JPH0210780Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0210780Y2 JPH0210780Y2 JP1984191550U JP19155084U JPH0210780Y2 JP H0210780 Y2 JPH0210780 Y2 JP H0210780Y2 JP 1984191550 U JP1984191550 U JP 1984191550U JP 19155084 U JP19155084 U JP 19155084U JP H0210780 Y2 JPH0210780 Y2 JP H0210780Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slot
- armature
- opening
- core
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000007858 starting material Substances 0.000 description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
この考案は、アマチユア、例えば、スタータモ
ータ等の小型電動機に使用されるアマチユアの改
良に関するものである。 〔従来の技術〕 第2図a及びbは例えば従来のスタータモータ
に装着される直流電動機のアマチユアコアを示す
もので、第2図aはセミクローズド(半開)方式
のスロツト2を有するアマチユアコア1であり、
スロツト開口部3が幅lに構成される。上記スロ
ツト2には図示しない電機子コイルが巻装され、
直流(交番電流)が通電され、スロツト2の周囲
にはΦなる磁束が流れる。第2図bはクローズド
(全閉)方式のアマチユアコア4でスロツト5が
設けられ、電機子コイル(図示せず)がスロツト
5に巻装される。 上述の如くのアマチユアコアは、必要枚数積層
され、整流子と共に組付がなされ、アマチユアが
完成される。 〔考案が解決しようとする問題点〕 来のアマチユアコアのスロツトは以上の如く構
成されているが開口型スロツトの場合、スロツト
開口部幅lはコイルを巻装し易いように最適値よ
り大きく設計してあり、スロツトピツチSPの
0.14倍以上になつている。このため大きなスロツ
ト開口幅によつてトルク特性や出力特性等の電気
特性が悪化し、理論計算値より実際値が小さくな
つてしまうという問題点があつた。しかも、装置
の最適設計が固難であり、また最適点から外れる
ことによるモーターの大型化などの問題点があつ
た、また、全閉形スロツトの場合は、トルク特性
や出力特性等が開口形のものに比べて劣つてお
り、しかも、コイルの巻装が困難であるという問
題点があつた。 この考案は上記のような問題点を解消するため
になされたもので、開口形アマチユアの電気特性
を最適にして、装置の最適設計を可能にするアマ
チユアコアより成るアマチユアを得ることを目的
とする。 〔問題点を解決するための手段〕 この考案に係るアマチユアでは、アマチユアコ
アのスロツト開口部幅をスロツトピツチの0.07〜
0.12倍としたものである。 〔作用〕 この考案においては、スロツト開口部幅が最適
に設計されることになり、スロツト開口部を通過
する磁束Φが適当量となりトルク特性や出力特性
等の電気特性が向上する。 〔実施例〕 以下に、この考案の一実施例について第1図に
従つて説明する。第1図はセミクローズドタイプ
のアマチユアコアを示し、1はアマチユアコア
で、開口部幅lの開口部3を有したスロツト2を
有し、このスロツトにはそれぞれ4本の電機子コ
イル6が巻装されている。 この考案では開口部幅lは、後述する様に、ス
ロツトピツチSP0.07〜0.12となる様に設定してあ
り、従来のものに比べて狭くなつている。従つ
て、従来のアマチユアコアに巻装するコイルと同
径のコイルを巻装する場合は開口部3を介して巻
装することが困難であるため、この実施例では全
閉形のスロツト2内にコイル6を巻装した後、コ
ア1の外面を軸方向に切削して形成してある。し
かし、コイル6の径が小さい場合は、開口部3を
形成した後、この開口部3を介してコイル6を巻
装しても良い。 以下に、開口部幅lとモータの電気特性につい
ての理論的考察と実験結果について述べる。 理論的には第1図に示す開口部幅lが小さい
程、モーターのカーター係数(見かけ上の空〓
長/実際の空〓長の比)が小さくなり、モーター
の磁気回路抵抗が減少しトルク特性が向上するの
であるが、逆にlを小さくしてゆくと第1図に示
すΦが大きくなり、空〓部の磁束の疏密の発生が
少くなりトルクの発生が少くなる。またこの場
合、電機子コイルのインダクタンスが増加し、整
流作用が悪化し出力特性が低下する等の性質があ
る。上記理論的考察の下に、考案者らは最適のl
を求めるために(スロツト開口部幅=l)/(ス
ロツトピツチ=SP)を0.03〜0.16の範囲で変化さ
せて出力特性を比較・実験した。その結果を表に
示す。
ータ等の小型電動機に使用されるアマチユアの改
良に関するものである。 〔従来の技術〕 第2図a及びbは例えば従来のスタータモータ
に装着される直流電動機のアマチユアコアを示す
もので、第2図aはセミクローズド(半開)方式
のスロツト2を有するアマチユアコア1であり、
スロツト開口部3が幅lに構成される。上記スロ
ツト2には図示しない電機子コイルが巻装され、
直流(交番電流)が通電され、スロツト2の周囲
にはΦなる磁束が流れる。第2図bはクローズド
(全閉)方式のアマチユアコア4でスロツト5が
設けられ、電機子コイル(図示せず)がスロツト
5に巻装される。 上述の如くのアマチユアコアは、必要枚数積層
され、整流子と共に組付がなされ、アマチユアが
完成される。 〔考案が解決しようとする問題点〕 来のアマチユアコアのスロツトは以上の如く構
成されているが開口型スロツトの場合、スロツト
開口部幅lはコイルを巻装し易いように最適値よ
り大きく設計してあり、スロツトピツチSPの
0.14倍以上になつている。このため大きなスロツ
ト開口幅によつてトルク特性や出力特性等の電気
特性が悪化し、理論計算値より実際値が小さくな
つてしまうという問題点があつた。しかも、装置
の最適設計が固難であり、また最適点から外れる
ことによるモーターの大型化などの問題点があつ
た、また、全閉形スロツトの場合は、トルク特性
や出力特性等が開口形のものに比べて劣つてお
り、しかも、コイルの巻装が困難であるという問
題点があつた。 この考案は上記のような問題点を解消するため
になされたもので、開口形アマチユアの電気特性
を最適にして、装置の最適設計を可能にするアマ
チユアコアより成るアマチユアを得ることを目的
とする。 〔問題点を解決するための手段〕 この考案に係るアマチユアでは、アマチユアコ
アのスロツト開口部幅をスロツトピツチの0.07〜
0.12倍としたものである。 〔作用〕 この考案においては、スロツト開口部幅が最適
に設計されることになり、スロツト開口部を通過
する磁束Φが適当量となりトルク特性や出力特性
等の電気特性が向上する。 〔実施例〕 以下に、この考案の一実施例について第1図に
従つて説明する。第1図はセミクローズドタイプ
のアマチユアコアを示し、1はアマチユアコア
で、開口部幅lの開口部3を有したスロツト2を
有し、このスロツトにはそれぞれ4本の電機子コ
イル6が巻装されている。 この考案では開口部幅lは、後述する様に、ス
ロツトピツチSP0.07〜0.12となる様に設定してあ
り、従来のものに比べて狭くなつている。従つ
て、従来のアマチユアコアに巻装するコイルと同
径のコイルを巻装する場合は開口部3を介して巻
装することが困難であるため、この実施例では全
閉形のスロツト2内にコイル6を巻装した後、コ
ア1の外面を軸方向に切削して形成してある。し
かし、コイル6の径が小さい場合は、開口部3を
形成した後、この開口部3を介してコイル6を巻
装しても良い。 以下に、開口部幅lとモータの電気特性につい
ての理論的考察と実験結果について述べる。 理論的には第1図に示す開口部幅lが小さい
程、モーターのカーター係数(見かけ上の空〓
長/実際の空〓長の比)が小さくなり、モーター
の磁気回路抵抗が減少しトルク特性が向上するの
であるが、逆にlを小さくしてゆくと第1図に示
すΦが大きくなり、空〓部の磁束の疏密の発生が
少くなりトルクの発生が少くなる。またこの場
合、電機子コイルのインダクタンスが増加し、整
流作用が悪化し出力特性が低下する等の性質があ
る。上記理論的考察の下に、考案者らは最適のl
を求めるために(スロツト開口部幅=l)/(ス
ロツトピツチ=SP)を0.03〜0.16の範囲で変化さ
せて出力特性を比較・実験した。その結果を表に
示す。
以上の様に、この考案では、スロツト開口部幅
をスロツトピツチの0.07〜0.12倍としたのでアマ
チユアの設計が容易かつ最適となり、トルク特性
等の電気特性が最適となるアマチユアを提供する
ことができる。
をスロツトピツチの0.07〜0.12倍としたのでアマ
チユアの設計が容易かつ最適となり、トルク特性
等の電気特性が最適となるアマチユアを提供する
ことができる。
第1図はこの考案の一実施例によるアマチユア
コアを示す図、第2図a及びbは各々従来のアマ
チユアコアの要部を示す正面図である。 1……アマチユアコア、2……スロツト、3…
…スロツト開口部、l……スロツト開口部幅、
SP……スロツトピツチ、Φ……磁束である。な
お、各図中同一符号は同一または相当部分を示
す。
コアを示す図、第2図a及びbは各々従来のアマ
チユアコアの要部を示す正面図である。 1……アマチユアコア、2……スロツト、3…
…スロツト開口部、l……スロツト開口部幅、
SP……スロツトピツチ、Φ……磁束である。な
お、各図中同一符号は同一または相当部分を示
す。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 円周方向にアマチユアコイルが巻装される複
数の開口形のスロツトが設けられたアマチユア
コアより成るアマチユアにおいて、上記スロツ
トの開口部幅をスロツトピツチの0.07〜0.12倍
としたことを特徴とするアマチユア。 (2) アマチユアコアはスロツト開口部がスロツト
中央部より狭く形成されたセミクローズドタイ
プであることを特徴とする実用新案登録請求の
範囲第1項記載のアマチユア。 (3) スロツト開口部は、アマチユアコイルが巻装
された全閉形スロツトを有するコアの外面を軸
方向に削除して形成したことを特徴とする実用
新案登録請求の範囲第1項または第2項記載の
アマチユア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984191550U JPH0210780Y2 (ja) | 1984-12-18 | 1984-12-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984191550U JPH0210780Y2 (ja) | 1984-12-18 | 1984-12-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61108045U JPS61108045U (ja) | 1986-07-09 |
JPH0210780Y2 true JPH0210780Y2 (ja) | 1990-03-16 |
Family
ID=30748990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984191550U Expired JPH0210780Y2 (ja) | 1984-12-18 | 1984-12-18 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0210780Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4780635A (en) * | 1987-02-27 | 1988-10-25 | General Electric Company | Dynamo-electric machine lamination construction |
JP3107177B2 (ja) * | 1992-07-27 | 2000-11-06 | 株式会社安川電機 | 電動機のステータ |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5414881U (ja) * | 1977-07-01 | 1979-01-31 | ||
JPS55985A (en) * | 1979-03-15 | 1980-01-07 | Sanyo Jido Hanbaiki Kk | Trouble indicator in automatic selling machine |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55985B2 (ja) * | 1973-09-11 | 1980-01-11 | ||
JPS5414881Y2 (ja) * | 1974-07-25 | 1979-06-18 | ||
JPS59189439U (ja) * | 1983-06-02 | 1984-12-15 | 株式会社三協精機製作所 | 小型直流電動機の界磁石 |
-
1984
- 1984-12-18 JP JP1984191550U patent/JPH0210780Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5414881U (ja) * | 1977-07-01 | 1979-01-31 | ||
JPS55985A (en) * | 1979-03-15 | 1980-01-07 | Sanyo Jido Hanbaiki Kk | Trouble indicator in automatic selling machine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61108045U (ja) | 1986-07-09 |
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