JP3321197B2 - 顕微鏡静止画像伝送システム - Google Patents

顕微鏡静止画像伝送システム

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JP3321197B2
JP3321197B2 JP16271392A JP16271392A JP3321197B2 JP 3321197 B2 JP3321197 B2 JP 3321197B2 JP 16271392 A JP16271392 A JP 16271392A JP 16271392 A JP16271392 A JP 16271392A JP 3321197 B2 JP3321197 B2 JP 3321197B2
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幾夫 東福寺
宏 永田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、顕微鏡による観察像を
静止画として伝送する顕微鏡静止画像伝送システムに係
り、特に観察者に対する観察作業を支援するために画像
の状態表示を行う顕微鏡静止画像伝送システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、顕微鏡画像伝送システムは、例え
ば病理医のいない病院等の依頼側施設と大学医学部病理
教室等の観察診断側施設を通信回線で接続し、依頼側施
設から観察側施設に顕微鏡画像を伝送する遠隔病理診断
に利用されている。そして、このような顕微鏡画像を通
信回線を通して伝送することにより、遠隔地にいる観察
者にその便宜を提供しようとする試みがされている。例
えば、特開昭64−20449号公報では、遠隔病理診
断回路網に関する技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通信回
線速度の低さと画像情報の多さに起因する操作性の悪さ
から、あまり実用的には用いられていないのが現実であ
る。
【0004】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、静止画を扱いながら、病
理観察者の観察手段を定式化し、顕微鏡画像伝送システ
ムに組み込むことにより、観察者に対する観察作業を支
援することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様は、依頼側端末装置と観察側端
末装置とを備えた顕微鏡静止画像伝送システムにおい
て、標本の顕微鏡観察を行う顕微鏡手段と、上記標本を
撮影して該標本の全体像を含む観察画像を得る撮影手段
と、上記撮影手段により得た観察画像を選択的に表示す
る第1の表示手段と、上記撮影手段により得た観察画像
の画像情報を取り込む第1の記憶手段と、上記第1の表
示手段に表示される標本の観察画像に対して、所望とす
る領域に係る座標の指定、所望とする倍率の指定を行う
第1の指定手段と、上記第1の指定手段により指定され
た情報に基づいて、上記第1の表示手段に表示された観
察画像上に重畳的に所定の矩形領域を示す指標を表示す
ると共に、上記座標の指定、倍率の指定に係る情報に基
づいて、当該矩形領域を複数の更なる矩形領域に自動的
に分割して示す指標を表示し、更には、上記第1の指定
手段で指定された情報、及び上記観察側端末装置にて指
定された情報に基づいて、上記撮影手段及び上記顕微鏡
手段の調整を自動的に行うように制御する第1の制御手
段と、上記第1の制御手段の制御に基づいて、上記観察
側端末装置との間で所定の通信を行う第1の通信手段
と、を有する依頼側端末装置と、上記依頼側端末装置側
の上記第1の通信手段を介して送られた画像情報を取り
込む第2の記憶手段と、上記第2の記憶手段からの画像
情報に係る観察画像、及び観察者の視野を示す矩形領域
を示す指標を少なくとも表示する第2の表示手段と、上
記第2の表示手段により表示された標本の観察画像に対
して所望とする領域の指定を少なくとも行う第2の指定
手段と、上記第2の指定手段により指定された情報を上
記依頼側端末装置側に送信するように制御する第2の制
御手段と、上記第2の制御手段の制御に基づいて、依頼
側端末装置との間で所定の通信を行う第2の通信手段
と、を有する観察側端末装置と、を具備することを特徴
とする。さらに、第2の態様は、上記依頼側端末装置
は、上記第1のフレームメモリ手段に取り込まれた画像
情報を圧縮し、或いは観察側端末装置から送られた圧縮
された画像情報を復元する第1の画像圧縮伸長手段と、
この圧縮された画像情報を保存する第1の画像記憶手段
と、を更に有し、上記観察側端末装置は、上記第2のフ
レームメモリ手段に取り込まれた画像情報を圧縮し、或
いは依頼側端末装置から送られた圧縮された画像情報を
復元する第2の画像圧縮伸長手段と、この圧縮された画
像情報を保存する第2の画像記憶手段と、を更に有す
る、ことを特徴とする。そして、第3の態様は、上記画
像情報の圧縮に係る圧縮率は、上記第1及び第2の指定
手段の操作により変更自在であることを更なる特徴とす
る。第4の態様は、上記第1及び第2の指定手段によ
り、上記分割された複数の更なる矩形領域のうちの一部
を指定すると、上記第1の制御手段は、この指定された
矩形領域の一部を観察対象から除外するための制御を行
う、ことを更なる特徴とする。第5の態様は、上記所定
の矩形領域に係る座標情報、該矩形領域を分割した複数
の更なる矩形領域に係る座標情報、倍率情報、画像取り
込み情報を管理する管理手段を更に有し、該画像取り込
み情報は所定の状態フラグにより管理されていることを
更なる特徴とする。
【0006】
【作用】即ち、第1の態様では、依頼側端末装置と観察
側端末装置とを備えた顕微鏡静止画像伝送システムにお
いて、依頼側端末装置では、顕微鏡手段により標本の顕
微鏡観察が行われ、撮影手段により上記標本が撮影され
て該標本の全体像を含む観察画像が得られ、第1の表示
手段により上記撮影手段により得た観察画像が選択的に
表示され、第1のフレームメモリ手段により上記撮影手
段により得た観察画像の画像情報が取り込まれ、第1の
指定手段により上記第1の表示手段に表示される標本の
観察画像に対して、所望とする領域に係る座標の指定、
所望とする倍率の指定が行われ、第1の制御手段によ
り、上記第1の指定手段により指定された情報に基づい
て、上記第1の表示手段に表示された観察画像上に重畳
的に所定の矩形領域を示す指標が表示され、上記座標の
指定、倍率の指定に係る情報に基づいて、当該矩形領域
を複数の更なる矩形領域に自動的に分割して示す指標が
表示され、更には、上記第1の指定手段で指定された情
報、及び上記観察側端末装置にて指定された情報に基づ
いて、上記撮影手段及び上記顕微鏡手段の調整が自動的
に行われ、第1の通信手段により、上記第1の制御手段
の制御に基づいて、上記観察側端末装置との間で所定の
通信が行われる。観察側端末装置では、第2のフレーム
メモリ手段により上記依頼側端末装置側の上記第1の通
信手段を介して送られた画像情報が取り込まれ、第2の
表示手段により上記第2のフレームメモリ手段からの画
像情報に係る観察画像、及び観察者の視野を示す矩形領
域を示す指標が少なくとも表示され、第2の手段により
上記第2の表示手段により表示された標本の観察画像に
対して所望とする領域の指定が行われ、第2の制御手段
により上記第2の指定手段により指定された情報を上記
依頼側端末装置側に送信するように制御され、第2の通
信手段により上記第2の制御手段の制御に基づいて、依
頼側端末装置との間で所定の通信が行われる。さらに、
第2の態様では、上記依頼側端末装置においては、第1
の画像圧縮伸長手段により上記第1のフレームメモリ手
段に取り込まれた画像情報が圧縮され、或いは観察側端
末装置から送られた圧縮された画像情報が復元され、第
1の画像記憶手段にこの圧縮された画像情報が保存さ
れ、上記観察側端末装置においては、第2の画像圧縮伸
長手段により上記第2のフレームメモリ手段に取り込ま
れた画像情報が圧縮され、或いは依頼側端末装置から送
られた圧縮された画像情報が復元され、第2の画像記憶
手段にこの圧縮された画像情報が保存される。そして、
第3の態様では、上記画像情報の圧縮に係る圧縮率は、
上記第1及び第2の指定手段の操作により変更自在とさ
れる。第4の態様は、上記第1及び第2の指定手段によ
り、上記分割された複数の更なる矩形領域のうちの一部
を指定すると、上記第1の制御手段により、この指定さ
れた矩形領域の一部を観察対象から除外される。第5の
態様では、管理手段により、上記所定の矩形領域に係る
座標情報、該矩形領域を分割した複数の更なる矩形領域
に係る座標情報、倍率情報、画像取り込み情報が管理さ
れ、該画像取り込み情報は所定の状態フラグにより管理
される。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は、本発明の一実施例に係る顕微鏡静
止画像伝送システムの構成を示す図である。
【0008】同図に示すように、本システムは、依頼側
端末装置100と観察側端末装置101、そして、両端
末間を接続する通信回線102により構成される。この
通信回線102としては、広域接続用にはアナログの公
衆電話回線の他、デジタル公衆回線(ISDN)、専用
回線、構内接続用にはLAN等が利用できる。本システ
ムは、静止画像の広域伝送を行う目的から、デジタル公
衆回線として市販のINSネット64を採用した。
【0009】上記依頼側端末装置100には、全体の制
御を行うためのコントローラ1aが設けられており、該
コントローラ1aには、コンソールディスプレイ2a、
フレームメモリ4a、画像圧縮伸長部5a、画像記憶部
6a、ステージ制御部7、ポインティング部8a、IS
DN通信部17aがそれぞれ接続されている。
【0010】そして、フレームメモリ4aにはビデオデ
ィスプレイ3a、TV信号切り替え器11が接続されて
おり、該TV信号切り替え器11はTVカメラ制御部
9,10にそれぞれ接続されている。
【0011】さらに、TVカメラ制御部9,10はTV
カメラ12、15にそれぞれ接続されており、該TVカ
メラ12、15は顕微鏡13、マクロ撮影スタンド16
にそれぞれ接続されている。この顕微鏡13には、標本
上の観察位置を制御するための電動ステージ14が装備
されている。
【0012】このような構成の依頼側端末装置100に
おいて、上記コントローラ1aは、依頼側端末装置10
0の全体の制御を行い、コンソールディスプレイ2a
は、システムの操作を行う観察者に対するシステムの状
態や操作メニュー等を表示し、ビデオディスプレイ3a
は観察画像を表示する。
【0013】そして、上記フレームメモリ4aは、NT
SC方式のテレビジョン(TV)信号をデジタル変換
し、デジタル画像情報を作り出し、画像圧縮伸長部5a
は、取り込まれた画像情報を圧縮し、この圧縮された画
像情報を復元し、画像記憶部6aは圧縮された画像情報
を保存する。
【0014】さらに、上記ステージ制御部7は、顕微鏡
13の電動ステージ14を制御するためのもので、ポイ
ンティング部8aは、観察者がメニューの選択や画像領
域の指定を行うためのもので、以下、マウスを例に挙げ
て説明する。そして、ISDN通信部17aは、コント
ローラ1aの制御により通信回線102を介して観察側
端末装置101との通信を行う。
【0015】一方、上記観察側端末装置101には、依
頼側端末装置100全体の制御を行うためのコントロー
ラ1bが設けられている。そして、このコントローラ1
bにはコンソールディスプレイ2b、フレームメモリ4
b、画像圧縮伸長部5b、画像記憶部6b、ポインティ
ング部8b、ISDN通信部17bがそれぞれ接続され
ており、フレームメモリ4bはビデオディスプレイ3b
に接続されている。
【0016】このような構成の観察側端末装置101に
おいて、コントローラ1bは観察側端末装置101全体
の制御を行う。そして、コンソールディスプレイ2bは
システムの操作を行う観察者に対するシステムの状態や
操作メニューを表示し、ビデオディスプレイ3bは観察
画像を表示する。
【0017】さらに、フレームメモリ4bは、デジタル
の画像情報をNTSC方式のTV信号に変換する。そし
て、画像圧縮伸長部5bは、依頼側端末装置100から
送られてきた圧縮された画像情報を復元し、画像記憶部
6bはこの圧縮された画像を保存する。
【0018】そして、ポインティング部8bは、観察者
がメニューの選択や画像領域の指定を行うためのもの
で、以下、マウスを例に挙げて説明することにする。そ
して、ISDN通信部17bは、コントローラ1bの制
御により通信回線102を介して依頼側端末装置100
との通信を行う。尚、システムの状態表示や、操作メニ
ュー表示はコンソールディスプレイ2a,2bが使用さ
れ、メニューの選択や画面上の指示にはポインティング
部8a,8bが使用される。
【0019】以下、図2及び図3のフローチャートを参
照して、コンソールディスプレイ2a,2b及びビデオ
ディスプレイ3a,3bの各画面の動きを取り混ぜなが
ら観察手順について説明する。
【0020】先ず、ステップS101では、依頼側端末
装置100を立ち上げ、電動ステージ14の初期化、フ
レームメモリ4aの初期化、ISDN通信部17aの初
期化を自動的に行う。そして、観察側端末装置101に
電話連絡を行い、システムを立ち上げるように指示し、
次のステップS102に進む。
【0021】そして、ステップS121では、上記依頼
側端末装置100からの電話連絡を受けて、観察側端末
装置101のシステムを立ち上げ、フレームメモリ4b
の初期化、ISDN通信部17bの初期化を自動的に行
い、次のステップS122に進む。尚、この後、観察側
端末装置101は依頼側端末装置100から通信を受け
るまでは待ち状態となり、この間は端末装置間の回線は
接続されていない。
【0022】ここで、両端末装置のシステムを立ち上げ
ると、各端末装置のコンソールディスプレイ2a,2b
には、図4に示すような使用目的によって異なる5つの
領域、即ち、状態表示領域、メッシュ領域、メッシュ説
明領域、メッセージ領域、メニュー領域からなるメニュ
ー画面が表示される。
【0023】次に、ステップS102では、依頼側端末
装置100において標本のマクロ画像、弱拡大画像の取
り込み、圧縮、保存を行う。同ステップでは、まず、依
頼側端末装置100におけるTV信号切り替え器11を
「マクロ側」にセットし、図6に示すような構成のマク
ロ撮影スタンド16のX−Yステージにプレパラートを
設置し、ビデオディスプレイ3a上に図5に示すような
プレパラートのマクロ画像を表示する。この時、フレー
ムメモリ4aは透過モードになっている。
【0024】そして、ビデオディスプレイ3aを見なが
らマクロ撮影スタンド16のX−Yステージを操作する
と共に、TVカメラ15のピントを合わせた後、メニュ
ー画面の「取り込み実行」をマウス8aにより選択し、
マクロ画像の取り込みを開始する。
【0025】こうして取り込まれた画像はデジタル化さ
れ、更に画像圧縮伸長部5aにおいて圧縮された後、画
像記憶部6aに格納される。この格納された標本全体像
の画像番号を“0”とする。
【0026】本システムでは、標本全体像の視野の広さ
は縦24mm、横32mmとなるようにTVカメラ15
のレンズ及びカメラ高さを調整している。この領域を縦
384画素、横512画素に分割し、フレームメモリ4
aに取り組んでいるため画素間隔は62.5μmとな
る。
【0027】続いて、マクロ撮影スタンド16のX−Y
ステージのX座標、Y座標を読取り、コントローラ1a
に入力し、その値に基づいてマクロ撮影スタンド側のス
テージと顕微鏡13側の電動ステージ14の位置補正を
行う。そして、位置補正を終了した後、プレパラートを
顕微鏡13側の電動ステージ14に載せ替える。
【0028】次に、依頼側端末装置100において、マ
ウス8aによりビデオディスプレイ3a上のマクロ画像
に、実際に顕微鏡観察を行う領域を指定する。この指定
された領域は図7に示すように矩形の枠で囲まれる。具
体的には、標本全体像において資料のある領域をその内
側に内包するように矩形の2頂点A(Xa,Ya)、B
(Xb,Yb)をマウス8aを用いて、ビデオディスプ
レイ3aの画面上で指示する。
【0029】そして、依頼側端末装置100のコントロ
ーラ1aは、図8に示すように、指示された矩形領域を
顕微鏡初期観察に用いられる対物レンズ、及び接眼レン
ズで決まる初期観察ブロックにメッシュ状に自動的に分
割する。
【0030】依頼側端末装置100では、初期拡大観察
に2倍の対物レンズと2.5倍の接眼レンズ、1/2イ
ンチCCDカメラを用いた場合の視野の広さは、縦2.
4mm、横3.2mmとなり標本全体像上では縦38画
素、横51画素に相当する。さらに、メッシュ状分割の
分割数Px,Pyは次式(1)で示される。 Px=int((Xb−Xa)/51)+1 Py=int((Yb−Ya)/51)+1 …(1) ここで、int(A/B)はA割るBの商の整数部をと
る関数を示す。よって、分割メッシュのサイズSx,S
yは次式(2)で示される。 Sx=int((Xb−Xa)/Px)+1 Sy=int((Yb−Ya)/Py)+1 …(2) 従って、メッシュの各分割点の座標P(X,Y)は、次
式(3)で示される。 X=Xa+n*Sx(n=0〜Px) Y=Ya+n*Sy(n=0〜Py) …(3) 尚、隣り合うメッシュが互いに数パーセント〜20パー
セント程度重なり合うように分割する。
【0031】このようにして、観察領域をメッシュ状に
分割すると、依頼側端末装置100のコンソールディス
プレイ2aのガイダンスメッセージ領域には、「標本の
初期観察不要ブロックを指定してください」のメッセー
ジが表示され、ビデオディスプレイ3aの画面上にはブ
ロック指示のための矢印が表示される。
【0032】続いて、依頼側操作者は、図9に示すよう
に、先に分割されたブロックの中で初期観察を必要とし
ないブロックをマウス8aを用いて指定する。この指定
は、矢印をそのブロックの内側に移動させ、クリックす
ることにより行われ、一度指定された領域を再度クリッ
クすると、指定を取り消すことができる。通常は、試料
に全くかからないブロックは画像取り込みをすることは
無駄であるので、初期観察の対象から外すべく指示す
る。
【0033】こうして、図11に示すように、観察すべ
きブロックが確定すると、そのブロック模式図は図12
に示すようにコンソールディスプレイ2aの画像ブロッ
ク状態表示領域にマップ表示される。
【0034】尚、各矩形ブロックは、ビデオディスプレ
イ3aに示された矩形ブロックと各位置に於いて1対1
に対応している。但し、この状態では、コンソールディ
スプレイ2aに矩形に示された領域はいずれも白線で仕
切られ、その内部領域は黒色で示されている。
【0035】この時、コントローラ1aは、各画素ブロ
ックの視野中心位置座標を計算し、画像管理テーブルを
作成する。このテーブルは図13に示すようなフォーマ
ットになっている。
【0036】さらに、画像管理テーブル作成時に付与さ
れる画像番号は、図15に示すように左列上から順に
1、2、…と付番される。尚、先に取込んだ標本全体像
は初期観察画像の親として、画像番号“0”が付番され
る。
【0037】続いて、ビデオディスプレイ3aを見なが
らピントや明るさの調節を行った後、メニュー画面上の
「OK」を選択する。すると、画像の取り込みが開始さ
れ、取り込まれた画像は圧縮されて画像記憶部6aに保
存され、X−Yステージが次のメッシュの位置に移動
し、同様の作業を全ての2倍画像が取り込まれるまで繰
り返す。
【0038】ステップS103では、こうして全てのマ
クロ画像を取り込んだ後、依頼側端末装置100におい
て、メニュー画面上の「伝送開始」を選択し、観察側端
末装置101の呼出しを行う。
【0039】即ち、依頼側端末装置100のコントロー
ラ1aは、まずISDN通信部17aを介して相手先、
即ち観察側端末装置101の電話番号をダイヤルし、観
察側端末装置101との通信回線を確立する。ここで、
依頼側端末装置100のコントローラ1aは、図16に
示すようなフォーマットの依頼先の名称と電話番号を記
録した通信先テーブルを有している。
【0040】そして、コンソールディスプレイ2aのガ
イダンスメッセージ表示領域は「通信先を選択して下さ
い。」のメッセージを表示し、メニュー選択領域には依
頼先名称を通信先テーブルに登録してあるだけ表示す
る。
【0041】こうして依頼側操作者が、マウス8aによ
り所望の通信先をクリックすると、ISDN通信部17
aにその通信先に対応した電話番号が送られ、ISDN
通信部8aはその番号をダイヤルして観察側端末装置1
01を呼び出す。
【0042】そして、マクロ画像ファイル、2倍拡大像
ファイルを順次、観察側端末装置101に送信する。こ
の間、メニュー画面の状態表示領域に「ファイル送信
中」のメッセージが点滅する。そして、伝送済み顕微鏡
初期観察画像ブロックを青色に塗り替え、対応する画像
管理テーブルの状態フラグを“3”に替えることによ
り、送信がどこまで終わったか、あとどの位の画像ブロ
ックが残っているかを依頼側端末操作者が把握できるよ
うに表示する。そして、最後のファイルを送り終わる
と、ビープ音が鳴って作業者にその旨を通知する。
【0043】ステップS122では、観察側端末装置1
01において、上記依頼側端末装置100との回線を接
続し、送られてきたファイルを順次受信し、画像記憶部
6bに保存する。
【0044】観察側端末装置101では、ファイルの受
信を開始すると、そのメニュー画面の状態表示領域に
「ファイル受信中」のメッセージが点滅する。そして、
顕微鏡初期観察画像ブロックの受信に合わせて、コンソ
ールディスプレイ2bの画像ブロック状態表示を塗り替
えていく。即ち、受信済み画像ブロックを青色に塗り替
え、対応する画像管理テーブルの状態フラグを“3”に
替える。
【0045】よって、観察側端末操作者はこのブロック
の色変化を見て何枚の画像の受信が終り、あと何枚の画
像を受信しなければならないか把握することが出来るよ
うになる。そして、上記依頼側端末装置100と同様に
最後のファイルを受信し終わると、ビープ音が鳴って作
業者にその旨を知らせる。この時、コンソールディスプ
レイ2bの画像ブロック状態表示は、図14に示すよう
に各画像ブロックの状態に応じて色分け表示される。
【0046】次に、ステップS123では、観察側端末
装置101はファイルの受信を終えた後、ビデオディス
プレイ3bに表示されたマクロ画像を観察する。このマ
クロ画像には図12に示すように、2倍画像取り込みの
為にかけられたメッシュも同時に表示される。
【0047】そして、メニュー画面のメッシュ領域に
は、上記依頼側端末装置100と同様に2倍画像がどの
ような配列で並んでいるかを視覚的に表現した図が表示
され、依頼側端末装置100でも、同様にビデオディス
プレイ3aにマクロ画像をメッシュと共に表示する。そ
して、メニュー画面のメッシュ領域には2倍画像がどの
ような配列で並んでいるかを視覚的に表現した図が表示
される。
【0048】こうして、観察側端末装置101におい
て、図17に示すようなメニュー画面の「次の画像」を
選択すると、1枚目の2倍拡大画像が表示される。以
下、順次「次の画像」を表示していく。この表示は図1
5に示すように付番された順にされる。
【0049】そして、現在表示されている子画像の領域
に対応する、メニュー画面のメッシュ領域中の四角は赤
く表示され、特に注目する画像は「マーク」を選択する
と、メニュー画面上のメッシュ領域中の対応する四角は
緑色に表示される。
【0050】尚、前の画像に戻りたい時には、「前の画
像」を選択する。そして、観察側端末装置101のマウ
スの位置情報とボタンが押された時の情報は依頼側端末
装置100に送られる。
【0051】次に、ステップS104では、依頼側端末
装置100において、観察側端末装置101で、次々に
2倍画像を表示させていくに伴って、ビデオディスプレ
イ3aに観察側端末装置101のビデオディスプレイ3
bと同じ画像が表示される。そして、現在表示されてい
る領域が、メニュー画面のメッシュ領域の対応する四角
が緑色に表示される。尚、依頼側端末装置100は診断
側端末装置から情報が送られてくるまで待ち状態にな
る。
【0052】さらに、依頼側端末装置100では、観察
側端末装置101からマウス8bの位置情報を受信し、
メニュー画面上の対応する位置にマウスポインターを表
示する。これにより、観察側端末装置101でマウス8
bを動かすと、それに応じて依頼側端末装置100でも
全く同様にポインターが画面上を移動する。
【0053】そして、観察側端末装置101からのボタ
ン押下の情報を受けると、マウスポインターがある位置
のメニュー画面が選択される。尚、依頼側端末装置10
0では、この間、ポインディング部8aを動かしてもポ
インターは移動しない。
【0054】次に、ステップS124では、観察側端末
装置101においてマクロ画像を最後まで表示し終わる
と、注目するマクロ画像を再び表示する。そして、図1
8に示すようなメニュー画面にて「TVモニタへ」を選
択すると、マウスポインターがビデオディスプレイ3b
に表示される。
【0055】そして、ステップS105では、依頼側端
末装置100で、観察側端末装置101と同様のマクロ
画像が表示される。さらに、観察側端末装置101が
「TVモニタへ」を選択したのを受けて、依頼側端末装
置100でもマウスポインターがビデオディスプレイ3
aに表示される。
【0056】次に、ステップS125では、観察側端末
装置101において、図20(a)に示すようなメニュ
ー画像上に、更に高倍率で観察したい領域と倍率、画像
圧縮率を指定する。この時、観察側端末装置101で
は、任意のメュシュをマウス8bで選択すると、その部
分の2倍拡大像が表示される。
【0057】この状態でメニューの「親画像の観察」を
選択すると、先のマクロ画像が表示される。そして、
「TVモニタへ」を選択すると、マウスポインターがビ
デオディスプレイ3bに表示される。この時、元に戻る
には、ポインテイング部8bの右ボタンをクリックすれ
ば良い。
【0058】さらに、取り込み実行を指定すると、図2
0(b)に示すようなメニュー画面に変わり、対物レン
ズの倍率が指定できる。そして、対物レンズの倍率を指
定すると、図20(c)に示すようなメニュー画面に変
わり、画像圧縮の程度を選択できる。
【0059】この時、依頼側端末装置100でも、同様
にマクロ画像の任意のメッシュをマウス8aで選択する
と、その部分の2倍画像が表示される。そして、マウス
ポインターが観察側端末装置101の操作に従って全く
同様に動き、メニューが選択される。さらに、観察側端
末装置101の操作に従って、メニュー画面が変わり、
対物レンズの倍率と画像圧縮の程度が選択される。
【0060】そして、依頼側端末装置100では、図2
2(a)に示すようなメニュー画面にて「取り込み実
行」を指定すると、メニュー画面が図22(b)のよう
に変わり、マウスポインターが表示される。そして、顕
微鏡側の電動ステージ14が指定された位置に移動し、
フレームメモリ4aが透過モードになる。
【0061】この状態で本実施例では手動により対物レ
ンズを切り替え、ビデオディスプレイ3aを見ながらピ
ントと絞りの調節を行う。尚、電動ステージ14の精度
によっては指定された位置より若干ずれることがある。
その場合には、図22(b)に示すようなメニュー画面
にて「指定画像表示」を選択すると、ビデオディスプレ
イ3aに図21に示すような矩形枠を含む画像が表示さ
れ、指定された位置を確認し、手動にて観察側が求める
位置への調整をすることができる。
【0062】そして、メニュー画面は図22(c)のよ
うに変わるので、「元に戻る」を選択すると、再びTV
カメラ15からの映像に戻る。さらに、「取り込み実
行」を指定すると、顕微鏡画像が取り込まれ、指定され
た圧縮比で画像圧縮が行われ、画像記憶部6aに保存さ
れる。
【0063】さらに、ステップS127では、観察側端
末装置101において、図20に示すようにビデオディ
スプレイ3b上に指定された対物レンズの視野に相当す
る大きさの枠が表示される。この矩形枠はマウス8bを
動かすことによって、画面上の任意の位置に移動させる
ことができる。
【0064】そして、マウス8bの左ボタンを押すと枠
が固定され、コンソールディスプレイ2bのメニュー画
面が図22(a)のように変わる。さらに、メニュー画
面にて「指定を続ける」を選択すると、再び対物レンズ
の倍率を選択し、圧縮の程度を選択して、ビデオディス
プレイ3b上の矩形の枠を動かし、観察位置を指定す
る。そして、「取り込み実行」を指定すると観察側端末
装置101は待ち状態になる。
【0065】次に、ステップS108乃至S110で
は、依頼側端末装置100において、指定された位置へ
のステージ移動、指定倍率の変更、ピント、絞りの調節
を行い、ステップS111では、画像の取り込み、圧
縮、保存を行う。続いて、ステップS112では、全て
の画像について、上記S108〜S111の動作を行っ
たか否かを判定し、終了する場合にはS113に進む。
【0066】このステップS113では、こうして指定
された部位の画像を全て取り込み終わると、その画像フ
ァイルを自動的に観察側端末装置101に送信する。こ
の時、メニュー画面の状態表示領域には、「ファイル送
信中」のメッセージが表示される。
【0067】次に、ステップS128では、観察側端末
装置101において、依頼側端末装置100から送られ
てくる画像ファイルを受信し保存した後、S129に進
む。このステップS129では、観察側端末装置101
において、受信が終了すると、図22(d)に示すよう
なメニュー画面になるので、「TVモニタへ」を選択
し、マウスポインターをビデオディスプレイ3bに表示
し、先程の指定位置の枠上で左ボタンをクリックする
と、先に送られてきた該当部分の子画像が表示される。
更に、高倍率の観察を進めても良く、あるいは親画像に
戻って新たに観察位置を指定することもできる。
【0068】次に、ステップS130では、観察側端末
装置101において、注目する子画像が他にある場合に
は上記S124に戻り、子画像の観察を全て終了する場
合には図22(d)に示すようなメニュー画面において
「終了」を選択し、観察側端末装置101の動作を終了
する。
【0069】そして、ステップS114では、依頼側端
末装置100において、観察側端末装置101の操作に
従って、メニュー画面が選択され、画像表示が行われ、
S115に進む。
【0070】このステップS115,116では、子画
像の観察をした後、「終了」を選択すると、その情報は
通信回線102を通して依頼側端末装置100に伝えら
れ、それぞれが通信回線の切断及び解放処理を行い、こ
うして依頼側端末装置100の動作を全て終了する。
【0071】以上詳述したように、本発明では、標本全
体像をブロック分割して顕微鏡観察し、さらに、コンソ
ールディスプレイに観察する標本の全体像のブロック分
割の様子を幾何学的に相似形にブロックの対応領域表示
を設けた。
【0072】そして、標本全体像を用いて弱拡大顕微鏡
観察を行う際に、各標本ブロックについて観察の対象と
するか否かの指示をする事を可能とし、標本全体像から
子画像の指定を行う際に、コンソールディスプレイ上の
ブロックマップ指定と全体像上のブロック指定のいずれ
も可能とした。
【0073】さらに、依頼側に於いて初期観察画像とし
て標本全体像及び標本全域の弱拡大顕微鏡画像をまとめ
て入力し、これを一括伝送し、観察側に於いてこれらの
画像を順次観察し、しかる後に、観察側操作者が注目画
像を拡大観察することを可能とした。
【0074】そして、依頼側端末、観察側端末の双方に
於いて、各ブロック画像の状態を自画像番号、親画像番
号、画像入力時の顕微鏡ステージ座標、観察倍率、画像
ファイルサイズ、状態フラグなどを記録した画像管理テ
ーブルにより管理し、その状態フラグに対応して画像ブ
ロックマップをコンソールディスプレイ上に色分け表示
する。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、静止画を扱いながら、
病理観察者の観察手段を定式化し、顕微鏡画像伝送シス
テムに組み込むことにより、観察者に対する観察作業を
支援することを可能とした顕微鏡静止画像伝送システム
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る顕微鏡静止画像伝送シ
ステムの構成を示す図である。
【図2】実施例の動作を示すフローチャートである。
【図3】実施例の動作を示すフローチャートである。
【図4】コンソールディスプレイ2a,2bに表示され
る各領域を含むメニュー画面を示す図である。
【図5】ビデオディスプレイ3a,3bに表示された観
察画像を示す図である。
【図6】マクロ撮影スタンド16側のX−Yステージの
構成を示す図である。
【図7】ビデオディスプレイ3a,3bに表示された観
察画像上に指定された観察領域を示す図である。
【図8】ビデオディスプレイ3a,3bに表示された観
察画像上に指定された観察領域をメッシュ状に分割した
様子を示す図である。
【図9】ビデオディスプレイ3a,3bに表示された観
察画像上に指定された観察領域のメッシュ状に分割され
たブロックの内、不要なものを指定する様子を示す図で
ある。
【図10】2倍拡大画像の様子を示す図である。
【図11】ビデオディスプレイ3a,3bに表示された
観察画像上に指定された観察領域のメッシュ状に分割さ
れたブロックの内、不要なものを削除した様子を示す図
である。
【図12】コンソールディスプレイ2a,2bのメニュ
ー画面を示す図である。
【図13】各画素ブロックの視野中心位置座標を管理す
る画像管理テーブルのフォーマットの一例を示す図であ
る。
【図14】依頼側端末、観察側端末装置の各ブロックの
状態とブロックの色及び状態フラグとの関係を示す図で
ある。
【図15】図13の画像管理テーブルを作成する際に付
与される画像番号について説明するための図である。
【図16】依頼先の名称と電話番号を記録した通信先テ
ーブルのフォーマットの一例を示す図である。
【図17】コンソールディスプレイ2a,2bのメニュ
ー画面の表示例を示す図である。
【図18】コンソールディスプレイ2a,2bのメニュ
ー画面を表示例示す図である。
【図19】コンソールディスプレイ2a,2bのメニュ
ー画面を表示例示す図である。
【図20】(a)乃至(c)は、コンソールディスプレ
イ2a,2bのメニュー画面を表示例示す図である。
【図21】ビデオディスプレイ3a,3bにおいて指定
された矩形領域を示す図である。
【図22】(a)乃至(d)は、コンソールディスプレ
イ2a,2bのメニュー画面の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1a,1b…コントローラ、2a,2b…コンソールデ
ィスプレイ、3a,3b…ビデオディスプレイ、4a,
4b…フレームメモリ、5a,5b…画像圧縮伸長部、
6a,6b…画像記憶部、7…ステージ制御部、8a,
8b…ポインティング部、9,10…TVカメラ制御
部、11…TV信号切り替え器、12…TVカメラ、1
3…顕微鏡、14…電動ステージ、15…TVカメラ、
16…マクロ撮影スタンド、17a,17b…ISDN
通信部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−20449(JP,A) 特開 昭61−156214(JP,A) 特開 平5−111029(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 19/00 - 21/00 G02B 21/06 - 21/36 H04N 7/18

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 依頼側端末装置と観察側端末装置とを備
    えた顕微鏡静止画像伝送システムにおいて、 標本の顕微鏡観察を行う顕微鏡手段と、 上記標本を撮影して該標本の全体像を含む観察画像を得
    る撮影手段と、 上記撮影手段により得た観察画像を選択的に表示する第
    1の表示手段と、 上記撮影手段により得た観察画像の画像情報を取り込む
    第1のフレームメモリ手段と、 上記第1の表示手段に表示される標本の観察画像に対し
    て、所望とする領域に係る座標の指定、所望とする倍率
    の指定を行う第1の指定手段と、 上記第1の指定手段により指定された情報に基づいて、
    上記第1の表示手段に表示された観察画像上に重畳的に
    所定の矩形領域を示す指標を表示すると共に、上記座標
    の指定、倍率の指定に係る情報に基づいて、当該矩形領
    域を複数の更なる矩形領域に自動的に分割して示す指標
    を表示し、 更には、上記第1の指定手段で指定された情報、及び上
    記観察側端末装置にて指定された情報に基づいて、上記
    撮影手段及び上記顕微鏡手段の調整を自動的に行うよう
    に制御する第1の制御手段と、 上記第1の制御手段の制御に基づいて、上記観察側端末
    装置との間で所定の通信を行う第1の通信手段と、 を有する依頼側端末装置と、 上記依頼側端末装置側の上記第1の通信手段を介して送
    られた画像情報を取り込む第2のフレームメモリ手段
    と、 上記第2のフレームメモリ手段からの画像情報に係る観
    察画像、及び観察者の視野を示す矩形領域を示す指標を
    少なくとも表示する第2の表示手段と、 上記第2の表示手段により表示された標本の観察画像に
    対して所望とする領域の指定を少なくとも行う第2の指
    定手段と、 上記第2の指定手段により指定された情報を上記依頼側
    端末装置側に送信するように制御する第2の制御手段
    と、 上記第2の制御手段の制御に基づいて、依頼側端末装置
    との間で所定の通信を行う第2の通信手段と、 を有する観察側端末装置と、 を具備することを特徴とする顕微鏡静止画伝送システ
    ム。
  2. 【請求項2】 上記依頼側端末装置は、 上記第1のフレームメモリ手段に取り込まれた画像情報
    を圧縮し、或いは観察側端末装置から送られた圧縮され
    た画像情報を復元する第1の画像圧縮伸長手段と、 この圧縮された画像情報を保存する第1の画像記憶手段
    と、 を更に有し、 上記観察側端末装置は、 上記第2のフレームメモリ手段に取り込まれた画像情報
    を圧縮し、或いは依頼側端末装置から送られた圧縮され
    た画像情報を復元する第2の画像圧縮伸長手段と、 この圧縮された画像情報を保存する第2の画像記憶手段
    と、 を更に有する、 ことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡静止画伝送シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 上記画像情報の圧縮に係る圧縮率は、上
    記第1及び第2の指定手段の操作により変更自在である
    ことを更なる特徴とする請求項2に記載の顕微鏡静止画
    伝送システム。
  4. 【請求項4】 上記第1及び第2の指定手段により、上
    記分割された複数の更なる矩形領域のうちの一部を指定
    すると、 上記第1の制御手段は、この指定された矩形領域の一部
    を観察対象から除外するための制御を行う、 ことを更なる特徴とする請求項1に記載の顕微鏡静止画
    伝送システム。
  5. 【請求項5】 上記所定の矩形領域に係る座標情報、該
    矩形領域を分割した複数の更なる矩形領域に係る座標情
    報、倍率情報、画像取り込み情報を管理する管理手段を
    更に有し、該画像取り込み情報は所定の状態フラグによ
    り管理されていることを更なる特徴とする請求項1に記
    載の顕微鏡静止画伝送システム。
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