JP2818711B2 - ユニット及びパネルの組合せ工法 - Google Patents
ユニット及びパネルの組合せ工法Info
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Description
組合せ工法に関し、特にユニット工法とパネル工法とを
効率よく組合せるためのユニット及びパネルの組み合わ
せ工法に関する。
から、予め工場において床や壁などのパネルを箱状に組
立て、それを建築現場に搬送し、予め準備した基礎上に
上下左右に組付けて据え付けるようにしたユニット工法
が採用されている。
に、図3に示すように、四面を壁パネル10で囲繞した
ルームユニット12を形成し、このルームユニット12
を連結していくようにしているため、左右に連結した状
態において内壁同士が重なってしまい、内壁が壁パネル
10の2倍の厚さになって無駄になり、しかも搬送上の
車載制限等によって大きさに制約の加わるルームユニッ
トの場合には壁パネル10の重複によって室内空間がよ
り狭められてしまうという問題があった。
種設備機器を設置する必要のある部屋空間をルームユニ
ットとして形成し、これにルームユニットを構成しない
床や壁などのパネルを組付けるユニット及びパネルの組
合せ工法を用いることによって、一枚の厚さの内壁で、
かつ広い室内空間を確保するようにしたものが知られて
いる。
びパネルの組合せ工法にあっては、一枚の厚さの内壁
で、かつ広い室内空間を確保することができるものの、
ルームユニットを構成する外壁パネルの端部に、ルーム
ユニットを構成しない外壁パネルの端部を当接させてル
ームユニット以外の外壁を形成しようとすると、パネル
の規格が統一されているために、壁の一部にパネルの規
格に適合しない半端な寸法の部分が生じ、この半端な寸
法の部分を埋めるためには規格外の特殊寸法の外壁パネ
ルが必要となり、生産効率上好ましくない上に、コスト
高になるという問題があった。
の内法を基準に規格が設定されているため、外壁パネル
と同様に考えると、逆にパネルの規格に適合しない半端
な部分が生じてしまうという問題があった。
されたもので、その目的は、一枚の厚さの内壁で、かつ
広い室内空間を確保でき、しかも特殊寸法のパネルを必
要としないユニット及びパネルの組み合わせ工法を提供
することにある。
に、本発明のユニット及びパネルの組合せ工法は、建物
角部のルームユニット設置領域を残して床パネルを敷設
する工程と、ユニット床パネルを接合して形成した前記
ルームユニット設置領域のユニット床部の直交する2辺
上に立設したユニット外壁パネルと、前記ユニット床部
の他の直交する2辺上に立設したユニット内壁パネルと
を有し、前記ユニット外壁パネルと前記ユニット内壁パ
ネルとの接合部は、前記ユニット内壁パネルの端面厚さ
方向芯位置に前記ユニット外壁パネルの端面を位置させ
て接合され、前記ユニット内壁パネルの端面厚さ方向半
分と前記ユニット外壁パネルの端面全体とが露出した状
態とされ、前記ユニット内壁パネル同士の接合部は、一
方のユニット内壁パネルの端面を他方のユニット内壁パ
ネルの表面縁部に当接させて接合されて予め形成された
ルームユニットを、前記建物角部のルームユニット設置
領域に、ユニット外壁パネルを外側に位置させて設置す
る工程と、前記建物角部に設置されたルームユニットの
ユニット外壁パネルから建物外周に沿って外壁パネルを
立設し、前記ユニット外壁パネルとの接合部では、前記
外壁パネルの端面を、前記露出状態とされたユニット内
壁パネルの端面厚さ方向芯位置で前記ユニット外壁パネ
ルの端面と当接させて接合する工程と、前記外壁パネル
及びユニット内壁パネルで囲まれた領域内に内壁パネル
を立設し、前記ユニット内壁パネルと前記内壁パネルと
の接合部では、ユニット内壁パネルに内壁パネルの端部
を接合する工程と、を含むことを特徴とする。
ムユニット設置領域を残して床パネルを敷設し、このル
ームユニット設置領域にルームユニットを設置し、さら
に建物の角部に配設されたルームユニットのユニット外
壁パネルとルームユニットを構成しない外壁パネルとを
ユニット内壁パネルの厚さ方向芯位置で接合し、ユニッ
ト内壁パネルとルームユニットを構成しない内壁パネル
とをユニット内壁パネル表面位置で接合することによ
り、特殊寸法のパネルを必要とすることなく、ルームユ
ニットとそれを構成しないパネルとの組合せを可能とす
ることができる。しかもユニット内壁パネルをルームユ
ニット側室内とそれに隣接する室内側との共有にし、一
枚の内壁パネルの厚さで内壁を構成し、パネルの無駄を
なくして、室内空間を広く確保することが可能となる。
を参照して詳細に説明する。
ユニット及びパネルの組み合わせ工法により形成した建
物の構成を示す図である。
ームユニット20と、ルームユニット20を構成しない
床パネル22や外壁パネル24及び内壁パネル26等を
組合せて建物を構築するユニット工法とパネル工法を組
合せた工法を採用している。
ット床パネル(以下単に床パネルと称す)28の周囲に
ユニット外壁パネル(以下単に外壁パネルと称す)30
及びユニット内壁パネル(以下単に内壁パネルと称す)
32を取付け、その各壁パネル30,32にて形成され
る壁の上部に天井(図示せず)を取付けて箱形に形成し
てあり、内部には各ルームユニットに合せて図示しない
流し台,洗面台,便器あるいはユニットバス等の各設備
が配設されている。
20の外壁パネル30同士の接合は、一方の外壁パネル
の端面における厚さ方向芯位置に、他方の外壁パネル3
0の端面を位置させて接合固定し、前記他方の外壁パネ
ル30の端面には前記一方の外壁パネル30の芯位置よ
り表面までの厚さに相当する結合材34を取付け固定す
るようにしている。
における外壁パネル30と内壁パネル32との接合は、
内壁パネル32の端面に対し外壁パネル30の端面を直
交させると共に、外壁パネル30の端面位置を内壁パネ
ル32の厚さ方向芯位置に位置決めして固定し、外壁パ
ネル30の端面全体及び内壁パネル32の端面半分を露
出させた状態で接合するようにしている。
ナー部における内壁パネル32同士の接合は、一方の内
壁パネル32の端面を他方の内壁パネル32の表面端縁
部に当接させ、一方の内壁パネル32の表面と他方の内
壁パネル32の端面とが一致する状態で接合するように
している。
ユニット20に対し、ルームユニット20を構成しない
外壁パネル24を接合する場合には、ルームユニット2
0を構成する外壁パネル30の露出したコーナー部端面
にルームユニット20を構成しない外壁パネル24の端
面を当接させ、これらルームユニット20を構成しない
外壁パネル24とルームユニット20の外壁パネル30
とをルームユニット20の内壁パネル32の厚さ方向芯
位置で接合するようにしている。
2とルームユニット20を構成しない内壁パネル26と
を接合する場合には、ルームユニット20の内壁パネル
32の表面位置あるいはこの内壁パネル32の表面位置
と同位置に設定されたルームユニットのコーナー部にお
ける内壁パネル32の端面に、ルームユニット20を構
成しない内壁パネル26の端面を当接させることによ
り、内壁パネル26をルームユニット20の内壁パネル
32の表面位置で接合するようにしている。
する。
ルームユニット20以外の床パネル22、外壁パネル2
4,内壁パネル26等を形成して、建築現場に搬入す
る。
ボルト等を埋込んだ基礎36を形成しておく。
20を構成しない床パネル22を敷き込んで床部を形成
する。この場合、床部のルームユニット20設置部分を
残して床パネル22を敷き込む。
ルームユニット20設置部分に設置する。
ムユニット20に対し、ルームユニット20を構成しな
い外壁パネル24や内壁パネル26を接合して、ルーム
ユニット20を構成しない壁部を形成する。
い外壁パネル24と隣接するルームユニット20の外壁
パネル30の隣接端は、ルームユニット20の内壁パネ
ル30の厚さ方向芯位置に固定され、その結果ルームユ
ニット20を構成しない外壁パネル24とルームユニッ
ト20の外壁パネル30とがルームユニット20の内壁
パネル32の芯位置で接合されることとなり、そのため
ルームユニット20の内壁パネル32をルームユニット
20で形成される室内とルームユニット20以外のパネ
ルにて形成される室内との兼用にすることができ、それ
だけ双方の室内空間を広く確保することができることと
なる。
ニットの内壁パネル32の芯位置で接合し、かつ内壁パ
ネル32及び26をルームユニット20の内壁パネル3
2の表面位置で接合することとしたため、所定の規格寸
法の壁パネルのみを用いて建物を形成することができ、
特殊寸法の壁パネルを用いる場合に比し、生産効率を高
め、生産コストを低く抑えることができることとなる。
は、建物角部のルームユニット設置領域を残して床パネ
ルを敷設し、このルームユニット設置領域にルームユニ
ットを設置し、さらに建物の角部に配設されたルームユ
ニットのユニット外壁パネルとルームユニットを構成し
ない外壁パネルとをユニット内壁パネルの厚さ方向芯位
置で接合し、ユニット内壁パネルとルームユニットを構
成しない内壁パネルとをユニット内壁パネル表面位置で
接合することにより、特殊寸法のパネルを必要とするこ
となく、ルームユニットとそれを構成しないパネルとの
組合せができるという効果がある。
ット側室内とそれに隣接する室内側との共有にし、一枚
の内壁パネルの厚さで内壁を構成し、パネルの無駄をな
くして、室内空間を広く確保することができるという効
果がある。
る。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 建物角部のルームユニット設置領域を残
して床パネルを敷設する工程と、 ユニット床パネルを接合して形成した前記ルームユニッ
ト設置領域のユニット床部の直交する2辺上に立設した
ユニット外壁パネルと、前記ユニット床部の他の直交す
る2辺上に立設したユニット内壁パネルとを有し、前記
ユニット外壁パネルと前記ユニット内壁パネルとの接合
部は、前記ユニット内壁パネルの端面厚さ方向芯位置に
前記ユニット外壁パネルの端面を位置させて接合され、
前記ユニット内壁パネルの端面厚さ方向半分と前記ユニ
ット外壁パネルの端面全体とが露出した状態とされ、前
記ユニット内壁パネル同士の接合部は、一方のユニット
内壁パネルの端面を他方のユニット内壁パネルの表面縁
部に当接させて接合されて予め形成されたルームユニッ
トを、前記建物角部のルームユニット設置領域に、ユニ
ット外壁パネルを外側に位置させて設置する工程と、 前記建物角部に設置されたルームユニットのユニット外
壁パネルから建物外周に沿って外壁パネルを立設し、前
記ユニット外壁パネルとの接合部では、前記外壁パネル
の端面を、前記露出状態とされたユニット内壁パネルの
端面厚さ方向芯位置で前記ユニット外壁パネルの端面と
当接させて接合する工程と、 前記外壁パネル及びユニット内壁パネルで囲まれた領域
内に内壁パネルを立設し、前記ユニット内壁パネルと前
記内壁パネルとの接合部では、ユニット内壁パネルに内
壁パネルの端部を接合する工程と、 を含むことを特徴とするユニット及びパネルの組合せ工
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4034466A JP2818711B2 (ja) | 1992-01-23 | 1992-01-23 | ユニット及びパネルの組合せ工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4034466A JP2818711B2 (ja) | 1992-01-23 | 1992-01-23 | ユニット及びパネルの組合せ工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05202566A JPH05202566A (ja) | 1993-08-10 |
JP2818711B2 true JP2818711B2 (ja) | 1998-10-30 |
Family
ID=12415029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4034466A Expired - Fee Related JP2818711B2 (ja) | 1992-01-23 | 1992-01-23 | ユニット及びパネルの組合せ工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2818711B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0627612B2 (ja) * | 1987-04-13 | 1994-04-13 | 三洋電機株式会社 | 組立式断熱箱体 |
JP2758450B2 (ja) * | 1989-08-17 | 1998-05-28 | ミサワホーム株式会社 | 石膏ボード貼パネルのコーナー部構造および石膏ボード貼パネル |
JP2922576B2 (ja) * | 1990-05-09 | 1999-07-26 | ミサワホーム株式会社 | 石膏ボードおよび石膏ボード貼りパネルの接合構造 |
-
1992
- 1992-01-23 JP JP4034466A patent/JP2818711B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05202566A (ja) | 1993-08-10 |
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