JPH0622056Y2 - プレファブルームの窓構造 - Google Patents

プレファブルームの窓構造

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JPH0622056Y2
JPH0622056Y2 JP667188U JP667188U JPH0622056Y2 JP H0622056 Y2 JPH0622056 Y2 JP H0622056Y2 JP 667188 U JP667188 U JP 667188U JP 667188 U JP667188 U JP 667188U JP H0622056 Y2 JPH0622056 Y2 JP H0622056Y2
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wall panel
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憲一郎 青山
智 仲戸川
浩介 武井
浩 河村
由美 藤田
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東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は窓付の壁がある屋内空間にプレファブルームを
構築する際、中から外を見ることができるようにプレフ
ァブルーム側に設けられる窓の構造に関する。
(従来の技術) プレファブ方式、即ち、予め工場等で製作しておいたパ
ネル物やユニット類を現場に搬入して組立る仕方で構築
される部屋状構造物としてのプレファブルームは、これ
を建物の屋内に設ける場合、一般には、屋内の空間に更
に壁パネルを建並べて目的とする部屋空間を画成するよ
うにしている。
そして、屋内空間を画成する壁体に窓が付いている場
合、対応する窓を設けた壁パネルを用意し、これを壁体
に臨ませて建付けることにより窓同士を重ならせ、以っ
て、壁パネルの手前つまり部屋の中から、例えば、屋外
や隣のフロア或いは廊下等、壁体の向こう側を見ること
が出来るようにすることがある。
そうした場合、従来は、壁体側の窓の周縁(即ち、窓枠
無の開口であればその輪郭線、また窓枠付の場合であれ
ば窓枠自体)と、壁パネル側の窓の周縁とを、互いに同
一形状とし、更に、壁パネル側の窓を、その周縁間際ま
で透視可能な構成として、少しでも外を見せようとして
いた。
(考案が解決しようとする問題点) この為、両窓の周縁同士を正確に位置合せしておかない
と、壁パネル側の窓の視野内に、壁体側の窓の窓枠や壁
体の一部が非対称に入り込み、一寸した位置ズレが必要
以上に強調されることになり、この点、プレファブルー
ムの壁パネルは順次連設接合されていることから、窓の
付いたものだけを動かして済ます訳にもいかず、従っ
て、一連の壁パネルを最初から慎重に位置決めしていか
ざるを得ず、目地代との絡み等もあって、建付に手間取
る結果となっていた。
また、プレファブルームの引渡し後、例えば、地震その
他で窓同士の重なりに狂いが生じたような場合、大した
狂いでなくても、これをもろに晒け出す形となり、美観
上好ましくなかった。
本考案は斯かる従来のプレファブルームの窓構造におけ
る問題点を有効に解決すべく為されたもので、その目的
とする処は、多少の位置ズレであれば、これを吸収させ
て納まりを得ることができ、従って、壁パネルの建付に
手間取らず、また一寸した狂いで美観を損なうようなこ
ともないプレファブルームの窓構造を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決すべく本考案は、壁パネルの窓の外径
寸法を壁体の窓の外径寸法より大きく形成して壁パネル
の窓に壁体の窓の周縁部近傍を部屋空間内から見せなく
する非透視部を設けるようにした。
(作用) 上記手段によれば、壁パネル側の窓にわざと非透視部を
設け、これにより、壁体側の窓の周縁自体は勿論のこと
それに沿った窓内外の領域までをも含めて見せないよう
にしている為、両窓間に多少の位置ズレや重なり上の狂
いが生じても、室内からは見えない。
(実施例) 以下、本考案の実施例に付き、添付図面に基ずいて詳細
な説明を行なう。
先ず、第3図を参照して、本実施例に係る窓構造を備え
たプレファブルームの全体構成を説明しておく。
第3図はビルジング屋内に設けられたプレファブルーム
の天井部を除く要部破断概略斜視図である。
図中、Rはプレファブルームの全体を示す。プレファブ
ルームRは、所与の屋内空間Si中に構築された外形略
直方体形状の組立式部屋構造物1から成り、部屋構造物
1は、建物躯体の床Fb上に基礎枠2を敷き廻して隅柱
3…を立てると共に桁梁4…を渡して天井枠を組廻し、
これと基礎枠2との間に適宜な壁パネル5a〜5(以
降、総称的にはPwで表す)を建巡らすことにより部屋
側壁としての周壁Wsを形成し、更に天井枠より天井パ
ネルを吊設して付図示の天井を張り渡し、床Fbは防水
施工後タイル仕上となし、斯くして得た所要の部屋空間
Srを間仕切り用壁パネル6a,6bで左右のルームス
ペースS1,S2に区画し、夫々前面に出入口E1,E
2を設けて室外の往来に供した構成になっている。
そして、本実施例では、各スペースS1,S2を、夫
々、ドアDr付ブース7a,8aや仕切用ブース7b,
8bにより更に左右のサブスペースS1a,S1b及びS2
a,S2bに区分し、以って、サブスペースS1a,S2bに
夫々大便器9,9が着設された配管ユニット10,10
を備えて男子用大便所及び女子便所として利用し、また
S1bに小便器11付配管ユニット12及びこれと衝立1
3で離隔された洗面ユニット14を設けて男子用小便所
兼手洗場となし、残るS2aが洗面ユニット15を設置し
て女子用手洗場としている。尚、図中、Lは照明灯、M
は化粧鏡である。
以上の構成において、本実施例では、屋内空間Siを画
成する壁体Wbに設けられた外窓20に臨む位置に来る
壁パネル5bに外窓20と形状相似な内窓30を拵えて
おき、両者を重ならせて、男子用トイレS1の小便所側
S1aから、壁体Wbの向こう側、この場合、屋外Soを
見ることが出来るようにしている。
こゝで、第1図及び第2図を参照して、上記外窓20と
内窓30の構造を説明する。
第1図は窓構造を示す要部横断面図、第2図は内窓廻り
の正面図である。
本実施例の外窓20は、壁体Wbに形成された横幅X
o、高さYoの開口21に同じ外形寸法で各辺do幅のチ
ャンネル形窓枠22を嵌着固定し、これに透明な窓ガラ
ス23を嵌め込んだ構造のもので、透視領域23aが
(Xo−2do)x(Yo−2do)の長方形になってい
る。
一方、内窓30は、仕切ブース7b及び衝立13の各芯
線に両側縁が重なる位置(即ち、ロングサイズパネルで
あれば小便器11付配管ユニット12の後方乃至その上
方に亘り延在する平壁部となり、ショートサイズパネル
であれば同ユニット12の上方継壁部となる位置)に来
る壁パネル5bに横幅Xi、高さYiの開口31(但
し、Xi>Xo、Yi>Yoで、本実施例の場合、Xi
−Xo=Yi−Yo=2D′とする)を形成して、これ
に同外形寸法で各辺di幅(di<D′+do)のアングル形
窓枠32を嵌着固定し、その手前に矢張り同外形寸法の
窓ガラス33を当て込み、縁沿いに目地張り34を付け
た構成のもので、窓ガラス33の縁内沿いにわざとD幅
(D>D′+do)の帯状非透視部33aを設けて、透視
部33bを横幅Xv=Xi−2D、高さYv=Yi−2
Dの長方形領域に抑えている。尚、外窓用開口21と内
窓用開口31は、壁パネル5bの位置決めが正確であれ
ば、互いの中心O,O′が重なり合うように製作されて
いる。
従って、室内S1bから見たとき、上記非透視部33aの
背後に位置する外窓20の周縁部近傍、つまり、窓枠2
2自体とその外沿いD′幅及び内沿いD″幅(D″=D−
D′−do)の領域とから成るD幅の帯状領域20aが、
内窓30の視野から外れることになる。
この為、開口21,31同士の中心位置O,O′がズレ
ても、そのズレが上記帯状領域20aの窓枠内沿い部の
幅D″を越えなければ、外窓々枠22が内窓の視野に入
らず、換言すれば、D″幅の誤差吸収帯が存在すること
になって、壁パネル5bの建付誤差が吸収される。この
点、壁パネルPwは、相互に連結接合して建付けるの
で、一枚だけを位置調整する訳にいかず、従って、誤差
吸収帯の存在により建付作業が極めて楽になる。
また、プレファブルームRの引渡し後、例えば地震その
他の理由により、上記中心位置O,O′の重なりに多少
の狂いが生じても、人目に触れることがなく、美観を損
なわずに済む。
しかも、本実施例によれば、屋外So側から見た場合
に、内窓30の開口31内縁沿いD′+do幅の領域が、
外窓20の窓枠21及び壁帯Wbの背後に位置すること
になり、この点、内窓々枠31の幅diがdi<D′+doで
あることから、前記同様の事情により、D′+do−di幅
の誤差吸収帯を備えることになって、壁体Wbが建物一
階部分の外壁になっている場合や、廊下或いは他のフロ
アに面している場合であっても、窓開口21,31中心
位置O,O′のズレを余り気にする必要がない。
尚、本実施例では、上記非透視部33aを曇りガラスと
して採光上の便宜を図るが、こうした透光性のものでな
く、非透光性としても良く、例えば、透明ガラスに鏡面
処理を施して、ミラー効果を得る等の措置が好ましく、
要すれば、金属又は木質の素材で上品に覆うようにして
も良い。
(考案の効果) 以上の説明により明らかな如く、本考案によれば、窓付
の壁体で画成された屋内空間に壁パネルを建並べてプレ
ファブルームを構築する際、その室内から外を見ること
ができるように壁パネルに設けられる窓に付き、これに
わざと非透視部を設けて壁体側の窓の周縁部近傍を見せ
なくしているので、窓位置に多少のズレがあっても、こ
れを吸収して納まりを得ることができ、従って、壁パネ
ルの建付に手間取らず、また一寸した狂いで美観を損な
うようなこともない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例に係る窓構造及びこれが適用され
たプレファブルームに付き示したもので、第1図は窓構
造を示す要部横断面図、第2図は内窓廻りの正面図、第
3図はビルジング屋内に設けられたプレファブルームの
天井部を除く要部破断概略斜視図である。 尚、図中、1は部屋状構造物、5a〜5l及びPwは諸
種壁パネル及びその総称、20は外窓、20aはその周
縁領域、21は外窓用開口、22は窓枠、23は窓ガラ
ス、30は内窓、31は内窓用開口、32は窓枠、33
は窓ガラス、33aは非透視部、Dは非透視部の幅寸
法、Rはプレファブルーム、Siは屋内空間、Soは屋
外、Srは部屋空間、Wbは壁体、Wsは部屋側壁であ
る。
フロントページの続き (72)考案者 河村 浩 東京都港区虎ノ門1丁目1番28号 東陶機 器株式会社東京支社内 (72)考案者 藤田 由美 東京都港区虎ノ門1丁目1番28号 東陶機 器株式会社東京支社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋内空間の中に壁パネルを建並べて部屋空
    間を画成すると共に、上記屋内空間を形成する壁体に設
    けられた窓と上記壁パネルに設けられた窓とを重ならせ
    て、上記部屋空間内から上記壁体の外を見えるようにし
    たプレファブルームの窓構造において、 前記壁パネルの窓の外径寸法を前記壁体の窓の外径寸法
    より大きく形成して壁パネルの窓に前記壁体の窓の周縁
    部近傍を部屋空間内から見せなくする非透視部を設けた
    ことを特徴とするプレファブルームの窓構造。
  2. 【請求項2】前記非透視部を鏡面としたことを特徴とす
    る前記実用新案登録請求の範囲第1項に記載のプレファ
    ブルーム窓構造。
  3. 【請求項3】前記非透視部を透光性としたことを特徴と
    する前記実用新案登録請求の範囲第1項に記載のプレフ
    ァブルームの窓構造。
JP667188U 1988-01-22 1988-01-22 プレファブルームの窓構造 Expired - Lifetime JPH0622056Y2 (ja)

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JPH01112248U JPH01112248U (ja) 1989-07-28
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JPH01112248U (ja) 1989-07-28

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