JP2698591B2 - 誘導電動機の固定子およびその製造方法 - Google Patents

誘導電動機の固定子およびその製造方法

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JP2698591B2
JP2698591B2 JP1589488A JP1589488A JP2698591B2 JP 2698591 B2 JP2698591 B2 JP 2698591B2 JP 1589488 A JP1589488 A JP 1589488A JP 1589488 A JP1589488 A JP 1589488A JP 2698591 B2 JP2698591 B2 JP 2698591B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、誘導電動機の固定子およびその製造方法に
係り、特に、主巻線,補助巻線を巻回する2極誘導電動
機の巻線高さを減らすにの好適な誘導電動機の固定子お
よびその製造方法に関するものである。
[従来の技術] 従来の誘導電動機の固定子は、特公昭61−55329号公
報に記載されているように、主巻線と補助巻線のエンド
コイルを、固定子鉄心の内周に沿って円周状に形成する
構造となっていた。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来技術を第10図および第11図を参照して説明す
る。
第10図は、特公昭61−55329号公報記載の従来の誘導
電動機の固定子の平面図、第11図は、第10図の固定子を
内径側から見た部分展開図である。
第10図に示す固定子は、固定子鉄心(以下単に鉄心と
いう)1Aの歯9Aを、鉄心の中心に向って真直ぐに伸びる
ような形状に形成し、主巻線3Aをそのエンドコイル2Aが
鉄心1Aの内周に沿って円周状に形成されるように巻回
し、補助巻線4Aも同様に、そのエンドコイル2Aが主巻線
3Aの内側にあって、鉄心1Aの内周に沿って円周状に形成
されるように巻回されていた。
巻線は、第11図に示すごとく、鉄心1Aに対しその上,
下端から相当量の距離を置いて巻回されていた。また、
スロット絶縁物12は、各スロットに1個ずつ挿入されて
いた。
このような構造に形成されているため、従来の固定子
は、エンドコイル部の寸法が大きく、周知のごとくエン
ドコイルは鉄心外にあって主磁束を発生させる効果はな
いため、エンドコイルから発生する銅損が多いという欠
点があった。
また、コスト的にも電線を多量に消費するためコスト
が高いという欠点があった。
本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになさ
れたもので、エンドコイルの寸法を小さくし、エンドコ
イル部から発生する銅損を減らして、高効率で廉価な誘
導電動機の固定子およびその製造方法を提供すること
を、その目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明に係る誘導電動機
の固定子の構成は、固定子鉄心の内周側に複数の歯を備
え、これら複数の歯に主巻線および補助巻線を巻回して
形成するもので、前記固定子鉄心の上,下のエンドコイ
ル側からみた前記複数の歯および該複数の歯が形成する
複数のスロツト形状が、当該固定子鉄心の中心を直交す
るx,y軸に対しそれぞれ対称をなす誘導電動機の固定子
において、巻線の配置は、主巻線と補助巻線とが90度位
相をずらして配置するもので、1つの極形成に巻線を複
数段巻回するものとして、前記固定子鉄心の上,下のエ
ンドコイル側からみた平面形状が、複数段巻回する主巻
線,補助巻線の巻回し周長が短い1段目の小コイルを巻
回する固定子鉄心の歯は、当該固定子鉄心の中心を直交
するx,y軸に沿って当該鉄心の中心に向って真直ぐに伸
びるような形状をなし、主巻線の巻回し周長が前記小コ
イルより長い2,3段目の中コイル,最も長い4段目の大
コイルを巻回する固定子鉄心の歯および補助巻線の巻回
し周長が長い2段目の大コイルを巻回する固定子鉄心の
歯は、前記x,y軸に沿った歯の間にあって、当該鉄心の
スロット奥部の部分では前記主巻線の小コイルあるいは
補助巻線の小コイルを巻回する歯とほぼ平行で、かつ前
記鉄心の開口部に近い部分では当該鉄心の中心に向って
伸びるような屈曲形状をなし、主巻線および補助巻線を
巻回したのちには、固定子鉄心の上,下のエンドコイル
側からみてほぼ口の字状に面対向する主巻線の小コイ
ル,小さい方の2段目の中コイル,補助巻線の小コイ
ル,大コイルの内側に、前記口の字の角部を埋めるよう
な形状で主巻線の大きい方の3段目の中コイル,4段目の
大コイルを配置するとともに、前記主巻線と前記補助巻
線とを交差しないように形成したものである。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る誘導
電動機の固定子の製造方法は、固定子鉄心の内周側に複
数の歯を備え、これら複数の歯の主巻線および補助巻線
を巻回して形成する誘導電動機の固定子の製造方法にお
いて、巻線の配置は、主巻線と補助巻線とが90度位相を
ずらして配置するもので、1つの極形成に巻線を複数段
巻回するものとして、前記固定子鉄心の上,下のエンド
コイル側からみた平面形状が、複数段巻回する主巻線,
補助巻線の1段目の小コイルを巻回する固定子鉄心の歯
は、当該固定子鉄心の中心を直交するx,y軸に沿って当
該鉄心の中心に向って真直ぐに伸びるような形状をな
し、主巻線の2,3段目の中コイル,4段目の大コイルを巻
回する固定子鉄心の歯および補助巻線の2段目の大コイ
ルを巻回する固定子鉄心の歯は、前記x,y軸に沿った歯
の間にあって、当該鉄心のスロット奥部の部分では前記
主巻線の小コイルあるいは補助巻線の小コイルを巻回す
る歯とほぼ平行で、かつ前記鉄心の開口部に近い部分で
は当該鉄心の中心に向って伸びるような屈曲形状をな
し、前記固定子鉄心の上,下端面とスロットの内周面と
に薄い絶縁物を被覆し、この絶縁物を被覆した前記固定
子鉄心に、まず複数段巻回する補助巻線の巻回し周長が
短い1段目の小コイルをy軸に沿って前記鉄心の中心に
向って真直ぐに伸びた歯の部分に巻回し、次いでこれに
重ねて同方向に前記補助巻線の巻回し周長が長い2段目
の大コイルを前記鉄心の屈曲した歯の部分に巻回して補
助巻線の1極分を形成し、次にこれと180度反対側の対
になる2極目の補助巻線について、前記と同様の操作を
行なって、まず小コイルを巻回し、これに重ねて同方向
に大コイルを巻回して一対の補助巻線を形成し、次に、
前記補助巻線と直角に隣り合う位置に、まず複数段巻回
する主巻線の巻回し周長が短い1段目の小コイルをx軸
に沿って前記鉄心の中心に向って真直ぐに伸びた歯の部
分に巻回し、次いでこれに重ねて同方向に前記主巻線の
巻回し周長が前記小コイルより長い2段目の小さい方の
中コイルを前記鉄心の屈曲した歯の部分に巻回し、これ
と隣り合う屈曲した歯に主巻線の巻回し周長がさらに長
い3段目の大きい方の中コイルを巻回し、さらにその隣
の屈曲した歯に主巻線の巻回し周長が最も長い4段目の
大コイルを巻回して主巻線の1極分を形成し、これと同
様の操作を行なって、180度反対側に、対になる2極目
の主巻線について、小コイル、2種類の中コイル、およ
び大コイルを巻回して一対の主巻線を形成し、これらの
巻線終了後に、前記主巻線の大きい方の中コイルと大コ
イルとについて、主巻線の小さい方の中コイルを巻回し
ている鉄心の位置で屈曲させ、かつ、屈曲後の形状が、
主巻線の小コイルと同じ幅の部分が前記主巻線の小コイ
ルと平行で、残りの部分がほぼハの字状となるように成
形し、この成形したものを、前記主巻線と小さい方の中
コイルを巻回している鉄心の位置でバンドにて締付けて
固定するようにしたものである。
[作用] 上記の技術的手段によれば、主巻線および補助巻線
を、薄い絶縁物を介して直接鉄心に巻回しているため、
巻線のエンドコイル部分の長さが小さく形成できる。
また、鉄心の上,下のエンドコイル部の平面図におい
ては、補助巻線が直線状に形成され、主巻線において
も、小コイルと小さい方の中コイルが直線状に形成さ
れ、大きい方の中コイルと大コイルは2箇所で屈曲した
直線の組合せの形状に形成されており、従来技術のごと
く鉄心の内周に沿って円周状に形成されていないため、
エンドコイル部の巻線の各スロット間の連絡距離は極め
て短縮されている。
このため、エンドコイル部から発生する銅損を小さく
でき、またコスト的にも、電線の消費量を極めて少なく
できるので、効率が高く廉価な誘導電動機の固定子を得
ることができる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を第1図ないし第9図を参照
して説明する。
まず、第1図ないし第3図を参照して、本実施例の2
極誘導電動機の固定子について説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係る2極誘導電動機の
固定子の平面図、第2図は、同固定子の立面図、第3図
は、同固定子の鉄心の平面図である。
第1図および第2図において、1は、薄い磁性鉄板を
積層して形成された固定子鉄心(以下単に鉄心という)
であり、第2図に示す2は、コイルエンドである。
本実施例の2極誘導電動機の固定子では、巻線の配置
は、主巻線と補助巻線とが90度位相をずらして配置する
もので、1つの極形成に巻線を複数段巻回するものであ
る。
これを平面図で見たときは、第1図に示すように、主
巻線3と補助巻線4とがそれぞれ面対向してほぼ「口」
の字状となるように形成され、このそれぞれ面対向する
主巻線3および補助巻線4の内側に、「口」の字の角部
を埋めるような形状で主巻線の小さい方の中コイル3cと
大コイル3dとが配置され、かつ、前記主巻線3と補助巻
線4とは交差しないように形成されている。
5はバンドであり、主巻線3を締付けて固定してい
る。
6は、巻線の端末部と電源との接続配線用のリード線
であり、係止具7により一端をはさみ込まれ、ねじ8に
より鉄心1の端面に締結されている。
第3図は、鉄心1の平面図を示すもので、9は、鉄心
1の内周側に形成された複数の歯(9a,9b,9c,9d,9e,9
c′,9d′,9e′の総称)、10は、前記複数の歯9によっ
て形成される複数のスロットである。このスロット10に
巻線を挿入し、巻線の枠となる歯9の周りに巻回するも
のである。11は絶縁物であり、鉄心1の上,下端面とス
ロット10の内周面に薄く被覆されている。
鉄心1の歯9の形状は、次のような工夫がなされてい
る。
すなわち、鉄心1の上,下のエンドコイル2側からみ
た平面形状は、第3図に示すように、鉄心1の中心Oを
直交するx,y軸を想定すると、複数段巻回する主巻線3
の巻回し周長が短い1段目の小コイルを巻回する歯9aと
複数段巻回する補助巻線4の巻回し周長が短い1段目の
小コイルを巻回する歯9bとは、鉄心1の中心Oを直交す
るx,y軸に沿って前記鉄心の中心に向って真直ぐに伸び
る形状に形成されている。
また、主巻線の巻回し周長が前記小コイルより長い2,
3段目の中コイル,最も長い4段目の大コイルを巻回す
る固定子鉄心の歯9c,9d,9e,9c′,9d′,9e′、および補
助巻線4の巻回し周長が長い2段目の大コイルを巻回す
る固定子鉄心の歯9e,9e′は、前記x,y軸に沿った歯の間
にあって、鉄心1の外形に近いスロット奥部の部分では
前記主巻線3の小コイルあるいは補助巻線4の小コイル
を巻回する歯とほぼ平行で、かつ前記鉄心1の内径(開
口部)に近い部分では当該鉄心1の中心Oに向って伸び
るような、ほぼ「く」の字状または「く」の字の裏返し
状の屈曲形状に形成されている。
次に、本実施例の誘導電動機の固定子の製造方法を第
4図ないし第9図を参照して説明する。
第4図(a)は、補助巻線の小コイルの巻線方法を示
す固定子の平面図、第4図(b)は、第4図(a)のA
−A矢視断面図、第5図(a)は、補助巻線の巻線方法
を示す平面図、第5図(b)は、第5図(a)のB−B
矢視断面図、第6図(a)は、主巻線の小コイルと小さ
い方の中コイルの巻線方法を示す平面図、第6図(b)
は、第6図(a)のC−C矢視断面図、第7図(a)
は、主巻線の大きい方の中コイル,大コイルの巻線方法
を示す平面図、第7図(b)は、第7図(a)のD−D
矢視断面図、第8図は、主巻線の巻線終了の状態を示す
固定子の平面図、第9図(a)は、主巻線の成形方法を
バンドの締付方法を示す平面図、第9図(b)は、第9
図(a)のE−E矢視断面図である。
まず、第4図(a),(b)に示すように、複数段巻
回する補助巻線4の巻回し周長が短い1段目の小コイル
4aをy軸に沿って鉄心1の中心に向って真直ぐに伸びた
歯9bに巻回したのち、第5図(a),(b)に示すよう
に、これと同方向に前記小コイル4aの上側に重ねて巻回
し周長が長い2段目の大コイル4bを屈曲した歯9e,9e′
の周囲に巻回して補助巻線4の1極分を形成し、次い
で、これと180度反対側に、対になる2極目の補助巻線
4について、同様に、まず小コイル4aを巻回し、これに
重ねて同方向に大コイル4bを巻回して一対の補助巻線を
形成する。
補助巻線4を全数巻回したのち、第6図(a),
(b)に示すように、前記補助巻線と直角に隣り合う位
置に、まず複数段巻回する主巻線3の巻回し周長が短い
1段目の小コイル3aをx軸に沿って前記鉄心1の中心に
向って真直ぐに伸びた歯9aに巻回し、さらに主巻線3の
巻回し周長が小コイルより長い2段目の小さい方の中コ
イル3bを屈曲した歯9c,9c′に、前記小コイル3aの上側
に重ねてこれと同方向に巻回する。
次に、第7図(a),(b)に示すように、主巻線3
の巻回し周長がさらに長い3段目の大きい方の中コイル
3cを屈曲した歯9d,9d′の周囲に巻回し、さらに主巻線
3の巻回し周長が最も長い4段目の大コイル3dを隣りの
屈曲した歯9e,9e′の周囲に巻回する。第7図において
主巻線3の大コイル3dは、後に第9図に示すように、主
巻線3の大きい方の中コイル3cの上に重ねて屈曲して成
形するために、第7図に示す巻線段階では、巻線の周長
を第9図に示す屈曲後の長さに合わせてゆるく形成され
ている。
第8図は、主巻線3について、同様の操作を行なって
対となる2極目の巻線を完成させ一対の主巻線を形成し
た図を示すものである。
巻線終了後は、第9図(a),(b)に示すように、
前記主巻線3の大きい方の中コイル3cと大コイル3dにつ
いて、主巻線3の小さい方の中コイル3bを巻回している
鉄心の歯9c,9c′の位置で屈曲させ、かつ、屈曲後の形
状が、主巻線3の小コイル3aと同じ幅の部分が前記主巻
線3の小コイル3aと平行で、残りの部分がほぼ「ハ」の
字状となるように成形し、この成形後、前記主巻線3の
小さい方の中コイル3bを巻回している鉄心の歯9c,9c′
の位置でバンド5により締付けて固定する。
このように形成され製作されているため、主巻線およ
び補助巻線の長さを最も少なくでき、鉄心外にあって主
磁束を発生させる効果のないエンドコイル2の長さを最
も短くできるので、高効率であって、かつ廉価な誘導電
動機の固定子が製作できる。
また、鉄心1の上,下のエンドコイル2をワニス処理
して巻線を固着して使用することにより、本実施例の固
定子の特徴をさらに発揮できる。
すなわち、本実施例の固定子の構造は、エンドコイル
2の高さが小さく、巻線が鉄心1に直接巻回されてお
り、かつまた、バンドで固定されているので、エンドコ
イル2は動きにくく、容易にゆるまないため、エンドコ
イルを糸しばりする必要がないものであるが、さらにワ
ニス処理することにより、多少の乱れ線などがあっても
ワニスによって固着され、しばり糸の完全に不要な固定
子の製作が可能になる。
また別な製造方法として、巻線を構成するエナメル線
を自己融着電線にて形成し、巻線の終了後、加熱処理を
行なうことによりエナメル線同志を自己融着させて巻線
を固着する方法を、前記ワニス処理に代る方法として採
用することもできる。この効果についても、前述のワニ
ス処理と同様である。
以上の説明により明らかなように、本実施例によれ
ば、鉄心の上,下のエンドコイルの寸法を小さく形成で
きるので、エンドコイル部から発生する銅損が極めて少
なく、その結果として高効率の誘導電動機の固定子を得
ることができる。
その効果の度合は、固定子の積厚の大きいものと小さ
いものとで異なるが、約3〜5%の効率向上を図ること
ができ、併せて電線の消費量を同じ率だけ縮少できる。
固定子の積厚が小さくて、エンドコイルの比率が大きい
ものにあっては、さらにこれを上回る効率向上と電線の
消費量の縮小を図ることができる。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明によれば、エンドコイルの
寸法を小さくし、エンドコイル部から発生する銅損を減
らして、高高率で廉価な誘導電動機の固定子およびその
製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に係る2極誘導電動機の固
定子の平面図、第2図は、同固定子の立面図、第3図
は、同固定子の鉄心の平面図、第4図(a)は、補助巻
線の小コイルの巻線方法を示す固定子の平面図、第4図
(b)は、第4図(a)のA−A矢視断面図、第5図
(a)は、補助巻線の巻線方法を示す平面図、第5図
(b)は、第5図(a)のB−B矢視断面図、第6図
(a)は、主巻線の小コイルと小さい方の中コイルの巻
線方法を示す平面図、第6図(b)は、第6図(a)の
C−C矢視断面図、第7図(a)は、主巻線の大きい方
の中コイル,大コイルの巻線方法を示す平面図、第7図
(b)は、第7図(a)のD−D矢視断面図、第8図
は、主巻線の巻線終了の状態を示す固定子の平面図、第
9図(a)は、主巻線の成形方法とバンドの締付方法を
示す平面図、第9図(b)は、第9図(a)のE−E矢
視断面図、第10図は、従来の誘導電動機の固定子の平面
図、第11図は、第10図の固定子を内径側から見た部分展
開図である。 1……鉄心、2……エンドコイル、3……主巻線、3a…
…小コイル、3b……小さい方の中コイル、3c……大きい
方の中コイル、3d……大コイル、4……補助巻線、4a…
…小コイル、4b……大コイル、5……バンド、6……リ
ード線、7……係止具、9,9a,9b,9c,9d,9e,9c′9d′,9
e′……歯、11……絶縁物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−136854(JP,A) 実開 昭57−78250(JP,U) 特公 昭61−55329(JP,B2)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定子鉄心の内周側に複数の歯を備え、こ
    れら複数の歯に主巻線および補助巻線を巻回して形成す
    るもので、 前記固定子鉄心の上,下のエンドコイル側からみた前記
    複数の歯および該複数の歯が形成する複数のスロツト形
    状が、当該固定子鉄心の中心を直交するx,y軸に対しそ
    れぞれ対称をなす誘導電動機の固定子において、 巻線の配置は、主巻線と補助巻線とが90度位相をずらし
    て配置するもので、1つの極形成に巻線を複数段巻回す
    るものとして、 前記固定子鉄心の上,下のエンドコイル側からみた平面
    形状が、 複数段巻回する主巻線,補助巻線の巻回し周長が短い1
    段目の小コイルを巻回する固定子鉄心の歯は、当該固定
    子鉄心の中心を直交するx,y軸に沿って当該鉄心の中心
    に向って真直ぐに伸びるような形状をなし、 主巻線の巻回し周長が前記小コイルより長い2,3段目の
    中コイル,最も長い4段目の大コイルを巻回する固定子
    鉄心の歯および補助巻線の巻回し周長が長い2段目の大
    コイルを巻回する固定子鉄心の歯は、前記x,y軸に沿っ
    た歯の間にあって、当該鉄心のスロット奥部の部分では
    前記主巻線の小コイルあるいは補助巻線の小コイルを巻
    回する歯とほぼ平行で、かつ前記鉄心の開口部に近い部
    分では当該鉄心の中心に向って伸びるような屈曲形状を
    なし、 主巻線および補助巻線を巻回したのちには、固定子鉄心
    の上,下のエンドコイル側からみてほぼ口の字状に面対
    向する主巻線の小コイル,小さい方の2段目の中コイ
    ル,補助巻線の小コイル,大コイルの内側に、前記口の
    字の角部を埋めるような形状で主巻線の大きい方の3段
    目の中コイル,4段目の大コイルを配置するとともに、 前記主巻線と前記補助巻線とを交差しないように形成し
    たことを特徴とする誘導電動機の固定子。
  2. 【請求項2】固定子鉄心の内周側に複数の歯を備え、こ
    れら複数の歯の主巻線および補助巻線を巻回して形成す
    る誘導電動機の固定子の製造方法において、 巻線の配置は、主巻線と補助巻線とが90度位相をずらし
    て配置するもので、1つの極形成に巻線を複数段巻回す
    るものとして、 前記固定子鉄心の上,下のエンドコイル側からみた平面
    形状が、複数段巻回する主巻線,補助巻線の1段目の小
    コイルを巻回する固定子鉄心の歯は、当該固定子鉄心の
    中心を直交するx,y軸に沿って当該鉄心の中心に向って
    真直ぐに伸びるような形状をなし、主巻線の2,3段目の
    中コイル,4段目の大コイルを巻回する固定子鉄心の歯お
    よび補助巻線の2段目の大コイルを巻回する固定子鉄心
    の歯は、前記x,y軸に沿った歯の間にあって、当該鉄心
    のスロット奥部の部分では前記主巻線の小コイルあるい
    は補助巻線の小コイルを巻回する歯とほぼ平行で、かつ
    前記鉄心の開口部に近い部分では当該鉄心の中心に向っ
    て伸びるような屈曲形状をなし、 前記固定子鉄心の上,下端面とスロットの内周面とに薄
    い絶縁物を被覆し、この絶縁物を被覆した前記固定子鉄
    心に、 まず複数段巻回する補助巻線の巻回し周長が短い1段目
    の小コイルをy軸に沿って前記鉄心の中心に向って真直
    ぐに伸びた歯の部分に巻回し、次いでこれに重ねて同方
    向に前記補助巻線の巻回し周長が長い2段目の大コイル
    を前記鉄心の屈曲した歯の部分に巻回して補助巻線の1
    極分を形成し、 次にこれと180度反対側の対になる2極目の補助巻線に
    ついて、前記と同様の操作を行なって、まず小コイルを
    巻回し、これに重ねて同方向に大コイルを巻回して一対
    の補助巻線を形成し、 次に、前記補助巻線と直角に隣り合う位置に、まず複数
    段巻回する主巻線の巻回し周長が短い1段目の小コイル
    をx軸に沿って前記鉄心の中心に向って真直ぐに伸びた
    歯の部分に巻回し、次いでこれに重ねて同方向に前記主
    巻線の巻回し周長が前記小コイルより長い2段目の小さ
    い方の中コイルを前記鉄心の屈曲した歯の部分に巻回
    し、これと隣り合う屈曲した歯に主巻線の巻回し周長が
    さらに長い3段目の大きい方の中コイルを巻回し、さら
    にその隣の屈曲した歯に主巻線の巻回し周長が最も長い
    4段目の大コイルを巻回して主巻線の1極分を形成し、 これと同様の操作を行なって、180度反対側に、対にな
    る2極目の主巻線について、小コイル、2種類の中コイ
    ル、および大コイルを巻回して一対の主巻線を形成し、 これらの巻線終了後に、前記主巻線の大きい方の中コイ
    ルと大コイルとについて、主巻線の小さい方の中コイル
    を巻回している鉄心の位置で屈曲させ、かつ、屈曲後の
    形状が、主巻線の小コイルと同じ幅の部分が前記主巻線
    の小コイルと平行で、残りの部分がほぼハの字状となる
    ように成形し、 この成形したものを、前記主巻線の小さい方の中コイル
    を巻回している鉄心の位置でバンドにて締付けて固定す
    ることを特徴とする誘導電動機の固定子の製造方法。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第2項記載の方法におい
    て、固定子鉄心の上,下のエンドコイルをワニス処理し
    て巻線を固着したことを特徴とする誘導電動機の固定子
    の製造方法。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第2項記載の方法におい
    て、巻線を構成するエナメル線を自己融着電線にて形成
    し、巻線および成形の終了後、加熱処理を行いエナメル
    線同志を自己融着させて巻線を固着したことを特徴とす
    る誘導電動機の固定子の製造方法。
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