JP2001166218A - 顕微鏡画像観察システム、その制御方法および制御プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

顕微鏡画像観察システム、その制御方法および制御プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体

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JP2001166218A JP2000287626A JP2000287626A JP2001166218A JP 2001166218 A JP2001166218 A JP 2001166218A JP 2000287626 A JP2000287626 A JP 2000287626A JP 2000287626 A JP2000287626 A JP 2000287626A JP 2001166218 A JP2001166218 A JP 2001166218A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】標本の全体像を確認できるとともに、標本上の
実際に観察している位置や範囲などを容易に認識するこ
とができる顕微鏡画像観察システム、その制御方法およ
び制御プログラムを記録したコンピュータに読み取り可
能な記録媒体を提供する。 【解決手段】モニタ3上にプレパラート模擬ウィンドウ
40を表示し、このプレパラート模擬ウィンドウ40中
に原画像41を表示するとともに、原画像41と並べて
クレンメルa43、クレンメルb44、プレパラート4
5を表示し、プレパラート45に原画像41の画素を間
引きして縮小した縮小画像42を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば病理標本の
観察に用いられる顕微鏡画像観察システム、その制御方
法および制御プログラムを記録したコンピュータに読み
取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、顕微鏡を用いた病理観察では、ま
ず、病理医が標本をセットしたプレパラート全体を肉眼
観察して大まかな観察方針を立て、続いて低倍率で顕微
鏡観察を行い初期診断を行なった後、高倍率による詳細
な観察を行うといった診断手順が行なわれていた。
【0003】また、病理医のいない遠隔地の病院等で
は、標本に対する適正な判断が行えない。従って、病理
医のいる大病院へ標本を送り、適正な判断を仰いでい
た。しかしながら、このような処理では多くの時間を要
してしまう。そこで、近年では、処理時間の短縮を目的
として、病理医のいない病院と病理医のいる病院とを通
信回線で結び、病理医のいない病院にある標本を載置し
た顕微鏡を遠隔地にいる病理医が遠隔操作しつつ標本の
適正な判断をリアルタイムで通信できるようにした顕微
鏡遠隔観察システムが確立されてきた。顕微鏡遠隔観察
システムについては、例えば特開平06−222281
号公報に開示されている。
【0004】この公報に開示されたシステムの動作を以
下説明する。
【0005】まず、病理医のいない病院側(以下、依頼
側と称する)で依頼者がプレパラート上の標本全体をマ
クロ撮影スタンドのTVカメラにて撮像する。そして、
撮像されたマクロ画像を情報処理装置(依頼側端末)に
接続されているフレームメモリに取込む。フレームメモ
リは、取り込まれた画像をデジタル化し、情報処理装置
に接続されているモニタまたはフレームメモリに接続さ
れているTVモニタにマクロ画像として表示する。以上
が初期診断のプロセスである。
【0006】この初期診断の後、プレパラートを光学顕
微鏡の電動X−Yステージ上に載せ換えて標本を光学顕
微鏡のTVカメラで撮影する。この撮像後、初期診断と
同様にフレームメモリで撮像画像を取込みデジタル化す
る。そして、情報処理装置に接続されているモニタまた
はフレームメモリに接続されているTVモニタに顕微鏡
画像として表示する。これにより、高倍率での詳細な観
察が行われる。
【0007】また、このような情報処理装置に接続され
ているフレームメモリに取込まれた画像は、例えばIS
DN等の公衆回線を介して遠隔地に配置された病理医の
いる病院側(以下、観察側と称する)の観察端末の情報
処理装置に転送される。そして、情報処理装置のモニタ
上に画像を表示する。これにより、依頼者は、遠隔から
の病理医(観察者)による病理診断を可能にしている。
【0008】さらに、詳細観察において、観察者が所望
とする顕微鏡画像を観察するため、初期観察で得られた
マクロ画像上の観察したい位置にメッシュを設定し、メ
ッシュによって設定された各格子の領域を順次自動的に
画像を取込することもできる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述した特開平06−
222281号公報に開示された技術では、プレパラー
ト上の標本像全体をマクロ画像スタンドのTVカメラに
て撮像し、これにより得られたマクロ画像を情報処理装
置に接続されているフレームメモリで取込み、画像をデ
ジタル化し、情報処理装置に接続されているモニタまた
はフレームメモリに接続されているTVモニタに表示す
ることができる。
【0010】しかしながら、顕微鏡本体とマクロ画像撮
影スタンドが別体となっている。このため、依頼者がプ
レパラートをマクロ画像撮影スタンドから光学顕微鏡の
電動X−Yステージへ載せ換える作業が必要であった。
【0011】この作業は、プレパラートをマクロ画像撮
影スタンドに載せて取込んだマクロ画像の位置関係と、
そのプレパラートを光学顕微鏡の電動X−Yステージに
載せて固定したときの位置関係とを正確に一致させるの
が困難である。
【0012】このため、マクロ画像をメッシュ分割した
りフレーム指定するような、マクロ画像の位置を基準に
して次の観察する位置を指定するような制御において、
光学顕微鏡の電動X−Yステージを移動させ、その指定
した観察位置に移動しても、本来取り込みたい位置にず
れが生じてしまうという問題が生じる。
【0013】また、仮にマクロ撮影スタンドでマクロ画
像の撮影を行わず、マクロ画像を使わないで、直接、光
学顕微鏡でプレパラートの標本を観察した場合、最低倍
率の対物レンズを使用して観察しても標本の大きさによ
っては取込んだ画像の視野内に入らない。従って、標本
の全体像が分かりづらい。
【0014】また、メッシュ分割で標本の所望とする範
囲にメッシュを設定したり、フレーム指定で同様に標本
の所望とする範囲にフレームを設定するのが困難で、何
度か同様の操作を繰り返す必要がある。この同様の操作
の繰り返しには、多大な時間が費やされていた。
【0015】さらに、遠隔地にある観察側の情報処理装
置から、依頼側の情報処理装置を制御して、観察、遠隔
操作するような場合は、マクロ撮影スタンドでマクロ画
像を撮影し、光学顕微鏡の電動X−Yステージに載せか
えるのは、観察側から依頼側の作業者に載せかえを指示
し手動で行わなければならない。このように、自動で出
来ない為に作業効率が悪化するという問題があった。
【0016】また、遠隔地にある観察側の情報処理装置
から、光学顕微鏡で直接プレパラートの標本を観察する
と、プレパラート上のどの位置に標本があるか観察者に
は全く分からない。従って、画像の取り直しや、このた
めの画像の伝送時間を含めて時間がかかり作業効率が悪
化するという問題があった。
【0017】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、標本の全体像を認識できるとともに、標本上の実際
に観察している位置や範囲などを容易に把握することが
できる顕微鏡画像観察システム、その制御方法及び制御
プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記
録媒体を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の観点に
よれば、プログラムされたコンピュータによって顕微鏡
を制御する装置であって、標本の画像を所定の倍率で取
得する画像取得手段と、前記標本の位置決めをし載置す
る標本載置手段と、前記標本と前記画像取得手段を相対
的に移動させる移動手段と、前記標本の位置を検出する
位置検出手段と、前記標本の画像を取得する倍率を記憶
する倍率記憶手段と、前記標本載置手段上の位置を認識
する位置認識用画像を生成するとともに、前記位置検出
手段で検出された標本の位置及び前記倍率記憶手段に記
憶された倍率に基づいて、前記位置認識用画像と前記標
本の画像の取得位置とを関連づける指標の表示位置を求
める演算手段と、前記位置認識用画像上に前記指標を前
記表示位置に基づいて合成した画像を表示する表示手段
とを備えたことを特徴とする顕微鏡画像観察システムが
提供される。
【0019】このような構成によれば、位置認識用画像
上で、オペレータ(依頼者、観察者)が実際に観察して
いる位置を容易に把握することができる。
【0020】望ましくは、指標は、画像取得手段で取得
される標本の画像の取得領域に含まれる標本の画像であ
る。これにより、オペレータが実際に観察している位置
のみならず、観察している画像を容易に把握することが
できる。
【0021】望ましくは、演算手段は、移動手段による
移動量に比例しかつ連動して位置認識用画像と指標の相
対位置が変化するように表示手段に表示されるように指
標の表示位置を求める。これにより、オペレータの観察
位置の移動指示がリアルタイムで位置認識用画像上で把
握できる。従って、標本の所望とする位置を把握し、後
に詳細に把握すべき範囲が入るかオペレータが確認で
き、詳細に観察する範囲を容易に設定することができ
る。
【0022】望ましくは、画像取得手段により新たに取
得する画像の位置および範囲を示し、表示手段により位
置認識用画像上に合成した画像が表示されるメッシュ
と、メッシュの位置及び範囲を入力する入力手段とを備
えてなる。これにより、位置認識用画像上にメッシュが
表示され、そのメッシュで取り囲む標本の範囲を容易に
指定することができる。
【0023】また、本発明の別の観点によれば、プログ
ラムされたコンピュータによって顕微鏡を制御する装置
であって、標本の画像を所定の倍率で取得する画像取得
手段と、前記標本の位置決めをし載置する標本載置手段
と、前記標本と前記画像取得手段を相対的に移動させる
移動手段と、前記標本の位置を検出する位置検出手段
と、前記標本の画像を取得する倍率を記憶する倍率記憶
手段と、前記画像取得手段により得られた取得画像と、
前記位置検出手段により検出した位置情報と、前記取得
倍率変更手段より得られた倍率情報を外部端末に送信可
能な回線接続手段とを備えてなることを特徴とする顕微
鏡画像観察システムが提供される。
【0024】また、本発明の別の観点によれば、プログ
ラムされたコンピュータによって顕微鏡を制御する顕微
鏡画像観察システムであって、情報通信可能な回線接続
手段と、標本の位置決めをし載置する標本載置手段、所
定の倍率で顕微鏡で観察される画像を取得する画像取得
手段及び前記顕微鏡の標本の位置を検出する位置検出手
段を備えた顕微鏡画像観察機構から、画像情報、倍率情
報及び位置情報を前記回線接続手段を介して取得する取
得手段と、前記標本載置手段上の位置を認識する位置認
識用画像を生成するとともに、前記取得手段で取得され
た位置情報及び倍率情報に基づいて、前記位置認識用画
像と前記標本の画像の取得位置とを関連づける指標の表
示領域を求める演算手段と、前記位置認識画像上に前記
指標を合成した画像を表示する第2の表示手段を設けた
ことを特徴とする顕微鏡画像観察システムが提供され
る。
【0025】これにより、顕微鏡の画像観察を、顕微鏡
の位置から遠隔地で、顕微鏡側で操作するのと同様の間
隔で操作を行うことができる。すなわち、遠隔にいるオ
ペレータは実際の標本の位置、観察している範囲を容易
に把握することができる。
【0026】望ましくは、表示手段に表示された位置認
識画像上の指標を選択及び移動する入力手段と、指標を
入力手段による選択及び移動動作に対応した移動手段の
移動量を演算する移動量演算手段とを備えてなり、移動
手段は、移動量演算手段で得られた移動量に応じて移動
する。これにより、オペレータは位置認識用画像を観察
しながら容易に観察したい位置を設定することができ
る。
【0027】望ましくは、指標は所定の領域を有する画
像であり、顕微鏡画像観察システムはさらに、指標上に
基準位置を表示する基準位置表示手段と、基準位置表示
手段により表示される基準位置に標本の基準位置を合わ
せることで標本載置手段上の位置と位置認識用画像上の
位置との対応関係を算出する算出手段を備える。これに
より、例えばクレンメル等の標本を固定する手段が無い
顕微鏡システムに本発明を適用する場合であっても、実
際の標本の位置と位置認識用画像上の位置関係の対応付
けがなされる。
【0028】なお、装置に係る本発明は方法に係る発明
としても成立し、方法に係る本発明は装置に係る発明と
しても成立する。
【0029】また、装置または方法に係る本発明は、コ
ンピュータに当該発明に相当する手順を実行させるため
の(あるいはコンピュータを当該発明に相当する手段と
して機能させるための、あるいはコンピュータに当該発
明に相当する機能を実現させるための)制御プログラム
を記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体とし
ても成立する。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従い説明する。
【0031】(第1実施形態)図1は、本発明の顕微鏡
画像観察システムの概略構成を示している。図におい
て、100は依頼側端末、200は被依頼側、つまり観
察側端末である。依頼側端末100はパソコン1を、観
察側端末200はパソコン8をそれぞれ有する。これら
パソコン1及び8が回線接続装置2及び9並びに通信回
線(例えば、ISDN)20を介して通信自在に接続さ
れている。
【0032】依頼側端末100のパソコン1は、標本像
を表示するための表示機能を有するモニタ3を備えると
ともに、パソコン1のソフトウェアを操作し、データを
入力する手段としてキーボード5およびマウス4を備え
ている。
【0033】依頼側端末100のパソコン1は、さらに
インターフェイス19を介して顕微鏡14に接続されて
いる。顕微鏡14は、図示しないプレパラートをクレン
メルで固定するようにした電動ステージ15、電動ステ
ージ15のプレパラート上の標本像を取込む対物レンズ
16、対物レンズ16を倍率の異なるものに自動交換す
る電動レボルバ17および対物レンズ16を介して取込
んだ標本像を撮影、つまり顕微鏡取得画像(顕微鏡画
像)を取得するビデオカメラ18を備えている。また、
顕微鏡14は、これらの他、不図示のオートフォーカス
ユニット、調光機能、電動絞り機構等を備えていること
は無論である。
【0034】さらに、依頼側端末100のパソコン1
は、ビデオキャプチャー機能を有しており、顕微鏡画像
を撮影するビデオカメラ18の画像出力を受ける端子を
はじめとする各種端子を備えている。パソコン1内部に
はビデオカメラ18等から出力された画像情報を記憶す
るための記憶部を有しているが、パソコン1にはさら
に、その周辺機器としてMO(光磁気ディスク)等の記
録装置を付属しても良いことは無論である。
【0035】回線接続装置2には、ハンドフリー通話器
7が接続されている。このハンドフリー通話器7によれ
ば、受話器を持つことなくパソコン操作を行いながら依
頼側と観察側の会話を実現することができる。
【0036】なお、上述では、顕微鏡14に搭載されて
いるビデオカメラ18のみをパソコン1に接続する構成
としたが、不図示のビデオセレクタなどを介してマクロ
撮影装置を更に接続することができる。
【0037】一方、観察側端末200のパソコン8につ
いても、標本像を表示するための表示機能を有するモニ
タ10を備えるとともに、パソコンのソフトウェアを操
作したりデータを入力する手段としてキーボード12お
よびマウス11を備えている。また、このパソコン8の
内部には、依頼側端末100のパソコン1から転送され
た画像情報を記憶するための記憶部を有しているが、パ
ソコン8の周辺機器としてMO(光磁気ディスク)等の
記録装置を付属しても良いことは無論である。また、回
線接続装置9にハンドフリー通話器13を接続すること
もできるようにしている。
【0038】図2は、依頼側端末100の具体的構成を
示すブロック図である。
【0039】依頼側端末100は、上述したように顕微
鏡14と、この顕微鏡14に対して各種制御信号の通信
をし、顕微鏡14に取り付けられたビデオカメラ18か
らの画像を取込み、後述の各種処理を行うパソコン1か
らなっている。
【0040】顕微鏡14は、顕微鏡画像を撮影するビデ
オカメラ18と、取得倍率変更手段として対物レンズ1
6を切換える電動レボルバ17、図示しないプレパラー
トを載置するとともに、クレンメルで固定した状態で、
顕微鏡の光軸と直交する平面内に移動可能にした電動ス
テージ15、位置検出手段として電動ステージ15の移
動位置を検出するエンコーダ21を有している。
【0041】電動ステージ15には、ステージ移動時の
基準となるステージの原点位置を検出する原点センサ3
1を備えている。例えば、システム起動時に電動ステー
ジ15が移動し原点センサ31が原点位置を検出するこ
とで原点出しを行い、その原点を基準に電動ステージ1
5を移動し移動位置をエンコーダ21により検出してい
る。
【0042】一方、パソコン1は、各装置、プログラム
を統括するCPU29、CPU29から制御回路につな
がるCPUバス28を有し、このCPUバス28にコン
ピュータプログラムを記録する記録媒体27が接続され
ている。記録媒体27は、以降に示す顕微鏡14の操作
やGUI(グラフィックユーザインタフェイス)の制御
等を実行する制御プログラム27aを有している。この
記録媒体27は、フレキシブルディスク、ハードディス
ク、CD−ROM、メモリーカード等プログラムを記録
できるものなら形式を問わない。
【0043】また、CPUバス28にはデータ、プログ
ラム等CPUの処理に必要な情報を記憶するデータ記憶
装置26、画像取得手段として顕微鏡画像を撮影するビ
デオカメラ18からのビデオ信号を入力し画像をデジタ
ル化するビデオキャプチャー22、ビデオキャプチャー
22でデジタル化した画像やGUIを表示可能にするビ
デオカード23が接続されている。このビデオカード2
3には、実際に画像やGUIを表示するパソコン1の外
部にあるモニタ3が接続されている。
【0044】CPUバス28には、入出力インターフェ
イス24を介してパソコン1の外部にあるオペレータか
らの入力手段であるマウス4やキーボード5に接続さ
れ、さらに、入出力インターフェイス25を介して顕微
鏡14の電動レボルバ17、電動ステージ15、エンコ
ーダ21が接続され、パソコン1からの制御を可能にし
ている。
【0045】同様にして、CPUバス28には、入出力
インターフェイス30を介してパソコン1外部の回線接
続装置2が接続され、さらに公衆回線(ISDN)20
を介して、図示していない遠隔地の観察側端末200に
接続されている。
【0046】なお、図2では依頼側端末100の構成を
説明したが、観察側端末200のパソコン8も、顕微鏡
14、ビデオキャプチャー22を除いている点以外、依
頼側端末100のパソコン1と同様のため、説明は省略
する。
【0047】次に、このように構成された実施の形態の
動作を説明する。
【0048】まず、第1の実施の形態に関わる顕微鏡画
像観察システムによる、依頼側端末100での標本の位
置認識を中心にした操作シーケンスを図3から図9を用
いて説明する。
【0049】始めに、観察を行う前に、電動ステージ1
5は観察前にステージの原点出しを行っておく。ここで
求められたステージの原点は後の制御で電動ステージ1
5を移動させた時の移動量と移動位置を求めるための基
準位置として使用する。
【0050】原点位置の検出方法は、図2の原点センサ
31を検出した位置を原点位置とする方法や、原点セン
サ31から電動ステージ15を駆動する不図示のパルス
モータの特定のパルスカウント分ずらした位置を原点と
する方法等を用いることができる。このパルスをカウン
トすることによる原点検出手段の代用も可能である。
【0051】次に、標本、例えば細胞を載置したプレパ
ラートを顕微鏡14の電動ステージ15上に固定する。
電動ステージ15にはプレパラートの固定治具として図
5の51や52のようなクレンメルa及びbがある。
【0052】これらクレンメルa51及びクレンメルb
52は、ステージ上の所定の位置に配置されており、ス
テージとの物理的位置は予め定められている。また、ク
レンメルa51及びクレンメルb52により、プレパラ
ートは所定の位置に固定配置される。従って、クレンメ
ルa51及びクレンメルb52によるプレパラートの固
定により、プレパラートの位置決めがなされる。また、
ステージの原点は予め求められているため、このような
固定により電動ステージ15の原点とプレパラートの位
置関係も決定される。本発明ではクレンメルを使用して
いるが、原点とプレパラートの位置関係が決定できれば
固定方法は問わない。
【0053】以降の操作シーケンスはパソコン1の記録
媒体27に記憶されている制御プログラム27aに基づ
いて処理される。制御プログラム27aの流れは図3の
フロチャートに示される。
【0054】図3のフローチャートに示される処理の開
始により、まず、モニタ3に位置認識用画像であるプレ
パラートを含む模擬画像を表示したウィンドウ(以下、
プレパラート模擬ウィンドウと称する)40を表示する
(ステップS10)。図4は、プレパラート模擬ウィン
ドウ40の表示例であり、これがモニタ3上に表示され
る。ウィンドウとはマイクロソフト社のオペレーティン
グソフト、ウィンドウズの技術を利用した情報を表示、
入力するための画面である。
【0055】次に、ステップS11の“対物レンズの変
更が入力されたか?”にて。対物レンズの変更指示があ
ったかどうか確認する。対物レンズの変更の入力があっ
た場合(Y)、ステップS12に進み、指定された対物
レンズへ変更する。具体的には、電動レボルバ17を回
転させて指定された対物レンズ16を選択する。対物レ
ンズ16の変更の入力が無ければ(N)、すでに設定さ
れたある対物レンズ16を使用してステップS12を経
ずに次のステップへ進む。
【0056】次に、ステップS13に進み、“ステージ
の移動指示は入力されたか?”にてステージの移動指示
があったかどうか確認する。ステージの移動指示の入力
があった場合(Y)、ステップS14に進み、指定され
た位置へ電動ステージ15を移動する。ステージの移動
指示の入力が無ければ(N)、すでに設定されている位
置で次のステップへ進む。
【0057】電動ステージ15の移動指示は、例えば図
9に示すようなボタン50をウィンドウ上に表示し、オ
ペレータがマウス4やキーボード5の入力手段を使用し
ボタンをクリックすることで移動可能である。例えば、
図9のボタン50をクリックすると、各ボタンの矢印と
同じ方向に電動ステージ15が移動するように不図示の
パルスモータへ駆動パルスが送られ移動制御される。
【0058】次に、ステップS14に進み、ビデオカメ
ラ18から顕微鏡画像をパソコン1にデジタル画像とし
て取込む。そして、ステップS16の“プレパラート模
擬ウィンドウの中に表示”にて取込んだ画像を表示す
る。ここで、プレパラート模擬ウィンドウ40の中には
リアルタイム(ビデオレートまたはそれに近いスピード
で画面を随時描画)の画像もしくは静止画で原画像41
が表示されている。この画像は、顕微鏡14のビデオカ
メラ18で撮影された画像がパソコン1内のビデオキャ
プチャー22を介してビデオカード23にてウィンドウ
と合成されて表示されたものである。
【0059】また、プレパラート模擬ウィンドウ40内
には、原画像41と並べてクレンメルa43、クレンメ
ルb44、プレパラート45からなる位置認識用画像4
7が表示されている。この位置認識用画像47は、電動
ステージ15上の各構成の位置を認識するための画像で
あり、顕微鏡14の電動ステージ15上のプレパラート
53を固定している実物の構成と同様に構成図を縦横の
比が同一縮尺比となるように表示されるのが望ましい。
もちろん、実物の構成の縮尺比と完全に一致させる必要
はない。
【0060】次に、ステップS17に進み、“取込んだ
画像をプレパラート模擬ウィンドウ上のプレパラートの
縮尺に変換”する処理を行う。このステップS17で
は、プレパラート模擬ウィンドウ40の縮尺にあわせ、
取込んだ画像の画素数を変換し縮小画像42を作る。
【0061】ただし、例えば図4に示すように、この縮
小画像42の表示方向は顕微鏡の光学系の構成により画
像は上下左右反転する場合がある。もちろん、原画像4
1をプレパラート模擬ウィンドウ40に表示する際に、
上下左右を反転させて表示するようにしてもよい。
【0062】次に、ステップS18に進み、“ステージ
位置を検出しプレパラート上の観察位置を計算”する処
理を行う。ここでは、電動ステージ15の位置をエンコ
ーダ21にて検出し、前記原点出しにより求めた原点を
基準にXY座標で求める。また、ステージ位置はエンコ
ーダ21を使わないで電動ステージ15を駆動するパル
スモータへの駆動パルスのパルス数をカウントすること
でも求めることができる。つまり、駆動パルスを1パル
スパルスモータへ入力したとき電動ステージ15が何m
m移動するか既知であるため、原点からのパルス数を求
めればステージの位置を求めることができる。例えば1
パルスで電動ステージ15が0.001mm移動するよ
うな設計になっている場合、1000パルスで電動ステ
ージ15は1mm動くことになる。
【0063】パルス数のカウントにより電動ステージ1
5の位置を計算する場合、ステップS14において電動
ステージ15が移動する際のパルス数をカウントしてお
き、このパルス数を図示しない記憶装置に記憶してお
く。そして、このパルス数を読出し、電動ステージ15
の移動量に換算するのが好ましい。
【0064】次に、ステップS19に進み、“縮小画像
を実物のプレパラートで観察している位置と対応する位
置に表示”の処理を行う。ここでは、ステップS18で
求めた電動ステージ15の位置から、プレパラート模擬
ウィンドウ40のプレパラート45上の位置に換算す
る。そして、換算した位置にステップS17で求めた画
像を縮小画像42として表示する。
【0065】縮小画像42は位置認識用画像47と電動
ステージ15上の位置とを関連づける指標として表示さ
れる。すなわち、この縮小画像42を観察することによ
り、オペレータは位置認識用画像47と電動ステージ1
5の相対的な位置関係を視覚により把握することができ
る。より具体的には、位置認識用画像47と画像の取得
位置との相対的な位置関係を視覚により把握することが
可能となる。
【0066】ここで、電動ステージ15の移動時におけ
るプレパラート模擬ウィンドウ40の画像の変移につい
て図5を用いて詳細に説明する。
【0067】上記のように縮小画像42をプレパラート
模擬ウィンドウ40上の位置認識用画像47に表示する
場合、電動ステージ15の装置座標系とプレパラート模
擬ウィンドウ40の画像を表示するグラフィック表示座
標系の基準を一致させるか又は位置関係を明確にしてお
く必要がある。
【0068】図5(a)は電動ステージ15及び対物レ
ンズ16を簡易的に記載したものである。ステージ移動
の基準とするため電動ステージ15の移動平面の垂直方
向であって対物レンズ16の光軸(中心軸)をZ軸と
し、Z軸に直行するX軸、Y軸の座標系を決める。ステ
ージはこのXY平面と平行となっており、X軸及びY軸
の交点を原点Oとする(ここでは原点Oはステージ平面
上にあるとする)。
【0069】原点Oは前記原点出しで求めたステージ原
点と仮定しても、前記原点出しで求めたステージ原点か
らオフセットした位置と仮定しても良いが、装置の機械
的設計上から原点出しで求めたステージ原点からの距離
は既知値である。
【0070】前記、原点Oを基準にシステムの座標系が
決定される。このシステム座標系より原点Oから図5
(b)のクレンメルa51、クレンメルb52、プレパ
ラート53の位置も既知となる。つまりクレンメルa5
1、クレンメルb52は電動ステージ15に機械的固定
されているものであり、プレパラート53が脱着可能で
あるがプレパラート53のサイズが既知であり、さらに
上記クレンメルに当てつけて載置しているため、最終的
にプレパラート53の座標位置も既知となる。
【0071】以上の位置情報を基に、図5(c)のよう
に、位置認識用画像47をパソコンのグラフィックで表
示する。つまり、上記位置情報を基に、縦横同一の縮尺
で実物と同様にクレンメルa43、クレンメルb44、
プレパラート45を描画し、かつ、システム座標系の原
点Oに対する位置認識用画像47の原点O’を決定し、
縮小画像42を表示する際の基準とする。なお、クレン
メルa51及びクレンメルb52は電動ステージ15上
の実空間でのクレンメルを、クレンメル43及び44は
位置認識用画像47上でのクレンメルを示す。
【0072】また、システム座標系と位置認識用画像4
7の縮尺値が既知となるため、システム座標系で電動ス
テージ15がある距離移動した場合その距離に対応する
位置認識用画像47上の移動距離が縮尺比から算出でき
る。これにより、システム座標系とプレパラート模擬ウ
ィンドウの基準点が一致しかつ縮尺比が既知のため電動
ステージ15上とプレパラート模擬ウィンドウ40の位
置認識用画像47との位置関係が確立する。
【0073】次いで、例えば図5(b)に示す電動ステ
ージ15の位置から図5(d)に示す位置に移動する場
合について説明する。
【0074】図5(b)に示す観察している場所がプレ
パラート53上の原点Oの位置から、図5(d)に示す
ように電動ステージ15をX軸のー方向(左)へ移動し
た場合、観察している位置は図5(d)上の点Pにな
る。この原点Oと点Pの線OPの長さが移動距離とな
る。この移動距離は図2に示すエンコーダ21により検
出可能である。また、エンコーダ21を使わなくてもパ
ルスモータの駆動パルスが1パルスあたり電動ステージ
15を何mm動かせたか既知のため移動に費やした駆動
パルス総数により距離を求める事もできる。
【0075】上記移動距離および移動方向から、プレパ
ラート模擬ウィンドウ40上の位置認識用画像47の縮
小画像移動位置を求める。図5(b)で観察している位
置は原点Oとすると、図5(c)で表示されている縮小
画像42の中心位置はO’となる。図5(b)の位置か
ら電動ステージ15をX軸のー方向へ線OP移動移動し
たとき、図5(e)で示すように縮小画像42は点P’
を中心とする位置へ移動する。縮小画像42の移動方向
はステージの移動方向と反対になり、表示位置の計算は
線OPの移動距離をシステム座標系とプレパラート模擬
ウィンドウ40の縮尺比により計算して求めることがで
きる。
【0076】以上の様に、電動ステージ15の移動に連
動して、プレパラート模擬ウィンドウ40上の縮小画像
42が移動する事で、オペレータに対してプレパラート
上のどのあたりを観察しているか視覚的に分かり易くす
ることができる。また、縮小画像42は実際に観察して
いる標本を映し出しているため、標本のどの位置がプレ
パラート上のどのあたりにあるか視覚的に分かりやす
く、所望とする観察位置を容易にみつけることもでき
る。さらに、電動ステージ15を動かしすぎて観察位置
がプレパラート53から外れるなどの誤操作の防止も可
能である。
【0077】本実施形態では縮小画像40は原画像41
を縮尺比にあわせて縮小表示する方式を取っているが、
位置や観察範囲を示すものであれば画像に限らず範囲を
示す枠や位置を示す+字ポインタのような指標でもかま
わない。もちろん、図4(c)のX’軸、Y’軸及び原
点O’のみを指標として示すものであっても構わない。
【0078】このようにステップS19で観察位置の指
標とする縮小画像42を表示した後、ステップS20に
進む。ステップS20では、図4の位置認識用画像47
のプレパラート45上に図6に示すようなメッシュ外枠
を表示する。ここでは、プレパラート45上にはメッシ
ュでの取込範囲のメッシュ外枠46を表示している。
【0079】メッシュとは特開平06−222281号
公報に記載されている画像取込み手段である。例えば、
図6に示すように観察したい標本に対して縦m×横nの
格子(図6では3×3メッシュ62)を設定し、順次格
子に対応する位置で対物レンズの倍率を大きくして画像
を取込んで行く(図6では合計9枚の画像を取込むこと
ができる)。格子の数は1×1つまり1つの枠でも可能
である。
【0080】次に、ステップS21の“メッシュ位置、
サイズの変更指示が入力されたか?”に進み、メッシュ
外枠46位置、サイズの変更指示があったかどうか確認
する。メッシュ外枠46位置、サイズの変更の入力があ
った場合(Y)、ステップS22の“位置認識用画像4
7のプレパラート45上のメッシュサイズ位置を変更し
て表示する”にて、指定されたサイズや位置へメッシュ
外枠46を変更する。メッシュ位置、サイズの変更指示
の入力が無ければ(N)、すでに設定されたあるメッシ
ュ位置、サイズを使用して次のステップへ進む。
【0081】ステップS21でのプレパラート45上の
メッシュ外枠46は、例えば図7(a)に示すように、
オペレータがマウス4やキーボード5の入力手段を使用
し枠の四隅をドラッグし移動する。これにより、メッシ
ュ外枠46の大きさを変更することができる。また、メ
ッシュ外枠46をドラッグし移動することでメッシュ外
枠46全体を上下左右に移動することができる。メッシ
ュ外枠46の表示はメッシュの外枠のみでなく実際に分
割する範囲を外枠と合せ格子状に表示することも可能で
ある。
【0082】なお、図7(b)に示すようにマウスポイ
ンタ60を原画像41上に表示し、所望するメッシュの
範囲を選択するために原画像41上の所望とする位置を
クリックすることでメッシュ外枠46の角の位置(図7
(b)の場合は右上)を設定することができる。メッシ
ュ外枠46は設定されると原画像41上にオーバレイ表
示される。その他、図7(c)に示すようにボタン61
をモニタ3上に表示し、オペレータがマウス4やキーボ
ード5の入力手段を使用しボタンをクリックすることで
対象とする四隅の角を選択し、これにより所望する標本
のメッシュ外枠46の範囲を設定するようにしてもよ
い。
【0083】ここで、メッシュ外枠46と縮小画像42
の移動との関係について図8を用いて説明する。前述の
通り、電動ステージ15を移動すると、このステージ1
5の移動に連動して縮小画像42が位置認識用画像47
のプレパラート45上を移動する。例えば図8(a)の
位置に縮小画像42が移動した場合、縮小画像42内の
斜線部分が細胞のような観察を所望する部分とすると、
メッシュ外枠46内に細胞が入っていることが視覚的に
予想(認識)することができる。同様に図8(b)の右
上、図8(c)の右下、図8(d)の左下の位置でも細
胞の位置がメッシュ外枠42内に入っていることが分か
る。
【0084】図8(e)では、メッシュ外枠46が図8
(a)〜(d)に対して狭く設定されている。この図8
(e)のような場合、縮小画像42がメッシュ外枠46
と重なっており、更に観察を所望する細胞と重なってい
る。同様に、図8(f)の右上、図8(g)の右下、図
8(h)の左下の位置でも細胞の位置がメッシュ外枠4
2と重なっている。この状態でメッシュの順次画像取込
みを行うと、観察を所望する部分(細胞)全体をもれな
く取込めなくなる。
【0085】前記ではメッシュ外枠46の角部の場合を
示したが、メッシュ外枠46の辺部でも、細胞とメッシ
ュ外枠の位置関係が確認でき、最適なメッシュ設定を視
覚的に容易に設定することができる。
【0086】なお、電動ステージ15の移動により、現
在観察している画像の位置がメッシュ外枠46上にかか
るようなときは、電動ステージ15の移動に連動して原
画像41上のメッシュ外枠46も移動するようにしてい
る。
【0087】このような処理を繰り返し、標本の所望と
する範囲にメッシュの設定が完了する。
【0088】次に、ステップS23の“メッシュによる
取込み指示がされたか?”に進み、メッシュによる取込
み指示があったかどうか確認する。メッシュによる取込
みの入力があった場合(Y)、ステップS24に進み、
メッシュによる範囲の順次取込を開始し、“メッシュで
指定される倍率に変更”の処理を行う。本実施形態で
は、電動レボルバ17により対物レンズ16の倍率を変
更しメッシュの格子サイズ(観察範囲)に合う対物レン
ズ16を選択する。
【0089】次いで、ステップS25の“メッシュで指
定される標本を取込む位置へ電動ステージを移動”の処
理を行う。このステップS25では、電動ステージ15
をメッシュで指定されている位置に観察位置を移動す
る。次いで、ステップS26の“画像取込、保存”に進
み、顕微鏡取得画像を取込むとともに、この取込んだ標
本の顕微鏡取得画像を静止画像としてデータ記憶装置2
6等の保存装置に保存する。次いで、ステップS27の
“メッシュ取込み終了か?”にて、メッシュ全てについ
て画像の取込み、保存が終了したか確認され、必要な画
像がすべて取込まれたならメッシュ取込みの処理を終了
する。
【0090】次に、ステップS28の“終了指示が入力
されたか?”に進み、一連の処理を終了するかどうか確
認する。終了の指示があった場合、処理を終了し、指示
が無かった場合、再度上記一連の処理を繰り返す。
【0091】以上のような実施形態によれば、モニタ3
上にプレパラート模擬ウィンドウ40を表示し、このプ
レパラート模擬ウィンドウ40中に原画像41を表示す
るとともに、原画像41と並べてクレンメルa43、ク
レンメルb44、プレパラート45の画像からなる位置
認識用画像47を表示する。そして、この位置認識用画
像47中のプレパラート45に原画像41の画素を間引
きして縮小した縮小画像42を表示する。これにより、
このプレパラート模擬ウィンドウ40上から、原画像4
1に相当する標本の一部が表示されている位置認識用画
像中のプレパラート上で実際に観察している位置や範囲
などをオペレータが容易に把握することができる。
【0092】なお、位置認識用画像47は、縮小画像の
位置がわかれば良いので、プレパラートの代わりに目盛
状の格子を表示したりメッシュの外枠のみ表示するだけ
でも良い。
【0093】また、電動ステージ15の移動にともない
実際の移動量に対応してプレパラート45上の縮小画像
42も移動するようにしたので、標本の所望とする位置
を把握し、メッシュ外枠46内に標本の所望とする範囲
が入るかオペレータが確認することができ、メッシュを
容易に設定することができる。また原画像41上にメッ
シュ外枠46を表示し、メッシュの四隅を指定可能にす
ることやメッシュ自体を移動可能とすることで、メッシ
ュで取込む標本の範囲を容易に指定することもできる。
【0094】(第2実施形態)次に、第2の実施の形態
に関わる顕微鏡画像観察システムによる、観察側端末2
00での標本の位置認識を中心にした操作シーケンスを
図10から図11を用いて説明する。
【0095】第1の実施の形態では、依頼側端末100
について述べたが、この顕微鏡画像観察システムでは、
遠隔地にある観察側端末200からの操作も可能であ
る。
【0096】図10は、観察側端末200から操作する
場合の操作シーケンスを説明するものである。図10で
示すように、依頼側端末100の処理と遠隔地の観察側
端末200の処理とで別個独立となっているが、まず、
どちらも処理を開始して操作可能状態にしておく。
【0097】そして、依頼側端末100について初期化
処理を行う(ステップS30)。本実施形態では、標本
の画像を取込める状態にしておき、電動ステージ15の
位置、現在使用している対物レンズ16の倍率などを記
憶する。
【0098】次に、観察側端末200との回線接続(ス
テップS31)処理を行う。ここでは、各端末の連携処
理が出来るように、依頼側端末100から観察側端末2
00へISDN回線20を介して回線接続の要求を行
う。観察側端末200では回線接続要求にて回線接続
(ステップS45)処理を行ない、相互の情報交換が可
能になり、観察側端末200から依頼側端末100に対
して遠隔操作が可能となる。
【0099】次に、観察側端末200では、初期データ
受信の処理を行う(ステップS46)。ここでは観察側
端末200から初期データの送信要求を依頼側端末10
0へ送信し、その回答として依頼側端末100は初期デ
ータを受信する。依頼側端末100では、観察側端末2
00からの初期データの送信要求により、必要な初期デ
ータ、例えば使用対物レンズ、電動ステージの位置等を
観察側端末200へ送信する(ステップ32)。
【0100】次に、観察側端末200では図3のステッ
プS10と同様にウィンドウ上にプレパラート模擬ウィ
ンドウ40を表示する(ステップS47)。プレパラー
ト模擬ウィンドウは図4に示すものと同様でも良いが、
図11に示す原画像(図4の原画像41)を省略した位
置認識用画像47のみでもよい。
【0101】次に、観察側端末200ではステップS4
8の“対物レンズの変更が入力されたか?”に進み、対
物レンズ16の変更指示があったかどうか確認する。対
物レンズ16の変更の入力があった場合(Y)、ステッ
プS49の“指定された対物レンズへ変更要求”の処理
を行う。このステップS49に進む場合、観察側端末2
00は対物レンズ16の変更情報(例えば100倍を4
00倍に変更等の情報)を依頼側端末100へ送信し、
対物レンズ16の変更を要求する。
【0102】依頼側端末100では、要求がある場合、
ステップ33の“指定された対物レンズへ変更”の処理
にて、顕微鏡14の電動レボルバ17を回転させて指定
された対物レンズ16を選択する(要求が無い場合は始
めに選択されていた対物レンズを使用する)。また、観
察側端末200では対物レンズ16の変更の入力が無け
れば(N)、次のステップへ進む。
【0103】以上のように対物レンズ16の設定が完了
した後、観察側端末200ではステップS50の“ステ
ージの移動指示は入力されたか?”にて電動ステージ1
5の移動指示があったかどうか確認する。電動ステージ
15の移動指示の入力があった場合(Y)、ステップS
51の“指定された位置へステージを移動要求”に進
み、ステージ移動要求処理を行う。このステップS51
では、観察側端末200は指定された位置情報を依頼側
端末100へ送信し電動ステージ15の移動を要求す
る。
【0104】依頼側端末100では、このステージ移動
要求を受け、ステップS34の“指定された位置へステ
ージ移動”の処理を行う。具体的には、顕微鏡14の電
動ステージ15を指定された位置へ移動する(要求が無
い場合は移動を行わない)。観察側端末200では電動
ステージ15の移動指示の入力が無ければ(N)、すで
に設定されている位置で次のステップへ進む。
【0105】ここで、電動ステージ15の移動指示は、
図9に示すようなボタン50を観察側端末200のパソ
コン8のウィンドウ上に表示し、オペレータがマウス4
やキーボード5の入力手段を使用しボタンをクリックす
ることで移動する。そして、図9のボタン50をクリッ
クすると、各ボタンの矢印と同じ方向に電動ステージ1
5が移動するように駆動パルスをパルスモータへ送り移
動制御している(観察側端末200は遠隔地にあるた
め、電動ステージ15を直接手で動かすことは当然でき
ない)。
【0106】次に、観察側端末200は、原画像データ
受信処理を行う(ステップS52)。ここでは観察側端
末200から原画像データの送信を依頼側端末100に
要求し、依頼側端末100では、要求がある場合、ステ
ップS35の“原画像データ送信”に進み、ビデオカメ
ラ18から顕微鏡画像をパソコン1にデジタル画像とし
て取込んだ画像を、観察側端末200に対して原画像4
1のデータとして送信する。
【0107】本実施形態では、ステップS52では原画
像データの受信を行っているが、代替的には、ステップ
S47で示したように、図11の位置認識用画像47を
使用する場合、原画像データは必要なく、縮小画像のデ
ータのみで良い。つまり、依頼側端末100にて原画像
を縮小画像に変換し、縮小画像のデータを観察側に送る
ようにする。原画像はデータ量が多く、このまま通信回
線(ISDN20)で送信すると通信回線の混雑を起こ
し、各端末の処理のスピードが遅くなるなど障害をきた
す。これに対し縮小画像はデータ量を少なくしているの
で通信回線を使った伝送には向いている。当然、通信回
線が高速で一度に大量のデータを伝送できれば原画像を
伝送してもよい。また、このような制御プログラムは、
不図示のサーバーコンピュータにつないだネットワーク
を介してサーバーコンピュータに記録されている制御プ
ログラムをパソコンにダウンロードして実行することも
可能である。
【0108】次に、ステップS53に進み、“プレパラ
ート模擬ウィンドウ40に原画像を表示”の処理を行
う。このステップS53では、(ステップS52)にて
受信した原画像データを基に原画像41を表示する。こ
のステップS53は、原画像41を使用せずに図11の
位置認識用画像47のみを使用する場合不要となる。
【0109】次に、ステップS54に進み、“原画像を
プレパラート模擬ウィンドウ上のプレパラートの縮尺に
変換”の処理を行う。ここでは、位置認識用画像47の
縮尺にあわせ、取込んだ画像の画素数変換を行い縮小画
像42を作る。このステップS54は図11の位置認識
用画像47を使用する場合、依頼側端末100にて縮小
画像データ送信前に行うことも可能である。
【0110】次に、観察側端末200では、ステップS
55に進み、“ステージ位置を検出しプレパラート上の
観察位置を計算”の処理を行う。このステップS55で
は、原画像41を取込んだときの電動ステージ15の位
置を、依頼側端末100に要求する。依頼側端末100
では、要求がある場合、ステップS36に進み、“電動
ステージの位置を求め送信”の処理を行う。このステッ
プS36では観察側端末200の要求により、依頼側端
末100は電動ステージ15に設置してあるエンコーダ
21により電動ステージ15の位置を検出し、位置情報
を回答として観察側端末200へ送信する。
【0111】また、エンコーダ21を使わずパルスモー
タへの駆動パルス数で位置情報を記憶している場合、そ
の値から位置情報を算出して観察側端末200へ送信す
る。ただし、依頼側端末200にてこの駆動パルス数情
報を管理している場合ここでの送信処理は不要である。
【0112】次に、観察側端末200では、ステップS
56に進み、“縮小画像を実物のプレパラートで観察し
ている位置と対応する位置に表示”の処理を行う。この
ステップS56では、ステップS55で求めた電動ステ
ージ15の位置から、プレパラート模擬ウィンドウ40
のプレパラート45上の位置に換算する。そして、換算
した位置にステップS54で求めた画像を縮小画像42
として表示する。
【0113】次に、観察側端末200では、ステップS
57に進み、“プレパラート模擬ウィンドウ上にメッシ
ュを表示”の処理を行う。このステップS57では、プ
レパラート模擬ウィンドウ40、または、図11の位置
認識用画像47にメッシュでの取込範囲のメッシュ外枠
46を表示している。
【0114】次に、観察側端末200では、ステップS
58に進み、“メッシュ位置、サイズの変更指示が入力
されたか?”にてメッシュ外枠46の位置、サイズの変
更指示があったかどうか確認する。メッシュ外枠46の
位置、サイズの変更の入力があった場合(Y)、ステッ
プS59の“プレパラート模擬ウィンドウのプレパラー
ト上のメッシュサイズ位置を変更して表示する”に進
み、指定されたサイズや位置へメッシュ外枠46を変更
する。メッシュ位置、サイズの変更指示の入力が無けれ
ば(N)、すでに設定されたあるメッシュ位置、サイズ
を使用して次のステップへ進む。
【0115】次に、観察側端末200では、ステップS
60の“メッシュによる取込み指示がされたか?”に進
み、メッシュによる取込み指示があったかどうか確認す
る。メッシュによる取込み指示の入力があった場合
(Y)、観察側端末200から依頼側端末100に対し
て、メッシュによる取込み要求を送信する。(N)の場
合はステップS63へ進む。依頼側端末100では、メ
ッシュによる取込み開始?(ステップS37)にて観察
側端末200から要求がある場合、(Y)の処理に進
む。(N)の場合はステップS43へ進む。
【0116】メッシュによる取込みを開始する場合、ス
テップS61の“メッシュ情報送信”にてメッシュの情
報(倍率、分割数、メッシュ位置等)を観察側端末20
0から依頼側端末100へ送信する。依頼側端末100
ではこのメッシュ情報を受信すると、ステップS38の
“メッシュで指定される倍率に変更”の処理を行う。こ
のステップS38では、具体的には電動レボルバ17に
より対物レンズ16の倍率を変更しメッシュの格子サイ
ズ(観察範囲)に合う対物レンズ16を選択する。
【0117】次いで、依頼側端末100では、ステップ
S39に進み、“メッシュで指定される標本を取込む位
置へ電動ステージを移動”の処理を行う。ここでは、電
動ステージ15の観察位置をメッシュの指定位置に移動
させる。次いで、依頼側端末100では、ステップS4
0の“画像取込、保存”にて顕微鏡取得画像を取込むと
ともに、この取込んだ標本の顕微鏡取得画像を静止画像
としてデータ記憶装置26等の保存装置に保存する。
【0118】次いで、依頼側端末100ではステップS
41に進み、“メッシュ取込み終了か?”にて、メッシ
ュ全てについて画像の取込み、保存が終了したか確認さ
れ、必要な画像がすべて取込めたならメッシュ取込みの
処理を終了する。
【0119】次に、依頼側端末100ではステップS4
2に進み、“画像送信”の処理を行う。ここでは、メッ
シュ取込みにより取込んだ画像を観察側端末200へ送
信する。観察側端末200ではステップS62の“画像
受信保存”の処理を行う。このステップS62では、送
信されてきた画像を順次データ記憶装置26等に記憶保
存していく。
【0120】上記図10及び図11に示される処理で
は、メッシュで指定される画像をすべて取込んでから、
依頼側端末100から観察側端末200へ送信している
が、画像を1枚取込むごとに送信することも可能であ
る。
【0121】次に、観察側端末200にて、ステップS
63の“終了指示が入力されたか?”にて一連の処理を
終了するかどうか確認する。終了の指示があった場合
(Y)、依頼側端末に終了要求を行い一連の処理を終了
する。指示が無かった場合、ステップS48に戻り、再
度上記一連の処理を繰り返す。依頼側端末100では、
ステップS43の“終了か?”にて観察側端末200か
らの終了要求を受信し終了であれば一連の処理を終了
し、終了要求でなければステップS32の後のステップ
に戻り再度一連の処理を繰り返す。
【0122】以上のように、観察側端末200のパソコ
ン8のモニタ10上にプレパラート模擬ウィンドウ40
と同等なウィンドウを表示し、依頼側端末100のビデ
オカメラ18から取り込んだ取得画像をパソコン1から
ISDN回線20を介してパソコン8に伝送し、依頼側
端末100のモニタ3のプレパラート模擬ウィンドウ4
0上と同様に、プレパラートに原画像の画素を間引きし
て縮小した縮小画像を表示するようにすることで、遠隔
地の観察側端末200にて、これらの画面上から依頼側
端末100で操作するのと同様な感覚で、操作を行なう
ことができ、実際のプレパラート上の標本の位置、観察
している範囲をオペレータが容易に把握することができ
る。
【0123】従来、遠隔地の観察側端末200では目視
で標本の全体像を見ることができないことから、標本全
体を把握するのに時間を費やしていたが、本実施形態に
示す構成により、遠隔地からも標本の全体像が容易に把
握できるとともに、所望とする範囲にメッシュを設定で
きるようになる。
【0124】(第3実施形態)次に、第3の実施の形態
に関わる顕微鏡画像観察システムによる発明の形態を説
明する。装置自体は第1の実施の形態で説明したものと
同様のため説明を省略する。
【0125】図12は、本実施形態で用いられるプレパ
ラート模擬ウィンドウ40の表示例を示す図である。図
12は第1の実施の形態で示されるプレパラート模擬ウ
ィンドウ40と基本的な構成は同じである。このプレパ
ラート模擬ウィンドウ40のプレパラート45上に縮小
画像42が表示されている。第1実施形態では、電動ス
テージ15を移動させるのに、図9に示すボタン50を
用いて行う場合を示した。しかし、このような操作は目
的の位置まで移動するには時間がかかり操作性があまり
良くない。そこで、本実施形態では観察したい位置を移
動する場合の手法について説明する。
【0126】図12の縮小画像42は、観察位置を移動
する前(移動前)の状態を示す。この縮小画像42上に
マウスポインタ60をマウス4にて移動させる。ここ
で、マウス4を使って縮小画像42を選択する。ウィン
ドウズの場合マウス4のボタンを押した状態を維持する
ことでその縮小画像42をドラッグ(選択状態)にする
ことができる。オペレーティングシステムによって方式
は異なるが縮小画像42を選択状態に出来れば手法は問
わない。
【0127】この縮小画像42を選択された状態でマウ
ス4を移動することでマウスポインタ60を移動する
と、マウスポインタ60と一緒に縮小画像42の枠の部
分が移動できるようにする。さらに、その画像上の移動
量から換算して、電動ステージ15を連動して移動させ
るようにする。例えば観察者がウィンドウ40上で縮小
画像42をドラッグした状態で移動し縮小画像42
‘(移動後)の位置に移動させると、電動ステージ15
も動作し、縮小画像42’が表示されている位置に対応
した位置に電動ステージ15が移動する。これにより、
観察している画像も移動する位置とともに移動する。移
動範囲は電動ステージ15の移動範囲内なら可能である
が、必要なのはプレパラート45内である。従って、プ
レパラート45内でマウスポインタ60の移動範囲に制
限をかけても良い。
【0128】以上のようにマウス4に縮小画像42、電
動ステージ15が連動して動作することによって、オペ
レータが縮小画像42を見ながら容易にプレパラート4
5上の観察したい位置(例えば細胞の位置)を設定する
ことができる。
【0129】(第4実施形態)次に、第4の実施の形態
に関わる顕微鏡画像観察システムによる発明の形態を説
明する。装置形態は第1の実施の形態で説明したものと
同様のため省略する。本実施形態の特徴は、クレンメル
でプレパラートが固定されない場合の位置決めの手法に
関する。
【0130】第1実施形態の場合、図5で説明したよう
に電動ステージ15上のプレパラート53はクレンメル
a51、クレンメルb52によって固定されており、各
クレンメルa51及びクレンメルb52に当て付けるこ
とで位置決めがなされており、実際のプレパラート53
とプレパラート模擬ウィンドウ40上の位置関係とが対
応付けされている。
【0131】しかし、顕微鏡によってはクレンメルa5
1、クレンメルb52のような固定手段の無いものがあ
る。この場合プレパラート模擬ウィンドウ40と実際の
プレパラートの位置関係が定まらない。このような場合
の位置決め手段について説明する。
【0132】図13は縮小画像42を拡大して表示した
ものである。電動ステージ15上にプレパラート53を
クレンメルにて固定、位置決めしないで載置した場合、
プレパラート模擬ウィンドウ40上のプレパラート45
との位置関係が決定できない。
【0133】そこで、図13に示すように縮小画像42
上にX軸基準直線(クロスX)70およびY軸基準直線
(クロスY)71からなる2つの基準直線を表示する。
そして、プレパラート像の角a(この場合はプレパラー
ト53の左上の角)を、電動ステージ15を移動させる
ことで縮小画像42内に表示させる。さらに、X軸基準
直線70およびY軸基準直線71の交点Kをプレパラー
ト像の角aに重なる位置に電動ステージ15を移動させ
て、その位置をパソコン1に記憶させることで、基準位
置とする。
【0134】つまり、プレパラート模擬ウィンドウ40
上で縮小画像42の点Kの位置とプレパラート像の角a
の位置を一致させることで、実際のプレパラート53と
プレパラート模擬ウィンドウ40上の位置関係とが対応
付けすることが出来る。
【0135】本発明は上記実施形態に限定されるもので
はない。上述した実施形態では、位置認識用画像47を
固定して、この位置認識用画像47内に電動ステージ1
5の移動に連動して縮小画像42の表示位置を移動させ
る場合を示したが、電動ステージ15の移動に伴う観察
位置と、電動ステージ15上の各構成の位置の物理的な
相対位置関係を反映する表示であれば、例えば縮小画像
42の表示位置を固定し、位置認識用画像47の表示位
置を電動ステージ15の移動に合わせて移動させてもよ
い。もちろん、縮小画像42と位置認識用画像47の双
方を画面上で移動させてもよい。
【0136】また、上述した実施形態では、縮小画像の
移動で標本の全体像を予想(認識)するようにしていた
が、例えば合成して表示した縮小画像を表示した座標位
置に残しておくことで、オペレータに対して標本の全体
像を視覚的に認識させることができる。
【0137】また、上述した実施形態では、位置認識用
画像上で縮小画像が移動するような構成であったが、例
えば縮小画像の移動方向(進行方向)を示す矢印も位置
認識用画像上に表示するようにすれば、オペレータのボ
タン50の操作を視覚的にサポートすることにつなが
る。
【0138】また、本発明は、病理観察に用いられる顕
微鏡画像観察システムにおける課題に基づいてなされた
ものであるが、特に病理観察での使用に限定する必要は
ない。上述したシステムで観察される標本が細胞以外の
ものであったり、画像取得手段を標本に対して移動でき
るものであれば、工業系分野、例えばクリーンルームの
外側に居ながら、クリーンルームの内側で検査される標
本、例えばLCD基板やウェハ基板等の検査に適用する
こともできる。
【0139】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、標
本の全体像を認識できるとともに、標本上の実際に観察
している位置や範囲などを容易に把握することができ
る。また、標本の移動や、位置決めが容易に出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る顕微鏡画像観察シ
ステムの全体構成を示す図。
【図2】同実施形態に係る依頼側端末及び顕微鏡のブロ
ック構成図。
【図3】同実施形態に係る顕微鏡画像観察手法のフロー
チャートを示す図。
【図4】同実施形態に係るプレパラート模擬ウィンドウ
の表示例を示す図。
【図5】同実施形態に係る電動ステージの移動とプレパ
ラートの画像の変移の対応関係を説明するための図。
【図6】同実施形態に係るメッシュの具体的構成例を示
す図。
【図7】同実施形態に係るメッシュ外枠と縮小画像の移
動との関係を示す図。
【図8】同実施形態に係るメッシュ外枠の設定手法を示
す図。
【図9】同実施形態に係る電動ステージの移動指示のた
めにモニタに表示される画面の一例を示す図。
【図10】本発明の第2実施形態に係る顕微鏡画像観察
手法のフローチャートを示す図。
【図11】同実施形態に係る原画像を用いないウィンド
ウの表示例を示す図。
【図12】同実施形態に係るプレパラート模擬ウィンド
ウの表示例を示す図。
【図13】同実施形態に係る縮小画像を拡大して示す
図。
【符号の説明】
1…パソコン 2.9…回線接続装置 3,10…モニタ 4…マウス 5…キーボード 7、13…ハンドフリー通話器 8…パソコン 11…マウス 12…キーボード 14…顕微鏡 15…電動ステージ 16…対物レンズ 17…電動レボルバ 18…ビデオカメラ 19…インターフェイス 20…ISDN回線 21…エンコーダ 22…ビデオキャプチャー 23…ビデオカード 24…入出力インターフェイス 25…入出力インターフェイス 26…データ記憶装置 27…記録媒体 27a…制御プログラム 28…CPUバス 29…CPU 30…入出力インターフェイス 40…プレパラート模擬ウィンドウ 41…原画像 42…縮小画像 43…クレンメルa 44…クレンメルb 45…プレパラート 46…メッシュ外枠 47…位置認識用画像 50…ボタン 51…クレンメルa 52…クレンメルb 53…プレパラート 60…マウスポインタ 61…ボタン 62…メッシュ 70…X軸基準直線 71…Y軸基準直線 100…依頼側端末 200…観察側端末

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラムされたコンピュータによって
    顕微鏡を制御する装置であって、 標本の画像を所定の倍率で取得する画像取得手段と、 前記標本の位置決めをし載置する標本載置手段と、 前記標本と前記画像取得手段を相対的に移動させる移動
    手段と、 前記標本の位置を検出する位置検出手段と、 前記標本の画像を取得する倍率を記憶する倍率記憶手段
    と、 前記標本載置手段上の位置を認識する位置認識用画像を
    生成するとともに、前記位置検出手段で検出された標本
    の位置及び前記倍率記憶手段に記憶された倍率に基づい
    て、前記位置認識用画像と前記標本の画像の取得位置と
    を関連づける指標の表示位置を求める演算手段と、 前記位置認識用画像上に前記指標を前記表示位置に基づ
    いて合成した画像を表示する表示手段とを備えたことを
    特徴とする顕微鏡画像観察システム。
  2. 【請求項2】 前記指標は、前記画像取得手段で取得さ
    れる前記標本の画像の取得領域に含まれる前記標本の画
    像であることを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡画像
    観察システム。
  3. 【請求項3】 前記演算手段は、前記移動手段による移
    動量に比例しかつ連動して前記位置認識用画像と前記指
    標の相対位置が変化するように前記表示手段に表示され
    るように前記指標の表示位置を求めることを特徴とする
    請求項2に記載の顕微鏡画像観察システム。
  4. 【請求項4】 前記顕微鏡画像観察システムはさらに、 画像取得手段により新たに取得する画像の位置および範
    囲を示し、前記表示手段により前記位置認識用画像上に
    合成表示されるメッシュと、 前記メッシュの位置及び範囲を入力する入力手段とを備
    えてなることを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡画像
    観察システム。
  5. 【請求項5】 プログラムされたコンピュータによって
    顕微鏡を制御する装置であって、 標本の画像を所定の倍率で取得する画像取得手段と、 前記標本の位置決めをし載置する標本載置手段と、 前記標本と前記画像取得手段を相対的に移動させる移動
    手段と、 前記標本の位置を検出する位置検出手段と、 前記標本の画像を取得する倍率を記憶する倍率記憶手段
    と、 前記画像取得手段により得られた取得画像と、前記位置
    検出手段により検出した位置情報と、前記取得倍率変更
    手段より得られた倍率情報を外部端末に送信可能な回線
    接続手段とを備えてなることを特徴とする顕微鏡画像観
    察システム。
  6. 【請求項6】 プログラムされたコンピュータによって
    顕微鏡を制御する顕微鏡画像観察システムであって、 情報通信可能な回線接続手段と、 標本の位置決めをし載置する標本載置手段、所定の倍率
    で顕微鏡で観察される画像を取得する画像取得手段及び
    前記顕微鏡の標本の位置を検出する位置検出手段を備え
    た顕微鏡画像観察機構から、画像情報、倍率情報及び位
    置情報を前記回線接続手段を介して取得する取得手段
    と、 前記標本載置手段上の位置を認識する位置認識用画像を
    生成するとともに、前記取得手段で取得された位置情報
    及び倍率情報に基づいて、前記位置認識用画像と前記標
    本の画像の取得位置とを関連づける指標の表示領域を求
    める演算手段と、 前記位置認識画像上に前記指標を合成した画像を表示す
    る第2の表示手段を設けたことを特徴とする顕微鏡画像
    観察システム。
  7. 【請求項7】 前記顕微鏡画像観察システムはさらに、 前記表示手段に表示された位置認識画像上の前記指標を
    選択及び移動する入力手段と、 前記指標を前記入力手段による選択及び移動動作に対応
    した前記移動手段の移動量を演算する移動量演算手段と
    を備えてなり、 前記移動手段は、前記移動量演算手段で得られた前記移
    動量に応じて移動することを特徴とする請求項1に記載
    の顕微鏡画像観察システム。
  8. 【請求項8】 前記指標は所定の領域を有する画像であ
    り、 前記顕微鏡画像観察システムはさらに、 前記指標上に基準位置を表示する基準位置表示手段と、 前記基準位置表示手段により表示される前記基準位置に
    前記標本の基準位置を合わせることで前記標本載置手段
    上の位置と前記位置認識用画像上の位置との対応関係を
    算出する算出手段を備えたことを特徴とする請求項1に
    記載の顕微鏡画像観察システム。
  9. 【請求項9】 プログラムされたコンピュータによって
    顕微鏡を制御する方法であって、 標本の画像を画像取得手段により取得する工程、 前記標本の位置決めをし載置する工程、 前記標本と前記画像取得手段を相対的に移動させる工
    程、 前記標本の位置を検出する工程、 前記標本の画像を取得する倍率を記憶する工程、 標本載置手段上の位置を認識する位置認識用画像を生成
    し、前記検出された標本の位置及び前記記憶された倍率
    に基づいて、前記位置認識用画像と前記標本の画像の取
    得位置をと関連づける指標の表示位置を求める工程、 前記位置認識用画像上に前記指標を前記表示位置に基づ
    いて合成した画像を表示する工程を含むことを特徴とす
    る顕微鏡画像観察システムの制御方法。
  10. 【請求項10】 前記指標の表示位置は、前記標本と前
    記画像取得手段の相対的な移動量に比例しかつ連動して
    前記位置認識用画像と前記指標の相対位置が変化するよ
    うに合成表示されるように算出されることを特徴とする
    請求項9に記載の顕微鏡画像観察システムの制御方法。
  11. 【請求項11】 前記顕微鏡画像観察システムの制御方
    法はさらに、 新たに取得する画像の位置および範囲を示すメッシュを
    生成する工程、 前記メッシュを前記位置認識用画像上に合成した画像を
    表示する工程、 前記メッシュの位置及びサイズを入力する工程を含むこ
    とを特徴とする請求項9記載の顕微鏡画像観察システム
    の制御方法。
  12. 【請求項12】 プログラムされたコンピュータによっ
    て顕微鏡を制御する方法であって、 標本の画像を画像取得手段により取得する工程、 前記標本の位置決めをし載置する工程、 前記標本と前記画像取得手段を相対的に移動させる工
    程、 前記標本の位置を検出する工程、 前記標本の画像を取得する倍率を記憶する工程、 前記取得された画像情報と、前記検出した位置情報と、
    前記記憶された倍率情報を外部端末に送信する工程を含
    むことを特徴とする請求項9記載の顕微鏡画像観察シス
    テムの制御方法。
  13. 【請求項13】 プログラムされたコンピュータによっ
    て顕微鏡を制御する方法であって、 標本の位置決めをし載置する標本載置手段、所定の倍率
    で顕微鏡で観察される画像を取得する画像取得手段及び
    前記顕微鏡の標本の位置を検出する位置検出手段を備え
    た顕微鏡画像観察機構から、前記標本の画像情報、前記
    顕微鏡の倍率情報及び前記標本の位置情報を前記回線接
    続手段を介して取得する工程、 前記標本載置手段上の位置を認識する位置認識用画像を
    生成するとともに、前記取得手段で取得された位置情報
    及び倍率情報に基づいて、前記位置認識用画像と前記標
    本の画像の取得位置とを関連づける指標の表示領域を求
    める工程、 前記位置認識画像上に前記指標を合成した画像を表示す
    る工程を有することを特徴とする顕微鏡画像観察システ
    ムの制御方法。
  14. 【請求項14】 前記顕微鏡画像観察システムの制御方
    法はさらに、 前記位置認識画像上の前記指標を選択及び移動する工
    程、 前記指標を前記選択及び移動動作に対応した前記標本と
    前記画像取得手段の相対的移動量を演算する工程を有
    し、 前記標本及び前記画像取得手段の少なくとも一方は、前
    記相対的移動量に応じて移動することを特徴とする請求
    項9に記載の顕微鏡画像観察システムの制御方法。
  15. 【請求項15】 前記顕微鏡画像観察システムの制御方
    法はさらに、 前記指標上に基準位置を表示する工程、 前記基準位置に、前記標本の基準位置を合わせることで
    前記検出された標本の位置と前記位置認識用画像上の位
    置との対応関係を算出する工程を有することを特徴とす
    る請求項9に記載の顕微鏡画像観察システムの制御方
    法。
  16. 【請求項16】 プログラムされたコンピュータによっ
    て顕微鏡画像観察システムの制御を実行する制御プログ
    ラムを記録した記録媒体であって、該制御プログラムは
    コンピュータに、 標本載置手段上の位置を認識する位置認識用画像を生成
    し、前記検出された標本の位置及び前記記憶された倍率
    に基づいて、前記位置認識用画像と前記標本の画像の取
    得位置をと関連づける指標の表示位置を算出させ、 位置認識用画像上に前記指標を前記表示位置に基づいて
    合成した画像を表示させることを特徴とする顕微鏡画像
    観察システムの制御プログラムを記録したコンピュータ
    に読み取り可能な記録媒体。
  17. 【請求項17】 前記制御プログラムの前記指標の表示
    位置の算出は、 前記標本と前記画像取得手段の相対的な移動量に比例し
    かつ連動して前記位置認識用画像と前記指標の相対位置
    が変化するように合成表示されるように算出させること
    を特徴とする請求項16記載の顕微鏡画像観察システム
    の制御プログラムを記録したコンピュータに読み取り可
    能な記録媒体。
  18. 【請求項18】 前記制御プログラムはさらにコンピュ
    ータに、 新たに取得する画像の位置および範囲を示すメッシュを
    生成させ、 前記メッシュを前記位置認識用画像上に合成した画像を
    表示させ、 前記メッシュの位置及びサイズを入力させることを特徴
    とする請求項16記載の顕微鏡画像観察システムの制御
    プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記
    録媒体。
  19. 【請求項19】 プログラムされたコンピュータによっ
    て顕微鏡画像観察システムの制御を実行する制御プログ
    ラムを記録した記録媒体であって、該制御プログラムは
    コンピュータに、 顕微鏡により所定の倍率で取得された標本の画像情報
    と、前記標本の位置情報と、前記顕微鏡の倍率情報を外
    部端末に送信させることを特徴とする顕微鏡画像観察シ
    ステムの制御プログラムを記録したコンピュータに読み
    取り可能な記録媒体。
  20. 【請求項20】 プログラムされたコンピュータによっ
    て顕微鏡画像観察システムの制御を実行する制御プログ
    ラムを記録した記録媒体であって、該画像表示プログラ
    ムはコンピュータに、 標本の位置決めをし載置する標本載置手段、所定の倍率
    で顕微鏡で観察される画像を取得する画像取得手段及び
    前記顕微鏡の標本の位置を検出する位置検出手段を備え
    た顕微鏡画像観察機構から、前記標本の画像情報、前記
    顕微鏡の倍率情報及び前記標本の位置情報を前記回線接
    続手段を介して取得させ、 前記標本載置手段上の位置を認識する位置認識用画像を
    生成させるとともに、前記取得手段で取得された位置情
    報及び倍率情報に基づいて、前記位置認識用画像と前記
    標本の画像の取得位置とを関連づける指標の表示領域を
    算出させ、 前記位置認識画像上に前記指標を合成した画像を表示さ
    せることを特徴とする顕微鏡画像観察システムの制御プ
    ログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録
    媒体。
  21. 【請求項21】 プログラムされたコンピュータによっ
    て顕微鏡画像観察システムの制御を実行する制御プログ
    ラムを記録した記録媒体であって、該画像表示プログラ
    ムはコンピュータに、 前記位置認識画像上の前記指標を選択及び移動の入力を
    させ、 前記指標を前記選択及び移動動作に対応した前記標本と
    前記画像取得手段の相対的移動量を演算させることを特
    徴とする請求項16に記載の顕微鏡画像観察システムの
    制御プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能
    な記録媒体。
  22. 【請求項22】 プログラムされたコンピュータによっ
    て顕微鏡画像観察システムの制御を実行する制御プログ
    ラムを記録した記録媒体であって、該画像表示プログラ
    ムはコンピュータに、 前記指標上に基準位置を表示させ、 前記基準位置に、前記標本の基準位置を合わせることで
    前記検出された標本の位置と前記位置認識用画像上の位
    置との対応関係を算出させることを特徴とする請求項1
    6に記載の顕微鏡画像観察システムの制御プログラムを
    記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体。
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