JPH06222281A - 顕微鏡遠隔観察システム - Google Patents

顕微鏡遠隔観察システム

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JPH06222281A
JPH06222281A JP924293A JP924293A JPH06222281A JP H06222281 A JPH06222281 A JP H06222281A JP 924293 A JP924293 A JP 924293A JP 924293 A JP924293 A JP 924293A JP H06222281 A JPH06222281 A JP H06222281A
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清文 渡辺
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幾夫 東福寺
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Abstract

(57)【要約】 【目的】顕微鏡画像の遠隔観察において、初期観察画像
における所望とする観察領域の指定を高効率で行うこ
と。 【構成】標本の全体像であるマクロ画像及び顕微鏡画像
を取り込んで送信する顕微鏡端末と、上記顕微鏡端末か
ら送信される画像を受信し表示すると共に、上記顕微鏡
端末に対して所定の制御コードを送信する観察端末と、
上記顕微鏡端末及び観察端末を接続する通信回線27と
を有し、上記マクロ画像に始まる親子関係によって顕微
鏡画像を管理することを特徴とし、情報処理装置1、9
が上記顕微鏡端末で取り込んだマクロ画像上に顕微鏡低
倍率の視野に相当するフレームを複数箇所指定し、該指
定箇所の顕微鏡画像を順次、取り込むよう制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、顕微鏡遠隔観察、とり
わけ医療分野における遠隔病理診断を可能にする画像遠
隔観察システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、顕微鏡による病理観察では、先
ず、病理専門医がプレパラート全体を肉眼観察して大ま
かな観察方針を立て、続いて低倍率で顕微鏡観察を行い
初期診断を行うのが一般的である。そして、高倍率での
詳細な観察は普通、これらの作業の後に行う。このよう
な作業を遠隔操作においても実現させようとするもの
が、プレパラートのマクロ画像までを扱うことのできる
顕微鏡遠隔観察システムである。
【0003】例えば、本出願人により提案された特願平
4−161095号、特願平4−202489号、特願
平4−202488号、特願平4−162713号で
は、このような顕微鏡遠隔観察システムに関する技術が
示されている。そして、これらの技術は、双方向の通信
手段によって結ばれる顕微鏡端末と観察端末とで構成さ
れており、該顕微鏡端末はマクロ画像及び顕微鏡画像を
取り込んで送信し、該観察端末はこの画像を受信して表
示すると共に、顕微鏡端末に対して様々な制御コードを
送信する。
【0004】以下、図6のフローチャートを参照して、
従来の顕微鏡遠隔観察システムの動作について説明す
る。従来の顕微鏡遠隔観察システムでは、顕微鏡端末と
観察端末の両システムを立ち上げた後、先ず、顕微鏡端
末においてプレパラートのマクロ画像を取り込み(ステ
ップS301)、これを顕微鏡端末の作業者の指示に基
づき図7に示すようにメッシュに分割する(ステップS
302)。続いて、このメッシュの格子に対応する部位
の画像を1枚ずつ顕微鏡の低倍率で取り込んでいき(ス
テップS303)、全ての画像を取り込み終わったとこ
ろで観察端末にマクロ画像も含めて全ての画像を送信す
る(ステップS304)。そして、観察端末では、この
送信された画像を受信し(ステップS305)、この画
像を遠隔観察する(ステップS306,307)。この
観察端末の観察者の各種指示は、顕微鏡端末に制御コー
ドとして送信することができるので、観察者は所望とす
る顕微鏡画像を随時観察することができる。以上の動作
により、所望とする顕微鏡画像を観察した後、全ての動
作を終了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、顕微鏡
観察に供される標本の形と大きさは千差万別であり、比
較的大きい楕円形または矩形の標本ならば適切なメッシ
ュ分割ができるが、例えば図8に示すような細長い標本
や、図9に示すようなバイオプシー標本が複数個並んだ
ものでは、メッシュ分割はかえって効率の低下を招く場
合がある。これは、取り込む画像が増えていれば、それ
だけ取り込みと伝送に時間がかかるからである。
【0006】さらに、顕微鏡端末を操作する作業者は一
般的に臨床検査技師であり病理診断の専門家ではないの
で、標本をメッシュ分割する際に不必要な部位にまでメ
ュシュをかけたり、必要な部位にかけ損なったりする危
険性がある。そして、不必要な部位にまでメュシュをか
けると、観察端末の病理専門医は診断と関係しない無駄
な画像を見なけらばならず、必要な部位にかけ損なう
と、顕微鏡端末に対して改めて必要な部位を指示し画像
を取り直さなければならないなどの不具合が生じてしま
う。
【0007】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、顕微鏡画像の遠隔観察に
おいて、初期観察画像における所望とする観察領域の指
定を高効率で行うことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の顕微鏡遠隔観察システムでは、標本の全体
像であるマクロ画像及び顕微鏡画像を取り込んで送信す
る顕微鏡端末と、上記顕微鏡端末から送信される画像を
受信し表示すると共に、上記顕微鏡端末に対して所定の
制御コードを送信する観察端末と、上記顕微鏡端末及び
観察端末を接続する通信回線とを有し、上記マクロ画像
に始まる親子関係によって顕微鏡画像を管理することを
特徴とする顕微鏡遠隔観察システムにおいて、上記顕微
鏡端末で取り込んだマクロ画像上に顕微鏡低倍率の視野
に相当するフレームを複数箇所指定し、該フレームによ
り指定された箇所の顕微鏡画像を取り込むよう制御する
制御手段を具備することを特徴とする。
【0009】
【作用】即ち、本発明の顕微鏡遠隔観察システムは、標
本の全体像であるマクロ画像及び顕微鏡画像を取り込ん
で送信する顕微鏡端末と、上記顕微鏡端末から送信され
る画像を受信し表示すると共に、上記顕微鏡端末に対し
て所定の制御コードを送信する観察端末と、上記顕微鏡
端末及び観察端末を接続する通信回線とを有し、上記マ
クロ画像に始まる親子関係によって顕微鏡画像を管理す
ることを特徴とする顕微鏡遠隔観察システムにおいて、
制御手段が上記顕微鏡端末で取り込んだマクロ画像上に
顕微鏡低倍率の視野に相当するフレームを複数箇所指定
し、該フレームにより指定された箇所の顕微鏡画像を取
り込むよう制御する。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。図1は、本発明の第1の実施例に係る顕
微鏡遠隔観察システムの構成を示すブロック図である。
【0011】本実施例の顕微鏡遠隔観察システムは、顕
微鏡画像を取り込んで送信するための顕微鏡端末と、該
顕微鏡端末から送信される顕微鏡画像を受信して観察す
るための観察端末とからなり、両端末は通信回線によっ
て接続されている。尚、本実施例では、両端末を接続す
る通信回線としてISDN回線を利用しているが、この
他、アナログ公衆回線や光ケーブルなどを用いることも
できる。
【0012】同図に示されるように、観察端末において
は、図示しない外部記憶装置と画像の圧縮伸長部を装備
しシステム全体の制御を行う情報処理装置1が、システ
ムの各種操作を指示するためのメニュー画面を表示する
モニタ2と、情報を入力するためのキーボード3と、メ
ニュー画面上で観察者がメニューの選択や画像領域の指
定を行うためのポインティング・デバイス4と、通信モ
デム5と、NTSC方式のテレビジョン(TV)信号を
デジタル変換しデジタル画像情報を作り出すフレームメ
モリ6とに接続されている。そして、このフレームメモ
リ6は、デジタル画像を表示するTVモニタ7に接続さ
れている。尚、観察端末では情報処理装置1のモニタ2
と画像を表示するためのTVモニタ7を別々に設けてい
るが、モニタ2の解像度が十分である場合には該モニタ
2をTVモニタ7として兼用することもできる。
【0013】一方、顕微鏡端末においては、図示しない
外部記憶装置と画像圧縮伸長部を備えている情報処理装
置9が、システムを操作するためのメニュー画面を表示
するモニタ10と、情報を入力するキーボード11と、
メニュー画面上で作業者がメニューの選択や画像領域の
指定を行うマウスなどのポインティング・デバイス12
と、通信モデム13と、NTSC方式のテレビジョン
(TV)信号をデジタル変換しデジタル画像情報を作り
出すフレームメモリ14とに接続されている。
【0014】さらに、電動X−Yステージ19は、通信
インターフェイス(RS−232C、GP−IB、パラ
レル、シリアル、SCSIのいずれかのインターフェイ
ス)を介して情報処理装置9と接続されている。そし
て、電動式の対物レンズレボルバ18も上記通信インタ
ーフェイスを介して情報処理装置9に接続されている。
そして、上記フレームメモリ14は、デジタル画像を表
示するTVモニタ15と、作業者が顕微鏡からの映像と
マクロ撮影スタンド側からの映像を選択するビデオ信号
切り替え機21とに接続されている。さらに、このビデ
オ信号切り替え機21は、カメラコントロールユニット
(CCU;Camera Control Unit) 一体型のTVカメラ17
と、TVカメラ22とに接続されている。
【0015】そして、光学顕微鏡20は、CCU一体型
のTVカメラ17と、対物レンズレボルバ18と、電動
X−Yステージ19とが一体に構成されている。さら
に、プレパラートのマクロ画像を撮影するためのマクロ
撮影スタンド26は、上記TVカメラ22及びレンズ2
3と、プレパラートをセットしてマクロ画像を撮影する
X−Yステージ24と、高周波光源装置25とが一体に
構成されている。尚、この顕微鏡端末においてもモニタ
10とTVモニタ15とを兼用することもできる。
【0016】このような構成の観察端末及び顕微鏡端末
は、それぞれの通信モデム5,13が通信回線27を介
して接続されており、画像及び制御コードのやり取りを
行うことができる。さらに、観察端末の観察者と顕微鏡
端末の作業者のコミュニケーションの円滑化を図るため
に、通信回線28により接続された電話機8及び16を
各端末に装備している。以下、図2のフローチャートを
参照して、このような構成の第1の実施例に係る顕微鏡
遠隔観察システムの動作について詳細に説明する。
【0017】観察端末の観察者と顕微鏡端末の作業者と
が、両端末間で電話機8、16で電話連絡を行いながら
タイミングを計り、それぞれのシステムを立ち上げる
と、まず顕微鏡端末において、マクロ撮影スタンド26
により標本の全体像であるマクロ画像を取り込む(ステ
ップS101)。
【0018】続いて、作業者がモニタ10に表示された
メニュー画面上で、ポンティング・デバイス12を操作
することによりマクロ画像をメュシュ分割するかフレー
ム指定するかを選択する(ステップS102)。このメ
ニュー画面の様子は図3に示す通りであり、例えば「マ
クロ画像分割方法」指定31では「メッシュ分割」か
「フレーム指定」を選択でき、「対物レンズ倍率」指定
32では「2倍」、「4倍」、「10倍」の中から所望
とする倍率を選択でき、「処理命令」指定33では、
「次のフレーム」か「取り込み実行」かを選択できる。
尚、同図に示したのはメニューの一例に過ぎない。
【0019】さて、このようなメニュー画面30におい
て作業者が「マクロ画像分割方法」指定31で「フレー
ム指定」を選択した場合には、情報処理装置9がTVモ
ニタ15に表示されているマクロ画像上に指定された顕
微鏡倍率の視野に相当するフレームを表示する。このフ
レームはポインティング・デバイス12によってTVモ
ニタ15上で自由に移動させることができる。また、図
4に示すように所望の位置で固定させることもできる。
【0020】さらに、1つのフレームが固定されると、
続いてTVモニタ15に次のフレームが表示されるの
で、作業者は再びポインティング・デバイス12を操作
して、このTVモニタ15の画面上でフレームを移動
し、所望とする位置で固定することができる。以下、必
要な回数だけ同様の操作を繰り返すことができる(ステ
ップS103〜105)。
【0021】一方、作業者が「マクロ画像分割方法」指
定31で「メュシュ分割」を選択した場合には、情報処
理装置9がTVモニタ15に表示されているマクロ画像
を所定のメュシュにより均等に分割する(ステップS1
06,107)。
【0022】こうして所望とする「フレーム指定」及び
「メュシュ分割」を終了した後、顕微鏡画像の取り込み
を行う(ステップS108)。具体的には、情報処理装
置9がマクロ画像上のフレームの位置を基に光学式顕微
鏡20の電動X−Yステージ19を制御して所定の位置
にプレパラートを移動させ、次いで対物レンズレボルバ
18に信号を送り所定の対物レンズに切り替えるように
指示する。また、この時、フレームメモリ14をスルー
状態に切り替え、作業者がTVモニタ15を見ながらピ
ントと絞りを合わせられるようにした。
【0023】そして、作業者がポインティング・デバイ
ス12をメニュー画面30上で操作して「処理命令」指
定33の「取り込み実行」を選択すると、情報処理装置
9がフレームメモリ15内の画像情報を取り込んで情報
処理装置9の外部記憶装置に記憶し、この記憶の後、次
のフレームに対応する位置に電動X−Yステージ19を
移動させ、同様の操作を指定された全てのフレームに対
して繰り返して行う。この取り込まれた画像は観察端末
に送信され(ステップS109)、観察端末では、この
送信された画像を受信すると(ステップS110)、該
画像を観察端末の観察者が遠隔観察する(ステップS1
11)。この時、顕微鏡端末でも同時に、この画像を観
察することができるので、ポインティングデバイス4,
12の操作や電話連絡などにより、該画像に関して観察
端末の観察者と顕微鏡端末の作業者はディスカッション
することもできる。そして、観察端末の観察者の各種指
示は情報処理装置1が通信モデム5を介して顕微鏡端末
に制御コードとして送信するので、観察者は随時、所望
とする顕微鏡画像を観察することができる。以上の動作
により、所望とする全ての顕微鏡画像を観察し、全ての
動作を終了する。
【0024】このように、本発明の第1の実施例に係る
顕微鏡遠隔観察システムでは、マクロ画像の「メッシュ
分割」、「フレーム指定」の両方を選択できるようにし
たので、例えばバイオジプシー標本やメッシュ分割に適
さない形の標本の遠隔観察の効率を向上させることがで
きる。また、オートフォーカス、オートアイリス式の顕
微鏡を使用すれば、作業者の手作業が無くなり作業効率
を向上させることができる。
【0025】以上、本発明の第1の実施例に係る顕微鏡
遠隔観察システムについて説明したが、最初にマクロ画
像を観察端末に送り、フレーム指定を観察端末からでき
るようにしたシステムも観察端末が本当に見たいところ
を自ら指定できるという点で効果がある。また、各フレ
ームに対応する顕微鏡画像を1枚取り込むたびに観察端
末に伝送していく方法も観察端末の待ち時間を減らす意
味で有効である。そこで、このような点に着目してなさ
れた本発明の第2の実施例に係る顕微鏡遠隔観察システ
ムについて説明する。
【0026】従来の顕微鏡遠隔観察システムでは、マク
ロ画像のメッシュ分割は顕微鏡端末でのみ可能であっ
た。これに対して第2の実施例では、まず顕微鏡端末で
マクロ画像を取り込み、このマクロ画像を観察端末に送
信してしまい、観察端末でメュシュ分割の指定をするよ
うにしたことに特徴を有している。尚、本実施例の構成
は第1の実施例とほぼ同しである為、ここではその説明
を省略し、特徴のある動作についてのみ説明する。以
下、図5のフローチャートを参照して、第2の実施例に
係る顕微鏡遠隔観察システムの動作について詳細に説明
する。
【0027】観察端末の観察者と顕微鏡端末の作業者と
が電話機8,16により電話連絡を行いながらタイミン
グを計りシステムを立ち上げると、まず顕微鏡端末にお
いて、マクロ撮影スタンド26がプレパラートのマクロ
画像を取り込み(ステップS201)、このマクロ画像
を情報処理装置9が通信モデム13を介して観察端末の
情報処理装置1に送信する(ステップS202)。
【0028】すると、観察端末では、この受信したマク
ロ画像に対して観察者、即ち病理専門医がメッシュ分割
の指定を行う(ステップS203,204)。このメッ
シュ分割の位置情報は顕微鏡端末の情報処理装置9に送
られ、該情報処理装置9が光学顕微鏡20の電動X−Y
ステージ19及び対物レンズレボルバ18に対して制御
信号を出力して所定位置及び所定倍率設定を行った後、
顕微鏡画像を取り込む(ステップS205,206)。
そして、メッシュの格子に対応する顕微鏡低倍率画像を
すべて取り込み終わったら、それら画像情報を観察端末
に送信する(ステップS207)。そして、観察端末
は、顕微鏡端末から送信された画像情報を受信し(ステ
ップS208)、観察端末の観察者はこの画像を遠隔観
察する(ステップS209,210)。この観察端末の
観察者の各種指示は、情報処理装置1が通信モデム5を
介して顕微鏡端末に制御コードとして送信することがで
きるので、観察者は所望とする顕微鏡画像を随時観察す
ることができる。以上の動作により所望とする顕微鏡画
像を観察し、全ての動作を終了する。
【0029】このように、第2の実施例に係る顕微鏡遠
隔観察システムは、観察端末の観察者、即ち病理専門医
による初期診断に必要な画像をできるだけ手早く取り込
んで、送信することに着目してなされたものである。即
ち、第2の実施例によれば、顕微鏡端末で取り込んだマ
クロ画像をそのまま観察端末に送り、観察端末の病理専
門医が直接自分でメッシュをかける領域を指定すること
ができる。
【0030】以上詳述したように、本発明の顕微鏡遠隔
観察システムでは、バイオジプシー標本やメッシュ分割
に適さない形の標本の遠隔観察の効率を向上することが
できる。さらに、病理遠隔観察の初期観察に当たり、病
理専門医が所望する部位の画像を正確に取り込めるよう
になり、その結果より、精度の高い病理遠隔観察ができ
る。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、顕微鏡画像の遠隔観察
において、初期観察画像における所望とする観察領域の
指定を高効率で行うことを可能とした顕微鏡遠隔観察シ
ステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の顕微鏡遠隔観察システムの構成を示す
図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る顕微鏡遠隔観察シ
ステムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】モニタ2,10に表示されたメニュー画面を様
子を示す図である。
【図4】TVモニタ15上に表示されたマクロ画像にフ
レームをかけた様子を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施例に係る顕微鏡遠隔観察シ
ステムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】従来の顕微鏡遠隔観察システムの動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図7】従来の顕微鏡遠隔観察システムによりマクロ画
像をメッシュにより分割した様子を示す図である。
【図8】従来の顕微鏡遠隔観察システムにより細長い標
本のマクロ画像をメッシュにより分割した様子を示す図
である。
【図9】従来の顕微鏡遠隔観察システムによりバイオプ
シー標本が複数個並んだもののマクロ画像をメッシュに
より分割した様子を示す図である。
【符号の説明】
1,9…情報処理装置、2,10…モニタ、3,11…
キーボード、4,12…ポインティング・デバイス、
5,13…通信モデム、6,14…フレームメモリ、
7,15…TVモニタ、8,16…電話機、17…TV
カメラ、18…対物レンズレボルバ、19…電動X−Y
ステージ、20…光学顕微鏡、21…ビデオ信号切り替
え機、22…TVカメラ、23…レンズ、24…X−Y
ステージ、25…高周波光源装置、26…マクロ撮影ス
タンド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笹崎 伸幸 東京都渋谷区幡ヶ谷1丁目2番8号 オリ ンパスソフトウェア株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標本の全体像であるマクロ画像及び顕微
    鏡画像を取り込んで送信する顕微鏡端末と、上記顕微鏡
    端末から送信される画像を受信し表示すると共に上記顕
    微鏡端末に対して所定の制御コードを送信する観察端末
    と、上記顕微鏡端末及び観察端末を接続する通信回線と
    を有し、上記マクロ画像に始まる親子関係によって顕微
    鏡画像を管理することを特徴とする顕微鏡遠隔観察シス
    テムにおいて、 上記顕微鏡端末で取り込んだマクロ画像上に顕微鏡低倍
    率の視野に相当するフレームを複数箇所指定し、該フレ
    ームにより指定された箇所の顕微鏡画像を取り込むよう
    制御する制御手段を具備することを特徴とする顕微鏡遠
    隔観察システム。
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