JP3773833B2 - ステータの製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、回転電機のステータの製造方法に係り、特にステータコアの複数の磁極テイースの相数分の各磁極テイースにマグネットワイヤを順次巻回して形成されるコイルの端末の処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種従来の回転電機のステータは、例えば特開平11−220844号公報等に開示され、図12に示すように、屈曲可能な連結部1aを介して連結される複数のヨーク片部1bと、これら各ヨーク片部1bの一側から突出して形成され、ヨーク片部1bの連結方向に所定の間隔を介して配置された複数の磁極テイース1cとで形成されるステータコア1、およびステータコア1の複数の磁極テイース1cの相数分(図示では3相のため3個)の磁極テイース1cにマグネットワイヤ2を同時に巻回して順次形成されるコイル3とでなり、図示はしないが、ステータコア1の各連結部1aを屈曲させ、各ヨーク片部1bを環状に配置することにより構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の回転電機のステータは以上のようにして構成され、各ステータコア1毎にマグネットワイヤ2を巻回してコイル3を形成し、巻き始めと巻き終わりのマグネットワイヤ2はその都度切断されているので、複数台分のステータを連続して製造する場合、図12からも明らかなようにコイル3の端末3aがばらけて、これを収束して所定の位置に固着するための後工程が繁雑となり、組立作業性が低下するという問題点があった。
【0004】
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、コイルの端末処理を容易化して、組立作業性の向上を図ることが可能なステータの製造方法を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係るステータの製造方法は、複数台分のステータコアに順次マグネットワイヤを巻回してコイルを形成するステータの製造方法において、
屈曲可能な連結部を介して連結された複数のヨーク片部と、ヨーク片部の一側から突出して形成されヨーク片部の連結方向に所定の間隔を介して配置された複数の磁極テイースとでなるステータコアを複数形成する工程、
所定のステータコアの隣接する磁極テイースの相数分の各磁極テイースにマグネットワイヤを同時に巻回して順次コイルを形成する工程、
マグネットワイヤをコイルが形成済みのステータコアのコイルとつながったまま次巻回対象のステータコアの磁極テイースの相数分の各磁極テイースに同時に巻回する工程、
コイルが形成済みのステータコアのマグネットワイヤが次巻回対象のステータコアとつながったままの状態で装着される基板上に移動させつながったマグネットワイヤ同士を所定の間隔に拡げる工程、
コイルが形成済みのステータコアの各連結部を屈曲させて各ヨーク片部を環状に成形して基板の所定の位置に装着する工程、
コイルが形成済みのステータコアの所定の間隔に拡がった各マグネットワイヤの所定の位置を基板上に設けられた複数のランド部にそれぞれ固着する工程、
および次巻回対象のステータコアとつながった各マグネットワイヤのランド部に固着された位置より次巻回対象のステータコア側の所定の位置を切断する工程とを包含するものである。
【0006】
又、この発明の請求項2に係るステータの製造方法は、複数台分のステータコアに順次マグネットワイヤを巻回してコイルを形成するステータの製造方法において、
環状に形成されたヨーク部と、ヨーク部の内側または外側から突出して形成されヨーク部の周方向に所定の間隔を介して配置された複数の磁極テイースとでなるステータコアを複数形成する工程、
所定のステータコアの隣接する磁極テイースの相数分の各磁極テイースにマグネットワイヤを同時に巻回して順次コイルを形成する工程、
マグネットワイヤをコイルが形成済みのステータコアのコイルとつながったまま次巻回対象のステータコアの磁極テイースの相数分の各磁極テイースに同時に巻回する工程、
コイルが形成済みのステータコアの上記マグネットワイヤが次巻回対象のステータコアとつながったままの状態で装着される基板上に移動させつながったマグネットワイヤ同士を所定の間隔に拡げる工程、
コイルが形成済みのステータコアの所定の間隔に拡がった各マグネットワイヤの所定の位置を基板上に設けられた複数のランド部にそれぞれ固着する工程、
および次巻回対象のステータコアとつながった各マグネットワイヤのランド部に固着された位置より次巻回対象のステータコア側の所定の位置を切断する工程とを包含するものである。
【0007】
又、この発明の請求項3に係るステータの製造方法は、請求項1または2において、複数のランド部を千鳥状に配置するようにしたものである。
【0008】
又、この発明の請求項4に係るステータの製造方法は、請求項1または2において、マグネットワイヤの巻き始めと巻き終わりの各磁極テイースと対応するヨーク片部またはヨーク部の表面に、磁極テイース側から他方側に延在して設けられた溝により巻き始めおよび巻き終わりのマグネットワイヤを案内するようにしたものである。
【0009】
又、この発明の請求項5に係るステータの製造方法は、請求項1ないし4のいずれかにおいて、両ステータコア間につながった各マグネットワイヤをランド部に固着して切断した後、次巻回対象のステータ側に残された各マグネットワイヤの端部をまとめて捻るようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるステータの構成を示す斜視図、図2は図1におけるステータの製造方法を示す斜視図、図3は図2におけるステータの製造方法の一工程を示す斜視図である。
【0011】
図において、11は屈曲可能な連結部11aを介して連結された複数のヨーク片部11bと、これら各ヨーク片部11bの一側から突出して形成され、ヨーク片部11bの連結方向に所定の間隔を介して配置された複数の磁極テイース11cとでなり、連結部11aを屈曲させることにより各ヨーク片部11bを、環状に成形して構成されるステータコアで、基板12上に装着されている。13はステータコア11の相数分の各磁極テイース11cに同時にマグネットワイヤ14を巻回して順次形成されるコイルで、コモンとなる一端側のマグネットワイヤ14はまとめられて、基板12上に配置されるランド部15に、他端側のマグネットワイヤ14はそれぞれ別々のランド部15にそれぞれ例えばはんだ付け等により固着されている。そして、これらステータコア11およびコイル13でステータ16が構成され、内側に配置されるロータ17と協働して回転電機として機能する。
【0012】
次に、上記のように構成される実施の形態1におけるステータ16の製造方法を説明する。
まず、図2中破線で示すように、例えば屈曲可能な連結部11aを介して連結される6個のヨーク片部11bと、これら各ヨーク片部11bの一側からそれぞれ突出して形成され、ヨーク片部11bの連結方向に所定の間隔を介して配置された3個の磁極テイース11cとでなるステータコア11を打ち抜き積層することにより複数形成する。次いで、所定のステータコア11の各ヨーク片部11bの3個ずつの磁極テイース11cに同時にマグネットワイヤ14を巻線機18により巻回して順次コイル13を形成する。
【0013】
次に、図中矢印Aで示すように、3相分の3本のマグネットワイヤ14の一端側をまとめて捻った後、各マグネットワイヤ14の他端側とつながった状態で、次巻回対象のステータコア11の少なくとも1個(図示の場合は3個)のヨーク片部11bの各磁極テイース11cに同時にマグネットワイヤ14を巻回してコイル13を形成する。次いで、図中矢印Bで示すように、ヨーク片部11bが次巻回対象のステータコア11の磁極テイース11cと対向し、後尾のヨーク片部11bが次巻回対象のステータコア11の先頭のヨーク片部11bと対応する位置に所定のステータコア11を移動させ、つながったマグネットワイヤ14を所定の間隔に拡げる。
【0014】
次に、図中矢印Cで示すように、ステータコア11の各連結部11aを屈曲させ、各ヨーク片部11bを環状に成形し、図中矢印Dで示すように、基板12をステータコア11と対応する位置に移動させ、ステータコア11と基板12を一体に組み付けることにより、ステータ16が完成し基板12上に装着される。そして最後に、図3に示すように、まとめて捻られたマグネットワイヤ14の一端側を基板12上に配置されたランド部15上に、また、他端側は別々にそれぞれ別のランド部15上に、例えばはんだ付けにより固着した後、図2中矢印Eで示すように、カッタ19により両ステータコア11間につながったマグネットワイヤ14を切断し、次巻回対象のステータコア11側に残されたマグネットワイヤ14の端部を、図中矢印Fで示す方向に移動させ、図中矢印Gで示すようにまとめて捻ることにより全ての製造工程は終了する。
【0015】
このように上記実施の形態1によれば、コイル13が形成済みのステータコア11を次巻回対象のステータコア11とつながったマグネットワイヤ14の張力を保った状態で、装着される基板12上に移動させることによりつながったマグネットワイヤ14を所定の間隔に拡げ、ステータコア11の各連結部11aを屈曲させることにより、各ヨーク片部11bを環状に成形して基板12の所定の位置に装着した後、次巻回対象のステータコア11とつながった各マグネットワイヤ14の所定の位置を、基板12上に設けられたランド部15にそれぞれ固着し、固着された位置より次巻回対象のステータコア11側の所定の位置を切断するようにしているので、コイル13の端末処理が容易となり、組立作業性の向上を図ることが可能になる。
【0016】
又、両ステータコア11間につながった各マグネットワイヤ14をランド部15に固着して切断した後、次巻回対象のステータ11側に残された各マグネットワイヤ14の端部をまとめて捻るようにしているので、次巻回対象のステータコア11により構成されるステータのマグネットワイヤの始端側の端末処理をわざわざ施す必要がなくなり、さらに組立作業性の向上を図ることができる。
【0017】
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2におけるステータの製造方法を示す斜視図、図5は図4におけるステータの製造方法の一工程を示す斜視図、図6は図4におけるステータの製造方法の一工程の図5とは異なる例を示す斜視図、図7はこの発明の実施の形態2におけるステータの図4とは異なる製造方法を示す斜視図である。
図において、上記実施の形態1におけると同様な部分は同一符号を付して説明を省略する。
【0018】
以下、この発明の実施の形態2におけるステータの製造方法を図に基づいて説明する。
まず、上記実施の形態1におけると同様に、図4中破線で示すように、連結部11aを介して連結される6個のヨーク片部11bと、これら各ヨーク片部11bの一側からそれぞれ突出して形成された3個の磁極テイース11cとでなるステータコア11を、打ち抜き積層により複数形成する。次いで、所定のステータコア11の各ヨーク片部11bの3個の磁極テイース11cに、同時にマグネットワイヤ14を巻線機18により巻回して順次コイル13を形成する。
【0019】
次に、図中矢印Aで示すように、3相分の3本のマグネットワイヤ14の一端側をまとめて捻った後、各マグネットワイヤ14の他端側とつながった状態で、次巻回対象のステータコア11の少なくとも1個(図示の場合は3個)のヨーク片部11bの各磁極テイース11cに同時にマグネットワイヤ14を巻回してコイル13を形成する。次いで、図中矢印Bで示すように、磁極テイース11cが次巻回対象のステータコア11のヨーク片部11bと対向し、後尾のヨーク片部11bが次巻回対象のステータコア11の先頭のヨーク片部11bと対応する位置に所定のステータコア11を移動させ、つながったマグネットワイヤ14を所定の間隔に拡げる。
【0020】
次に、図中矢印Cで示すように、ステータコア11の各連結部11aを屈曲させ、各ヨーク片部11bを環状に成形する。
以下、図示はしないが上記実施の形態1におけると同様に、ステータコア11と基板12を一体に組み付けることにより、ステータ16が完成し、基板12上に装着される。そして最後に、図5に示すように、まとめて捻られたマグネットワイヤ14の一端側を、基板12上に配置されたランド部15上に、また、他端側は別々にそれぞれ別のランド部15上に、例えばはんだ付けにより固着した後、図示はしないが上記実施の形態1におけると同様に、両ステータコア11間につながったマグネットワイヤ14を切断し、次巻回対象のステータコア11側に残されたマグネットワイヤ14の端部を捻ることにより全ての製造工程は終了する。
【0021】
このように上記実施の形態2によれば、コイル13が形成済みのステータコア11を次巻回対象のステータコア11とつながったマグネットワイヤ14の張力を保った状態で、装着される基板12上に移動させることによりつながったマグネットワイヤ14を所定の間隔で且つ平行に拡げ、ステータコア11の各連結部11aを屈曲させることにより、各ヨーク片部11bを環状に成形して基板12の所定の位置に装着した後、次巻回対象のステータコア11とつながった各マグネットワイヤ14の所定の位置を、基板12上に設けられたランド部15にそれぞれ固着し、固着された位置より次巻回対象のステータコア11側の所定の位置を切断するようにしているので、上記実施の形態1と比較し、つながったマグネットワイヤ14を平行に拡げた分だけ、コイル13の端末処理がさらに容易となり、より組立作業性の向上を図ることが可能となる。
【0022】
なお、図6に示すように各ランド部15の位置を千鳥状に配置すれば、ランド部15の面積を大きくできるとともに、各磁極テイース11cのピッチの微細化に伴うランド部15の干渉を防止することができるため、信頼性の向上を図ることが可能になる。
又、図7に示すように所定のステータコア11を、図中矢印Aに示すように回転させて表裏を逆にした後、矢印Bで示すように移動させても、図4に示すと同様に両ステータコア11間につながるマグネットワイヤ14を、平行に拡げることができるため、コイル13の端末処理が容易となり、より組立作業性の向上を図ることができることは勿論、図2および図4に示すように基板12が下方に配置された場合とは異なり、基板12が上方に配置された場合に適用することができる。
【0023】
実施の形態3.
図8はこの発明の実施の形態3におけるステータの製造方法の要部を示す斜視図、図9はこの発明の実施の形態3における図8とは異なるステータの製造方法の要部を示す斜視図である。
図において、上記実施の形態1、2におけると同様な部分は同一符号を付して説明を省略する。
【0024】
21は環状に形成されたヨーク部21aと、このヨーク部21aの内側から突出して形成され、ヨーク部21aの周方向に所定の間隔を介して配置された複数の磁極テイース21bとでなるステータコアで、図示はしないが基板上に装着される。各磁極テイース21bにはそれぞれ相数分ずつ同時に、巻線機18によりマグネットワイヤ14を巻回して形成されたコイル13が配置されている。そして、これらステータコア21およびコイル13によりステータ22が構成されている。
【0025】
次に、上記のように構成された実施の形態3におけるステータ22の製造方法を説明する。
まず、環状に形成されたヨーク部21aと、このヨーク部21aの内側から突出して形成され、ヨーク部21aの周方向に所定の間隔を介して配置された複数の磁極テイース21bとでなるステータコア21を、打ち抜き積層することにより複数形成する。次いで、所定のステータコア21の3個ずつの磁極テイース21bに同時にマグネットワイヤ14を、巻線機18により巻回してコイル13を形成し、図中矢印Aで示すように各マグネットワイヤ14の一端側とまとめて捻る。
【0026】
次に、各マグネットワイヤ14の他端側とつながった状態で、次巻回対象のステータコア21の少なくとも相数分、すなわち3個(図示の場合は3相分×3、9個)の各磁極テイース21bに、同時にマグネットワイヤ14を巻回してコイル13を形成する。次いで、後尾の3個の各磁極テイース21bが、次巻回対象のステータコア21の先頭の3個の各磁極テイース21bと対応する位置にステータコア21を移動させ、つながったマグネットワイヤ14を所定の間隔で且つ平行に拡げる。
【0027】
以下、図示はしないが上記実施の形態1におけると同様に、基板をステータコア21と対応する位置に移動させ、ステータコア21と基板を一体に組み付けることにより、ステータが完成し基板上に装着される。そして最後に、まとめて捻られたマグネットワイヤ14の一端側、および他端側をそれぞれ対応するランド部上に例えばはんだ付けにより固着した後、両ステータ21間につながったマグネットワイヤ14を切断し、次巻回対象のステータコア21側に残されたマグネットワイヤ14の端部を、まとめて捻ることにより全ての製造工程は終了する。
【0028】
このように上記実施の形態3によれば、所定のステータ21を次巻回対象のステータコア21とつながったマグネットワイヤ14の張力を保った状態で、装着される基板上に移動させてつながったマグネットワイヤ14を所定の間隔で且つ平行に拡げ、その所定の位置を基板上に設けられたランド部にそれぞれ固着し、固着された位置より次巻回対象のステータコア21側の所定の位置を切断するようにしているので、コイル13の端末処理が容易となり、組立作業性の向上を図ることが可能になる。
【0029】
なお、上記構成では環状に形成されたヨーク部21aの内側から、複数の磁極テイース21bが突出して形成されたステータコア21を有するステータ22に適用した場合について説明したが、図9に示すように環状に形成されたヨーク部23aの外側から、複数の磁極テイース23bが突出して形成されたステータコア23を有するステータ24に適用しても、上記と同様の効果を得ることができる。
【0030】
実施の形態4.
図10はこの発明の実施の形態4におけるステータの要部の構成を示す斜視図、図11は図10におけるステータコアに巻回されたマグネットワイヤの端末の構成を示す斜視図である。
図において、上記実施の形態1におけると同様な部分は同一符号を付して説明を省略する。25はマグネットワイヤ14の巻き始めと巻き終わりの各磁極テイース11c(図は巻き終わり側を示す)に対応するヨーク片部11bの表面に、磁極テイース11c側から他方側に延在してそれぞれ形成された溝で、図11に示すように巻き終わりのマグネットワイヤ14を、ヨーク片部11bの背面側へ案内する。
【0031】
このように上記実施の形態4によれば、ヨーク片部11bの表面に形成された溝25により、マグネットワイヤ14の巻き始めと巻き終わりの端末を、ヨーク片部11bの背面側へ案内するようにしているので、端末の位置決めが容易となり、さらに組立作業性の向上を図ることができる。
なお、上記構成では上記実施の形態1におけるように、連結部11a、ヨーク片部11bおよび磁極テイース11cで形成されたステータコア11に適用した場合について説明したが、上記実施の形態3におけるように、ヨーク部21aおよび磁極テイース21bで形成されたステータコア21に適用しても、上記と同様の効果を発揮し得ることは言うまでもない。
【0032】
【発明の効果】
以上のように、この発明の請求項1によれば、複数台分のステータコアに順次マグネットワイヤを巻回してコイルを形成するステータの製造方法において、
屈曲可能な連結部を介して連結された複数のヨーク片部と、ヨーク片部の一側から突出して形成されヨーク片部の連結方向に所定の間隔を介して配置された複数の磁極テイースとでなるステータコアを複数形成する工程、
所定のステータコアの隣接する磁極テイースの相数分の各磁極テイースにマグネットワイヤを同時に巻回して順次コイルを形成する工程、
マグネットワイヤをコイルが形成済みのステータコアのコイルとつながったまま次巻回対象のステータコアの磁極テイースの相数分の各磁極テイースに同時に巻回する工程、
コイルが形成済みのステータコアのマグネットワイヤが次巻回対象のステータコアとつながったままの状態で装着される基板上に移動させつながったマグネットワイヤ同士を所定の間隔に拡げる工程、
コイルが形成済みのステータコアの各連結部を屈曲させて各ヨーク片部を環状に成形して基板の所定の位置に装着する工程、
コイルが形成済みのステータコアの所定の間隔に拡がった各マグネットワイヤの所定の位置を基板上に設けられた複数のランド部にそれぞれ固着する工程、
および次巻回対象のステータコアとつながった各マグネットワイヤのランド部に固着された位置より次巻回対象のステータコア側の所定の位置を切断する工程とを包含するようにしたので、コイルの端末処理を容易化して、組立作業性の向上を図ることが可能なステータの製造方法を提供することができる。
【0033】
又、この発明の請求項2によれば、複数台分のステータコアに順次マグネットワイヤを巻回してコイルを形成するステータの製造方法において、
環状に形成されたヨーク部と、ヨーク部の内側または外側から突出して形成されヨーク部の周方向に所定の間隔を介して配置された複数の磁極テイースとでなるステータコアを複数形成する工程、
所定のステータコアの隣接する磁極テイースの相数分の各磁極テイースにマグネットワイヤを同時に巻回して順次コイルを形成する工程、
マグネットワイヤをコイルが形成済みのステータコアのコイルとつながったまま次巻回対象のステータコアの磁極テイースの相数分の各磁極テイースに同時に巻回する工程、
コイルが形成済みのステータコアの上記マグネットワイヤが次巻回対象のステータコアとつながったままの状態で装着される基板上に移動させつながったマグネットワイヤ同士を所定の間隔に拡げる工程、
コイルが形成済みのステータコアの所定の間隔に拡がった各マグネットワイヤの所定の位置を基板上に設けられた複数のランド部にそれぞれ固着する工程、
および次巻回対象のステータコアとつながった各マグネットワイヤのランド部に固着された位置より次巻回対象のステータコア側の所定の位置を切断する工程とを包含するようにしたので、コイルの端末処理を容易化して、組立作業性の向上を図ることが可能なステータの製造方法を提供することができる。
【0034】
又、この発明の請求項3によれば、請求項1または2において、複数のランド部を千鳥状に配置するようにしたので、組立作業性は勿論のこと信頼性の向上を図ることが可能なステータの製造方法を提供することができる。
【0035】
又、この発明の請求項4によれば、請求項1または2において、マグネットワイヤの巻き始めと巻き終わりの各磁極テイースと対応するヨーク片部またはヨーク部の表面に、磁極テイース側から他方側に延在して設けられた溝により巻き始めおよび巻き終わりのマグネットワイヤを案内するようにしたので、端末の位置決めができ、さらに組立作業性の向上を図ることが可能なステータの製造方法を提供することができる。
【0036】
又、この発明の請求項5によれば、請求項1ないし4のいずれかにおいて、両ステータコア間につながった各マグネットワイヤをランド部に固着して切断した後、次巻回対象のステータ側に残された各マグネットワイヤの端部をまとめて捻るようにしたので、さらに組立作業性の向上を図ることが可能なステータの製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1におけるステータの構成を示す斜視図である。
【図2】 図1におけるステータの製造方法を示す斜視図である。
【図3】 図2におけるステータの製造方法の一工程を示す斜視図である。
【図4】 この発明の実施の形態2におけるステータの製造方法を示す斜視図である。
【図5】 図4におけるステータの製造方法の一工程を示す斜視図である。
【図6】 図4におけるステータの製造方法の一工程の図5とは異なる例をを示す斜視図である。
【図7】 この発明の実施の形態2におけるステータの図4とは異なる製造方法を示す斜視図である。
【図8】 この発明の実施の形態3におけるステータの製造方法の要部を示す斜視図である。
【図9】 この発明の実施の形態3における図8とは異なるステータの製造方法の要部を示す斜視図である。
【図10】 この発明の実施の形態4におけるステータの要部の構成を示す斜視図である。
【図11】 図10におけるステータコアに巻回されたマグネットワイヤの端末の構成を示す斜視図である。
【図12】 従来の回転電機のステータの製造方法を示す斜視図である。
【符号の説明】
11,21,23 ステータコア、11a 連結部、11b ヨーク片部、
11c,21b,23b 磁極テイース、21a,23a ヨーク部、
12 基板、13 コイル、14 マグネットワイヤ、15 ランド部、
16,22,24 ステータ、17 ロータ。

Claims (5)

  1. 複数台分のステータコアに順次マグネットワイヤを巻回してコイルを形成するステータの製造方法において、
    屈曲可能な連結部を介して連結された複数のヨーク片部と、上記ヨーク片部の一側から突出して形成され上記ヨーク片部の連結方向に所定の間隔を介して配置された複数の磁極テイースとでなるステータコアを複数形成する工程、
    所定の上記ステータコアの隣接する上記磁極テイースの相数分の各磁極テイースにマグネットワイヤを同時に巻回して順次コイルを形成する工程、
    上記マグネットワイヤを上記コイルが形成済みのステータコアの上記コイルとつながったまま次巻回対象の上記ステータコアの磁極テイースの相数分の各磁極テイースに同時に巻回する工程、
    上記コイルが形成済みのステータコアの上記マグネットワイヤが上記次巻回対象のステータコアとつながったままの状態で装着される基板上に移動させ上記つながったマグネットワイヤ同士を所定の間隔に拡げる工程、
    上記コイルが形成済みのステータコアの各連結部を屈曲させて上記各ヨーク片部を環状に成形して上記基板の所定の位置に装着する工程、
    上記コイルが形成済みのステータコアの所定の間隔に拡がった各マグネットワイヤの所定の位置を上記基板上に設けられた複数のランド部にそれぞれ固着する工程、
    および上記次巻回対象のステータコアとつながった各マグネットワイヤの上記ランド部に固着された位置より上記次巻回対象のステータコア側の所定の位置を切断する工程とを包含したことを特徴とするステータの製造方法。
  2. 複数台分のステータコアに順次マグネットワイヤを巻回してコイルを形成するステータの製造方法において、
    環状に形成されたヨーク部と、上記ヨーク部の内側または外側から突出して形成され上記ヨーク部の周方向に所定の間隔を介して配置された複数の磁極テイースとでなるステータコアを複数形成する工程、
    所定の上記ステータコアの隣接する上記磁極テイースの相数分の各磁極テイースにマグネットワイヤを同時に巻回して順次コイルを形成する工程、
    上記マグネットワイヤを上記コイルが形成済みのステータコアの上記コイルとつながったまま次巻回対象の上記ステータコアの磁極テイースの相数分の各磁極テイースに同時に巻回する工程、
    上記コイルが形成済みのステータコアの上記マグネットワイヤが上記次巻回対象のステータコアとつながったままの状態で装着される基板上に移動させ上記つながったマグネットワイヤ同士を所定の間隔に拡げる工程、
    上記コイルが形成済みのステータコアの所定の間隔に拡がった各マグネットワイヤの所定の位置を上記基板上に設けられた複数のランド部にそれぞれ固着する工程、
    および上記次巻回対象のステータコアとつながった各マグネットワイヤの上記ランド部に固着された位置より上記次巻回対象のステータコア側の所定の位置を切断する工程とを包含したことを特徴とするステータの製造方法。
  3. 複数のランド部を千鳥状に配置するようにしたことを特徴とする請求項1または2記載のステータの製造方法。
  4. マグネットワイヤの巻き始めと巻き終わりの各磁極テイースと対応するヨーク片部またはヨーク部の表面に、上記磁極テイース側から他方側に延在して設けられた溝により上記巻き始めおよび巻き終わりのマグネットワイヤを案内するようにしたことを特徴とする請求項1または2記載のステータの製造方法。
  5. 両ステータコア間につながった各マグネットワイヤをランド部に固着して切断した後、次巻回対象のステータ側に残された上記各マグネットワイヤの端部をまとめて捻るようにしたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のステータの製造方法。
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