側に位置するバスリング34のみを外径側に湾曲させてもよい。また、図10Cに示されるように、内径側に位置するバスリング33のみを内径側に湾曲させてもよい。
また、上記実施の形態1では、バスリングが3本の場合について説明し、実施の形態2では、バスリングが2本の場合について説明したが、バスリングの本数は2本、または3本に限定されない。例えば、バスリングが4本の場合、ボビン間の隙間部で、内径側の2本のバスリングを内径側に湾曲させ、外径側の2本のバスリングを外径側に湾曲させる。そして、内径側の2本のバスリングでは、最内径側のバスリングの湾曲量を大きくし、外径側の2本のバスリングでは、最外径側のバスリングの湾曲量を大きくすればよい。
実施の形態3.
図11はこの発明の実施の形態3に係る回転電機の固定子に適用されるボビンを示す斜視図、図12はこの発明の実施の形態3に係る回転電機の固定子の要部断面図である。
図11において、ボビン14Aでは、バスリング保持部20,21間の隔壁とバスリング保持部21,22間の隔壁とのみを、周方向両側に突出させている。
なお、実施の形態3では、ボビン14に代えてボビン14Aを用いている点を除いて上記実施の形態1と同様に構成されている。
実施の形態3においても、バスリング25,27のフランジ部14b間の隙間部に位置する部位が湾曲され、バスリング保持部21を構成する隔壁が周方向外側に突出しているので、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
実施の形態3では、バスリング保持部21を構成する隔壁のみが周方向外側に突出しているので、ボビン14Aの材料コストを低減できる。
実施の形態3では、バスリング保持部21の周方向の突出部には底部がない。そこで、バスリング保持部21を構成する隔壁を経由する軸方向の沿面距離が短くなると、バスリング25,26,27間の絶縁性が低下する。そこで、図12に示されるように、バスリング保持部21を構成する隔壁を、バスリング保持部21の底部より分割鉄心12側に突出させることが望ましい。
実施の形態4.
図13はこの発明の実施の形態4に係る回転電機の固定子に適用されるボビンを示す斜視図、図14はこの発明の実施の形態4に係る回転電機の固定子の要部断面図である。
図13において、ボビン14Bでは、バスリング保持部20,21間の隔壁と、バスリング保持部21,22間の隔壁と、バスリング保持部21の底部とのみを、周方向両側に突出させている。
なお、実施の形態4では、ボビン14に代えてボビン14Bを用いている点を除いて上記実施の形態1と同様に構成されている。
実施の形態4においても、バスリング25,27のフランジ部14b間の隙間部に位置する部位が湾曲され、バスリング保持部21を構成する隔壁が周方向外側に突出しているので、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
実施の形態4では、バスリング保持部21を構成する隔壁および底部のみが周方向外側に突出しているので、バスリング保持部21の突出部の内径側および外径側の部分を削除でき、ボビン14Bの材料コストを低減できる。
実施の形態4では、バスリング保持部21の周方向の突出部は底部がある。そこで、バスリング保持部21を構成する隔壁を経由する軸方向の沿面距離が短くなる問題がなく、バスリング25,26,27間の絶縁性を確保することができる。
実施の形態5.
図15はこの発明の実施の形態5に係る回転電機の固定子を軸方向一端側から見た要部端面図、図16はこの発明の実施の形態5に係る回転電機の固定子の要部断面図である。
図16および図16において、バスリング26のフランジ部14b間の隙間部に位置する部位が絶縁物35により被覆されている。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
実施の形態5においても、バスリング25,27のフランジ部14b間の隙間部に位置する部位が湾曲され、バスリング保持部21を構成する隔壁が周方向外側に突出しているので、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
実施の形態5によれば、バスリング26のフランジ部14b間の隙間部に位置する部位が絶縁物35により被覆されているので、バスリング25,26,27間の絶縁性が一層高められる。そこで、大型化することなく、高電圧化に対応できる回転電機が得られる。
ここで、絶縁物35は、絶縁紙や絶縁テープをバスリング26に巻く、バスリング26に粉体塗装処理やモールド処理を施す、絶縁部品をバスリング26に装着するなどの手段で作製される。バスリング25,27の湾曲部25a,27aが形成されているので、絶縁物35を設置するためのスペースを確保できる。
なお、上記実施の形態5では、バスリング26に絶縁物35を被覆しているが、バスリング25,27に絶縁物35を被覆してもよい。
また、上記実施の形態5では、実施の形態1において、バスリングに絶縁物を被覆しているが、他の実施の形態において、バスリングに絶縁物を被覆してもよい。
実施の形態6.
図17はこの発明の実施の形態6に係る回転電機の固定子を軸方向一端側から見た要部斜視図、図18Aはこの発明の実施の形態6に係る回転電機の固定子におけるコイル接続部の第1の端面形状を示す模式図、図18Bはこの発明の実施の形態6に係る回転電機の固定子におけるコイル接続部の第2の端面形状を示す模式図、図18Cはこの発明の実施の形態6に係る回転電機の固定子におけるコイル接続部の第3の端面形状を示す模式図である。
図17において、コイル接続部36が、コイル16の端末16aの直径より大きな周方向幅で、バスリング保持部20,21,22から軸方向外側に突出するようにバスリング25,26,27のそれぞれに形成されている。コイル16の端末16aがコイル接続部36に接続されている。
なお、他の構成は、上記実施の形態1と同様に構成されている。
実施の形態6においても、バスリング25,27のフランジ部14b間の隙間部に位置する部位が湾曲され、バスリング保持部21がバスリング保持部20,22に対して周方向外側に突出しているので、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
実施の形態6によれば、バスリング25,26,27のそれぞれに形成されたコイル接続部36がバスリング保持部20,21,22から軸方向外方に突出している。そこで、コイル16の端末16aと、当該端末16aが横切る他の相のバスリングとの間の空間距離が大きくなり、バスリング25,26,27間の絶縁性が高められる。また、コイル接続部36とコイル16の端末16aとを接合するときに、ボビン14と接合設備などのツールとの干渉が抑制されるので、固定子の組立性が向上される。また、コイル16の端末16aを軸方向外方から押さえるだけで、端末16aをコイル接続部36に接合できる。さらに、接合部近傍の熱容量を下げることができるので、溶接や蝋付け時に必要な熱量を下げることができ、ボビン14の溶融するような事態の発生を抑制できる。
つぎに、コイル接続部36の形状について説明する。まず、コイル接続部36の軸方向外方への突出端面が、図18Aに示されるように、平坦面となっている。この場合、コイル接続部36の形状が単純化し、加工が容易となる。
また、コイル接続部36の軸方向外方への突出端面が、図18Bおよび図18Cに示されるように、V字溝37aあるいは円弧溝37bとなっていてもよい。この場合、V字溝37a、円弧溝37bは、バスリング保持部20の軸方向に外方に位置し、コイル16の端末16aの位置決め溝として機能する。そこで、コイル16の端末16aの接合時に、端末16aがV字溝37aあるいは円弧溝37bに嵌合されるので、コイル16の成形ばらつきを許容でき、組み立てが容易となる。さらに、コイル16の端末16aがV字溝37aあるいは円弧溝37bにより位置決めされるので、組み立て精度が高められる。さらにまた、コイル16の端末16aがV字溝37aあるいは円弧溝37bに嵌合固定されるので、端末16aのクランプ機構などが不要となり、組み立てが容易となる。
なお、上記実施の形態6では、実施の形態1において、コイル接続部をバスリング保持部より突出するようにバスリングに形成しているが、他の実施の形態において、コイル接続部をバスリング保持部より突出するようにバスリングに形成してもよい。
実施の形態7.
図19はこの発明の実施の形態7に係る回転電機の固定子を軸方向一端側から見た要部斜視図、図20Aはこの発明の実施の形態7に係る回転電機の固定子におけるバスリングの第1の凹部形状を示す模式図、図20Bはこの発明の実施の形態6に係る回転電機の固定子におけるバスリングの第2の凹部形状を示す模式図、図20Cはこの発明の実施の形態6に係る回転電機の固定子におけるバスリングの第3の凹部形状を示す模式図である。
図19において、凹部38が、バスリング25,26の軸方向外方を向く面の、コイル16の端末16aが横切る領域、すなわちコイル16の端末16aと軸方向に重なる部位を窪ませて、形成されている。さらに、凹部38が、バスリング26,27の軸方向外方を向く面の、コイル16の端末の延長部と軸方向に重なる部位を窪ませて、形成されている。
なお、他の構成は、上記実施の形態6と同様に構成されている。
実施の形態7においても、バスリング25,27のフランジ部14b間の隙間部に位置する部位が湾曲され、バスリング保持部21がバスリング保持部20,22に対して周方向外側に突出している。また、コイル接続部36がバスリング保持部20,21,22から軸方向外方に突出している。そこで、実施の形態7においても、上記実施の形態6と同様の効果が得られる。
実施の形態7では、バスリング25,26の、コイル16の端末16aと軸方向に重なる部位に凹部38が形成されている。そこで、コイル16の端末16aと、当該端末16aが横切るバスリング25,26との間の空間距離が大きくなり、バスリング25,26,27間の絶縁性が高められる。これにより、コイル16の端末16aが横切るバスリング25,26の部位を樹脂モールドしたり、コイル16の端末16aとバスリング25,26との間に絶縁紙を配設したり、バスリング25,26から遠ざけるようにコイル16の端末16aを曲げるような、絶縁性を向上させる対策が不要となる。
また、バスリング26,27の、コイル16の端末の16a延長部と軸方向に重なる部位に凹部38が形成されている。そこで、コイル16の端末16aが接続されるコイル接続部36とバスリング25,26との間の空間距離が大きくなり、バスリング25,26、27との間の絶縁性が高められる。
つぎに、凹部38の形状につて説明する。まず、凹部38の形状は特に限定されないが、例えば、図20Aに示されるような台形形状の凹部38a、図20Bに示されるV字形状の凹部38b、図20Cに示されるような円弧形状の凹部38cとすることができる。
実施の形態8.
図21はこの発明の実施の形態8に係る回転電機の固定子に適用されるボビンを示す斜視図、図22はこの発明の実施の形態8に係る回転電機の固定子を示す要部断面図である。
図21において、バスリング嵌合凹部39が、ボビン14Cのバスリング保持部20,21,22のそれぞれの底部を窪ませて形成されている。嵌合突起40が、バスリング嵌合凹部39に嵌合可能に、バスリング25,26,27のそれぞれの軸方向内方を向く面に形成されている。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
実施の形態8においても、バスリング25,27のフランジ部14b間の隙間部に位置する部位が湾曲され、バスリング保持部21がバスリング保持部20,22に対して周方向外側に突出しているので、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
実施の形態8では、図22に示されるように、バスリング25が、嵌合突起40をバスリング嵌合凹部39に嵌め入れて、バスリング保持部20に収納されている。なお、バスリング26,27も、嵌合突起40をバスリング嵌合凹部39に嵌め入れて、バスリング保持部21,22に収納されている。したがって、バスリング25,26,27の断面積が多くなり、回転電機の性能が向上される。また、バスリング25,26,27をバスリング保持部20,21,22に挿入するだけで、バスリング25,26,27を位置決めできるので、組み立て性が高められる。また、バスリング保持部20,21,22にバスリング25,26,27を接着固定する場合、バスリング嵌合凹部39が接着剤溜まりとなり、接着過程での接着剤の垂れ落ちが抑えられ、組み立て性が高められる。
なお、上記実施の形態8では、実施の形態1において、ボビンのバスリング保持部の底部にバスリング嵌合凹部を設け、バスリング嵌合凹部に嵌合する嵌合突起をバスリングに設けているが、他の実施の形態において、ボビンのバスリング保持部の底部にバスリング嵌合凹部を設け、バスリング嵌合凹部に嵌合する嵌合突起をバスリングに設けてもよい。
なお、上記各実施の形態では、コアバック部の側面同士を突き合わせて環状に配列された分割鉄心の群を、圧入、焼き嵌めなどによりヨーク内に挿入、固定しているが、コアバック部の側面同士を突き合わせて環状に配列された分割鉄心の群を、溶接などにより接合一体化してもよい。さらに、接合一体化された分割鉄心の群を樹脂モールドしてもよい。
また、上記各実施の形態では、コイルの材料として丸線の導体線を用いているが、コイルの材料として、平角の導体線を用いてもよい。
また、上記各実施の形態では、U相、V相、およびW相のコイルをY結線して三相交流巻線を構成しているが、U相、V相、およびW相のコイルをΔ結線して三相交流巻線を構成してよい。
また、上記各実施の形態では、18個の分割鉄心を円環状に配列して固定子鉄心を構成しているが、分割鉄心の個数は18個に限定されない。
10 固定子、11 固定子鉄心、12 分割鉄心、12a コアバック部、12b ティース、14 ボビン、14a コイル巻回部、14b フランジ部、16 コイル、16a 端末、20 バスリング保持部(第1バスリング保持部)、21 バスリング保持部(第2バスリング保持部)、22 バスリング保持部(第1バスリング保持部)、25,26,27 バスリング、35 絶縁物、36 コイル接続部、37a V字溝(位置決め溝)、37b 円弧溝(位置決め溝)、38,38a,38b,38c 凹部、39 バスリング嵌合凹部、40 嵌合突起。

Claims (7)

  1. 円弧状のコアバック部および上記コアバック部の内周壁面から径方向内方に突出するティースを有する分割鉄心を、上記コアバック部の周方向の側面同士を突き合わせて円環状に配列して構成された固定子鉄心、上記分割鉄心の軸方向の両端面に配設された樹脂製のボビン、および上記ボビンを介して上記ティースに巻回されたコイルを有する固定子と、
    上記固定子の内周に同軸に配設された回転子と、を備える回転電機において、
    上記ボビンは、
    上記ティースの軸方向の端面に配置され、上記コイルが巻回されるコイル巻回部と、
    上記コアバック部の軸方向の端面に配置され、溝深さ方向を軸方向とし、溝方向を周方向とするバスリング保持部が径方向に離間して複数形成されたフランジ部と、を有し、
    複数の帯状平板のバスリングが、上記バスリング保持部に挿入されて、同心状に配設され、
    上記コイルの端末が、上記フランジ部の上部を径方向外方に延びて接続対象の上記バスリングのコイル接続部に接続されており、
    周方向に隣り合う上記フランジ部の間の隙間部における、径方向に隣り合う上記バスリングの間隔が、前記隙間部を除く周方向領域における、径方向に隣り合う上記バスリングの間隔より広くなっている回転電機。
  2. 複数の上記バスリング保持部は、第1バスリング保持部と、上記第1バスリング保持部より周方向外方に突出する第2バスリング保持部と、を有する請求項1記載の回転電機。
  3. 上記バスリングの上記隙間部に位置する部位が絶縁物で被覆されている請求項1又は請求項2記載の回転電機。
  4. 上記コイル接続部が、上記バスリング保持部から軸方向外方に突出している請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の回転電機。
  5. 上記コイルの端末を位置決めする位置決め溝が、上記コイル接続部の軸方向外方を向く面に形成されている請求項4記載の回転電機。
  6. 凹部が、上記バスリングの軸方向外方を向く面の、上記コイルの端末が横切る領域に形成されている請求項4又は請求項5記載の回転電機。
  7. 嵌合突起が上記バスリングの軸方向内方を向く面に形成され、
    バスリング嵌合凹部が、上記バスリング保持部の底部に形成され、
    上記バスリングが、上記嵌合突起を上記バスリング嵌合凹部に嵌合させて、上記バスリング保持部に保持されている請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の回転電機。
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