JPH0526920Y2 - - Google Patents

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JPH0526920Y2
JPH0526920Y2 JP7981488U JP7981488U JPH0526920Y2 JP H0526920 Y2 JPH0526920 Y2 JP H0526920Y2 JP 7981488 U JP7981488 U JP 7981488U JP 7981488 U JP7981488 U JP 7981488U JP H0526920 Y2 JPH0526920 Y2 JP H0526920Y2
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JP
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coil
bobbin
wound
space
core
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JP7981488U
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JPH023152U (ja
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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Synchronous Machinery (AREA)
  • Windings For Motors And Generators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、発電機に関する。
従来技術 最近の車両搭載用の交流発電機にあつては、小
形化を図りながらも、車両電気負荷の増加に対応
できるように高出力化が強く求められており、そ
のため発電機コイルの占積率を向上させながらコ
イル巻回数を増加させる必要があるものとなつて
いる。
そのため従来では、発電機の回転子コイルをボ
ビンに巻装させる際に、コイルの巻き始めの素線
をボビンの鍔部内面に沿つて引き出すようにする
のでは、その引き出しの素線が邪魔してその分コ
イルの巻回数が低下してしまうので、ボビンの鍔
部内面に溝を設けて、コイルの巻き始めの素線を
その溝内に逃がして外部に引き出すようにするな
どのコイルの巻き始めの素線の引出し処理を適宜
なして、ボビンに巻装されるコイルの巻回数を上
げる手段を講ずるようにしている。
しかしこのような手段では、ボビンに巻装され
るコイルの巻回数を上げるのに限界があり、発電
機の回転子コイルの占積率を向上させながらその
コイル巻回数を増加させるという充分な効果を得
ることができないものとなつている。
目 的 本考案は以上の点を考慮してなされたもので、
発電機の回転子コイルの占積率を向上させながら
そのコイル巻回数を有効に増加させることができ
るようにした発電機を提供するものである。
構 成 以下、添付図面を参照して本考案の一実施例に
ついて詳述する。
本考案による発電機は、第1図に示すように、
発電機の回転子として、外周部に複数の磁極爪1
が設けられた一対のコア材21,22を、その各
磁極爪1が相互に噛合するように組み合せること
によつて形成されるコア3の空間部に、コイル4
が巻装されたボビン5がはめ込まれているものに
あつて、コア3における磁極爪1とボビン5に巻
装されたコイル4とのあいだの空間6にコイル巻
回部7を設け、そのコイル巻回部7に、ボビン5
に巻装されたコイル4の素線を連続的に巻回させ
るようにしたものである。
そのコイル巻回部7は、第2図および第3図に
示すように、樹脂製のボビン5における両側の鍔
部51,52の各周囲に互いに対向するようにそ
れぞれ一体的に設けられた複数の舌片81,82
を折り曲げることによつて形成されるようになつ
ている。
すなわち、鍔部51における各舌片81にはそ
れぞれ外向きの突起91が形成されており、また
鍔部52における各舌片82にはそれぞれ外向き
の突起92が形成されており、その各舌片81,
82をボビン5に巻装されたコイル面に接するよ
うにそれぞれ内方に折り曲げたときに、互いに対
向する突起91,92がそれぞれ対になつてその
間にコイル10を巻装することができるようにな
つている。
しかしてこのようなものでは、ボビン5にコイ
ル4を巻装したうえで、各舌片81,82をそれ
ぞれ巻装されたコイル4の表面に接するように折
り曲げて、突起91,92間のスペース内にコイ
ル4の素線を連続的に巻回してコイル4の上に重
ねてコイル10を巻装させるようにする。
したがつて、本考案によれば、コア3における
磁極爪1とボビン5に巻装されたコイル4とのあ
いだの空間6を有効に利用して、その空間6の部
分にコイル巻回部7をボビン5と一体的に設け、
コイル4の上に重ねてそれと連続したコイル10
をそのコイル巻回部7に巻装させるようにしてい
るので、回転子コイルの占積率を何ら低下するこ
となくそのコイル巻回数を充分に増加させること
ができ、発電機の小形、高出力化を有効に達成で
きるようになる。
またコイル巻回部7を設けるに際して、ボビン
5の鍔部51,52に一体的に複数の舌片81,
82を形成するだけでよく、別途専用部品を何ら
必要とせず、部品点数が増えることがない。
なお、コイル4にコイル10を追加して電機子
コイルの巻回数を増加させる代わりに、その分コ
イル4を巻装させるボビン5を小さくするように
すれば、回転子におけるコア3の中央磁路面積を
大きくとることができるようになり、それによつ
ても発電機の小形、高出力化を有効に達成できる
ようになる。
また本考案によれば、ボビン5に巻装されたコ
イル4の表面とコア3との間に各舌片81,82
が介在するために、コイル4の表面における両端
部分がコア3に接触することがなくなり、その舌
片81,82によつてコイル4の絶縁不良防止を
も行なわせるとができるようになる。
第4図および第5図はボビン5の鍔部51,5
2に形成される舌片の他の構成例を示すもので、
この場合は、前述のように鍔部51,52に一対
の舌片81,82を対向させて設けることなく、
ボビン5に巻装されたコイル4の幅にわたる長さ
をもち、かつ2つの突起91,92が形成された
舌片81′,82′を鍔部51,52の周囲に交互
に設けるようにしている。
第6図に、各舌片81′,82′をそれぞれ折り
曲げて、突起91,92間のスペース内にコイル
10を巻装したときの状態を示している。
また、ボビン5の両側における鍔部51,52
にそれぞれ各舌片81′,82′をふり分けて設け
ることなく、同様の舌片を一方の鍔部51または
52のみに、その周囲均等に複数設けるようにし
てもよい。
さらに、コイル巻回部7を設ける際、部品点数
が増えることにはなるが、ボビン5と一体に舌片
を形成することなく、第7図に示すように、ボビ
ン5に巻装されたコイル4の表面に、一対の突起
11,12が形成された筒状体13を装着し、そ
の突起11,12の間のスペース内にコイル10
を巻装させるようにしてもよい。
なおその場合、一対の突起11,12は筒状体
13の周面に連続的に形成するようにしても、ま
たその周面に断続的に形成するようにしてもよ
い。
効 果 以上、本考案による発電機にあつては、外周部
に磁極爪が設けられた鉄板を、その磁極爪が相互
に対向するように多数積層することによつて形成
されるコアの空間部に、コイルが巻装されたボビ
ンがはめ込まれた回転子の構造において、そのコ
アにおける磁極爪とボビンに巻装されたコイルと
のあいだの空間にコイル巻回部を設け、そのコイ
ル巻回部に、ボビンに巻装されたコイルの素線を
連続的に巻回させるようにしたもので、発電機の
回転子コイルの占積率を向上させながらそのコイ
ル巻回数を充分に増加させて、発電機の小形化お
よび高出力化を有効に図ることができるという優
れた利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による発電機の一実施例を示す
回転子部分の正断面図、第2図および第3図は同
実施例に用いられるコイルボビンの正断面図およ
び右側面図、第4図および第5図はコイルボビン
の他の構成例を示す正断面図および右側面図、第
6図は回転子のコイル部分の正断面図、第7図は
他の構成による回転子のコイル部分の正断面図で
ある。 1……磁極爪、3……コア、4……コイル、5
……ボビン、6……空間、7……コイル巻回部、
10……コイル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外周部に複数の磁極爪が設けられた一対のコア
    材を、その各磁極爪が相互に噛合するように組み
    合せることによつて形成されるコアの空間部に、
    コイルが巻装されたボビンがはめ込まれた回転子
    を有する発電機において、前記コアにおける磁極
    爪とボビンに巻装されたコイルとのあいだの空間
    にコイル巻回部を設け、そのコイル巻回部に、ボ
    ビンに巻装されたコイルの素線を連続的に巻回さ
    せるようにしたことを特徴とする発電機。
JP7981488U 1988-06-16 1988-06-16 Expired - Lifetime JPH0526920Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7981488U JPH0526920Y2 (ja) 1988-06-16 1988-06-16

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7981488U JPH0526920Y2 (ja) 1988-06-16 1988-06-16

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Publication Number Publication Date
JPH023152U JPH023152U (ja) 1990-01-10
JPH0526920Y2 true JPH0526920Y2 (ja) 1993-07-08

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ID=31304662

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JP7981488U Expired - Lifetime JPH0526920Y2 (ja) 1988-06-16 1988-06-16

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JPH023152U (ja) 1990-01-10

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