JP2528228Y2 - 電動機の相間絶縁体 - Google Patents

電動機の相間絶縁体

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JP2528228Y2
JP2528228Y2 JP1986151143U JP15114386U JP2528228Y2 JP 2528228 Y2 JP2528228 Y2 JP 2528228Y2 JP 1986151143 U JP1986151143 U JP 1986151143U JP 15114386 U JP15114386 U JP 15114386U JP 2528228 Y2 JP2528228 Y2 JP 2528228Y2
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JP
Japan
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coil
coil end
lead
insulator
interphase insulator
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JP1986151143U
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JPS6358859U (ja
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登 市之宮
保彦 高桑
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アイチ−エマソン電機 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は電動機の梯子型の相間絶縁体の改良に関す
る。
(ロ) 従来の技術 従来の相間絶縁体は第3図に示すごとく、各コイルエ
ンド絶縁部6′・7′をつなぐ連結脚10は、ステータの
内径部のスロットが相互に平行に設けてあるため、この
スロットと同じ平行な形状に構成され、この相間絶縁体
5′を手で挿着して用いていた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 電動機を用いた装置を小型化するために、ステータの
反リード側のコイルエンドの高さをリード側のコイルエ
ンドの高さより低くしたり、反リード側のコイルエンド
の形状を取り付けられる装置の形状に合わせて大きく変
形させたりすることにより、リード側と反リード側の各
コイルエンド部の変形量の差異が大きくなってきた。こ
れは、一般に密閉型圧縮機等のようにステータと装置と
を同一のケーシングに組み込んで使用するような場合に
おいては、ステータのリード側を上記装置の反対側に配
置して使用することが多く、このとき、反リード側のコ
イルエンドは軸受等に近接するため、外径側へ大きく広
げて構成する等の処置が必要となるためである。そのた
め、変形量の小さい方のコイルエンド部に合わせた場
合、変形量の大きい方のコイルエンドにおける相間絶縁
体のコイルエンド部の外側コイルの極間において破損が
発生し、巻線コイルの相間接触が発生する欠点があっ
た。変形量の大きい方のコイルエンド部に合わせた場
合、変形量の小さい方のコイルエンド部における相間絶
縁体のコイルエンド部の外側コイルの極間においてたる
みが発生する欠点と、相間絶縁体の形成が大きくなり材
料を多く必要とし、製造コストを増大させる欠点があっ
た。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、相間絶縁体の形成を大きくすることなく、
コイルエンド部の外側コイルの極間部での破損やたるみ
が発生しないようにすることを目的とする。本考案は、
リード側及び反リード側の各コイルエンドの外側コイル
と内側コイルの相間を絶縁する各コイルエンド絶縁部
と、前記各コイルエンド絶縁部をつなぐ少なくとも2本
の連結脚とを有し、前記コイルエンド絶縁部の略中央部
を前記外側コイルの極間部に位置させて装着する電動機
の相間絶縁体において、前記外側コイルの極間部の左側
に位置する前記連結脚と右側に位置する前記連結脚との
間隔をリード側で狭く、反リード側で広く形成するとと
もに、前記間隔は、相間絶縁体の装着時において前記コ
イルエンド絶縁部が前記外側コイルの極間部へたるみを
生じ、内側コイルが挿入された後の整形加工時において
前記たるみが解消されるような距離に形成し、また前記
コイルエンド絶縁部の幅の端から前記連結脚までの距離
をリード側よりも反リード側を小さく形成したものであ
る。
(ホ) 実施例 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。第
1図はステータの正面図、第2図は本考案の相間絶縁体
の実施例を示す正面図である。
本考案の相間絶縁体5はステータ1のリード側コイル
エンド2の相間を絶縁するリード側コイルエンド絶縁部
6と、反リード側コイルエンド3の相間を絶縁する反リ
ード側コイルエンド絶縁部7と、これら各コイルエンド
絶縁部をつなぐ5本の連結脚10a〜10cより構成されてい
る。リード側コイルエンド2のリード側コイルエンド絶
縁部6の外側にあるリード側コイルの極間12に対応する
リード側コイルエンド極間部8と反リード側コイルエン
ド3の反リード側コイルエンド絶縁部7の外側にある反
リード側コイルの極間13に対応する反リード側コイルエ
ンド極間部9とを結ぶ線11を境にして、左側の連結脚10
a・10bと右側の連結脚10c・10d・10eとは非平行なハの
字をなしており、左右の連結脚の間隔がリード側l7が狭
く反リード側l3が広く形成してある。またコイルエンド
絶縁部の幅の端から連結脚までの距離は、リード側l6
びl8は大きく、反リード側l1及びl5は小さく形成してあ
る。
このように構成されたステータ1の相間絶縁体5はス
テータのスロット内の外側に位置するコイルを挿入した
後、リード側コイルエンド極間部8と反リード側コイル
エンド極間部9とをそれぞれ外側にある各コイルの極間
12・13に対応させ各コイルエンド極間部8・9を連結脚
10a〜10eが平行になるように外側にある各コイルの極間
12・13にたるませ、設定した位置のスロットに連結脚を
挿入して取り付け、内側にコイルを挿入して単相の場合
のコイル組立を完了する。三相の場合は以後同様に相間
絶縁体5を挿着した後、更に内側にコイルを挿入してコ
イル組立を完了する。この状態を第4図および第5図に
示す。
しかる後、コイルエンド整形治具による整形加工が施
されると、リード側コイルエンド2及び反リード側コイ
ルエンド3は共に変形を受け、特に反リード側コイルエ
ンド3はリード側コイルエンド2に比べて大きく変形さ
れる。この結果、外側コイルの極間12・13における相間
絶縁体5の各コイルエンド極間部8・9は、この部分に
破損を生じることなく各たるみ14・15が解消されて絶縁
が完成する。
コイルエンド部の変形量の大きい方(反リード側)に
ついては、外側コイルの極間が大きく広げられるので連
結脚の各コイルエンド極間部を結ぶ線11をはさむ連結脚
の距離l3は大きくなり、内側コイルの極間もまた大きく
広げられて離間するので、コイルエンド絶縁部の重なり
を大きくしなくても相間接触は発生しないので、コイル
エンド絶縁部の幅の端から連結脚までの距離l1・l5は小
さくできる。
コイルエンド部の変形量の小さい方(リード側)は逆
に、外側コイルの極間があまり広げられないので連結脚
の各コイルエンド極間部を結ぶ線11をはさむ連結脚の距
離l7は小さくなり、内側コイルの極間もまたあまり広げ
られず、コイルエンド絶縁部の重なりを大きくしないと
相間接触の発生が防止できないので、コイルエンド絶縁
部の幅の端から連結脚までの距離l6・l8は大きくしなけ
ればならない。l2・l4はそれぞれ連結脚の各コイルエン
ド極間部を結ぶ線11に対し同じ側の連結脚の距離とす
る。従来、連結脚が平行な形状の場合、相間接触を発生
させないために、相間絶縁体の必要な幅はl6+l2+l3
l4+l8となるが、各コイルエンド2・3形状と概略同一
の各コイルエンド絶縁部6・7と各コイルエンド絶縁部
6・7をつなぐ非平行の連結脚10からなる本考案の場合
の相間絶縁体5の必要な幅はl6+l2+l7+l4+l8または
l1+l2+l3+l4+l5となる。前記よりl3>l7、l6>l1
l8>l5の関係があるので下記の不等式が成立する。
l6+l2+l3+l4+l8>l6+l2+l7+l4+l8 l6+l2+l3+l4+l8>l1+l2+l3+l4+l5 相間絶縁体の加工は、定尺ロール巻きの絶縁フィルム
を相間絶縁体のコイルエンド絶縁部の長い方の幅に合わ
せてスリットし、型で打ち抜いて製作する。一実施例と
してl1=14、l2=35、l3=42、l4=33、l5=14、l6=2
0、l7=30、l8=20となり、本考案適用によりスリット
幅を150mmから138mmに短縮することができ、8%の材料
を節約することができた。
(ヘ) 考案の効果 本考案では外側のコイル極間においてコイルエンド極
間部の破損による相間接触を発生させることなく、また
外側のコイル極間において相間絶縁体のたるみによる飛
び出しもなく、相間絶縁体の材料が節約でき、更に相間
絶縁体をステータのスロットに挿着する場合、外側のコ
イルの各コイルエンド極間に各たるみを作るので挿入作
業も容易に実施できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はステータの正面図、第2図は本考案の梯子型相
間絶縁体の実施例の正面図、第3図は従来の梯子型相間
絶縁体の正面図、第4図は単相モータのステータコアに
コイルと、たるみを作って梯子型相間絶縁体を挿着した
整形加工前のリード側から見た平面図、第5図は、第4
図の反リード側から見た下面図である。 4……リード線、16……ステータコア

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リード側及び反リード側の各コイルエンド
    の外側コイルと内側コイルの相間を絶縁する各コイルエ
    ンド絶縁部と、前記各コイルエンド絶縁部をつなぐ少な
    くとも2本の連結脚とを有し、前記コイルエンド絶縁部
    の略中央部を前記外側コイルの極間部に位置させて装着
    する電動機の相間絶縁体において、前記外側コイルの極
    間部の左側に位置する前記連結脚と右側に位置する前記
    連結脚との間隔をリード側で狭く、反リード側で広く形
    成するとともに、前記間隔は、相間絶縁体の装着時にお
    いて前記コイルエンド絶縁部が前記外側コイルの極間部
    へたるみを生じ、内側コイルが挿入された後の整形加工
    時において前記たるみが解消されるような距離に形成
    し、また前記コイルエンド絶縁部の幅の端から前記連結
    脚までの距離をリード側よりも反リード側を小さく形成
    したことを特徴とする相間絶縁体。
JP1986151143U 1986-10-01 1986-10-01 電動機の相間絶縁体 Expired - Lifetime JP2528228Y2 (ja)

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JP5336528B2 (ja) * 2011-01-18 2013-11-06 三菱電機株式会社 電動機の固定子及び圧縮機及び冷凍サイクル装置
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