JP6338767B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

この発明は、回転電機に関し、特には回転電機の電機子巻線の構造に関するものである。
従来から、回転電機の固定子の電機子鉄心のスロットから突出した電機子巻線を構成するコイルの絶縁性を確保する技術が示されている(例えば、下記の特許文献1参照)。
この特許文献1では、径方向において互いに隣接する2本のコイルのスロットから突出した端部同士を周方向に同一方向に曲げた構造(以下、前者の構造)と、径方向において互いに隣接する2本のコイルのスロットから突出した端部同士を周方向に沿って互いに反対方向に曲げた構造(以下、後者の構造)がそれぞれ示されている。
特許第4186872号
径方向に例えば4本のコイルが配置されている場合、前者の構造では、径方向において互いに隣接する2本のコイルの端部同士は3相電圧の内で同相であり、同電位となるので、この2本のコイルの端部同士の間に絶縁紙を設けるのを省略することができる。同様に、径方向において互いに隣接する残りの2本のコイルの端部同士は3相電圧の内で同相であり、同電位となるので、この残りの2本のコイルの端部同士の間に絶縁紙を設けるのを省略することができる。よって、絶縁紙が必要となるのは、異なる相が接することとなるコイルの端部間であり、径方向に絶縁する絶縁紙を3枚から1枚に低減することができ、コイルエンドを小型化するとともに、簡素に製造できるという効果が得られる。
ここで、スロット内に径方向に、断面が平角状の複数本のコイルが積層配置されている場合、スロットから突出したコイルの端部を周方向に屈曲した場合、一般的に曲げの中立軸に対して、曲げの内側には径方向に膨出部が生じ、曲げの外側には径方向に減肉部が生じることが知られている。
そのため、前者の構造のように、径方向において互いに隣接する2本のコイルについて、スロットから突出したその端部同士を周方向に同一方向に曲げると、膨出部同士が突き合って互いに干渉し、コイルの端部を十分に屈曲できなくなる。このような膨出部同士の干渉を避けるには、径方向に予め膨出部が生じるだけの余裕の隙間を予め確保しておく必要が生じ、その結果、コイルの占積率が低下し、ひいては回転電機の出力が低下するという問題があった。
一方、後者の構造では、径方向に互いに隣接するコイルの端部同士は互いに反対方向に曲げているため、前者のように径方向で膨出部が干渉し合うような事態は生じないので、各コイル間の隙間を小さくすることができる。
しかし、スロットから突出した各々のコイルの端部同士は、径方向において全て異なる相となるので、各々のコイルの端部同士の間に全て絶縁紙を介在させる必要があり、絶縁紙の必要枚数が増加し、コイルエンドが大型化してしまうという問題があった。
この発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、小型高出力で生産性が高く、しかも絶縁性に優れた回転電機を得ることを目的としている。
この発明に係る回転電機は、
電機子巻線が円環状の電機子鉄心に装着されて構成される電機子を有する回転電機において、
上記電機子巻線は、上記電機子鉄心に形成されたスロットに収納されるスロット収納部と、上記スロットから外部に突出して上記スロット収納部の間を周方向に連結するスロット引出部とを有し、
同一の上記スロットに径方向に並べて収納された複数の上記スロット収納部と、それぞれの上記スロット収納部から軸方向に連結されたそれぞれの上記スロット引出部において、周方向に同じ向きに曲げられている2つのスロット引出部に繋がる互いに隣接する2つのスロット収納部間の上記電機子鉄心の軸方向端部における径方向の距離をX1、
周方向に同じ向きに曲げられている2つの上記スロット引出部間の径方向の距離をX2、周方向に互いに逆向きに曲げられている2つのスロット引出部に繋がる互いに隣接する2つの上記スロット収納部間の上記電機子鉄心の軸方向端部における径方向の距離をX3、周方向に互いに逆向きに曲げられている2つの上記スロット引出部間の径方向の距離をX4、としたとき、これらX1からX4の関係は、
X1X2、かつX3X4
となるように設定されていることを特徴とするものである。
この発明に係る回転電機によれば、径方向に隣接するスロット収納部から同一方向に曲げられたスロット引出部を有するため、各スロット引出部において同相が接するので、径方向の絶縁距離を小さくすることができ、コイルエンドを小型化するとともに、コイルの占積率を向上する効果がある。
また、同一方向に曲げられたスロット引出部の隣接するスロット収納部は、電機子鉄心の軸方向端部において径方向に所定の隙間が設けられているため、屈曲部内側に生じる径方向の膨出部同士の干渉を避けることができ、絶縁性を向上することができる。
さらに、同一方向に曲げられたスロット引出部の隙間を小さくすることで、反対方向に曲げられたスロット引出部との間の隙間を大きくすることができるので、この間の径方向の絶縁距離を大きく取ることができる。そのため、コイルエンドを小型化するとともにコイルの占積率を向上する効果がある。
この発明の実施の形態1に係る回転電機を示す正面片側断面図である。 実施の形態1の回転電機を構成する電機子と回転子を示す斜視図である。 実施の形態1の回転電機を構成する電機子を示す斜視図である。 実施の形態1の電機子の側面図である。 実施の形態1の電機子の平面図である。 実施の形態1の電機子を構成する電機子鉄心を示す平面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機の電機子に適用される電機子巻線を構成する1組の部分コイルを示す正面図である。 実施の形態1の1組の部分コイルの平面図である。 実施の形態1の1組の部分コイルの斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機の電機子鉄心に対する部分コイルの巻線状態を軸方向から見た断面模式図である。 部分コイルの端部を径方向に平行移動させるための加工状況を示す説明図である。 図10のA−A線に沿う断面模式図である。 図12のB−B線に沿う断面模式図である。 部分コイルを周方向に曲げた際に生じる変形状態の説明図である。 従来の回転電機に適用される電機子の図12に対応した断面模式図である。 この発明の実施の形態2に係る回転電機における電機子と回転子を示す斜視図である。 実施の形態2の回転電機における電機子の鉄心ブロックを示す斜視図である。 この発明の実施の形態2に係る回転電機の電機子に適用される電機子巻線を構成する部分コイルを示す正面図である。 実施の形態2の部分コイルの平面図である。 実施の形態2の部分コイルの斜視図である。 この発明の実施の形態2に係る回転電機の電機子鉄心に対する部分コイルの巻線状態を軸方向から見た断面模式図である。 図21のC−C線に沿う断面模式図である。 図22のD−D線に沿う断面模式図である。 図22のE−E線に沿う断面模式図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る回転電機を示す正面片側断面図、図2は実施の形態1の回転電機を構成する電機子と回転子を示す斜視図、図3は実施の形態1の回転電機を構成する電機子を示す斜視図である。また、図4は実施の形態1の電機子の側面図、図5は実施の形態1の電機子の平面図、図6は実施の形態1の電機子を構成する電機子鉄心を示す平面図である。
この実施の形態1における回転電機100は、ハウジング1を有し、このハウジング1は、上端部が縮径され下端部が拡径された略円筒状のフレーム2と、このフレーム2の拡径された下端部の開口を塞口する端板3とを備える。そして、フレーム2の縮径された上端部と端板3とにそれぞれベアリング4が設けられ、図示上下のベアリング4を介して回転軸5が回転自在に支持され、この回転軸5に回転子6が取り付けられている。また、フレーム2の内壁において回転子6と対向する箇所には所定の隙間を存して電機子7が固定されている。
回転子6は、ここでは永久磁石型回転子であって、軸心位置に挿通された回転軸5に固着された回転子鉄心8と、この回転子鉄心8の外周面側に埋設されて周方向に所定のピッチで配列されて磁極を構成する永久磁石9とを備える。なお、回転子6は、このような永久磁石式回転子に限定されず、絶縁しない回転子導体を、回転子鉄心8のスロットに収納して、両側を短絡環で短絡したかご形回転子や、絶縁した導体線を回転子鉄心8のスロットに装着した巻線形回転子を用いてもよい。
電機子7は、電機子鉄心12と、この電機子鉄心12に装着された電機子巻線13とを備えている。電機子鉄心12は、所定枚数の電磁鋼板を軸方向に積層、一体化して作製されており、円筒状のコアバック部12aと、このコアバック部12aの内周壁面から径方向内方に延設されたティース12bと、このティース12bにより形成されるスロット12cから構成されている。この場合、各ティース12bとスロット12cは、周方向に、等間隔に配列されている。そして、各ティース12bは周方向幅が径方向内方に向って漸次狭くなる先細り形状に形成されており、したがって、各スロット12cは、径方向内側に開口し、かつ軸方向から見た平面視で長方形となっている。
ここで、説明の便宜上、極数を8極、電機子鉄心12のスロット12cの数を48個、電機子巻線13を三相巻線とすると、スロット12cは毎極毎相当たり2個の割合で電機子鉄心12に形成されている。
図7は電機子巻線を構成する1組の部分コイルを示す正面図、図8は図7の1組の部分コイルの平面図、図9は図7の1組の部分コイルの斜視図である。また、図10は電機子鉄心に対する部分コイルの巻線状態を軸方向から見た断面模式図である。なお、図7には1組の部分コイルの周方向の片側に隣接する他の1組の部分コイルを二点鎖線で示している。
この実施の形態1において、電機子巻線13は、2種類の部分コイル14、15を有している。そして、これらの部分コイル14、15を1組として、その1組の部分コイル14、15を電機子鉄心12の周方向に1周回分連続的に接続することより、一層分の半分の電機子巻線13が構成されている。そして、各部分コイル14、15は、例えば、エナメル樹脂で絶縁被覆され、かつ接続部のない連続した銅線やアルミニウム線などからなる断面が平角状の導体線が用いられている。
ここで、一方の部分コイル14は、電機子鉄心12のスロット12cに収納される直棒状の2つのスロット収納部S1、S4と、スロット収納部S1、S4間を一体連結する接続部のない連続したターン部T1、T4と、スロット収納部S1、S4から個別に突出して周方向に互いに逆方向に屈曲された2つの脚部L1、L4とを有する。
同様に、他方の部分コイル15は、電機子鉄心12のスロット12cに収納される直棒状の2つのスロット収納部S2、S3と、スロット収納部S2、S3間を一体連結する接続部のない連続したターン部T2、T3と、スロット収納部S2、S3から個別に突出して周方向に互いに逆方向に屈曲された2つの脚部L2、L3とを有する。
ただし、この場合、各部分コイル14、15の互いに隣接する一対の脚部L1、L2同士、および一対の脚部L3、L4同士は、周方向に互いに同じ方向に屈曲されている。
なお、以下において、ターン部T1〜T4、および脚部L1〜L4を総称して、スロット引出部と称する。
一方の部分コイル14における一対のスロット収納部S1、S4の相互間の間隔、および他方の部分コイル15における一対のスロット収納部S2、S3の相互間の間隔は、周方向に6スロット分だけ距離が離れるように形成されている。この場合の6スロット分とは、連続する6つのティース12bを隔てたスロット12cの中心間の間隔であり、1磁極ピッチPに相当する。
また、各部分コイル14、15の一方の脚部L1、L2の末端部分は、各スロット収納部S1、S2から半磁極ピッチ(=P/2)分だけ距離が離れている。同様に、各部分コイル14、15の他方の脚部L4、L3の末端部分は、各スロット収納部S4、S3から半磁極ピッチ(=P/2)分だけ距離が離れている。
したがって、図10に示すように、例えば周方向Yに並んで形成された各スロット12cに対して図示左から右に向けて個別に通し番号を付すと、7番目のスロット12cにスロット収納部S1、S2が収納される場合、6スロット分離れた13番目のスロット12cにスロット収納部S3、S4が収納される。また、この1組の部分コイル14、15の周方向Yの片側(例えば左側)に隣接する他の1組の部分コイル14、15(図7、左隣りに二点鎖線で示す)に着目すると、1番目のスロット12cにスロット収納部S1、S2が収納される場合、6スロット分離れた7番目のスロット12cにスロット収納部S3、S4が収納される。
したがって、いま7番目のスロット12cのみに着目すれば、このスロット12cに図7の実線に示した部分コイル14、15のスロット収納部S1、S2が収納される場合、この部分コイル14、15の周方向左隣りに二点鎖線で示す部分コイル14、15のスロット収納部S3、S4が収納される。つまり、この7番目のスロット12cには、電機子鉄心12の径方向Rに、4層分のスロット収納部S1〜S4が収納される。他のスロット12cについても同様に4層分のスロット収納部S1〜S4が収納される。よって、一つのスロット12cに対して同時に4層分のスロット収納部S1〜S4が収納される各部分コイル14、15は、全て同一相となる。
各部分コイル14、15は、そのスロット収納部S1〜S4を電機子鉄心12のスロット12cに径方向Rから挿入し、次に、脚部L1〜L4を周方向Yに曲げた後、脚部L1〜L4の端末部を溶接等の接合手段により接合することでコイルを構成し、そのコイルに給電部や中性点等を接続して電機子巻線13が構成される。
図8からも分かるように、例えば一つの部分コイル14については、各脚部L1、L4を周方向Yにそれぞれ曲げる前に、一方の脚部L4を他方の脚部L1よりも径方向R内方に平行移動させておくことが望ましい。そのため、図11(a)に示すように、例えば一方の脚部L4を左右一対の金型61、62で挟み込み、図11(b)に示すように、両金型61、62で脚部L4を平行移動させる加工を事前に実施する。
図12は図10のA−A線に沿う断面模式図、図13は図12のB−B線に沿う断面模式図である。図12において図示左右方向が径方向R、図示上下方向が軸方向Zであり、また、図13において図示左右方向が径方向R、図示上下方向が周方向Yとなっている。
前述のように、ある一つのスロット12c(この例では7番目のスロット12c)に着目すれば、このスロット12cには1組の部分コイル14、15と、その周方向の片側に隣接する他の1組の部分コイル14,15(図7に二点鎖線で示す)によって電機子鉄心12の径方向Rに4層分のスロット収納部S1〜S4が収納されている。
この場合、互いに隣接する脚部L1、L2同士は同じ方向に曲げられ、また互いに隣接する他方の脚部L3、L4同士も同じ方向に曲げられているので、この脚部L1、L2、およびL3、L4の相互間には同相の電位差しか生じない。このため、絶縁距離を小さくできるので、絶縁紙等の絶縁部材を省略でき、生産性を向上する効果がある。同様に、互いに隣接するターン部T1、T2同士は同じ方向に曲げられ、また互いに隣接する他方のターン部T3、T4同士も同じ方向に曲げられているので、この間には同相の電位差しか生じない。このため、絶縁距離を小さくでき絶縁部材を省略でき、生産性を向上する効果がある。
なお、2つの脚部L2、L3の間及び、ターン部T2、T3の間には、それぞれ電機子7の軸心と同軸の軸心を有する円環状の絶縁部材35を設けてもよい。絶縁部材35を設けることで、異なる相間の部分コイルとの径方向の絶縁距離を確保することができるので、絶縁性を向上できるという効果がある。
図14(a)は部分コイルの脚部を周方向に曲げた際に、スロット収納部との境界部分に生じる変形状態の説明図であり、図14(b)は図14(a)のスロット収納部S2に対応した部分拡大図である。なお、図14(a)、(b)において、図13に対応して図示左右方向が径方向R、図示上下方向が周方向Yとなっている。
部分コイル14、15を周方向Yに曲げる際、曲げ内側に圧縮応力が作用し、曲げ外側に引張応力が作用する。このとき、曲げ応力が”0”となる中立軸Nを境として、内側に径方向Rに膨らむ膨出部Qeが生じ、外側に径方向Rに薄くなる減肉部Qsが生じる。
ここで、各スロット収納部S1〜S4のスロット12cから突出する上下の端部において、スロット収納部S1とS2の間、およびスロット収納部S3とスロット収納部S4の間のそれぞれには、それぞれ膨出部Qeが生じるので、膨出部Qe同士の干渉を避ける上で、それらの間には径方向Rに一定の隙間を設ける必要がある。一方、スロット収納部S2とスロット収納部S3から突出する脚部L2とL3は周方向Yに逆向きに曲げられているため、膨出部Qeと減肉部Qsが互いに干渉することがなく、したがって、スロット収納部S2とスロット収納部S3同士の隙間を小さくすることができる。
いま、図12に示すように、一つのスロット12c内にスロット収納部がS1〜S4の4層分収納されている場合に、径方向Rに並ぶ脚部L1〜L4の相互間の各隙間をG12、G22、G32と、径方向Rに並ぶターン部T1〜L4の相互間の各隙間をG14、G24、G34と、スロット収納部S1〜S4の脚部L1〜L4に連なる側の各相互間の隙間をG11、G21、G31と、スロット収納部S1〜S4のターン部T1〜T4に連なる側の各相互間の隙間をG13、G23、G33とすれば、膨出部Qe同士の干渉を避ける上で、次の寸法関係を満たすことが好ましい。
G11≧G12 (1)
G13≧G14 (2)
G21≦G22 (3)
G23≦G24 (4)
G31≧G32 (5)
G33≧G34 (6)
部分コイル14、15を、金型を用いて成形する上では、上記の各間隔を微細に規定するよりも、実際にはG11≒G31≒G13≒G33とし、また、G12≒G32≒G14≒G34とし、G21≒G23とし、G22≒G24として形成するのが容易である。よって、G11、G31、G13、G33を同じ距離X1とし、G12、G32、G14、G34を同じ距離X2、G21、G23を同じ距離X3とし、さらにG22、G24を同じ距離X4とすれば、上記の(1)〜(6)の関係は、次のように集約される。
X1≧X2 (7)
X3≦X4 (8)
つまり、実際に膨出部Qe同士の干渉を避ける上では(7)、(8)の関係を同時に満たすことが好ましい。
このような寸法関係とすることにより、同一方向に曲げられたスロット引出部の距離X2(G11、G31、G13、G33)を小さくし、反対方向に曲げられたスロット引出部間の距離X4(G22、G24)を大きくすることができるので、この間の径方向の絶縁距離を大きく取ることができる。そのため、コイルエンドの径方向Rの厚みF1(図12参照)を、図15に示す前述の特許文献1において、径方向において互いに隣接する2本の部分コイルのスロットから突出した端部同士を周方向に同一方向に曲げた構造とした場合のコイルエンドの径方向Rの厚みF2と比較して、小さくする効果がある。また、スロット12cにおけるコイルの占積率を向上して回転電機100の高出力化を図れる効果がある。
また、膨出部Qeの径方向の寸法G5(図14(a)参照)に対しては、以下のような寸法関係となるように設定することが望ましい。
2G5≦G11 (9)
2G5≦G13 (10)
2G5≦G31 (11)
2G5≦G33 (12)
この場合もG11、G31、G13、G33が同じ距離X1になっているとすれば、上記の(9)〜(12)の関係は、
2G5≦X1 (13)
と集約される。このような寸法関係とすることで、曲げ加工時に生じる膨出部Qe同士が接触しないため、絶縁性を向上する効果がある。
なお、ここでは絶縁部材35を用いて説明したが、必要に応じて省略してもよい。また、膨出部Qeは曲げ前もしくは曲げ後に径方向Rに潰して平坦にすることで膨出部Qe同士の干渉を避けることが考えられるが、その場合、余分な工数が増えて製造コストが増大するとともに、絶縁被膜へのダメージが大きくなり絶縁性が低下するおそれがある。この発明においては、膨出部Qeを潰す場合と比較すると安価に製造できるとともに絶縁被膜へのダメージを低減して絶縁性を向上する効果がある。
実施の形態2.
図16はこの発明の実施の形態2に係る回転電機における電機子と回転子を示す斜視図、図17は同回転電機における電機子の鉄心ブロックを示す斜視図であり、図1〜図5に示した実施の形態1と対応する構成部分には同一の符号を付す。
ここでは、実施の形態2について、実施の形態1と異なる構成点についてのみ説明する。
電機子7は、電機子鉄心12および電機子巻線13により構成される。ここで、電機子鉄心12は、図17に示す鉄心ブロック21を備える。鉄心ブロック21は、所定枚数の電磁鋼板を積層一体化して作製されており、断面円弧形のコアバック部21aと、コアバック部21aの内周壁面から径方向内方に延設された2本のティース21bと、このティース21bにより形成されるスロット21cから構成されている。
そして、この鉄心ブロック21の複数個(ここでは24個分)を、ティース21bを径方向内方に向けかつコアバック部21aの周方向の側面同士を突き合わせて周方向に順次配列して円環状に配置することにより電機子鉄心12が構成されている。
図18はこの発明の実施の形態2に係る回転電機に適用される電機子の電機子巻線を構成する部分コイルを示す正面図、図19は図18の部分コイルの平面図、図20は図18の部分コイルの斜視図である。また、図21はこの発明の実施の形態2に係る回転電機の電機子鉄心に対する部分コイルの巻線状態を軸方向から見た断面模式図である。
この実施の形態2においては、図18〜図20に示す構成の部分コイル16を有し、各部分コイル16を周方向に48個配列することで電機子巻線13が構成されている。各部分コイル16は、例えば、エナメル樹脂で絶縁被覆された、かつ接続部のない連続した銅線やアルミニウム線などからなる断面が平角状の導体線を、δ字状に巻回した形状となっている。
すなわち、各部分コイル16は、スロット21cに収納される直棒状の6つのスロット収納部S1〜S6と、スロット収納部S1〜S6間を一体連結するターン部T1〜T10と、2つのスロット収納部S1、S6から個別に突出して周方向に互いに逆方向に屈曲された2つの脚部L1、L2とを有する。なお、以下において、ターン部T1〜T10、および脚部L1、L2を総称してスロット引出部と称する。
そして、この部分コイル16における2つのスロット収納部S2、S6は周方向Yにおいて重複した位置に、3つのスロット収納部S1、S3、S5も周方向Yにおいて重複した位置に、それぞれ収納されているが、スロット収納部S2、S6と、スロット収納部S1、S3、S5とは、周方向に6スロット分(=1磁極ピッチP)だけ距離が離れている。また、スロット収納部S1、S3、S5とスロット収納部S4についても、周方向に6スロット分(=1磁極ピッチP)だけ距離が離れている。
また、一方の脚部L1の末端部分は、スロット収納部S1、S3、S5から半磁極ピッチ(=P/2)分だけ距離が離れている。同様に、他方の脚部L2の末端部分は、スロット収納部S2、S6から半磁極ピッチ(=P/2)分だけ距離が離れている。
したがって、図21に示すように、例えば周方向Yに並んで形成された各スロット21cに対して図示左から右に向けて個別に通し番号を付すと、1番目のスロット21cにスロット収納部S2、S6が収納される場合、6スロット分離れた7番目のスロット21cにはスロット収納部S1、S3、S5が収納され、さらに6スロット分離れた13番目のスロット21cにはスロット収納部S4が収納される。
したがって、いま7番目のスロット21cのみに着目すれば、この7番目のスロット21cに図18〜図20に示した部分コイル16のスロット収納部S1、S3、S5が収納されるとした場合、この部分コイル16を中心として、その周方向の一方に、径方向に一部が重複して隣り合う図示しない部分コイル16のスロット収納部S4が、同じ7番目のスロット21cに収納される。また、この部分コイル16の周方向の他方に、径方向に一部が重複して隣り合う図示しない部分コイル16のスロット収納部S2、S6が、同じ7番目のスロット21cに収納される。よって、この7番目の一つのスロット12cに対しては、径方向Rに並べて3つの部分コイル16から、6層分のスロット収納部S1〜S6が収納される。他のスロット21cについても同様に、3つの部分コイル16から、6層分のスロット収納部S1〜S6が収納される。よって、一つのスロット21cに対して同時にS1〜S6の6層分のスロット収納部が収納される各部分コイルは、全て同一相となる。
各部分コイル16を周方向Yに48個分配列して脚部L1、L2の端末部を周方向Yに曲げた後、脚部L1、L2の端末部を溶接等の接合手段により接合し、さらに給電部や中性点等を接続して電機子巻線13が構成される。そして、各鉄心ブロック21のスロット21cを各スロット収納部S1〜S6に対して径方向Rから挿入することで電機子7を得る。
図22は図21のC−C線に沿う断面模式図、図23は図22のD−D線に沿う断面模式図、図24は図22のE−E線に沿う断面模式図である。図22において左右方向が径方向R、上下方向が軸方向Zであり、また、図23、図24において左右方向が径方向R、上下方向が周方向Yとなっている。
いま、一つのスロット21c内に、6層分のスロット収納部S1〜S6が収納されている場合、図22に示すように、脚部L1、L2側の各スロット収納部S1〜S5の上端における相互間の各隙間をG11、G21、G31、G41とし、また、スロット21cから軸方向Z外部に突出した脚部L1、L2およびターン部T3、T4、T7、T8の相互間の各間隔をG12、G22、G32、G42とする。また、脚部L1、L2側と反対側のスロット収納部S1〜S6の下端における相互間の各隙間をG13、G23、G33、G43、G53とし、また、スロット21cから軸方向Z外部に突出したターン部T1、T2、T5、T6、T9、T10の各相互間の隙間をG14、G24、G34、G44、G54とすれば、膨出部Qe同士の干渉を避ける上で、次の寸法関係を満たすことが好ましい。
G11≧G12 (14)
G13≦G14 (15)
G21≦G22 (16)
G23≧G24 (17)
G31≧G32 (18)
G33≦G34 (19)
G41≦G42 (20)
G43≧G44 (21)
G53≦G54 (22)
実施の形態1の場合と同様、部分コイル16を金型を用いて成形する上では、上記の各間隔を微細に規定するよりも、実際にはG11≒G31≒G23≒G43とし、また、G32≒G24≒G44とし、G21≒G41≒G13≒G33≒G53とし、さらに、G22≒G42≒G14≒G34≒G14として形成するのが容易である。よって、G11、G31、G23、G43を同じ距離X1とし、G12を距離X2とし、また、G21、G41、G13、G33、G53を同じ距離X3とし、さらにG22、G42、G14、G34、G14を同じ距離X4とし、また、G32、G24、G44を同じ距離X5とすれば、上記の(14)〜(22)の関係は、次のように集約される。
X1≧X2 (23)
X3≦X4 (24)
X1≧X5 (25)
この場合、X2>X5なので、実際に膨出部Qe同士の干渉を避ける上では(23)、(24)の関係を同時に満たすことが好ましい。
このような寸法関係とすることで、実施の形態1の場合と同様、コイルエンドの径方向Rの厚みを小さくすることができるので、コイルエンドを小型化する効果がある。また、スロット21cにおけるコイルの占積率を向上して回転電機の高出力化を図れる効果がある。
また、膨出部Qeの径方向の寸法G5に対しては、以下のような寸法関係となるように設定することが望ましい。
2G5≦G11 (26)
2G5≦G23 (27)
2G5≦G31 (28)
2G5≦G43 (29)
この場合もG11、G23、G31、G43が同じ距離X1になっているとすれば、上記の(26)〜(29)の関係は、
2G5≦X1 (30)
と集約される。このような寸法関係とすることで、曲げ加工時に生じる膨出部Qe同士が接触しないため、絶縁性を向上する効果がある。
なお、ここでは絶縁部材35を用いて説明したが、必要に応じて省略してもよい。また、この実施の形態2ではスロット21c内に6層分のスロット収納部S1〜S6が収納されている場合を前提として説明したが、(2N+2)層(Nは1以上の整数)の場合についてもこの発明を適用することができる。
なお、この発明は上記の実施の形態1、2の構成のみに限定されるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、各構成に変形を加えたり、構成の一部を省略することが可能である。

Claims (8)

  1. 電機子巻線が円環状の電機子鉄心に装着されて構成される電機子を有する回転電機において、
    上記電機子巻線は、上記電機子鉄心に形成されたスロットに収納されるスロット収納部と、上記スロットから外部に突出して上記スロット収納部の間を周方向に連結するスロット引出部とを有し、
    同一の上記スロットに径方向に並べて収納された複数の上記スロット収納部と、それぞれの上記スロット収納部から軸方向に連結されたそれぞれの上記スロット引出部において、周方向に同じ向きに曲げられている2つのスロット引出部に繋がる互いに隣接する2つのスロット収納部間の上記電機子鉄心の軸方向端部における径方向の距離をX1、
    周方向に同じ向きに曲げられている2つの上記スロット引出部間の径方向の距離をX2、周方向に互いに逆向きに曲げられている2つのスロット引出部に繋がる互いに隣接する2つの上記スロット収納部間の上記電機子鉄心の軸方向端部における径方向の距離をX3、周方向に互いに逆向きに曲げられている2つの上記スロット引出部間の径方向の距離をX4、としたとき、これらX1からX4の関係は、
    X1>X2、かつX3<X4
    となるように設定されている回転電機。
  2. 上記スロット収納部を連結する上記スロット引出部の内の少なくとも一つは、接合部のない連続した導体からなる請求項1に記載の回転電機。
  3. 周方向に互いに逆向きに曲げられている2つのスロット引出部の径方向の間には、上記電機子の軸心と同軸の軸心を有する円環状の絶縁部材が挿入されている請求項1または請求項2に記載の回転電機。
  4. 上記スロット引出部に形成される径方向に膨らむ膨出部の径方向の寸法は、上記X1よりも小さくなるように設定されている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の回転電機。
  5. 上記電機子巻線を構成する最小単位の部分コイルは、
    3つ以上の上記スロット収納部が、連続する接合部のない上記スロット引出部により順次連結されている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の回転電機。
  6. 上記電機子巻線を構成する最小単位の部分コイルは、4つの上記スロット収納部を有し、各上記スロット収納部について、それぞれが上記スロット内で収納される位置に対して、径方向内側から順次、第1から第4の番号を付して定義すると、1つのスロットに収納された第1のスロット収納部と他のスロットに収納された第4のスロット収納部とは接合部のないスロット引出部で接続されており、かつ、上記第1のスロット収納部と同じスロットに収納された第2のスロット収納部と、上記第4のスロット収納部と同じスロットに収納された第3のスロット収納部とが接合部のないスロット引出部で接続されており、
    上記接合部のないスロット引出部の側において、第1のスロット収納部および第2のスロット収納部に繋がるそれぞれのスロット引出部が互いに同一方向に曲げられており、第3のスロット収納部および第4のスロット収納部に繋がるそれぞれのスロット引出部が互いに同一方向かつ第1のスロット収納部と第2のスロット収納部から出たそれぞれのスロット引出部とは逆向きに曲げられている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の回転電機。
  7. 上記電機子巻線を構成する最小単位の部分コイルは、4つの上記スロット収納部を有し、各上記スロット収納部について、それぞれが上記スロット内で収納される位置に対して、径方向内側から順次、第1から第4の番号を付して定義すると、1つのスロットに収納された第1のスロット収納部と他のスロットに収納された第4のスロット収納部とは接合部のないスロット引出部で接続されており、かつ、上記第1のスロット収納部と同じスロットに収納された第2のスロット収納部と、上記第4のスロット収納部と同じスロットに収納された第3のスロット収納部とが接合部のないスロット引出部で接続されており、
    上記接合部のないスロット引出部とは逆側において第1のスロット収納部および第2のスロット収納部に繋がるそれぞれのスロット引出部が互いに同一方向に曲げられており、かつ第3のスロット収納部および第4のスロット収納部に繋がるそれぞれのスロット引出部が互いに同一方向かつ第1のスロット収納部と第2のスロット収納部から出たそれぞれのスロット引出部とは逆向きに曲げられている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の回転電機。
  8. 上記電機子巻線を構成する最小単位の部分コイルは、4つの上記スロット収納部を有し、各上記スロット収納部について、それぞれが上記スロット内で収納される位置に対して、径方向内側から順次、第1から第4の番号を付して定義すると、1つのスロットに収納された第1のスロット収納部と他のスロットに収納された第4のスロット収納部とは接合部のないスロット引出部で接続されており、かつ、上記第1のスロット収納部と同じスロットに収納された第2のスロット収納部と、上記第4のスロット収納部と同じスロットに収納された第3のスロット収納部とが接合部のないスロット引出部で接続されており、
    上記接合部のないスロット引出部の側において、第1のスロット収納部および第2のスロット収納部に繋がるそれぞれのスロット引出部が互いに同一方向に曲げられており、第3のスロット収納部および第4のスロット収納部に繋がるそれぞれのスロット引出部が互いに同一方向かつ第1のスロット収納部と第2のスロット収納部から出たそれぞれのスロット引出部とは逆向きに曲げられており、
    かつ、上記接合部のないスロット引出部とは逆側において第1のスロット収納部および第2のスロット収納部に繋がるそれぞれのスロット引出部が互いに同一方向に曲げられており、かつ第3のスロット収納部および第4のスロット収納部に繋がるそれぞれのスロット引出部が互いに同一方向かつ第1のスロット収納部と第2のスロット収納部から出たそれぞれのスロット引出部とは逆向きに曲げられている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の回転電機。
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